各地の野鳥・植物、フィールドに関する観察紀行や情報です。
ゴイサギバンダナ作りました | おかえりなさい、ツバメ | 佐賀県支部ツバメの塒入り
「バードウォッチング2019 in 見島」に参加して | 元日探鳥会事前調査 | 佐賀支部ツバメのねぐら入り観察会
野鳥が近い瀬板の森公園 | 萩の見島へ | 渡り途中のツツドリを撮影 | 大授搦のヘラシギ
白馬岳(しろうまだけ)の花々 | 瀬板の森(北九州市八幡西区)に「コルリ」が一時停車しました
ハリオシギの標識捕獲(北九州市) | 「アカガシラサギ」と出会いました
北アルプスの山と花と鳥 | 遠賀川河口にヘラシギ | 北アルプス山紀行 | 大喰岳の野鳥と花
広島でカタクリに出会う | ヤツガシラ確認 | 大分県中津市大新田 | クロツラヘラサギ
大分県中津市・中津干潟、及び舞手川 | 曽根南新田・標識調査 | 山田緑地標識調査
網野泰蔵 2021-01-04
12月25日に福津市の砂浜に飛来。まだ幼鳥、たった1羽。
1月11日に痩せてきたようですと診察依頼、元気あるも削痩してるので元の場所に戻して給餌指導。
(2021-01-21掲載)
渋田和美 2020-09-07掲載
ゴイサギの色は藍色。
いつかゴイサギを染めたいと思ってました。
型染めという技法を使い藍染でゴイサギを染めました。
(2020-09-07掲載)
網野泰蔵 2020-03-12掲載
3月9日、高速自動車道の古賀インターを出かかると上空にツバメの群が、飛びかかっていました。今からどこで巣作りを始めようかと相談しているようでした。
今年は少し渡りが早いようです。日本が暖冬であったと遠い南の国でも分かるのでしょうか。
昨年末、台湾旅行をしました。美味しいものを食べて楽しい旅でした。台湾中南部、嘉義にある故宮博物院南部に行きました。
台北の故宮博物院の分院で2015年設立。
アジアの歴史、文化を展示しています。日本の浮世絵や茶碗もありました。
博物院の前には大きな湖があり、その中を長い遊歩道が通っています。
渡っている途中、橋の欄干に飛んでいた2羽のツバメがスーと降りてきて停まりました。近づいても逃げようとしません。
お久しぶりですと言っているようです。
昨年の春から秋までに、10数羽のツバメを保護し放野しました。
その内の2羽だと思ってしまいました。そんなはずはないと分かっています。
渡りが可能になるほどに成長するツバメは2割にも満たない、そして帰ってくるのは1割もないと。
でも、元気だったか、また日本で会いたいねと声をかけました。
古賀インターのツバメの中にその時の2羽が混じっていると思いました。
おかえりと言いました。そんなはずないのに。
(2020-03-12掲載)
松尾浩二 2019-09-08
9月8日佐賀県支部からのお誘いでツバメの塒入り探鳥会に参加しました。
筑後川より分岐した早津江川の芦原で、数々の多きな群れが多方面から飛んで来ます、担当者の説明ではおよそ2万羽だそうです。
筑豊地区にも幾つかの川が遠賀川へ流れ込み大きな河川となっていますので、どこかの芦原に筑豊生まれのツバメ達を探そうと思う探鳥会でした。
(2019-09-10掲載)
重藤久美子
2019-04-20/22
3日間こんなに歩き回ったのは生まれて初めてでしたが、充実した鳥三昧でとても楽しい3日間でした。飛んでくる鳥を双眼鏡・カメラでとらえることができず何度も悔しい思いをしました。
ただただ残念なことは、コムクドリを見逃したことと憧れのヤツガシラが出てきてくれなかったこと。是非来年リベンジしたいと思います。
リーダーの林さん、ずっと運転してくださった三浦さん、参加者の皆様大変お世話になりました。
(2019-04-30掲載)
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2019-04-20
2019-04-21
2019-04-22
有働孝士 2018-12-22
「第907回例会:遠賀川中島探鳥会」は恒例の元日探鳥会、つまり2019年1月1日に開催される探鳥会です。元日から鳥見を始めれば、きっと一年間鳥運に恵まれるに違いありません。そう願い、気合を込める探鳥会でもあります。みなさん、ぜひご参加ください。元日ともなればご予定も多いことでしょうから、途中の離脱・参加歓迎です。探鳥会は午前中で終了します。
事前調査のため、探鳥会予定地・中間市下大隈の遠賀川中島を訪れました。しかし、あいにくなことに現地は工事中で、工事は別の会社により二つ進められていました。一つは自転車道の改良工事、もう一つは、奥の方で行われていたビオトープ用の道路整備工事ではないかと思いますが、詳細は不明です。工事中危険なため中への地立ち入りは遠慮してほしいとのことで、調査はできませんでした。
工事内容は不明ですが、今や貴重になったヨシ原が心配です。一旦は更地にされても、根が残っていればまた来年は緑深いヨシが立ち上がるでしょうが、上に何か載せられるともう絶えるしかありません。元日探鳥会では現地の様子も観察できるかもしれませんが、残っていて欲しいものです。冬鳥のお客様たちは無事にしているでしょうか。
もしヨシ原が無事であれば、きっと興味深い小鳥やタカ類がいることでしょう。個人的には、せめてオオジュリンとツリスガラには会いたいものです。あけましておめでとうのご挨拶とともに、現地でお会いしたいと思います。多くのご参加をお待ちしています。
中間市下大隈・遠賀川中島:
・観察リスト 中間市下大隈:ハクセキレイ、カイツブリ、マガモ、カルガモ、ウグイス、キジバト、ヒヨドリ、オオバン、トビ、ハシブトガラス(ただし河川敷で観察し中島には入っていない)
(2018-12-23掲載)
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現地に行く途中で見たミヤマガラス 飯塚市仁保
松尾浩二 2018-08-26
ツバメのねぐら入りは、筑豊支部では行っていないのに気付きまして、遠賀川流域の何処かにそうした場所が有るのではないかと探していて、勉強がてら佐賀支部の観察会に参加しました。
場所は佐賀県佐賀市川副町大詫間・早津江川下流域(2018-08-26 19:00ごろ)で、晴天下日没後の7時頃ねぐら入りの為、多方面からおよそ1万羽が集まり飛び回っている。それを狙ってハヤブサが現れツバメも負けじと逃げる。担当者の話では数多く集まることで危険回避しているとのことです。
