クマタカ
くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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 無人録音調査 2026

本会(日本野鳥の会筑豊支部)では、フィールドにICレコーダーを設置し、無人で自動録音する調査方法「無人録音調査」により、夜間や早朝、昼間等、音による定点観察調査を実施しています。場所や時間等の設定が自由となるため、これまで困難とされていた各所フィールドの詳細な観察が、音声の証拠とともに可能となりました。2017年5月に開始され、驚異的な成果をあげています。

※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは地域メッシュにより取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(地域を一意的に同定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化されたJIS規格。コード先頭の識別子@は世界測地系3次メッシュ・コードを意味する当サイトのローカル・ルール)
※声(地鳴き、さえずり)の記述は、「フィールドガイド 日本の野鳥」によります。参考:くまたか/さえずる野鳥リスト

無人録音調査 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年

プロジェクトM2026報告・第8回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-07-29掲載

プロジェクトM2026報告の8回目、今回の報告は添田町の深倉林道と岩石山。

M2026第7回録音リスト

項目[MC3]は3次メッシュコードの略。3次メッシュコードの1次メッシュ5030を省略し、2次、3次メッシュを連記した。

id再生説明録音日場所MC3
01ヨタカ(3種類)2026-05-06深倉林道1751
02ヨタカとジュウイチ2026-05-12深倉林道1751
03オオコノハズク猫2026-05-09深倉林道1751
04オオコノハズク犬鳴き、猫鳴き、ツツドリ2026-05-11深倉林道1751
05オオコノハズク犬鳴き2026-05-10深倉林道1751
06ジュウイチとオオコノハズク猫鳴きは雌?2026-05-11深倉林道1751
07トラツグミとヨタカ2026-05-25深倉林道1751
08ハヤブサ2026-05-08深倉林道1751
09ヤイロチョウとヨタカ2026-05-16深倉林道1751
10ツツドリとヤイロチョウ2026-05-16深倉林道1751
11ゴジュウカラ2026-05-10深倉林道1751
12雨の中、ヤイロチョウの変な声?2026-05-28深倉林道1751
13ヨタカ2026-06-03岩石山2699
14フクロウ2026-06-08岩石山2699
15ヤイロチョウ2026-05-31岩石山2699
16トラツグミ2026-06-07岩石山2699
17不明2026-06-07岩石山2699
  1. 深倉林道
    • 調査地:添田町・深倉 @5030-1751
    • 録音実施期間(合計29日間):2026年5月3日〜21日、23日〜6月1日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計18種):ヨタカ(5/5〜10、12〜17、9、23〜26、28〜6/1)、ジュウイチ、ツツドリ、オオコノハズク(5/9〜11)、アカショウビン、アオゲラ、ハヤブサ(5/8)、ヤイロチョウ(5/9、16、18、28)、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ゴジュウカラ、トラツグミ(5/17、25、26、29)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ
    • 感想:2024年調査と比較をしてみたところ大きな違いがでた。それはアオバズクであり、何と今年は1回もその鳴き声が録音されていないのである。2024年は4月27日から調査を始めて6月12に終了している。今年の調査開始日の5月3日から25日まで(23日間)と重なる2024年記録を見てみると9日間鳴いていた。それが今年はゼロ、全く不思議でならない。オオコノハズクはというと、2024年は「5月7日、この日はまさにオオコノハズクデイ」であったと書かれている。猫鳴き6回、犬鳴き13回、木魚鳴き2回と大盤振る舞い、この日の録音が後日バードリサーチ鳴き声図鑑に記載されるに至った。今年は9日から11日まで鳴いた。猫鳴き、犬鳴はあったが木魚鳴きは録音されなかった。ヨタカ調査期間全般で鳴いているのは同じ、トラツグミ(4回で同じ)も大きな変化はない。アオバズクを探しに後日ゆっくり録音を聞きなおしてみたい。今年ヤイロチョウは各地で記録されている。これも今年は特別に多かったとかでは終わりたくない。未来に繋がることであってほしい。
    • 録音:010203040506070809101112
  2. 岩石山
    • 調査地:添田町添田 @5030-2699
    • 録音実施期間(合計15日間):202の声も6年5月30日〜6月13日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計17種):ヨタカ(6/2)、ホトトギス、キジバト、フクロウ(6/8)、アオゲラ、ヤイロチョウ(5/31、6/1)、リュウキュウサンショウクイ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、トラツグミ(6/7)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、イカル、ソウシチョウ
    • 感想:この岩石山にほぼ毎週登っていると聞いている木村直喜さんにお願いして、ICレコーダーを設置してもらった。5月30日から録音を開始、6月13日で終了でした。録音調査対象種では3種(ヨタカ、フクロウ、トラツグミ)の声が入っていた。いずれも一夜限りの録音だった。まだ梅雨が明けず雨の日が続いたのもその一因であったかもしれない。そして、ヤイロチョウも鳴いていて(5/31、6/1)、各地からヤイロチョウの情報が今年は寄せられており、本調査でも寒田@、鷹巣山Aと深倉林道の録音にも入っていた。深倉林道の感想でも書いたが、未来へ繋げ高知県や宮崎県に行かなくてもヤイロチョウが聞こえる郷土になってほしいものだ。
    • 録音:1314151617

