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 無人録音調査 /2018

本会(日本野鳥の会筑豊支部)では、フィールドにICレコーダーを設置し、無人で自動録音する調査方法「無人録音調査」により、夜間や早朝、昼間等、音による定点観察調査を実施しています。場所や時間等の設定が自由となるため、これまで困難とされていた各所フィールドの詳細な観察が、音声の証拠とともに可能となりました。2017年5月に開始され、これまで驚異的な成果を挙げています。

※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは[標準地域メッシュまっぷ]により取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(@)(地域を一意的に特定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化。コード先頭の識別子@は当サイトのローカル・ルール)です。

無人録音調査 | 2017年 | 2019年

無人録音調査(真鍋班夜G) | 2018年調査一覧

無人録音調査のトピックス音声・その3

私的な録音サンプルです | オオコノハズクの交尾時の声? | ヤイロチョウの地鳴き?

無人録音調査のトピックス音声・その2 | 無人録音調査のトピックス音声・その1

無人録音調査(真鍋班夜G)

真鍋直嗣 2018-04-19/30

無人録音調査の報告します。2018年4月中(19日〜30日)の夜の録音の記録です。確認種だけを記載しています。不明又は分からない声等は後日まとめて皆さんに問いかけます。
5月分は現在聴きこんでいます。早朝の録音や、6月分は少し時間がかかります。
個人的に忙しくなり、6台あったICレコーダーを広塚さんに2台戻し、2台は休止中ですが、県の生息調査地区に設置を考えています。

(2018-06-30掲載)

2018年調査一覧

広塚忠夫 2018-04-21/06-27

無人録音調査は、主に福岡県・大分県の県境に位置する英彦山山系にて実施されました。

凡例:

  • [回]:一連のレコーダー設置回数
  • [id]:録音の音源に付したid。idのプリフィクス[h]は、録音機設置者(著作権者):広塚忠夫を意味する。
  • [月日]:レコーダー設置日
  • [開始]:録音開始時刻
  • [場所名]:レコーダー設置場所
  • [メッシュ]:レコーダー設置場所を含む3次メッシュコード。日本全国を一辺約1kmの格子状に区切り、各マスに8ケタのコード番号を付けたJIS規格(世界測地系)。地名より確かな地域の位置情報。
  • [解析者]:録音内容を聴取し種を識別した者。録音は参考のため音源より当該部分を抜き出した。
  • [音源/解析結果]:録音全音源(mp3)を収容/識別結果のリストとコメント。(
    ボタン配下のコンテンツは、検索サイトには収集されない。)
id年月日開始場所名メッシュ解析者音源/解析結果
1h012018-04-2119:30経読林道@5030-1797渋田朗
h022018-04-2219:30経読林道@5030-1797渋田朗
h032018-04-2204:00経読林道@5030-1797渋田朗
h042018-04-2304:00経読林道@5030-1797波多野邦彦
h052018-04-2119:30経読林道A5030-1797波多野邦彦
h062018-04-2219:30経読林道A5030-1797波多野邦彦
h072018-04-2204:00経読林道A5030-1797田中良介 録音
h082018-04-2304:00経読林道A5030-1797田中良介
2h092018-04-2804:00薬師林道@5030-1775渋田朗 録音
h102018-04-2904:00薬師林道@5030-1775渋田朗 録音
h112018-04-2719:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h122018-04-2819:00薬師林道@5030-1775渋田朗 録音
h132018-04-2804:00豊前坊5030-1784波多野邦彦
h142018-04-2904:00豊前坊5030-1784田中良介
h152018-04-2719:00豊前坊5030-1784波多野邦彦
h162018-04-2819:00豊前坊5030-1784田中良介
3h172018-05-1119:00北西尾根 北西谷側5030-1773渋田朗
h182018-05-1219:00北西尾根 北西谷側5030-1773渋田朗
h192018-05-1319:00北西尾根 北西谷側5030-1773渋田朗
h202018-05-1204:00北西尾根 北西谷側5030-1773波多野邦彦
h212018-05-1304:00北西尾根 北西谷側5030-1773波多野邦彦
h222018-05-1404:00北西尾根 北西谷側5030-1773波多野邦彦
h232018-05-1119:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773田中良介
h242018-05-1219:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773田中良介
h252018-05-1319:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773田中良介
h262018-05-1204:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773渋田朗 録音
h272018-05-1304:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773波多野邦彦
h282018-05-1404:00北西尾根 北岳北谷側5030-1773田中良介
4h292018-04-2819:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h302018-04-2919:00薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h312018-04-2704:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h322018-04-2804:00薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h332018-04-2719:00薬師林道A5030-1775田中良介
h342018-04-2819:00薬師林道A5030-1775田中良介
5h352018-05-2604:00経読林道@5030-1797渋田朗
h362018-05-2704:00経読林道@5030-1797波多野邦彦
h372018-05-2804:00経読林道@5030-1797田中良介
h382018-05-2519:00経読林道@5030-1797渋田朗
h392018-05-2619:00経読林道@5030-1797波多野邦彦
h402018-05-2719:00経読林道@5030-1797田中良介
h412018-05-2604:00経読林道A5030-1797渋田朗
h422018-05-2704:00経読林道A5030-1797波多野邦彦
h432018-05-2804:00経読林道A5030-1797田中良介
h442018-05-2519:00経読林道A5030-1797渋田朗 録音
h452018-05-2619:00経読林道A5030-1797波多野邦彦
h462018-05-2719:00経読林道A5030-1797田中良介
6h472018-06-0204:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h482018-06-0304:00薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h492018-06-0404:00薬師林道@5030-1775田中良介
h502018-06-0119:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h512018-06-0219:00薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h522018-06-0319:00薬師林道@5030-1775田中良介
h532018-06-0204:00野峠付近5030-1796渋田朗
h542018-06-0304:00野峠付近5030-1796波多野邦彦
h552018-06-0404:00野峠付近5030-1796田中良介
h562018-06-0119:00野峠付近5030-1796渋田朗
h572018-06-0219:00野峠付近5030-1796波多野邦彦
h582018-06-0319:00野峠付近5030-1796田中良介
7h592018-06-0804:00籠水峠ルート中間点5030-1763渋田朗
h602018-06-0904:00籠水峠ルート中間点5030-1763波多野邦彦
h612018-06-1004:00籠水峠ルート中間点5030-1763田中良介
h622018-06-0719:00籠水峠ルート中間点5030-1763渋田朗
h632018-06-0819:00籠水峠ルート中間点5030-1763波多野邦彦
h642018-06-0919:00籠水峠ルート中間点5030-1763田中良介
h652018-06-0804:00籠水峠下5030-1754渋田朗
h662018-06-0904:00籠水峠下5030-1754波多野邦彦
h672018-06-1004:00籠水峠下5030-1754田中良介
h682018-06-0719:00籠水峠下5030-1754渋田朗
h692018-06-0819:00籠水峠下5030-1754波多野邦彦
h702018-06-0919:00籠水峠下5030-1754田中良介
8h712018-06-1419:00経読林道@5030-1797渋田朗
h722018-06-1519:00経読林道@5030-1797波多野邦彦
h732018-06-1619:00経読林道@5030-1797(未済)
h742018-06-1419:00経読林道A5030-1797渋田朗
h752018-06-1519:00経読林道A5030-1797波多野邦彦
h762018-06-1619:00経読林道A5030-1797(未済)
h772018-06-1503:30経読林道A5030-1797渋田朗
h782018-06-1603:30経読林道A5030-1797波多野邦彦
h792018-06-1703:30経読林道A5030-1797(未済)
9h802018-06-2419:00薬師林道@5030-1775渋田朗
h812018-06-2519:00薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h822018-06-2619:00薬師林道@5030-1775田中良介
h832018-06-2503:30薬師林道@5030-1775渋田朗
h842018-06-2603:30薬師林道@5030-1775波多野邦彦
h852018-06-2703:30薬師林道@5030-1775田中良介
h862018-06-2419:00経読林道@5030-1797渋田朗
h872018-06-2519:00経読林道@5030-1797(未済)
h882018-06-2619:00経読林道@5030-1797(未済)
h892018-06-2503:30経読林道@5030-1797渋田朗
h902018-06-2603:30経読林道@5030-1797波多野邦彦
h912018-06-2703:30経読林道@5030-1797(未済)
h922018-06-2419:00経読林道A5030-1797渋田朗
h932018-06-2519:00経読林道A5030-1797波多野邦彦
h942018-06-2619:00経読林道A5030-1797(未済)
h952018-06-2503:30経読林道A5030-1797渋田朗
h962018-06-2603:30経読林道A5030-1797波多野邦彦
h972018-06-2703:30経読林道A5030-1797(未済)

無人録音調査のトピックス音声・その3

渋田 朗 2018-06

ミゾゴイ・ヤイロチョウ・ジュウイチ・トラツグミ・合唱

英彦山での無人録音調査のトピックス音声、その3です。(録音機設置:広塚忠夫氏)

※オオコノハズクの巣立ちがわかるような声が録音されていないか、6月後半の録音を幅広く洗い直してみましたが、残念ながら発見できませんでした。

私的な録音サンプルです

田中良介 2018-05-25

オオコノハズク@経読林道

[id:t1] 2018-05-25 未明 (2分 mp3)

2018年5月25日に、経読林道(@5030-1797)で録音したオオコノハズクの鳴き声(id:t1)です。はじめに小さく三声いわゆる犬鳴きがして(♂と思われる)、その後「ピャー」(いわゆる猫鳴きのような声)が続けて聞こえます。これはメスでしょう。そして真ん中辺りではっきりと四声「ワンワンワンワン」と犬鳴きが聞こえます。
これをきっかけに「ピャー」というメスらしい声が声の調子が変わって、かつ大きくなります。私はここで交尾が行われたのではないかと想像を巡らしてみました。その後メスらしい声は続きますが遠くへ離れていってしまいました。
終わりのほう、バックでヤイロチョウの声がします。「音の風景」としては、いろいろと想像力をかきたてられるおもしろい録音となりました。
とはいえ、録音が5月25日なので時期的に交尾はないのではと思い、残念ながら以上は私の希望的推測であることをお断りしておきます。

オオコノハズクの交尾時の声?