その内に集団で葦原に身を隠して観るものに感動を与えてくれた事と、猛暑である今年の夏の夜にふさわしいツバメのねぐら入りで爽快でした。
(2018-08-27掲載)
中村嘉一 2017-02-15
北九州市八幡西区・瀬板の森公園。
初めての観察場所で、見知らぬ大砲を持った方からウグイスの存在を教えてもらいました。その後、もみじ谷前の遊歩道を歩いていると、連写するシャッターの音を聞いたので、もみじ谷に入りました。メジロの存在を教えてくれた方が、後ろ姿がジョウビタキのような鳥を連写していました。何ですかと尋ねると、「ルリビタキ」と教えてくれたので、私も直ぐに撮影することができ、ラッキーでした。
撮影者、散歩人が多く、非干渉距離の近さに驚きました。
ソウシチョウ・ルリビタキは初観察・撮影です。オシドリは、不在でした。
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松隈英子 2016-05-02
阿部さんより、行きたいと思っていた、見島(山口県)にお誘いのメールを頂き行って来ました。
朝、6時に出発し、萩港に8時5分に着き、9時の出港まで港のまわりを楽しみました。[おにようず]に乗り、見島に向け出港です。期待に胸を膨らませて、1時間15分の船旅を楽しむ。本村港に着き、いざ出発。ジーコンポをまわり、八町八反へ、島の人との会話を楽しみ、又、仲間との情報交換をして、見島ダムを過ぎ、見島牛放牧場で、海を眺めながら昼御飯を又、鳥達との出会いを求めて、瀬高山の周りを歩き、宇津港に向かい、帰りの船が来るまで周り楽しみ、タイワンハクセキレイ、ツメナガセキレイなどを楽しみ、島とのお別れをしました。オオミズナギドリとの出会いを楽しみ萩港に戻りました。楽しい、素敵な1日になりました。誘っていただいた阿部さんに感謝です。
記録
アオサギ3 | ムナグロ3 | コサギ2 | ダイサギ | アオサギ6 |
ミサゴ7 | トビ3 | セイタカシギ2 | アオアシシギ | タカブシギ2 |
コサメビタキ20+ | サンショウクイ | (キタツメナガセキレイ) | (タイワンハクセキレイ)10+ | オオミズナギドリ6 |
イソヒヨドリ3 | ツメナガセキレイ2 |
サイト注:松隈様による伝聞記録。リスト中( )内は亜種名
参考:山口県・見島に行きました(阿部哲也)
黒田文雄 2014-09-29
最近、ツツドリの渡りの話題が各地でありますが、偶然に、響灘グリーンパーク(北九州市)でその姿を見ることが出来ました。9/29、13:36〜13:45の間撮影しました。波多野様に識別鑑定を依頼しましたが、「ツツドリ」ですとの判定を得ました。初見、初撮りで嬉しいです。
メッシュコード:@5030-6597
山下信弘 2014-09-14
波多野様、ご指摘いただきありがとうございました。ヨーロッパトウネン、はじめて聞いた名前です、さっそく図鑑で調べました。この時は距離が50mはあったと思われ、ヘラシギを逃がさないよう夢中で撮影していました。分っていればもっと撮影できたと思います。
「各地の情報」山下信弘氏の大授搦のヘラシギについて
03〜09まで写っている3羽のうち向かって左側の個体はヨーロッパトウネンだと思われます。03は横を向いていて識別ポイントの確認に役立ちます。また3羽が正面を向いているものは右端のトウネンとの嘴の形状を比較することが出来ます。嘴の尖り方や基部の太さなど。
参照:トウネンとヨーロッパトウネン <幼鳥、1年目冬羽>/独断と偏見の識別講座U(第3回)
波多野邦彦
これは、たぶん世界で約200個体の最近の記事を記憶している極貴重な種です。絶滅寸前の鳥ではないでしょうか。
是非、当会サイトに投稿し記録に残しましょう。100年以上の保存を保証するサイトですと、お願いしました。
枚数は選択してくださいと言われていましたが、全てUPする価値ある記録ばかりです。特に、口を開いているのは、鳴いているのか、こちら撮影者への警告か、ほんま、珍しい写真と思います。
紹介者:広塚忠夫
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安部隆成、中村清美、三浦博嗣、三浦美代子、広塚忠夫 2014-08-06/09
まとめ 広塚忠夫
白馬岳に感謝と感動です。しかし、疲れました。3000m級の山々には、短い夏を謳歌するごとく一斉に咲き競う花たちが白馬岳一帯にお花畑の楽園を創りだしていた。これでもかこれでもかと現れる高山植物の大歓迎の連続でした。観察した花々は、識別できた140種と識別できなかった約10種を含めて約150種にも出逢った贅沢な登山行でした。それも実質2日間で観察したことになる。初対面の花では、植物分類学者リンネから命名のリンネソウがあり、ピンク色で仲良く2つに並んだ姿から別名メオトバナと呼ばれている。群生では、ミソガワソウ(味噌川草)・チングルマ(稚児車)・ゴゼンタチバナ(御前橘)・ミヤマコゴメグサ(深山小米草)が印象的でしたが、なんといっても、コマクサ(駒草)が斜面一帯をピンク色に染めているのが壮観であった。個々を間近で観察するとまさに高山植物の女王だった。
| 安部隆成 | 中村清美 | 三浦博嗣 | 三浦美代子 | 広塚忠夫 |
記録 広塚忠夫
野鳥 12種
ライチョウ8(4ケ所で観察) | ホトトギス1 | アオゲラ1 | ウグイス5 | |
メボソムシクイ10+ | ミソサザイ2 | コマドリ5 | オオルリ1 | イワヒバリ8 |
カヤクグリ2 | キセキレイ1 | イカル50+ |
北アルプス(白馬山系)の花々観察一覧表(143)
感想・撮影 広塚忠夫
白馬山系の花々は、時系列でルートに沿って記録を重視した写真および同じ写真を和名音順に再構成して掲載しています。
聞きしに勝る白馬山系のお花畑の種類の多さに、その感動を表す言葉がありません。次から次とお初の花々との出逢いは、ワクワクしながらの撮影登山でもありました。
8日の白馬大池経由の栂池へ下りは雨の中で、雨の滴を拭き取るのも忘れて観察撮影したことから滴が邪魔した写真が多々あります。
また、観察種が、識別できなかった花を含めて150種を超え写真枚数は371枚とかなりボリュームがあります。そこで、閲覧の便宜のため、植物などの和名を音順に並べた「写真:和名音順配列」および山行ルート上の時系列に配列した「写真:日別撮影順配列」を掲載しました。サイト閲覧に訪れた方はうんざりされるか思われますが、数種類でも目に留まった花があれば、その花だけでも見て頂ければ幸いです。
