野鳥と植物を求めて英彦山の四季を歩き尽くす、広塚忠夫の英彦山・縦横無尽。
自然観察の写真と短文に山歩きの醍醐味をしのばせ、英彦山の旬をお届けします。
8ページ:169回(2014年05月)〜 148回(2014年 1月)
広塚忠夫
2014-05-29.
本日の第一の報告は、オオキツネノカミソリの食害状況である。英彦山最大のオオキツネノカミソリ群落地の食害は、葉っぱだけでなく球根まで食べられていた。根こそぎ食べる程酷くて、かろうじて球根の一部が残っているだけで甚大な被害だ。しかし、食する現場を目撃していないので、シカの食害とは100%断定できないが、周りの糞の状況からはシカの仕業の可能性は大である。昨年までは、アルカロイドを含む有毒植物で、シカにとってオオキツネノカミソリは忌避植物となっていたが、有毒植物まで食べなければ生きていけない程追いつめられているのか。それともイノシシなど他の獣も観察する必要ありかも。
第二の報告は、コノハズクの鳴き声確認だ。帰路の千丈ケ鼻(@5030-1763)で、15時30分頃2人でお茶休憩していると、ブッキョッコー・ブッキョッコーと4回鳴き声が聴こえた。やった、コノハズクだ!即、録音準備したがその後続かず残念。方向は玉屋神社の谷間から聴こえ、それも昼間に確認とは。でも一安心した。
広塚忠夫 2014-05-27
豊前坊から北岳を“モニタリングサイト1000”調査で、ピストンした。5ポインの定点調査地を各10間、2分置きに観察を記録する方法で実施した。従って、2分置きに記録するので同一個体の重複記録が発生するので、英彦山の四季には、種別のみ記載して羽数は省略した。なお、調査地点の植生調査も同時に実施した。
野鳥で目立ったのは、アカショウビンで数か所で鳴き、一度だけ目の前に現れた。カッコウ類は、ジュウイチ・ホトトギス・ツツドリ・カッコウの4種が揃い踏みした。
花は、ドウダンツツジ(満天星躑躅)とブンゴウツギ(豊後空木)が見頃を迎えていて、愉しみなオオヤマレンゲ(大山蓮華)の開花は1週間後と予想される。
【お願い】営巣中の野鳥はそっとして:野鳥は繁殖期を迎えています。営巣場所に近づくと巣を放棄しますので、どうか近づかないようお願いします。
広塚忠夫 2014-05-07.
ジュウイチが二ヶ所で“ジュウイチ、ジュウイチ”と繰り返し啼いていた。早くから帰還していたツツドリもセンダイムシクイに托卵が上手くいかないのか“ポポ、ポポ、ポポ”と攪乱戦略の叫び声に聴こえた。
鹿の角から南岳ではツクシシャクナゲとコバノミツバツツジが見頃で、どちらの花もここでは豊作のようだ。
籠水峠に向かうオオキツネノカミソリ群落地が被害(食害?)にあっていた。オオキツネノカミソリは、リコリンやセキサミン等などのアルカロイドを含み有毒でシカが忌避していたが、食糧難でこれにも手を付けたのか。原因は確定できないが、今後、追跡調査の必要がある。
(特別閲覧ページを用意しています。)
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-05-02.
今年の調査では、キビタキがオオルリより一週間遅れで帰還しているようです。アカショウビンは2ヶ所から、そして、クロツグミの楽しい歌声などが癒してくれました。ヤブサメについては、鳴き声が届かなかったが、実際、帰還していたのか否かは定かではないのが残念です。
花は、ワチガイソウやコミヤマカタバミ、コバノミツバツツジ、スミレ類が花盛りです。それにシカが忌避するヤマシャクヤクも今が見頃を迎えています。
(特別閲覧ページを用意しています。)
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫
2014-04-23
アオバトがウーアォ、ウーアォとユーモラスに啼いていた。ツツドリが竹筒の底を叩くようなポポ、ポポ、ポポの鳴き声が連続して届いた。気持ち晴れ晴れの至福の世界への招待だ。更に、エイザンスミレ(叡山菫)をはじめ花々の英彦山も愉しい。
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-04-15
早くも、夏鳥のオオルリが帰還して囀っていた。一方では冬鳥のアトリが群れで移動しているのが観察された。夏鳥と冬鳥が混在する時期だ。花も愉しませてくれる季節の到来だ。なかでも、スミレのプリンスと呼ばれる「ヒナスミレ(雛菫)」が、透明性のピンク色に輝き魅力的だった。シハイスミレ(紫背菫)と良く似ているが、ヒナスミレには側弁に毛があり距がやや太く葉の鋸歯が鋭いことから識別した。
