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コノハズク  広塚忠夫 英彦山の四季 5ページ

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野鳥と植物を求めて英彦山を歩き尽くす、広塚忠夫の英彦山・縦横無尽。自然観察の写真と短文に山歩きの醍醐味をしのばせ、英彦山の旬をお届けします。


(100) 英彦山の四季・第100回

広塚忠夫 2012-11-16

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2012,11.16(金):晴れ、3℃〜9℃、中風

豊前坊:9:19〜シオジの森:9:53〜一本杉:10:15〜英彦山:11:04〜北西尾根コース経由:バードライン分岐:12:33〜スキー場:13:04〜豊前坊:14:40

「英彦山の四季」は、早くも100回目の記録達成となりました。

スタートの豊前坊は、3℃と冷たい風で冬到来でした。一昨日(14日)の雪(写真)も残っていて、更に、薄い霜で濡れて滑りやすい登山道は油断すると滑落の危険がいっぱいでした。

シオジの森から山頂付近は、冬の装で樹木はすっかり落葉していましたが、一方、南側のバードラインの下降の森の一部は紅葉が魅せてくれました。

冬鳥は、ツグミの群れとの二度の出逢いがあり、枝被りの写真がなんとか記録できました。

北西尾根コースの入って、昼ごろからパトカーや消防車のサイレンが鳴り響き、上空はヘリが飛び交い合同訓練かと思っていましたが、豊前坊に着くと、大勢の警察官や消防士が待機していました。一般者や警察官からの聞き取りでは、男性が滑落死でヘリ運ばれたとの情報でした。しかし、その後の新聞などによると、“望雲台から女性(46歳)が転落死”したと報道されました。聞き取りをした15時頃は、豊前坊から野峠に向かう道は捜索のため交通遮断されていました。しかし、11時半頃の事故から3時間以上が経過し、無線交信もされているにもかかわらず、現場で待機している警察官でも正確な情報を把握していないとは、情報は自分の眼で現場確認をしないと誤った情報を次々に飛散させるのかと反省しました。それにしても山での事故は、他人事ではないと自戒もした一日でした。

(99) 英彦山の四季(貝吹峠から障子ヶ岳)

広塚忠夫 2012-11-12

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2012年11月12日(月)くもり、8℃〜12℃、強風

貝吹峠:9:58〜標高837m地点:12:46〜障子ヶ岳第2峰(896m)13:33〜障子ヶ岳(948m):14:06〜草木峠:14:35〜北方谷コース経由〜北西尾根コース〜英彦山大権現:15:38〜しゃくなげ荘:15:52〜貝吹峠:16:23

貝吹峠から障子ヶ岳のコースを初めて登りました。

出発地の峠から杉檜の人工林が続き、それを抜けると黄葉が素晴らしいクヌギの森が、充分に長い距離で癒してくれて、細骨の尾根のルートでは左右の紅葉の景色や正面頭上の障子ヶ岳の紅葉黄葉の森が愉しませてくれました。しかし、この山の外形から思い描いていた通り、急斜面が待ち受けていました。厚い落ち葉に隠れた足場を確認しながらゆっくりと高度を稼ぎながら、一方、現場写真も撮りながら苦難の登りでした。山頂の尾根のラインからは歩きやすい登山道が続き障子ヶ岳を越えて草木垰に到着しました。

この魅力あるコースではあるが、大衆化しないのは急登が立ちはだかる難所が邪魔しているように思われます。

草木垰からは、まだルート開拓がされてない北方谷川コース(仮称)を初めて下りました。谷川沿いの1枚岩や岩石は滑りそうで可能な限りサイドの斜面を歩き、現在は使われていない旧登山道へ無事に合流した時はほっとしました。登りの難所よりこの谷川下りの方がより神経をすり減らしたようです。

野鳥は、今年の常連のキクイタダキにシロハラが2度観察された寂しい冬鳥探鳥となりました。

(98) 英彦山の四季(岳滅鬼山の紅葉)

広塚忠夫 2012-11-10

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2012,11.10(土):曇り、強風(山頂付近)、4℃〜7℃

深倉園地:90:06〜直登岩壁コース経由〜香岩峠(岳滅鬼山から釈迦ケ岳縦走路):10:40〜岳滅鬼山:12:04-12:37(昼食)〜12:53岳滅鬼岳(岳滅鬼山第二峰)〜新開拓の草木峠ルート経由〜草木峠:14:43〜深倉峡園地:16:10

