本会(日本野鳥の会筑豊支部)では、フィールドにICレコーダーを設置し、無人で自動録音する調査方法「無人録音調査」により、夜間や早朝、昼間等、音による定点観察調査を実施しています。場所や時間等の設定が自由となるため、これまで困難とされていた各所フィールドの詳細な観察が、音声の証拠とともに可能となりました。2017年5月に開始され、驚異的な成果をあげています。
※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは地域メッシュにより取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(地域を一意的に同定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化されたJIS規格。コード先頭の識別子@は世界測地系3次メッシュ・コードを意味する当サイトのローカル・ルール)。
※声(地鳴き、さえずり)の記述は、「フィールドガイド 日本の野鳥」によります。参考:くまたか/さえずる野鳥リスト
調査研究部・真鍋直嗣
2024-04-25/05-29
(2024-11-13掲載)
真鍋直嗣 2024-10-10
h05 | 05-21 | 19:00 | 真鍋直嗣 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ |
ツツドリ | |
ヨタカ | |
オオアカゲラ | |
アオゲラ | |
カケス | |
ヒヨドリ | |
トラツグミ | |
ソウシチョウ |
(2024-10-12掲載)
調査研究部・真鍋直嗣
2024-04-28/06-18
(2024-09-30掲載)
真鍋直嗣 2024-05
森永光直 2024-08-23
h12 | 05-22 | 04:00 | 森永光直 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ |
トラツグミ | |
ジュウイチ | |
アオバズク | |
ホトトギス | |
ツツドリ | |
ヤイロチョウ | |
クロツグミ | |
オオルリ | |
アオバト | |
ヨタカ | |
ヒヨドリ | |
ミソサザイ | |
ハシブトガラス | |
アカショウビン | |
カケス | |
キビタキ |
h12観察リスト(16種)
筒井哲史 2024-08-22
h16 | 05-23 | 04:00 | 筒井哲史 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ |
オオルリ | |
クロツグミ | |
ヒヨドリ | |
ソウシチョウ | |
ミソサザイ | |
アオゲラ | |
アオバト | |
ツツドリ | |
ゴジュウカラ | |
ヒガラ | |
トラツグミ | |
カケス | |
アカショウビン | |
シジュウカラ | |
ヤマガラ | |
キビタキ |
h16観察リスト(16種)
渋田朗 2024-07-28
h02 | 05-20 | 19:00 | 渋田朗 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ |
アオゲラ | |
トラツグミ | |
ソウシチョウ | |
ツツドリ | |
ハシブトガラス | |
クロツグミ | |
ヨタカ | |
ジュウイチ | |
アオバズク |
h02観察リスト(9種)
渋田朗 2024-07-28
h07 | 05-21 | 04:00 | 渋田朗 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ |
トラツグミ | |
ヨタカ | |
ジュウイチ | |
アオバズク | |
ミゾゴイ | |
コノハズク | |
ツツドリ | |
アカショウビン | |
アオバト | |
クロツグミ | |
ミソサザイ | |
ヤイロチョウ | |
ハシブトガラス | |
ヒヨドリ | |
ソウシチョウ | |
ヤマガラ | |
アオゲラ | |
オオアカゲラ(ドラミング) | |
ヒガラ | |
キビタキ | |
リュウキュウサンショウクイ | |
オオルリ | |
シジュウカラ | |
不明種(チッという金属音。カラ類?1:51:45) |
h07観察リスト(23種)
渋田朗 2024-07-28
h03 | 05-20 | 19:00 | 渋田朗 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ |
アオゲラ | |
ミソサザイ | |
