野鳥と植物を求めて英彦山の四季を歩き尽くす、広塚忠夫の英彦山・縦横無尽。
自然観察の写真と短文に山歩きの醍醐味をしのばせ、英彦山の旬をお届けします。
広塚忠夫 2011-12-21
広塚忠夫 2011-11-23
広塚忠夫 2011-11-15
2011.11.15(火)晴れ、中風、11℃〜14℃
英彦山大権現:10:16〜黒岩山11:37-(昼食)-11:53〜黒岩第二峰:12:20〜第三峰:12:32〜第四峰12:36〜大南林道登山口:12:44〜鬼杉登山口:13:37〜鬼杉:13:58〜玉屋神社:15:00〜玉屋神社登山口:15:28〜英彦山大権現:15:35
遅いスタートとなりましたが、晴れで気温も12℃前後で登山日和でした。初めてのコースで黒岩山から黒岩二峰ー三峰ー四峰を経由して大南林道へ下りました。黒岩山頂は展望が良くないので、できればピストンをやめ各峰を登り大南林道コースをお薦めします。黒岩山頂と違って黒岩二峰及び三峰、四峰は見晴らしが素晴らしく西側から英彦山の全貌を望めるコースです。本日は天候もよく英彦山、猫の丸尾、岳滅鬼山の山並みが一望され、まさに英彦山の絶景が拝めました。
樹木では、イイギリの実(写真)が印象的でした。これからも今以上に赤みだんだんと濃くなって見頃を迎えることでしょう。
鳥は寂しく、冬鳥には逢えませんでした。
広塚忠夫 2011-11-03
2011、11、3(祭日:木):曇り後晴れ、弱風、17℃〜22℃
ルート:鬼杉登山口:9:10〜鬼杉:9:36〜籠水峠:11:00〜ケルンの谷12:10〜英彦山山頂13:04〜(昼食):14:23〜南岳:14:51〜鬼杉登山口:16:50
参加者:(6名)高崎さん、加島、林孝、三浦、新飼各氏と広塚
スタートして裏コースに入り、岩壁を登り一ヶ所のトラバース難所で、少し緊張されて汗から冷や汗に代り涼しくなったことでしょう。裏彦が初めての方が2人居られて、評価が大変満足だったそうで安心しました。
今年の紅葉黄葉はいつも来ている者からすると、少し物足りない風景ですが、先週の英彦山と比較すると紅葉黄葉の鮮やかさが深まっていたことも有り満足度が高まったのでしょう。
広塚忠夫 2011-10-27
広塚忠夫 2011-10-20
2011.10.20(木):快晴:16℃〜18℃:中風
鬼杉登山口:8:50〜鬼杉:9:19〜修験者大岩経由〜籠り水峠:10:54〜垂水の壺:12:32〜(昼食)〜英彦山:13:58〜南岳:14:22〜鬼杉登山口:16:03
英彦山の紅葉の時季はまだまだ先のようです。裏彦側ではシラキの紅葉が目だっていました。南岳まで登るとドウダンツツジやネジキ、コミネカエデの紅葉が始まっていました。
野草では、唯一ジンジソウの大群落が急斜面に咲き誇り魅せてくれました。シカにとって、ジンジソウは好物ではないのでしょうか、それとも傾斜がきつく近寄れなかったのでしょうか。
冬鳥の到来もまだ先のようです。全く観察できませんでした。ミソサザイも、そろそろ里に下るのでしょうが、1羽の地鳴きの姿が間近で観察できました。
(写真:ズミ syn.コリンゴ)
広塚忠夫 2011-10-04
2011,10.4(火):くもり、13℃から16℃、弱風
英彦山大権現:9:54〜玉屋神社:10:52〜分岐:11:35〜大岳:11:45-12:01〜大南林道登山口:12:35〜英彦山権現:12:57
このルートでは、アケボノソウとアキチョウジ(写真)、オタカラコウの群落が愉しませてくれました。帰路で早くもシラキの紅葉が始まっています。
玉屋神社登山口は、ガビチョウが3羽鳴き交わしていてソウシチョウに加えて外来鳥の英彦山にならなければ良いがと危惧しました。
