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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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 無人録音調査2020

本会(日本野鳥の会筑豊支部)では、フィールドにICレコーダーを設置し、無人で自動録音する調査方法「無人録音調査」により、夜間や早朝、昼間等、音による定点観察調査を実施しています。場所や時間等の設定が自由となるため、これまで困難とされていた各所フィールドの詳細な観察が、音声の証拠とともに可能となりました。2017年5月に開始され、驚異的な成果をあげています。

※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは地域メッシュにより取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(地域を一意的に同定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化されたJIS規格。コード先頭の識別子@は世界測地系3次メッシュ・コードを意味する当サイトのローカル・ルール)
※声(地鳴き、さえずり)の記述は、「フィールドガイド 日本の野鳥」によります。参考:くまたか/さえずる野鳥リスト

無人録音調査 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
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2020年調査一覧

オオコノハズク幼鳥の声確認/調査フォローアップ 2

調査フォローアップ 1 | いきなり豪華3種コーラス | 2020年無人録音調査開始

2020年調査一覧

広塚忠夫 2020-04-29/

無人録音調査は、主に福岡県・大分県の県境に位置する英彦山山系にて実施されました。

凡例:

  • [回]:一連のレコーダー設置回数
  • [id]:録音の音源に付したid。idのプリフィクス[h]は、録音機設置者(著作権者)広塚忠夫の意
  • [月日]:レコーダー設置日
  • [開始]:録音開始時刻
  • [場所名]:レコーダー設置場所地名(通称)
  • [@メッシュ]:レコーダー設置場所を含む3次メッシュコード。日本全国を一辺約1kmの格子状に区切り、各マスに8ケタのコード番号を付けたJIS規格(世界測地系)。地名より確かな地域の位置情報。
  • [解析者]:録音内容を聴取し種を識別した者。録音は参考のため音源より当該部分を抜き出した。姓名を分かち書きせず敬称略。
  • [音源/解析結果]:録音全音源(mp3)を収容/識別結果のリストとコメント。(
    ボタン配下のコンテンツは、検索サイトには収集されない。)

(http://yacho.org/cbird/pages/2_oshirase/mrc/mrc2020.htm#mrc20_h*)

id年月日開始場所名@メッシュ解析者
1h72020-05-0204:00薬師林道A@5030-1775森永光直
録音ソース(mp3)/解析
h22020-04-2904:00薬師林道A@5030-1775宮本秀美
録音ソース(mp3)/解析
h32020-04-2919:00薬師林道A@5030-1775渋田朗
録音ソース(mp3)/解析
h12020-04-2819:00薬師林道A@5030-1775佐藤久恵
録音ソース(mp3)/解析
h52020-04-3019:00薬師林道A@5030-1775三浦博嗣
録音ソース(mp3)/解析
h82020-04-2904:00経読林道B@5030-2707有働孝士
録音ソース(mp3)/解析
h92020-05-0104:00経読林道B@5030-2707阿部哲也
録音ソース(mp3)/解析
h62020-05-0104:00薬師林道A@5030-1775筒井哲史
録音ソース(mp3)/解析
h42020-04-3004:00薬師林道A@5030-1775梶原剛二
録音ソース(mp3)/解析
2h122020-05-1119:00鬼杉@5030-1763有本英一郎
録音ソース(mp3)/解析
h172020-05-1404:00鬼杉@5030-1763西野眞奈美
録音ソース(mp3)/解析
h102020-05-1204:00経読林道@@5030-1797野村芳宏
録音ソース(mp3)/解析
h232020-05-1404:00籠水峠ルート中間点@5030-1763広塚忠夫
録音ソース(mp3)/解析
h152020-05-1604:00鬼杉@5030-1763渋田朗
録音ソース(mp3)/解析
h202020-05-1219:00籠水峠ルート中間点@5030-1763渋田朗
録音ソース(mp3)/解析
h162020-05-1319:00鬼杉@5030-1763田代省二
録音ソース(mp3)/解析
h182020-05-1119:00鬼杉@5030-1763林孝
録音ソース(mp3)/解析
h142020-05-1219:00鬼杉@5030-1763岡田徹
録音ソース(mp3)/解析
3h352020-05-2304:00経読林道A@5030-1797有本英一郎
録音ソース(mp3)/解析
h312020-05-2219:00経読林道@@5030-1797有働孝士
録音ソース(mp3)/解析
h342020-05-2204:00経読林道A@5030-1797西野眞奈美
録音ソース(mp3)/解析
h262020-05-2204:00深倉峡@5030-1751宮本秀美
録音ソース(mp3)/解析
h332020-05-2104:00経読林道A@5030-1797野村芳宏
録音ソース(mp3)/解析
h282020-05-2019:00経読林道@@5030-1797三浦博嗣
録音ソース(mp3)/解析
h252020-05-2104:00深倉峡@5030-1751佐藤久恵
録音ソース(mp3)/解析
h382020-05-2219:00経読林道A@5030-1797広塚忠夫
録音ソース(mp3)/解析
h322020-05-2304:00経読林道@@5030-1797阿部哲也
録音ソース(mp3)/解析
h362020-05-2019:00経読林道A@5030-1797田代省二
録音ソース(mp3)/解析
h292020-05-2104:00経読林道@@5030-1797筒井哲史
録音ソース(mp3)/解析
h192020-05-1204:00籠水峠ルート中間点@5030-1763田辺憲子
録音ソース(mp3)/解析

