無人録音調査 2025本会(日本野鳥の会筑豊支部)では、フィールドにICレコーダーを設置し、無人で自動録音する調査方法「無人録音調査」により、夜間や早朝、昼間等、音による定点観察調査を実施しています。場所や時間等の設定が自由となるため、これまで困難とされていた各所フィールドの詳細な観察が、音声の証拠とともに可能となりました。2017年5月に開始され、驚異的な成果をあげています。
※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは地域メッシュにより取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(地域を一意的に同定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化されたJIS規格。コード先頭の識別子@は世界測地系3次メッシュ・コードを意味する当サイトのローカル・ルール)。
※声(地鳴き、さえずり)の記述は、「フィールドガイド 日本の野鳥」によります。参考:くまたか/さえずる野鳥リスト
調査研究部・
真鍋直嗣
2025-04/06

(2025-09-15掲載)
調査研究部・
真鍋直嗣
2025-05/06
【今回上野鳥獣保護区録音調査確認全種 (25種)】ホトトギス、ツツドリ、キジバト、アオバト、ミゾゴイ、アオバズク、フクロウ、コゲラ、アオゲラ、リュウキュウサンショウクイ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、オオルリ、キビタキ、キセキレイ、カワラヒワ、コジュケイ、ソウシチョウ、ガビチョウ
【ミゾゴイ】
ミゾゴイは去年の4/25と、5/26、27に記録があったが、今年は5/4(夜)と6/4(夜)で記録された。2日だけでちょっと寂しい気もするが、あの超低音の鳴き声は遠くへは伝播する可能性は低く、少し遠ければ聞こえず録音もされない。そう、約1カ月の空白があっても6/4に鳴いて、繁殖時期に記録されことで、繁殖の可能性は保持された(と思う)。
【アオバズク】
アオバズクは去年の記録はなく、録音調査では今年が初めてである。今年、(ag-2)では(夜)5/10、12、14に鳴いており、(ag-3)では(早朝)5/16、19〜21、27と(夜)5/27、6/4に鳴いていた。両地点の距離は約100mなので同一個体の可能性はあり、その個体が6/4まで留まってたいたとするならばミゾゴイ同様に繁殖の可能性だってあり得る(と思う)。そう来年に期待したい。
【フクロウ】
フクロウは留鳥であり、去年も記録され今年も多いに期待をした。今年は5/5(早朝)より鳴き始めた。そして、(ag-1)、(ag-2)、(ag-3)と全ての場所で鳴き声は録音されていた。フクロウの縄張りの広さがどれくらいなのかは把握できていないが、(ag-1)と(ag-2)の距離は約500m、同一個体ではと思うが、はたして同一個体ではないとの可能性は全くないとは言えないだろう。また、繁殖可能性についてだが、5/7の録音には同一個体と異なる鳴き声が、合いの手をいれているように鳴き合いをしていた場面があった。録音の状態が良いとは言えず、これらの声は録音場所からかなり離れていて、不鮮明であった。あの金切声の様な雌の声との鳴き合いや幼鳥の鳴き声でも入っていれば、繁殖は確実となるのだが…。アオバズクやフクロウに期待を寄せるのは、そうさせる豊かな自然環境がここ福智山麓上野には残されているからである。
調査は来年もやるぞ!と宣言して、報告を終了する。
(2025-09-07掲載)
調査研究部・真鍋直嗣 2025
前回の鷹ノ巣山地区報告で各地区の報告は全て終えた。今回は英彦山山系録音調査全体の考察を行い2025年度調査の総括とする。
(2025-09-01掲載)
【ヨタカ】
ヨタカは6地区全てで記録された。一番早いのは玉屋地区の(4/29)。記録された日数でも玉屋地区が19日と一番多い。深倉地区の15日とともに良く鳴いていた。雨の日他の鳥たちが全く鳴かなくてもヨタカだけは鳴いている日が数日あった。
3箇年比較(表-2)では、去年(2024年)は3地区、一昨年(2023年)4地区で記録がある。今年新規の玉屋地区では比較が出来ないので、今年2番目(5/5)に早かった深倉地区で比較すると、去年が(5/2)で、一昨年は(4/28)と、1番早く記録された。
ここで表-1の地区別の項目の「出現率」だが、この数字については生息密度を表すものではなく、その地区でのICレコーダーを置いた場所が、テリトリー内でどういう位置あるかを測る数値と考えてみたい。出現率の数値が高ければテリトリーの中心に近く、率が下がるにつれてテリトリーの周辺部、末端に至るという考えで設けてみた。
ここ3年の記録を表-2でみると、深倉、北岳、鷹ノ巣山の3地区では連続して記録がある。ヨタカにとって重要な地域であろう。ヨタカは希少種としては絶滅危惧種TB類(県)のカテゴリーにあり、福岡県レッドデータブック2024の解説では「県内の繁殖鳥の中では最も減少率の高い種の一つとされている」と記述されている。繁殖の可能性はあると思う、この自然環境を大切に守って行かなければならない。
【ミゾゴイ】
ミゾゴイは4地区(深倉、神宮、青年の家、鷹ノ巣)で記録した(表-1、表-2)。青年の家地区が一番早く(4/26)であった。他の地区では深倉(5/5)、鷹ノ巣(5/8)、神宮(5/30)と約1カ月の開きがある。出現率でいうと神宮地区の20%、遅く鳴き始めたのに率は高かった。他で繁殖を終え、神宮地区へ新しき伴侶を求めにやってきたのではと、考えられないだろうか。
表-2、深倉地区は今年記録したが去年、一昨年と記録なし、神宮地区は1年振り、青年の家地区では去年の記録なし(去年から調査開始)、北岳地区は去年のみだが唯一の記録地区だった。鷹ノ巣地区は今年と一昨年に記録あり(玉屋地区は今年からなので記録なし)。バラけてはいるが、今年4地区に増えた事に注目したい。
【アオバズク】
アオバズクは6地区全てで記録された。初めての記録日を旬別に比較すると4月下旬が青年の家地区(4/25)、北岳地区(4/26)、鷹ノ巣地区(4/28)の3地区。5月上旬が神宮地区(5/5)と深倉地区(5/7)の2地区、中旬が玉屋地区(5/13)と一番遅かった。出現率でみると北岳地区の23%で日数は10日であった。一昨年は記録がなく去年が(5/9)、今年(4/26)で1去年よりも半月早い。夏鳥のフクロウ類では一番早く英彦山に到着するのがアオバズクであろう。
【コノハズク】
コノハズクは今年は玉屋地区のみ、北岳地区、鷹ノ巣地区での3年連続はなされなかった。鬼杉地区の代打で行った玉屋地区調査だが、いきなりホームランをかっ飛ばした。但し4月末で鳴き声は消えた。最終回までとはいかなかったのが残念だ。鳴いていたあのコノハズクは何処に移っていたのだろう。裏彦薬師林道のヨルヒコで今年も鳴いたと聞いた。2017年の調査で籠り水地区で6/3と6/4に鳴いていたので、今年断念した鬼杉、籠り水地区も、玉屋地区で鳴いていた個体の移動先の一つと、何の根拠もないけれど思っている。来年は玉屋地区と鬼杉、籠り水地区は外せない。
【オオコノハズク】
去年調査を行った深倉、青年の家、北岳、鷹ノ巣の4つの地区では全て記録されていた。そして今年新規の玉屋地区でも記録されたので記録の確認は全部で5地区となった。
各地区の報告で今年は何故か猫鳴きが多く、深倉地区では犬鳴きの後に猫鳴きが続く録音もあった(4/23)、そして木魚鳴きもあった(5/20)。玉屋地区では犬鳴き、猫鳴きが日替わりで鳴いたり、同じ日に両方が鳴いたり、猫鳴きに虫の声の様な雄?の地鳴きでチリリチリリと続くシーンが何度かあった。北岳地区では5月は猫鳴きばかりだったが、6月に入ると犬鳴きも始まり、猫鳴きと共演シーンもあった。鷹ノ巣地区では犬鳴きばかりであった。
福岡県RDB2011では情報不足とされていたオオコノハズクがこの度改訂された福岡県RDB2024では絶滅危惧TB類に選定されたことは前に述べた。RDBのカテゴリーの一つである「情報不足」とはどういうものかが解らなかった。この度のオオコノハズクのカテゴリー変更で理解が出来た。情報不足とは単に「少なくなった」とか「いなくなった」という事だけではなく、絶滅を危惧するだけの根拠や資料が少ないという事だろう。筑豊支部が英彦山で夜間録音調査を行ったことでオオコノハズクを含め主に夜間に活動する野鳥の情報が増え、資料として蓄積されたことは間違いない。(と思う)
【フクロウ】