玉屋神社から鬼杉ルートの途中から分岐している大岳864mに初めて登りました。飯塚六四会の案内看板に約30分と掲示されていましたが、約10分で登れました。
昼食中にカケスがひょっこり目の前に現われ、視線が合うやいなや枝伝いに去りカメラを取り出す暇も与えてくれませんでした。
山頂は視界は悪く、木々の間から周りの山を眺めていると、急ぎの呼び出し電話があり、仕方なくベテラン向けの最短コースをとり、大南林道を目指して、倒木や藪漕ぎ道を駆け下って短時間で登山口に辿りつきました。ひろつか
広塚忠夫 2011-09-22
2011.9.22(木):雨後晴れ、中風、9℃〜15℃
豊前坊:8:20〜登山口:8:47〜鷹巣一ノ岳:9:13〜二ノ岳:10:30〜三ノ岳:12:00〜12:50〜豊前坊:14:45
9月のソウシチョウ調査で、真鍋さんから薬師林道のステンレスチェーンが破壊されている報告を受けていた。現場に行くと、報告とおり一年も経たないうちに仮ロープの状況に変わっていた。
本日は晴れ予報で、あくまで予報ではあるが、一の岳山頂手前で雨が降りだしがっかりした。やっと、三ノ岳に近づいて太陽が一時的に顔を出してくれた。夏の装服で出かけ、気温10℃前後と低く更に風に吹かれ寒い思いをしました。
鷹巣三峰は、樹木は実りの季節に移り、木々の実や球果、果穂が多く見られ、花はシコクママコナの見頃がいまだに続き、三ノ岳登りでヒメガンクビソウの小さい群落が見られました。帰路で、アオバト(写真)がブナの大木の天辺で、わぉーわぉと鳴いているのが観察できました。
薬師林道に降りると、籠を持った二人組に出会い、直感で密猟者と判り、籠の片角からオオルリが確認できたので、後藤鳥獣保護委員に電話して対応をお願いした。
今日は、公共物の破壊現認と密猟との遭遇で愉しいはずの調査が怒りに一変した一日でした。
(カメラ:LUMIX DMC-FZ100)
キジバト1 | オオアカゲラ2 | コゲラ2 | ヒヨドリ1 |
ヒガラ4 | ヤマガラ1 | シジュウカラ2 | ゴジュウカラ6 |
カケス3 | ハシブトガラス2 | ソウシチョウ11 |
広塚忠夫 2011-09-13
広塚忠夫 2011-09-06
2011.9.6,晴れ、19℃、弱風
調査者:林孝、広塚忠夫
豊前坊:9:30〜シオジの森:10:38〜一本杉〜北岳:12:06〜英彦山:13:28〜バードライン〜スキー場〜豊前坊:16:30
豊前坊の出発地点から、空気が冷気をはらむひんやり感で気分爽快でした。逆鉾岩の近くの苔むした岩岩と樹木により日本庭園風に自然が創りだしている一帯では、いつも癒されます。
そこに黄色が目立つキビタキが、傍の枝を伝って大岩の影に飛び去り、その方向から今度は、淡い青色の背中のオオルリの幼鳥が現われて小枝に留まり、ブルブルと羽根を震わして毛繕いを始めた。水浴びの後の様でゆっくりと楽しませてくれました。
溶岩の壁を過ぎて一本杉に至る木道階段に掛かると、ケェーケェーケェーと甲高い声が飛び込んできて、小鳥の動きが見え隠れした。すると、ハヤブサが低空から上空へ旋回して、太陽の直射に入り見づらいが、2羽が舞っていた。なんと、この時期はディスプレイではあるまいが、2羽がじゃれながら飛び交う証拠写真を撮った。
その真下の林では、ソウシチョウは何ともないように元気に鳴き続けている。他の鳥は避難してだんまりを決め込んでいるが、ソウシチョウはこの猛禽類からの恐れをも克服しているかのように平気に鳴き動き廻っているようでした。英彦山の最大の生息数を誇る外来鳥はしたたかである。(写真:キュウシュウエゾゼミ)
広塚忠夫 2011-09-02
2011,9,2:曇り後雨、18℃〜20℃、弱風〜中風