ツツドリ | |
アオバズク | |
ジュウイチ |
(注)ムササビの声はたくさん入っていたが、鳥の声は少なめ
h03観察リスト(5種)
真鍋直嗣 2024-04/06
「1.はじめに、2.調査の目的、3.調査方法」については「プロジェクトM2024/鳥獣保護区をあるく」参照
野村芳宏 2024-07-23
h10 | 05-21 | 04:00 | 野村芳宏 | 薬師林道・新苅又山登山口A | @5030-1775 | △ |
id | 時間 | 時刻 | 鳥名 | 様子 | |
---|---|---|---|---|---|
0:00 | 0:00:00 0:07:18 | トラツグミ ジュウイチ | ずっと鳴き続けていた はっきりとした声が聞こえる | ||
0:10 | |||||
0:20 | 0:22:40 | ヨタカ | 続けて鳴いている | ||
0:30 | 0:35:30 | アカショウビン | はっきりとした声が聞こえる | ||
0:40 | 0:47:50 0:48:10 | ヒヨドリ、ヤマガラ ミソサザイ、オオルリ | かなり近距離で色々な鳥が鳴き出した | ||
0:50 | 0:50:15 0:55:06 | アオゲラ、メジロ アオバト | 遠くからアオバトの声がしてきた | ||
1:00 | |||||
1:10 | |||||
1:20 | 1:22:55 | クロツグミ | |||
1:30 | 1:35:02 | コゲラ | |||
1:40 | |||||
1:50 | 1:53:40 | ゴジュウカラ |
h10観察リスト(14種)
方法:ファイルを再生しながら、イヤホンで音声を聞いた
感想:録音開始から40分経過したころ、色々な鳥が一斉に鳴き出し賑やかになった。一斉に色々な声がしたので、聞き逃したものがあるかもしれない。
渋田朗 2024-07-23
h08 | 05-21 | 19:00 | 渋田朗 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ |
クロツグミ | ||
ヨタカ | ||
マミチャジナイC | ||
キビタキC | ||
ジュウイチ | ||
オオコノハズク | 笑い鳴き 00:19:10、00:23:45 | |
アカショウビン | ||
コノハズク | 01:16:55あたり高め&低めのコノハズクのデュエットにアオバズクも参戦 | |
アオバズク | ||
ツツドリ | ||
不明種 | 00:25:40あたり口笛のような聞きなれない声 |
h08観察リスト(10種)
有働孝士 2024-07-20
h04 | 05-21 | 04:00 | 有働孝士 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ |
id | 時間 | 観察 |
---|---|---|
0-0:15 | ジュウイチ、ヨタカ | |
0:15-0:30 | ヨタカ、(不明低音0:23:10) | |
0:30-0:45 | ヨタカ、ジュウイチ | |
0:45-1:00 | (0:50ごろドーンコーラス開始)、ジュウイチ、ツツドリ(犬鳴き46:15、52:03)、ヨタカ、オオルリ、アオバト、アオゲラ | |
1:00-1:15 | オオルリ、アオゲラ、アオバト、シジュウカラ、ハシブトガラス | |
1:15-1:30 | オオルリ、アオバト、シジュウカラ、ソウシチョウ、(ドラミング)、(高音チチ、エナガ?) | |
1:30-1:45 | オオルリ、アオバト、(高音チチ)、シジュウカラ、ヒガラ、ジュウイチ、(カエル声)、ソウシチョウ、ヒヨドリ、エナガ | |
1:45-2:00 | ソウシチョウ、ヒヨドリ、アオバト、アオゲラ、シジュウカラ、(ドラミング)、ハシブトガラス |
h04観察リスト(12種)
項目[時間]では2時間を15分間隔で8ブロックに区切り、識別した種を記録した。ツツドリ(犬鳴き)id:04については、犬鳴きといえばオオコノハズクが有名だが、本件、声の質がフクロウを連想させたので、サイトを検索するとやはり犬に似た声で鳴くことが判明した。しかし私は本件についてフィールドでの経験が無いので、念のため経験豊富な広塚忠夫氏に問い合わせてみたところ、声質がオオコハズクと違うという感触があるとの証言を得た(ご協力に感謝)。右は根拠としてかなり弱いが、はじめはフクロウで記録した。その後、真鍋直嗣氏により再検証いただいたところ、他の録音も提示されツツドリとの判定。続いて、広塚忠夫氏もやはりツツドリ説を支持された。