フクロウは神宮地区と鷹ノ巣地区の2箇所で記録された。神宮地区の報告でも述べたが、2018、2019年と連続して鳴いていたので、銅の鳥居の参道沿いで鳴くのは当たり前の結果だった。一方、鷹ノ巣地区では1日だけの記録だったが来年の調査に期待したい。
フクロウの全長は50cmと大きく、オオコノハズク(全長25cm)の倍はある。巣穴を探すには大きな樹木が不可欠で、里では神社仏閣の保護された杜には樟などの大木があり繁殖は可能だが、自然豊かな英彦山でもそのような大木は多くはないだろう。(コノハズクの全長は21cm、アオバズクは29cm)
【トラツグミ】
トラツグミはヨタカと同じく6地区全てで記録されている。トラツグミは図鑑等に留鳥、又は漂鳥と表記されている。私はこの英彦山山系では漂鳥であろうと決めつけていたが、果たして冬期にはいないのだろうか、という疑問が湧いてきたので調べることにした。支部サイトくまたかに広塚事務局長が長年にわたって「英彦山の四季」という自然観察レポートを載せておられる。それを第1回雪の英彦山(2011/01/05)から調べることにした。期間は冬鳥がやってくる10月から留まっている3月としたが、9月や4月なども開いてみた。第516回まで全て見終わった結果、(冬にはいないだろうと思っていたが)、何と11月の記録があった。第96回(北岳、2012/11/02)、第186回(籠り水、2014/11/24)、第444回(裾野周回コース、2022/11/18)の記録がありました。年が明けての冬の記録は第393回(衣が池、2021/03/30)と、4月ですが第230回(鬼杉、2016/04/06)という記録を見つけました。極寒の時期(12月〜2月)では記録がなく、表-3の記録全種では漂鳥とした。脇道に逸れましたが、先ほどの第230回の(3/30)があり今回の調査では北岳の(4/25)が最初に鳴いた記録を見ると、短絡的かもしれないが、トラツグミは11月で英彦山を下り里で冬を過ごし、3月末頃から英彦山へと次々に帰ってきて、伴侶を求め4月半ば頃には囀り始める。(と思う)
最後に今回のプロジェクトM2025/英彦山山系録音調査にて記録された全種を表にした(表-3)。
種名順は鳥類目録改訂第8版に準じ、数字は鳥類目録改訂第8版の種其々のID
表-1:調査対象種・地区別記録表\フクロウ類、ヨタカ、ミゾゴイ、トラツグミの記録日
表-1-fk
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) @3次メッシュコード | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 5 | 深倉(fk) @5030-1751 | 33 | 4/25〜5/25 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 5/5、7〜8、10、13〜16、18〜24 | 15 | 45% |
| 326 | ミゾゴイ | 5/5〜7 | 3 | 9% |
| 367 | アオバズク | 5/7、13、20 | 3 | 0% |
| 369 | コノハズク | 0% | ||
| 371 | オオコノハズク | 4/23、5/20 | 2 | 6% |
| 377 | フクロウ | |||
| 514 | トラツグミ | 5/8 | 1 | 3% |
表-1-tj
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 5 | 玉屋 (tj) @5030-1762 | 47 | 4/21〜6/6 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 4/29〜5/4、6〜8、10、11、13、19、20、22〜26 | 19 | 40% |
| 326 | ミゾゴイ | |||
| 367 | アオバズク | 5/13 | 1 | 2% |
| 369 | コノハズク | 4/25、27〜30 | 5 | 11% |
| 371 | オオコノハズク | 4/30、5/1〜7 | 8 | 17% |
| 377 | フクロウ | |||
| 514 | トラツグミ | 5/8 | 1 | 2% |
表-1-hj
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 5 | 神宮 (hj) @5030-1772、-1782 | 30 | 5/8〜6/6 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 5/18、26 | 2 | 7% |
| 326 | ミゾゴイ | 5/30、31、6/1〜3、5 | 6 | 20% |
| 367 | アオバズク | 5/5 | 1 | 3% |
| 369 | コノハズク | |||
| 371 | オオコノハズク | |||
| 377 | フクロウ | 5/8、27 | 2 | 7% |
| 514 | トラツグミ | 5/20、28、31、6/1、2、3 | 6 | 20% |
表-1-hs
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 5 | 青年の家 (hs) @5030-1783 | 43 | 4/25〜6/6 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 5/26 | 1 | 2% |
| 326 | ミゾゴイ | 4/26、27、30、5/4、5、6/6 | 6 | 14% |
| 367 | アオバズク | 5/14 | 1 | 2% |
| 369 | コノハズク | |||
| 371 | オオコノハズク | 5/2 | 1 | 2% |
| 377 | フクロウ | |||
| 514 | トラツグミ | 4/26、5/27、29、6/1、3〜5 | 7 | 16% |
表-1-kd
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 4 | 北岳 (kd) @5030-1774 | 43 | 4/25〜6/6 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 5/13、15、18、27、29 | 5 | 12% |
| 326 | ミゾゴイ | |||
| 367 | アオバズク | 4/26、5/5、8、11〜15、20、6/1 | 10 | 23% |
| 369 | コノハズク | |||
| 371 | オオコノハズク | 5/13〜18、20、28 | 8 | 19% |
| 377 | フクロウ | |||
| 514 | トラツグミ | 4/25、26、28、29、5/2、13、19、27、31、6/1、5、6 | 12 | 28% |
表-1-ts
| 調査年 | 調査対象種・記録数 | 地区名 (略号) | 調査日数 | 調査期間 |
| 2025年 | 6 | 鷹ノ巣 (ts) @5030-1785、1796 | 43 | 4/25〜6/6 |
| 種番号 | 種名 | 記録された日 | 記録日数 | 出現率 |
| 66 | ヨタカ | 5/18、20、22、27、6/1、3、5、6 | 8 | 19% |
| 326 | ミゾゴイ | 5/8、14、18、20、23、31 | 6 | 14% |
| 367 | アオバズク | 4/28、5/4、7、12、13 | 5 | 12% |
| 369 | コノハズク | |||
| 371 | オオコノハズク | 5/4、5、8、13、6/6 | 5 | 12% |
| 377 | フクロウ | 4/30 | 1 | 2% |
| 514 | トラツグミ | 4/28、5/13〜15、17、18、22、31、6/1、3、5、6 | 12 | 28% |
表-2:初録音日地区別記録表\調査対象種(2023〜2025年)
2025年
| 2025年 | 地区名(地区コード) | 深倉地区(fk) | 玉屋神社地区(tj) | 英彦山神宮地区(hj) | 英彦山青年の家地区(hs) | 北岳登山道地区(kd) | 鷹ノ巣山区(ts) | 地区数 |
| 種番号 | メッシュコード | 5030-1751 | 5030-1762 | 5030-1772、1782 | 5030-1783 | 5030-1774 | 5030-1785、1796 | |