写真:和名音順配列(植物:123種、チョウ:5種、野鳥:2種)
撮影日・写真番号対照
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ア行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
カ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
サ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
タ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
ナ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
ハ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
マ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
ヤ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
ラ行〜ワ行
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
その他
△ ア イ ウ エ オ カ キ ク コ サ シ ス ソ タ チ ツ テ ナ ニ ネ ハ ヒ ヘ マ ミ ム モ ヤ ヨ ラ リ ワ 他
写真:日別撮影順配列
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2014-08-06
2014-08-07
2014-08-08
2014-08-09
感想 三浦美代子
白馬(しろうま)岳(だけ)の高山植物に魅せられて
8月6日から9日まで7名(男性4名女性3名)で、白馬岳に登ってきた。後立山連峰北部の白馬岳(2932m)は、富山県と長野県の県境にある。白馬岳の山名は、雪解けが進み、田のしろ掻きの季節に白馬岳の山肌に「代掻き馬」の雪形が現れることから「代馬岳」とよばれ、「白馬岳」に変わったといわれている。大雪渓と高山植物が魅力の白馬岳は、北アルプス入門の山として人気がある。白馬大雪渓は日本三大雪渓の一つで、長さ約3.5キロ、標高差600メートルある。白馬岳の可憐で豊富な高山植物に出会うことも大きな目的である。当初の計画では、お花畑を充分満喫する為4泊5日の予定であったが、台風11号と低気圧による悪天候が予想され、3泊4日に変更された。登山コースは、猿倉から大雪渓経由で白馬岳に登り、白馬大池を経て栂(つが)池(いけ)自然園へ下山する山歩きであった。白馬大雪渓の厳しさを感じ、可憐な高山植物の競演を見て心やすらぎ、又雷鳥にも4回も出会う事ができた。白馬岳山頂のご来光や大パノラマを見る事ができなかったのは残念であったが、栂池自然園までの下山ルートも変化に富み、アルプスの大自然の素晴らしさを満喫できた。
8月6日(水)晴れのち曇り
小倉駅 7:46〜白馬駅(はくばえき) 16:38〜猿倉荘 17:00(泊)
白馬駅からタクシーで猿倉荘(1250m)まで行く。お天気は曇りだが明日からの山登りに期待が弾む。美味しい夕食とビールで乾杯し、台風11号の影響を心配しながら、早めに休む。
8月7日(木)晴れのち曇り夕方から雨
猿倉荘 6:30〜白馬(はくば)尻(じり) 7:55−8:12〜大雪渓入口 8:40〜大雪渓の終わり 10:35−10:55〜葱(ねぶか)平(っぴら) 11:15〜避難小屋 12:18−12:56(昼食)〜村営頂上宿舎 14:35−15:00〜白馬(はくば)山荘(さんそう) 15:25(泊)
朝から綺麗な青空が見える。気温は22℃。登山届を提出し重いリュックを担ぎ、さあ出発だ!気持ちの良いサワグルミやキハダ、ブナの自然林を歩き、ヤマブキシショウマやソバナを見つける。鑓温泉登山道への分岐を過ぎて、前方に,青空に白い雲が少しかぶっている小蓮華(これんげ)山(やま)を眺めながら歩く。素晴らしい眺めだ。高山植物(タマガワホトトギス・オオウバユリ・クガイソウ・オオバミゾホオズキ・オタカラコウ・オニシモツケ・オオレイジンソウ・モミジカラマツ)の群落が見られ、楽しみながら歩く。白馬尻小屋に着く。空気が冷たく18℃。大雪渓の一部が見えた。小屋の屋根の上では布団が干されていた。周辺の林には、ミソガワソウ・キヌガサソウ・ミヤマカラマツがたくさん咲いていた。ついに、白馬大雪渓が見えた。残念ながらガスがかかっていて周りの山々が見えない。アイゼンを装着し、大雪渓上の赤くなっている所(ベンガラがまかれている)を一歩一歩踏みしめて歩く。気温は11℃。大雪渓を歩く登山客はそれほど渋滞していない。時々、ガスが晴れて周りの雄大な山々が見えた時は喜びの歓声をあげる。だんだん傾斜が急になり、歩くのがきつい!ただひたすら一歩一歩歩くのみ。足を踏ん張るせいか筋肉がつりそうだ。コマドリの鳴き声が聞こえホッとする。やっと雪渓が終わり、アイゼンをはずす。両足の筋肉がこわばり、つってしまった。薬を飲んだり、軟膏を塗ったりして何とか歩く。葱平からたくさんの高山植物(クルマユリ・チシマギキョウ・イワオウギ・ハクサンフウロ・テガタチドリ・トリカブト等)が色とりどりに咲き、心を和らげてくれる。標高が高いところに、たくさんのかわいい花々が精いっぱい咲いている姿に、不思議さと生命力の強さを感じる。小雪渓は崩れている為、迂回する。岩の上にミヤマオダマキを見つけた時は感激の声をあげる。避難小屋で昼食をとっている時に、イワヒバリが飛んできて、みんなを楽しませてくれた。シナノキンバイ・ハクサンイチゲ・イワオウギ・ハクサンフウロのお花畑が広がる。渓流のそばに群生している濃紅紫色のヨツバシオガマは美しく、一輪だけ咲いていたミヤマクロユリを見つけて喜ぶ。小雨が降り始め、雷が鳴り始めた。村営頂上宿舎に着き、ペットボトル500mlが¥450には驚いた。その周辺にはパトロール中の指導員がおられ、いろいろな高山植物の名前を教えてくれた。鐘形の花冠の縁に毛がないイワギキョウや、北アルプスでは白馬岳しか咲かない紫色の小花を穂状に付けるウルップソウも、見つける事ができ喜んだ。稜線に出て、白馬山荘とそのバックに白馬岳がそびえている姿を見た時は感激し、その姿がガスで消えぬ前にあわててカメラのシャッターを押した。白馬山荘(2832m)にやっと着く事ができホッとした。白馬山荘は1906年に開設した、日本で初めての山小屋である。現在は収容人員800名で、山頂レストランスカイプラザ白馬は人気があり、ビールで乾杯した。残念ながら小雨が降りガスで覆われ、素晴らしい展望を見る事はできなかった。リーダーが気象予報士に話を聞き、台風接近と低気圧の為、天気は悪くなるばかり。明日はもう一日小屋泊まりはせず早めに下山した方が良いのではないかとアドバイスを受けた。みんなで検討した結果、明日下山することに決めた。山荘の部屋は8畳7人で寝る事ができたが、布団がぬれたように湿気ていて汗臭い匂いに少し閉口した。疲れていたので早めに休んだ。