私も、ワンワンの鳴きはじめに「ガガガ」と入るので、これを決め手として、ツツドリに変更した(ただし、h04の録音はかなり鮮明なためか声が明瞭で、ワンワン2拍子を長く続けた。真鍋様ご紹介の音源と少し違うような印象がある)。真鍋直嗣、広塚忠夫両氏のご協力に深謝。録音では46:15「ワンワン、ガガガ」で開始、52:03からも再演した。また50:18からの「カッカッ」ももしかしたらツツドリだろうか。本件犬鳴きについて、少なくともオオコハズクをはじめフクロウ、ツツドリの3種が鳴くことが確認され、思わぬ収穫となった。よって、犬鳴きだからと自動的にオオコハズクとするのは、かなり危険だということ。犬鳴きについてぜひ諸氏のご意見を賜りたいと思う。遠く近く多重に交錯する声やさえずりに声の識別を試された格好だが、誤認や聞き落としが無いか心配だ。ソースは少し音量が小さかったので、Audacity(ver. 3.6.0)で増幅しさらにミキサー(FxSound)でボリューム増大のうえPC外付けのステレオ・スピーカーで再生、聴取した。
佐藤久恵 2024-07-19
h15 | 05-23 | 04:00 | 佐藤久恵 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ |
id | 時間 | 観察 |
---|---|---|
00:00~ | トラツグミ | |
02:16〜 | アオバズク | |
04:10〜 | ジュウイチ | |
05:50〜 | アオバズク | |
06:04~27:33 | ジュウイチ | |
06:43〜23:15 | アオバズク | |
24:22〜26:56 | ヨタカ | |
28:27 | アオバト | |
29:50〜30:24 | ヨタカ、コノハズク | |
40:22 | オオコノハズク? | |
45:05〜46:40 | クロツグミ | |
47:30 | ハシブトガラス | |
47:56 | ヨタカ | |
51:00 | トラツグミ | |
53:00〜59:49 | オオルリ | |
55:20 | ヒヨドリ | |
1:02:00 | アオバト | |
03:00〜01:49 | ミソサザイ | |
08:00 | クロツグミ、オオルリ | |
09:45〜20:00 | アオバト、ヨタカ、クロツグ、ヒヨドリ、オオルリ | |
17:42 | (ドラミング) | |
21:25〜23:57 | (ドラミング) | |
24:17 | アカショウビン | |
24:45~26:00 | アオゲラ | |
30:06 | アオバト | |
30:45〜33:42 | ツツドリ | |
31:00 | アカショウビン | |
31:30 | アカショウビン、ツツドリ | |
34:43〜35:06 | (ドラミング、ドラミングの後)オオアカゲラ | |
36:00〜43:00 | アオバト | |
39:00 | アカショウビン | |
39:23〜39:40 | (ドラミングの後)アオゲラ | |
43:00 | 鹿の足音と鳴き声 | |
47:45 | オオルリ | |
48:50 | ヒヨドリ | |
49:22 | アカショウビン | |
50:00 | クロツグミ | |
54:30 | キビタキ | |
56:00 | ツツドリ | |
56:36 | アカショウビン |
h15観察リスト(16種)
今年の春は国道496号線が通行止めだったので、薬師林道や経読み林道の探鳥に出かけませんでした。だから今回の無人録音調査に参加させていただき、「お久しぶりです。」と、楽しく鳥たちの声を聴くことができました。
梶原剛二 2024-07-17
h06 | 05-21 | 04:00 | 梶原剛二 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ |
id | 時間 | 観察 |
---|---|---|
0:04:13 | アオバズク | |
0:09:20 | アオバズク | |
0:18:40 | アオバズク | |
0:45:16 | ジュウイチ | |
0:47:00 | アカショウビン | |
0:50:46 | ミソサザイ シャワー↓ | |
0:51:07 | ミソサザイ | |
0:58:19 | アオバト、カッコウ | |
0:59:32 | アオバト、ミソサザイ | |
1:04:18 | アオバト、ミソサザイ | |
1:04:55 | ドラミング | |
1:07:41 | アオバト、ミソサザイ | |
1:08:07 | ツツドリ | |