プロジェクトM2026報告・第7回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-07-25掲載

プロジェクトМ2026報告の7回目、今回は英彦山青年の家に隣接する旧田川農林高校の演習林奥と銅の鳥居付近、上仏来山分岐付近、及び鬼杉の4箇所での調査を報告する。

M2026第7回録音リスト

項目[MC3]は3次メッシュコードの略。3次メッシュコードの1次メッシュ5030を省略し、2次、3次メッシュを連記した。

id再生説明録音日場所MC3
01ミゾゴイ2026-05-01演習林1784
02ヨタカ2026-05-19演習林奥1784
03アオバズク2026-05-02演習林1784
04アオバズクと機嫌の悪いムササビ2026-05-02演習林1784
05オオコノハズク犬鳴き<、猫鳴き2026-05-25演習林奥1784
06フクロウ類の警戒?2026-04-27演習林1784
07フクロウ2026-05-26銅の鳥居1782
08ミゾゴイ(至近距離の声)2026-04-25上仏来分岐1772
09アオバズク至近距離で2026-04-20上仏来分岐1772
10アオバズク近い2026-04-25上仏来分岐1772
11アカショウビン2026-05-29上仏来分岐1772
12トラツグミ2026-05-13上仏来分岐1772
13ヨタカコノハズク、ジュウイチ2026-05-30鬼杉1763
14ヨタカとヤイロチョウ2026-05-30鬼杉付近1763
15ミゾゴイ2026-04-25上仏来分岐1772
16アオバズク2026-05-12鬼杉付近1763
17アオバズクコノハズク共演2026-05-30鬼杉付近1763
18コノハズク2026-05-25鬼杉付近1763
19コノハズク近い2026-05-25鬼杉1763
20オオコノハズク犬鳴き2026-04-21鬼杉1763
21オオコノハズク犬鳴き2026-04-21鬼杉1763
22オオコノハズク猫鳴き2026-05-06鬼杉1763
23アカショウビン近い2026-05-25鬼杉付近1763
24アオゲラのドラミングは余韻なし2026-05-15鬼杉付近1763
25トラツグミ近い近い2026-05-10鬼杉付近1763
  1. 演習林奥
    • 調査地:添田町英彦山 @5030-1784
    • 録音実施期間(合計32日間):2026年4月27日〜5月28日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計19種):ヨタカ(5/15、18、19、21、25、26)、ジュウイチ、ツツドリ、キジバト、アオバズク(5/2、4、5、7、8、10、12〜14、17)、オオコノハズク(5/26)、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、トラツグミ(5/21)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、コジュケイ、ソウシチョウ
    • 感想:この時期青年の家は新入生の研修などがあり、去年もその声(グループ大声等)が録音に入っていた。そこで今年はそれを避けるため、東へ約500m移動し録音を行った。調査対象種の中ではヨタカアオバズクオオコノハズクトラツグミの4種が録音されている。(去年はミゾゴイも記録されていて5種)。出現種数が今年は19種(去年は23種)、500mの距離の差で生じたとは思わないが、はたして。ヤイロチョウも去年は鳴いたが、今年の録音には入っていなかった。
    • 録音:010203040506
  2. 銅の鳥居
    • 調査地:添田町英彦山 @5030-1782
    • 録音実施期間(合計8日間):2026年5月23日〜5月31日
    • 録音時間帯(80分):19時00分〜20時20分
    • 確認種(合計9種):ツツドリ、カッコウ、フクロウ(5/23、26、28)、アオゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、キセキレイ、ソウシチョウ
    • 感想:ここではフクロウの確認ができたが、去年はヨタカミゾゴイもいたのでちょっと寂しい。期間が短かったせいもある。(去年17日間)
    • 録音:07
  3. 上仏来分岐
    • 調査地:添田町英彦山 @5030-1772
    • 録音実施期間(合計34日間):2026年4月20〜25日、5月2日〜9日、10〜20日、23日〜31日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計17種):ヨタカ(5/10、19)、ジュウイチ、ツツドリ、アオバト、ミゾゴイ(4/25)アオバズク(4/20,21,24、25、5/3,4,9〜18)、アカショウビン、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、トラツグミ(5/18)、クロツグミ、キビタキ、ソウシチョウ
    • 感想:上仏来分岐では、環境を変えて場所(道沿い、崖のそば、林の中等、場所を移動して4箇所)で録音を行った。最初の場所は九大生研の近くの林、ここではアオバズクミゾゴイが鳴いた。それも多分至近距離(2019年の夜間録音調査で渋田朗さんが「ヨタカと地鳴きと至近距離ミゾゴイ」で解説している)のミゾゴイの声。次は上仏来分岐点に向かう道の傍、アオバズクが鳴いた。次は分岐点傍、ここではヨタカアオバズクトラツグミの3種、最後は上仏来山へ少し進んでみたが、調査対象種は1種も鳴かなかった。全般でいうとアオバズクがよく鳴いてくれ、調査日合計が34日だったが、そのうちの約半分の16の調査日にその声は録音されていた。
    • 録音:0809101112
  4. 鬼杉
    • 調査地:添田町英彦山 @5030-1763
    • 録音実施期間(合計24日間):2026年4月20日〜5月1日、5月2日〜5月31日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計17種):ヨタカ(4/20〜22、26、5/10,12〜18、24〜26、28〜30)、ジュウイチ、ツツドリ、アオバズク(5/10、12、15、16、19、25、30、31)、コノハズク(5/25、26、28〜30)、オオコノハズク(4/21、25、28、5/6)、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ミソサザイ、トラツグミ(5/1)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ
    • 録音:13141516171819202122232425
    • 感想:ここ鬼杉付近での録音調査は久しぶり、大南林道の工事が始まり車両通行止めとなって、鬼杉へ入り口に行くには徒歩とだけとなった。体力も落ち、広塚事務局長の夜間調査とも重なる部分もあるので、中断していた。今年(?)から車両通行止めがなくなり車でいけると聞いて、再開することにした。以前は籠水峠まで登っていたが、齢75で体力もなくなり1回目はようやっと鬼杉まで登ったが、2回目からは手前の中間地点で調査を行うことにした。1回目の調査は初日(晩)から、ヨタカが鳴き、翌日はオオコノハズク、と続いた。2回目、5月を過ぎるとアオバズクが鳴き始め、調査終盤にはコノハズクも鳴いた。ただ、痛手も負った。車で杉の木に相撲を挑み惨敗!し動かなくなった。電話の電波は鬼杉入口では届かないので英彦山権現社の駐車場まで徒歩でおり、警察と保険会社に連絡をした。杉の木はびくともしなかったが、我が車はまだ入院(修理工場)中で全治していない。やや斜面の5mの土俵だったが、でパーキングブレーキを解いたら動き出したので慌ててブレーキとはいかずアクセルペダルを踏んでしまった。TVなどのニュースでよく出てくるシーンだが、まさか私自身がそうなるとは。幸い5m先の杉の木関が受け止めてくれたが、それがなかったら谷川にドボンだったかもしれない。

