
0:サイト内検索
2:QRコード
5:入会のご案内
本会へのご入会手続きは
(公財)日本野鳥の会で承ります。入会に関する分かりやすいご案内情報があり、インターネット上からオンライン入会もできます。あわせて、当サイトでは詳しいご説明をしています。
7:会員のサイト
本会会員のウェブサイト(自薦乞)
8:交通センター
バス・列車時刻表リンク
b:Thanks!
下記サイト・個人の素材、コード使用に感謝いたします。
The material or the code are used with many thanks.
c:参考資料
便利な各種参考資料
f:識別基本図書
本会おすすめ野外観察図鑑
g:リンク用バナー
リンクの際お使いください

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キビタキ

撮影:広塚忠夫\(460) 深倉林道探索
(掲載:06-07)

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What's New(ワッツ・ニュー)は当サイト内外の新着情報“あれこれ”を速攻でお知らせします。
注[行事のご案内]、[行事の終了]、[お知らせ]などトピックの一部は、更新によるメニュー移動のため閲覧できなくなります。移動先の[行事過去録]、[お知らせ アーカイブ] [What's New]履歴よりご覧ください。
[会員専用]メニューは、アカウントを取得のうえ、ご利用ください。

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お知らせ
本会や当サイトとして、特に目を通していただきたいお知らせ、緊急情報、注目情報などをご紹介しています。(以前の「お知らせ」は
ページに保存しています。)
注目情報
- CFB7:第7回筑豊フリーバードソン/成績 公表
- 探鳥会・観察会における今後のコロナ対策((公財)日本野鳥の会)(23322)
- 観察サイト\鳥信記 2023(2316)
本会から
野鳥の救護・保護について
- ケガしたり弱った野鳥を保護したけど、この後どうしたら?
- ヒナの近くには親がいます。ヒナを拾わないで!!
「観察サイト\鳥信記」パンク寸前/情報部
情報部・有働孝士
はじめに
毎月の「観察サイト\鳥信記」へのご投稿、たいへんありがとうございます。最近では月々100件前後のご投稿があります。福岡県内における野鳥の現状を知るうえで確かな情報ソースであり、野鳥分布についてほぼリアルタイムの描像となっています。非常に貴重な観察記録リストです。以上のように素晴らしい価値はあるものの、次のような問題が生じてきました。
最近の盛んなご投稿の裏で、実は「くまたか」担当の仕事量が増大しパンク寸前となってきました。「くまたか」の制作は一人で受け持っており、各種投稿が集中した時は多忙を極めます。中でも「観察サイト\鳥信記」は、1行の文字数の割に見えない作業量が多く、必ずしも見かけどおりではありません。さらに最近ではマルチメディア(写真・動画・録音)の投稿量が大幅に増え、当初の文字のみの掲載から想定外の事態になりました。
勝手ながら、以下の「お願い」に述べる条件により投稿原稿を作成していただければ作業軽減につながります。「観察サイト\鳥信記」制作の半分を担っていただくつもりで、ぜひともご協力をお願いいたします。さもない場合は、マルチメディアを除く文字情報のみ掲載または「観察サイト\鳥信記」そのものの休止にもなりかねない現状です。今後3ヶ月間(8月末まで)観察サイト\鳥信記の状況を経過観察後、やむを得ない場合は、前記太字のような解決策を講じることとなるでしょう。
お願い
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観察記録投稿は月1回にまとめて:
毎月数件の投稿を除き、定期的なご投稿では、月1回にまとめてお願いします。
月の前期・後期と2回に分けるとかえって手数が増えます。 -
写真・動画・録音:1種1点に絞ってください。
写真・動画・録音掲載の目的は識別根拠、観察証拠の提示のためです。生態や写真展示を目的とした場所ではないのです。
また動画の場合、内容を吟味し、識別根拠、証拠提示としての必要や意味がある動画のみに限定のうえ、投稿してください。生態・展示がテーマの写真・動画は、下記に記すページへ投稿してください。
生態記録や展示などのご投稿は、「ギャラリー」、「筑豊・京築」や「各地の情報」に掲載できる形にしてご投稿ください。こちらなら動画・写真の数には特に制限を設けておりません。右のように、マルチメディア投稿を拒否しているわけではありません。お間違いのないよう。 -
地名表記は正しく:観察地名表記では、「・」中点を活用します。
「・」の左には市区町村名を記してください。
「・」の右側には、通称地域名、河川・湖沼・干潟、山地、道路、施設など、場所の補助情報を記します。実例:[市区町村名]・[場所情報]
「福岡県」および「(鞍手郡などの)郡名」等は省略します。
みやこ町・経読林道
北九州市小倉南区・曽根干潟
飯塚市庄司・笠城ダム公園
場所名(・の右)のみ記すのもやめましょう。現在よく知られた場所名でも100年後には無名となるかもしれません。
地名は思い込みによる誤記や過度の略記など不正なデータが非常に多いので、確認のうえ正確を心がけてください。Googleマップなど地図サイトですぐに分かります。 -
メッシュコード:観察サイト\鳥信記の主要目的は3次メッシュコード(8桁の数字)の収集です。
3次メッシュコード地図サイトで調べることもできますが、面倒、調査法がわからないなどの場合は、観察地点を表す特徴(付近の施設名、交差点の名称、住所、河川・湖沼名など)を付記してください。
ご協力は任意とはいえ観察サイト\鳥信記の主要な目的です。ぜひともお願いします。 -
秘匿を含む観察記録は不受理:観察記録の4項目(年月日、観察種、場所、観察者名)の一部でも秘匿(情報の文字を表示しない)希望の場合は、観察記録として不完全となりますので、送信しないでください。
「観察サイト\鳥信記」は公表により記録を保存している以上、すべて公表が既定条件(デフォルト)です。
メッシュコード秘匿希望の場合のみ特別に暗号化後公表します。
今後、秘匿の理由が消滅した時点で、秘匿のない投稿をご検討ください。
過去、秘匿については個別に対応していましたが、今後は、一律に以上の条件を適用とします。
観察サイト\鳥信記は、確かな記録で観察記録の4項目(なるべくメッシュコードも)を具備していれば、過去の記録も観察サイト\鳥信記に収録・掲載します。 -
条件付きご投稿の不受理:何らかの条件付きご投稿はお預かりできません。
○ヶ月後に掲載希望やある条件が成立したら掲載希望などと言った類の条件付き投稿は、受理できません。
その代わり、「くまたか」では、なるべくお待たせしない掲載となるよう努めています。
(2023-06-02掲載)
2023年野鳥展要項<会員用>/野村芳宏
野鳥展実行委員長 野村芳宏
-
野鳥展テーマは“筑豊の野鳥たち” △
2023年の野鳥展のテーマは、昨年に引き続き「筑豊の野鳥たち」です。筑豊地方には、山・雑木林・川・湖沼・海岸など豊かな自然があり野鳥も多く生息しています。来館者に野鳥を通して筑豊地方の豊かな自然を感じて頂けるようにしたいと思っています。応募しやすいようにテーマの間口を広げていますので、ふるって応募して下さい。 -
展示場所 △
・イイヅカコミュニティセンター1階ロビー(飯塚市立図書館まえロビー、飯塚市飯塚14-67 0948-22-3274)
-
アクセス △
・駐車:
会場南穂波川河川敷「ボタ山の見える駐車広場」(10時開場)が利用できます。
飯塚市市立図書館利用者(図書の閲覧または貸出)は、イイヅカコスモスコモン地下駐車場または飯塚市立体駐車場駐車の場合、図書館カウンターに駐車券提示で1時間以内無料、すぎる場合200円引となります。
・JR:飯塚駅から1.2km(西鉄バス利用可、県道473号)
・バス:西鉄バス筑豊(12、21、27)、「嘉穂劇場入口」下車後西へ220m -
開催期間 △
・2023年8月1日(火)〜8月17日(木) 開館8:30〜22:00 休館日 第1、3日曜日(休館日も展示場のロビーは解放)
※初日は13時開幕、最終日の8月17日(木)の展示は12:00まで。
※野鳥の会の当番駐在は10:30〜16:00 -
野鳥展スケジュール △
作業 日時 場所 備考 募集開始 6月10日(土) - - 俳句募集締め切り 6月30日(金) - 期日必着 写真募集締切 7月1日(土) - - 写真選考 7月7日(金) 09:30〜11:30 本会事務所 野鳥展実行委員 写真額装 7月21日(金) 09:30〜11:30 本会事務所 注:日程が19日より変更になっています