1:09:04 | ツツドリ、ミソサザイ | |
1:14:14 | アオゲラ | |
1:14:17 | ツツドリ、ミソサザイ | |
1:14:23 | ガビチョウ | |
1:20:04 | シジュウカラ | |
1:23:09 | アオバト | |
1:25:00 | アオバト シヤワー終了 | |
1:27:15 | アオバト | |
1:31:55 | ミソサザイ | |
1:33:15 | アオバト、ミソサザイ | |
1:39:55 | アオバト | |
1:42:22 | ヒヨドリ | |
1:43:14 | ヤマガラ | |
1:43:57 | ヒヨドリ | |
1:45:00 | シーンとなる | |
1:45:21 | アオバト、ミソサザイ | |
1:46:17 | アオバト | |
1:47:20 | アオバト、ミソサザイ | |
1:50:34 | アオバト | |
1:52:12 | ヒヨドリ | |
1:50:00 | ヒヨドリ | |
1:55:00 | アオバト | |
1:59:05 | アオバト | |
1:59:38 | アカショウビン |
h06観察リスト(12種)
木下伸子 2024-07-16
h17 | 05-24 | 04:00 | 木下伸子 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ |
id | 観察 | 時間 | 説明 |
---|---|---|---|
トラツグミ | 00:13 | 遠近で断続的に鳴き声あり | |
コノハズク | 01:17~01:56 | 遠く、02:22 近く | |
オオコノハズク? ゴホッ | 01:03 | ||
不明 ピョロ | 03:10 | 03:14、03:26から断続的に鳴く |
h17観察リスト(2種)
録音調査に参加させてくださり、ありがとうございます。早速聞いてみましたが、鳴き声がするのはわかりますがトラツグミとコノハズク以外の2種はわからず申し訳ない次第です。
Bポイントの同じ時間帯の方の結果を参考にして、同じ鳴き声かどうか聞いてきます。短い時間帯なのに申し訳ありません。
01:03にゴホッと聞こえますか?オオコノハズクかと妄想してしまいました
03:10、03:14、03:26から断続的にピョロロと聞こえます、クロツグミでしょうか
大変お手数をおかけします。
三浦博嗣 2024-07-16
h11 | 05-22 | 19:00 | 三浦博嗣 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ |
id | 時間 | 観察 |
---|---|---|
00:03:18〜00:04:30 | アオゲラ?オオアカゲラ?(近くや遠くでケ・ケ・ケが聞こえる) | |
00:05:15〜00:07〜15 | クロツグミ?(いろんな鳴き声) | |
00:10:15〜 | トラツグミ(遠くで) | |
00:15:25〜00:17:00 | コノハズクが断続的に聞こえ、時折、ヨタカの声9 | |
00:19:55〜00:22:25 | ジュウイチ(遠くで ヨタカの声が28分ころまで) | |
00:25:40頃 | ハシブトガラス | |
00:33:40〜00:35:00 | 夜間航空機の音 | |
00:35:00〜00:37 | ジュウイチとヨタカの声 | |
00:38:10〜00:38:20 | コノハズクとジュウイチが交互・同時に断続的に聞こえる)時折ヨタカが50分ころまで | |
00:52:10〜 | イノシシの鼻息 | |
01:36:00〜02:00:00 | ジュウイチ(断続的に聞こえる) |
h11観察リスト(5種)
広塚忠夫 2024-07-16
h01 | 05-20 | 19:00 | 広塚忠夫 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ |
id | 時間 | 観察 |
---|---|---|
00:01:06 | ジュウイチ | |
00:10:33 | クロツグミ | |
00:13:15 | クロツグミ | |
00:23:30 | ヨタカ | |
00:28:11 | ジュウイチ | |
00:29:50 | アオゲラ | |
00:40:49 | コノハズク | |
00:57:48 | コノハズク | |
00:58:43 | コノハズク | |
01:18:14 | アオバズク | |
01:58:36 | オオコノハズクの犬鳴 |
h01観察リスト(7種)