8月8日(金)雨
白馬山荘 6:30〜白馬山頂 6:50−7:00〜三(さん)国境(ごくざかい) 8:05〜小蓮華山 8;55−9:00〜船越(ふなこし)の頭(かしら) 10:00−10:10〜白馬大池山荘 11;00−11:45(昼食)〜乗(のり)鞍(くら)岳(だけ) 12:50〜天狗(てんぐっ)原(ぱら) 14:40〜栂池山荘 16:00(泊)
朝からガスがかかり、雨具を着て出発する。登り始めてすぐに雷鳥を見つける事ができた。ハイマツに覆われてガスがかかった天気だからこその出会いだ。白馬山頂(2932m)に着くが視界はゼロで大パノラマは見えない。歩き始めたら又、雷鳥親子に出会う事ができた。ラッキー!ひなはかわいいしすぐ逃げようとしない。西側斜面にピンク色の花が見える。今回是非見たかったコマクサに出会う事ができ感激した。砂礫地に咲き、ピンクと白の花びらで朝露に濡れてその姿形もかわいい!ロープが張られていて保護されていた。三国境は長野、富山、新潟の県境で、西側斜面にはコマクサが一面に咲いていてピンク色に染まっている。厳しい環境でもたくましく生きる姿に感動する。雲が晴れ雄大な西側の山なみが見える。残念ながら東側は何も見えない。だが、ミヤマコゴメグサが道中や斜面一帯を白く染めている花畑に茶色のイワヒバリが4羽現れる。更に、エゾシオガマ・シラタマノキ・アズマギク・綿毛になっているチングルマ・白地の花弁の先端部に赤、中心部に黄色の斑点があるかわいいシコタンソウが、楽しませてくれる。小蓮華山頂(2766m)に着くが、ガスがかかり、小雨が降り続く。15分ぐらい歩いて、又雷鳥の親子4羽と出会う。親鳥の体の羽の下に隠れている雛鳥がかわいい。船越の頭を過ぎ、稜線歩きだが、展望がなく白馬大池に向かう。白馬大池の平坦地には紅紫色のかわいいハクサンコザクラが咲き、花が咲いているチングルマとハクサンイチゲが群生し、ハクサンシャクナゲもいくらか咲き残っていた。ハイマツに囲まれた雷鳥坂を下ると、赤い屋根が目立つ白馬大池山荘に着き、昼食を食べた。白馬大池からは、大きな岩を乗り越えていく為、滑らないように気を付けて歩いた。白馬大池と残雪模様のある山の風景が美しい。オオヒョウタンボク・ウラジロナナカマド・ミヤマホツツジなどが見られた。ゴゼンタチバナが小さく見えてかわいい。カヤクグリの鳴き声がし、飛んで行くのをNさんが見つけて喜んだ。ガスの中の乗鞍岳山頂(2437m)には目印になる大きなケルンが置かれている。大きな岩がゴロゴロした岩場を、ゆっくりこけないように歩く。雪田が残っている斜面をゆっくり下降する。やっと天狗原の湿原に着いた。雨に濡れたワタスゲが一面に咲いている。珍しい黄色のキンコウカにも出逢えた。雨足が強くなってきた。栂池山荘の屋根が見えてホッとしたが、たどり着くまでが長く、用心しながら歩いていても途中で滑った。やっと栂池自然園に着き、隣の栂池山荘(1860m)で宿泊し、3日ぶりの入浴で疲れをとる事ができた。
8月9日(土)雨
栂池自然庭園 5:00−6:50〜栂池山荘 8:00出〜栂池自然園駅(ロープウェイ)栂の森駅(ゴンドラリフト)栂池高原駅 8:22−9:00〜白馬駅 9:20−11:31〜小倉駅 20:22
朝曇っていたが、自然庭園の中はすがすがしい。山で出会った花々がほとんどであったが、確認しながら歩く。大阪からの女性パーティや、オカリナの演奏を楽しんでいる女性二人連れなどと出会う。木道伝いに水ばしょう湿原・風穴・ワタスゲ湿原・梓川まで歩き、引き返す途中から雨が降り出した。花が終わった後の水ばしょうの葉の大きいのには驚かされる。山では観察できなかったタテヤマウツボグサがあった。栂池山荘を出て、栂池パノラマウェイで標高差990mを約30分で降りる。ガスがかかっていたが、時々雲海も楽しめた。白馬駅までタクシーを使い、運転手から台風接近と雷の為、今日の猿倉からの入山規制が出されたことを知った。一日早めに下山したことの判断は正しかったと思った。
最後に
今回、台風11号の接近で大丈夫かなあという不安を抱えながらも、白馬岳の高山植物との出会いを求めて出発した。天候次第ではプラン変更もあるとリーダー(安部隆成氏)から話があった。猿倉荘からはお天気もまあまあ良く、たくさんの高山植物も観察でき、色とりどりの一面のお花畑には感激した。特に念願のコマクサを見る事ができ嬉しかった。白馬大雪渓の登りは、これほどまできついとは思ってもいなかったし、足がつってしまい体力のなさも自覚した。雷鳥との出会いは何回見ても可愛くほほえましい。リーダーが気象予報士から情報を得て、プランを検討し変更して安全に楽しい山登りを終える事ができた事に感謝し、判断の大切さを実感した。又、アルプスの山々を楽しみたいと思った。
感想 三浦博嗣
8月に入り晴れ間が少なく、出発日近くには台風が近づき天候が心配される中、一度は登っておきたい白馬大雪渓。登山日は時折晴れ間が出る中、猿倉から白馬尻小屋までの間にも、多くの花々(タマガワホトトギス、クガイソウ、オオバミゾホオズキ等々)を鑑賞しながら登る。白馬尻小屋の手前の木道を上ると、目の前に大雪渓!これから葱平まで傾斜18〜25度をただひたすら登る。時折ガスが開け、周囲の岩峰が目を楽しませてくれる。葱平から稜線の村営小屋までは多くの花々が見られ、特に楽しみにしていたウルップソウが、やっと稜線に出ると見る事ができた。二泊予定の白馬山荘では常駐している気象予報士から、翌日以降更に天候が悪化するとのことを聞き、又台風11号接近により帰りの交通機関の事も考え、予定を変更し翌日は白馬大池経由で栂池に下りる事にした。槍ヶ岳でのルートでは見られなかったコマクサの大群落と、時折ガスが開け近くの山と雪渓に感激!白馬大池から栂池までは変化のあるルート(大岩石・小雪渓・沢歩き等々)で、雨の中の下山も楽しい山歩きができた。天候には恵まれず頂上からの展望がなかったが、楽しい山仲間と過ごせた事、多くの高山植物や雷鳥親子を見る事ができた。この時間を過ごせた事と無事に下山できた事が一番である。さて、来年はどこの山へ・・・・・