会員応援よろしく 搬入 8月1日(火) 10:30〜12:00 イイヅカコミュニティセンター 会員応援よろしく 開幕 8月1日(火) 13:00 イイヅカコミュニティセンター 野鳥展探鳥会 8月5日(土) 08:30〜10:00 立岩駐車広場(河川敷)集合 一般参加歓迎 当番なし 8月13日(日)〜15日(火) イイヅカコミュニティセンター 閉幕 8月17日(木) 12:00 イイヅカコミュニティセンター - 搬出 8月17日(木) 13:30〜14:30 イイヅカコミュニティセンター 会員応援よろしく 写真返却 11月 - - ※「会員応援よろしく」ではお手伝いのご協力をお願いします。
-
主催 △
日本野鳥の会筑豊支部
後援 飯塚市 -
応募写真について △
@写真の内容
・野鳥写真 (筑豊地方に生息する野鳥。撮影場所については国内であれば制限はありません。ただし、営巣やその周辺あるいは雛の写真についてはご遠慮下さい。撮影に際しては撮影マナーを厳守して下さい。
・展示枚数 約30点
A写真の応募要領
・展示写真の大きさ 基本A4サイズの単写真。
例外としてA3サイズは認めます。A3サイズを希望する方は、審査のためとりあえずA4で提出をお願いします。展示の際A4の額30枚、A3の額8枚、支部で準備していますので、その額の使用をお願いします。
・応募枚数 1人5点まで
・写真応募票(「写真応募票」上記画像右クリックで保存)
写真の裏に応募票をセロテープで貼りつけて下さい。写真1点につき1枚の応募票を貼って下さい。応募票は日本野鳥の会筑豊支部のホームページからダウンロードし印刷して下さい。もしくは、上の票を自作して下さい。A3を希望される方は、備考欄にその旨をお書き下さい。
*印は必ずお書き下さい。なお、場所については住所を書いて下さい。カメラ、レンズについては正確に書いて下さい。
・画像データの提出
画像データ(JPEG)は、公式ウェブサイト「くまたか」の仮想野鳥展に掲載するものです。以下、いずれか一つの方法でデータを提出して下さい。
@データをCDに書き込み、CDを写真と同封し野村まで郵送する。
・応募先
AデータをSDカードもしくはUSBフラッシュメモリーに書き込み、SDカード・USBフラッシュメモリーを写真と同封し野村まで郵送する。
Bメールでデータを添付し「くまたか」info@yacho.orgに送信する
〒820-0081 飯塚市枝国406-31 野村芳宏 宛(郵送もしくは宅配便でお願いします。)
・締切日 2023年7月1日(土)(6月10日(土)から受け付けます)
・応募資格 日本野鳥の会筑豊支部の会員
B選考基準について
毎年、以下のように選考基準を確認しています。
・応募した方は必ず1点は選出する。
・同種の重複は避ける。
・テーマに沿った写真を選出する。
※7月7日の写真選考の時に選考基準について再度確認します。また、選考に当たっては実行委員の合議制です。
C作品返却について
返却不要の方は応募票の「返却不要」に〇印をつけて下さい。返却希望の方は、送付先に必ず郵便番号と郵送先の住所を明記して下さい。なお、9月サイエンスモール、10月源じいの森での展示(未定)がありますので、返却は11月になります。ご了解をお願いします。 -
俳句募集 △
@投句の方法 投句は2句までとし、郵便又はメールにて受付
宛先 〒820-0011 飯塚市柏の森162-3 日本野鳥の会筑豊支部
メール haiku@yacho.org (俳句部・真鍋直嗣)
締切 2023年6月30日必着
A展示句数 20句
B選句方法 応募数が20句を超えた場合は俳句部で選句(松尾先生に委託)
C展示方法 色紙に書いて展示。色紙代を1句に対し100円を後日徴収
D返却 展示後の色紙の引取りは、郵送(費用支部負担)又は直接引取り(俳句部で保管1年)、希望は俳句部haiku@yacho.orgまで
E当番 野鳥展当番あり(出欠の相談可) -
一般への広報 △
・飯塚市報 8月号に掲載予定 ・各新聞社、TV局への連絡(野鳥の会より連絡) -
野鳥展探鳥会 △
・担当 野村芳宏
・日時 8月5日(土)8:30〜10:00 小雨決行
・探鳥地 飯塚市・遠賀川河川敷
・集合時刻 08:30 立岩駐車広場 (遠賀川河川敷駐車場、駐車無料、善光会館西地先 イイヅカコミュニティセンターより1.7km下流東岸)
・対象 一般市民および日本野鳥の会筑豊支部会員
・参加費 100円(探鳥会保険に充てられます)
・交通
JR:新飯塚から850m11分()
バス:西鉄筑豊・飯塚バスターミナルから800m10分() -
その他 △
・開催期間中の会場当番については、後日別途提案します。8/13(日)〜15(火)は当番なし
・問い合わせ先 野鳥展実行委員長 野村芳宏 0948-28-0360
・経費 パネル貸し出し 1日1枚150円 7枚の17日 17850円(支部負担)
・前回展示「筑豊の野鳥たち ─2022年野鳥展」
・「2022年野鳥展を終えて」野鳥展実行委員長 野村芳宏
(2023-04-28掲載)
メッシュコードを範囲指定には使えない
情報部・有働孝士
観察場所を特定する3次メッシュコード(以下メッシュコード)については、多くの方々にご協力いただき、本当にありがとうございます。
ただ、記録方法について誤解される方がおられますので、改めてご説明したいと思います。
結論から申し上げると、メッシュコードは、範囲指定には使えません。メッシュコードは、元々特定の1区域(メッシュ)を指し示すための仕組みです。
メッシュコードは理解しているという方は「◆メッシュコードの原則」以下をお読みください。
◆メッシュコードの概略
メッシュコードは、野鳥の観察場所を客観的に同定する方法として支部に導入しました。すでにJIS規格でも規定され、他支部でも採用するところが増えています。
国土地理院地図によるメッシュコード地図がありますので、見ていただければ一目瞭然ですが、言葉でも説明いたします。
日本全国を1辺約1km四方のマス目に区切って、このマス目に8ケタのコード番号を付したものが「3次メッシュコード」です。
これまでは観察場所を示す方法に地名が使われますが、地名が指示する具体的な場所は、人により異なることが多く、しばしば曖昧となります。メッシュコードは、具体的で明瞭です。コードには規則性があり、コードを見ればおおよその場所も特定可能です。
◆メッシュコードの原則
観察記録とは、年月日・場所・種名・観察者の4項目を記した記録です。この項目のうち、場所は従来の市区町村等の行政区名でも指示できますが、これにメッシュコードを加えることで完全になります。
メッシュコードの大切な原則の一つは、観察種と場所(メッシュコード)が1対1になっていなければならないことです。
◆間違った表記と正しい表記例
3次メッシュコードは8ケタの数字ですが、本会では先頭に@マークを付し、8ケタの中央に[-]を挿入して[@xxxx-xxxx]のような形で表現しています。本会のローカル・ルールです。
間違った表記例では、観察経路の道順にメッシュコードを連記することです。これでは野鳥の観察位置が分からなくなります。
間違い例:
@5030-3576、@5030-3586、@5030-3587:コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス
@5030-3576〜@5030-3587:ノスリ、ハシブトガラス、コゲラ、ツグミ
正しくは
@5030-3576:コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス
@5030-3586:シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、カルガモ
@5030-3587:ノスリ、シジュウカラ、コゲラ、ツグミ、カシラダカ
のように、メッシュコードごとに観察種を記録していただきたいのです。
◆野外現地でメッシュコードを同定する方法
スマホアプリ等(無料)を利用します。
- アンドロイド・スマホ:野外調査地図
- iPhone:GSI Map++(地理院地図++)
- タブレット、ノートPC:地理院地図
または、帰宅後パソコンで観察地点を地理院地図(メッシュコード版)により同定します。
(2023-04-05掲載)
野鳥の種名お問い合わせについて

本会に、庭や野外で見かけた野鳥の名前が知りたいとのお問い合わせをいただきます。
これまで、会員だけでなく外部からのお問い合わせにもお応えをしておりましたが、今後、次の理由により、回答は筑豊支部会員に限定させていただきます。
- 調査および回答の作業に時間や手間がかかり、極めて負担大であること
- 予断によりすでに和名を断定しておられる写真等で、同意のみが欲しい“質問”があること
- 質問者の判断に否定的に応じた際、トラブルに発展する場合があること
- しばしば観察場所等データの一部を隠してのお問い合わせがあり、本会の観察情報開示要請に反していること
本会会員でない外部の方には、下記団体をご案内します。
-
(公財)日本野鳥の会
「お問い合わせ」 shitsumon@wbsj.org
野鳥の会の本部団体です。野鳥や自然の保護と啓蒙活動を行っています。繁忙のため、迅速な回答が得られないことがあります。 -
(公財)山階鳥類研究所
bird@yamashina.or.jp