WavePad音声編集ソフトとAudacityの両方を使って解析しましたが、「Audacity」の方が優れているようです。
2024年の薬師林道・旧苅又山登山口の無人録音調査で、コノハズクのブッキョッコーブッキョッコーの鳴き声とオオコノハズクの犬鳴が記録でき継続実施の価値ありでした。
真鍋直嗣 2024-07-15
h09 | 05-21 | 19:00 | 真鍋直嗣 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ |
h13 | 05-22 | 04:00 | 真鍋直嗣 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ |
h14 | 05-22 | 19:00 | 真鍋直嗣 | 虚空蔵 | @5030-1773 | △ |
h09観察リスト(6種)
h13観察リスト(12種)
h14観察リスト(7種)
広塚様、ご依頼の録音解析(四王寺の滝、虚空蔵 h09,h13,h14)が終わりましたので報告します。
録音編集ソフト(Audacity)を使用して解析をしました。夕暮れから夜にかけての録音ですので、鳴き声の数も少なく、スペクトログラム表示の画像を見ながら、鳴いていないところ、同じ鳥が鳴いているところは飛ばしますので短時間で解析ができます。 夕方勤務の時間が迫りましたので、虚空蔵の録音は帰ってきてから、もしくは明日になります。
h09:2024年5月21日 英彦山四王寺の滝にて:確認種(6種):ツツドリ、ヨタカ、オオコノハズク、アオゲラ、ミソサザイ、クロツグミ
h13:2024年5月22日 英彦山四王寺の滝にて:確認種(12種):アオバト、ジュウイチ、ツツドリ、ヨタカ、アオバズク、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、ヒガラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、トラツグミ
h14:確認種:ツツドリ、ヨタカ、アオバズク、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ヒヨドリの7種 でした。オオアカゲラ、アオゲラを確認種としています。が、悩ましい選択でした。皆さんのご意見も伺いたいです。切り取った音源を添付しています。
編集し切り取った音源を添付しておきます。何回かに分けて送付します。
広塚忠夫 2024-07-16掲載
広塚忠夫(調査研究部)
2024年無人録音調査は、5月20日に薬師林道(2ケ所)・虚空蔵・四王寺の滝の4ケ所にICレコーダー8台設置し、5月25日に撤収しました。記録はICレコーダー8台×2時間×3日間×4ケ所=192時間、早朝4時〜6時と夜19時〜21時の大容量の記録です。
ここから支部会員のみなさまへ、鳴き声解析のお願いするため、記録内容の簡単検証により32時間3.35分に絞って12人の会員の方に、勝手ながら一方的に解析お願いのメールを発信し協力願いました。
2017年から開始した無人録音調査の過去の内容で、風・雨など全く聞き取れない記録を送って、迷惑をお掛けしたことから全記録を飛ばし飛ばし簡易検証し、解析の価値あり分を選んでお願いしていること、ご理解頂ければ幸です。
今回初めて、真鍋直嗣氏(プロジェクトM2024実施者)と木下伸子さん二人に参加頂いています。
現時点既に、解析結果が届き「オオコノハズク・コノハズク」など記録されており、全ての解析が届いた時点で報告致しますで期待して待って頂ければ助かります。
録音データと解析者
id | 録音日 | 開始 | 解析者 | 録音場所 | メッシュコード | 状態 | 再生(wav) |
h01 | 05-20 | 19:00 | 広塚忠夫 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ | |
h02 | 05-20 | 19:00 | 渋田朗 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ | |
h03 | 05-20 | 19:00 | 渋田朗 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ | |
h04 | 05-21 | 04:00 | 有働孝士 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ | |
h05 | 05-21 | 19:00 | 木村直喜 | 虚空蔵 | @5030-1773 | ◯ | |