オオコノハズク幼鳥の声確認/調査フォローアップ 2

渋田朗
2020-06-21掲載

  • h16鬼杉 田代省二 003_200513_1900A0

    0:17:58 不明種
    田代様御報告の『「ワォ」と時々動物のような鳴き声?』で、正体不明ですが興味深いので取り上げます。もしかしてこれもツツドリのバリエーションかとも考えましたが、途中に入る『キュー』という高い声は猛禽のようにも聞こえます(ワォと同じ個体か不明)

    0:26:55 オオコノハズク犬鳴き、オオコノハズク幼鳥
    田代様御報告の『「ワォ、ワォ、ワォ」と3回連続して犬のような鳴き声』は、間違いなくオオコノハズクの犬鳴き(別名・笑い鳴き、2回入っている)
    それと共に、猫鳴きより高く鋭い『キー』というオオコノハズク幼鳥の声が、しばらく録音されていました。繁殖期の英彦山は様々な声が聞こえるので、単独だとなかなか難しいですが、オオコノハズク犬鳴きと絡んで鳴いていることから判断しました。また今回も松田道生様に報告させていただき、やはりオオコノハズク幼鳥とみてよいだろうとのコメントを頂きました。
    2017年にオオコノハズクの存在を確認して以来、4年目でようやく繁殖が確認できたことになります。

    ワウ
    オオコノハズク@鬼杉

(2020-06-21掲載)

調査フォローアップ 1

渋田朗 2020-06-20掲載

なかなかフォローアップできてなくて申し訳ありませんが、くまたか掲載リストの順に、みなさんの調査で不明とされている声を中心に、時刻が特定できて目についたところを確認しています。改めて判明するものは多くありませんが、下にコメントまとめます。
みなさん相当小さな音まで頑張って聞かれており、頭が下がる思いです。

#他に気になる声がありましたら、ファイル名(または[h20]などのid)と時:分:秒をお知らせいただければ、優先して確認したいと思います。切り出しは必要ありませんが、どの声を指してるかわからないことも多いので、聞いた限りの特徴を書いていただけると助かります。

  • h2 薬師林道A 宮本秀美001_200429_0400A0

    0:57:05 ツツドリのバリエーションと思います。「ガコッガコッ」「ギコギコ」「ゴゴゴゴ」「ウォンウオン」など、いろんな変な声を出します。
    各地で少しずつ報告が出てきているようですが、渡り時期に限定の声ではないかとのことです。私の記録も、5月〜6月第一週までになっています。

    参考ページ(バリエーションの過去調査の経緯)「謎の声の正体
  • h1 薬師林道A 佐藤久恵 002_200428_1900A0

    0:00:10 ここでも上記ツツドリのバリエーションがしばらく聞かれます。「ポ」と「ゴゴゴゴ」がどちらもツツドリです。

  • h9 経読林道B 阿部哲也 003_200501_0400A0

    0:19:30 ジュウイチ
  • h4 薬師林道A 梶原剛二 002_200430_0400A0

    1:24:20 ちょっと変わった感じのアオバズク
  • h17鬼杉 西野眞奈美 003_200514_0400A0

    0:09:48 比較的近距離のミゾゴイ。『クォー』が3声だけですが、貴重な録音と思います。

    1:13:16 ジィージィージィージィーはリュウキュウサンショウクイ キッキッキッキッは多分イカルの地鳴きだと思います

    1:37:23 大型ツグミ類の地鳴きですが、特定できません

    参考ページ(2019年6月23日の録音)「ヨタカ地鳴きと至近距離ミゾゴイ
    ミゾゴイ近距離

(2020-06-20掲載)

いきなり豪華3種コーラス

渋田朗 2020-05-12掲載

オオコノハズク、アオバズク、コノハズク(mp3)
2020-04-29

前説今年も英彦山録音の季節がやってきました。広塚氏から今季最初の録音が送られてきましたが、いきなりアオバズク&コノハズク&オオコノハズク木魚鳴きの豪華3種コーラスに当たりました。 アオバズク&コノハズク&オオコノハズク木魚鳴きの豪華3種コーラス [id:h3] 2020-04-29 19:51 薬師林道A 最初のパウ パウ パウもオオコノハズク?その後、アオバズク、オオコノハズク木魚鳴き、コノハズクの順で参戦。ファイルで1:00あたりが、3種で競うように鳴いているクライマックスです。低音がよく聞こえるヘッドホンでお楽しみください。

(2020-05-12掲載)

2020年無人録音調査開始

広塚忠夫 2020-04-28

コノハズク(mp3) 2020-04-28

2020年4月28日から英彦山山系の無人録音調査を開始しました。
4月28日野外に設置していたICレコーダーを回収して、とりあえず2時間記録だけ内容分析すると、早々とコノハズクの鳴き声が確認できました。
従って、4月末にはコノハズクが既に帰還していたことが証明されました。今年も多くの成果が期待されます。
今後、皆様にICレコーダー鳴き声記録の分析をお願いする事になりますので、ご協力方お願い致します。

(2020-05-06掲載)

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