渋田 朗 2018-04-29

1.オオコノハズク@薬師林道

[id:h10] 2018-04-29 04:08 (mp3)

2.オオコノハズク@薬師林道

[id:h10] 2018-04-29 04:41 (mp3)

先日投稿した「無人録音調査のトピックス音声・その1」の「4.オオコノハズク」について、「最後の『キキキキ…』は何でしょう?」と書きました。このときは虫とか哺乳類かも...くらいに考えていました。
その後ネット情報を調べていると、オオコノハズクも『キュリリリ』という声をだす事があるとのこと。
『キュリリリ』は2.5kHzあたりの声で、繁殖期前半に雌雄が接近しているときに多く聞かれ、交尾時の声ではないかとされています。フクロウやアオバズク、コノハズクも交尾時に同様な声を出すとのことです。(参考 野原から「オオコノハズク」
これを受け、4/29薬師林道での録音(id:h10)を詳細に調べていると、同じパターンで二回録音されていることに気が付きました。
どちらもトラツグミのバックになりますが、1は前回報告の音声、2は新たに見つけた部分で、声紋分析を含めて次のような共通点があります。

  • 『ミャー』という猫鳴き ⇒『ワッハッハッ』という笑い鳴き ⇒ 『キュリリリ』と続くパターン
  • 通常は3声程度の尻下がりで鳴く笑い鳴きが、長く尾を引いており、冒頭の周波数はやや高め(通常は1kHz以下)
  • その笑い鳴きにかぶせる形で、2.5kHzくらいの『キュリリリ』の声がしており、両者は別個体

この『キュリリリ』部もオオコノハズクの声で、上記ブログで考察されているように交尾時の声の可能性があります。

※ヒストグラム画像はいずれもRaven Pro(Mac OS X、TheCornellLab of Ornithology)からキャプチャーし掲載しました。

ヤイロチョウの地鳴き?

渋田 朗 2018-06-01

ヤイロチョウ&フィーョ@野峠付近

[id:h56] 2018-06-01 19:43 野峠付近 (mp3)

2018年6月1日の夕方、野峠付近での録音調査(広塚忠夫氏)に入っていた声です(id:h56

  • 音源ファイル冒頭30秒程度は、『ホヘン ホヘン』というヤイロチョウの声が入っている
  • それが鳴きやむと、『フィーョ』という尻下がりの鳴き声が始まり、しばらく続く
  • それが3分30秒あたりで鳴きやみ、その後再び『ホヘン ホヘン』というヤイロチョウの声が始まる

(上図はクリックにより拡大・縮小)

『フィーョ』(左図1)はアオゲラに似た感じの声ですが、一声のみの声を、7秒程度の間隔で繰り返しています。
『ホヘン ホヘン』(左図2)の囀りと綺麗に交代すること、両者の声紋の周波数帯、鳴く間隔が似ていることから、もしや『フィーョ』もヤイロチョウの声かな?と感じました。
この録音を波多野邦彦氏に聴いていただいたところ、昨年のこの時期にヤイロチョウの姿を観察できた時に、この『フィーョ』と同じような声で鳴くのが観察できたとのこと。今回の録音も、ヤイロチョウのバリエーションの可能性が高いようです。

今回の一件を調べていて感じたのですが、ネット公開されているヤイロチョウの鳴き声は『ホヘン ホヘン』の囀りばかりで、雌の声や、雄の地鳴きについては、探した限りでは情報が全く見つけられませんでした。この『フィーョ』が、 もしかしたらヤイロチョウの地鳴きなのでしょうか。今後の調査でも注意しておきたいと思います。
補足:この録音には『キョッキョッキョッ』という声も入っていますが、こちらはトケン類の地鳴きに似ており、ヤイロチョウとの関係は不明です。

(2018-06-28掲載)

※ヒストグラム画像はいずれもRaven Pro(Mac OS X、TheCornellLab of Ornithology)からキャプチャーし掲載しました。

無人録音調査のトピックス音声・その2

渋田 朗 2018-04-22/05-12

オオコノオハズク・木魚鳴き

[id:h44] 2018-05-25 20:41 経読林道 (1分52秒 mp3)

英彦山での無人録音調査のトピックス音声、その2です。

(サイト注:録音機設置・広塚忠夫)

(2018-06-18掲載)

無人録音調査のトピックス音声・その1

渋田 朗 2018-04-22/05-12

7:コノハズク
2018-04-27 19:48 薬師林道

英彦山での無人録音調査が今年も始まり、今年もいろんな面白い声が録音されています。4/21〜5/13調査の私が分析した分から、トピックスの音声をご紹介いたします。

(サイト注:録音機設置・広塚忠夫)

(2018-05-23掲載/2018-06-17移動)

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