野鳥の研究専門の機関です。質問に応えることは本来の業務外ですので、回答には時間がかかるようです。
野鳥の会では、観察により得られた特徴から野鳥の種名を判定することを識別(しきべつ)と呼んでいます。識別は、本来、野外で野鳥を観察しながら行うものです。しかしながら、観察記述や写真・録音などの間接的資料を元に判断するとすれば、情報量も少なくなるため多くの場合かなり困難であり、手数がかかることとなります。
このような状況を改善するため、本会では、2015年1月、識別検討委員会(名前教えて委員会)が発足しました。(以下、委員会)
委員会の役割は、会員からの識別依頼にお応えし、また本会に蓄えられた観察記録を再検証のうえより正確な記録とするための作業等を行うことです。また、右の過程を詳細に公表することで、識別に関する研究や学習の機会を提供する役割も兼ね備えています。
委員会のメンバーは、本会会員のうち、識別に関心を持つ方や高い識別能力のある方等を中心に構成されます。
本会「ご意見相談室」では、識別のご相談も承っております。お問い合わせへの回答が比較的早く得られます。
筑豊支部会員の方は、下記要領を参考にinfo@yacho.orgまでお問い合わせください。
識別に関するご質問(本会会員限定)をお寄せいただくときは、下記の項目を参考に、野外現場において知り得たことだけを忠実に記すようにしてください。写真、動画、録音、スケッチ等があるときは、もれなく一緒にご提供ください。もし観察年月日、観察場所、観察者名(実名フルネーム)、連絡先等の一部でも欠けているときは、ご要望にお応えできないことがあります。なお、ご提供の記録は本会会報「野鳥だより・筑豊」、ウェブサイト[くまたか/識別検討委員会]のページ等で、特に断りなく公表されることがあります。
- 特徴:観察した個体の特徴を観察したまま詳細に記す(推測はしない)
- 資料:撮影(ブレ・ボケ含む)、録音ほかの資料がある場合は、すべて提示すること
- 観察日:年月日とおおよその観察時刻も
- 観察場所:地名・周囲の環境等を極めて詳細に(分かる場合は3次メッシュコード
まで)
- 観察者名:実名フルネーム(姓のみや匿名、ハンドルなど実名でない場合のご質問にはお答えできません)
- その他:添付資料の説明や分かる時は同時に観察した種、上記項目以外のこと
報告例
- 特徴:前後に首を振りながら溜池で泳いでいた。大きさはおおむねハトくらい。身体は全体に黒っぽく、側面に横一文字で破線状の白い班がある。くちばしは先の部分が黄色く、額まで鮮やかな赤。尾羽根裏側によく目立つタテに白い模様が二つある。警戒心が強いようで人を見かけるとヨシの間に隠れる。
- 観察日:2014年8月10日15時頃
- 観察場所:宮若市小牧・溜池(3次メッシュコード:5030-55-65)
- 観察者:野鳥翔一
- その他:他にカイツブリ、オオヨシキリがいました。観察のみで写真等の記録はありません。
注:上記報告例は、実際の報告ではありません。
(サイト管理者 2014-12-13 > 2015-02-06 > 2019-08-08)
[くまたか]ご投稿の方全員必読
ご意見相談室
※本文は、事務局からすでに差し上げたメール「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」配信のお願い」(2019-04-10)と同内容です。
日ごろ本会公式ウェブサイト「くまたか」 http://yacho.org/ にご支援・ご協力をいただきありがとうございます。
このたび「くまたか」は本年(2019年)4月で10周年を迎えることができました。多くの閲覧者、ご投稿のみなさまのお陰と深く感謝いたしております。
この10年間で「くまたか」は多くの問題に直面してきました。これらの難問を解決する中から、今の「くまたか」が形造られたとも言えるように思います。
解決の結果は、後々のためルールとして記録に残してきました。それが「ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)です。
しかしながら、「ご投稿の方へ」は長く無味乾燥であり、よほどの必要がない限り読み通すのは困難かもしれません。そこで、10周年を機に内容をなるべく短く要約した「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)を作成し、公開いたしました。必要に応じ、元となった「ご投稿の方へ」も参照しながらご理解くだされば幸いです。
みなさまの中には、「くまたか」など無縁だという方もおられますが、もしこの先、ご投稿・情報提供などで「くまたか」をご利用になることがあれば、改めて本コラムを思い出し、「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」をご一読ください。
また、決して「はじめて」ではない方も多くおられます。ここは初心に帰っていただき、改めて「くまたか」のルールをご確認のうえ、今後、原稿作りや情報提供の指針としてご活用いただきたくお願いいたします。
実際、「ご投稿の方へ」など見たこともないという会員の方も多いと思います。さらに、最近、ご投稿ビギナーの方もぼちぼち「くまたか」にお見えになります。また、開始後10年目にしてようやく「くまたか」の形も確かなものとなってきました。
以上の理由により「くまたか」投稿ルールへの喚起やご説明はむしろ急務となっておりました。
「くまたか」はこれまでと同様今後も「ご投稿の方へ」をご承知いただいたもとして運用させていただく所存です。
ご質問・疑問などあれば、どうぞ下記までご遠慮無くお問い合わせください。
事情により電話や口頭によるお問い合せには、対応いたしておりません。どうかあしからずご了承ください。
一部の方には「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」のリンクをメールにより重複してご案内しておりますがご容赦ください。
前置きが長く失礼いたしました。下記リンクを開いていただき、「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」をご確認いただきたくお願いいたします。
「初めて[くまたか]ご投稿の方へ」(クリックで別に画面を開く)
問い合わせ先: info@yacho.org ご意見相談室
(2019-04-10掲載)
「引用」はルールを厳守して
情報部・有働孝士
投稿原稿で、公表された他者の文やマルチメディア(写真・画像・動画・録音物)を自分の著作に「引用」するときは、次の6条件を厳守してください。以下著作権法より要約。
- 引用部分が自分の文と明瞭に区別されていること。
- 自分の文が主であり引用文を従としていること(文意および文章の量)。
- 引用の必然性があること。
- 出所(出典)が明示されていること(書名・出版社・出版年、タイトル、URL等詳細、具体的に)。
- 改変していないこと(文では段落の状態も保存)。
- フォント(デジタル活字)にも著作権があります。ポスター等でフォントを画像にして使用すると違法になるので注意しましょう。無料で自由に使えるフリーフォント
をおすすめします。
- 音声・動画・画像の引用は著作権者の許可が必要です(「くまたか」独自ルール)。
引用は決してお気軽なものではなく、それなりの覚悟が必要な法的に際どい行為です。著作権違反の判断は、引用した本人ではなく、当然ながら著作権者が行います。投稿前に客観的で的確なチェックが不可欠です。
もし違法状態とは知らないまま原稿が本サイトに掲載されると、世界に公開されたうえ違法行為の確かな証拠としてあたかも危険な不発弾のように残されます(支部や情報部には法的チェック能力はなく、責任もありません)。
係争になったとき、非営利・公益性・ミニコミ等本サイトの性質は一切斟酌されず、投稿者がすべての責任を被ります。
著作権切れ著作物からの引用においても、上記6条件は厳守してください。本サイト独自ルールで、画像の引用は著作権者の明示的許可を必須とします。法令遵守(コンプライアンス)は本サイトの重要な基本方針の一つです。
本サイトは、投稿原稿に独自性・独創性(オリジナリティ)を求めます。ご自分のことばでご自分の考えを述べてください。引用は、そのご意見を支えあるいは反論のために必要な場合に限ります。
著作権法違反は、危険でもありますが、他の違法行為と同じく非常に恥ずかしい行いです。恥さらしとならないよう適正で注意深い引用をお願いします。
万一、違法な内容が判明したときは、即座に削除となりますので、あらかじめ了承を願います。
(2020-09-01掲載)
「くまたか」で探しもの(検索)/情報部
情報部:有働孝士
本ウェブサイト「くまたか」は、情報の宝庫です。日々の鳥信や本会活動、会員動静など、ほとんど隠すことなく公表され、蓄積保存されています。しかし、保存されているからと言って目的の情報を探そうとしてメニューを掘り進んでも、残念ながら簡単に見つからないことが多いかもしれません。保存される情報量が多いほど見つけにくくなるのは情報検索の基本原理であり致し方ないところです。そこで、本サイトでは、少しでも情報探索の手助けとなるよう検索サービスを提供しています。このページのいちばん下の「サイト内検索」を利用します。空色の線で囲まれた検索窓に検索語を入力してください。メニューによる検索が縦方向なら、こちらは横方向から横断的かつ網羅的に検索し合致する候補を調べます。
