
0:サイト内検索
2:QRコード
5:入会のご案内
本会へのご入会手続きは
(公財)日本野鳥の会で承ります。入会に関する分かりやすいご案内情報があり、インターネット上からオンライン入会もできます。あわせて、当サイトでは詳しいご説明をしています。
7:会員のサイト
本会会員のウェブサイト(自薦乞)
8:交通センター
バス・列車時刻表リンク
b:Thanks!
下記サイト・個人の素材、コード使用に感謝いたします。
The material or the code is used with many thanks.
c:参考資料
便利な各種参考資料
f:識別基本図書
本会おすすめ野外観察図鑑
g:リンク用バナー
リンクの際お使いください

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たかの目 |
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[行事のご案内] |
たかの目
亜種カラノスリ

撮影:岡部海都\観察サイト 2025年02月 id:102_2025_02
(掲載:03-10)

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What's New(ワッツ・ニュー)は当サイト内外の新着情報“あれこれ”を速攻でお知らせします。
注[行事のご案内]、[行事の終了]、[お知らせ]などトピックの一部は、更新によるメニュー移動のため閲覧できなくなります。移動先の[行事過去録]、[お知らせ アーカイブ] [What's New]履歴よりご覧ください。
[会員専用]メニューは、アカウントを取得のうえ、ご利用ください。

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[行事のご案内] |
[行事のご案内]
「行事のご案内」は、日本野鳥の会筑豊支部(本会@福岡県)が主催(または大きく関与)する月間行事のご案内・ご報告のページです。主に探鳥会・観察会の結果・予定をお知らせていします。

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[行事のご案内] |
お知らせ
本会や当サイトとして、特に目を通していただきたいお知らせ、緊急情報、注目情報などをご紹介しています。(以前の「お知らせ」は
ページに保存しています。)
注目情報
- 2024年度年間行事
- 探鳥会・観察会における今後のコロナ対策(23322)
- 観察サイト\鳥信記 2025
- 「危険なメール」ではありません
- 「2025年度年間行事」各専門部、関係者は、担当行事の校正をお願いします。
本会から
野鳥の救護・保護について
- ケガしたり弱った野鳥を保護したけど、この後どうしたら?
- ヒナの近くには親がいます。ヒナを拾わないで!!
野鳥の種名お問い合わせ(識別依頼)について

本会に、庭や野外で見かけた野鳥の名前が知りたいとのお問い合わせをいただきます。
これまで、会員だけでなく外部からのお問い合わせにもお応えをしておりましたが、今後、次の理由により、回答は筑豊支部会員に限定させていただきます。
- 調査および回答の作業に時間や手間がかかり、極めて負担大であること
- 予断によりすでに和名を断定しておられる写真等で、同意のみが欲しい“質問”があること
- 質問者の判断に否定的に応じた際、トラブルに発展する場合があること
- しばしば観察場所等データの一部を隠してのお問い合わせがあり、本会の観察情報開示要請に反していること
本会会員でない外部の方には、下記団体をご案内します。
-
(公財)日本野鳥の会
「お問い合わせ」 shitsumon@wbsj.org
野鳥の会の本部団体です。野鳥や自然の保護と啓蒙活動を行っています。繁忙のため、迅速な回答が得られないことがあります。 -
(公財)山階鳥類研究所
bird@yamashina.or.jp
野鳥の研究専門の機関です。質問に応えることは本来の業務外ですので、回答には時間がかかるようです。
野鳥の会では、観察により得られた特徴から野鳥の種名を判定することを識別(しきべつ)と呼んでいます。識別は、本来、野外で野鳥を観察しながら行うものです。しかしながら、観察記述や写真・録音などの間接的資料を元に判断するとすれば、情報量も少なくなるため多くの場合かなり困難であり、手数がかかることとなります。
このような状況を改善するため、本会では、2015年1月、識別検討委員会(名前教えて委員会)が発足しました。(以下、委員会)
委員会の役割は、会員からの識別依頼にお応えし、また本会に蓄えられた観察記録を再検証のうえより正確な記録とするための作業等を行うことです。また、右の過程を詳細に公表することで、識別に関する研究や学習の機会を提供する役割も兼ね備えています。
委員会のメンバーは、本会会員のうち、識別に関心を持つ方や高い識別能力のある方等を中心に構成されます。
本会「ご意見相談室」では、識別のご相談も承っております。お問い合わせへの回答が比較的早く得られます。
筑豊支部会員の方は、下記要領を参考にinfo@yacho.orgまでお問い合わせください。
識別に関するご質問(本会会員限定)をお寄せいただくときは、下記の項目を参考に、野外現場において知り得たことだけを忠実に記すようにしてください。写真、動画、録音、スケッチ等があるときは、もれなく一緒にご提供ください。もし観察年月日、観察場所、観察者名(実名フルネーム)、連絡先等の一部でも欠けているときは、ご要望にお応えできないことがあります。なお、ご提供の記録は本会会報「野鳥だより・筑豊」、ウェブサイト[くまたか/識別検討委員会]のページ等で、特に断りなく公表されることがあります。
- 特徴:観察した個体の特徴を観察したまま詳細に記す(推測はしない)
- 資料:撮影(ブレ・ボケ含む)、録音ほかの資料がある場合は、すべて提示すること
- 観察日:年月日とおおよその観察時刻も
- 観察場所:地名・周囲の環境等を極めて詳細に(分かる場合は3次メッシュコード
まで)
- 観察者名:実名フルネーム(姓のみや匿名、ハンドルなど実名でない場合のご質問にはお答えできません)
- その他:添付資料の説明や分かる時は同時に観察した種、上記項目以外のこと
報告例
- 特徴:前後に首を振りながら溜池で泳いでいた。大きさはおおむねハトくらい。身体は全体に黒っぽく、側面に横一文字で破線状の白い班がある。くちばしは先の部分が黄色く、額まで鮮やかな赤。尾羽根裏側によく目立つタテに白い模様が二つある。警戒心が強いようで人を見かけるとヨシの間に隠れる。
- 観察日:2014年8月10日15時頃
- 観察場所:宮若市小牧・溜池(3次メッシュコード:5030-55-65)
- 観察者:野鳥翔一
- その他:他にカイツブリ、オオヨシキリがいました。観察のみで写真等の記録はありません。
注:上記報告例は、実際の報告ではありません。
(サイト管理者 2014-12-13 > 2015-02-06 > 2019-08-08)
「危険なメール」ではありません/情報部24610
情報部・有働孝士

本会からGoogle社のGmail(ジーメール)ユーザーに届くメールに、「このメールにはご注意ください」というたいへん迷惑なメッセージ(上記)が挿入されはじめています。
本会からのメールは安全なメールです。危険なメールではありません。
上記メッセージ最下行の「危険メールとして報告」と「問題ない」という二つの選択肢が示されますが、「問題ない」をクリック(タップ)するか無視してください。
危険メールとの判断がされる場合は、自動で迷惑メールフォルダに放り込まれる可能性もあります。時々、迷惑メールフォルダも確認するようにしてください。
Gmailでは、最近、成りすまし対策を強化し、ある条件に一致する差し出し人のメールには、上記メッセージを自動で挿入しているようです。
どうも本会のメールサーバー(メール発信元)の身元証明が不確かなせいと言うことらしいですが、yacho.orgという名称を管理するDNSというサーバーでもやはり確定作業が必要のようで、素人にはかなり敷居の高い操作になります。
本会のGmailアドレスは使用料を支払う有料の客のはずですが、無実の客にこんな無礼な仕打ちとは。いつもながら無神経なやりすぎに迷惑しています。Google社のサービスは便利でも、しばしばお節介がすぎるところがあってなかなか面倒です。腹立たしい仕打ちですので簡単に乗り換えができるものなら、Googleなどお払い箱にしたいものですが。
(2024-06-10掲載)
名無しメールはお断り/情報部24521
情報部・有働孝士
最近、しばしば差出人の名前が無い“怪しい”メールが、情報部・編集部に届きます。
メールに差出人の名前(署名とも言います)を記すのは最低限度のマナーであり、必須です。
たぶん、メールを書く時うっかり忘れてしまわれたかもしれません。だとしても、今どき名無しメールは異様であり、その都度、本名を調査しなければならず、セキュリティ上の警戒心を呼び起こし、個人的には非常に不快です。ちなみに、本サイト info@yacho.org の受信者は、会社・ショップのカスタマー・サービスなどではなく個人・有働孝士です。
“署名”はフルネーム(姓名)でお願いします。
たとえば、鈴木一郎さんのメールで、ただ「鈴木です」などと姓だけのメールも多数あります。姓だけで十分、オレのことは知ってて当然の“オレオレ”メールです。しかし姓からフルネームを割り出すためには、メールアドレスから本名の文字を調べ、返信や記事には間違いなく記す必要があります。姓には異体字(冨、、廣など)が多いので、特に注意しなければなりません。
投稿の場合は、サイトのページに必ずフルネームを掲載しています。この時、少しでも文字を間違うと、かなり厳しいクレームを頂戴しますが、人様のお名前ですからこれは当然です。とはいえ、名無しメールや姓だけの“オレオレ”メールで出稿しながらのご指摘では、ちょっと不公平と言うものです。
どのメールソフトにも、自動で名前など必要事項をメール本文末に挿入・追記してくれる便利サービスがあります。
サイトに詳しい設定法の説明があります。
その都度、本文末に署名を追記するのは面倒ですし、つい忘れて“名無しメール”を送信してしまうかもしれません。この自動挿入による[署名]設定はもはや必須です。ぜひ利用しましょう。メールにおける常識であり初歩の初歩です。
(2024-05-20掲載)
中間市・中島を鳥獣保護区に/23-08-31掲載
「観察サイト\鳥信記」パンク寸前/情報部 (23-06-02掲載)
情報部・有働孝士
お願い
「観察サイト\鳥信記」ご投稿へのお願いです。
- 観察記録は野鳥に限ること:コウノトリの足輪付きは放鳥なので野鳥ではありません。またジュウシマツ、インコなどは飼い鳥が逸出した疑いが濃く、野鳥の条件である自然分布すなわち「自生」(野外において自然状態で孵化)後「自活」(人の手助けなしに暮らすこと)しているか、慎重に見極めてください。
-
観察記録投稿は月1回にまとめて:
毎月数件の投稿を除き、定期的なご投稿では、月1回にまとめてお願いします。
月の前期・後期と2回に分けるとかえって手数が増えます。 -
写真・動画・録音:1種1点に絞ってください。
写真・動画・録音掲載の目的は識別根拠、観察証拠の提示のためです。生態や写真展示を目的とした場所ではないのです。
また動画の場合、内容を吟味し、識別根拠、証拠提示としての必要や意味がある動画のみに限定のうえ、投稿してください。生態・展示がテーマの写真・動画は「観察サイト」には掲載できません。下記に記すメニューへ投稿してください。 -
生態記録や展示写真は他のメニューに:投稿してください。
生態記録や展示写真は「観察サイト\鳥信記」向きではありません。「ギャラリー」、「筑豊・京築」や「各地の情報」に掲載できる形にしてご投稿ください。こちらなら動画・写真の数には特に制限を設けておりません。右のように、マルチメディア投稿を拒否しているわけではありませんので、お間違いのないよう。 -
地名表記は正しく:観察地名表記では、「・」(中点)を活用します。
地名は固有の名称です。自分の思い込みによる誤記や過度の略記など、不正なデータが非常に多いので、校正の手間がたいへんです。確認のうえ正確を心がけてください。Googleマップなど地図サイトですぐに分かります。
「・」の左には市区町村名を記してください。
「・」の右側には、通称地域名、河川・湖沼・干潟、山地、道路、施設など、場所の補助情報を記します。実例:[市区町村名]・[場所情報]
「福岡県」および「(鞍手郡などの)郡名」等は省略します。
みやこ町・経読林道
北九州市小倉南区・曽根干潟
