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コノハズク  広塚忠夫 英彦山の四季 14ページ

野鳥と植物を求めて英彦山の四季を歩き尽くす、広塚忠夫の英彦山・縦横無尽。
自然観察の写真と短文に山歩きの醍醐味をしのばせ、英彦山の旬をお届けします。


(282) 四王寺の滝の見事な氷爆

広塚忠夫 2018-02-03

  • 2018-02-03(土)小雪一時曇り、弱風
  • ルート:鷹巣原駐車場8:55〜奉幣殿9:15〜衣が池10:11〜四王寺の滝10:50〜南岳11:57(昼食)〜山頂13:05(−5℃)〜バードライン分岐13:57(−2℃)〜鷹巣原駐車場14:33
  • 観察種
    鷹巣原駐車場〜奉幣殿(三次メッシュ ):ホオジロ2、ヒヨドリ3、ハシブトガラス1
    奉幣殿〜衣が池(三次メッシュ ):ヤマガラ1、ハシブトガラス2、ミソサザイ1、ルリビタキ♀、トラツグミ1
  • 参加者(5人):三浦美代子、新飼謙次郎、安部隆成、広塚忠夫(会員)、中野(一般)

山好きの会員4人と「日本100名山」征服まで残り3座の若い登山家と、四王寺の滝経由で英彦山を目指した。
標高がやや低い山裾ルートでは、この厳冬期にかかわらず下界せずに残っているミソサザイが1羽観察され、今年は当たり年のルリビタキの♀が枝越に画像記録を残せた。標高が上がるにつれて雪がすっぽり覆い被り鳥の餌探しが厳しいようで、全く、野鳥との出逢いはなかった。
一方、四王寺の滝を目指す登山者や見学者は、土曜日であることと、それに氷瀑の新聞報道に誘われて四王寺の滝周辺は混雑していた。この滝からは危険な急登の岩場を登り切らなければならないが、外見上の足どりと顔色から心配される登山者も居られた。無事に下山されたのであろうか、本日(4日)時点、事故情報の発表はあってないので安堵している。
今日は何と言っても、四王寺の滝の見事な氷瀑に魅せられた一日であった。いまだに余韻が続いている。

(2018-02-04掲載)

(281) 壮観な英彦山の冠雪風景

広塚忠夫 2018-01-30

  • 2018-01-30(火)小雪から曇り一時晴れ
  • 野営場10:51(積雪15cm)〜バードライン分岐11:23(-5℃積雪15cm)〜北西尾根経由(積雪30cm前後)〜山頂12:45-13:00〜北岳13:52(40cm前後)〜一本杉14:12〜シオジの森14:33〜豊前坊15:05〜野営場15:53
  • 観察種():オオアカゲラ1、ハシブトガラス2、ヒヨドリ4、ツグミ2、ウソ1、シカ:0(野営場〜バードライン分岐、ただしバードライン分岐から山頂・シオジの森 までのコースでは観察種「0」)

画像の通り、1月14日英彦山に向かうアイスバーン道でスリップ事故を起こした。事故原因は四輪駆動(エクストレール)の安心感と自信過剰で無謀にもノーマルタイヤ走行が原因と反省した。T型交差点の下りで、ずるずると滑るので右にハンドルを切るとそのまま側溝に左両輪を落としてしまった。JAFに引き上げてもらったが、タイロッドがいかれてハンドル操作不能となった。たまたま通りかかったレーサーの虎尾俊二氏までお手数おかけして、自宅まで送って頂いた。