| 66 | ヨタカ | ●5/05 | ◎4/29 | ●5/18 | ●5/26 | ●5/13 | ●5/20 | 6 |
| 326 | ミゾゴイ | ●5/05 | ●5/30 | ◎4/26 | ●5/8 | 4 | ||
| 367 | アオバズク | ●5/07 | ●5/13 | ●5/05 | ◎4/25 | ●4/26 | ●4/28 | 6 |
| 369 | コノハズク | ◎4/25 | 1 | |||||
| 371 | オオコノハズク | ◎4/23 | ●4/30 | ●5/02 | ●5/13 | ●5/04 | 5 | |
| 377 | フクロウ | ●5/08 | ◎4/30 | 2 | ||||
| 514 | トラツグミ | ●5/08 | ●5/08 | ●5/20 | ●4/26 | ◎4/25 | ●4/28 | 6 |
| 地区内種数合計 | 5 | 5 | 5 | 5 | 4 | 6 | ||
| 調査期間 | 4/21~5/25 | 4/21〜6/6 | 5/8〜6/6 | 4/25〜6/6 | 4/25〜6/6 | 4/25〜6/6 |
2024年
| 2024年 | 地区名(地区コード) | 深倉地区(fk) | 玉屋神社地区(tj) | 英彦山神宮地区(hj) | 英彦山青年の家地区(hs) | 北岳登山道地区(kd) | 鷹ノ巣山区(ts) | 地区数 |
| 種番号 | メッシュコード | 5030-1751 | 5030-1762 | 5030-1772、1782 | 5030-1783 | 5030-1774 | 5030-1785、1796 | |
| 66 | ヨタカ | ◎4/28 | ●5/13 | ●5/09 | 3 | |||
| 326 | ミゾゴイ | ◎5/25 | 1 | |||||
| 367 | アオバズク | ◎4/27 | ●5/09 | ●5/09 | 3 | |||
| 369 | コノハズク | ●6/07 | ◎5/22 | ●5/15 | 3 | |||
| 371 | オオコノハズク | ◎5/07 | ●5/17 | ●5/20 | 3 | |||
| 377 | フクロウ | 0 | ||||||
| 514 | トラツグミ | ◎4/29 | ●6/12 | ●5/11 | ●5/06 | 4 | ||
| 地区内種数合計 | 4 | 0 | 2 | 6 | 5 | |||
| 調査期間 | 4/27〜6/12 | 4/27〜4/29 | 6/4~6/20 | 5/9〜6/3 | 5/4〜6/20 |
2023年
| 2023年 | 地区名(地区コード) | 深倉地区(fk) | 玉屋神社地区(tj) | 英彦山神宮地区(hj) | 英彦山青年の家地区(hs) | 北岳登山道地区(kd) | 鷹ノ巣山区(ts) | 地区数 |
| 種番号 | メッシュコード | 5030-1751 | 5030-1762 | 5030-1772、1782 | 5030-1783 | 5030-1774 | 5030-1785、1796 | |
| 66 | ヨタカ | ◎5/02 | ●5/14 | ●5/09 | ●5/11 | 5 | ||
| 326 | ミゾゴイ | ●5/22 | ◎5/09 | 2 | ||||
| 367 | アオバズク | ◎4/28 | ●5/14 | 2 | ||||
| 369 | コノハズク | ◎5/14 | ●6/03 | ●5/20 | 3 | |||
| 371 | オオコノハズク | ●5/01 | ◎4/25 | ●5/14 | 3 | |||
| 377 | フクロウ | 0 | ||||||
| 514 | トラツグミ | ◎4/28 | ●5/14 | ●5/14 | ●5/09 | 4 | ||
| 地区内種数合計 | 4 | 5 | 4 | 5 | ||||
| 調査日付 | 4/28〜6/12 | 4/19〜5/26 | 4/24~6/21 | 5/8~6/21 |
表-3:プロジェクトM2025/英彦山山系録音調査・地区別記録全種
| 種名\地区名(地区コード) | 深倉(fk) | 玉屋(tj) | 神宮(hj) | 青年の家(hs) | 北岳(kd) | 鷹ノ巣(ts) | 地区合計 | |
| 種番号 | メッシュコード | 5030-1751 | 5030-1762 | 5030-1772、1782 | 5030-1783 | 5030-1774 | 5030-1785、1796 | |
| 63 | ヤマドリ | ? | 1? | |||||
| 66 | ヨタカ | ●5/05 | ●4/29 | ●5/18 | ●5/26 | ●5/13 | ●5/20 | 6 |
| 79 | ジュウイチ | ●4/24 | ●4/29 | ●5/01 | ●5/7 | 4 | ||
| 80 | ホトトギス | ●5/20 | ●5/19 | ●5/23 | 3 | |||
| 82 | ツツドリ | ●4/30 | ●4/29 | ●5/13 | ●4/25 | ●4/26 | ●4/25 | 6 |
| 83 | カッコウ | ●5/17 | ●5/29 | ●5/13 | 3 | |||
| 93 | アオバト | ◎ | ◎ | 2 | ||||
| 326 | ミゾゴイ | ●5/05 | ●5/30 | ●4/26 | ●5/08 | 4 | ||
| 367 | アオバズク | ●5/07 | ●5/13 | ●5/05 | ●4/25 | ●4/26 | ●4/28 | 6 |
| 369 | コノハズク | ●4/25 | 1 | |||||
| 371 | オオコノハズク | 〇4/23 | 〇5/01 | 〇5/02 | 〇5/13 | 〇5/04 | 5 | |
| 377 | フクロウ | ◎ | ◎ | 2 | ||||
| 380 | アカショウビン | ●5/13 | ●5/13 | ●5/11 | ●5/08 | 4 | ||
| 390 | コゲラ | ◎ | ◎ | ◎ | 3 | |||
| 396 | オオアカゲラ | ◎ | ◎ | ◎ | 3 | |||
| 399 | アオゲラ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 6 |
| 407 | ハヤブサ | ◎5/05 | 1 | |||||
| 409 | ヤイロチョウ | ●5/23 | ●5/26 | 2 | ||||
| 427 | カケス | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 4 | ||
| 436 | ハシブトガラス | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 6 |
| 440 | ヒガラ | ◎ | ◎ | 2 | ||||
| 447 | シジュウカラ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 4 | ||
| 456 | ヒヨドリ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 6 |
| 464 | ウグイス | ◎ | ◎ | ◎ | 3 | |||
| 503 | ミソサザイ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 5 | |
| 504 | ゴジュウカラ | ◎ | 1 | |||||
| 514 | トラツグミ | 〇5/8 | 〇5/20 | 〇4/26 | 〇4/25 | 〇4/28 | 5 | |
| 523 | クロツグミ | ●5/11 | ●4/27 | ●5/17 | ●5/15 | ●5/07 | ●4/27 | 6 |
| 539 | オオルリ | ●5/30 | ●5/03 | ●5/14 | ●5/12 | 4 | ||
| 550 | キビタキ | ●5/14 | ●6/01 | ●4/27 | ●4/25 | ●4/25 | 5 | |
| 600 | イカル | ◎ | ◎ | 2 | ||||
| 653 | コジュケイ | ◎ | 1 | |||||
| 669 | ソウシチョウ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 4 | ||