感想 中村清美
今回、永年の念願である白馬岳登山がかなってとても感謝しています!なかなか身体の調子も今一つで不安の中でしたが、リーダーの安部さん、広塚さん、三浦夫婦、有吉親子さん、有難うございました。白馬岳は思った通りのお花畑で、私の疲れた身体を癒し元気をくれました。大雪渓のパノラマは美しく心に何時までも残る事でしょう。去年も双六岳で雷鳥と出会いましたが、今年も出会う事ができて嬉しかった!とっても可愛く親子のつながりを強く感じさせてくれました。又、初めてカヤクグリを見る事ができて感動(なかなか見れない)。台風11号の接近で予定より一日早く下山しましたが、リーダーの素早い判断で無事帰宅できました。有難うございました。次回、元気であれば再度挑戦したいです。その時はよろしくお願いいたします。
リーダー 安部隆成
今回の北アルプス(後立山)の白馬登山は、台風の接近により当初から計画が危ぶまれた。
しかし、昨年の槍ヶ岳に引き続き無事に白馬の頂上を踏んで、多くの高山植物と鳥の観察ができた。雷鳥は3年続いてゆっくりと観察でき、また今回は雛の姿も見られた。天候の為、1日予定を早めての下山となったものの、念願のコマクサにも出会え「花の白馬」を満喫できた。心残りは見られなかったご来光と、見落とした白馬浅葱(シロウマアサツキ)です。
早川佳宏 2013-08-30
中間市在住の「松村吉雄」様から「コルリ」が出たとの情報を聞き、「くまたか」への掲載をお願いしたところ、掲載について快く承諾を得ました。
8/30の8:38(撮影時刻)に遊歩道(@5030-6528)に出現しました。波多野邦彦氏(福岡支部)に同定して頂きましたが、今年生まれたコルリ雄幼鳥で秋の渡りの移動中の個体ではないかとのコメントでした。
(紹介者:早川佳宏)
黒田文雄 2013-05-21
5月21日の夕方、水巻町の自宅の近くを自転車で散歩中、自宅から200mの所で、「アカガシラサギ」を見つけました。
田植え前の水をはった田で、クチバシを地中に入れて、エサを探していました。6時半ごろ見つけ、暗くなるまで、3台の。カメラで、合計300回くらいシャッターをきることができました。(@5030-6515)
早川佳宏 2013-05-14
有吉大輔 2013-05-03/05
さて簡単になりますが時系列でGW谷川岳山行の報告をさせていただきます。
今回の谷川岳山行は3日は午後から晴れ、4、5は快晴で天候に恵まれました。
谷川岳クラスの難易度の高い雪山ではまだまだ自分の体力、技術は不足しているなと実感。今回は本当にいい経験になりました。
7月は今回のメンバーであるプロガイド、チェルマットクラブの土谷さんガイドの元、久留米山岳会のT氏がマッターホルンに挑戦します。彼ならば登頂達成出来るでしょう。
今回の谷川岳山行で自分の中で完全燃焼してしまいました。私は何かと飽きやすい性格なので少しずつ山行経験を積んでいきたい所存です、
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林 孝(文) 2013-04-20/21
広塚忠夫、田代省二、長田哲夫(撮影)
山口県萩市見島(みしま)は渡り鳥が立ち寄る島として知られているが例年4月の第3土曜、日曜日に見島観光協会主催の探鳥会が開催され地元の小学生や各地から鳥好きが参加して人気がある。
今年も20日・21日に「バードウオッチング2013in見島」が開催されたが、参加者はいつもより少なめで60数人だった。筑豊・北九州からは会員が8人参加した。高速フェリー「おにようず」は波が高くて快適とは言えなかったが1時間15分で本村港に到着。迎えの車に荷物を預けて集合場所のグラウンドではいきなりカシラダカ、キマユホオジロの群れがお出迎え。見島ジーコンボ古墳群では夏羽のノビタキとシベリアアオジの群れ、前日からの嵐で多数の鳥が留まってるようで期待に胸が膨らむ。
永年、町興しに探鳥会をしてるので地元の人たちは鳥に興味を持つ人も多く、双眼鏡を持った外来者にも親しげに声をかけてくる。この地区は田植えが早い、水を張って苗も植わっている八町八反には沢山のシギチが入るが今年は雨が多くて水が深いせいか鳥が少ない。セイタカシギが8羽とタカブシギ3羽、タシギ3羽だけしかいなかった。
2日目は7時30分に宇津港に集合して北灯台に向かった。山陽小野田市から参加のご夫妻がヤツガシラを見たいとのリクエストにお応えして情報通りの場所で見つけた。飛んでしまいじっくりとは見れなかったが嬉しかったようだ。京都から参加のご夫妻は双眼鏡一台しかない鳥見初心者だったがテレビで知って参加されたとのことで見島の自然が気に入ったようだった。北灯台の手前、見島では珍しくシジュウカラの群れに遭遇した。本種も渡るのかと不思議に思った。どんなルートでどこに行くのか?きれいなアカウソも渡りの島で見つけると不思議な気がする。
今年はシベリアアオジ、ルリビタキ、ビンズイが非常に多かった。嬉しかったのはコホオアカをじっくりと観察できたこと、カラスバト、コマドリの鳴声が聞けたことだった。
宿ではおいしい魚と酒で鳥談義が盛り上がった。帰りはいつも通り追い風で快適な船旅であった。来年も参加するぞー、との思いで萩を後にしたが中国道美祢東ジャンクション開通で小倉までは1時間半と随分早めに帰り着いた。
(林 孝・文)
観察リスト(林孝)(73種、3亜種含む、鳥類目録第7版配列順)
カルガモ | カイツブリ | カワラバト | カラスバト |
キジバト | オオミズナギドリ | ウミウ | アマサギ |
アオサギ | ダイサギ | チュウサギ | コサギ |
クロサギ | セイタカシギ | タシギ | クサシギ |
タカブシギ | イソシギ | ウミネコ | セグロカモメ |
ミサゴ | トビ | ハイタカ | オオタカ |
ノスリ | ヤツガシラ | カワセミ | ハヤブサ |
サンショウクイ | ハシボソガラス | ハシブトガラス | キクイタダキ |