自宅のリビングから英彦山の冠雪が輝いてお誘いがかかる。やっと1月29日車修理が完了したので早速、また、アイスバーンの道を性懲りもなく走った。事故のトラウマで臆病風が吹き対向車が現れるとドキドキしながらも野営場に無事現着した。
野営場からアイゼンを装着しスタートし、ヒヨドリが横切りウソとオオアカゲラの啼き声が聴こえ、ツグミとハシブトガラスの移動がスタート周辺で観察されたが、バードライン分岐から先のルートでは全く鳥との出逢いはなかった。登山者も少なく出会ったのは5人きりだった。
すっぽりと雪に包まれた英彦山は、樹氷が成長してエビのシッポが大きくなり壮観な風景を堪能した。北西尾根のススキ平原は膝下の積雪で、山頂から北岳に向かう積雪は膝下から膝上まであり降りる岩場ルートの道は判らなく、ブナ林の稜線上は一人旅のため足跡もなく勘を頼りに、膝上の雪だまりを抜き足差し足で突破して無事に帰還した。

(2018-02-02掲載)

(280) コガラの4羽の群!

広塚忠夫 2018-01-06

  • 2018-01-06(水)曇り後晴れ、弱風から中風
  • 野営場8:46〜バードライン分岐9:23(-1℃)〜山頂10:34(-3℃)〜北岳11:21〜一本杉12:00(1℃)〜シオジの森12:31(0.1℃)〜豊前坊12:59〜野営場14:04(5℃)

2018年の英彦山初登山である。国道は全く普通に通れる状態だった。登山道に入ると積雪は10cm〜15cmと浅いが雪下はアイスバーンで安全の為アイゼン装着にて歩いた。正月飲み疲れの体としては、久しぶりの英彦山に向かう道中から楽しく、実際の探索コースに入ると更に気分爽快で生き返った。
バードライン入口ではリョウブ(令法)実を必死に採餌しているアカウソが、じっくり撮影サービスをしてくれた。枝被りから天辺に現れた彼らを追う撮影シャッター音は、アドレナリンどくどくで健康に良い。ゆっくりと標高も上がってくると、蒼空背景の樹氷が太陽に輝き次々に魅せてくれるので写さずにはおれなく、極端なペースダウンだった。
帰路のクサリ場の危険な場所で「1人ですけど、なにか?」のブロガーに出逢った。つぶらな瞳に長いお下げ髪の彼女は、登山仲間のおじさん方々には大人気です。私も楽しく情報交換を行った。と言うより一方的に質問を投げかけて会話を愉しんだ。“カメラは一眼レフの広角レンズで日の出・風景・花を狙うが、倍率から鳥は無理です。鳥は青い鳥のオオルリ・カワセミが大好きです。”とおっしゃった。彼女と一本杉で別れて、単独でシオジの森の冬鳥を探すことにしたが、完全な静寂の下りだった。
高住神社では看板嬢から美味しいコーヒーと高級のお菓子を頂いた。いつも感謝しています。
スキー場を過ぎたところでミヤマホオジロの群れが観察され、その中にコガラの採餌中の4羽が遊んでくれた。4羽の群は英彦山最高記録です。
新年もよろしくお願いいたします。

(2018-01-07掲載)

(279) 快晴の英彦山の閑古鳥

広塚忠夫 2017-12-15

  • 2017-12-15(金)快晴、微風、0℃〜6℃
  • ルート:野営場8:33(3℃)〜バードライン分岐9:29(1℃)〜英彦山中岳11:10(0℃)〜北岳12:37(6℃)〜一本杉(7℃)経由〜豊前坊14:21〜野営場15:35(6℃)
  • 参加者:三浦美代子、三浦博嗣、広塚忠夫

まだまだ現役よ!と稼ぎまくっている美代ちゃんの休日リクエストに応えての英彦山行となった。天候は快晴の蒼空に、無風に近い弱風のコンディションの絶好の観察日和であった。
早速、出発地のキャンプ場の桜の木の上では、アトリの群れが飛翔したり樹間の移動が観られた。北西尾根に向かう林ではツグミの群れやキクイタダキ、ウソの啼き声が聴こえて上々のスタートとなった。期待は膨れるばかりであったが、北西尾根から中岳・北岳のメインルートでは期待外れの閑古鳥の鳥相であった。
まあ、この様な日もあるよと慰めながら、今年初のアイゼン装備でアイスバーン上の歩行や氷柱、霜柱観察は愉しめたが、やや物足りない寂しい英彦山であったことは歪めない。

(2017-12-16掲載)

(278) アカウソ・オオアカゲラとの出逢い!