| 種合計 | 14 | 15 | 20 | 22 | 25 | 23+1? |
調査研究部・真鍋直嗣
2025-04/06
はじめに
本年度の英彦山山系でのプロジェクトM2025/英彦山山系録音調査は深倉地区、玉屋神社地区、英彦山神宮地区、英彦山青年の家地区、北岳登山道地区、鷹ノ巣山地区にて行った。当初、録音調査は地区を順番に調査するのではなく、原則同時期に開始し、終了という計画であったが、諸々の事情や、事故などあり、計画通りにはいかなかった。其々地区別に報告をした後、プロジェクトM2025/英彦山山系年調査の考察を行い最終報告とする。
今回は最終回、鷹ノ巣山地区の録音調査の報告をする。
場所:添田町英彦山
設置場所:鷹ノ巣山一ノ岳 A-1 3次メッシュコード
設置場所:鷹ノ巣山一ノ岳 A-2 @5030-1785 (A-1からは約500m西方)
場所:みやこ町帆柱
設置場所:鷹ノ巣山三ノ岳 B-1 3次メッシュコード
設置場所:鷹ノ巣山三ノ岳 B-2 @5030-1796
調査研究部・真鍋直嗣
2025-04/06
はじめに
本年度の英彦山山系でのプロジェクトM2025/英彦山山系録音調査は深倉地区、玉屋神社地区、英彦山神宮地区、英彦山青年の家地区、北岳登山道地区、鷹ノ巣山地区にて行った。当初、録音調査は地区を順番に調査するのではなく、原則同時期に開始し、終了という計画であったが、諸々の事情や、事故などあり、計画通りにはいかなかった。其々地区別に報告をした後、プロジェクトM2025/英彦山山系年調査の考察を行い最終報告とする。
今回は北岳登山道地区の録音調査の報告をする。(レポート調査地風景ではI)
望雲台 A-1 @5030-1774
望雲台 A-2 @5030-1774
望雲台 A-3 @5030-1774
シオジ林 B-1 @5030-1774
シオジ林 B-2 @5030-1774
シオジ林 B-3 @5030-1774
【ふりかえり】今年の北岳登山道地区調査ではコノハズクの鳴き声は録音出来なかった。去年の調査でも1日だけ、まだまだ定着は難しいのか。一方、オオコノハズクは望雲台A-3とシオジの林内のB-1、2、3、の全てで鳴いていた。5月13日から18日までは6日間連続で鳴いていた。以後も数日途切れることはあっても最終日まで鳴いていた。6月6日で終了したことを少し後悔した。
◎北岳登山道地区(望雲台A、シオジ林B)出現全種(23種)
ヨタカ、ジュウイチ、ツツドリ、カッコウ、アオバト、アオバズク、オオコノハズク、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、ハヤブサ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ゴジュウカラ、トラツグミ、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ
※太字は調査対象種を示す。また、下線は希少種(国または県で絶滅危惧種TA類、TB類、U類に指定された種)。
(2025-08-07掲載)
調査研究部・真鍋直嗣
2025-04
はじめに
本年度の英彦山山系でのプロジェクトM2025/英彦山山系録音調査は深倉地区、玉屋神社地区、英彦山神宮地区、英彦山青年の家地区、北岳登山道地区、鷹ノ巣山地区にて行った。当初、録音調査は地区を順番に調査するのではなく、原則同時期に開始し、終了という計画であったが、諸々の事情や、事故などあり、計画通りにはいかなかった。其々地区別に報告をした後、プロジェクトM2025/英彦山山系年調査の考察を行い最終報告とする。
今回は玉屋神社地区の録音調査の報告をする。
設置ポイント㋑:大山祇神社鳥居前汐井川対岸の林 @5030-1762
〇調査期間:2025年4月21日〜28日
〇調査時間:19時00分〜20時10分(70分)
〇確認種:コノハズク(4/25、27、28)、クロツグミ (2種)
◎備考:玉屋神社地区は調査の手始めにと、汐井川の対岸に渡って木道跡をたどり林の中に入り録音を行った(レポート「調査地の風景/E」を参照)。初めての場所なので川の音が聞こえてこない場所を選び、ICレコーダーをスリッパ(雨除け、風除け用)に突っ込み、上へ向け木の幹に結びつけた。29日にSDカードを回収し、自宅にてパソコンで再生し録音を聞いた。鳥の声は何も録音されていない。21日分、22日分、23日分、24日分と日毎に聞いていくにつれて落胆の度合いが大きくなり、つい投げ出してしまった。それでも数日がたち気を取り直して、25日分の録音を聞き始めた。案の定何も入っていなかった、がっかりしかけた所で45分19秒に、音量は小さいが何とコノハズクが鳴き始めた。思わずマウスを握りしめてしまった。コノハズクは最終日の28日まで鳴き続けた。
確認種が2種だけだったのは何故だろう。ICレコーダーを設置した21日の午前中はウグイスは囀っていたし、ヒヨドリもいた。考えられるのは、設置時にズーム録音(一方向録音)設定となっていたかもしれない。幹に縦方向に結びつけたので、マイクは空を向いている、しかもズームであったとすれば上(空)からだけの情報(音)となってしまう。もう一つはICレコーダー自体の不調、不具合が考えられる。ここで用いたICレコーダーは「E」である。中古で購入したICレコーダーで、製造中止になって久しいパナソニック製である(手持ちの9割がパナソニック製)。コノハズクやクロツグミの声の音量もとても小さかった。本機については早速テストを行い、チェックをする。
設置ポイント㋺:玉屋神社境内上 @5030-1762
〇調査期間:@2025年4月29日〜5月7日、A5月19日〜5月26日、B5月29日〜6月6日
(5月8日〜18日中断、又 BにてはICレコーダーの不調で未録音あり)
〇調査時間:18時50分〜20時10分(80分)
〇確認種:ヨタカ(4/29、30、5/1、2、3、4)、ジュウイチ、ツツドリ、コノハズク(4/29、30)、オオコノハズク(4/30、5/1、2、3、4、5、6、7)、カケス、ヒガラ、ミソサザイ、クロツグミ (9種)
◎備考:このポイント㋺での調査対象種の記録は3種。初日の4月29日からヨタカとコノハズクは鳴いていた。このコノハズクだが、はたしてポイント㋑と同じ個体なのかを考えた。ポイント㋑と㋺の距離は約800m。さて、コノハズクのテリトリーの広さがどれくらいなのかさえ分からない。800mの距離は許容範囲なのかを調べる必要がある。また、4月末はまだ渡りの最中でもあり複数のコノハズクが移動しているとも考えられる。ポイント㋑の4月25日から28日、ポイント㋺の29日、30日と、合わせて6日間は連続しており、一羽ないし二羽のコノハズクがこの玉屋神社地区にいたのは事実。だが、翌日の5月1日から①の最終日7日まで、その間にはその声は録音されなかった。そして、その後の録音場所ポイント㋩と㋥での録音にもコノハズクの声は入っていなかった。移動したのかもしれない。録音場所を玉屋神社にもどし再開したのがAの5月19日で、その後の調査期間の全てを聞いたが(最終6月6日まで)コノハズクの声は録音されなかった。
次に、コノハズクに代わって、登場したのがオオコノハズクである。4月30日、オオコノハズクの猫鳴きが入っていた。そして、このオオコノハズクは5月7日まで8日間毎日鳴いた。鳴き方で分けると、猫鳴きは5/1、5/3、5/4、5/5、5/6、5/7、犬鳴きは4/30、5/2、5/4、5/5、5/6、5/7であり、そして両方鳴いた日は5/4、5/5、5/6、5/7。木魚鳴きは無かった。猫鳴きが雌で、犬鳴きが雄とするならば、つがいの可能性は大いにあると思う。
録音を聞いていて、猫鳴きに「虫」とも思える鳴き声が被さってきた。初め「虫」の声だと思っていたが、何度も条件反射のように猫鳴きに被さってくるシーンがあり、バードリサーチの鳴き声図鑑で鳴き声を比べた。2011年日光での録音(上から2番目に雄?と記されている録音)を聞いてこの鳴き声の近いと思った。雌雄の繁殖行動に確信を覚え、情報を求め調べてみた。何と!灯台元暗し、支部サイト(くまたか)の2018年無人録音調査にそれはあった。4月29日付けの渋田さんの解説で「オオコノハズクの交尾時の声?」を見つけ、今回の録音を聞き比べた。同じ状況(雄雌の交尾?)であると確信した。既に渋田さんの解説は7年前に読み、録音も聞いていた。何たる怠慢だ。受験時に過去問を解くのは重要項目の一つ、何度も繰り返して解いて自分のものにせねばならぬのに!