シジュウカラ | ヒバリ | ツバメ | イワツバメ |
ヒヨドリ | ウグイス | エゾムシクイ | センダイムシクイ |
メジロ | ミソサザイ | ムクドリ | トラツグミ |
カラアカハラ | シロハラ | アカハラ | ツグミ |
コマドリ | ノゴマ | コルリ | ルリビタキ |
ジョウビタキ | イソヒヨドリ | コサメビタキ | キビタキ |
オオルリ | スズメ | キセキレイ | ハクセキレイ |
(タイワンハクセキレイ) | (ホオジロハクセキレイ) | ビンズイ | ムネアカタヒバリ |
タヒバリ | アトリ | カワラヒワ | ウソ |
イカル | ホオジロ | コホオアカ | キマユホオジロ |
カシラダカ | ミヤマホオジロ | アオジ | (シベリアアオジ) |
観察リスト(広塚忠夫 2013-04-20/21)
(82種、3亜種含む、鳥類目録第7版配列順)
カルガモ | コガモ | カイツブリ | カワラバト |
カラスバト | キジバト | オオミズナギドリ | ウミウ |
ササゴイ | アマサギ | アオサギ | ダイサギ |
チュウサギ | コサギ | セイタカシギ | タシギ |
クサシギ | タカブシギ | イソシギ | ウミネコ |
セグロカモメ | ミサゴ | トビ | ハイタカ |
オオタカ | ノスリ | ヤツガシラ | カワセミ |
チョウゲンボウ | ハヤブサ | サンショウクイ | ハシボソガラス |
ハシブトガラス | キクイタダキ | シジュウカラ | ヒバリ |
ツバメ | ヒヨドリ | ウグイス | ヤブサメ |
エゾムシクイ | センダイムシクイ | メジロ | ミソサザイ |
トラツグミ | カラアカハラ | シロハラ | アカハラ |
ツグミ | コマドリ | ノゴマ | コルリ |
ルリビタキ | ジョウビタキ | ノビタキ | イソヒヨドリ |
コサメビタキ | キビタキ | ムギマキ | オオルリ |
ニュウナイスズメ | スズメ | キセキレイ | ハクセキレイ |
(タイワンハクセキレイ) | (ホオジロハクセキレイ) | ビンズイ | ムネアカタヒバリ |
タヒバリ | アトリ | カワラヒワ | マヒワ |
ウソ | シメ | イカル | ホオジロ |
シロハラホオジロ | ホオアカ | コホオアカ | キマユホオジロ |
カシラダカ | ミヤマホオジロ | アオジ | (シベリアアオジ) |
オオジュリン | |||
注:( )内和名は亜種名
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撮影 広塚忠夫
2013-04-20
2013-04-21
2013-04-22
撮影 田代省二
撮影 長田哲夫(紹介者:広塚忠夫)
長田哲夫様は本会会員の方ではありませんが、広塚忠夫さんのご紹介により本サイトのために写真を寄稿していただきました。感謝いたします。
2013-04-20
2013-04-21
2013-04-22
注:( )内の鳥類和名は亜種です。
三浦博嗣 2012-08-04〜07
今年こそは、アルプスの山に登り花々を見ようと計画し、まず、多くの登山家の憧れの三角錐の切り立った山である「槍ヶ岳」に登り、穂高まで縦走しようと4人(男性3人・女性1人)で8月3日に新幹線と特急を乗り継ぎ飛騨高山まで行き1泊し翌早朝に登山口を目指す事にしました。
8月4日(土)快晴 標高差810m 気温26度 山小屋は21度
高山駅バスターミナルから登山口のある「新穂高温泉」へ、そこから本日の宿泊地の「槍平小屋」までの約4時間30分の行程。登山口では「オオウバユリ」が出迎えてくれた。
右俣林道を歩き、夏山登山道を登り、「穂高平小屋」で休憩後、ふたたび右俣林道に入る。ここからは左側に右俣渓谷を見ながら、「ブナ」「ミズナラ」「ダケカンバ」「トチノキ」「ホオノキ」等々の自然林の中を爽快な気分で緩やかな登りの林道歩きが楽しめ、沢からは「コマドリ」の囀りが絶え間なく聞こえてきます。
林道歩きが終るころに「奥穂高登山道」の分岐から徐々に傾斜のある本格的な登りとなりますが、相変わらず「コマドリ」の囀りが聞こえ、時々「ホシガラス」の鳴き声も聞こえてきます。
狭い山道は片側は渓谷にキレ落ちており気を抜けないのですが、山道脇には「タマガワホトトギス」や「センジュガンビ」「アキノキリンソウ」などの可憐な花々が心身を和ませてくれます。
約4時間の登りが終わり、「槍平小屋」に近づくと登山客を歓迎するかのように「クルマユリ」がほほ笑むように咲いていました。
見た植物
オオウバユリ | ゴマナ | ミヤマシシウド | シラネセンキュウ |
サワギク | アキノキリンソウ | ハクサンオミナエシ | タマガワホトトギス |
センジュガンビ | キヌガサソウ | チングルマ |
見た野鳥
ヤマガラ | コゲラ | カケス | コマドリ |
ホシガラス | |||
8月5日(日)午前中(快晴)午後(ガスが出る 曇り一時小雨)標高差1180m 槍ヶ岳16度
本日は小屋〜飛騨乗越〜槍ヶ岳〜飛騨乗越〜大喰岳〜中岳〜南岳〜南岳小屋まで約7〜8時間のロングトレイル
早朝6時30分に小屋を出発、今日はいよいよ「槍ヶ岳」に登頂できる。今日はひたすら登りの急傾斜。小屋を出て「ダケカンバ」の林に入り徐々に傾斜が増してくるが、南側には西穂高岳やジャンヌダルムの岩稜が見えてくる。山道の両脇には「タマガワホトトギス」の大群生に出会い「ミヤマシシウド」や「ヤチトリカブト」も顔を出し、渓谷からは「コマドリ」の囀りが聞こえてきます。やがて「ダケカンバ」帯を抜けると、いよいよ森林限界を超えていきます。
2時間ほど登ると、大きく展望が開け、真青な空の下に足元の方には「ダケカンバ」の森林帯、北側は「槍ヶ岳」から「双六岳」につながる西鎌尾根の稜線が見え、眼の前は「ミヤマキンバイ」や「シラネセンキュウ」など一面のお花畑、雪渓の近くでは「イワヒバリ」が盛んに囀っていました。
お花畑の中のザレ場をジグザグに2時間ほど登ると、槍ヶ岳と南岳方面の分岐点「飛騨乗越」に到着。ここは「飛騨」と「信州」を結ぶ日本最高所の峠で、標高3020mにありここで、ようやく「槍ヶ岳」が姿を現します。
ここから「槍ヶ岳小屋」の前を通り、「槍ヶ岳」山頂の岩稜登りにはいります。
「槍ヶ岳小屋」の周りは、人・人・人
山頂までは往復1時間弱ですが、高度感があり、スリル満点!!