複数の検索語を設定する時は、言葉の間に空白を置きます。また、これらの検索語は、すぐ下のラジオボタンにより、「および」(検索語のすべてを含む場合)と「または」(検索語のいずれか一つが含まれる場合)の条件設定が可能です。検索語を入力し、下の条件設定を確認後、エンターを押すと、検索が開始されますが、結果表示には少し時間が必要です。なにしろ条件に一致する情報を探し出すため「くまたか」に収容されている約27万ものファイルのすべてを調べる必要があるので当然といえば当然です。とはいえ、作業はユーザーのPCではなく格段に強力なウェブサーバーの計算機資源を使うので、作業量にしてはかなり早く結果を返してくれるはずです。
ただし、検索プログラムの仕様上、ズバリ検索位置を示すというより、前後および含まれるファイル名等が返されますので、実際のファイルまで移動して、さらに絞り込んで探す必要があります。以前、Google検索の機能を借りて検索サービスを提供していましたが、[開|閉]ボタンの配下までは検索ができないため、現在は、ここにご紹介のサービスに入れ替えています。現在の検索では、「くまたか」内のテキストすべて(メインメニュー「会員専用」を除く)を検索対象にしますので、範囲が広くなり探しやすくなっているはずです。どうぞ、積極的にご活用ください。
この検索プログラムはWwwSearchから利用させていただきました(感謝)。
(2022-02-27掲載)
HListに植物写真ください/2020年10月/情報部
情報部・有働孝士
本サイト「くまたか」には、HListという、これまで本会会員により記録された植物総観察リストのページがあります。HListでは、原則として写真があることを掲載条件にしていますが、一部写真を欠いたままの種類(「写真なしリスト」)も掲載されています。
その「写真なしリスト」は下記表のとおりです。クロマツ、セリなどごく普通の種も混じっています。
ぜひ写真の提供にご協力ください。なお、掲載できる写真(表示ではなくリンクのみ)は1コマのみで、提供者名も掲載できません。リストにソバなど食用栽培植物やアサガオなど観賞用植物、その他有用植物が含まれています。下記の「自生・自活」の掲載条件を慎重に見極め、人の介在が考えられる個体は提供されないようご注意ください。
本会自然観察会などでは、花の美しい植物や見栄えのするする種類、珍種等に目が向きがちですが、本らんリストの種類もぜひ被写体に加えてください。
掲載条件
- 撮影地域は福岡県内に限ります。撮影地(市区町村)名を付記のこと。
-
植物は、自然分布すなわち種まき、世話など人の介在がないこと。
自生(親個体によるかまたは人でない動物により、自然に播かれた種から芽生えること)・
自活(植物個体自身の生活のみにより成長していること)
でなければなりません。 - 植物園や庭園、農地内の植物写真はご遠慮ください。
- なるべく花や実があり、その他特徴のよく見える写真を望みます。
- ご提供は、本会(日本野鳥の会筑豊支部)会員に限ります。
- 印刷は、「写真なしリスト」を選択し、右クリック>印刷から。
投稿先:info@yacho.org または「ご連絡」から件名「HList写真」で。
写真なしリスト
- アオカモジグサ
- アオゲイトウ
- アオホオズキ
- アオミズ
- アカザ
- アカソ
- アレチノギク
- イタチガヤ
- イチゴツナギ
- イヌクグ
- イヌホオズキ
- イヌマキ
- イヌヨモギ
- ウシクグ
- ウスベニチチコグサ
- エゾエノキ
- エノコログサ
- エビヅル
- オオコマユミ
- オオセンナリ
- オオバヌスビトハギ
- オヒシバ
- カサスゲ
- カンザブロウノキ
- キクイモ
- キジカクシ
- キミズ
- ギンリョウソウモドキ
- クサイ
- クロマツ
- ケアオダモ
- ケキツネノボタン
- コアゼガヤツリ
- コウゾ
- コオニタビラコ
- コゴメガヤツリ
- コジュズスゲ
- コヌカグサ
- コバノヒノキシダ
- コミカンソウ
- コモチマンネングサ
- サジガンクビソウ
- サツキ
- サンショウソウ
- サンヨウアオイ
- シシウド
- シソバタツナミ
- シナダレスズメガヤ
- シバ
- シロバイ
- シンミズヒキ
- ジュズネノキ
- スズメノエンドウ
- スズメノチャヒキ
- スズメノテッポウ
- スズメノヒエ
- スダジイ
- セリ
- センダングサ
- センリョウ
- ソバ
- タチシオデ
- タチスズメノヒエ
- タラノキ
- チチコグサ
- チチコグサモドキ
- チドメグサ
- チョウセンエノキ
- ツクシコゴメグサ
- ツクバネ
- ツクバネガシ
- ツゲ
- ツブラジイ
- ツボクサ
- テリミノイヌホオズキ
- トウゲシバ
- トゲミノキツネノボタン
- トダシバ
- ナキリスゲ
- ナツツバキ
- ナツハゼ
- ナツフジ
- ニガカシュウ
- ニシキソウ
- ヌカキビ
- ノゲシ
- ノチドメ
- ハイチゴザサ
- ハエジゴク
- ハシカグサ
- ハナビゼキショウ
- ハマウツボ
- ハリギリ
- ハルザキヤマガラシ
- ハンノキ
- ヒイラギ
- ヒゲコスミレ
- ヒデリコ
- ヒナタイノコヅチ
- ヒメクグ
- ヒメクラマゴケ
- ヒメドコロ
- ヒメヨツバムグラ
- ヒロハウシノケグサ
- フジバカマ
- ヘビノネゴザ
- ホシダ
- ホソバイヌビワ
- ホソバカナワラビ
- ホドイモ
- ホルトノキ
- マスクサ
- マツムシソウ
- マツヨイグサ
- マテバシイ
- ミノボロ
- ミヤギノハギ
- メヤブソテツ
- リョウメンシダ
(2020-10-22掲載 > 2022-07-14)
植物識別基本図書\2016のすすめ
自然観察会や個人の植物観察では、必須となるのが参考図書です。とはいえ、入門者にとり参考図書、とりわけ基本図書の選択は難しく、先達のご推薦が待たれていました。本ウェブサイト[くまたか]では、多くのフィールド指導により実績のある広塚忠夫氏に依頼して、基本図書および補助参考図書を選んでいただき、会員のみなさんに推薦することとしました。
これらの本は、決して初心者向きの易しい内容ではありません。フィールドで実際に出会う植物でも実は同様、必ずしも初心者に易しいとは限りません。むしろ、はじめからしっかりした資料に接しておくことで、誤認を減らし、不明植物についても見当がつけやすくなります。また、本会の行事では、保護の立場から植物の採集、持ち帰りは禁止しており、目前の植物をその場のその時、識別を試みることが多いものです。
このような制約下においても、フィールドガイドとして頼りになる図鑑が厳選されています。まとめて買えば高額となりますが、一冊ずつ根気よく揃えていけば、いずれは本棚のみならず頭のなかにも立派なライブラリができあがることでしょう。野鳥の会独自の手法 ─ 採集によらない生きた観察、だからこそ可能な、識別の楽しみと発見の驚きに満ちた、美しい植物の世界があなたを待っています。
標準和名(以下和名)について注意すべき点を述べます。植物の分野は分類体系が複数存在することや何より和名を統一するような機構がないため、複数の別名が通用しており混乱しています。野鳥のように和名が統一されていないのは困ったことです。そのため本会では、YList(APG体系)に準拠した和名を採用しています。また本会が福岡県内で記録した植物のリストHListも一覧できますので参考にしてください。ご報告・ご投稿の際は、和名にはじゅうぶんご注意ください。複数の別名で迷うときは、学名をより所にAPG体系の和名を特定されるとよいでしょう。
(サイト担当:有働孝士 2016-05-24 > 2022-07-05)
植物識別基本図書/2016
(書題/著者、発行所、初版発行年、価格/解説)
補助参考図書/2016
参考:野鳥識別基本図書のすすめ
(2016-05-24掲載)
野鳥識別基本図書\2014のすすめ
広塚忠夫・有働孝士
初心者にとって巧みな手引きとなり、中級者にとってはさらなる高みへの案内図となり、円滑なコミュニケーションのツールとなるのは、やはり誰でも入手容易な“基本の本”です。
本会では、識別学習や参照の基本となる“野鳥識別基本図書”三冊を厳選し、基本図書決定版として推薦します。この三冊は、今後、識別検討委員会(本会)でも参照本として重用し、また広く本会において共通の参照指標となるものです。野鳥観察を趣味として永く続けたいと思われる方に、自信をもって“野鳥識別基本図書”をおすすめします。
野鳥識別基本図書/2014
(書題/著者、発行所、初版発行年、税込価格/解説)
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フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂新版