また、オオコノハズクは留鳥(または漂鳥)とされている。しかし、その生息状況に不明な点が多いとされている。2018年の録音や今回の録音も貴重な資料となるかもしれない。更に、オオコノハズクは県のRDBのこの度の改正で絶滅危惧種TB類となった(2011年のカテゴリーでは情報不足とされていた)。前にも紹介した(深倉地区報告)が、県のRDBのオオコノハズクの解説に「…英彦山山地ではICレコーダーを用いた調査により、生息状況の解明が進んでいる」との記述があり、また「県内の生息数は100つがい未満と考えられる」との記述もあって、これが繁殖行動の一つであるとすれば、去年(木魚鳴きに犬鳴が被さるシーン)に続き、貴重かつ重要な資料が採取できたのではないか。
設置ポイント㋩:英彦山権現社付近 @5030-1762
〇調査期間:@2025年5月8日〜12日
〇調査時間:18時50分〜20時10分(80分)
〇確認種:ヨタカ、ヒヨドリ、トラツグミ、ソウシチョウ
◎備考:ポイント㋺から英彦山権現社㋩に場所を移した。色々可能性を試したかったので、この地を選び、ICレコーダーを設置した。ここでは、調査対象種はヨタカとトラツグミの2種を記録した。結果論だがポイント㋺で引き続きICレコーダーを置いたままの方が、コノハズク、オオコノハズクの情報がもっと取れたかもしれない。少し残念な気持ちがある。
設置ポイント㋥:猿田彦大神付近(参道途中) @5030-1762
〇調査期間:@2025年5月12日〜17日
〇調査時間:18時50分〜20時10分(80分)
〇確認種:ジュウイチ、アオバズク、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ミソサザイ、クロツグミ (8種)
◎備考:このポイント㋥は玉屋神社手前の猿田彦命像を祀った場所。ポイント㋑と㋺の間での情報を求めたが、調査対象種はアオバズク1種、出現全種で8種と期待値より少なかった。
英彦山権現社(ポイント㋩)とこの場所(ポイント㋥)ではコノハズクもオオコノハズクも鳴かなかった。オオコノハズクは5月8日時点で玉屋神社地区から離れたと考えられる。今年のヨルヒコでは薬師林道のいつもの場所にて、コノハズクもオオコノハズクも鳴いていたとの報告を読んだ。鬼杉経て、籠水峠を越え薬師林道の観察場所へ移動して行ったのかもしれない。
玉屋神社地区全出現種
ヨタカ、ジュウイチ、ツツドリ、アオバズク、コノハズク、オオコノハズク、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、トラツグミ、クロツグミ、ソウシチョウ(15種)
録音:
| 01 | 初コノハズク | 2025-04-25 | ㋑ | |
| 02 | コノハズク | 2025-04-30 | ㋺ | |
| 03 | コノハズクとオオコノハズク犬鳴き | 2025-04-30 | ㋺ | |
| 04 | 続くはセグロカッコウか | 2025-05-04 | ㋺ | |
| 05 | オオコノハズク猫鳴きに続く雄?の鳴き声 | 2025-05-04 | ㋺ | |
| 06 | オオコノハズク犬鳴き | 2025-05-05 | ㋺ | |
| 07 | オオコノハズ犬、猫 | 2025-05-07 | ㋺ | |
| 08 | オオコノハズ猫鳴き、ミゾゴイ、ヨタカ | 2025-05-07 | ㋺ | |
| 09 | 狸か穴熊喧嘩 | 2025-05-08 | ㋩ |
(2025-07-25掲載)
調査研究部・真鍋直嗣
2025-05
プロジェクトM2025\英彦山山系録音調査報告\英彦山神宮地区報告
【余談】今年はスリッパを多用した。履くのではなく、立てて使用する。足先入れる部分にICレコーダーのマイクを入れて置き、雨除けにして枝や幹に固定する。スリッパは100円ショップで購入し利用した。ただ、万全ではない。強い風を伴う雨、長い時間降る雨には歯が立たない。この場所では、お社の屋根をお借りすればよかったと重々反省する。ここでの雨の日は5/17に48ミリ降ってICレコーダーの調子が狂い始め、5/21に45ミリ、5/,22に12.5ミリ、5/24は何と63ミリも、5/25も15mmと雨の日が続いた。スリッパの「先っちょ雨除け」も頑張ったのだが、5/24以降5/31までの録音は不調で記録はゼロであった。
【くやみごとU】深倉地区報告でも悔やんだが、この英彦山神宮地区でも、㋑と㋩で設定確認ミスがあった。特に㋩銅の鳥居では、5月13日から26日の録音が出来ていなかった。そして設定元がFMとなっていたのは今年購入のICレコーダーだった。
その時、現地での確認をしなくても、SDカードを回収した日に録音一部でも音源のチェックをしていたら、その次回交換日、又は次の日に現地に出向いて修正すれば録音は出来たはずだ。自業自得と自分を責めてみても後の祭りだが、貴重なデーターが録れたかもしれない。何とも悔しい。
録音:
| 01 | イノシシ?の鼻息など | 2025-05-14 | ㋑ | 上仏来山分岐1 | |
| 02 | ヨタカ | 2025-05-19 | ㋑ | 上仏来山分岐 | |
| 03 | アオバズク | 2025-05-05 | ㋺ | 旧亀石坊 | |
| 04 | フクロウ | 2025-05-08 | ㋩ | 銅の鳥居 | |
| 05 | アカショウビン | 2025-05-28 | ㋩ | 銅の鳥居 | |
| 06 | ミゾゴイと犬 | 2025-05-31 | ㋩ | 銅の鳥居 | |
| 07 | トラツグミ | 2025-05-20 | ㋥ | 菩提樹付近 |
(2025-07-04掲載)
調査研究部・真鍋直嗣
2025-04,05
プロジェクトM2025\英彦山山系録音調査\青年の家地区報告(録音あり)
設置場所Ⓐ:英彦山青年の家・南演習林上部 @5030-1783
調査時間:18時50分〜20時00分(70分)
調査期間と確認種:
【備考】去年(2024年)初めて調査を行った場所で、1日(6/7)だけであったがコノハズクが鳴いた場所でもある。去年の録音開始が6月5日だったので、そのコノハズを期待して今年は4月25日から調査を始めた。そしてプロジェクトMの調査対象種は5種を記録した。結果として今年、コノハズクは記録なしとなった。
〇ヨタカは(5/26)のみ。
〇ミゾゴイは4月(4/26、27、30)と鳴いていたが、5月に入ると途切れ、6月の最終日(6/6)に鳴いた。この1カ月の空白は何だろう。
〇アオバズクは5/14と5/27。
〇オオコノハズは5/2に1日だけであったが、猫鳴きを約9分間続けた(ほかの調査区でも今年は猫鳴きが多く聞かれている)。
〇トラツグミは4/26、5月は5/27、29、6月は6/1、3、4、5、6と連日鳴いていた。