参加者:有吉桂子、三浦博嗣、広塚忠夫

岳滅鬼山山頂は、気温も低く強風が吹きつけて雪を降らせるような天候で、まさに、冬渡来でした。一方、風が避けられる登山道は、まだまだ秋たけなわで紅葉三昧でした。

健脚の山ガールと山男のお供で、ややハードな岩壁コースを選択しました。頑張ったご褒美か、最高潮の紅葉の出逢いに、“綺麗、最高、ここで泊りたい、涙がでそう、”と陶酔の言葉が連発されました。

冬鳥は、クヮックヮッカァカァとツグミの鳴き声、ルリビタキ♀、ウソ、マヒワ、それに今年の常連のキクイタダキなど冬鳥が勢ぞろいしつつありした。

気に掛かったのは、特別保護地域(第2種)の山頂でキノコ盗採中と思われる男性を、男魂岩では苔を盗採した老人を発見したことでした。キノコの方は長い刃物を使用していたので危険と判断して見守るだけでしたが、一方、コケ盗採者には現認して注意しました。ところが「すみません、すみません」と連発してきて、次の警告の言葉が出来ないほどの態様でした。

(97) 英彦山の四季(鷹巣三峰の紅葉)

広塚忠夫 2012-11-03

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2012,11,03(土):晴れ、8℃〜12℃、弱風

コース:薬師林道入口9:09〜一の岳:10:05 〜二の岳11:04〜三の岳:11:50〜迂回路経由〜薬師林道入口:13:50

参加者:田代省二、広塚忠夫

紅葉の季節に入り、どこの駐車場も一杯でした。帰りは高住神社の秋季大祭の時間帯と重なり渋滞に巻き込まれました。

鷹巣山の紅葉は、例年より少し早く、既に見頃を迎えており大満足の一日でした。

冬鳥は、キクイタダキ、シロハラ、更に今年初めてのウソ2羽に出逢えラッキーでした。

(96) 英彦山の四季:英彦山の紅葉

広塚忠夫 2012-11-02

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2012,11,02(金)晴れ、弱風、4℃〜6℃

コース:豊前坊:9:10〜一本杉:10:23〜英彦山:11:34〜北西尾根コース経由〜バードライン分岐:13:05〜スキー場13:33〜豊前坊:14:13

参加者:田代省二、広塚忠夫

英彦山の紅葉は、豊前坊付近まで下って来ているようでした。豊前坊の紅葉は素晴らしく、14時過ぎに豊前坊に戻って来た時は紅葉狩りの観光客で駐車場は満杯でした。

野鳥は、北岳ブナ林でトラツグミが横切り、北西尾根コースに入った所で食事の最中にオオアカゲラ♀が現れました。バードラインの終盤では、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キクイタダキ(写真)の混群のサービスがありました。残念ながら、キクイタダキの撮影は枝が邪魔して全くの記録写真に終わりました。

北西尾根コースでは、寂しそうにキッコウハグマが一輪咲いていました。

(95) 英彦山の四季(経読林道から一の岳)

広塚忠夫 2012-10-29

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2012,10,29:晴れ、中風、12℃〜13℃

経読林道入口:9:54〜経読林道途中から帆柱山へ〜帆柱山:12:10〜一の岳:13:12〜経読林道経由〜経読林道入口:15:04

経読林道入口付近では、ヒヨドリ、シロハラ、ヒガラ、アオゲラ、ハシブトガラス等が賑やかに地鳴きを交えて鳴いていました。なにかしら静かになったので、もしかしてと、空を見上げると枝越しにハイタカが旋回していました。帆柱山で食事をしている時は、クマタカが犬ヶ岳の方向へ飛び去りました。

紅葉は、コミネカエデを筆頭に、ウリハダカエデ、シラキなど標高が上がるほど魅せてくれました。

帰路の経読林道の途中でイノシシが道端に現れました。よく見ると鼻の形が違っておりイノブタと識別しました。県からの報告で耳にしていましたが、初めての観察でした。

(94) 英彦山の四季(英彦山山系の釈迦ヶ岳より)

広塚忠夫 2012-10-27

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2012,10,27(土):曇り後雨、弱風、14℃

登山口:10:03〜釈迦ヶ岳山頂(844m):10:41〜登山口:11:20

出発の登山口は曇りでしたが、なんと、釈迦ヶ岳山頂に着くと直ぐに雨が落ちてきました。これ、恨めしの雨とでも言うのでしょうか。それとも日頃の行いからの禍でしょうか。山頂からの紅葉狩もそこそこに、下山することにしました。