プロジェクトM2026報告・第6回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-07-07掲載

プロジェクトM2026報告の6回目、今回は鷹巣山地区の3箇所(鷹巣山@、A、B)の調査及び前調査研究部長の林田氏に調査を委託した寒田@と寒田Aの報告を行う。

M2026第6回録音リスト

説明と再生ファイルに齟齬があったため、修正した。2026-07-13

項目[MC3]は3次メッシュコードの略。3次メッシュコードの1次メッシュ5030を省略し、2次、3次メッシュを連記した。

id再生説明録音日場所MC3
01アオゲラ2026-05-14鷹巣山@1796
02ジュウイチ2026-05-15鷹巣山@1796
03オオコノハズク犬鳴き2026-05-16鷹巣山@1796
04フクロウ2026-05-12鷹巣山@1796
05オオアカゲラ2026-05-15鷹巣山@1796
06オオアカゲラのドラミングの余韻2026-05-15鷹巣山@1796
07不明2026-05-07鷹巣山@1796
08ヤイロチョウ2026-05-30鷹巣山A1785
09トラツグミ2026-05-25鷹巣山A1785
10クロツグミだろうか2026-05-19鷹巣A1785
11ヨタカ2026-05-08鷹巣山B1785
12トラツグミとジュウイチ2026-05-13鷹巣山B1785
13アオバズク2026-05-12鷹巣山B1785
14アオバト2026-05-17鷹巣山B1785
15コノハズク2026-05-06鷹巣山B1785
16ハヤブサ2026-05-16鷹巣山B1785
17トラツグミ2026-05-07鷹巣山B1785
18ヨタカ、オオコノハズク、ジュウイチ2026-05-18寒田@2737
19サシバ2026-05-18寒田@2737
20アオバズク、ヨタカ2026-05-31寒田鉾立峠2737
21オオコノハズク2026-05-31寒田@2737
22サンコウチョウ2026-05-12寒田@2737
23ヤイロチョウ、アカショウビン、キビタキ(地鳴き)2026-05-31寒田@2737
24オオアカゲラ、ドラミング2026-05-15鉾立峠2737
25アカショウビン特殊鳴き声2026-05-31寒田@2737
  1. 鷹巣山@
    • 調査地:みやこ町(祓川源流付近)@5030-1796
    • 録音実施期間(合計16日間):2026年5月7日〜5月17日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計19種):ヨタカ(5/10〜17))、ジュウイチ、ツツドリ、アオバト、オオコノハズク(5/12、16)、フクロウ(5/7、12)、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、トラツグミ(5/8、9、17)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ
    • 感想:設置場所は鷹巣山(三の岳)山麓にあり、目印は祓川源流との看板、500号沿いの林の中。アオゲラのお出迎えで録音はスタートした。フクロウも登場し期待が膨らむ。翌日の8日と9日はトラツグミ、10日からヨタカが鳴き始め17日の最終日まで毎夜鳴いていた。何といっても12日のオオコノハズク、犬鳴きの声が入っていた。ICレコーダーを設置した木のそばでアオゲラが鳴き、ドラミングを始めた。ドラミングを含めいろんな声が採録できた。オオアカゲラもいてドラミングの判別点の語尾の形も比較できた。
    • 録音:01020304050607
  2. 鷹巣山A
    • 調査地:鷹巣山(一の岳北側山麓)@5030-1785
    • 録音実施期間(合計15日間):2026年5月18日〜6月1日
    • 録音時間帯(80分):19時00分〜20時20分
    • 確認種(合計19種):ツツドリ、カッコウ、アオバト、アオバズク(5/28)、アオゲラ、ヤイロチョウ(5/30)、ハシブトガラス、ヒヨドリ、トラツグミ(5/23、25、26)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ
    • 感想:この設置場所は国道500線沿いの50カーブと51カーブの間、鷹巣山(一ノ岳)北東斜面。この場所は最近アカショウビンの撮影場所で知られており、筑豊支部でも撮影マナーを守るよう看板を立てたりもしているところ。騒ぎになる前は五月の初めから録音をしていたが、今年は時期をずらして18日から録音を始めた。国道500号傍の林、国道より上部に登っていくことも取りやめた。アカショウビンは録音されていなかったが、調査対象種はアオバズクとトラツグミの2種が確認され、5/30にはヤイロチョウが鳴いていた。トケン類では渡来時期の遅いカッコウが5/19から鳴き始めた。
    • 録音:080910
  3. 鷹巣山B
    • 調査地:鷹巣山(一の岳北側山麓)@5030-1785
    • 録音実施期間(合計12日間):2026年5月6日〜5月17日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計13種):ヨタカ(5/8、13)、ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、アオバト、アオバズク(5/11、12、14、16))コノハズク(5/6、9)、アオゲラ、ハヤブサ(5/16)、ハシブトガラス、ヒヨドリ、トラツグミ(5/7、13、16)、クロツグミ、ソウシチョウ
    • 感想:設置場所は薬師林道から鷹巣山登山道に入った中腹地点、英彦山北岳の望雲台を望むことが出来る。ここは登山道なので何の気兼ねなく登ってこられ、自己責任でもって多少横道にそれ、林の中へと入った。初日にコノハズクが鳴いた。遠くにいたのであろう、音が小さく危なく聞き逃すところだった。スペクトログラムの映像でも小さな点でしかなく危うかった。フクロウ類ではもう1種アオバズク、あとトラツグミも遠くで鳴いていた。ハヤブサも1回だけ鳴いてくれた。
    • 録音:11121314151617
  4. 寒田@
    • 調査地:築城町寒田 @5030-2737
    • 録音実施期間(合計24日間):2026年4月29日〜5月19日、5月29日〜5月31日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計22種):ヨタカ(4/29、5/5、6、5/10〜19、5/29、30)、ジュウイチ、ツツドリ、アオバト、サシバ、アオバズク(5/11〜13、5/30、31)、オオコノハズク(5/18、29〜31)、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、トラツグミ(5/14、15)、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ、ガビチョウ (解析:林田達也、真鍋直嗣)
    • 感想(林田達也): みやこ町に接するこの場所はマイフィールドの一つにしている場所です。年間を通して定期的に行きたいと思っていた場所ですが、なかなか時間が取れず、昨年は年に4回しか行くことができていません。今まで記録もきちっと取っていなかったので、今年4月からはきちっと取って、観察種のリストを作りたいと思っていました。ですので、今回、調査研究部長、真鍋さんからの夜間無人録音の提案は良いきっかけになると考え、取り組むことにしました。4月29日に標高約550mの少し開けた林道脇にICレコダーを設置しました。途中5月10日、5月29日に電池を交換し、6月1日に回収しました。私自身は5月18日と5月29日〜31日の4日間しか解析できませんでしたが、22種を確認することができました。ICレコダー設置時の日中の観察で32種を確認していました。今回、録音記録の解析により新たにヨタカ、ヤイロチョウ、オオコノハズク、アオバズク、ジュウイチの5種を追加し、生息種のリストは37種となりました。
    • 録音:1819202122232425
  5. 寒田A
    • 調査地:築城町寒田@5030-2728
    • 録音実施期間(合計1日間):2026年5月11日
    • 録音時間帯(24時間51分18秒):不明(ダウンロード時にファイル名を変更したため開始時間が不明となる)
    • 確認種(合計17種):ヨタカ、ジュウイチ、ツツドリ、キジバト、アオバト、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、トラツグミ、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、コジュケイ (解析:真鍋)
    • 感想(林田達也):経読林道沿いのこの場所は昼間でも薄暗く、スギ、ヒノキの人工林が途切れて自然林が多くなる場所です。東側の斜面に大木が数本見えたことから、ICレコダーを設置してみました。しかし、録音開始の操作に問題があったか、設置時に操作ボタンを無意識に押したかで、5月10日の電池交換の後(定かではない。)から11日にかけてしか録音することができませんでした。残念でした。録音記録の解析は真鍋部長のほうで行っていただきました。来年もやる機会があれば、今年の失敗を参考に設置に十分注意したいと思います。