◇ヤイロチョウ(国、県の絶滅危惧TB類)が1日(5/23)だけ鳴いた。通過しただけかも知れないが貴重な記録がとれた。
録音:
| 01 | オオアカゲラ、ドラミングの余韻 | 2025-04-26 | 青年の家 |
| 02 | ミゾゴイ | 2025-04-26 | 青年の家 |
| 03 | オオコノハズク猫鳴き | 2025-05-02 | 青年の家 |
| 04 | ツツドリの面白い鳴き方 | 2025-05-13 | 青年の家 |
| 05 | アオバズク | 2025-05-14 | 青年の家 |
| 06 | 不明、カエルかな | 2025-05-14 | 青年の家 |
| 07 | ヤイロチョウ | 2025-05-23 | 青年の家 |
| 08 | ヨタカ遠い | 2025-05-26 | 青年の家 |
| 09 | トラツグミ | 2025-05-27 | 青年の家 |
| 10 | トラツグミの低音、高音 | 2025-06-06 | 青年の家 |
設置場所Ⓑ:英彦山野営場・最上部 @5030-1783
調査期間と確認種:
【備考】この場所Ⓑは初めての調査地、英彦山野営場の最上部近くにICレコーダーを設置した。Ⓐの場所からは西方に約800mの位置。調査対象種の中ではミゾゴイ、アオバズクの2種とオオコノハズク?の鳴き声が入っていた。
〇ミゾゴイは、青年の家Ⓐで鳴いた日と野営場Ⓑで鳴いた日が重なっていたので(4/26、30)、鳴いていた時間帯で比較をしてみた。時間帯が重なったのは4月30日、Ⓑでは19時35分22秒から鳴き始め、途中で途切れることはあっても19時56分11秒迄鳴いていた。一方、Ⓐでは19時45分22秒から鳴いた。Ⓐの鳴き始めは完全にⒷで鳴いている時間帯に重なった。ⒶとⒷのミゾゴイは別個体といえる。今回、この2箇所間の距離が約800mというのが大事で、ミゾゴイのテリトリーの広さを推察するデータの一つになるのではないかと思っている。
〇アオバズクは4/25の初日のみ1回、かなり遠くで鳴いていて3回目の聞き直しで気が付きリストに入れた。
◇4/28のオオコノハズクの木魚鳴き?(録音012)は最初スペクトグラムの画面パターンを見てオオコノハズクと思った。が、鳴き声が違っていた。何かに紐をつけ、振り回して風を切るような音の様であったが、多様な鳴き声を持つオオコノハズクの鳴き声の一つかとも思った(根拠なし!)。何度も繰り返し聞いていると、その声(音)のバックにあの超低音のボ、ボ、ボという鳴き声が微かにあるようにも…。結局、オオコノハズク?とした。
録音:
| 11 | アオバズク遠い | 2025-04-25 | 野営場 |
| 12 | オオコノハズクの木魚鳴きでは | 2025-04-28 | 野営場 |
| 13 | ミゾゴイ | 2025-04-30 | 野営場 |
| 14 | ミゾゴイ | 2025-05-05 | 野営場 |
(2025-06-29掲載)
調査研究部・真鍋直嗣 2025-04,05
| 01 | オオコノハズク、犬と猫鳴き重なる | 2025-04-23 | 深倉1.mp3 |
| 02 | ミゾゴイ | 2025-05-06 | 深倉2.mp3 |
| 03 | ミゾゴイ2羽鳴き合い、アオバズク、ヨタカ | 2025-05-07 | 深倉2.mp3 |
| 04 | トラツグミ、オオコノハズク微妙、羽打ちも入る | 2025-05-08 | 深倉2.mp3 |
| 05 | オオコノハズク木魚鳴き、アオゲラも | 2025-05-20 | 深倉4.mp3 |
| 06 | ジュウイチ | 2025-05-15 | 深倉3.mp3 |
【備考】全確認種数は14種となり、プロジェクトMの調査対象種は4種であった。ここ深倉の谷の夜は素晴らしい。その4種全てが稀少種である(国、県の絶滅危惧種TA類、TB類、U類の何れか)。ヨタカは県TB類、ミゾゴイは国、県共にU類、アオバズクは県U類、オオコノハズクは県TB類に指定されている。福岡県のRDBは去年(2024年)改訂され、オオコノハズクは今回「絶滅危惧種TB類」となった。前回のRDB(2011年)では「情報不足」とされていた。今回オオコノハズクが選定された理由の解説文に「英彦山山地ではICレコーダーを用いた調査により、生息状況の解明が進んでいる」と記されており、筑豊支部が行ってきた夜間調査が評価されたのだなと嬉しくなった。この夜間調査に参加してきた方々(個人的調査を行っている私を含み)にとって大きなご褒美であり、またこれからの「良き糧」となった。
記録の記載では、対象種には録音された全ての日付を記した。他の地区との対比が出来るようにして、渡来時期の比較や同一個体でない根拠としたい。
[悔みごと] 今年はこの時期しては雨の日が多く、多量の雨、強風も吹き等々でICレコーダーに不具合が出た。電池とSDカードはその都度交換するが、本体はそのまま置きっぱなしとなり、ダメージが蓄積した。この深倉地区でも5月21日、22日、24日、25日が雨となっていた。そして、5月25日以降の録音は無かった(作動していなかった)。来年度は録音期間に雨が重なった場合はICレコーダー自体も交換し、そのICレコーダーは最低1週間以上乾燥容器に入れ機能の回復を確認して使用することとしたい。ネットで購入した中古品ばかりだが、ICレコーダーは現在15個あるので、6地区での交換録音は可能である。
(2025-06-24掲載)
真鍋直嗣 2025-04,05
録音場所:豊前市沓川・沓川神社 @5031-3141
| 録音1 | サンコウチョウ? | 2025-05-12 | |
| 録音2 | トラツグミ | 2025-05-13 | |
| 録音3 | アオサギ | 2025-05-17 | |
| 録音4 | キアシシギ | 2025-05-20 | |
| 録音5 | トビ | 2025-05-23 |
(2025-06-12掲載)
真鍋直嗣(調査研究部) 2025-04/05
備考: 調査目的の「主に夜に活動する野鳥」が3種も記録された(プロジェクトMの調査対象種はフクロウの仲間と、ヨタカ、ミゾゴイ、トラツグミ等としている)。過去にミゾゴイの記録はあって、私も山伏谷他で目撃している。加えて、オオコノハズクとフクロウの2種である。日付を記すとミゾゴイ(4/19)、オオコノハズク(5/8)と1日限定であったが、フクロウは(4/16〜18、4/20〜22)と鶯谷ではほぼ毎日鳴き、雨の日(4/20,22)でも鳴いていた。オオコノハズクは色々な鳴き方があるが、この日は「木魚鳴き」であった。福岡県のRDBも昨年(2024年)に改訂され、ミゾゴイ(国U類、県U類)、オオコノハズク(県TB類)となっている。更にRDBで加えるなら、山伏谷では(5/7)にサシバ(RDB:国U類、県U類)の声が19時過ぎに録音されていた。
(2025-06-09掲載)
調査研究部・真鍋直嗣(鍋爺)