高野伸二ほか (公財)日本野鳥の会、2015年、3,888円
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野外識別用に特化した“フィールドガイド形式図鑑”決定版。日本産鳥類全種(および外来種)すべてに詳細かつ簡潔な説明を施すとともに全種イラストおよび分布図を網羅。イラストにはフィールドマーク(識別ポイント)に矢印が記され、特徴の把握が容易。野外での携行・使用を前提に編集、造本(新書版・ソフトカバー)されており観察家必携の図鑑。基本中の基本図書であり、識別を語るとき本書を抜きにすることはできない。
- 購入の際は本会にお申込みください。
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絵解きで野鳥が識別できる本
叶内拓哉、文一総合出版、2006年、2,592円
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野外では類似種の識別に迷うことが多い。本書では類似種の写真を並べて比較し、フローチャートにより解決に導くわかりやすい手法が便利。初心者には野外で要注意の類似種グループが把握でき、またその注意すべきフィールドマークを確認できる。ベテランにはこれまで困難であった類似種の識別に新しい手法が適用できる。本書により、すでに常識となった識別法も多い。
- 販売図書の例
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決定版 日本の野鳥650
真木広造・五百澤日丸・大西敏一、平凡社、2014年、4,320円
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新しい分類体系(日本鳥類目録改訂第7版)に準拠して編集され、美しく鮮明な写真と的確な解説により、イラスト図鑑とは違ったリアルな野鳥の姿を確認し、識別をサポートする。今後記録可能性のある種を加え700種以上、2200枚以上の写真を収載した識別図鑑。雌雄、年令、夏冬の羽衣、亜種など、詳細な差異を豊富な写真で紹介。和名、学名、英名、中国語名、韓国語名による「鳥名一覧」は、他の文献を調べる際に役立つ。
- 販売図書の例
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初心の方は、入門用の易しい本から始める方が良いとする意見がありますが、そうではありません。初めから本格的なフィールドガイド図鑑に接し、実際の観察を本と対照して確認する習慣は、見過ごされがちですがとても大切で基本的ことです。もし野鳥観察を永く続けたいと思われるなら、初心者にも迷わずここに推薦の図鑑をおすすめします。
しめて1万余円の買物です。一気に購入せず、ふところ具合と相談しながら一冊づつ入手することもできます。また、一部「販売図書の例」のリンク先に示しているように、最近ではインターネットで安価な古書が購入できます。お近くの図書館でも蔵書があるかもしれません。本会事務所にもこれら三冊を所蔵していますので、手にとって確認してください。
余談です。はじめ基本図書には本会が上梓した「筑豊の野鳥」が含まれていましたが、すでに在庫ゼロで絶版状態です。PDF版ならあるとはいえ、参照にはPCなどのデジタル端末が必須とあってはおすすめもできず、やむなく割愛されました。
引き続き「植物識別基本図書」の選定も予定しています。
参考:植物識別基本図書のすすめ
(2014-11-05)
部外情報
SONIDORI写真コンテスト作品募集/本会後援
筑豊支部後援について
事務局・広塚忠夫
以下1〜4の見地から本会後援は問題なしと判断しますので、当会サイト「くまたか」に掲載して応募を呼び掛けることに致します。
- SONIDORI社コンテストの目的からは、自然保護に対しての企業による社会貢献の色合いが強く、また筑豊支部の法人会員の企画でもあり、環境保護団体の日本野鳥の会の野鳥保護の運動方向と共鳴しています。
- カメラメーカーや諸団体の写真コンテストの企画が、たびたびサイト上で見られますが、それら企画と同様に、個人の自由意志で応募されるので、当会としては積極的に参加される様に推奨すべきと判断します。
- よって、当会の協力は、当会サイト「くまたか」に掲載して応募を呼び掛けることは、なんら問題なしと判断します。
- その他:募集期間が当会「2023年野鳥展」と重なりますが、主催者によれば、コンテストと野鳥展に同じ画像で応募することは可能とのことです。
(2023-05-29掲載)
探鳥会・観察会における今後のコロナ対策
今後の探鳥会における新型コロナウイルス感染対策について
(公財)日本野鳥の会 普及室
(2023年3月7日版)
日ごろは当会の活動にご尽力いただきまして誠にありがとうございます。皆様ご承知のことと思いますが、厚労省から3月13日以降のマスク着用の考え方が示されております。これに倣いまして、探鳥会における新型コロナウイルス感染対策を更新いたします。
探鳥会を開催される場合には、各自治体のガイドラインをしっかり守り、感染防止に努めながら取り組んでいただきますようお願いいたします。以下の配慮事項は、順次新しい知見を加味しながら改定していきますので、探鳥会開催にあたっては、各項目をご確認いただき、十分注意して開催していただくようお願い申し上げます。
※この文書は、政府が発表した「新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式」を参考にして、探鳥会において特に配慮すべきと思われる点をまとめました。
※この文書は2023年3月1日現在の情報でまとめたものです。今後の状況の変化によっては、内容を変更する場合がありますことをご理解ください。
※以下の配慮事項を参考に、各自治体の指針も踏まえて探鳥会開催のご判断をお願いいたします。
【探鳥会を開催する場合の配慮事項】
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参加者のマスク着用は支部の判断
厚労省によると、3月13日以降マスクの着用は個人の判断にゆだねることを原則にしています。しかし、地域によっては重症化リスクの高い方への感染を心配する声が根強く残っているため、参加者にマスクの着用を求めるかどうかについての判断は各支部にゆだねることとします。筑豊支部においては、4月より「マスク装着は個人判断とする」(3月運営委員会 2023-03-23)こととなりました。
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参加者の前で解説するリーダーは当面の間マスク着用を心がける
参加者の前で大きな声を出して解説する立場にあるリーダーに関しては、当面の間マスクの着用をお願いいたします。本会担当はここで言う「リーダー」に相当しないため、やはり個人判断とします。
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具合の悪いリーダー、感染の疑いのあるリーダーは参加しない
リーダーは自宅を出る前に必ず検温し、発熱がないか確認をしましょう。また、無症状でも、感染の疑いがある場合は参加を控えましょう。 -
参加者にも、具合の悪い方の参加を控えていただくように呼び掛ける
探鳥会の広報文の中に「体調の悪い方また、無症状でも、感染の疑いがある場合は参加をお控えください」の一文を入れておきましょう。 -
リーダーが不安をかかえたまま実施しない
支部として開催を決定した場合も、リーダーは不安を抱えていることがあります。支部執行部と各リーダーとのコミュニケーションをよくとりあい、リーダーの皆さんが不安を抱えたまま開催することのないようご配慮ください。
※急遽中止にする場合は、集合場所での告知やホームページへの情報掲載などの対応をお願いします。 -
周囲の方々の目を意識する
集団で探鳥会を行うことに対する苦情やSNSによる批判を受けることが心配されます。いつも以上に通行人や他の利用者の目を意識し、狭い道を塞ぐなどの行動がないよう、ご配慮をお願いいたします。
【探鳥会保険について】
探鳥会保険では、病気は補償の対象外です。探鳥会が原因で新型コロナウイルスに感染しても、感染者に対する治療費等の補償はありません。一方、もし、リーダーの過失がもとで参加者が感染し、参加者から訴訟を起こされた場合は、賠償責任保険の対象となり、賠償金の支払い等に保険金がおりることがあります。参考:厚労省ホームページ「マスクの着用について」
サイト注:本文中の「リーダー」は「担当」に読み替えてください。当支部においては、探鳥会、観察会、その他の行事全体のお世話は「担当」が担います。担当の主要な任務は、事前の準備と当日のコース案内および開始時の説明と終了時の総括です。識別ガイドは任意です。
(2023-03-07掲載)
「State of the World's Birds 2022」和訳