プロジェクトM2026報告・第5回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-07-01掲載

プロジェクトМ2026報告は今回で5回目、田川鳥獣保護区内の伊加利@、伊加利A大堤、伊加利B白鳥工業団地の3箇所と川崎鳥獣保護区内の1箇所の調査報告を行う。

M2026第5回録音リスト

項目[MC3]は3次メッシュコードの略。3次メッシュコードの1次メッシュ5030を省略し、2次、3次メッシュを連記した。

id再生説明録音日場所MC3
01ミゾゴイ、近い2026-04-19伊加利@3646
02フクロウの地鳴き2026-04-15伊加利@3646
03ハシボソガラス特殊声?2026-05-04伊加利A大堤池3636
04フクロウ遠くでもう1羽2026-05-04伊加利A大堤池3636
05フクロウ語尾にエコー?2026-05-04伊加利A大堤池3636
06ミゾゴイ2026-05-08川崎鳥獣保護区六郎原池2695
07フクロウ2026-05-08川崎鳥獣保護区六郎原池2695
  1. 田川鳥獣保護区\伊加利@
    • 調査地:田川市伊加利 @5030-3646
    • 録音実施期間(合計19日間):2026年4月12日〜4月20日、4月24日〜5月3日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計6種):ミゾゴイ(4/15、19、25、27)、フクロウ(4/15、17、18、20、24)、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キビタキ
    • 録音番号:0102
    • 感想:この田川鳥獣保護区伊加利@は「イノシシ事件」の現場の一つ、ICレコーダーを咬み砕かれた(画像)場所である。ぐじゃぐじゃな本体からSDカードを取り出してみると傷はなく、自宅で再生してみると録音は生きていた。早速聞いてみたが、初日から14日まではカラス2種と野犬?の声とカエルの声と、高周波数の虫の声ばかりで何の収穫もなかった。せっかく生き延びたのにと思い始めた15日の録音、13分すぎた時フクロウのホッの音に続く連続音、調べるとバードリサーチ鳴き声図鑑でフクロウの声の一つに同じ声があった。フクロウのいつものホーホー、ゴロスケホーホー(ぼろ着て奉公)」という鳴き声でもなく、「ギャー」という叫び声でもない声、フィールドガイド日本の野鳥(日本野鳥の会発行)にも「ホッホッホッホッという声も出す」とある。バードリサーチの鳴き声図鑑では「地鳴き」と説明されていた。囀り(と地鳴き)の問題はよく話題になるが、図鑑によっては記述も違っていて、これという正解はないからだろう。故に「ホーホー、ゴロスケホーホー」は縄張りの主張や、恋の歌として鳴くが、それ以外の声も出すと言うことだろう。一方、「囀り」という言葉(表現)は生物学的根拠ではなく、文学的な表現を基にしていて、小さくて、可愛らしいとされるスズメ目の鳥達には「囀り」とう冠を授け、他の鳥の鳴き声と区別したのではないかと思う。「囀」は俳句の季語であり、手元にある角川書店の合本俳句歳時記第五版によると、囀(さへづり)は春の季語で、「繁殖期の鳥の雄の縄張り宣言と雌への呼びかけを兼ねた鳴き声をさし(中略)、早春から晩春にかけて、鶯・目白・頬白・四十雀などさまざまな鳥の声を聞くことが出来る」との記述がある。繁殖期(5月、6月)は夏では?とも考えるが、スズメ目の鳥の名を4種挙げて説明をしている。
      さて、ICレコーダーを交換し4月24日から録音調査を再開し、その晩にもフクロウは鳴いており、翌日ミゾゴイも鳴いていた。
  2. 田川鳥獣保護区\伊加利A大堤池
    • 調査地:田川市伊加利 @5030-3636
    • 録音実施期間(合計13日間):2026年5月4日〜5月16日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計10種):ホトトギス、カイツブリ、アオサギ、フクロウ(5/4、5、7〜13)、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ
    • 録音番号:030405
    • 感想:ここ伊加利Aは伊加利@と共に「イノシシ事件」のもう一つの現場、残念ながらICレコーダーは見付からず調査記録を失ってしまった。伊加利@では踏み跡から見つけることが出来たので、伊加利Aでも範囲を広げ何度も探してみたが見つからなかった。調査再開時にはICレコーダーを高くして調査を開始。設置場所が大堤池の入江のすぐ横の林なのでカエル達が主役であり、日が落ちると虫の音もかなり高い周波数で鳴き始めた。思わずイヤホンを抜いてしまうほどきつい高周波、それでも遠くで鳴くフクロウの声が入っていた。フクロウはほぼ毎日鳴き、近くに別個体がいるのか、鳴き声の最後にかぶさってきてエコーがかかっているように聞こえたこともあった。5月10日にはホトトギスがやってきてハシブトガラスとフクロウ、ホトトギスの三重奏を聞かせてくれた。
  3. 田川鳥獣保護区\伊加利B白鳥工業団地西
    • 調査地:田川市伊加利 @5030-3645
    • 録音実施期間(合計11日間):2026年5月4日〜5月14日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種(合計6種):アオサギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ウグイス、メジロ、キビタキ
    • 感想:田川鳥獣保護区はその区域内に工業団地もある。その団地の西側に緑地が少しだけあったので、そこにもICレコーダーを置いてみた。近くには大浦池もありミゾゴイ狙いの設置だったが外したみたいだ。重機やトラックの音などの音が入っており、工場は終業後であっても輸送などの仕事は続いていた。
  4. 川崎鳥獣保護区
    • 調査地:川崎町・六郎原池 @5030-2695
    • 録音実施期間(合計15日間):2026年5月4日〜5月18日
    • 録音時間帯(80分):18時50分〜20時10分
    • 確認種 (合計9種):ホトトギス、カイツブリ、ミゾゴイ(5/8)、フクロウ(5/4〜6、5/8〜14、18)、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キビタキ
    • 録音番号:0607
    • 感想:川崎鳥獣保護区内で別の場所(大ヶ原)でのフクロウの生息は確認されていたが、今回北西に約1.5km離れている六郎原池で夜間録音調査を行った。フクロウは初日(5/4)から最終日(5/18)までよく鳴いた。ミゾゴイも鳴いてくれ、ホトトギスの初鳴きは12日であった。ホトトギスの初鳴きを全調査地で検証してみるという興味も湧いてきた。

プロジェクトM2026報告・第4回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-06-22掲載

プロジェクトM2026報告の4回目は田川郡内の大任町菅原神社、赤村大谷林道、糸田町鼠ヶ池、香春町大坂山の四箇所の調査報告を行う。

M2026第4回録音リスト

項目[メッシュ]は、3次メッシュコードの1次メッシュ5030を省略し、2次、3次メッシュを連記した。

id再生説明録音日場所メッシュ
01アオバズク2026-05-13大任町・菅原神社3628
02アオバズク2羽が被さる2026-05-13大任町・菅原神社3628
03アオバズクとオオヨシキリ2026-05-16大任町・菅原神社3628
04フクロウ?2026-05-10大任町・菅原神社3628
05トラツグミかな2026-05-20大任町・菅原神社3638
06不明2026-05-20大任町・菅原神社3638
07フクロウ2羽いる2026-04-29赤村・大谷林道3629
08フクロウ2026-05-07糸田町・鼠ヶ池3671
09フクロウ特殊2026-05-09糸田町・鼠ヶ池3671
10パトカーサイレンとフクロウ2026-05-15糸田町・鼠ヶ池3671
11ミゾゴイ2026-05-13糸田町・鼠ヶ池3671
12ホトトギス2026-05-17糸田町・鼠ヶ池3671
13鶯の谷渡り2026-05-17糸田町・鼠ヶ池3671
14ミゾゴイ2026-05-13香春町・大坂山3790
15フクロウ2026-05-19香春町・大坂山3790
16不明2026-05-19香春町・大坂山3790
17ハシボソガラス2026-05-21香春町・大坂山3790
18日田彦山線2026-05-12香春町・大坂山3790
  1. 菅原神社
    • 調査地:大任町大行事 @5030-3638
    • 録音実施期間:2026年5月10日〜21日 合計11日間
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 確認種:アオバズク(5/13〜17、20)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュカラ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、メジロ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ、ガビチョウ フクロウ?トラツグミ? (合計12種、2?)
    • 録音id:010203040506
    • 感想:大任町での調査は1回目の報告に載せた今任の野原八幡神社に次いで2カ所目で、大行事にある菅原神社境内の中にICレコーダーを設置した。今任の野原八幡とは南北に約3kmの距離があり、すぐ隣は大任小学校である。初日(5/10)の録音にフクロウらしき声が入っていたが、それ以後フクロウの声は無く、決め手に欠けたのでフクロウ?とした(読者のご意見を賜りたい)。道路に近く車両音に悩ませられもしたが4日目(5/13)にアオバズクはやってきた。以後5/13〜17、20と録音されていた。面白いと思ったのは「青葉木菟と大葭切のコンボ」、ただし大葭切(オオヨシキリ)が生息する英彦山河川敷の葦原とは約100mは離れている。大葭切の声が届くのだろうか、神社の杜でも鳴くのかなとの思いもあったが、不思議なセッションが録音されている。道真公のお導きの共演だったのだろうか。トラツグミらしき声もあったが(5/20)、以後鳴いておらず、決め手に欠いた(音が澄んでいない)のでこれもトラツグミに?を付けた(読者のご意見を賜りたい)。
  2. 大谷林道
    • 調査地:赤村大谷 @5030-3629
    • 録音実施期間:2026年4月25日〜5月4日 合計10日間
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 確認種:アオサギ、フクロウ(4/29、5/1、2)、ハシブトガラス、シジュカラ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、ホオジロ (合計8種)
    • 録音id:、07
    • 感想:この大谷林道は赤村の西側の山地の間を通し上赤へとつながる林道で、前々から興味を持っていた。録音機材をどこに設置しようかと前日から考えていたが、当日来てみたら入口に鎖が張られ施錠され進入禁止となっていた。入口の鎖をまたいで徒歩で先へ進もうとも思ったが、時間がなく入口付近での設置となった。水路も近くにあったので、カエルの合唱会とならぬか心配だった。案の定カエルは歌っていた。が、やや遠くであるがフクロウの声も入っていた。録音をよく聞くと2羽いると思われる鳴き声が入っていた。この調査期間中はよく雨が降り、その翌日は本当にカエルの合唱会となった。
  3. 鼠ヶ池
    • 調査地:糸田町・鼠ヶ池 @5030-3671
    • 録音実施期間:@集落雑木林 2026年5月7日〜5月18日
    • A木の実神社 5月19日〜5月24日
    • 合計18日間(雨等で録音がなかった日も含む)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 確認種:場所@ ホトトギス、ミゾゴイ(5/13)、アオサギ、フクロウ(5/7〜18)、アオゲラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キビタキ (合計11種)
    • 確認種:場所A ホトトギス、アオサギ、フクロウ(5/19〜22)、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、ソウシチョウ (合計8種)
    • 録音番号:080910111213
    • 感想:糸田町でこの場所を選んだのは十数年前、道の駅糸田に在職中にフクロウの声を聞いたことがあったからだ。道の駅糸田はこの鼠ヶ池地区にあり、あれから十数年経ったが今もフクロウは生息しているかを確認する調査であった。答えはYES、録音初日(5/7)から@の雑木林では12日間鳴いていた。A木の実神社は@から500m弱の丘の中腹にあるこの鼠ヶ池地区の氏神様の社であり、ここでも5/19〜22まで鳴いていた。距離が近く同一個体かもしれないが、別個体の可能性もありうる。道の駅糸田を退職して10年、まだまだ元気な私だが、フクロウとの再会(再聴?)はとても感激した。 ミゾゴイも1日(5/13)だけだが録音されており、今回のプロジェクトM2026ではミゾゴイとフクロウとの相性はすこぶる良、く二種が同時出現する確率は高い。
  4. 大坂山
    • 調査地:香春町鏡山 @5030-3790
    • 録音実施期間:2026年5月5日〜5月24日 合計20日間
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 確認種:ホトトギス、ミゾゴイ( 5/12、13、15)、フクロウ(5/13、19)アオゲラ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、クロツグミ、オオルリ、キビタキ、イカル、カワラヒワ、コジュケイ、ソウシチョウ、ガビチョウ (合計20種)
    • 録音番号:1415161718
    • 感想:この大坂山の調査地は頻繁に鳴くことはなかったが、ミゾゴイとフクロウもここでの生息確認ができた。大坂山の標高は573mあり頂上は見晴らしもよく、頂上付近には県内各放送局の中継アンテナもあったりする。ICレコーダーを設置したのは標高350m付近だったが、フクロウの巣穴があるような大きな木が少なく、ちょっと不安になったがそのまま設置した。録音の解析を始めた当初はその不安は的中したかと思ったが、7日目にミゾゴイが鳴き、9日目にフクロウが鳴いた。何れも遠くにいるようで音は小さく、音ではなく映像(波形や周波数)で気が付いた。ボリュームを上げ確認した。糸田町鼠ヶ池の報告でも書いたが、今年の調査ではフクロウとミゾゴイはとても相性が良い。調査地の解析が全て終了したらその事についても考察してみよう。
      頂上の見通しは良いといったが、その中腹の調査ポイントではJR日田彦山線(2km以上離れている)を走る列車の「ファーン」という警笛の音や「ガタンゴトン」という音まで入ってきた。音の通し?も良い山だった。