野鳥もヒヨドリ、ハシブトガラスとコゲラの3種と寂しい貧相でした。

紅葉は、登山口付近からなんとか楽しませてくれましたが、まだまだ、紅葉の深まりは今からでしょう。

野鳥:ヒヨドリ:5、ハシブトガラス4、コゲラ1

(93) 英彦山の四季(薬師林道から苅又山)

広塚忠夫 2012-10-24

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2012,10,24(水):快晴、弱風、12℃

薬師林道入口:9:31〜登山口:11:35〜苅又山:12:19〜12:43〜登山口:13:22〜薬師林道入口:13:55

薬師峠を越えると、大型の鳥が急発進した。ヤマドリ♀でした。それから林道を下って行くと同じ固体かどうか判らないがヤマドリ♀が2度も現れた。なんとか撮影できないかと注視しながら歩いていたので、登山口を通り過ごして約1時間のロスが生じた。

登山口からは急登が始まるので、久しぶりにストックを使いながら登った。意外に時間はかからず40分程で山頂に達した。山頂では、“一本杉経由して藪漕ぎで苅又山に来た”と歳を召された元気な男女4人組に出会った。、当コースは歩いたことがありません。

冬鳥は、キクイタダキの地鳴きと高い杉林をうろつく鳥影が見られただけで、冬鳥はそれっきりでした。ヒヨドリの50+の群れが樹上を渡っていきました。

紅葉は、快晴の空に映えていました。

(92) 英彦山の四季(冬鳥到来情報)

広塚忠夫 2012-10-19

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2012,10,19(金):快晴、弱風〜中風、9℃〜13℃

しゃくなげ荘駐車場:8:39〜味のめんたい福太郎経由〜旧大南林道入口;8:56〜玉屋神社への道合流地点:9:25〜玉屋神社:10:23〜鬼杉:11:26〜岩壁経由〜裏彦登山道:12:13〜籠水峠12:43(昼食)〜13:10〜猫の丸尾(1044m):13:40〜最低鞍部:14:33〜エスケープルート経由〜大南林道15:16〜しゃくなげ荘駐車場:16:20

冬鳥は、キクイタダキの出現に始まりシロハラ、続いて、マヒワの2群が観察された。この冬鳥の渡りペースから予測すると昨年の最悪な冬鳥渡来状況と違って、今年の冬鳥は例年どおりの渡りが充分に期待され楽しみである。裏彦コースに入って樹木の中から猛禽が現れて少し先の樹木に一時的に止まってすぐに飛び立った。体の大きさと尾羽の細長い特徴からハイタカと識別した。

花は、今年初めてのサラシナショウマとキッコウハグマ(写真)に逢え、大南林道の岩場にはジンジソウの群落が観察されました。

山の紅葉は徐々に見頃が近づいているようです。

(91) 英彦山の四季
(オオアカゲラとゴジュウカラの大サービス)

広塚忠夫 2012-10-16

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2012年10月16日(火)晴れ、12℃〜17℃、弱風から中風

豊前坊:9:35〜望雲台:10:35〜シオジの森:10:57〜北岳:11:55〜英彦山:13:03〜北西尾根分岐:14:34〜スキー場:14:52〜豊前坊:15:18

私の恋人である英彦山は、四季を通していつも魅力一杯です。

花は、ジンシソウとダイモンジソウが賑やかに迎えてくれました。ジンジソウが一週間ほど遅れて咲くようで、先に咲いたダイモンジソウは実をつけていました。紅葉黄葉は、来るたんびに色濃くなっています。

やや強い風の望雲台から鳥瞰していますと、ハヤブサが現れましたが飛翔の撮影には成功しませんでした。しかし、続いてオオアカゲラ @5030-1774とゴジュウカラ(写真 @5030-1773)の餌摂りの大サービスに、わくわくしながらしばらくの間シャッターを押し続けました。ひろつか

このミッションで撮影されたオオアカゲラの採餌(YouTube動画)

(90) 英彦山からの便り(岳滅鬼山の新開拓コースに挑戦)

広塚忠夫 2012-10-11

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2012,1011(木):曇り、13℃〜16℃

深倉園地:9:03〜深倉峡経由〜岳滅鬼山登山口〜縦走コース合流地点:11:23〜岳滅鬼山(1036m):11:52〜12:17〜岳滅鬼岳〜草木垰:14:18〜深倉園地15:35

飯塚六四会が開拓した深倉峡から岳滅鬼山の直登コースを初めて歩きました。このコースは、「いささかハードなコース:自己責任で歩きましょう!」と飯塚六四会の看板が語っている通り、傾斜の厳しい登りが続くハードなコースでした。当コースを登るときは、自己責任で、それなりの覚悟で登られたほうが良いかと思われました。