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-04-08
鬼杉入口では、ガビチョウとソウシチョウがけたたましく啼いていたが、ウグイスも負けじと聴かせてくれた。頑張って!と気持ちで応援した。
山中では、野鳥達は恋の季節となり囀りのシャワーが樹上から降り注ぎ谷間からは湧き上がってくるので、こちらもウキウキ気分の裏彦探鳥だった。
更に、岩場では、赤紫色から淡紅紫色のゲンカイツツジ(玄海躑躅)が満開で至福の眺めだ。この花は何故か断崖が好きな様で英彦山の岩場の全域で今が見頃である。
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-03-31
今年最大のアトリの群れに出逢う。いつも群れは危険を感知すると、一斉にパーッと飛び上がり枝や離れた場所に移動するが、今回は、少し離れた眼下を、次々とばらばらに、弱り果てたブナの森の下層や枝の間をスピードをあげて通り過ぎた。一部は枝から枝に移動するのもいたが、ほとんどは止まりなしに消えていった。この光景は衰えゆくブナと元気よい飛翔が対照的で、良く訪れる者としては複雑な眺めであった。
少し先の北谷側ではマヒワの小群も残って賑やかだった。特記は、ソウシチョウの二三度ジェー・ギィーの短い鳴き声を記録した。久しぶりだ。現れないと何故かと心配し、出て来だすと我が物顔で英彦山を席巻してしまうから厄介者扱いにするが。今は騒音の前の時期だ。
お蔭様で、元来の囀りの森からミソサザイ・ゴジュウカラ・ヒガラ・シジュウカラ・ヤマガラ、それにアオゲラの鳴き声まで聴かせてくれた。今のうちに邪魔されない本来の囀りの歌を満喫しよう。
山頂ではバイオトイレ工事が本格化していた。既に休憩所の屋根にはソーラーパネルが設置され、現在は壁や塗装工事に移っているようだ。お聞きすると“ここ一週間はこの休息所に泊り込みで集中して工事にかかる”と若い仕事人が言われた。ほんま、ご苦労様です。
広塚忠夫 2014-03-24
広塚忠夫 2014-03-22
鳥相は、ウグイスの鳴き声はするが、ソウシチョウの鳴き声は全く聴こえなかった。主役はミソサザイだった。
登山道は、大粒の氷や雪解けの水が頭上に降ってきて参った。よって、英彦山登頂を諦め下る。
花は、ショウジョウバカマは見頃で、ミツマタとアブラチャンが開花していた。ゲンカイツツジは開花が始まり今からが見頃を迎えるので来週が楽しみだ。
広塚忠夫 2014-03-17
途中で野鳥撮影を愉しんだので、大変遅くなって深倉園地に到着。
丁度、北九州と宗像から来られた植物愛好家の女性2人と言葉を交わして、一緒に出発した。
歩いて直ぐに、深倉道の横で白昼堂々とコケ等を盗採している老夫婦に遭遇し、彼女らと一緒に、元の状態に戻すように強く抗議をした。深倉の春の出逢いを愉しみに来たが、出発早々、怒りで気分が悪くなった。
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-03-15
仲良し三浦夫妻からのお誘いで、英彦山にご一緒させて頂いた。
豊前坊の看板嬢の挨拶は、“雪はほぼ消えていたが、昨日(14日)のみぞれ風の下界の雨が、英彦山では雪となり冬の英彦山に逆戻りしたよ。”本日は晴天。北側に面しているところは太陽光に輝く樹氷が連続して魅せてくれた。しかし、感動の一方では太陽の熱線による樹氷の落下の直撃を受けながら、落ちくるのを避けながらの観察行となった。
野鳥の本日の主役はゴジュウカラだ。フィフィフィフィとピョッピョッピョッと元気よい鳴き声が何度も飛び込んできたが、撮影サービスはゼロ。しかたなく鳴き声録音を試みたが不出来であった。帰路の出逢いは、春の花、咲き始めたばかりの「ホソバナコバイモ(細花小貝母)」数点、傍にツチグリ(土栗:キノコの仲間)も顔を出してい居た。なんと、大分・福岡・北九州ナンバーの多くの訪問者が撮影を楽しんでいた。
【注】植物採取禁止:英彦山は特別保護区が設定されており、すべての植物は、採取すると自然公園法により6ヶ月の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。(同法第83条)