飯塚市庄司・笠城ダム公園
場所名(・の右)のみ記すのもやめましょう。 -
メッシュコード:観察サイト\鳥信記の主要目的は3次メッシュコード(8桁の数字)の収集です。
サイト等で調べることもできますが、面倒、調査法がわからないなどの場合は、観察地点を表す特徴(付近の施設名、交差点の名称、住所、河川・湖沼名など)を付記してください。
ご協力は任意とはいえ観察サイト\鳥信記の主要な目的です。ぜひともお願いします。
下記のウェブサイトや無料アプリを利用すればメッシュコードを取得できます。特にスマホ用のアプリをインストールしておけば、現在地のメッシュコードをリアルタイムで取得できますし、移動コースも地図上に残しておけます。- PC:3次メッシュコード地図
(無料)
- iPhone、iPad:GSI Map++(地理院地図++)
(無料)
- アンドロイド携帯、タブレット:野外調査地図
(無料)
- PC:3次メッシュコード地図
-
秘匿を含む観察記録は不受理:観察記録の4項目(年月日、観察種、場所、観察者名)および証拠物の一部でも秘匿(情報の文字や画像ほかのマルチメディアを「くまたか」画面に表示しない)希望の場合は、観察記録として不完全であり、記録としても利用できず無意味となりますので、送信しないでください。
「観察サイト\鳥信記」は会報や「くまたか」公表により記録を保存している以上、すべて公表が既定条件(デフォルト)です。メッシュコード秘匿希望の場合のみ3ヶ月以内の期間を限定して、特別に暗号化後公表します。期間経過後は自動的に平文化し公表となります。
または秘匿の必要な事情が消滅した時点で、秘匿のない投稿をご検討ください。
過去、秘匿については個別に対応していましたが、2023年9月以降は一律に以上の条件を適用とします。
誤操作ほかの事情により、秘匿情報の漏洩や公開があっても、「くまたか」担当及び関係者ならびに筑豊支部は一切の責任を負いません。また、本件に関する苦情は、電話・口頭では受受け付けません。(酒気帯びでない)冷静な状態でメールに記して送信してください。
観察サイト\鳥信記は、確かな記録で観察記録の4項目(なるべくメッシュコードも)を具備していれば、過去の記録も観察サイト\鳥信記に収録・掲載します。 -
条件付きご投稿の不受理:何らかの条件付きご投稿はお預かりできません。
○ヶ月後に掲載希望やある条件が成立したら掲載希望などと言った類の条件付き投稿は、受理できません。
その代わり、「くまたか」では、なるべくお待たせしない掲載となるよう努めています。
(2023-06-02掲載)
メッシュコードを範囲指定には使えない/23-04-05掲載
情報部・有働孝士
観察場所を特定する3次メッシュコード(以下メッシュコード)については、多くの方々にご協力いただき、本当にありがとうございます。
ただ、記録方法について誤解される方がおられますので、改めてご説明したいと思います。
結論から申し上げると、メッシュコードは、範囲指定には使えません。メッシュコードは、元々特定の1区域(メッシュ)を指し示すための仕組みです。
メッシュコードは理解しているという方は「◆メッシュコードの原則」以下をお読みください。
◆メッシュコードの概略
メッシュコードは、野鳥の観察場所を客観的に同定する方法として支部に導入しました。すでにJIS規格でも規定され、他支部でも採用するところが増えています。
国土地理院地図によるメッシュコード地図がありますので、見ていただければ一目瞭然ですが、言葉でも説明いたします。
日本全国を1辺約1km四方のマス目に区切って、このマス目に8ケタのコード番号を付したものが「3次メッシュコード」です。
これまでは観察場所を示す方法に地名が使われますが、地名が指示する具体的な場所は、人により異なることが多く、しばしば曖昧となります。メッシュコードは、具体的で明瞭です。コードには規則性があり、コードを見ればおおよその場所も特定可能です。
◆メッシュコードの原則
観察記録とは、年月日・場所・種名・観察者の4項目を記した記録です。この項目のうち、場所は従来の市区町村等の行政区名でも指示できますが、これにメッシュコードを加えることで完全になります。
メッシュコードの大切な原則の一つは、観察種と場所(メッシュコード)が1対1になっていなければならないことです。
◆間違った表記と正しい表記例
3次メッシュコードは8ケタの数字ですが、本会では先頭に@マークを付し、8ケタの中央に[-]を挿入して[@xxxx-xxxx]のような形で表現しています。本会のローカル・ルールです。
間違った表記例では、観察経路の道順にメッシュコードを連記することです。これでは野鳥の観察位置が分からなくなります。
間違い例:
@5030-3576、@5030-3586、@5030-3587:コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス
@5030-3576〜@5030-3587:ノスリ、ハシブトガラス、コゲラ、ツグミ
正しくは
@5030-3576:コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス
@5030-3586:シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、カルガモ
@5030-3587:ノスリ、シジュウカラ、コゲラ、ツグミ、カシラダカ
のように、メッシュコードごとに観察種を記録していただきたいのです。
◆野外現地でメッシュコードを同定する方法
スマホアプリ等(無料)を利用します。
- アンドロイド・スマホ:野外調査地図
- iPhone:GSI Map++(地理院地図++)
- タブレット、ノートPC:地理院地図
または、帰宅後パソコンで観察地点を地理院地図(メッシュコード版)により同定します。
(2023-04-05掲載)
[くまたか]ご投稿の方全員必読
ご意見相談室
※本文は、事務局からすでに差し上げたメール「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」配信のお願い」(2019-04-10)と同内容です。
日ごろ本会公式ウェブサイト「くまたか」 http://yacho.org/ にご支援・ご協力をいただきありがとうございます。
このたび「くまたか」は本年(2019年)4月で10周年を迎えることができました。多くの閲覧者、ご投稿のみなさまのお陰と深く感謝いたしております。
この10年間で「くまたか」は多くの問題に直面してきました。これらの難問を解決する中から、今の「くまたか」が形造られたとも言えるように思います。
解決の結果は、後々のためルールとして記録に残してきました。それが「ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)です。
しかしながら、「ご投稿の方へ」は長く無味乾燥であり、よほどの必要がない限り読み通すのは困難かもしれません。そこで、10周年を機に内容をなるべく短く要約した「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)を作成し、公開いたしました。必要に応じ、元となった「ご投稿の方へ」も参照しながらご理解くだされば幸いです。
みなさまの中には、「くまたか」など無縁だという方もおられますが、もしこの先、ご投稿・情報提供などで「くまたか」をご利用になることがあれば、改めて本コラムを思い出し、「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」をご一読ください。
また、決して「はじめて」ではない方も多くおられます。ここは初心に帰っていただき、改めて「くまたか」のルールをご確認のうえ、今後、原稿作りや情報提供の指針としてご活用いただきたくお願いいたします。
実際、「ご投稿の方へ」など見たこともないという会員の方も多いと思います。さらに、最近、ご投稿ビギナーの方もぼちぼち「くまたか」にお見えになります。また、開始後10年目にしてようやく「くまたか」の形も確かなものとなってきました。
以上の理由により「くまたか」投稿ルールへの喚起やご説明はむしろ急務となっておりました。
「くまたか」はこれまでと同様今後も「ご投稿の方へ」をご承知いただいたもとして運用させていただく所存です。
ご質問・疑問などあれば、どうぞ下記までご遠慮無くお問い合わせください。
事情により電話や口頭によるお問い合せには、対応いたしておりません。どうかあしからずご了承ください。
一部の方には「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」のリンクをメールにより重複してご案内しておりますがご容赦ください。
前置きが長く失礼いたしました。下記リンクを開いていただき、「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」をご確認いただきたくお願いいたします。
「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)
問い合わせ先: info@yacho.org ご意見相談室
(2019-04-10掲載)
「引用」はルールを厳守して
情報部・有働孝士
投稿原稿で、公表された他者の文や写真・画像・動画・録音物から自分の著作に「引用」するときは、次の6条件を厳守してください。以下著作権法より要約。
- 引用部分が自分の文と明瞭に区別されていること。
- 自分の文が主であり引用文を従としていること(文意および文章の量)。
- 引用の必然性があること。
- 出所(出典)が明示されていること(書名・出版社・出版年、タイトル、URL等詳細、具体的に)。
- 改変していないこと(文では段落の状態も保存)。
- フォント(デジタル活字)にも著作権があります。ポスター等でフォントを画像にして使用すると違法になるので注意しましょう。無料で自由に使えるフリーフォント
をおすすめします。
- 音声・動画・画像の引用は著作権者の許可が必要です(「くまたか」独自ルール)。
引用は決してお気軽なものではなく、それなりの覚悟が必要な法的に際どい行為です。著作権違反の判断は、引用した本人ではなく、当然ながら著作権者が行います。投稿前に客観的で的確なチェックが不可欠です。
もし違法状態とは知らないまま原稿が本サイトに掲載されると、世界に公開されたうえ違法行為の確かな証拠としてあたかも危険な不発弾のように残されます。支部や情報部には法的チェック能力はなく、責任もありません。とはいえ、当支部は多大な迷惑を被ることになります。
係争になったとき、非営利・公益性・ミニコミ等本サイトの性質は一切斟酌されず、投稿者がすべての責任を被ります。
著作権切れ著作物からの引用においても、上記6条件は厳守してください。本サイト独自ルールで、画像の引用は著作権者の明示的許可を必須とします。法令遵守(コンプライアンス)は本サイトの重要な基本方針の一つです。
本サイトは、投稿原稿に独自性・独創性(オリジナリティ)を求めます。ご自分のことばでご自分の考えを述べてください。引用は、そのご意見を支えあるいは反論のために必要な場合に限ります。
著作権法違反は、危険でもありますが、他の違法行為と同じく非常に恥ずかしい行いです。見栄を張るのはやめましょう。
万一、違法な内容が判明したときは、即座に削除となります。
(2020-09-01掲載)
植物識別基本図書\2016のすすめ
自然観察会や個人の植物観察では、必須となるのが参考図書です。とはいえ、入門者にとり参考図書、とりわけ基本図書の選択は難しく、先達のご推薦が待たれていました。本ウェブサイト[くまたか]では、多くのフィールド指導により実績のある広塚忠夫氏に依頼して、基本図書および補助参考図書を選んでいただき、会員のみなさんに推薦することとしました。
これらの本は、決して初心者向きの易しい内容ではありません。フィールドで実際に出会う植物でも実は同様、必ずしも初心者に易しいとは限りません。むしろ、はじめからしっかりした資料に接しておくことで、誤認を減らし、不明植物についても見当がつけやすくなります。また、本会の行事では、保護の立場から植物の採集、持ち帰りは禁止しており、目前の植物をその場のその時、識別を試みることが多いものです。
このような制約下においても、フィールドガイドとして頼りになる図鑑が厳選されています。まとめて買えば高額となりますが、一冊ずつ根気よく揃えていけば、いずれは本棚のみならず頭のなかにも立派なライブラリができあがることでしょう。野鳥の会独自の手法 ─ 採集によらない生きた観察、だからこそ可能な、識別の楽しみと発見の驚きに満ちた、美しい植物の世界があなたを待っています。