2025-04,05
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(05)2025-05-07 @5030-4673 フクロウ福智中社
(06)2025-05-13 @5030-4662 アオバズク皿山の森
(07)2025-05-20 @5030-4662 サンコウチョウ皿山の森
調査地 B @5030-4662、@5030-4673
調査地Bは焼き物の里で有名な福智町上野にある。勿論、県指定上野鳥獣保護区内にICレコーダを設置した。4月20日に上野へ行った。そこで事件が発生(この時は自覚なし)していた。昨年もあったが、設定ミスを今年もやらかしてしまった。ここで使用したICレコーダは、今年ネットで購入したもの。中古品(パナソニック製は製造を中止しているので中古品しかない)だが、私は信頼を置く、そのスイッチを入れて、メニューを開き、タイマー録音を選択、設定:ON、繰り返し:毎日を選択、開始時間18:50、終了時間20:10と数字を入れ、最後に動作:録音とし、そして完了ボタンを押した。去年も使ったICレコーダだったらこれで良かった。
が、このICレコーダは他人が使用していたもの、録音元の設定が違っていた。録音元がMICではなく「FM」となっていたのだ。まぁ世間一般的には、タイマー設定で録音するのは大体がラジオ(FM)である。MICとするのは探偵、スパイしかいない、それともう一つ野鳥録音調査者くらいであろう。そう、設定録音先がFMとなっていたので、「ザァーザァー」という音しか入っていなかったのだ(それも、FMを受信するにはアンテナの役割をするイヤホンの接続が必要で、そうFM電波さえ受信していなかったのだ)。1回目のSDカードを交換し、回収したSDカードを帰宅後直ぐに開いてみれば、2回目(4/26〜5/1)の失敗はなかった。この時期は12個のICレコーダを設置する為、各録音地へ出掛けるのに忙しかった(家業もちゃんとやって)。12日×80分の記録が「ザァーザァー」とは悲しかった。
それでも、1回目@5030-4673(5/2〜8)、2回目@5030-4662(5/9〜14)の録音では、アオバズク(5/7、5/10、5/12)、フクロウ(5/7、5/14)が鳴いていたし、3回目@5030-4662はヤイロチョウ(去年の記録では6月1日)を目当てに早朝録音(4:50〜6:20)に切りかえてみたら、早速サンコウチョウ(5/16〜)が記録されていた。録音調査は梅雨入るまで続けていくので、果たして今年もヤイロチョウは渡りの途中、上野焼きの里で一服を楽しんで(鳴いて)くれるだろうか…。
(2025-06-06掲載)
調査研究部・真鍋直嗣(鍋爺)
2025-04,05
(04)2025.4.19 アオゲラ3種、八木山鶯谷
(05)2025.5.7.サシバ、八木山山伏谷
調査地 A @5030-3457
調査地Aは県指定の八木山鳥獣保護区(飯塚市)である。以前、八木山付近の地図を見ていて鶯谷、山伏谷という名に興味をそそられ、何度かこの二つの谷を訪れたことがある。そして、八木山といえば貝原益軒を外すことは出来ない。「養生訓」や「大和本草」の著作で名を残した福岡藩の儒学者であるが、8歳から11歳までこの地で育ったそうだ。「大和本草」の源は少年時代を過ごしたこの八木山の自然にあるかもしれない。本村の里は勿論、この鶯谷、山伏谷ともに益軒少年が日々遊び、大自然に興味を持つきっかけになったのでは、と思いは馳せる。野草の観察も活動の柱としている当支部が、毎年地元の八木山小学校に野鳥観察の指導に行くのも何かのご縁であろう。
さて、山伏谷は旧国道201号線から軽自動車がすれすれ通る脇道に入り込み、山道を進む。二輪駆動の軽自動車で限界すれすれの斜度を進んでいく。5年前までは、この先の池河内という所まで行くことが出来た。が、今回は道が荒れに荒れていて先へ進めず途中で諦め、引き返した。その5年前、池河内ではサシバの雄(多分)が杉の木に天辺で待ち受ける雌(多分)に運んでいた。また、私が人生初めてミゾゴイを見たのもこの山伏谷であったが、今回もミゾゴイは鳴いていた。一方、鶯谷の奥は現在行き止まりとなっているが、以前は山伏谷と同じく渓流公園へと抜ける道もあったそうだ。土砂崩れ等で通行不可能との看板があり、何年たっても復旧はされていない。
今回、ICレコーダの設置はこの二つの谷で行った。ICレコーダ設置の為、県委託調査の渡り期(春)調査を終えて駆けつけた鶯谷の上空で、サシバが舞い、鳴いていたが(2025.4.16)、まさか山伏谷でも録音にその声が入っているとは…。
(2025-06-03掲載)
調査研究部・真鍋直嗣(鍋爺)
2025-05-18,27
調査地D @5030-1772
調査地Dは九大農学部付属彦山生物学実験施設(研究所?)の横を通り過ぎ、上仏来山へ至るコース周辺に設けている。上仏来山への道は急な斜面もあり、中々の難所であるが、この道は上仏来山へ向かわず真っすぐ抜けると玉屋神社(般若窟)へも続く道、古くは重要な道の一つであったと思われる。
一方、上仏来山は戦国時代に豊後の大友宗麟が英彦山に攻め込んできた時、迎え撃つ神社勢が本陣を置いた場所、そして大友勢は汐井川を挟んだ黒岩山に本陣を張った(1581年)。この戦は残念ながら、神社は大友勢に屈し、山中の多くの住居や建物、宗教施設が焼き討ちされ、破壊された。其の大友勢との合戦から444年後、今年も私はその戦場跡で野鳥の録音調査を行っている。戦(いくさ)のない英彦山、現代の現場があればこそである。この状況を諸々の英彦山の神に感謝申し上げる。
去年のこの場所での録音調査は機具設定不備、レコーダの不調などが重なってデータは4/27〜29の三日間分しか録れなかった。一昨年(2023年)に鳴いていたミゾゴイ、コノハズク、アオバズクの記録はなしだった。さて、今年はどうだろうと期待を込めた調査地でもある。
(2025-05-28掲載)
調査研究部 真鍋直嗣(鍋爺)
2025-05-13,18
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【調査地/I @5030-1774】
調査地/Iは北岳登山道に沿いに設置ポイントを設けた区域(全て@5030-1774)。数ヶ所設置場所は替えていく。
望雲台はその一つ、そこに立つと足元の絶壁は落差100m位か、眺望は良いが足がすくむ。また、ここに至るには鎖を頼りにVの字の溝に這いつくばって、垂直に近い岩壁を登らなければならない。去年ここでコノハズクが鳴いたので、頑張って今年も登ってきた。岩壁より伸びている木の幹に、ICレコーダーにスリッパを履かせてゴムバンドを巻き付ける。スリッパは垂直にして、雨合羽の帽子の代わりに使用している(生活?の知恵)。ここは登るのも難儀だが、下るのは更にしんどく、また怖ろしく、時間をかけて慎重に下る。