帰路も新開拓の岳滅鬼山からの草木峠のコースをとりました。すぐに細骨コースに直面するので注意を要する。それを過ぎるとシカ食害の枯れクマイザサを掻き分けながら進むことになる。そこから先は、自然林の谷間の光景を愉しみながら歩きやすいコースが続く。しかし、上り下りが何度も続くハードなコースであることは間違いありません。ただ、登りコースに比べると相当楽なコースでもありました。

新たなコースにチャレンジするときは、いつも何か新しい出逢いがないかワクワクしながら歩きますので、あまり疲れは感じないものです。でも、歳が歳ですので後でやってきます。

自然林とヒノキの人工林が隣り合わせのコースが多々ありますが、既に、自然林の紅葉がはじまり、だんだんと紅葉狩りの季節到来が愉しみです。

野鳥は、オオアカゲラの鳴き声を頼りに探鳥していると、その先の大木から大型の鳥が飛び立った。追跡するとクマタカの飛び出しで深倉峡の谷間を悠然と飛翔していました。帰路のルートでは、傍からヤマドリの番が同時にドドドと飛び出したのにはびっくりしました。野草は、深倉峡の岩場にジンジソウが咲き始めていました。

(89) 英彦山の四季

広塚忠夫 2012-10-05

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2012,10,05(金):晴れ、9℃〜11℃、弱風

野営場:6:28〜バードライン入口:6:45〜北西尾根コース入口:7:00〜英彦山:8:03〜北岳:8:58〜一本杉:9:19〜豊前坊:10:36〜野営場:11:25

早朝の気温9℃の寒い野営場から出発しました。すぐにシカのファミリーに出会い、本日は合計で13頭ものシカの姿が観察されました。

北西尾根コースはシラキの紅葉が次々に見られ、北岳ではブナが黄葉へ色づきが始まっていました。山頂からは、久住連峰が蒼く輝きそれに連なる阿蘇山の涅槃像の雄大な眺めに気分爽快の一時で、飛んで行きたくなりました。

野鳥は、野営場でガビチョウが鳴いて、なんと、一本杉付近ではソウシチョウが4羽記録されました。寒さで下界に移動しているものと思い込んでいましたがこの標高にも留まっていました。ただ、鳴き声は繁殖期に比べて2、3回と時間も短く何とはなしに弱弱しく聴こえました。この時期の生息状態は継続して観察の必用がありそうです。

帰りは、シルバー色の足環を付けたヤマガラが飛来しているとの電話情報を頂き訪ねましたところ、ヤマガラが手に乗ってお迎えでした。

(88) 英彦山からの便り

広塚忠夫 2012-10-03

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2012.10.3(水):晴れ後曇り、弱風(山頂:中風)、11℃〜13℃

豊前坊:8:49〜望雲台:10:05〜シオジの森:10:30〜一本杉:11:10〜北岳:11:30〜英彦山:13:10〜南岳:13:28〜南岳迂回路経由〜英彦山:14:29〜一本杉:14:45〜豊前坊:16:15

ダイモンジソウのオンパレードでした。それにアキチョウジが続いていました。

野鳥は、溶岩の壁の手前で聞きなれない地鳴きが入ってきたので、じっくりと探すとキビタキ♂でした。帰りの北岳で、今年はじめての冬鳥のアトリ(写真)±20が現れ、冬鳥と夏鳥がやっと見られました。ソウシチョウは、豊前坊付近で一回鳴いたきりでした。

登りルートでフリースクール玄海の先生と生徒(中学と高校)さんにお会いしたので、お尋ねすると、「普通学校ではできないことが出来るので、遣り甲斐と愉しさがあります。明日はトライアスロン大会にチャレンジします」と、元気のよい話が聞けました。彼らは、ほんま、不登校の生徒だったのだろうか?

(87) 英彦山からの便り(深倉峡)

広塚忠夫 2012-10-01

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2012.10.01(月):晴れ後曇り、弱風、13℃〜14℃

深倉園地:9:15〜草木峠:11:18〜深倉園地:14:15

夏の服装では、少し寒い深倉峡でした。秋も深まっていますが冬鳥には出逢えませんでした。いつもの枯れ木にキジバトとアオバト♂を発見。天辺の枝を左右に位置して、キジバトは鳴き続けていましたが、何故かアオバトは沈黙のままでした。そして無意識にアオバトだけにカメラを向けたためか、ピンボケ証拠写真に終わりました。ソウシチョウは往路調査で11時過ぎに鳴き声が聴こえだけで、大半は寒さを避けるため低地へ移動してると判断していましたが、帰路の園地の近くで5羽が道を横切り、まだまだ、残留組もいるようでした。