標準和名(以下和名)について注意すべき点を述べます。植物の分野は分類体系が複数存在することや何より和名を統一するような機構がないため、複数の別名が通用しており混乱しています。野鳥のように和名が統一されていないのは困ったことです。そのため本会では、YList(APG体系)に準拠した和名を採用しています。また本会が福岡県内で記録した植物のリストHListも一覧できますので参考にしてください。ご報告・ご投稿の際は、和名にはじゅうぶんご注意ください。複数の別名で迷うときは、学名をより所にAPG体系の和名を特定されるとよいでしょう。
(サイト担当:有働孝士 2016-05-24 > 2022-07-05)
植物識別基本図書/2016
(書題/著者、発行所、初版発行年、価格/解説)
補助参考図書/2016
参考:野鳥識別基本図書のすすめ
(2016-05-24掲載)
野鳥識別基本図書\2014のすすめ
広塚忠夫・有働孝士
初心者にとって巧みな手引きとなり、中級者にとってはさらなる高みへの案内図となり、円滑なコミュニケーションのツールとなるのは、やはり誰でも入手容易な“基本の本”です。
本会では、識別学習や参照の基本となる“野鳥識別基本図書”三冊を厳選し、基本図書決定版として推薦します。この三冊は、今後、識別検討委員会(本会)でも参照本として重用し、また広く本会において共通の参照指標となるものです。野鳥観察を趣味として永く続けたいと思われる方に、自信をもって“野鳥識別基本図書”をおすすめします。
野鳥識別基本図書/2014
(書題/著者、発行所、初版発行年、税込価格/解説)
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フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂新版
高野伸二ほか (公財)日本野鳥の会、2015年、3,888円
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野外識別用に特化した“フィールドガイド形式図鑑”決定版。日本産鳥類全種(および外来種)すべてに詳細かつ簡潔な説明を施すとともに全種イラストおよび分布図を網羅。イラストにはフィールドマーク(識別ポイント)に矢印が記され、特徴の把握が容易。野外での携行・使用を前提に編集、造本(新書版・ソフトカバー)されており観察家必携の図鑑。基本中の基本図書であり、識別を語るとき本書を抜きにすることはできない。
- 購入の際は本会にお申込みください。
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絵解きで野鳥が識別できる本
叶内拓哉、文一総合出版、2006年、2,592円
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野外では類似種の識別に迷うことが多い。本書では類似種の写真を並べて比較し、フローチャートにより解決に導くわかりやすい手法が便利。初心者には野外で要注意の類似種グループが把握でき、またその注意すべきフィールドマークを確認できる。ベテランにはこれまで困難であった類似種の識別に新しい手法が適用できる。本書により、すでに常識となった識別法も多い。
- 販売図書の例
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決定版 日本の野鳥650
真木広造・五百澤日丸・大西敏一、平凡社、2014年、4,320円
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新しい分類体系(日本鳥類目録改訂第7版)に準拠して編集され、美しく鮮明な写真と的確な解説により、イラスト図鑑とは違ったリアルな野鳥の姿を確認し、識別をサポートする。今後記録可能性のある種を加え700種以上、2200枚以上の写真を収載した識別図鑑。雌雄、年令、夏冬の羽衣、亜種など、詳細な差異を豊富な写真で紹介。和名、学名、英名、中国語名、韓国語名による「鳥名一覧」は、他の文献を調べる際に役立つ。
- 販売図書の例
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初心の方は、入門用の易しい本から始める方が良いとする意見がありますが、そうではありません。初めから本格的なフィールドガイド図鑑に接し、実際の観察を本と対照して確認する習慣は、見過ごされがちですがとても大切で基本的ことです。もし野鳥観察を永く続けたいと思われるなら、初心者にも迷わずここに推薦の図鑑をおすすめします。
しめて1万余円の買物です。一気に購入せず、ふところ具合と相談しながら一冊づつ入手することもできます。また、一部「販売図書の例」のリンク先に示しているように、最近ではインターネットで安価な古書が購入できます。お近くの図書館でも蔵書があるかもしれません。本会事務所にもこれら三冊を所蔵していますので、手にとって確認してください。
余談です。はじめ基本図書には本会が上梓した「筑豊の野鳥」が含まれていましたが、すでに在庫ゼロで絶版状態です。PDF版ならあるとはいえ、参照にはPCなどのデジタル端末が必須とあってはおすすめもできず、やむなく割愛されました。
引き続き「植物識別基本図書」の選定も予定しています。
参考:植物識別基本図書のすすめ
(2014-11-05)
お詫び:「くまたか」ご連絡へのご返信/有働孝士
編集部・情報部:有働孝士
日々、多くの会員様から、お問い合わせやご投稿をいただいております。おかげをもちまして、「くまたか」や会報にはたいへん豊かなコンテンツが満載です。会員のみなさまの行動力と知性に敬意を捧げ感謝いたします。
本来なら、そのメールやお手紙には、1件ずつ落手の確認と丁寧なお礼やご返答を差し上げるべきところです。しかしながら、これまでも失礼をいたしており、たいへん申し訳ありません。無礼だとご立腹の向きもあるかと思いますが、どうかご容赦ください。なにしろ、「くまたか」の更新や会報の編集を一人でこなしており、なかなか余裕がありません(ちなみに本会役員のみなさまはどなたも同じようにご多忙のようです)。
ご投稿の場合は「くまたか」や会報に掲載されたことをもってご確認(校正を含む)いただくよう、お願いをいたします。そのために、「くまたか」についてはなるべく素早い掲載を心がけており、会報では発行前に著者校正の機会を提供しております。また、お問い合わせについては、なるべく早めのご返信を心がけております。
以上、勝手を申し上げましたが、今後も本会メディアへのご贔屓をお願い申し上げます。なお、Eメールは非常に堅固で通信の信頼性は高く、私の長いメール歴でも不達事故はまだ経験がありません。正しい手順で正しいアドレスに送信すれば、まず間違いなく相手に着信しています。
最後にお願いです。まれに相手への敬意や礼節を欠いた心無いメールや手紙をくださる方がおられます。文をしたためる際は、酒気帯びでない素面の状態で、独りよがりではなく冷静な内容となるよう期待いたします。支部長以下役員は全員、善意の無給ボランティアです。会員と役員との関係に上下はなく対等です。
(2023-11-16掲載)
渉外情報
福岡県内の各支部例会予定
各会例会へのご参加は自由です。それぞれに異なった持ち味やフィールドの様子など、きっと興味深い経験となることでしょう。気軽に参加してみませんか。
※新型コロナウイルス禍による中止の行事にご注意ください。(2020-04-21)
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(全国各連携団体のウェブサイト、定例探鳥会予定が参照できます) |
日本野鳥の会(財団本部)ニュース
全国支部報情報\よその会報も読んでみよう
(公財)日本野鳥の会は、連携団体・支部から寄せられたPDF版の会報・支部報を本会を含め配信希望の団体に送信しています。
本会で受信した支部報を受信月ごとに区切って本欄に掲載し、希望の会員には個別に転送いたします。ご希望の誌名・発行年月・号を添えてinfo@yacho.orgまでご請求ください。
予約はできず、eメール送信は下記リスト掲載のものに限ります。
(一部の支部では、不特定の者に一律配布することを禁じているため、個人の配布希望に応じその都度送信します。)
2025年3月
- 【札幌支部】カッコウ2025年3・4月号455号
- 【鳥取県支部】銀杏羽2025年3-4月198号
- 【徳島県支部】野鳥徳島2025年3月_558号
- 【岡山県支部】野鳥おかやま2025年3月_267号
- 【大阪支部】むくどり通信287号2025年3月
- 【埼玉】しらこばと2025年3_4月号469号
- 【宮城県支部】雁2025年3月_330号
- 【滋賀】におのうみ2025年3月_80号
- 【軽井沢支部】野鳥軽井沢2025年4月号_504号
- 【奥多摩支部】多摩の鳥2025年3月号_282号
(2025-03-04掲載)

(公財)日本野鳥の会/締め切り05-06 12:00
【主催】(公財)日本野鳥の会
ヤマガラは日本では全国的に見ることができ、親しまれていますが、台湾にはとてもよく似た「タイワンヤマガラ」がすんでいます。日本野鳥の会では、台湾のeBirdチームと協働で、世界最大の野鳥観察データベース「eBird」を使ってヤマガラの仲間の観察情報を集めることを計画しています。
このセミナーでは、日本に先駆けて「eBird」を導入・活用している台湾のスコット・リン氏から、eBirdの台湾での利用状況や、観察対象種「ヤマガラ/タイワンヤマガラ」を調べる意義をお話しいただきます。また、「eBird」とその使い方についても、簡単にご紹介します。
(「ウェビナー「eBirdで日本と台湾のヤマガラを調べよう!」開催のご案内」」より一部転載)
(申し込みなど詳細は、(公財)日本野鳥の会のご案内記事から)
(2025-03-18掲載)
第10回遠賀川中島自然再生勉強会/01-29
第10回遠賀川中島自然再生勉強会
参加報告(広塚忠夫)
第10回遠賀川中島自然再生勉強会に本会支部から4人(梶原剛二・廣塚忠夫・牧野均・中村嘉一)が参加しました。当会議参加の主目的は、中島の鳥獣保護区の実現と自然ビオトープの認定化です。
しかし、会議内容は環境省・国交省・福岡県・九州大学・コンサルタント会社等の河川工学専門家を主体として、河川工学の視点から遠賀川再生の意見提起の会議であり、遠賀川水系から九州水系までの課題の意見交換会がなされた。
そうであったので、個人的には面食らって場違いな会議と思われました。しかし、終わりが近づき、やっと本会の梶原剛二支部長に意見が求めら、野鳥希少種が生息する中島の重要性を指摘され、更に、最後の最後に中村嘉一氏が積極的に挙手され遠賀川水系の個人史と野鳥記録について述べられ、更に、中島の環境保護の重要性を指摘された発言があり、参加した意義があったと評価しました。
プログラム
- 開催日時:2025年1月29日(水) 13:15〜16:45
- 開催場所:福岡県直方市溝堀1-1-1 遠賀川水辺館
- 主催:応用生態工学会福岡
- 共催:国土交通省九州地方整備局 遠賀川河川事務所
- 後援:九州地方環境事務所 福岡県
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勉強会:
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開会挨拶
- 九州大学大学院 教授 鬼倉徳雄
- 遠賀川河川事務所 技術副所長 山口広喜
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第1部:基調講演
ネイチャーポジティブと自然再生(九州地方環境事務所 所長 則久雅司)
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開会挨拶
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第2部:遠賀川の自然環境
- 遠賀川の貴重な自然環境(西日本技術開発株式会社 主任 井原高志)
- 中島自然再生協議会の活動報告(中島自然再生協議会 事務局長 岡山義昭)
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第3部:河川管理者の取り組み
- 遠賀川における河川環境保全の取り組み
- 福岡県の多自然川づくりの取り組み
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第4部:いい川について考える
- いい川とは?いい川づくりとは?