和上の駐車場:8:55〜①東屋:9:45〜②九州生物看板:9:45〜③学問社看板:10:00〜④展望:10:22〜⑤奉幣殿から1400m看板:10:41〜⑥鬼杉から1000m看板:11:00〜⑦鬼杉から700m看板:11:18〜⑧鬼杉から300m看板:11:37〜⑨展望台(南岳600m看板):1202〜⑩クサリ岩壁:12:36〜⑪南岳:12:54〜英彦山山頂〜バードライン〜和上の駐車場:15:22
観察内容
広塚忠夫 2011-08-25
2011.8.25:曇り、中風、21℃〜22℃
参加者:三浦博嗣・美代子、広塚
コース:豊前坊:9:15〜一本杉:10:57〜北岳11:25〜英彦山:12:10-12:45〜北西尾根コース〜スキー場:14:12〜豊前坊:14:42
豊前坊から英彦山山頂までは風が涼しく秋の気配でした。特に、汗をかきかき一本杉に着くとひんやりと晩秋のような風を恵んでくれました。この自然の恵みも苦労して歩かないと与えてくれません。道中は、相変わらずソウシチョウの独壇場が続きます。やっと、北岳の枯れ木のブナにドラミングしているオオアカゲラ♂を美代子さんがゲットしてくれました。ガスが立ち込めた薄暗い枝の天辺を移動しているのが、神々しく見えるのは私だけでしょうか。山頂で食事して北西尾根コースへ向かう。千本杉の雄大な見晴らしを過ぎて、藪漕ぎの竹やぶに掛かると、一転して、風が通らない蒸し暑い夏へ逆戻りでした。(写真:アサギマダラ リョウブの花に)
広塚忠夫 2011-08-19
2011.8.19(金):曇り、19℃〜23℃:弱風
鬼杉登山口:10:20〜鬼杉:10:48〜籠水峠12:14〜12:25〜鹿の角:13:08〜鬼の舌:13:50〜南岳:14:07〜鬼杉〜登山口
登山口は、ミンミンゼミとツクツクボウシに加えて、ソウシチョウが賑やかに鳴き声を張りあげていました。鳴き声と言うより騒音の三重奏でした。
鬼杉付近では、ミヤマカワトンボ(写真)やトゲイトトンボが撮影できました。
岩場では早くもイワタバオコの花の時期は去って結実していました。
しかし、ここより標高が高い岩場から鬼の舌までは、まだまだ花の時期で魅せてくれました。
先週、オオキツネノカミソリのオレンジの花々で楽しませてくれた谷間は、全ての花が散り緑の実畑に様変わりでした。
籠水峠から急登の鹿の角から鬼の舌のルートでヤブサメに出会いました。尾が極端に短く直ぐに識別できましたが、ウグイスそっくりに地鳴きするのを初めて確認できました。姿を見ないと、ウグイスと記録していた可能性が高いと勉強になりました。
本日の鹿の角コースは、はじめて登りましたが、籠水峠でカメラのバッテリーが切れて撮影が出来なくなり反省しきりです。従って、また、この厳しいルートに再チャレンジするつもりです。ひろつか
広塚忠夫 2011-08-07
広塚忠夫 2011-08-01
広塚忠夫
2011-07-27
広塚忠夫 2011-07-17
広塚忠夫 2011-07-08
7月8日:9:34〜14:58:くもり、弱風、21℃から22℃、
6月に深倉を歩いた時はアブがまとわりついて苦労しましたので、アブ対策を準備していました。ところが、6月と違いアブが1匹近付いてだけで気が抜けました。本日は、下界と違い、気温が21℃程度で風が良く通り涼しく気持のよい深倉峡でした。虫達は登山道が涼しい時だけは蒸し暑い藪の中で過ごしているのでしょうか。
途中、この涼しい岩場では、タカネマンネングサが上から下までどっさり咲いていました。増水した谷間では、ヤマアジサイの青や薄紅の装飾花が水しぶきにマッチしていました。草木峠に近付くとクロツグミが色々な鳴き声を披露してくれて、食事中はキビタキが聞かせてくれました。
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