広塚忠夫 2017-12-04

  • 2017-12-04(月)曇り、中風から強風、
  • 野営場8:30(9℃)〜バードライン分岐9:12(5℃)〜山頂10:29(1℃)〜北岳11:42〜12:04(昼食:1.4℃)〜一本杉12:38(4℃)〜シオジの森経由〜豊前坊13:27(5℃)〜野営場14:03(6℃)

寒気の予報だが晴れ予報でもあるので、翌日登行を前倒しして野鳥生息調査を兼ねた英彦山探索を、三浦博嗣氏と実施した。
野営場からバードライン分岐まではぼちぼちの野鳥出現で、手持無沙汰のため樹木の識別を行いながら登った。山頂間近の北西尾根のススキ平原で、先週と同様にマヒワ50±羽の群れが頭上を飛び去った。山頂は風が強く気温も1℃で厳しい状況のためか、登山者も数人と少なかった。
バイオトイレの点検は三浦博嗣氏にお願いした。休憩所の小屋は、昨日筑豊山の会の皆さんが防風の戸締りをされていて暖かいが、直ぐに北岳ブナ林に向かった。
稜線上では、シカ食害防止ネット内と外側のクマイザサ(九枚笹)の生育状態を比較観察した。ネット内のササは、シカ食害がないので外側に比べると背も高く青々と元気に成長していることがはっきり確認できた。
ここにじっとしていると寒いので、動き出し登り始めるとマヒワの群れがブナ林内を低く北西方面に向かい飛び去った。あーあーと残念がっていると、ブナの枝や背の低いササの登山道のあちらこちらに動く鳥を見つけた。アトリの大群だ。約110羽をカウントし気持ち良いシャター音を響かせたが、寒風が吹く抜ける稜線上であり手が凍えて、その上ガス状の条件下でシャター速度はあがらず近距離であるがブレブレの写真の様な感触だった。北岳に向かう登りで三浦氏がオオアカゲラを見つけ、枝被りであるが久しぶりの出逢いでワクワクした。
一本杉への下りルートではクマイザサ(九枚笹)の開花後の経過を検証した。一部の花の形をした実を調べるが、花の枯れた物に観えた。英彦山のササはシカの食害と開花による枯死の進行、更に福岡県施策のブナ再生事業によるササ伐採での三重被害下に耐えうる自力更生が、どの様に変化していくか、興味が湧く。ササの開花は約15年毎とか50年毎とも言われているので、次のチャンス時は生きてないのは確実で今年が最後となる。しっかりと観察を継続するつもりだ。
一本杉に向かう下りでウソの啼き声が聴こえると直ぐに、綺麗なアカウソを6羽発見した。
本日の英彦山山行は寒さに耐えながらであったが、冬鳥と過ごせた楽しい1日となった。

(2017-12-05掲載)

(277) 大群のアトリ・ハギマシコ・マヒワがご帰還!

広塚忠夫
2017-11-28

  • 2017-11-28(火)晴れ後くもり、中風〜強風、8℃〜11℃
  • 野営場8:50〜バードライン分岐9:25(11℃)〜山頂10:56(10℃)〜北岳12:11(8℃)〜一本杉12:30〜シオジの森13:51〜豊前坊14:21(11℃)〜野営場15:09