- 魚がいっぱいの川の横断形状とは
- 遠賀川のいいところ、わるいところ
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第5部:総合討論
遠賀川でネイチャーポジティブな川づくりを考える(座長:九州大学大学院 教授 鬼倉徳雄)
〜休憩〜
〜席配置変更〜
※筑豊支部出席者:梶原剛二・廣塚忠夫・牧野均・中村嘉一
会議の様子(中村嘉一撮影)

【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時重ね表示・ドラッグで移動可能、スペースまたは矢印キーで連続閲覧
(2025-02-06掲載)

議事報告(速報)/02-01三浦博嗣
報告・三浦博嗣
(園田正斉撮影)
- 日時:2025年2月1日(土) 13:00〜17:00
- 場所:久留米市市民活動サポートセンター「みんくる」6階セミナールーム1、2
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参加者(23名、以下敬称略):
財団本部(3名):対面参加(葉山政治常務理事)、リモート参加(箱田敦只普及室長代理、三浦岳史総務室担当)
運営協議会(20名):対面参加14名:(ブロック代表三浦博嗣、ブロック事務局川ア、筑後支部(松富士、野田、江口)、佐賀県支部(宮原)、長崎県支部(今里、寺島)、熊本県支部(田中、原口)、大分県支部(衛藤)、かごしま県支部(柳田)、筑豊支部(森永光直、園田正斉)
リモート参加8名:福岡支部(田村、津田)、北九州支部(前田)、大分県支部(谷上、林、後藤)、宮崎県支部(渡邊)、西表支部(衣斐)
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開会挨拶:九州・沖縄ブロック運営協議会代表・三浦博嗣(筑豊支部副支部長)
各支部及び財団本部の参加お礼と2025年度佐賀県支部のブロック大会実施のお礼
私たちを取り巻く環境変化に対し、支部間の協力等で自然環境の保全・保護を守りましょう。 - 財団本部・葉山常務理事挨拶:今年は九州・沖縄ブロック大会が佐賀県支部で開催されますが、各ブロックにおいても2024年度からブロック大会が徐々に開催され社会活動、経済活動も少しずつ戻りつつあります。
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議題
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財団からの報告事項(箱田普及室長代理)
テーマ:探鳥会リーダー育成のためのワーキンググループを設置します。各支部のブロック会議でリーダー不足が深刻化し、リーダー減少によるリーダーの負担増等でリスクマネジメントの低下を招いており、リーダーの適性を見つけて研修を行う仕組みづくりが必要となり、支部と財団が協力しワーキンググループを立ち上げることになりました。
探鳥会リーダー育成ワーキンググループ2025:目的は支部共通のリーダー育成の仕組みとカリキュラム案の策定をオンラインにて2025年2〜6月でリーダー育成に関心のある方で月1〜2回開催。 -
各ブロック支部からの活動報告:(福岡支部〜筑豊〜筑後〜北九州〜佐賀県〜長崎〜熊本〜大分〜宮崎〜かごしま〜西表)
- 各支部ともに、通常の活動に戻り、探鳥会や行事も順調に実施されている。
- 野鳥観察マナー問題:各支部共に苦慮しており、支部内での情報発信の在り方なども、行政と協力し立て看板などの設置など必要。
- 風力発電対策:昨年の九州・沖縄ブロック協議会の支部の大半がこの問題提議がありましたが、北九州支部から、曽根干潟及び響灘洋上風力発電問題や四浦半島風力発電などあった以外は出てこなかった。
- コウノトリ・コアジサシなどの保護活動やツルの分散化事業による越冬調査など活発に実施されているようであった
- 2024年度の会計報告:ブロック大会が実施される佐賀県支部に大会補助金として5万円を予備費より拠出。
- 次回ブロック大会:2026年度は大分県支部、2027年度は福岡支部に投げかけ。
- ブロック役員の任期と担当支部について再確認する(事務局)
- 九州・沖縄ブロック協議会、住所録の確認(2025年より筑豊支部のみ森永から園田に変更)。
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財団からの報告事項(箱田普及室長代理)
(2025-02-04掲載)

野鳥の会4支部との意見交換会/25-01-17
作成日2025.1.19
作成者 森永光直
(梶原剛二撮影)
- 日時:2025.1.17 13:30〜14:40
- 場所:福岡県庁・環境部会議室(福岡市博多区)
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出席者:
- 福岡県環境部自然環境課:西村(課長補佐)、中川(野生生物係係長)、下村(野生生物係)、金澤(自然公園係係長)、永田(環境影響審査係)
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日本野鳥の会:
- 福岡支部:田村副支部長、澤田事務局長
- 北九州支部:川ア支部長、三上研究部長
- 筑後支部:松富士支部長、高田普及部長
- 筑豊支部:梶原支部長、三浦副支部長、森永光直
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撮影圧による英彦山アカショウビンの営巣放棄について
提案項目:ここ数年連続して英彦山のアカショウビンの営巣放棄:1、国道(鷹ノ巣山トンネル付近)2,豊前坊高住神社上の屏風岩付近で営巣放棄となった。来年以降の県と野鳥の会対応について
提案内容:2024年もアカショウビンの営巣放棄が発生した。当会筑豊支部は、野鳥救済のケースでも、福岡県環境部自然環境課の指示により対応しているのが現実で、鳥獣保護法で野鳥の会には直接対応の権限はないと理解している。但し、密猟現場を現認した場合は、当会の鳥獣保護委員や県担当と協力して対応している。来年以降にアカショウビンの同様の事態が発生時は、有効な施策をお願いします。 -
中間市の中島を福岡県指定の鳥獣保護区又は自然ビオトープ実現に向けて
筑豊支部は、中島探鳥会(元旦)、中島野鳥生息・渡り自主調査、遠賀川中島再生協議会等の参加を通して、中島鳥獣保護区指定、自然ビオトープ実現を目指しています。2023年3月から2024年3月まで、第1月曜日「中島調査」を実施、さらに「くまたか\観察サイト」、個人の観察報告等から中島での観察を拾い上げ、また波多野邦彦様から珍種を含む貴重なリストのご提供をいただき、総種数:153種(2024-12-03)の観察リストを作成しました。昨年は、県環境部自然環境課の仲介により、中間市と環境保護団体等との意見交換会の場が設定できて、実現に向けた問題点が整理でき、なかんずくスズメ被害の対策が必要かと思われますので、県の対応策があれば教えて頂きたい。また、自然ビオトープ実現する方策についてもご教授願いたい。 -
野外ネコによる野鳥への加害防止対策について
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福岡県の服部知事は、県は2023年度の保健所などが保護した譲渡可能な犬猫について「殺処分ゼロ」達成を発表した。
施策は、県は飼い主情報のマイクロチップ装着・動物愛護団体と連携した譲渡促進、更には地域ネコの不妊・去勢費用の補助拡充で「殺処分ゼロ」達成。
地域ネコの不妊・去勢費用の補助拡充の具体的内容を教えて頂きたい。 -
2024-11-17、垣生公園(中間市)で、野外ネコ(公園ネコ)に餌やりの愛猫家のお二人さんと出会い情報を頂きました。「この公園には、ほぼ毎日来園し公園ネコに餌やりと保護観察を行っている。また、不妊去勢手術を自腹とカンパで行っている。公園ネコが最高時に200匹がいたが、対策で40匹まで減少していた。しかし、依然として続く捨て猫により現在は80匹が生存している。」
県として、捨て猫対策・不妊去勢費用の補助拡大など具体的な対策を教えて頂きたい。また、愛猫家と連携し餌やりの是非ついて意見交換し対策をすすめて頂きたい。
先の日本野鳥の会・連携団体全国総会に、筑豊支部から「野外ネコによる野鳥の加害について」を提案し、財団本部で全国的なアンケート調査内容と対応策を検討中です。今後、愛猫家のみなさんと協働して野鳥の加害についても、有効な対策が出来ればと思っています。
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福岡県の服部知事は、県は2023年度の保健所などが保護した譲渡可能な犬猫について「殺処分ゼロ」達成を発表した。
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九州自然歩道(英彦山コース)の英彦山山頂付近での英彦山神宮上宮修復工事により通行できない区間・期間について
英彦山上宮の登山通行禁止期間ではあるが、過去、連休等で通行可能日が指定された情報をお訊きしました。
通行可能日の広報は、どの担当からどの団体等に行われているか、教えて頂きたい。
また、山頂のバイオトイレの保守は継続されているのか、教えて頂きたい。
筑豊支部質疑・提案(筑豊支部関係のみ抜粋)
福岡県回答
- 観察・撮影は法的に規制が難しい、鳥獣保護委員さんに現地に出向き協力をお願いする。 豊前坊駐車場及びトイレは環境部自然公園係が、維持管理を担当している(土地は高住神社所有)。看板や掲示物(注意喚起)作成して取り付けする事が可能です。公園課に相談下さい。