花は、曙の草が咲き誇っていました。これからも、曙模様したこの花の見ごろは続くようです。

(86) 英彦山(経読林道)からの便り

広塚忠夫 2012-09-24

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2012.09.24(月)くもり、中風、13℃〜14℃

経読林道入口10:15〜一の岳:11:32〜経読林道入口:15:43

経読林道の午前中はガスが濃く見通しが良くなかった。また、気温が低く風が肌に当たると寒い道中でした。

野鳥は、ソウシチョウとミソサザイが各1羽と観察数が少なく、既に越冬のため下界に移動したのでしょうか。

先の大雨による被害で経読林道を塞いでいた土砂や岩は、すっかり片づけられていました。しかし、トリカブト(写真)の群落の被害は大きく、しかしながら、数株がしっかり生き残って紫の妖しい花を咲かせているのが救いでした。

(85) 英彦山からの便り

広塚忠夫 2012-09-14

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2012,9,14(金):曇り一時晴れ、弱風(南岳山頂は強風)、19℃〜20℃

英彦山大権現:8:00〜衣が池:9:07〜無名の滝:9:52〜四王寺の滝:10:03〜滝の右斜面ルート経由〜南岳:11:03〜ケルンの谷:11:49〜籠水峠:12:49〜鬼杉:13:40〜玉屋神社:14:48〜英彦山大権現:15:15

荒れた参道を歩き、玉屋神社から直登ルート進んで衣が池に至る。そこから四王寺の滝に向かいました。ところが、先の大雨により土砂が流されて樹の根と岩むきだしの登山道に変貌してルートが消えていました。やむなく、このガレバを進むと「無名の滝」が現れました。そこから右側へトラバースして「四王寺の滝」にたどり着き、滝下から正規の登山道を見下ろすと、表面の土砂が削られてガレバルートの様に荒れていました。しかし、ゆっくり安全に気を付けて登れば問題ないかと判断されますが、いずれにしても荒れルートを登る覚悟は必要かと考えます。

野鳥は、冬鳥と夏鳥の端境期でしょうか、ソウシチョウを除き鳥影は少なく、それでも小鳥の混群を2回とオオアカゲラの餌取りが観察できました。花は岩場のモミジハグマが印象的でした。鬼杉を過ぎて玉屋神社へ下る道で事件発生か。自然の岩を削って作られた岩場の階段に保護色のニホンマムシがど真ん中にとぐろを巻いているのを瞬時に発見した。いまにも踏みつけそうになり、右側に飛んで避けたために右手の膝を打撲。痛い!この野郎が、と思いましたが、彼も生活が懸かっているので見逃してやりました。しかし、しっかりと撮影は成功しました。ご希望の方は一報頂ければ贈呈致します。ひろつか

(84) 英彦山の四季(英彦山豊前坊から北西尾根)

広塚忠夫 2012-08-30

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2012.8.30(木),曇り、中風から強風、18℃〜20℃

コース:豊前坊:7:00〜一本杉:8:17〜北岳:8:49〜英彦山山頂:9:33〜北西尾根分岐:10:40〜スキー場:11:07〜豊前坊:11:35

参加者:三浦博嗣、広塚忠夫

一本杉から英彦山山頂までの尾根ルートは風がやや強く良く通り、ひんやりと冷たさを感じる所もありました。

一本杉で一服していると北岳方面の自然林にヒタキ類の小さい群れが観られ撮影を続けた。コサメビタキとエゾビタキの混群でした。時間をたっぷりとって観察と撮影を終えて直ぐ前のクサリの岩場に歩きかけると、長い茶系のシマヘビが転げ落ちてきて、あわてた風に体制を整えて草地へ逃げて行った。なんであわてているのか、僕ら二人が怖かったのでしょうか。

北西尾根コースの下りではヤブサメが2羽現れ、逃げた方向を探しているとソウシチョウの群れと行動しているのか茂った樹木に、今度は、センダイムシクイが出てきた。何度も撮影を試みるが動きについていけなかった。

分岐からバードラインに入りスキー場に近づくと、今度はトラツグミが低い樹木の枝に2羽止まっていました。更に、傍のコハウチワカエデからは複数羽がキョッ、キョッと激しく地鳴きが聞こえる。なんだろうと姿を追うが茂った葉でわからなかったが、「蓑傘着い」と囀ってくれてイカルで一件落着しました。しかし、警戒風の地鳴きは普通より激しく鋭いように聞こえました。