こんな岩稜帯にも、「シコタンソウ」がところどころ可憐な花を咲かせており、ホットさせてくれます。
頂上からの360度の大パノラマは想像してください。一口では言えません。
ここから再度「飛騨乗越」まで下り、大喰岳に向けての山稜歩きですが時々、ガスが出て視界が悪くなったりですが、ところどころで「ミヤマリンドウ」や「コイワカガミ」「チシマギキョウ」が姿をみせてくれ、大喰岳山頂への途中では「ライチョウ」の親子の散歩(5羽)姿やオスの「砂浴び」を3度も堪能することができました。
ここから、中岳に向かう途中の大雪渓では「イワヒバリ」が7〜8羽盛んに何かをついばんでいました。
中岳の頂上近くでは、「チングルマ」の花芽の後(?)の刷毛のような姿が印象に残りました。中岳を下り、南岳に登りあがる頃に気温も下がり出し、ガスに煙る山稜歩きで視界も悪くなりだした。南岳山頂を過ぎると、鞍部に「南岳小屋」が見える。
本日見た花々
ミヤマリンドウ | チシマギギョウ | チングルマ | コイワカガミ |
オニタデ | シコタンソウ |
本日見た野鳥
イワヒバリ | ライチョウ |
8月6日(月)小雨後晴れ 標高差約1500m 気温22度
早朝からの雷雨、朝食後小雨の天候不順により当初計画の大キレット〜北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜穂高山荘を中止し、南岳〜天狗原岩稜〜天狗池〜天狗原分岐〜横尾山荘までの約6時間の行程に変更する。
6時30分に小屋を出て、昨日通過した南岳に登り返し頂上を過ぎると、天狗原岩稜分岐から、ハシゴやクサリを使い高度差400mほどの垂直に近い岩稜を下ると大雪渓に出て、ここを100m程トラバースし天狗池(ここは別名「氷河公園」と言われ、1〜2万年前は氷河に覆われていた。ここからは「槍ヶ岳」が池の水面に映えて、「逆さ槍」が見えるし最高のビュウポイント)を通り、再度ガレ場の大雪渓をトラバースして上高地からの「槍ヶ岳」への登山道の天狗原分岐にでる。
天狗原から槍沢ロッジまでの途中には、お花畑があり「ミヤマキンバイ」「チングルマ」「ソバナ」「ミヤマダイコンソウ」「シナノキンバイ」「チョウノスケ」など黄色や白色の可愛い花々が見れ、木々は「ナナカマド」や「イタヤカエデ」など秋には紅葉が見事であろうと想われる。
このルートは「槍ヶ岳」を見ながらの登山道であり、槍沢沿いでもあるので楽しみながら登ることができる。槍沢ロッジのまわりは「イタヤカエデ」や「ナナカマド」などの樹林帯に覆われている。
横尾山荘までは残り1時間30分ほどで「コメツガ」などの針葉樹や広葉樹の林を過ぎると到着。この山荘からは、前穂高岳や明神岳が前方に姿を現す。
8月7日(火)晴れ 標高差300m
本日は上高地まで下り、バスで高山まで帰る。
早朝に出て、徳澤〜明神〜上高地までの「梓川」沿いにゆるやかな山道を花々や樹林に囲まれて、カラマツ林のある河童橋へ
徳澤ロッジの近くには,「ハルニレ」の大木があり、明神までは「ケショウヤナギ」が河沿いに点在し、明神をすぎると「シナノキ」や「イチイ」「サワグルミ」の木々の森に出る。花々は「ハンゴンソウ」「ノアザミ」「ヨツバヒヨドリ」「ヤチトリカブト」「ヤマホタルブクロ」「ツリフネソウ」「ウツボグサ」があり、鳥たちは「コゲラ」「ハクセキレイ」「セグロセキレイ」「ヤマガラ」「カケス」
今回の山行きでは、予想以上の花々を楽しめ、天候にもほぼ恵まれ、念願の大キレットから先の縦走はできなかつたものの、危険は回避することも、山登りには必要であると思う。
アルプスの山々は深く、雄大でやはり何度も登りたくなるところでした。上高地からの帰りでは、コスモスが咲いていました。
*最後に、書き記した花々の他にまだ数種類はありましたが、残念ですが私の知識では判別できませんでした。来年の山行きまでには・・・・・・
黒田文雄 2012-09-12
黒田文雄氏(水巻町在住、会員)により希少種のヘラシギが撮影されました。
場所は福岡県芦屋町山鹿(@5030-6582)。撮影日は9月12日、撮影時刻は12:14および12:47です。私(早川)が行ったのは13:30でしたのですれ違いでした。なお、ヘラシギは9月12日だけ居たそうです。
黒田文雄氏のご好意により「くまたか」に写真を提供していただきました。感謝いたします。
(紹介者:早川佳宏)
加島一男 2012-08-04〜07
今回春早くから計画されていた山行に参加させていただきました。
飛騨沢ルート・新穂高温泉出発山歩きの始まりです。(ここは西穂高岳に至るロープウエイ乗り場でもあります)。
樹林の中少しずつ高度を上げて行くと、春と夏が一度に来たように花が咲いている場所があります。休息挟んで5時間槍平小屋着。
翌朝早く樹林の中黙々と高度を上げること2時間周囲が開けてきました。高度2000mは越えています。威圧されるように山肌が迫ってきます。雪渓も見えます。100mごとの標識に励まされ、さらに2時間飛騨乗越着。槍の穂先(写真)が見えました!。
左にルートを取り稜線を登りテント場を過ぎ、槍の肩の槍ヶ岳山荘にザックをデポして、高度差100m、硬い岩盤なので氷河の浸食や風雨に耐え80度の角度で、ニードル状として残ったものです最後に山頂直下に2連でかけられた80度ほどの鉄梯子が、唯一高度感を覚えるところです。槍の穂先は登山用と下山用のルートに分かれています。
まず最初に現れる梯子の傾斜は70度、長さ6mほどで高度感はさほど感じません。
ついで現れる短い梯子を登って現れる鎖場が、登山用ルート中の核心部と言える所でしょう、岩には鉄製のステップが打ってありますがやや難しく感じ、特に雨の日など、岩がスラブ状のためスリップしやすいため注意が必要です。
鉄梯子を登りきると山頂に飛び出し、畳二十畳ほどの山頂からは360℃の大パノラマが展開します。(高度3180m)この時期いたるところに雪渓が見えていました。
天候が悪化していますので先を急ぎます、来た道を戻り、稜線を進みます。大喰岳(3101m)〜中岳(3084m)此処でライチョウ!に対面。雛を連れた母親共に無心に餌をついばんでいます、雛を連れているためか少し警戒している様子、又登山道ではオスが砂浴びをしてました。1m位に近づいても動じることはありません。