- 鳥獣保護は農林水産部が所轄し、現場は市町村が担当している。県は市町村への支援を実施して、具体的に農林被害を及ぼす鳥獣への被害支援として、市町村が整備する柵・防諜ネット等の支援。一般の人には鳥獣対策実施センターマニュアルを作成して紹介している。自然ビオトープに付いては農林水産省のホームーページに、ビオトープの環境配慮に付いての記載を参考にして下さい。
- 地域猫活動を行う市町村の支援をする為に、不妊去勢費用を令和5年度の280頭を令和6年度275頭にして地域猫の補助充実をしている。捨て猫対策として動物愛護普及啓発の為、マナーアップキャンペーン等実施。地域猫活動は保健医療介護部・生活衛生課が所管している。
- 高校総体の登山競技期間のみ開放した。情報漏洩は総体関係者からではないかと思われる。バイオトイレは修復工事事業者に使用許可を与えた事で、管理は修理事業者が実施している。工事は計画通り進行しており完了後は自然公園課で実施する。
参考:令和5年度福岡県自然環境課と野鳥の会4支部との意見交換会・速記録
(2025-01-20掲載)
2024年度連携団体全国総会の報告
【報告】事務局長・広塚忠夫
新型コロナ禍により、対面の連携団体全国総会(以下、総会と記す)には5年振りとなり、個人的にも約10年振りの参加と記憶しています。
また、筑豊支部内の役割分担により九州・沖縄ブロック協議会は、三浦博嗣副支部長と森永光直普及部長が対応されていることから、九州の仲間との対面交流もしばらく振りで、総会内容に増して九州内交流が深まりました。
座席横の佐賀県支部の宮原明幸支部長とは、コアジサシの野外猫からの被害対応について、大分県支部の江藤民子事務局長とは相の原毛谷林道のクマタカ営巣地における観察対応で、当会の前会員からの間違った感情的抗議の対応の苦労話があり、熊本の田中忠支部長との対面は20年振りの様で、支部内の役員・会員の高齢化対応で意見交換の時間が持てました。
前回出席の総会では、筑豊支部から「紙版会報110部の本部送付を不要とするメール版会報交流」を提起し、今回の総会では「野外ネコによる野鳥のへの加害について」発言し、アンケート調査を起点に対策検討が了解されて有意義な総会になりました。
- 開催日:2024年11月9日(土)〜10日(日)
- 会場:セミナーハウス クロス・ウェーブ幕張(千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンA棟)
- 参加者:51支部73名(福岡県内4支部のうち出席は筑後支部:松富士将和・筑豊支部:広塚忠夫の2支部、北九州・福岡支部は不参加)
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上田恵介会長の挨拶
5年振りの対面総会であり、顔を見ながらの総会は全国的な一体感がある。現時点の全国会員はサポーターを含めて約5万人で、会員(有料会員)は3万4千人です。野鳥フアンなどバックには10万〜20万の人を想定しているので、このメンバーとも協力し野鳥環境保護活動を進めて行きたい。 -
内容
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財団からの話題提供等
- @自然保護室からの話題提供内容のお知らせ
- A90周年チュウヒ保護事業について
- B再エネについて
- C海洋プラスチック対策事業
- Dモニ1000報告書発行と調査研修交流会
- E気候変動対策と水田の関係
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講演:「ネイチャーポジティブを目指して、日本野鳥の会に期待されること」
足立直樹(当会顧問/潟激Xポンスアビリティ・代表取締役)
「今年3月29日、「生物多様性国家戦略」における2030年目標達成のための基本戦略の一つである「ネイチャーポジティブ経済の実現」の重点施策として「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」が環境省、農林水産省、経済産業省、国土交通省の連名で策定・公表されました。この戦略では、企業や金融機関、消費者の行動を変えて自然を保全する経済に移行するビジョンと道筋、そしてネイチャーポジティブの取り組みが企業にとって、単なるコストアップではなく新たな成長につながるチャンスであることを示し、実践を促しています。ネイチャーポジティブ経営の重要性がますます高まる中で、自然資本に立脚した企業価値をいかに評価し生み出すか、そしてどのような対応が企業に求められているのか、考えます。「企業が実現するネイチャーポジティブな社会」の詳細はサイトを参照願います。」
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連携団体からの報告事項等
- @再生可能エネルギー事業について〜財団から地方行政への働きかけの必要性:山形県支部
- A自然・地域と再生可能エネルギーとの共生制度:青森県支部
- B創立90周年 日本野鳥の会の社会的責務とは何か?:千葉県支部
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二日目(2月10日):財団からの報告等
- @ツバメを見守る企業・団体への感謝状の贈呈について
- A初心者向けバードウォッチング」について
- B「障害者差別解消法」の改正に伴う障害のある人への合理的配慮の義務化について
- C探鳥会リーダーの育成について
- D「探鳥会におけるつきまとい問題」について
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連携団体からの報告事項等
- @三池島(福岡県大牟田市)のベニアジサシ繁殖状況について:筑後支部(松富士将和支部長)
- A霞ヶ浦周辺のハス田防鳥ネットに係るこれまでの活動と今後の活動について:茨城県
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B野外ネコによる野鳥への加害について:発表・筑豊支部(広塚忠夫)、提案の文書作成(有働孝士)
5月バードウイーク探鳥会の笠城ダム公園と瀬板の森公園の実態を報告し、下記の提案を行った。- 野外ネコによる野鳥への食害がきわめて甚大という事実。
- 野鳥保護対策のため、野外ネコの加害実態に関する調査が必要であること。
- 野外ネコの加害実態を実証的・具体的な形で知ることは、今後の野鳥保護対策を考えるうえで極めて重要で、組織的な全国調査が強く望まれる。その結果を持って、保護策の策定および社会への広報が必要と考える。組織的な全国調査となれば、研究の中心的な組織を立ち上げなければならず、資金や人など必要なリソースの調達が問題となる。まずは全国の支部にアンケート調査を行ってはどうか。調査結果も重要だが、同時に知られざるネコ加害の実態について周知・啓蒙にもなる。さらにその結果を得て調査地を絞り込んではどうだろうか。
- C令和6年能登半島地震と洪水被害の現状:石川支部
- D「近未来展望」:徳島県支部
- 全体の統括・閉会の挨拶 遠藤 孝一(理事長)
- 記念撮影
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財団からの話題提供等
(2024-11-14掲載)

【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時重ね表示・ドラッグで移動可能、スペースまたは矢印キーで連続閲覧
撮影 広塚忠夫
野外ネコによる野鳥への加害について/11-10
情報部・有働孝士
本稿は、2024年度連携団体全国総会(11月9日〜10日、千葉県千葉市)における「連携団体全国総会で連携団体から報告事項等を希望する内容等について」に提出するものである。提出については、本会運営委員会(2024年9月26日)から許可を得た。
【題 目】野外ネコによる野鳥への加害について
【内容の概要】
野外ネコによる野鳥への加害について
- 野外ネコによる野鳥への食害がきわめて甚大という事実。
- 野鳥保護対策のため、野外ネコの加害実態に関する調査が必要であること。
近隣の外飼いネコがわが家の庭に潜んで野鳥を捕えている。昨日も犠牲となった小鳥の悲鳴が耳に残っている。確かにネコはかわいい。なつかれると人を惹きつけてそらさない。しかしながら、密かに野鳥を狩るネコの知られざる習性が野鳥にとり大変な脅威となっている。以下、本稿では野外で自由に徘徊可能なネコを「野外ネコ」とした。ノネコ、ノラネコ、外飼いのネコ等を指す。
米国の例(「猫は最強の「殺し屋」?、毎年数百億の鳥やネズミが犠牲に 米研究」)である。スミソニアン保全生物研究所などの研究チームが米国内で、イエネコが年間に殺すのは、鳥14億〜37億羽、ネズミなどの小型げっ歯類 200億匹という調査結果を発表した。ネコは鳥類と哺乳類にとって最大級の殺し屋といわれる。地域によっては、ネコに襲われ絶滅が危惧される種も多いという。以上の記事は、ほんの一例にすぎず、たとえばGoogleやBingなどの検索サイトで「ネコ 鳥 生態系」の3語を空白で挟んで検索すると、ネコの脅威がいかなるものか詳細に知ることができる。
国内における調査資料がほとんど見つからないなか、神奈川県での調査(「神奈川県厚木市における自由行動ネコ(Felis catus)の野生鳥獣に対する捕食圧」金 玲花・中野亜里沙・安藤元一)は貴重である。神奈川県自然環境保全センターの傷病鳥獣保護記録および2地区へのアンケート調査により鳥獣ほかの持ち帰り内容や回数等を調べている。同論文の要約の結語「飼いネコによる生態系への影響を避けるためには,室内飼いが望まれる。」には、問題の一解決策が端的に示されている。