広塚忠夫 2014-03-11
英彦山山頂のマンサクが開き始めた。まだ、一分咲き程度であるが、一歩一歩と春めいてきて気分も爽快だ。
一方、道路事情は、豊前坊まで走ると、まだ、アイスバーンでチェーン規制が布かれていた。登山道も積雪は浅いが氷状の塊でアイゼン装着が必須であった。
鳥相は、今日もミソサザイのチュピルリリリに始まりカラ類の囀りの合唱が賑やかだ。なかでもゴジュウカラがフィフィフィフィとピョッピョッピョッが響き渡り、特にピョッピョッピョッの口笛音は一段と高らかに恋の季節の到来の様相だ。冬鳥は、山頂付近でアトリの小さい群れ、それと帰路の豊前坊近くの大杉に大群の動きが、チュンチュンチュンとスズメを思わせる鳴き声がするので双眼鏡を覗き、なんとか姿を捉えると意外にもマヒワだった。マヒワの集団でこのような鳴き声もするのかと学習した。
広塚忠夫 2014-03-04
もう春の到来か、それとも、一時的な春なのか。と、推測するのは、昨日から続く陽気に誘われて、英彦山の野鳥たちは囀りの合唱団のあり様だ。
まず初めにミソサザイがチュピルリリリと忙しげに、それにヤマガラやヒガラ、シジュウカラと続く一団の合唱。
シオジの森から山頂までは、ゴジュウカラがフィフィフィフィとひときわ響く囀りにピョッピョッピョッの口笛音まで交えて存在感を示す。おまけに、何度もエサ取りの実演サービスをし続けて充分に撮影できた。丁度、通りかかった山仲間のW氏まで、これがゴジュウカラか、色々な鳥が居るんだな!と感動してくれた。それにキィーキィーキィーとハヤブサの鳴き声も混じる。
帰りは、春に一番に咲くセリバオウレン(芹葉黄連)にも出逢えて、春到来のようだ。
広塚忠夫 2014-02-15
雪の英彦山の絶景を見たいと、お誘いを受けてご一緒した。道中は固くて厚いアイスバーンをゆっくりと安全運転で豊前坊へ。
豊前坊は−3℃を示し、そのデジタル温度計の後方の大木にツグミの群れの歓迎で幸先良い。でも、その後はぼちぼちの貧鳥だった。
出発して、最初から雪は深く高住神社で膝下、屏風岩からシオジの森は膝上となり吹き溜まりの溶岩の壁では腰から胸の高さまで積もっていた。ラッセルでルートを開くが疲れた。
この深い積雪は、普段はなんともない短いクサリの場面をも危険な登りに変えていた。足場の確保が難しくて、よくぞ5人無事に登れたなーと身震いした。ほんま!ここまでしてチャレンジするのは、英彦山の豪華な雪景色に惹きつけられるためでしょうか。
帰路は、北西尾根コースに踏み入ったが、雪が深くラッセルはうんざりと表参道の踏み跡を頼って楽な道を選んだ。結果、余裕のある雪景色を鑑賞しながらの下りで、無事帰還した。
広塚忠夫 2014-02-11
車窓からの遠景の英彦山は、山全体が冠雪して真っ白だった。登山コースに踏み入り、見える内景は一段と深い白さで極寒の樹氷が魅せてくれた。時折、雲の間から射し込む太陽は、白銀の世界にきらきらと輝く無数の光線を発して、うっとりと立ち尽くしてしまう。
行き交う登山者も、“こんにちは”ではなく“きれいね!”“最高だ!”の挨拶だ。祭日であったためか登山者も多く、だれもかれも寒さを忘れてウキウキ顔だ。
北岳では、白銀のブナ林に時を忘れて眺めていると、前方遠くにハヤブサが出現、ディスプレイフライトで急降下して消える。それが、いつの間にか、背後から目の前で再フライトだ。カメラを構えて待機中でなんとか画面端っこに証拠写真が残った。でも、欲張りの更なるフライトのお願いには、応えてくれなかった。
広塚忠夫 2014-02-07
悪い天気が続き家に閉じこもっていると、体が鈍り山に行きたくなる。久しぶりに四王寺の滝を目指した。英彦山は雪の予報であり、雪の鳥相の記録の積み重ねも大事だと理屈をつけて出る。英彦山権現の駐車場から玉屋神社経由の直登コースで滝を目指した。
ビューと風の音や川の流れのザーザーに逆らってヒヨドリの鳴き声は聴こえる。荒れている神社への道もすっかり冠雪。足探りで安全を確かめながら進む。
竹藪からギー・ギィーギィーと地鳴きとも囀りともつかぬソウシチョウの声だ。この寒さでも里下りしてない個体がいるのだ。沢伝いから藪を抜けて衣が池までもヒヨドリだけだが、やっとカケスの鳴き声が聴こえた。お茶休憩のあと、滝へ向かう登りでノウサギがピョンピョンと雪の山に消える。
早々とお帰りの4人登山者に次々に出会う。
滝は如何ですか?