樹木では、もう、シラキが紅葉を始めているようです。

(83) 英彦山の四季(深倉園地から障子ヶ岳)

広塚忠夫 2012-08-24

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2012,8,24(金)曇り、弱風、22℃〜23℃

深倉園地:8:15〜草木峠:10:40〜障子ヶ岳山頂(948m):11:25〜 障子ヶ岳第2峰(896m):12:19〜深倉園地直下コース経由〜深倉園地:13:30

日本人が中国雲南省産のソウシチョウを輸入して、そのうえ放鳥や篭脱けにより、この英彦山でも約30年前に観察されるようになりました。今ではソウシチョウが英彦山のほぼ全域で我が物顔に振る舞っているように観察されます。なにもソウシチョウに責任はありませんが、一度でも外来鳥が放鳥されると取り返しがつかなくなる悪い例です。しかし、本日の深倉峡ではミンミンゼミ(写真)の鳴き声がソウシチョウの鳴き声を圧倒していました。草木峠付近で、やっとツクツクボウシの数匹の鳴き声が聴こえた程度です。

野鳥はオオアカゲラがキョーキョーと高い音程の地鳴きが聴こえましたが撮影サービスはしてくれませんでした。

(82) 英彦山からの便り

広塚忠夫 2012-08-21

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2012年8月21日(火):曇り、21℃〜25℃

コース:野営場:7:45〜スキー場:8:10〜北西尾根分岐:8:43〜英彦山山頂:10:15〜北岳ブナ林:10:35〜10:57〜北谷Aコース経由〜豊前坊:12:45〜野営場:13:22

本日は、青空と雲をバックに日嶽から岩石山と香春岳の遠景が素晴らしくシャッターを切った。(写真)

バードラインに入ると、少し距離はあるがドドドドーと音を立てながら大きな鳥が樹間を移動して、スキー場の方へ下って消えた。確かに、ヤマドリ♀でした。二週連続でヤマドリ♀は初観察です。いつもは♂を観ることの方が多いのですが。

北西尾根を登り中盤にかかると、トラツグミが近くの登山道からブナ大木の根っこへ低く飛び立って降りた。すぐさまカメラ画面を通して覗いたが、姿はなかった。代りにヤマガラがサービスしてくれた。

花は、大木に着生している花が観察された。ブナの大木にはアオベンケイが、オニイタヤにはサイゴクイワギボウシが着生していた。更に弱った大木にラン科の花がかろうじて残っていましたが、識別はできませんでした。

山頂スキー場のところで動物の糞に赤いムシか種のようなものが見られたが、動物の名前と内容物を鑑定して教えて頂ければ幸いです。

(81) 英彦山からの便り(豊前坊から裏彦)

広塚忠夫 2012-08-16

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2012,8,16(木)、曇り、弱風、22℃〜24℃

豊前坊:9:00〜望雲台経由〜シオジの森:10:00〜一本杉:10:34〜北岳:11:13〜英彦山山頂:12:02〜12:39〜ケルンの谷:13:32〜薬師峠:14:36〜豊前坊:15:00

本日の英彦山は、山の気候に反して気温のわりには蒸し暑くて汗だくで登りました。

汗だくの登りに、ソウシチョウは相変わらず元気を通り越して(失礼!)鳴き続けてくれるので、むしむしと蒸し暑さが拡大しました。

それでも、大好きな北岳ブナ林にかかると、時折涼しい風が迎えてくれました。

そこに、久しぶりにコサメビタキ(幼鳥)との出逢いとオオアカゲラが枯れ木の餌取りのサービスを魅せてくれました。

(80) 英彦山からの便り

広塚忠夫 2012-08-13

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2012,8,13(月):雨、弱風、21℃〜22℃

豊前坊:9:01〜シオジの森〜豊前坊:11:15

野鳥観察:ヤマドリ♀、オオアカゲラ1、アオバト1、ソウシチョウ2

豊前坊駐車場は21℃で涼しく気持ち良く出発したが、すぐに雨がぱらついてきました。

高住神社で看板嬢と挨拶を交わして登っていると、暗い崖っぷちにゆっくり移動してるやや大きな野鳥が現れ、シャッターを押し続ける。暗くてピントが合わないが、下山後にモニターでヤマドリ♀と識別しました。ヤマドリ♀の撮影は、お初でラッキーでした。

ミヤマナミキやイワタバコの花々の撮影を愉しんでいると、雨が大粒になり山頂を諦めシオジの森からリターンしました。

その後は、英彦山自然展に向かい、15時頃まで当番役を務め帰宅しました。

(79) 英彦山からの便り(豊前坊から北谷Cコース)