島嶼におけるネコ加害は、特に希少種の野鳥の被害が目立ち、地理的範囲が限られるためか、比較的対処例が公表されている。北海道の天売島、東京都の御蔵島、小笠原諸島など。特に沖縄県の「沖縄島北部やんばる地域におけるイエネコによる固有鳥類の捕食被害とその対策」は調査モデルとしてもたいへん興味深い。ただし、本稿では被害実数が格段に大きいと思われる本土(島嶼でない)における実態を重視する。
いわゆる強食弱肉といわれる動物の生態系において、野外ネコが特に野生動物の脅威となっている特異な理由を次にあげる。
- ネコは「侵入生物データベース」(国立研究開発法人 国立環境研究所)「ネコ
」やIUCN(国際自然保護連合)による「世界の侵略的外来種ワースト100
」(ウィキペディア)が示すように、生態系に突然現れた圧倒的な捕食者である。そのため被害者となる野鳥などはまだこれに適応できておらず、一方的に狩られること。
- 外飼いのネコの場合、エサは飼い主から貰うので、獲物が減ると上位の捕食者も個体数を減らすという食物連鎖に組み込まれていないこと。
- ネコの狩の特徴として、たとえ腹が満たされていても狩りを行い獲物をいたぶり無用な殺しをすること。
- 何より問題となるのは、野鳥の被害数が極めて甚大であると推定されること。
このように、野外ネコは在来の野生動物、とりわけ野鳥にとってきわめて重大な脅威であり、また希少種は数を減らすことにより絶滅の瀬戸際まで追い込まれる。
以上の事実は一般にあまり知られておらず、冒頭で述べたように、ただかわいいだけでないネコの暗黒面を社会に周知する必要もある。本稿の主題から少しそれるが、ネコへのこうした活動は、愛猫家の反発を誘う可能性が大きいことに留意し、動物福祉の観点から慎重な対処が望まれる。
最近の傾向として、エサは与えるものの責任の所在が不明確な地域ネコや公園ネコ、猫の島のネコなどはいずれも自由徘徊の野外ネコであり、確実に野鳥への加害が推定される。
わが国では、本土における野外ネコの加害実態に関する調査がほとんど行われておらず、前述の神奈川県の調査は例外的である。ネコは弥生時代には飼われていたというが、その後人とともに全国に分布を広げた。干潟埋め立てや森林伐採、公害による被害など野鳥の数を減らす環境破壊は多数あるが、特定の種によるこれほど大域的で強大な被害例は他に類を見ない。
先にあげた米国の調査結果をみれば、被害総数は環境破壊による被害を大きく凌ぐと推測される。しかし何より、わが国におけるその実態や実数が分からなければ手の打ち様がない。野外ネコの加害実態を実証的・具体的な形で知ることは、今後の野鳥保護対策を考えるうえで極めて重要である。組織的な全国調査が強く望まれる。その結果を持って、保護策の策定および社会への広報が必要と考える。
組織的な全国調査となれば、研究の中心的な組織を立ち上げなければならず、資金や人など必要なリソースの調達が問題となる。まずは全国の支部にアンケート調査を行ってはどうか。調査結果も重要だが、同時に知られざるネコ加害の実態について周知・啓蒙にもなる。さらにその結果を得て調査地を絞り込んではどうだろうか。
山本裕氏(公財・日本野鳥の会・自然保護室)より多数の関連資料をいただいた。感謝する。
(2024-09-27掲載)

事務局長・広塚忠夫
福岡県と4支部の打合せの議事録はどうなっていますか?との質問が筑後支部・松富士将和支部長からあり、筑豊支部・梶原 剛二支部長と北九州支部・川崎実支部長のメール回答を基に、筑豊支部・4月運営委員会(2024年4月25日)で検討結果、下記の対応策が了解された。
筑豊支部の対応策の一案(事務局:広塚)
- 福岡県内の環境行政に関する諸課題を、県と協力して解決する立場で、意見交換会に参加している。従って、ただ単に、双方が意見を出し合って終わりとの会議ではなく、野鳥の会としては県環境部との関係で重要な位置づけをしている。
- その現在的な課題を提案し、県としての対応策を求めている。しかし、会議時点で即答できない内容のものは(行政側が出した話が決まったものでもないもの)、当然、持ち帰り検討をお願いしている。
- 意見交換会は「双方が意見を出し合う」場であるので、議事録を出すことはない、との県のやり方を、環境保護団体の野鳥の会が認めるのは、到底、受け入れがたい。
- この歴史ある交換会は、野鳥の会側からだけでなく、県側からも提案があり、両者協力して環境課題の解決にあたり、環境部の活動成果を県議会や県環境審議会、県サイト等を通して市民にアピールしてきた経緯がある。それらの評価があって環境部の存在価値があるのでは。
- ましてや「双方が意見を述べ合って、それで終わり」では、納得できない。前福岡支部長:土谷光憲氏が県環境審議委員の時代に、この意見交換会がセットされ日常的に連携を図り、諸課題に対応してきた実績がある。
- 前年は、県と日本野鳥の会と連携し鞍手町小牧蓮池(県絶滅危惧1Aのヨシゴイ繁殖地)の埋立計画から繁殖地を守った。また最近でも、鳥インフル対応・ヘラサギ救助・傷病鳥の対応(福岡野生動物保護センター)・バードウィーク全国一斉探鳥会・中島鳥獣保護区実現に向けた中間市・中島再生会議・日本野鳥の会の三者交換会の実施など課題解決に協力頂いているし、野鳥の会もボランティア活動として対応している。
議事録作成の具体案
- 県内4支部の総意で、県環境部に議事録作成をお願いする。議事録の内容「各支部提案・回答」は、県・日本野鳥の会双方がそれぞれの立場で課題解決の行動指針となる。
- どうしても作成されない理由がある場合は、日本野鳥の会で作成し、その議事録の内容確認を県に求める。議事録作成は、各支部提案のQ&Aについて、各支部がまとめて、担当支部(現在は筑豊支部)へ送付し作成する。
- 意見交換会の理念「この会議はこうあるべき」について、意識合わせの場をセットして四支部の意識合わせを行う。
- 当会サイト「くまたか」に議事録(速記録)を掲載し、県・各支部の課題を公開することは、各課題の解決に有効であること確認された。
(2024-04-26掲載)
流出プラスチック類の野鳥への被害状況調査/26-03-31締切
「流出プラスチック類の野鳥への被害状況調査」にご協力をお願いします!
(公財)日本野鳥の会
皆さんの家の周りや、自然散策、バードウォッチングなどの際に、プラスチック類(釣り糸やビニールひも、ロープ等)に絡まった野鳥や、水鳥などによる農業肥料のプラスチック殻の誤食などを見かけたことはありませんか。
自然環境に流出したプラスチック類によって野鳥たちが被害を受けていることは知られていますが、情報がまだ限られており詳しいことはわかっていません。
そこで当会は、プラスチック類による野鳥への被害や、誤飲・誤食等による取り込み等の具体的な事例の情報収集を行ないます。
<調査期間:2024年4月1日〜2026年3月31日>
皆さんから、野鳥への被害や誤食等の写真と情報をご提供いただき、その結果をまとめて、使い捨てプラスチックの削減と、プラスチックの抱える問題の解決に向けた活動を進めるうえでの基礎資料とし、普及啓発や広報活動に活かしたいと考えています。
野鳥への被害を観察された際には、写真に撮り、情報としてお寄せ下さい。日付と場所が明らかであれば、調査期間より前に撮影されたものでも構いません。
調査へのご協力をよろしくお願い致します。
野鳥へのプラスチック被害などについて、写真をお持ちでしたら、下記フォームにご記入いただき情報をお寄せ下さい。
写真はご自分で撮影されたものに限ります。
1回につき、写真3点まで送信可能です。
「流出プラスチック類の野鳥への被害状況調査」にご協力をお願いします!
※上記リンクは(公財)日本野鳥の会の特設ページを開きます。同ページでは少し下方にスクロール後、情報提供欄にお答えください。
お問い合わせ先
(公財)日本野鳥の会 自然保護室 担当:山本
plastic@wbsj.org TEL:03-5436-2633(月〜金 10:00〜17:00)
※サイト注:この記事は、(公財)日本野鳥の会 普及室より支部あて送信の内容を会員向けに再編集したものです。
(2024-04-01掲載)

意見交換会(議事録)/広塚忠夫事務局長 (03-13掲載)
事務局長・広塚忠夫
- 日時:2024年3月4日(月)13:00から14:30
- 場所:中間市役所別館3F第一会議室
-
出席者
-
中間市:
建設産業部・村上智裕部長
建設産業部産業振興課・宮崎泰司課長
環境上下水道部環境保全課・岡和訓課長 -
中島自然再生協議会:
長野熟名誉会長
岡山昭明事務局長 - 中間市フットパスリーダー:中川原邑治
-
日本野鳥の会筑豊支部:
梶原剛二支部長
有働孝士情報部長
牧野均会員(北九州支部・筑豊支部)
広塚忠夫事務局長
-
中間市:
-
内容
-
本日の会議設定に至った理由
日本野鳥の会から福岡県環境部に県指定の中島鳥獣保護区設定の要望について、県環境部から中間市に国土交通省の意向「指定に否定的ではない」を伝えたがこれ以上の進展は望めない。一方、「中間市として、野鳥の会の要望や問い合わせが有れば、市で説明出来ます。」との回答を受け本日の開催に至った。 -
議事内容
-
中島鳥獣保護区指定等に関する要望について説明した。(日本野鳥の会筑豊支部)
指定・開設の要望理由- 中島の特異性:約30haの狭い地域ながら原野(氾濫原)が保持され、鳥類だけでも約130種も記録したほか、絶滅危惧種の魚類、植物ほかを含む。
- 生態系の保護:特定の動物や鳥類が安全に生息できる場所を確保することができ、絶滅危惧種の保護や生物多様性の維持に寄与する。
- 教育的価値:自然環境をそのままの状態で保つことで、子供たちに自然との接触を通じた学習の機会を提供することができる。
- 観光資源:自然環境を守ることで、観光地としての魅力も高まり、地域の活性化にもつながる
-
日本野鳥の会筑豊支部の鳥類生息調査について
- 毎月第一月曜日(2023年3月1日開始)実施中で、鳥類調査の結果実績129種(内5亜種含む)を記録した。
-
建設産業部産業振興課・宮崎泰司課長から以下説明があった。