“マアマアです。”“マアマアより、ずーと下です。”素晴らしいツララに感動です。“と三様の感想だ。現地での私は”マアマアには程遠い評価“をくだす。
四王寺の滝からは左折して無名の滝へ。ここはほぼ冠雪していて僅かにつららが見える程度だが、地膚が見えないだけ、マアマアの表情だ。予報通り雪が激しくなり、鬼杉経由で下る。終盤にヤマドリが出現するがシャッターチャンスはなし。
広塚忠夫 2014-01-31
春のような陽射し受けて、気持ち良く出発。数ケ所で人工林の間伐事業が行われており、チェーンソーの音が響き渡っていた。
深倉園地ではガビチョウが鳴いていたが、何故か、ソウシチョウの出現はなし。本日の主役はツグミの群れだった。カラスサンショウとツルウメモドキをよく食べていた。並んで目立つオレンジの果実を房状にぶら下げているイイギリは全く人気がないようだ。イイギリにはヒヨドリが一度止まっているのを観察しただけだ。この時期はカラスサンショウとツルウメモドキが美味しいのかツグミ、ヒヨドリ、メジロ等が美味しそうに実を啄んでいた。スギに群がるメジロを見上げていると、突然、道端からヒノキ・スギの間伐された混合林へヤマドリが飛び込む。どうしてだろう、2羽ともヤマドリ♂だった。猛禽は、障子ケ岳の遠くの枯れ木に胸が白い大型の鳥を確認した。帰宅後に、ぼやけた記録写真だが体格や頭上の模様からクマタカと識別した。今のツクミの群れを観察するには、ここが、旬だ。
広塚忠夫 2014-01-29
最近は、気が向くままに都合がついた日時に「独りで登山スタイル」が常態化している。今日は違って、なんと2人の美女からの嬉しい誘いに乗っての英彦山行だ。ここ二三日晴天が続き雪や樹氷は期待薄で出発。
山道は、残雪と道氷盤が昨日の冷え込みで固く、アイゼンをよいしょと打ち付けて、やっと刃が掴んでくれる。溶岩の壁の直ぐ上は難所で、特に頑強で固くひやひやの登りだった。しかも、その場面でステックを滑り落としたりアドベンチャーの冷や汗だ。
広塚忠夫 2014-01-24
寒気団の翌日(23日)が樹氷日和と見たが、会議のため一日延びた24日(金)に訪れた。予想通り樹氷は消えていた。しかし、山道はアイスバーンや残雪で要注意。
山頂から裏彦に足を向ける。下り裏彦口は、急斜面に20〜30cmの積雪と下面は薄い氷の様で躊躇したが、一番の方法が浮かんだ。それは尻スキーだ。急斜面を一気に尻滑翔で童心に戻りヤホーだった。
その後の緩斜面は20cm前後の積雪が続くが、一部は陽が当たり土が露出していた。安全を優先してアイゼンスタイルで歩いた。
本日の野鳥は、寂しい鳥相であったがこの時期としては予想通りだ。初めから終わりまで、ゴジュウカラのフィフィフィの鳴き声が響き渡った。気温が上がったとはいえ厳冬期なのに囀りの鳴き声の様相だ。裏彦終盤でマヒワ50+が、それにヒノキの大木に双眼鏡でお菊が何とか確認できてキクイタダキの初認だ。林道に出るとミヤマホオジロが地面から樹木へ飛び上がる。
本日は撮影記録は少ない一日だったが、尻スキー日和だった。
広塚忠夫 2014-01-16
豊前坊から北岳への北側のコースは、急登なうえ厚いアイスバーンが続き恐怖の光景が迫ってくる。しかし、不思議なことに、アイゼンを装着するとアイゼンの刃が厚いアイスバーンをしっかり捕まえるので、むしろ、平常の登りより安全で愉しい登りとなる。それに効率的な登りとなるので時間短縮にもなる。
樹氷は、北側は何とか残っていたが、南側はすっかり消えていた。冬鳥の群れは、山頂付近では出逢えなかったが、北西尾根コースを下りバードラインで小さなツグミの群れの騒ぎに遭遇した。
広塚忠夫 2014-01-07
積雪は浅く先日の雪の残雪状況だ。但し、バードライン経由の登りは部分的にアイスバーンであったがアイゼンなしで登りきった。帰路の北岳から豊前坊の北側ルートは、危険なアイスバーンが続きアイゼンを装着してゆっくり下る。出発して直ぐ、シカが野営場付近で8頭、スキー場を過ぎて2頭の計10頭が、このバードラインコースで出現。
冬鳥は、マヒワとツグミの群れがバードラインと北岳ブナ林の2ケ所で観察、一本杉付近ではウソの鳴き声とハヤブサの飛翔を確認。
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