広塚忠夫 2012-08-07

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2012、8,7(火)、曇り、弱風、21℃〜26℃

コース:豊前坊:7:25〜シオジの森:8:25〜一本杉:9:10〜北岳:9:43〜英彦山山頂:10:48〜北西尾根コース経由〜北谷Cコース〜豊前坊:12:43

脱原発社会の実現には、英彦山登山も一つの方法かもしれません。山は下界と違い、また、涼しい風が迎えてくれる樹木の下は気持ち良くてエアコンとは無縁です。猛毒の原発廃棄物を子々孫々に何十万年も管理させるなんて許せません。

シオジの森から、オオアカゲラが何度も餌取りのドラミングを聞かせてくれて、葉っぱ越の窓から餌取りに夢中な姿を見せてくれました。ブナ林では、ゴジュウカラやシジュウカラ、コガラ、ヒガラ、コゲラが群れて回遊していました。山頂の上空ではイワツバメが30+飛び回っていました。

屏風岩や望雲台の壁には、イワタバコが峠を越しつつあり、代わってサイゴクイワギボウシが見頃になりそうです。山頂近くの登りでは早くもシコクママコナが咲き始めました。北谷の下りコースの斜面では、シカが食べないのかツクシガシワが大繁殖してました。

(78) 英彦山からの便り(オオキツネノカミソリ)

広塚忠夫 2012-08-01

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2012,8,1(水):曇り後雨、中風、21℃〜22℃

参加者:4名:林、柏木、有吉、広塚

コース:英彦山大権現:8:54〜鬼杉登山口:9:20〜鬼杉:9:59〜籠水峠下(オオキツネノカミソリ群落)〜大南神社〜玉屋神社:13:30〜英彦山大権現:14:10

台風の影響か、気温も低く風も涼しく蒸し暑い夏を忘れた花日和でした。玉屋神社へ向かう道が、7月10日に訪れた時より更に大雨による被害が深刻で、道と言うよりガレキの谷間の様相でした。

本日の目的のオオキツネノカミソリ(写真)は、薄暗い自然林から柔らかいオレンジの光が広がり素晴らしい光景でした。足の踏み場がないくらいに一面の群落の花々が癒してくれましたが、一部は大雨により球根がむきだしになっていました。

イワタバコは、日陰になっておる岩壁から次々に怪しい紫の見頃の花を魅せてくれました。この花はどうも日陰が好きなようです。

コオニユリは、岩壁からオレンジの花が天上に向かっているものや下垂して谷向きの花などが喜ばせてくれました。

鳥は、アオバトのワーオワーオと奇妙な鳴き声をはじめて聴かれた方が、あれがアオバト、鳥の鳴き声ですかと疑問符つきで感動されていました。

(77) 英彦山からの便り
   (豊前坊〜北岳北西コースB〜Aコース)

広塚忠夫 2012-07-27

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2012,7,27:曇り、弱風、23℃〜25℃

コース:豊前坊:9:05〜望雲台:10:16〜シオジの森:10:54〜一本杉:11:25〜北岳:12:16〜英彦山:13:30〜北西尾根コース経由〜北西谷Bコース〜約950m地点からAコースへ移動〜豊前坊:15:40

英彦山は下界に比べて気温は低いが、風が通らない場所はやはり夏本番でした。一方、風が通る場所は天国でした。

今回の大雨被害について、豊前坊の看板嬢にお聞ききしますと、“水路に落石などが詰り神社前の庭一面が池のようになり大変でした。”現在は、ほぼ片付いていました。本日歩いた全コースの被害状況は、土が抉られている場所が一部見られましたが、規模は小さく歩行には全く支障はありませんでした。

野鳥は、スタートからハヤブサが鳴きながら上空を舞っていましたが、ソウシチョウをはじめキビタキ、オオルリも鳴いていましたので、猛禽圧はないのでしょうか。

花は、イワタバコが咲き始め、来週が見頃を迎えるでしょう。タマガワホトトギス(写真)は今が全盛ですが、雨のせいか少し色あせているようで、ウチョウランは峠を越していました。

山頂への登りは、コースを外れて、山国側からの急斜面を登り「ごみの調査」を行いました。状況は想像以上に広範囲にごみが投げ捨てられて、ほんま、嫌な気分になりました。山小屋におられた方の情報では、今年の山開きに山の会が約20袋を拾って持ち帰られたとのことで、サイト上から感謝致します。また、野鳥の密猟や花の盗採の話題となり、英彦山自然破壊者を懲らしめるため協力を誓って別れました。ひろつか

(76) 英彦山からの便り(裏彦コース)