- 福岡県農林水産振興基本計画、「鳥獣被害対策を総合的に展開・里山保全の取組等により、侵入防止を徹底・狩猟者等の人材育成と市町村の枠を越えた広域的な取組により、捕獲体制を強化・「ふくおかジビエ」の魅力発信と加工用途の拡大により、獣肉の利用を促進」に基づき、中間市の各種対策会議の趣旨説明があった。
- 現状の中島自然のビオトープまでの経緯を、中川原邑治・中間市フットパスリーダーが、別添資料「中島紹介」にて説明された。
-
中島鳥獣保護区指定等に関する要望について説明した。(日本野鳥の会筑豊支部)
-
本日の会議設定に至った理由
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中島鳥獣保護区指定に向けての課題
-
第一の課題は農家の反発であり、理由はスズメとイノシシによる農業被害である。スズメの塒である竹林伐採を要請したが国土交通省では手つかずの現状がある。
駆除については、イノシシの場合中島のワナにより捕獲する方法ですが、スズメの対策については塒を排除するため中島の竹林を伐採したい。
なお、現在の特定猟具(銃器)使用禁止区域から鳥獣保護区指定になると「箱罠」も許可捕獲になるが、申請によりイノシシ捕獲は従来通り可能である。 - 中間市・中島自然再生協議会と今回の意見交換会を踏まえて、鳥獣保護区化および中島自然のビオトープの維持管理と活用方法の意識合わせの場(中島自然再生協議会と日本野鳥の会)の設定が必要と思われる。
-
国土交通省と意見交換の場の設定
スズメとイノシシの農業被害の対応策、及び、現在の中島自然ビオトープの維持と活用方法など意見交換が必要と思われる。 -
スズメとイノシシによる農業被害対策の一案
西側の竹林を伐採一掃することで農家の要請に応えるとともに、竹林伐採整地跡にヨシ群落、オギ群落等に変えれば、木月池のヨシゴイ誘致ほか多くの野鳥の生息地の可能性あり、何よりも、具体的に被害対策を実施することで農家の理解も前進するのではないか。ただし、東側の竹林はタブの丘や古墳があり伐採は困難と判断される。
-
第一の課題は農家の反発であり、理由はスズメとイノシシによる農業被害である。スズメの塒である竹林伐採を要請したが国土交通省では手つかずの現状がある。
【資料】中島紹介(中川原邑治制作)
皆さんこんにちは、貴重な時間を設けて頂きありがとうございます。私は中川原邑治と申します。私は日本野鳥の会北九支部の会員で、中間市中鶴に住んでいます、世界遺産・中間市のフットパス・ガイドです。
すでに皆さんは中島の自然を充分にお判り頂いていると思いますが、今日持ってきた資料は、野鳥の会員目線、ガイドの目線で中島を紹介しています。皆さんの知る資料とは、かなり違うと思います。限られた時間ですので、この資料は後日皆様にメール転送にてお渡ししたいと思います。
確認の意味で手短に中島の出来た経緯を話します。遠賀平野は福岡藩の米どころで、遠賀川に初めて洪水対策を行ったのは江戸時代になってからです。江戸時代は1603年から始まっています。
遠賀平野には高い山が無いので天井川と言われ、雨が降ると平野中に雨があふれ中々水が引かず田植えが出来ません。そこで10年後の1613年〜1628年(小竹〜芦屋)東側に約25km、高さ3m(現在の6m)の堤防を築きました。処が、中島あたりで急激に方向転換するので、西側堤防が決壊します。
- 江戸時代初期(1660年)東流が本流後も頻繁に洪水を起こすので中島の東側を直線的に掘削。これにより現状の中島の原型が出来た。周囲2.5km、面積約30ha 長さ1100m×幅300m (ヤフオクドーム4個分)明治・大正・昭和と350年に渡り個人の畑として使用されています。
- 平成に成って撮った航空写真と、戦後間もなく撮った航空写真を比べた結果、遠賀川流域でなんと9割の湿地帯が喪失、テストケースで中島に氾濫原風景(遠賀川は年間4〜5回増水、この時わざと浸水)を再生。中島にヨシ原・オギ原が再生し、春になると大量の昆虫が発生し、その昆虫を餌に多くの鳥たちが繁殖する様になる。何故、鳥獣保護区にしていなかったのか、疑問に思います。
- 国土交通省では中島の環境整備と保全を目標に、H16年度〜H26年度に8.7億円をかけ中島自然再生事業を実施した。自然再生事業としては事業期間・費用は上記の通り、
- 中島で確認されている生き物は、魚類・植物・両生類・爬虫類・哺乳類・水生昆虫・鳥類 等1179種、遠賀川全体の1/3です。
-
現状の中島は自然のビオトープです。地理的には90%が中間市です。国土交通省が中間市にビオトープをプレゼントした様な物です。(響灘ビオトープの年間来訪者約2万人です)
中間市の関係者及び市民も中島の素晴らしさに気付いていません、非常にもったいない。 - 現在中島研究会は、産、学、官、民で行われていますが、中間市は参加していません、是非参加をお願いしたいところです。
- 中島研究会:産・学・官・民で構成する交流会(H23〜年1回)中島の自然再生をテーマにした勉強会です。産(西日本技術開発・八千代エンジニヤリング)、学(福大・福教大・九大・ 熊本大) 、官(国土交通省遠賀川河川事務所) 、民(タブリン)のモニタリングによる。
- 鳥類の調査は、H26年3月から毎月2〜3回行っています。R3年迄行っています。
- H30年3月12日中島前でサケの放流を行った(タブリンの恒例行事にしたい)。
- 最後に、この資料作成に当たり使用したデータは、国土交通省より提供して頂いています。
・本件連絡先
日本野鳥の会筑豊支部事務局長・広塚忠夫
E-mail:jimukyoku@yacho.org
0947-42-4612(Tel&Fax)
090-4771-3576(携帯)
(2024-03-13掲載)
探鳥会・観察会における今後のコロナ対策
今後の探鳥会における新型コロナウイルス感染対策について
(公財)日本野鳥の会 普及室
(2023年3月7日版)
日ごろは当会の活動にご尽力いただきまして誠にありがとうございます。皆様ご承知のことと思いますが、厚労省から3月13日以降のマスク着用の考え方が示されております。これに倣いまして、探鳥会における新型コロナウイルス感染対策を更新いたします。
探鳥会を開催される場合には、各自治体のガイドラインをしっかり守り、感染防止に努めながら取り組んでいただきますようお願いいたします。以下の配慮事項は、順次新しい知見を加味しながら改定していきますので、探鳥会開催にあたっては、各項目をご確認いただき、十分注意して開催していただくようお願い申し上げます。
※この文書は、政府が発表した「新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式」を参考にして、探鳥会において特に配慮すべきと思われる点をまとめました。
※この文書は2023年3月1日現在の情報でまとめたものです。今後の状況の変化によっては、内容を変更する場合がありますことをご理解ください。
※以下の配慮事項を参考に、各自治体の指針も踏まえて探鳥会開催のご判断をお願いいたします。
【探鳥会を開催する場合の配慮事項】
-
参加者のマスク着用は支部の判断
厚労省によると、3月13日以降マスクの着用は個人の判断にゆだねることを原則にしています。しかし、地域によっては重症化リスクの高い方への感染を心配する声が根強く残っているため、参加者にマスクの着用を求めるかどうかについての判断は各支部にゆだねることとします。筑豊支部においては、4月より「マスク装着は個人判断とする」(3月運営委員会 2023-03-23)こととなりました。
-
参加者の前で解説するリーダーは当面の間マスク着用を心がける
参加者の前で大きな声を出して解説する立場にあるリーダーに関しては、当面の間マスクの着用をお願いいたします。本会担当はここで言う「リーダー」に相当しないため、やはり個人判断とします。
-
具合の悪いリーダー、感染の疑いのあるリーダーは参加しない
リーダーは自宅を出る前に必ず検温し、発熱がないか確認をしましょう。また、無症状でも、感染の疑いがある場合は参加を控えましょう。 -
参加者にも、具合の悪い方の参加を控えていただくように呼び掛ける
探鳥会の広報文の中に「体調の悪い方また、無症状でも、感染の疑いがある場合は参加をお控えください」の一文を入れておきましょう。 -
リーダーが不安をかかえたまま実施しない
支部として開催を決定した場合も、リーダーは不安を抱えていることがあります。支部執行部と各リーダーとのコミュニケーションをよくとりあい、リーダーの皆さんが不安を抱えたまま開催することのないようご配慮ください。
※急遽中止にする場合は、集合場所での告知やホームページへの情報掲載などの対応をお願いします。 -
周囲の方々の目を意識する
集団で探鳥会を行うことに対する苦情やSNSによる批判を受けることが心配されます。いつも以上に通行人や他の利用者の目を意識し、狭い道を塞ぐなどの行動がないよう、ご配慮をお願いいたします。
【探鳥会保険について】
探鳥会保険では、病気は補償の対象外です。探鳥会が原因で新型コロナウイルスに感染しても、感染者に対する治療費等の補償はありません。一方、もし、リーダーの過失がもとで参加者が感染し、参加者から訴訟を起こされた場合は、賠償責任保険の対象となり、賠償金の支払い等に保険金がおりることがあります。参考:厚労省ホームページ「マスクの着用について」
サイト注:本文中の「リーダー」は「担当」に読み替えてください。当支部においては、探鳥会、観察会、その他の行事全体のお世話は「担当」が担います。担当の主要な任務は、事前の準備と当日のコース案内および開始時の説明と終了時の総括です。識別ガイドは任意です。
(2023-03-07掲載)
初心者の方に向けた、マナーのガイドライン
公益財団法人日本野鳥の会
野鳥や人に迷惑をかけない、
マナーを守った野鳥観察・撮影を!