プロジェクトM2026報告・第3回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-06-12掲載

プロジェクトM2026報告も3回目、今回は上野鳥獣保護区、八木山鳥獣保護区、大法白馬山鳥獣保護区での調査報告を行う。

M2026第3回録音リスト

id再生説明録音日場所メッシュ
01ミゾゴイ2026-04-26上野@5030-4662
02アオバズク2026-04-21上野@5030-4662
03雨の中フクロウとアオバズク2026-04-29上野@5030-4662
04エコーのかかったように聞こえるフクロウの声2026-04-29上野@5030-4662
05ミゾゴイ2026-05-20八木山B@5030-3457
06フクロウ♂2羽鳴き合い2026-05-17八木山B@5030-3457
07フクロウ♂♀2026-05-17八木山B@5030-3457
08トラツグミ2026-05-18八木山B@5030-3457
09ミゾゴイ、フクロウ2026-04-24大法山@@5030-3600
10フクロウ♂に求愛するかの様なムササビの声2026-04-24大法山@@5030-3600
11アオサギ2026-05-15大法山B@5030-2690
12サンコウチョウ2026-05-14大法山B@5030-2690
  1. 上野鳥獣保護区
    • 調査地:福智町上野(あがの) @5030-4662
    • 録音実施期間:合計29日間(雨等で録音がなかった日も含む)
      1. @2026年4月8日〜20日
      2. A4月21日〜4月27日
      3. B4月28日〜5月8日
      4. C5月22日〜30日
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:福智町上野・熊谷窯近くの林中
    • 確認種:(合計16種)
      ホトトギスC、
      ミゾゴイ@(4/8、17)A(4/24、27)、B(5/4)、
      アオバズクA(4/21、23、24、25、26)、B(4/28、29、5/1、3、5、8)、C5/26、29)
      フクロウ@(4/8、16、17)、A(4/21、23、26、27)、B(4/28、29、5/2、6)、C(5/22、24、26、27、28、29、30)、
      アオゲラ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、クロツグミ、キビタキ、キセキレイ、ソウシチョウ、ガビチョウ
    • 録音id:01020304
    • 感想:
      設置は去年とほぼ同じ場所。ただICレコーダーの防水対策が不十分であったのか、@では初日の4月8日と九日後の4月16日、17日の三日分しか録音されていなかった。それでもフクロウとミゾゴイの鳴き声は録音されていた。Aではアオバズクも加わって賑やかだった。ここはフクロウが複数いるのか、後追いするような鳴き声(エコーが掛かったような)が時々入っていた。
      次のBには5月9日から始まる録音データは持ち帰った。持ち帰ったSDカードを他のSDカードと間違いフォーマットしてしまった。故にデータは消滅、何という大チョンボ。5月中旬のこの期間に当地を通過する野鳥の声(特にヤイロチョウの声)を期待していたのに。やや落ち込んだが、他の地区にまだ多数のICレコーダーを設置しており、気合を入れなおし各地に足を運んだ。で22日からの録音をBとした。
      歳のせいにはしたくはないが、生来のおっちょこちょいも加わって、去年よりミスが多くなった。それでも、ミゾゴイ、アオバズク、フクロウの調査対象種の声を録音できており、不幸中の幸いとしたい。サンコウチョウC(5/23、27、30)も鳴いていた。去年も同時期の録音記録もあり、留まってくれていたら、繁殖の可能性大いにある。
  2. 八木山鳥獣保護区
    • 調査地:飯塚市八木山 @5030-3457@5030-3458
    • 録音実施期間:合計27日間 (雨等で録音がなかった日も含む)
      1. @2026年4月24日〜5月3日(中村地区)18時50分〜20時10分(80分)@5030-3458
      2. A5月4日〜5月12日(鶯谷)18時50分〜20時10分(80分)@5030-3457
      3. B5月13日〜20日、(山伏谷)19時〜20時(60分)@5030-3457
    • 確認種:(合計15種)
      ホトトギス@、
      ミゾゴイA(5/7,5/9)、B(5/18,19)、
      フクロウA(5/4)B(5/17)、
      アオゲラAB、
      リュウキュウサンショウクイB、
      ハシボソガラスAB、
      ハシブトガラス@AB、
      シジュウカラA、
      ヒヨドリ@AB、
      ウグイスAB、
      メジロA、
      トラツグミB(5/18)、
      オオルリ@AB、
      キビタキ@AB、
      カワラヒワB、
      ホオジロA
    • 録音id:05060708
    • 感想:ここ八木山鳥獣保護区では@中村地区(田園地縁)、A鶯谷(山間部)、B山伏谷(山間部)の3箇所で調査を行い、互いの距離は東西に約1km毎離れている。調査は4月24日(ポイント@)で開始した。ここでも録音トラブルが生じた。4月24日から28日までの録音はあったが、29日から5月2日まで録音されていなかった。4月29日からは雨の日が続いた。多分マイクが機能しなかったと思われる。5月3日にSDカード、電池を交換しポイントA(鶯谷)へと場所を移した。残念なことにICレコーダーの機能はまだ回復しておらず、天候が回復しマイク部分が回復したのは5月4日で、その日まさにフクロウの声が入っており、ミゾゴイは3日後の7日そして9日と鳴いてくれたが、10日からまた雨が続き12日までの録音はされていない。ICレコーダーの本体はビニール袋で包みテープで密封するが、頭部にある1対のマイクはそうはいかず剥き出しのまま、マイクを下にして設置している。勿論、風除けのカバーはするが強い雨や長い雨ではカバーは濡れた状態が続く。そこからマイク部分に水が染みこみマイク機能が停止するのだろう。晴れて風が有あれば、風除けカバーは直ぐに乾燥しマイクの湿気も取ってしまい録音はできていた。ポイントB(山伏谷)ではフクロウ、ミゾゴイに加えもう1種、トラツグミが鳴いた。5月17日の録音にはフクロウの雄が2羽、遠くと近くで鳴き合い、また雌の声も入っていて(さながら愛のバトルロイヤルか)、ミゾゴイの声をヒヨドリが声を被せてきたりして、マイクも大分弱っていて音の状態は良くなかったが、面白い録音記録も入っていた。
  3. 大法白馬山鳥獣保護区
    • 調査地:嘉麻市下山田 合計30日間(雨等で録音がなかった日も含む)
      1. @2026年4月24日〜5月3日 天慎寺との境、尾根道 @5030-3600
      2. A5月4日〜5月12日 梅園から三光園への道へ入る @5030-2691
      3. B5月13日〜23日 三光園を過ぎて登山道登る @5030-2690
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 確認種:(合計計12種)
      ミゾゴイ@(4/25、28、5/1、2)、A(5/7、8)、
      アオサギB、
      フクロウ@(4/24,25、28、5/1、2)A(5/4〜12)、B(5/14〜23)、
      アオゲラA、
      サンコウチョウB、
      ハシボソガラスA、
      ハシブトガラス@A、
      ヒヨドリAB、
      ウグイス@AB、
      メジロA、
      キビタキ@AB、
      ソウシチョウ@AB
    • 録音id:09101112
    • 感想:
      この保護区はサンコウチョウ渡来地でもある。調べてみたが、支部報(旧会報)40に大先輩沖正秋さんの大法山のサンコウチョウの観察記録が載っていた。45年前である。毎年7月に探鳥会が開かれておりかなり高い確率でサンコウチョウは私たちを喜ばせてくれてきた。そして今年も鳴いていた(5/14)、到着したばかりなのかやや変調気味な鳴き声だった。Bで不思議な鳴り声が入っていた。初めはフクロウの雌の雄に対してのアピールの声かと思ったが、声が低く決め手に欠いた。バードリサーチ鳴き声図鑑を開いた。横の沢の下流(約300m)に池があったと気が付き、サギ類を聞き比べアオサギに行き着いた。
      夜間録音調査の目的種はミゾゴイとフクロウの声が入っていた。@ABと3箇所で録音をしたがミゾゴイは2箇所@とA、フクロウは何と@ABの3箇所全てで鳴き声は入っていた。3か所同時の録音ではないので3個体いたとは断言はできない。3箇所の互いの直線距離は@とAは約900m、@とBは約500m、AとBが400mである。
      来年は3箇所同時録音をやってみようと思っているが、梅雨明け後にやってみるのもありかもしれない。フクロウはいつ頃まで鳴いているのだろう。