h06 | 05-21 | 04:00 | 梶原剛二 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ | |
h07 | 05-21 | 04:00 | 渋田朗 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ | |
h08 | 05-21 | 19:00 | 渋田朗 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ | |
h09 | 05-21 | 19:00 | 真鍋直嗣 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ | |
h10 | 05-21 | 04:00 | 野村芳宏 | 薬師林道・新苅又山登山口A | @5030-1775 | △ | |
h11 | 05-22 | 19:00 | 三浦博嗣 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ | |
h12 | 05-22 | 04:00 | 森永光直 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | ◯ | |
h13 | 05-22 | 04:00 | 真鍋直嗣 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ | |
h14 | 05-22 | 19:00 | 真鍋直嗣 | 虚空蔵 | @5030-1773 | △ | |
h15 | 05-23 | 04:00 | 佐藤久恵 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ | |
h16 | 05-23 | 04:00 | 筒井哲史 | 四王寺の滝 | @5030-1773 | △ | |
h17 | 05-24 | 04:00 | 木下伸子 | 薬師林道・旧苅又山登山口B | @5030-1776 | △ |
真鍋直嗣 2024-07-07掲載
2024年度夜間録音調査報告
真鍋直嗣(調査研究部)
はじめに
2017年から始めた私個人での夜間録音調査(プロジェクトM)は今年で8年目、本年度は福岡県の委託調査で求菩提山鳥獣保護区を調査するので犬が岳山麓、同じく調査地の上野鳥獣保護区にICレコーダーを設置。また、地元である田川鳥獣保護区と大法山鳥獣保護区でもICレコーダーを設置した。調査の目的
英彦山山中及び本年度の調査地として選出した4つの鳥獣保護区で主に夜間に活動する鳥(フクロウの仲間、ミゾゴイ、ヨタカ、トラツグミ他)の生息状況を把握、確認すること。調査方法
各調査地にICレコ-ダーを設置し、そのタイマー録音機能で、無人の録音調査を行う。定期的に現地を訪れ、バッテリー(単4電池)の取換えと記録媒体(メモリーカード)の交換を行い、帰宅後そのデータの解析及び集積を行う。id | pt | 年月日 | mc3 | 場所 | 内容 | 再生 |
01 | 2 | 2024-05-17 | 5030-1774 | 北岳 | トラツグミとジュウイチ | |
02 | 2 | 2024-05-17 | 5030-1774 | 北岳 | ヨタカとアオバズク | |
03 | 2 | 2024-05-17 | 5030-1774 | 北岳 | オオアカゲラのドラミング | |
04 | 2 | 2024-05-17 | 5030-1774 | 北岳 | オオコノハズク、木魚鳴き | |
05 | 2 | 2024-05-19 | 5030-1774 | 北岳 | アオゲラのドラミング | |
06 | 2 | 2024-05-22 | 5030-1774 | 北岳 | コノハズクとヨタカ | |
07 | 3 | 2024-05-25 | 5030-1774 | 北岳 | ミゾゴイとヨタカ | |
08 | 5 | 2024-06-05 | 5030-1783 | 北岳 | ツツドリの色々な鳴き声 | |
09 | 5 | 2024-06-07 | 5030-1783 | 杉林 | コノハズク |
凡例:[id]各記録の識別番号、[pt]調査地点、本文中ではポイント@のように表記、[年月日]録音日、[mc3]3次メッシュコード、[場所]北岳・豊前坊地区の録音場所、[内容]録音内容、[録音]再生コントロール
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