シオジの森、望雲台には3度設置したので、4度目はシオジの森に設置しようとやってきた。大きな倒木が私を迎えてくれた(写真04)。この森でコノハズクを待つ。
さて、望雲台での録音を聞いた(4/25〜5/17)がコノハズクはまだやってきていないようだ。ただ、アオバズク、オオコノハズクの声は録れていた。また、今年はハヤブサも戻ってきていてツツドリとアオバズクとの三重奏は素晴らしい録音だと自画(音)自賛した。
(005.2025.5.13.ツツドリ、ハヤブサ、アオバズク三重奏、望雲台3)
オオコノハズク、今年は猫鳴きばかりが聞こえていて、犬鳴きや木魚鳴きはまだ録れていない。4回目(5/18〜)からはシオジの森ではどうであろうか、楽しみである。
(2025-05-22掲載)
調査研究部・真鍋直嗣(鍋爺)
2025-04-29
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【調査地/E @5030-1762】
調査地/E(@5030-1762)は玉屋神社及びその周辺地。ここは録音調査を行うのは初めての場所である。
玉屋神社は「般若窟」という洞にお社を設けてある。ここは彦山の開祖が修行した洞と云われがあり、英彦山にとって重要なお社の一つと聞いている。
「そうだときっと、何かあるに違いない。何故?今まで録音調査地にしなかったのだろうか」などと考えながら、旧しゃくなげ荘先の駐車場を出発。20分位で、林道横の苔むした鳥居の前に到着。扁額の文字は欠けた部分もあって詠みづらかったが、「大山祇神社」とある。ここが玉屋神社入り口で、その鳥居の正面を流れるのは汐井川(彦山川支流)。ここは私がまだ中学生だった頃は橋が架かっていて(今も橋桁の跡はある)、障子ヶ岳と黒岩山の谷間に木材を搬出するための木道跡(馬そり用の)が残っていた。その木道跡を辿って岳滅鬼峠へ登ったものだ。現在は、その木道の形跡は微塵もないが、今でもここを通り岳滅鬼峠を目指す登山者は多い。直ぐ目の前にある鋭く高い断崖は息をのみ込むほどの迫力がある。
1回目の録音(4月21日開始)はこの近辺で行うことにした。そして、4月29日に1回目のSDカードを回収、電池と合わせ交換を行った。既に、プロジェクトM2025の速報(4月30日)に於いて報告はしているが、何と、コノハズクが4月25日に録音されていた。4月21日の録音開始から5日目の事だった。前日まではその声は入っていないので、この日に到来したのだろうか、27日、28日もその声は録音されていたが、その声は遠のいているのか、日々小さくなっていた。
2回目の録音設置場所は鳥居をくぐり、沢沿いに20分、玉屋神社(般若窟)へと登り、20m位先にICレコーダを設置し(4月29日)、3回目の設置場所は彦山権現社近くの林に設置した(5月8日)。その都度SDカードは回収、交換を行った。後日、その2回目の録音を聞いてみると、何と! ミゾゴイ、ヨタカ、オオコノハズク、コノハズクとプロジェクトMの調査対象種の大半が鳴いていたのである。そう、誠に玉屋神社は霊験あらたかそのものだった。
そして、この玉屋神社からの景色は絶景であった。萌え出た新緑に包まれ、その若葉を揺らす風に包まれ、神社の神聖さと相まって、心も体も多いに癒された。
調査は4回目以降、梅雨入りまでは続けるつもりである。
(2025-05-17掲載)
真鍋直嗣 2025-04-25
プロジェクトM2025で今年初めてのコノハズクの記録です。
(音源が遠く、低音の背景ノイズが大きい)
録音場所:調査地区F メッシュコード:@5030-1762
録音日時:2025-04-25(2025-04-27も録音有り)
調査地Fの場所:添田町大字英彦山
(2025-04-30掲載)
調査研究部\真鍋直嗣
2025-04-25撮影
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調査地J (@5030-1783)
調査地Jは鷹ノ巣山一ノ岳北東斜面。この斜面は広葉樹林、針葉樹林或いは混合っていたりしている場所である。装置設置には国道500号から斜面を登って行くのだが、この国道500号に沿った場所は5月に入ると、この数年写真を撮る人が多く集結する場所となっている。繁殖期の写真撮影はそこに生息する野鳥達には十分に注意を払う必要がある。私も同様だ、無人録音調査といっても録音装置(ICレコーダ)の電池やSDカードを交換は欠かせない。カメラのレンズとは逆方向だが、同じ樹林帯を登る。その際、滞在時間は最少にと心がけている。最初の装置の設置は繁殖期前だが、電池とカードの交換時に巣が近くにあった場合は装置を撤収し、場所を替える。
調査地H (@5030-1785)
調査地Hは去年初めて訪れた場所。英彦山青年の家近くの尾根斜面で、杉林(旧田川農林高校演習林?)を抜けると斜面が始まり広葉樹が現れる。地面の岩石には苔類がびっしりついており、この写真を撮った時は4月下旬では葉も芽吹き初めた頃、まだ太陽光も地面まで届いているが、5月中旬頃になると新緑が樹林を覆い太陽光もあまり地表に届かなくなる。すると苔の勢いが増し、一帯は苔庭園の如くなる。
炭焼き窯の跡もあり、この広葉樹林から木を伐り出しこの窯で炭を焼いていたのはいつ頃であろう、昭和20年代位であろうか。演習林の杉が育ち広葉樹林を隠し、参道からも離れているのでこの風景を知っている人はまずいないと思う。去年、この付近でコノハズクが鳴いていた。
(2025-04-27掲載)
調査研究部\真鍋直嗣
さあ4月末、5月と、また今年も無人録音調査を実施する時期がやってきました。その名はプロジェクトM2025の立ち上げです。
ICレコーダーもメルカリやAmazon、ヤフオクなどで中古品を集め、現在合計10個となりました。まあ、購入しても、タイマー録音が付いていない等の失敗も幾つかありましたが、パナソニック製が8台、ヤマハ製が2台と揃えました。
ヤマハ製の2台は使用乾電池が単三で乾電池の消耗も少なかったので(事前に実験)長期間の調査に、設置場所は自宅から距離が一番遠く、登山道も急斜面のある求菩提山保護区の犬ヶ岳山麓(何回も登れないので)を考えています。4月下旬に設置し30日間置きっぱなしにする調査となります。
一方、単四のパナソニック製は8台あるので、上野保護区、田川保護区、八木山保護区、八屋保護区に1台ずつ、残り4台は鷹ノ巣山と英彦山山麓各所の調査に使用します。県委託調査を今年行う八木山と八屋の両保護区は渡り期(春)調査の時に設置し、繁殖期1回目の時に回収する予定、これも置きっぱなし、途中電池が消耗してしまえばその日までとなります。その分、田川市郡での調査は1週間程度のサイクルで回収、場所移転など行っていきます。
乞うご期待!!!
(2025-04-13掲載)
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