(2026-06-12掲載)

プロジェクトM2026報告・第2回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-05-31掲載

今回は直方市の山間にある神社、同じく直方市の遺跡公園、飯塚市のオートレース場に隣接する鳥獣保護区、みやこ町の犬が岳へ続く林道の4箇所の録音調査報告を行う。
(録音データ:フクロウ、ミゾゴイ、アオバズク、ウシガエル、オオコノハズク、トラツグミ)

M2026第2回録音リスト

id再生説明録音日場所メッシュ
01フクロウ雄と雌2026-04-12鳥野神社@5030-5602
02フクロウ近い2026-04-16鳥野神社@5030-5602
03フクロウの雄と雌の声と雛?2026-05-07鳥野神社@5030-5602
04トラツグミ2026-04-15鳥野神社@5030-5602
05ミゾゴイ2026-04-18鳥野神社@5030-5602
06アオバズクと不明な鳴き声2026-04-24鳥野神社@5030-5602
07アオバズクの変声2026-04-24鳥野神社@5030-5602
08雨中のウシガエル2026-04-26水町遺跡公園@5030-4661
09オオコノハズクの叫び(警戒?)2026-04-20経読林道@5030-2707
10オオコノハズク木魚鳴き2026-04-17経読林道@5030-2707
11オオコノハズ猫鳴き2026-04-17経読林道@5030-2707
12オオコノハズク犬鳴き・ノイズ低減2026-05-05経読林道@5030-2707
13トラツグミ2026-04-17経読林道@5030-2707
14トラツグミ2026-05-02経読林道@5030-2707
  1. 直方市・鳥野神社
    • 調査地:直方市内ヶ磯 @5030-5602
    • 録音実施期間:2026年4月8日〜5月8日(31日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:鳥野神社
    • 確認種:ヨタカ(4/15)、ミゾゴイ(4/13、4/18、4/21、)アオバズク(4/17〜29、5/6)、フクロウ(4/10〜13、16、18〜29、5/2、5〜7)、アオゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、キビタキ(C,S) (8種
    • 録音:01020304050607(直方市・鳥野神社 @5030-5602)
    • 感想:この場所はアカショウビンが毎年訪れ、撮影者も多く集まるという場所。今回、何故か調査期間中(4/8〜5/8)はカメラを持った人に一人も出合わなかった。
      1回目の4月22日に持ち帰ったSDカードを解析していて、一人小躍りをしてしまった。調査対象種(フクロウ類、ヨタカ、ミゾゴイ、トラツグミ)が1種どころか4種も鳴いており、貴重な記録がとれた。獣の声も猪、鹿、むささびと三種、そして人の声も。アオバズク、フクロウは雨の日を除き毎日鳴いていたし、しかも少々の雨では鳴くのを止めなかった。正体不明の鳴き声も入っていて、1ヶ月間の録音(2480分)だったが三日間(実質5時間)で解析を終えることができた。前に書いたかもしれないが、これは音楽編集ソフトAudacity(無料でダウンロードできる)のおかげだ。録音した鳴き声を耳で聞くだけではなく、目でも確認、判断できるからだ。つまり鳴き声の波形や周波数(単位:Hz)を見て判断する事ができる。90分間の録音はこちらが指定した時間数(私の場合は主に1分15秒分)の範囲で画面に映しだす。画面をスペクトログラム表示に選択、鳴き声の波形や音の高さを見てその鳴き声の種を判定できる。勿論、音色は大事でありヘッドホンやイャホンは必要で、微かなもの、特徴的な抑揚、不明な鳴き声などは何度も繰り返して音で聞く。それでも、時間は大幅に短縮ができる。例えば、鳴き声の入っていない画面や同じ鳴き声がずっと続く画面はクリックしてスルーする。クリック、クリックで時間を大幅に短縮できる。また、不明な鳴き声や疑問な点は、eBirdやバードリサーチの鳴き声図鑑で検索する。波形や鳴き声を見比べ聞き比べて判断できる。この編集ソフトで新しい発見も沢山見つけることができた。
  2. 直方市・水町遺跡公園
    • 調査地:直方市上境 @5030-4661
    • 録音実施期間:2026年4月13日〜27日(15日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:水町遺跡公園に隣接する緑地、道路隔てて水町池が広がる
    • 確認種:ダイサギ、フクロウ(4/13、16〜20)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キビタキ、ガビチョウ(9種)
    • 録音:08(直方市・水町池 @5030-4661、ミゾゴイと間違えそうになったウシガエルの声)
    • 感想;この地域には弥生時代後期から古墳時代後期にかけて古代人が生活していたそうだ。その人たちが埋葬された横穴墓群が多く見つかっており、県指定史跡に指定されその一部が水町遺跡公園となっている。森から水町池への流れ込みの地点でミゾゴイも期待して録音場所を設定した。何とそれが見事に的中!…と思ったが、声が低く周波数のメモリは200Hzの近くであった、以前の他地区の録音と聞き比べたらミゾゴイの周波数350Hzくらいであり、ウシガエルの声と判断した。1回目(4/13〜20)と2回目(4/21〜27)は流れ込み周辺であり、ウシガエルは当然いる。3回目のスポットは離れた林の中に移動させたが、ここで決定的なミスが発生(タイマー設定をOFFのままにしていた)し、何も録音されていなかった。しかし、調査目的種のフクロウが記録できたので、ここでの録音調査は終了とした。
  3. 飯塚市・柏の森鳥獣保護区
    • 調査地:飯塚市柏の森 @5030-3576
    • 録音実施期間:2026年4月24日〜28日、5月3日〜13日(合計16日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:オートレース場第2駐車場奥の林
    • 確認種(6種):ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ
    • 感想:オートレースについては情報、知識不足だった。飯塚オートは夕方からレースは行なわれることがあるし、レースのない日も練習走行が行われたりして、常に爆音が轟いていた。ここでの録音調査は完全に失敗だった。旧支部事務所の有った場所の周辺で場所を探すべきであったと悔いた。当然、調査対象種(フクロウ類、ヨタカ、ミゾゴイ、トラツグミ)の出現は何一つ出なかった(鳴いていたかもしれないがICレコーダーには届かなかった)。
  4. みやこ町・経読林道
    • 調査地:みやこ町犀川帆柱 @5030-2707
    • 録音実施期間:2026年4月16日〜5月5日(合計20日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:経読林道
    • 確認種:ヨタカ(5/2)、ツツドリ、オオコノハズク(4/16、17、19、25、30、5/5)、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、エナガ、ミソサザイ、トラツグミ(4/16、24)、クロツグミ、キビタキ、ソウシチョウ、ガビチョウ (合計計13種)
    • 録音:091011121314(みやこ町・経読林道 @5030-2707)
    • 感想:経読林道を犀川帆柱入り口から入って30分程歩いて、生息しそうな場所選定しスポット@とした(4/16〜4/26)。そして、10日後SDカード、電池交換の為に再訪し、調査スポットを林道入口からすぐの場所に移動させてスポットAとした。理由は体力、林道の往復1時間はきつい、草花を観察しながらの林道歩きは何の辛さ、きつさは感じないが、この時はきつかった。他の調査地も巡回せねばならず急いだせいもあるし、歳のせいでもあるだろう。スポットAでの録音は(4/27〜5/5)で終了し、そのICレコーダーは鷹巣山に設置した。(別に報告をする)
      1回目の録音開始日、4月16日にいきなりトラツグミの声が入っていた。ミソサザイ、ツツドリと続き、キビタキは地鳴きで参加、そしてオオコノハズクの登場であった。猫鳴きと呼んでいる声で鳴いていた。翌日は雨、でもその中を木魚鳴きの声が入っていた。オオコノハズクの鳴き声3種(猫鳴き、犬鳴き、木魚鳴き)うち犬鳴きの声が全く入っておらず、何故なんだろうと思っていたら、スポットAで5月5日の録音最終日にその声が入っていた。(1回目、2回目何れも@5030-27-07)