バードライフ・インターナショナルは、4年毎に世界の野鳥についてレポートを発行し、鳥類と生物多様性に関する現況を教えてくれます。元の英文の日本語訳(仮訳)で、まとまりのあるデザインとともに読みやすい誌面となっています。
(公財)日本野鳥の会ウェブサイトからのご紹介です。
ページ下行の[State of the World's Birds 2022\(PDF:12.9MB)]と書かれたボタンをクリクしてください。(情報部)
『State of the World’s Birds 2022』の日本語仮訳を掲載しました(PDF)
注:PDFの文字が小さくて読みづらい時は、ウィンドウ上部の「+」をクリックで、段階的に内容が拡大されます。
(2023-03-03掲載)
2023年九州沖縄ブロック協議会議事録
本会副支部長・三浦博嗣
- 日時:2023年2月4日(土)13:00〜17:00
- 場所:昨年度に続きコロナ禍により、財団本部をホストとするリモート会議(zoom)で実施
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参加者:21名(敬称略・順不同、各支部役員、役職名は割愛)
財団本部(遠藤理事長、田尻自然保護室長、普及部江面)
北九州支部(川崎、前田)
福岡支部(田村)
筑後支部(松富士、野田)
佐賀県支部(宮原)
長崎県支部(福田、今里、寺島)
熊本県支部(田中、原口)
大分県支部(後藤、衛藤)
宮崎県支部(岩切、田辺)
かごしま県支部(柳田)
筑豊支部(森永、三浦) - 開会挨拶:九州沖縄ブロック協議会 代表・福田治男長崎県支部支部長
- 財団本部挨拶:遠藤理事長「コロナ禍の中、各支部の運営は大変でしょうが、社会活動、経済活動も少しずつ戻りつつあります。会員獲得では「初心者探鳥会」などで成果も上がっている。また、九州地区は鳥インフルエンザもあり、出水の鶴も被害が出ていますが、越冬場所も分散されているようです。」
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議題
- 財団からの報告事項 つばめの子育て応援事業での感謝状贈呈(かごしま県支部から西平石油給油所・長崎県支部から西陵高校)。今年度は3月中旬までに取り組み参加希望を普及室まで連絡。
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各ブロック支部からの活動報告
- 各支部ともに、コロナ禍の中で行事の中止も多く、会員獲得などに影響が出ている。
- 会員の高齢化(役員の高齢化)現象に対し、探鳥会の内容や周知方法などかんがえられるが具体的な対策案は出ていない。
- 野鳥観察マナー問題。各支部共に苦慮しており、支部内での情報発信の在り方も考える必要あり。
-
風力発電対策
九州沖縄ブロック協議会の支部の大半がこの問題を抱えており、現状は「環境アセスメント」も形骸化しており、他地域での風力発電中止になった現状は、地域住民や各自治体を巻き込んでの連携により効果が出ている。「野鳥の会」単独での行動では限界がある。
併せて、自然保護室より最新の風力による鳥類被害状況の説明があり、猛禽類やカモメ類が多く、中でもオジロワシのバードストライクが多い。
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2022年度の会計報告
昨年度は予算からの支出は柳生前会長の弔電代のみ。
予算について、事務経費の扱いは金額と使用項目を前任者に確認する。(松富士氏含む) -
次回ブロック大会
2020年度からコロナ禍で中止となり、福岡支部担当ではあるが今年度も中止。 -
支部からの提案
- 北九州支部から風力発電問題、会員減、探鳥会・撮影マナー問題が提案については、上記各支部活動報告にて対応。
- 長崎県支部から、・転居に伴う支部移籍会員の会費について各支部での現状の対応等に説明があり、ほとんどが他支部に転籍しても旧支部での会費は返戻していないし、受け入れ支部においても旧支部へ請求もしていない。
- ブロック役員の任期と担当支部について再確認する(事務局及び松富士氏)
- 九州沖縄ブロック協議会住所録の確認
参考:九州・沖縄ブロック協議会議事報告(2022年)
(公財)日本野鳥の会は、全国の連携団体について地方ごとに7ブロック(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)に分け、地方レベルでも活動を支援しています。本会は「九州・沖縄ブロック」に所属しています。
(2023-02-08掲載)
福岡県自然環境課と県内4支部会議報告
作成日 2023.1.25
作成者 森永光直
令和4年度福岡県自然環境課と野鳥の会4支部との意見交換会・速記録
- 日時:2023年1月24日 13:30〜15:20
- 場所:福岡市博多区・吉塚合同庁舎ボランティアセンター会議室
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出席者:
- 福岡県自然環境課野生生物係 林美智子・平山瑞樹
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日本野鳥の会
- 北九州支部 川ア実支部長・三上剛研究部長
- 福岡支部 田村耕作副支部長
- 筑後支部 松富士将和支部長・高田千代普及部長
- 筑豊支部 梶原剛二支部長・三浦博嗣副支部長・森永光直普及部長
※先頭番号4〜6は「提案番号」
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提案項目:北九州国定公園の平尾台にある広谷湿原の保全に関して。
提案内容(要旨):前年回答 コロナ禍で未完、今後会議推進の中で検討。
福岡県回答:自然公園課で担当しています、昨年同様の状態。
回答を受けて:苅田町の保全活動が弱いので県より整備の働きをお願いしたい。植物の調査及び変化を明示してほしい。
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提案項目:英彦山上宮社社殿修復整備工事に関して
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提案内容(要旨):現在までの工事実施内容を検証し、中岳広場・休憩所・バイオトイレの利用可能な関係者の検討の場の設定を要望致します。
福岡県回答:自然公園課で担当しています、昨年同様の状態添田町 文化財を所管する部署に問い合わせて欲しい。
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提案内容(要旨):バイオトイレのメンテ無しで4年間放置する情報は本当ですか?
福岡県回答:自然公園課で担当しています。最低 年1回のメンテナンス実施を行います。
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提案内容(要旨):英彦山山頂の周辺の入山禁止エリアのシカ防護ネットのメンテナンスは修復作業期間の対応の実施は?
福岡県回答:英彦山神宮に自然環境課が問い合わせて実施する。不具合等は自然環境課に問い合わせてほしい。
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提案内容(要旨):工事関係者以外の中岳登山・入山は一切禁止されているのでしょうか?
福岡県回答:英彦山神宮が管理し作業安全の面より禁止されている。
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提案内容(要旨):英彦山入山禁止エリアは、何の法律に基づき設定されていますか?
福岡県回答:自然公園法に基づく国定公園は県が土地を所有して管理している公園では有りません。開発行為を規制し適正な利用と開発を図ることを目的としております。九州自然歩道を土地所有者の承諾を頂いてルート確保しており、県は歩道敷地の所有者ではありません。
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提案項目:中間市の中島を鳥獣保護区に要望致します。
提案内容(要旨):当地は福岡県による「特定狩猟(銃器)使用禁止地域」に指定されていますが、鳥獣保護区に指定されれば、北九州・筑豊からからのアクセスも容易で、多くのビジターや近隣の学校での格好な自然観察教育として大変有効と成ります。
提案内容(要旨):中島の自然環境の特徴が、平地の原野及び湿地が保存されています。その結果、希少な環境に成っています。今後の保護区+E50指定の多様性を求めるうえで、重要と考えています。
福岡県回答:検討します。調査資料の提供をお願いします。
回答を受けて:北九州支部より中島近接の垣生公園周辺も鳥獣保護区の指定をお願いしたい
編集注:原文はエクセルの表ですが、掲載
スペースの都合により体裁を変更しました。
(2023-01-27掲載)
初心者の方に向けた、マナーのガイドライン
野鳥や人に迷惑をかけない、
マナーを守った野鳥観察・撮影を!