公益財団法人日本野鳥の会では、誰にでも楽しめるバードウォッチングの普及を進めていますが、この度、野鳥観察・撮影の初心者に向けたマナーのガイドラインを策定いたしました。
ガイドライン策定の背景
近年、鉄道ファンの写真撮影におけるマナー問題が大きな社会現象となっていますが、野鳥の観察・撮影の世界でも同様の問題が頻出しています。
加えて、SNSの普及により情報の拡散速度がアップしたことで、珍しい野鳥の出現情報などをSNSに載せることで、そこに多数の人たちが押し寄せてしまい、野鳥だけでなく、一般の公園利用者や地元住民に迷惑をかける事例が発生しています。
こうした事案が増えているのには、野鳥観察・撮影の初心者の方が、野鳥とその生息環境、また近隣住民の皆さんにとって「どんな行動がマナー違反か」に、思いが至らないことが多いためと考えられます。
マナーを知っていることで防げることがたくさんあります
こうしたことから、日本野鳥の会では、バードウォッチングを始める段階で、皆さんに野鳥の観察・撮影のマナーを知ってもらうことが重要と考え、このガイドラインを策定しました。
ガイドラインには、「野鳥にとってどんな行為が迷惑なのか」、「野鳥を見たい気持ちや撮影したい気持ちの前に気をつけなければならないことは何か」などが盛り込まれています。特に、「珍しい野鳥の出現情報や写真をすぐには公開しない」など、昨今問題になっている行為について注意喚起をしています。
少し厳しいことが書いてありますが、野鳥に対するマナー、一緒にバードウォッチングを楽しむ方へのマナー、観察・撮影地を利用する一般の方に対するマナー等、頭の片隅に置いておくことで、皆さんが気持ちよく野鳥観察や野鳥撮影を楽しんでいただくことを願っています。
マナー問題の事例
・珍しい野鳥の写真が撮れたので、撮影した公園名と一緒に、気軽にSNSに投稿したら、大勢の人が押し寄せてしまい、公園や利用者に迷惑をかけることになってしまった。
・野鳥が巣で子育てをしている写真が可愛かったのでSNSに投稿したら、たくさんの方からお叱りのコメントが来てしまった。
・座って撮影していたカメラマンの方に「何かいるのですか?」と聞いたら、「あなたが近づいてきたせいで、1時間も待っていた野鳥が飛び立ってしまった」と怒られてしまった。
ガイドラインからの抜粋
(初心者の方がやってしまいがちな点)
営巣中、育雛中の野鳥や巣へは近づかない
巣や巣立ち雛に遭遇した場合、すみやかにその場を離れるようにしましょう。親鳥は卵やヒナを守るために神経をとがらせています。人間の存在がストレスの原因となり、「この場所は危険」と判断して親鳥が巣や抱卵を放棄することや、早すぎる巣立ちが起こる可能性があります。また、親鳥が驚き、あるいは警戒し、巣を離れてしまった場合、卵やヒナが捕食者にさらされたり、低温にさらされたり、繁殖に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
稀な渡り鳥等の画像や映像、情報は、鳥が撮影地からいなくなってから
迷鳥や希少な野鳥を撮影したときは、その鳥がいなくなってから公開するようにしましょう。画像や映像の有無に関わらず、珍しい野鳥の情報も同様です。
わずかな情報からでも、その場所を探し出し、たくさんの人が集まるリスクがあります。その野鳥が、その場所から去るのを待ってから「すでにいなくなった」という記述とともに公開することで、野鳥にストレスを与えることや、周辺住民への迷惑も防ぐことができます。
・ガイドライン全文は、添付資料をご覧ください。
「プレスリリース:野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドラインを策定」(公財・日本野鳥の会)2022-04-26サイト掲載より転載。
(2023-01-11掲載)
探鳥会における鳥インフルエンザへの配慮のお願い
公益財団法人日本野鳥の会・普及室
現在、国内で高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)の野鳥での確認例が相次いでおり、この冬はこれまで以上に注意が必要な状況となってきています。
鳥インフルエンザは、鳥の病気です。養鶏場などのように鳥と濃密な接触をすることがない限り、人への感染は過度に心配する必要はありません。しかしバードウォッチングによって、知らず知らずのうちにウイルスを運んでしまい、被害の拡大に加担してしまうことがあり得ます。ここでは、このようなことを避けるためにはどのようなことに気を付ければよいのかについてお伝えします。
鳥インフルエンザは、カモ類などの水鳥が主な宿主とされています。水鳥が集まる池や湿地、湖で探鳥会をするときには特に注意が必要です。バードウォッチングによってウイルスを広げてしまうケースとは、靴や車のタイヤなどに付着したウイルスを周囲の養鶏所などへ移動させてしまうことを想定しています。特に、探鳥会など、大勢の人が水辺に集まることで、ウイルス拡散の可能性がより高まると考えられます。
そこで、探鳥会を企画・実施するにあたり、以下の点に配慮していただくようにお願いいたします。
- 水鳥の糞が多量に落ちているような水際まで近寄らないようにしましょう。
-
探鳥場所から移動する前には、靴底、三脚の足、自動車のタイヤなど、地面に接したものを消毒しましょう。
消毒薬には、「消毒用エタノールIP ケンエー スプレー式 500ml」が安価でおすすめです。探鳥会には消毒スプレーを持参し、探鳥会の最後に参加者に協力を呼びかけスプレーで消毒しましょう。また、汚れが残っていると効果が低下しますので、泥をよく落としてから消毒しましょう。なお、この消毒液の毒性は低いですが、使用上の注意に従って、十分注意して使用してください。 - できれば、 1日のうちに、複数の探鳥地を行き来しないようにしましょう。どうしても必要な場合は、異動の前に消毒をしましょう。
- 帰りに、養鶏場やアヒル等の飼育場、動物園などには近づかないようにしましょう。
■野鳥の死体を発見したら
野鳥の死体を発見したら、都道府県の鳥獣保護関係部署に相談してください。このとき直接、素手で死体に触れるのは避けてください。
野鳥の状況をこまめに把握し、いち早く異変に気付くことは、被害を最小限に抑えることに繋がります。行政に報告しても、実際に死体が回収され、鳥インフルエンザの検査が行われるかどうかは、野鳥の種や死体の数によって異なりますが、連絡を密にして情報を集約することには意味があります。
■鳥インフルエンザが近くで確認されたら
探鳥会を計画している探鳥地で鳥インフルエンザが発生した場合は、探鳥会を中止してください。ウイルスが増殖している場所に大勢の人間が押し掛けることは、それだけウイルスの拡散を助長させる恐れがあります。
また、観察場所の半径10kmの範囲で鳥インフルエンザが確認された場合は、中止を含めて対応の検討をお願いします。
■最後に
冬の水辺は見どころが多く、各支部による初心者向けの探鳥会が頻繁に開催されています。いつもにもまして、野鳥への配慮、参加者への配慮、社会への配慮が必要な状況となってきています。適切な対策をとることで、周囲の理解を得ながら、多くの方に探鳥会を楽しんでいただけるようご協力をお願いします。
当会では、国内の発生情報を以下のページにまとめています。ぜひご覧ください。
※日本野鳥の会・探鳥会スタッフ通信(メール版)2016年・号外(2016年12月7日発行)より許可を得て転載
(紹介者:有働孝士 2016-12-14掲載)
素晴らしい新版「フィールドガイド 日本の野鳥」
(公財)日本野鳥の会 普及室
安西英明
◇新版は売れるか?
この連載で、「新版のよさ、他の図鑑にはない特徴を書いて欲しい」という主旨のご意見を頂戴しました。これまで新版での新たな追記や変更について書いてきましたが、発行の遅れのお詫びを兼ねた、支部や探鳥会のリーダー役の方々向けの裏話だったので、野鳥誌 5 月号の最終ページで宣伝はさせていただきました。「バードウォッチャーのバイブル的図鑑がリニューアル」などの売り文句とともに「増補改訂新版はここが変わった!」などが記されています。
が、前回書いたように、一見しただけではあまり変わっていないように見えるほか、薄くなり、地味にもなっている点から、売れ行きは心配です。変更は目立たないように工夫をし、頁は増えたものの野外携帯を考えて用紙を薄くしました。図版の色が地味になったのは、増補改訂版で高野の原画より派手に印刷された図版があったため、原画の色彩に合わせる努力をした結果です。写真図鑑の場合、実際に野外で見える色味とは違う印象のものが多いことが気になっていましたが、今回、改めて高野図版の凄さを再認識できました。
◇目録7版の考え方
野鳥誌 9・10 月号などで新版を紹介する企画が進んでいるようですが、私自身は 6 月末に日本野鳥の会埼玉の総会で「『フィールドガイド日本の野鳥』新たな改訂のポイント」という題で講演をさせていただきました。
高野図鑑としての優れた点については、増補改訂版を紹介した野鳥誌 2007 年 10 月号にまとめてあるので(当会ホームページのBIRD FAN「野鳥の見分け方」でも見られます)、それをコピーして配布資料としました。新版での改訂ポイントは、これも野鳥誌 2007 年 7月号の分類特集や 2013 年の日本鳥類目録改訂第 7 版の変更点などを使って解説しました。また、目録7版の考え方、例えば「現在の鳥類学の到達点を明確にし、不十分な点について今後の検討を促す」については、いかにその考え方に沿わせたかという具体例を紹介しました。ここで持ち時間を終えてしまい、クイズの用紙を配布したものの当日はクイズができませんでしたので次に紹介し、『フィールドガイド日本の野鳥』が他の図鑑と何が違うのか?という話題にさせて下さい。
◇他の図鑑ではあまり触れられていないこと
増補改訂版や増補改訂新版で書き加えた事例などをクイズにしました。P以後の数字で新版の当該ページを見れば答えがわかるようになっています。
-
鳥と哺乳類の共通点は
- ① 恒温動物 ②子育て ③ ? :P3
-
私たちヒトと鳥の共通点は
- ① 昼行性で視覚中心 ② ? :P3
-
1934 年の出来事は
- ① 日本野鳥の会創設 ② ? :P4
- 日本の野鳥は何種? :P12
- 世界の野鳥は何種? :P13
-
生物学の大きなテーマは
- ①生物とは何か ② ? :P13
- 種の定義「遺伝的独立」の例外は? :P12
-
生物の分類単位は
-
<界>−<門>−<?>−<目>−<科>−<属>−<種>−<?>
:P12
-
<界>−<門>−<?>−<目>−<科>−<属>−<種>−<?>
- 目録の掲載順の意味は? :P12
- 日本固有種とは? :P13
- 留鳥は移動しないか? :P17
- 漂鳥とは国内移動か? :P17
- 小鳥とは? :P214
- 瞬膜とは? :P350
- 色変わりとは? :P23
- スズメの寿命は?在巣期間は?親子期間は? :P23
- カラス科の特徴とは? :P298+P300+P347
- ハシブトガラスとハシボソガラスの歩き方の違いは? :P302
- 哺乳類のように吸い込める鳥は? :P346
- スズメやカラスの子どもの聞き分け方は? :P350
◇基本とさまざま、歴史
私は高野さんから、基礎や基本の大切さや、野鳥の楽しみ方は種の識別だけでなくさまざまあることを教えてもらいました。最新の知見から追記や修正したいことは多々ありますが、何に絞って、どのように記すかという観点では、まずは高野さんの教えを生かすようにしています。次に一般の方々から受ける数々の質問とともに、全国の支部報に掲載される話題も参考にさせていただいており、野鳥をちゃんと識別したい人、鳥について知りたい人にとっては本書が一番と思うとともに、高野さんのみならず多くの方々のお陰様として感謝しています。
他の図鑑にもそれぞれのよさはあるはずですが、本書が決定的に違う点は2つ。ひとつは野鳥の会の財産であることでしょう。高野さん自身が多くの会員に支えられ、教えられたことは野鳥誌や本書にも書いていますし、高野没後、会員の記録を集め、検討して増補版に至り、増補改訂も今回の新版も全国の会員の情報やご協力があればこそなのです。
今ひとつは歴史が詰まっていること。例えばクイズ<3>②の答えは、初版でも P3 のピーター・スコット卿の「発刊によせて」に記されているように、「フィールドガイドの形式の誕生」ですが、スコット卿はその歴史的意義も書かれています。33 年後の新版でもそこを省くことはしませんでした。
(終わり)
「新たな『フィールドガイド日本の野鳥』に向けて増補改訂新版の取り組み」探鳥会スタッフ通信 2015 年7月号 (公財)日本野鳥の会発行
※本稿は、上記記事より転載しました。掲載に当たって一部体裁を編集しています。万一、この記事に著作権やその他の不都合があるときは、ご連絡ください。速やかに対応いたします。
『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版3,888円(税込)は、日本野鳥の会筑豊(本会)でも取り扱っています。ご注文をお待ちしています。
(紹介者:有働孝士 2015-07-17)
注:タイトル先頭ロゴは公益財団法人日本野鳥の会
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