広塚忠夫 2012-07-16

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2012,7,16、曇り、弱風、21℃〜23℃

和の上の駐車場:8:15〜奉幣殿8:38〜虚空蔵:9:00〜梵字岩:9:16〜鬼杉上:籠水峠:10:30〜垂水の壺:11:37〜薬師林道:14:01〜豊前坊:14:3.3〜スキー場:15:04〜駐車場:15:30

「経験したことのない豪雨」(九州北部豪雨)が襲った大分側の「裏彦」を廻って、被害状況の点検を兼ねて出かけました。車を走らせ彦山駅に近づくと、土砂崩れでJRのレールが宙に浮いて復旧作業が行われていました。この状況から英彦山も大変なことになっていないか心配しましたが、幸いなことに一部を除き、目立った大きな被害はありませんでした。

今回は、英彦山の裾野を一周するルートを歩きました。全ルートは一部の土砂崩れが見られましたが、歩くには全く支障はありませんでした。やはり、何百万年を経てゆっくりと自然が作り出した自然林は豪雨に強いことが証明されました。

一方、写真のように人工林における小さな土砂被害がみられたり、自然林を人工的に切り開いた薬師林道の薬師峠と豊前坊に少し下った地点の2ケ所で地滑りが発生していました。

英彦山の四季は、セミの季節に移っていましたが、セミの鳴き声に負けないのは、やはりソウシチョウのようでした。特記は裏彦で、早くもヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラの混群が観られ、すぐ下の岩場ではミソサザイも一緒に移動しているようでした。また、傍にはソウシチョウも鳴きながら移動していましたが、混群と生息域の違いからか、一線を画しているようにも見えましたので継続して観察しなければと思っています。薬師林道に入ると、ハヤブサが鳴きながら望雲台の上空を飛翔していました。カッコウもまだまだ鳴き続けていました。

(75) 英彦山からの便り(大雨被害調査:産霊の滝コース)

広塚忠夫 2012-07-10

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2012,7,10:(火)8:56〜17:15、晴れ、弱風、21℃〜25℃

英彦山大権現:8:56〜玉屋神社:9:49〜衣が池:10:31〜梵字岩口〜滝登山口:10:41〜産霊の滝:11:30〜表参道:13:01〜英彦山山頂:13:17〜南岳:13:35〜千丈ケ鼻14:44〜大南神社:15:29〜鬼杉〜玉屋神社:16:49〜英彦山大権現:17:15

今月の記録的な大雨による被害状況は、玉屋神社に至る参道の一部がえぐられている程度で、本日のコ−スではその他の目立った被害はありませんでした。次回は、裏彦の被害調査を予定しています。

野鳥観察は、相変わらずソウシチョウ(写真)が騒がしくファミリーで移動しながらよく姿を見せてくれました。そのうちの一羽がサービス満点でした。トケン類は、カッコウだけが托卵に成功していないのか攪乱戦法で鳴き声がよく聴こえてきました。

植物は、アクシバとケアクシバが赤く輝いて魅せてくれました。特に、岩壁のアクシバは実がたわわに惹きつけるので、できるだけ近づいて撮影した価値がありました。

ところで、希少種の野草の盗採情報がよく飛び込んできます。自然の厳しい環境で育っている花だからこそより美しく魅せてくれるのです。

盗採防止のため、盗採の目撃情報や販売情報のご連絡をお待ちしています。

(74) 英彦山からの便り(バードライン)

広塚忠夫 2012-07-08

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2012,7,8(日):8:41〜15:37、曇り、19℃〜20℃

コース:野営場〜バードライン〜英彦山〜北岳〜望雲台〜豊前坊〜野営場

ここ最近、英彦山山系に降った大雨が、山国や耶馬溪に甚大な被害をもたらした。その源流である英彦山の被害の状況調査を兼ねて歩きましたが、幸いなことに、今回のルートに限っては被害はみられませんでした。

野鳥に関しては、ハヤブサが北岳から下りのルートでキィーキィーキィーと鳴き続けていた。豊前坊を過ぎて英彦山青年の家の上空では姿も現し騒がしく鳴いていたが何があったのかは判らなかった。この付近では、小さなツミからモビングに遭い大きい方のハヤブサが逃げ腰で鳴き続けていたのを、何回か目撃したことがある。

花は、北岳のブナ林の大木の枯れ木にタカネマンネングサ(写真)が群生して黄色や薄緑の輝きを楽しませてくれた。

シカの食害はリョウブから主力はドウダンツツジに移って痛々しい樹肌を曝け出していました。ひろつか

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