(2026-05-31掲載)

プロジェクトM2026報告・第1回

調査研究部・真鍋直嗣 2026-06-03掲載

プロジェクトM2026の調査報告を開始する。今年は設置したICレコーダーの数も多く、現在(5/12)も調査は継続している。ICレコーダー設置ポイントによっては既にSDカードを回収し、音源の解析も終えた調査地もある。その様な調査地から随時報告をおこなっていく。

M2026第1回録音リスト

id再生説明録音日場所メッシュ
01ミゾゴイとハシボソガラス、ハシブトガラス2026-04-23野原八幡@5030-3667
02ミゾゴイとフクロウの地鳴き2026-04-24野原八幡@5030-3667
03フクロウ2羽鳴き合い2026-04-24野原八幡@5030-3667
04フクロウ2026-04-27本庄池@5030-3764
05ミゾゴイ2026-05-02本庄池@5030-3764
06不明2026-04-27本庄池@5030-3764
07ミゾゴイ2026-05-01伊田@5030-3656
  1. 三郡山鳥獣保護区
    • 調査地:飯塚市茜屋 @5030-2467
    • 録音実施期間:2026年4月17日〜23日(7日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:サンビレッジ茜スキー場(4月から休止中)隣接緑地
    • 確認種:アオゲラ、ハシブトガラス、キビタキ(地鳴き)、カワラヒワ、ガビチョウ
    • 感想:今年4月から、当鳥獣保護区内にあるサンビレッジ茜スキー場は休止となっていて、ICレコーダー設置に17日訪れた時に初めて知った。13次の県委託調査でも調査スポットの4か所の内3か所はこの施設内及び隣接地に設定しており、14次に同じ調査が行われるとすれば、調整が必要だ。
      施設の残務整理にきているという方に中に入れてもらったが、時間もかけられず白糸の滝までの中間点でICレコーダーを設置した。結果が示す通り、確認種は5種、フクロウ類他の目的種は記録されなかった。第2回目も検討したが、我が家より距離が1番遠い調査地のひとつであり、断念した。来年も同地で行うとしたら事前に許可が必要になるだろう。
  2. 野原八幡神社
    • 調査地:大任町今任 @5030-3667
    • 録音実施期間:2026年4月16日〜24日(9日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:野原八幡境内林隣接林
    • 確認種:ミゾゴイ(4/20、23、24)、フクロウ(4/16〜21、4/23,24)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、クロツグミ
    • 録音:010203
    • 感想:大任町の彦山川東側の段丘緑地は広葉樹の大木も多く常緑、落葉樹が混じっており、前々からフクロウ類の生息があるのではと思っていて今回ICレコーダーを設置してみた。結果は素晴らしく、フクロウは4/22の雨の日以外毎日鳴いていた。ミゾゴイも登場し、4/20、4/23,4/24と鳴いていた。それにしてもこうもうまく登場してくれる(録音できる)とは、逆の意味で拍子抜けした。
      ミゾゴイは環境庁RDB2026では絶滅危惧U種から準絶滅へ移動した種のひとつであり、絶滅の危機を脱しかけているのかな、という淡い期待を抱いた時のタイミングであった。
  3. 本庄池
    • 調査地:みやこ町犀川本庄 @5030-3764
    • 録音実施期間:2026年4月27日〜5月4日(8日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:本庄池
    • 確認種:ミゾゴイ(4/28、5/2)、アオサギ、フクロウ(4/27、4/28)、ハシブトガラス、シジュウカラ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、不明種
    • 録音:040506
    • 感想:みやこ町の本庄池を選んだのは、今年の県委託調査の調査地である椎田猟法(鉛散弾)禁止区域へ行くコースの途中にあるからだ。勿論、フクロウ類が生息してもおかしくないと踏んでいた場所でもある。旧犀川町時代から、ここ本庄池は町民の憩いの場所でもあり私も田川市からよく鳥見に訪れていた。二十年ほど前に比べて訪れる人がかなり少なくなったし、施設や丘への階段等も古くなり修繕が必要な個所も見受ける。車で三分の二、徒歩だと池を一周できる。あまり人が来なくなったのが原因でもなかろうが、本調査対象種であるミゾゴイとフクロウの声を採録、記録ができた。ミゾゴイについて、報告2の野原八幡神社にも書いているが、同じくこうも簡単に出現してくれるとは予想外、いや楽しい結果をいただいた。
  4. 伊田
    • 調査地:田川鳥獣保護区(伊田) @5030-3656
    • 録音実施期間:2026年4月24日〜5月1日(8日間)
    • 録音時間帯:18時50分〜20時10分(80分)
    • 録音設置場所:田川市伊田
    • 確認種:ミゾゴイ(4/25、5/1)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ
    • 録音:07
    • 感想:この場所は田川鳥獣保護区内で調査している(伊加利@)との距離は約1km。この場所を選定したのは何となくというか、ピンと来た、通りがかった時にたまたま入った農道のどん詰まりの場所(水田の真横の林の縁)。フクロウを目当ての録音だったがSDカードを回収後、録音を聞くとカエル達の声が大部分で鳥の声は少なく、スズメとハシボソガラス、ハシブトガラスだけだろうと諦めかけていたら、4/25にミゾゴイらしき声が入っていた。不明瞭(?)としていたが、5/1の録音を聞いてミゾゴイと確信した。ミゾゴイのテリトリーの広さがどれくらいかの把握はしておらず、でも伊加利@とは別個体の可能性は十分ある。伊加利@については後日報告する。