公益財団法人日本野鳥の会では、誰にでも楽しめるバードウォッチングの普及を進めていますが、この度、野鳥観察・撮影の初心者に向けたマナーのガイドラインを策定いたしました。
ガイドライン策定の背景
近年、鉄道ファンの写真撮影におけるマナー問題が大きな社会現象となっていますが、野鳥の観察・撮影の世界でも同様の問題が頻出しています。
加えて、SNSの普及により情報の拡散速度がアップしたことで、珍しい野鳥の出現情報などをSNSに載せることで、そこに多数の人たちが押し寄せてしまい、野鳥だけでなく、一般の公園利用者や地元住民に迷惑をかける事例が発生しています。
こうした事案が増えているのには、野鳥観察・撮影の初心者の方が、野鳥とその生息環境、また近隣住民の皆さんにとって「どんな行動がマナー違反か」に、思いが至らないことが多いためと考えられます。
マナーを知っていることで防げることがたくさんあります
こうしたことから、日本野鳥の会では、バードウォッチングを始める段階で、皆さんに野鳥の観察・撮影のマナーを知ってもらうことが重要と考え、このガイドラインを策定しました。
ガイドラインには、「野鳥にとってどんな行為が迷惑なのか」、「野鳥を見たい気持ちや撮影したい気持ちの前に気をつけなければならないことは何か」などが盛り込まれています。特に、「珍しい野鳥の出現情報や写真をすぐには公開しない」など、昨今問題になっている行為について注意喚起をしています。
少し厳しいことが書いてありますが、野鳥に対するマナー、一緒にバードウォッチングを楽しむ方へのマナー、観察・撮影地を利用する一般の方に対するマナー等、頭の片隅に置いておくことで、皆さんが気持ちよく野鳥観察や野鳥撮影を楽しんでいただくことを願っています。
マナー問題の事例
・珍しい野鳥の写真が撮れたので、撮影した公園名と一緒に、気軽にSNSに投稿したら、大勢の人が押し寄せてしまい、公園や利用者に迷惑をかけることになってしまった。
・野鳥が巣で子育てをしている写真が可愛かったのでSNSに投稿したら、たくさんの方からお叱りのコメントが来てしまった。
・座って撮影していたカメラマンの方に「何かいるのですか?」と聞いたら、「あなたが近づいてきたせいで、1時間も待っていた野鳥が飛び立ってしまった」と怒られてしまった。
ガイドラインからの抜粋
(初心者の方がやってしまいがちな点)
営巣中、育雛中の野鳥や巣へは近づかない
巣や巣立ち雛に遭遇した場合、すみやかにその場を離れるようにしましょう。親鳥は卵やヒナを守るために神経をとがらせています。人間の存在がストレスの原因となり、「この場所は危険」と判断して親鳥が巣や抱卵を放棄することや、早すぎる巣立ちが起こる可能性があります。また、親鳥が驚き、あるいは警戒し、巣を離れてしまった場合、卵やヒナが捕食者にさらされたり、低温にさらされたり、繁殖に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
稀な渡り鳥等の画像や映像、情報は、鳥が撮影地からいなくなってから
迷鳥や希少な野鳥を撮影したときは、その鳥がいなくなってから公開するようにしましょう。画像や映像の有無に関わらず、珍しい野鳥の情報も同様です。
わずかな情報からでも、その場所を探し出し、たくさんの人が集まるリスクがあります。その野鳥が、その場所から去るのを待ってから「すでにいなくなった」という記述とともに公開することで、野鳥にストレスを与えることや、周辺住民への迷惑も防ぐことができます。
・ガイドライン全文は、添付資料をご覧ください。
「プレスリリース:野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドラインを策定」(公財・日本野鳥の会)2022-04-26サイト掲載より転載。
(2023-01-11掲載)
SONIDORI社様双眼鏡10台ほかを本会へご寄贈

【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時表示・ドラッグで移動可能、スペース・矢印キーで連続閲覧
情報部長・有働孝士
2022年12月27日、SONIDORI

待ち合わせ場所、遠賀川水辺館(直方市)には、SONIDORI社から、取締役・石田晋士様、熊谷朋柔様、行武良起様、本会からは梶原剛二支部長、広塚忠夫事務局長、有働孝士情報部長がお会いして、お話を伺いました。
SONIDORI社は、北九州市戸畑区に本社を持ち野鳥撮影・探鳥のツールを製作・販売する専門メーカーで、2021年オンラインストア

最近、広塚事務局長は、北九州支部の方とお話した際、SONIDORI社の双眼鏡はピント合わせが不要で価格も安いとの話を聞き込み、また製作の会社も県内と近いため、早速、同社にメールで問い合わせました。これがきっかけでまたたく間に話が進み、とうとう水辺館での初対面となりました。SONIDORI社から来られた三名の方のうちお二人は20代、取締役・石田様も見かけ20代なので、新進気鋭という印象がぴったり。とてもお仕事を気に入っておられる様子です。何とはなしにスーツの中年のおじさんビジネスマン風を想定していたので、水辺館を訪れた他のお客様かと見当違いをしてしまいました。
実は、すでに広塚事務局長は、北九州支部からSONIDORI社の「双眼鏡」(定価5700円)を借り受けており、フィールドでも試用中でした。私も現地で実物を触らせてもらいましたが、265gだそうで、まずその軽さが意外でした。倍率10倍、対物レンズ径が25mmとのことで、スペック上から視野の明るさを少し危惧しましたが、かなり明るい感じで、持参したNIKON 10×30とそれほど差を感じません。何よりの驚きは、ピント調節不要という仕様です。実際、双眼鏡にはピントリングがありません。さすがに近景(普段あまり使わないレンジです)は無理ですが、中景、遠景では特に問題を感じませんでした。登山が生きがいでもある広塚さんは山中のハードなフィールドで実用し、小型軽量で場所を取らず鳥を見るのに何も不足はないと気に入っているそうです。野鳥観察に特化したこの仕様には感心しました。
同時に撮影・探鳥用手袋「カメラグローブ」(3000円)5双をいただきました。色合いが野鳥を刺激しない上品なモスグリーンで、目立たないのは何より(個人的には好きな色です)。まず目を引くのは入念に作り込まれた様々な仕掛けです。右手の親指から中指の第1関節から先が露出可能になっておりスマホのフリック他微妙な操作等が容易です。手袋の甲には、さらに指全体に被せてミトン状にする脱着可能なカバーが邪魔にならないように取り付けてあり、余程冷たいときは親指も潜り込ませることができます。生地は手触りが柔らかくキメの細かいフェルト状で、指先や手のひらには滑り止めの合成皮革がニ列の縫い目で縫い付けられています。もはや単なる手袋から、ギミック感一杯の道具や装置のようで、実体験をもとに作り込まれた制作者のセンスが伝わってきます。「自分たちが欲しい物を作りたかった」とのお言葉通りの仕上がりです。
世の中、近々ステマは法的に禁止となるそうですが、本記事の製品評価すべて筆者の実感です。今回、石田様、熊谷様、行武様のお話を伺い、SONIDORI社の自社製品に惚れ込んでおられる様子が、話の端々から感じられ、また道具としての素性にも自信を持っておられるようでした。ウェブカタログ

※お詫び:文中、SONIDORI社様のお名前を誤記しましたこと、訂正の上お詫びいたします。
(2022-12-27掲載)

【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時表示・ドラッグで移動可能、スペース・矢印キーで連続閲覧
直方市・遠賀川水辺館前遠賀川 2022-12-27 @5030-4598 (有働孝士撮影 NIKON P900)
バンとゴイサギ非狩猟鳥へ
繁殖分布調査事務局 植田睦之
特定非営利活動法人 バードリサーチ
全国鳥類繁殖分布調査参加者の皆様
モズの高鳴きも聞かれだし,過ごしやすくなってきました。
さて,バンとゴイサギが,本日(2022-09-15),狩猟鳥獣から解除されました。
全国鳥類繁殖分布調査で減少が示されたのがきっかけです。皆さんの調査結果が自然保護行政にも活かされてきています。
「全国鳥類繁殖分布調査の結果でゴイサギとバンが狩猟鳥獣から解除に」(バードリサーチニュース 2022年9月15日)
また記事にも書いてありますが,レッドリストの改訂のための検討にも使われています。今後も解析や追加の情報収集など進めていきますので,引き続きご参加,ご協力,よろしくお願いします。
(2022-09-17掲載)
福岡県内の各支部例会予定
新型コロナウイルス禍により行事が中止されていますので、ご注意ください。(2020-04-21)
各会例会へのご参加は自由です。それぞれに異なった持ち味やフィールドの様子など、きっと興味深い経験となることでしょう。気軽に参加してみませんか。
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(公財)日本野鳥の会eBird Japan公開
“(公財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:上田恵介、会員・サポーター数:約5万人)は、コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)と協働で、世界最大の野鳥観察プロジェクトeBird(イーバード)を日本語で利用できる“eBird Japan”を開発し、本日公開しました。
eBirdは誰でも無料で利用できるオンラインの野鳥観察データベースを核とする、科学研究プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーと共有できるデータベースを利用することで自分が見た鳥の記録だけでなく、まだ見たことがない鳥が見られる場所の検索や、世界各地のバードウォッチングスポットの検索などもできます。”
─ (公財)日本野鳥の会より、一部引用
このサイトは、本会の観察サイト\鳥信記と同質の観察記録データベースとして、世界規模で展開されています。