雪渓ではイワヒバリが餌を盛んについばんでいたが、近づくとすぐ逃げます。
稜線をさらに南岳へ進みます。この間沢山の雪渓が現れます。雪渓の下部にある唯一の水場でのどを潤します。温度を測ると0℃でした。スイカやビールを冷やし、冷やし麦でも食べ熱いコーヒー飲んだら旨いだろうなあぁ。この間も沢山花がありました。
南岳(3033m)南岳小屋着遅い到着です。山での鉄則はや立ち早や着、午後は天候が激変する為です。
夜中は雷雨、朝雨具をつけての先に進む予定であった大キレット・北穂高岳(3106m)見るため展望台へ此処からは急坂を180m降らなくてはなりません。足を滑らすと止まらないでしょう。細い稜線を進み北穂高岳へ登り返します。この先まだ々難所があります。今回は、天候悪化の為涙を呑んで撤退です。
来た道を戻り、天狗平分岐へ、天狗平(此処までは難所です)〜天狗池(ここでは池に映った逆さ槍ヶ岳が見られます)〜槍沢登山路〜槍沢ロッジ〜横尾山荘着。
横尾山荘を早朝出発暗い中ランプを頼りに上高地へ梓川を横に見て林道を下ります(11km)。明神池・河童橋、梓川・大正池と散策しました、マスコミでお馴染み場所です。そして帰路につきました。
まだ日本も捨てたものでは無い!、こんなに素晴らしい自然が残されている、そして鳥や花。
今回の山行のため長時間、長距離の歩行訓練を重ねました。しかし、自然の厳しさには人は太刀打ちできないことを改めて身をもって体験しました。又何事か起きても家族が困らない様な準備はしてきました。
今後再チャレンジの準備をしたいと思っています。
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加島一男 2012-08-05
8月5日午後、曇り20℃、弱風
場所・北アルプス 大喰岳(おおばみだけ、長野県松本市、岐阜県高山市)
鳥と花の画像です。花は歩いた道沿いです。
※野鳥は広塚忠夫氏、植物は川谷良子氏にそれぞれ識別を依頼しました。感謝いたします。(サイト管理人)
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・野鳥(識別:広塚忠夫氏)
・植物(識別:川谷良子氏)
安部隆成 2012-04-16
筒井哲史 2010-08-05
先日宮崎県延岡からの出張帰りにヤツガシラを目撃しました。
こんな時期に出会うとは思っていませんでした。
場所を話すと宮崎県と大分県の県境の国道10号線上での確認でした。
周辺は山間部で割と谷が狭いところです。
ヤツガシラが普通に好む生息環境とは少し違うのでもしかして繁殖でもしているのかなと思っています。
観察日:2011年8月5日
場所:宮崎県延岡市北川町川内名(メッシュコード:@4931-1525)
7月に兵庫の公園でもヤツガシラが確認されているようですね。
古城英彦 2010-12-29
ハヤブサ1、クサシギ1(舞手川)、イソシギ1(舞手川)、ズグロカモメ1(舞手川)、カワセミ2(舞手川)、コゲラv、ジョウビタキ7 ♂4♀3、シロハラv、ツグミv、ウグイスc、エナガv、シジュウカラv、メジロv、カシラダカ2、ミヤマホオジロ4 ♂3♀1、アオジ4、シメ1、ガビチョウ2、ソウシチョウ1
河野三郎 2010-12-14
古城英彦 2010-05-03
コチドリ2、シロチドリ、メダイチドリ2、ムナグロ1、ダイゼン、トウネン3、ウズラシギ4、ハマシギ、オバシギ、キアシシギ、イソシギ1、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ6
※この日は、同伴のご夫妻がいたので、数の多い種についてはカウントしなかった。
林 孝 2009-09-05
121回標識調査 【標識調査とは?】
(参考:曽根新田南[地図])
【凡例】
J:幼鳥、A:成鳥、U:幼鳥・成鳥の区別ができない
林 孝 2010-01-12
我々メンバーは月間、2〜3回のペ−スで標識調査を実施、1回に50〜100羽の放鳥をしています。
1年前に放鳥した個体が何千kmはなれた繁殖地を往復して同じ場所に戻って来るのは驚異的なことですね。ベニマシコ、ルリビタキ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ、シロハラなどが常連です。
今回シロハラを襲ったハイタカが捕獲されたので、ご披露します。(中に写真)
(承前)野鳥を手にとって観察しても若鳥は難しいです。ホオジロとホオアカを間違えたり、ルリビタキの雌と断定して、1年後に再捕獲したら雄だったりの失敗を繰り返して少しずつ上達しています。
またセンニュウ類は未熟な私には難しくて頭を悩ませるのも楽しみなものです。時には山科鳥研に判定してもらうこともあります。
最近ではウグイスなどの雄顔と雌顔が一目で何となく分かりだしたんですよ。
捕獲場所 福岡県北九州市小倉北区山田町山田緑地
標識調査は、日本の場合環境省の委託を受け財団法人山階鳥類研究所が実施しています。
調査のため、一時捕獲のうえ万国共通の番号入りの足環をつけ放鳥します。足環付きの鳥類が再び確認されることにより、年齢・寿命。渡の経路・移動距離・病気の有無等貴重な情報が得られます。調査作業従事するには、山階鳥類研究所による書類審査・研修・実施作業・総合的な作業に必要な試験等を経てまず山階鳥類研究所に登録、最後に環境大臣の許可が必要になります。
筆者らは、6人のメンバ−で北九州市小倉北区山田緑地や北九州市小倉南区曽根新田等で一年を通じ調査作業を行ってます。ちなみにこのメンバーが昨年一年間に放鳥した数は約1000羽となりました。
尚標識調査について詳しく知りたい方は山階鳥類研究所のhpにおいて閲覧できます。
(林 孝)
標識調査責任者:森本嘉人、許可番号:330、写真撮影者:武田尊史
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