(2026-04-16掲載)

夜間録音調査(プロジェクトM)\調査に使用するICレコーダーは20台

調査研究部・真鍋直嗣 2026-05-06掲載

先月号の「今年も夜間録音調査(プロジェクトM)は始まった」にも書いたが、今年のプロジェクトMは実績を積み上げ、会員の方々にこのプロジェクトMの周知をすることだ。今どきの言葉だと会員の方々との「共有」を目指していくことだと思っている。だから支部報にもサイトにも記事を送る。
既に5月に入り、設置をしていないICレコーダーも残り1台となった。これは川崎鳥獣保護区の為の1台、設置場所までは車で約15分、近くだからいつでも行けると思っていたらとうとうGWに入ってしまっていた。家業のコンビニではこの時期アルバイトの学生さんの帰郷やレジャーなどでシフトは穴だらけとなり、当然私はそのサポートに回り多くのシフトの穴を塞がねばならない。今年のGWは連休が続くので、負担も多く健康維持にも配慮せねば…。
だが一方で、ICレコーダーの設置、電池交換、SDカード回収とこちらも忙しく、時間の隙間を見つけてあっちこっちと出かけている。しかし、大変なことは思わなくなった。そう、気合が入った。
でも、此処で問題なのはケアレスミス。この8年間、反省、反省と戒め、今年はミスなくやろうとしたが、今回も多々ミスが生じている。加えて、イノシシだ。今年は「イノシシ事件」が起こった。「イノシシ事件」とは、田川鳥獣保護区内の別々の箇所に設置したICレコーダー2台をイノシシが持ち去った。初めは、これは人間の仕業と考えた。だが、設置場所の周りはイノシシの踏み跡、ミミズなどを狙って地面を掘り起こした跡などが多数あった。後日、別の機材をもってそこへ行った時、その内の1台を蹄の跡だらけの泥濘の中に埋もれたICレコーダーを発見した。電池のふたも割られ、咬み跡も残っていた。ICレコーダーに私(人間)の匂いが付いていたのだ。要因は設置の高さ、2つは地面から1m位の高さで設置をしており、事務局長の話だとイノシシはいとも簡単にとどいてしまう高さだそうで、以後は2m以上の高さに設置することにした。何と、幸いなことにSDカードは無事で録音記録は残っており再生すると何とミゾゴイや、初めは不明としていたが、バードリサーチの鳴き声図鑑で探したらフクロウの地鳴きの声と同じだった。とても珍しいのでは…。
(2026-04-15 @5030-3646 伊加利@)
「イノシシ事件」で自前のICレコーダーを2台失ったので、事務局長からICレコーダーを借りることにした。すると、手持ち8台全てを貸してくださったので調査で使用するICレコーダーの総数は20台となり、それはそれで大変な事となった。よし!筑豊盆地内にある八つの鳥獣保護区全てにICレコーダーを設置することに決めた。設置をして行き、あと残すのは川崎鳥獣保護区のみとなっている。
台数も増えたので鳥獣保護区以外の場所でも、前々からフクロウ類がここはいそうだなとの「感」と「推理」をしていた場所を回って設置をした。大任町の野原八幡、直方市の水町池、鳥野神社、赤村大谷林道等々に設置した。昨日、交換し持ち帰ったSDカードの音源を少し聞いてみたが、野原八幡はミゾゴイ、フクロウ、水町池と鳥野神社でもフクロウの声が入っていた。私の「感」と「推理」今は当たっている!8年間の経験は生かされている。
さて明日は夕方勤務(17〜23時)なので、午前中に川崎保護区へ行き、その後で3箇所の電池、SDカードの交換に回りたい。なんだかウキウキしている。

(2026-05-06掲載)

夜間録音調査(プロジェクトM)\
録音機をあなたのフィールドに仕掛けよう

調査研究部・真鍋直嗣 2026

さて今日は立春、如月4日、いよいよ春です!やがて冬鳥は引き、旅鳥が立ちより、夏鳥の到来を迎えます。先月の1月28日、いつものウォーキングコースで鶯の初音を聞いた。白梅が二三輪だが咲いており、他の芽も大きく膨れていた。いよいよプロジェクトMも2026が始まる。昨年のプロジェクトM2025は4月18日に田川鳥獣保護区内で録音調査を開始しているから、あと80日くらい。
さて表題の件、私は調査研究部に籍を置いている。故に、夜間録音調査を今年2026年からは真鍋個人のプロジェクトMとしてではなく、調査研究部のプロジェクトとして行っていきたいと考えている。
夜間録音調査として、広塚事務局長が行っている夜間録音調査と真鍋個人の録音調査は並行して行われてきた。ただ、年齢も重なり、家業のサポート等で時間が取れないこともあって、2026年は規模を縮小することを考えた。録音機材のICレコーダーも3台から始めて、中古品を通販で求め最大20台となったこともあったが、雨などにあって故障、破棄したもの、タイマー録音が付いてないものを除くと現有14台となった。しかし、規模を縮小といっても私が使用する機材(ICレコーダー)の数を減らすのであって、今ある14台は全て使用する。

残りのICレコーダーは支部会員に使ってもらって(お貸しして)録音調査を行うという事を考えている。
今年、私が使用するのが7台(予定)なので、7台が残る。これを支部の方々に利用いただいて、是非夜間録音調査を行っていただき、夜間録音調査の輪を広げていきたい、と考えています。皆さんの身近な山や森、公園などで夜に鳴く野鳥の声を録音してみませんか。
ICレコーダーとSDカードは貸し出します。パソコンさえあれば、自分で用意するのは自ら選んだ調査地と単4のアルカリ乾電池のみ、ICレコーダーの使用法は教えます(パソコンから「取説」は取り出せます)。また録音編集なども「Audacity」などの録音ソフトは無料で取得し利用できます。
使用しているICレコーダーはパナソニック製のRR-XXシリーズの機種です(パナソニック製は現在製造されていないので全て中古)。その「取説」では、録音時間の目安は録音モードMP3(320kbps)だとアルカリ電池(単4、1本)で約32時間(SDメモリカードは8GBを使用)録音可能となっており、プロジェクトMの録音は夕刻のみでしたので、1日1時間30分(6:30〜8:00)の録音で20日間の録音が可能です。例えば、調査期間を4月中旬から6月の中旬とすれば、20日毎に電池とSDカード交換に2回行くだけで調査は実施できます。いや、調査の時間帯、調査の期間はご自分で自由に決めて下さって結構なので、深夜の時間帯迄とするならば回収の回数を増やせば良いだけのこと。夜明け前、早朝録音を行っても構いません。
興味のある方は右のアドレスへ 連絡先 haiku@yacho.org 調査研究部・真鍋まで

(2026-02-07掲載)

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