帰宅後“地元田川市は暑くて庭の手入れ時は服を一枚脱いだ”と、連れ合いは言っていたが、恋人である英彦山は気温8℃から11℃と低く、風も強く体感温度はぐーと降下したなかのルート探索だった。
北西尾根から山頂近くのススキ平原から北岳のブナ林の稜線上は、ゴーゴーと唸り声を発する強風が吹く付けてくるので、斜面を少し下った処をトラバースした。
出発点は野営場からであった。バードライン経由の北西尾根までは、ほんまにさっぱりの鳥の出現で寂しい一人旅の登行であった。が、山頂部の様変わりしたススキ平原(以前はクマイザサ草原)に差し掛かると強風に煽られた小鳥の群れが流れ去った。一瞬ではあるが黄色みの体形色からマヒワと識別した。
山頂ではバイオトイレを点検して、登山者約10人の登山者と挨拶を交わして進むと、人気のブロガー「1人ですけど、なにか?」の可愛い彼女が離れて食事の準備をしていた。どこから登って来たのと尋ねると、“裏(裏彦)から”と、この言葉だけで嬉しくなるので不思議だ。
強風を避け稜線から天狗の滝に少し下ったところで早めの昼食をとっていると、ジュッジュッのアトリの群れの声とシルエットの移動を記録した。
北岳から一本松への下りルートはクマイザサ(九枚笹)の開花後の枯れ行く具合の継続調査を行った。全体として枯れは進行しているようだが、バラつきはあり、開花後に実をつけたまま枯れないでいるササも観られた。
クサリの岩場を慎重に下っていると小鳥の群れ30±が、裏彦側に飛び去ったが識別はできなかった。それと同種類か判らないが残留している少群がブナの大木の上辺で採餌しているのが確認でき、双眼鏡を覗くと、なんと、10羽のハギマシコだった。ルンルン気分で少しづつ近づき写しまくっていると、すぐ横のツルアジサイ(蔓紫陽花)の実をとっているのか、ウソの声が聴こえるが姿は観えず。周りを探していると反対側の北岳岩壁の下の森にジュクジュク、チューンとマフワ大群が、啼きながら右往左往して旋回したり大木に一瞬に止まり、谷間に移動を繰り返していたので、どこかに猛禽がいるのかと思ったが確認できなかった。
本日は寒風に晒されたが、アトリ群れに始まりハギマシコとの出逢い、それに続きマヒワの大群乱舞を満喫した。成果大のルンルン気分の英彦山の山行だった。

(2017-11-30掲載)

(276) 紅葉狩り

広塚忠夫 2017-10-31

  • 2017-10-31(火)快晴、弱風
  • 野営場9:15~バードライン分岐9:49~北西谷入口10:00(10℃)~モアイ像10:22(9℃)~山頂11:27(12℃)~北岳12:54~一本杉13:17~シオジの森13:37~豊前坊14:07(8℃)~野営場15:03

本日の英彦山は紅葉三昧を楽しませて頂いた。
気温は10℃前後で弱風で登山にはベストコンディションの気持ち良い一日だったが、野鳥は、冬鳥との出逢いもなく全く寂しい出現状態だった。

(2017-11-14掲載)

(275) 冬鳥アトリのご帰還

広塚忠夫 2017-10-18

  • 2017-10-18(水)霧雨から小雨、中風、10℃
  • 添田町森林組合看板10:00〜草木ヶ垰12:07〜添田町森林組合看板14:25

深倉峡へ車で走ると霧雨になり深倉園地付近から小雨が降りだして、しろしい(鬱陶しい)一日となる。
草木ヶ垰は気温10℃で手袋が必要な位寒く、林道から稜線上を見上げると強風が樹木を揺らしてゴーゴーと唸っていた。
大水害の林道整備は全く行われておらず森林組合看板から草木ヶ垰までは、被害当時と同じ状態のままだった。
冬鳥はアトリ5+羽がご帰還していたが、それっきリだった。

  • 観察種 ():アオバト2、亜種リュウキュウサンショウクイ2、カケス3、ハシブトガラス3、シジュウカラ2、ヒヨドリ10+、カワガラス1、アトリ5+、[シカ]3

(2017-10-20掲載)

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