モバイル・アプリも用意され手持ちのスマホからアクセスできるので、日常的に利用することができます。
興味深い「Merlin(マーリン)野鳥識別」(スマホアプリ)は、識別をサポートする無料アプリです。様々な観察データから、識別を容易にしてくれるツールとなるようです。
詳細は、「プレスリリース:世界最大の野鳥観察データベースeBirdの日本語版eBird Japanを公開」を参照してください。
(情報部 2021-11-02掲載)
探鳥会における鳥インフルエンザへの配慮のお願い
公益財団法人日本野鳥の会・普及室
現在、国内で高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)の野鳥での確認例が相次いでおり、この冬はこれまで以上に注意が必要な状況となってきています。
鳥インフルエンザは、鳥の病気です。養鶏場などのように鳥と濃密な接触をすることがない限り、人への感染は過度に心配する必要はありません。しかしバードウォッチングによって、知らず知らずのうちにウイルスを運んでしまい、被害の拡大に加担してしまうことがあり得ます。ここでは、このようなことを避けるためにはどのようなことに気を付ければよいのかについてお伝えします。
鳥インフルエンザは、カモ類などの水鳥が主な宿主とされています。水鳥が集まる池や湿地、湖で探鳥会をするときには特に注意が必要です。バードウォッチングによってウイルスを広げてしまうケースとは、靴や車のタイヤなどに付着したウイルスを周囲の養鶏所などへ移動させてしまうことを想定しています。特に、探鳥会など、大勢の人が水辺に集まることで、ウイルス拡散の可能性がより高まると考えられます。
そこで、探鳥会を企画・実施するにあたり、以下の点に配慮していただくようにお願いいたします。
- 水鳥の糞が多量に落ちているような水際まで近寄らないようにしましょう。
-
探鳥場所から移動する前には、靴底、三脚の足、自動車のタイヤなど、地面に接したものを消毒しましょう。
消毒薬には、「消毒用エタノールIP ケンエー スプレー式 500ml」が安価でおすすめです。探鳥会には消毒スプレーを持参し、探鳥会の最後に参加者に協力を呼びかけスプレーで消毒しましょう。また、汚れが残っていると効果が低下しますので、泥をよく落としてから消毒しましょう。なお、この消毒液の毒性は低いですが、使用上の注意に従って、十分注意して使用してください。 - できれば、 1日のうちに、複数の探鳥地を行き来しないようにしましょう。どうしても必要な場合は、異動の前に消毒をしましょう。
- 帰りに、養鶏場やアヒル等の飼育場、動物園などには近づかないようにしましょう。
■野鳥の死体を発見したら
野鳥の死体を発見したら、都道府県の鳥獣保護関係部署に相談してください。このとき直接、素手で死体に触れるのは避けてください。
野鳥の状況をこまめに把握し、いち早く異変に気付くことは、被害を最小限に抑えることに繋がります。行政に報告しても、実際に死体が回収され、鳥インフルエンザの検査が行われるかどうかは、野鳥の種や死体の数によって異なりますが、連絡を密にして情報を集約することには意味があります。
■鳥インフルエンザが近くで確認されたら
探鳥会を計画している探鳥地で鳥インフルエンザが発生した場合は、探鳥会を中止してください。ウイルスが増殖している場所に大勢の人間が押し掛けることは、それだけウイルスの拡散を助長させる恐れがあります。
また、観察場所の半径10kmの範囲で鳥インフルエンザが確認された場合は、中止を含めて対応の検討をお願いします。
■最後に
冬の水辺は見どころが多く、各支部による初心者向けの探鳥会が頻繁に開催されています。いつもにもまして、野鳥への配慮、参加者への配慮、社会への配慮が必要な状況となってきています。適切な対策をとることで、周囲の理解を得ながら、多くの方に探鳥会を楽しんでいただけるようご協力をお願いします。
当会では、国内の発生情報を以下のページにまとめています。ぜひご覧ください。
※日本野鳥の会・探鳥会スタッフ通信(メール版)2016年・号外(2016年12月7日発行)より許可を得て転載
(紹介者:有働孝士 2016-12-14掲載)
日本野鳥の会(財団本部)ニュース
素晴らしい新版「フィールドガイド 日本の野鳥」
(公財)日本野鳥の会 普及室
安西英明
◇新版は売れるか?
この連載で、「新版のよさ、他の図鑑にはない特徴を書いて欲しい」という主旨のご意見を頂戴しました。これまで新版での新たな追記や変更について書いてきましたが、発行の遅れのお詫びを兼ねた、支部や探鳥会のリーダー役の方々向けの裏話だったので、野鳥誌 5 月号の最終ページで宣伝はさせていただきました。「バードウォッチャーのバイブル的図鑑がリニューアル」などの売り文句とともに「増補改訂新版はここが変わった!」などが記されています。
が、前回書いたように、一見しただけではあまり変わっていないように見えるほか、薄くなり、地味にもなっている点から、売れ行きは心配です。変更は目立たないように工夫をし、頁は増えたものの野外携帯を考えて用紙を薄くしました。図版の色が地味になったのは、増補改訂版で高野の原画より派手に印刷された図版があったため、原画の色彩に合わせる努力をした結果です。写真図鑑の場合、実際に野外で見える色味とは違う印象のものが多いことが気になっていましたが、今回、改めて高野図版の凄さを再認識できました。
◇目録7版の考え方
野鳥誌 9・10 月号などで新版を紹介する企画が進んでいるようですが、私自身は 6 月末に日本野鳥の会埼玉の総会で「『フィールドガイド日本の野鳥』新たな改訂のポイント」という題で講演をさせていただきました。
高野図鑑としての優れた点については、増補改訂版を紹介した野鳥誌 2007 年 10 月号にまとめてあるので(当会ホームページのBIRD FAN「野鳥の見分け方」でも見られます)、それをコピーして配布資料としました。新版での改訂ポイントは、これも野鳥誌 2007 年 7月号の分類特集や 2013 年の日本鳥類目録改訂第 7 版の変更点などを使って解説しました。また、目録7版の考え方、例えば「現在の鳥類学の到達点を明確にし、不十分な点について今後の検討を促す」については、いかにその考え方に沿わせたかという具体例を紹介しました。ここで持ち時間を終えてしまい、クイズの用紙を配布したものの当日はクイズができませんでしたので次に紹介し、『フィールドガイド日本の野鳥』が他の図鑑と何が違うのか?という話題にさせて下さい。
◇他の図鑑ではあまり触れられていないこと
増補改訂版や増補改訂新版で書き加えた事例などをクイズにしました。P以後の数字で新版の当該ページを見れば答えがわかるようになっています。
-
鳥と哺乳類の共通点は
- ① 恒温動物 ②子育て ③ ? :P3
-
私たちヒトと鳥の共通点は
- ① 昼行性で視覚中心 ② ? :P3
-
1934 年の出来事は
- ① 日本野鳥の会創設 ② ? :P4
- 日本の野鳥は何種? :P12
- 世界の野鳥は何種? :P13
-
生物学の大きなテーマは
- ①生物とは何か ② ? :P13
- 種の定義「遺伝的独立」の例外は? :P12
-
生物の分類単位は
-
<界>−<門>−<?>−<目>−<科>−<属>−<種>−<?>
:P12
-
<界>−<門>−<?>−<目>−<科>−<属>−<種>−<?>
- 目録の掲載順の意味は? :P12
- 日本固有種とは? :P13
- 留鳥は移動しないか? :P17
- 漂鳥とは国内移動か? :P17
- 小鳥とは? :P214
- 瞬膜とは? :P350
- 色変わりとは? :P23
- スズメの寿命は?在巣期間は?親子期間は? :P23
- カラス科の特徴とは? :P298+P300+P347
- ハシブトガラスとハシボソガラスの歩き方の違いは? :P302
- 哺乳類のように吸い込める鳥は? :P346
- スズメやカラスの子どもの聞き分け方は? :P350
◇基本とさまざま、歴史
私は高野さんから、基礎や基本の大切さや、野鳥の楽しみ方は種の識別だけでなくさまざまあることを教えてもらいました。最新の知見から追記や修正したいことは多々ありますが、何に絞って、どのように記すかという観点では、まずは高野さんの教えを生かすようにしています。次に一般の方々から受ける数々の質問とともに、全国の支部報に掲載される話題も参考にさせていただいており、野鳥をちゃんと識別したい人、鳥について知りたい人にとっては本書が一番と思うとともに、高野さんのみならず多くの方々のお陰様として感謝しています。
他の図鑑にもそれぞれのよさはあるはずですが、本書が決定的に違う点は2つ。ひとつは野鳥の会の財産であることでしょう。高野さん自身が多くの会員に支えられ、教えられたことは野鳥誌や本書にも書いていますし、高野没後、会員の記録を集め、検討して増補版に至り、増補改訂も今回の新版も全国の会員の情報やご協力があればこそなのです。
今ひとつは歴史が詰まっていること。例えばクイズ<3>②の答えは、初版でも P3 のピーター・スコット卿の「発刊によせて」に記されているように、「フィールドガイドの形式の誕生」ですが、スコット卿はその歴史的意義も書かれています。33 年後の新版でもそこを省くことはしませんでした。
(終わり)
「新たな『フィールドガイド日本の野鳥』に向けて増補改訂新版の取り組み」探鳥会スタッフ通信 2015 年7月号 (公財)日本野鳥の会発行
※本稿は、上記記事より転載しました。掲載に当たって一部体裁を編集しています。万一、この記事に著作権やその他の不都合があるときは、ご連絡ください。速やかに対応いたします。
『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版3,888円(税込)は、日本野鳥の会筑豊(本会)でも取り扱っています。ご注文をお待ちしています。
(紹介者:有働孝士 2015-07-17)
注:タイトル先頭ロゴは公益財団法人日本野鳥の会
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