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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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 筑豊・京築 2017年

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筑豊・京築地方(福岡県)の野鳥や野生植物、フィールドに関する情報掲示板です。

探鳥リスト、初・終認、初囀、花や実、昆虫など野鳥をはじめ野生生物全般とそのフィールド、活動等について、会員のみなさん、観察情報をお寄せください。

※本文中 @503x-xxxx #503x-xxxxのように記されたコードは[標準地域メッシュまっぷ]により取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(@)(地域を一意的に特定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化。コード先頭の識別子@は当サイトのローカル・ルール)です。

2018年元日探鳥会下調べ | 日本勤労者山岳連盟・九州ブロック大会報告 | コサギの「足ゆすり」

コサギの「奇妙な行動」 | ハチクマ鷹柱(剣岳にて) | 福岡野生動物保護センター 2016年度救護数

コウノトリは野鳥だろうか? | アミノ動物病院・保護センター訪問記 | コチドリの偽傷行動を動画撮影

2017年春・八木山小学校緑の少年団探鳥会 | コチドリの水浴び(動画)

山口小学校・2017年緑の少年団探鳥会 | オオバンの脚を観察 | 2017年冬、八木山小・緑の少年団探鳥会

2022-23年 | 2020-21年 | 2018-19年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年
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2018年元日探鳥会下調べ

有働孝士 2017-12-23

今年、川崎町・大ヶ原で急遽開催した第1回の元日探鳥会が大好評(8名参加)だったので、来年2018年1月1日、久保白ダム(飯塚市)に場所を変えて「元日探鳥会」を計画し、12月23日、家内・佳世子(会員)とともに下見の調査を行いました。
集合地は飯塚市側の堰堤で、駐車場というような施設はありません。しかし道路には余裕もあり駐車には支障はないと思います。また、一応公衆トイレはありますが、男子用小はともかく、大(2室)は、しばらく清掃された様子がないため使用にはかなり強い切迫と果敢な勇気が必要でしょう。なるべく事前に済ませてご参加ください。
現地道路はダム湖を一周する周回道路です。観察コースはダム湖に向かって右手方向(西)に歩きます。自然状態が野鳥観察向きで、ダム湖の水鳥のほかにも魅力的なブッシュや木立が豊富です。ただし、見通しが悪く道幅も狭いので交通事故にはじゅうぶん注意してください。逆の左手道路にはゴルフ場があるためかいわゆる整備された様子があり、あまり美しいブッシュがありません。そのうえしばしばゴルフ客が車を飛ばすのも×で街中みたいに落ち着きません。もちろんこちら側は歩きませんので、問題はないでしょう。
午前中で解散予定ですので、ダム湖周回道路を途中まで行って引き返します。左湖水のカモ類を見つつ、もし右手木立に小鳥の混群などがいれば良いお年玉となることでしょう。下見では別掲リストのような観察となりました。カンムリカイツブリは8+いましたが、警戒のためかカモ類集団の遠い側の周辺に散開しており、スコープが欲しいところです。カモ類はほとんどがマガモ、ヒドリガモでトモエガモも複数いたようですので、子細に観察すれば他のカモも見つかるかもしれません(12月23日には三宅敏靖氏がミコアイサを観察しておられます)。陸側では混群に遭遇。キクイタダキも見られました。遭遇といえば、県委託調査帰りの真鍋副支部長に出会いました。ルリビタキを観察したそうで、私も‘らしい’声は聞いたものの決め手がなく決定できませんでした。他に、長いレンズを付けたカメラでカモ類を撮影していた年配の方とも少し話しました。最近、こうした年金暮らしらしい自然派カメラマンが増えていますが、野鳥の会にはなかなか入ってきませんね。
大晦日に酒をガマンし元旦早起きが必要とハードルは若干高いかもしれません。でもこの上なく清々しい新年の朝、探鳥で一年をスタートすることは、きっとその年の福を招き、災厄を避ける大きな効果があると信じています。末広の二〇一八年、鳥福を祈願するまたとない機会です。多くのご参加をお待ちしています。

(2017-12-24掲載)

日本勤労者山岳連盟・九州ブロック大会報告

広塚忠夫 2017-10-28/29

九州ブロック大会は2年に一度行われるそうです。本年(2017年)は、10月28日〜29日:福岡県立英彦山青年の家(福岡県添田町)で福岡県勤労者山岳連盟が担当で行われ、九州各県から約150名が参加されて各分科会ごとに講演や研修が実施されました。
本大会担当の吉永龍一氏(福岡県勤労者山岳連盟代表)より本会へ講演の依頼があり、「英彦山の野鳥と生息環境」のテーマで、2時間超スライドを活用して講演を行いました。
講演内容は

@日本野鳥の会の歴史と活動の足跡、
A1991年の台風被害、
B英彦山のブナ林の衰退と現状について、
Cシカ被害、
D本題の「英彦山の野鳥と生息環境」(PPTX)、

野鳥の会のCMを少ししゃべり、続いて英彦山の鳥の紹介しながら、現在の私の登山スタイル「若い時のピークハンターから歳を重ねると、野鳥や自然観察をしながらの超スローペースで登山を楽しむ視点で英彦山を紹介し、予想以上の賞賛のご意見を頂きました。(自画自賛)
夜の交流会・二次会でも親睦を深め、長崎の参加者から「野鳥の会の行事に参加したくなりました」とのご意見もあり嬉しくなりました。
なお、翌日の経読林道探鳥会は、残念ながら台風のため中止となりました。

(2017-11-01掲載)

コサギの「足ゆすり」

中村嘉一 2017-09-26

私の野鳥観察の一つである上記場所で定点観察中、約70メートル先の段差がある魚道でコサギが片足で流れる水面を蹴って小魚を誘引する「足ゆすり」をして捕食したのを観察撮影。
撮影時は、遠く離れており「足ゆすり」の行動は確認できなかったが、再生してその事実が判明したもの。三羽は別々のコサギで、最初のコサギは小魚をゲットした。

  • 動画:コサギの「足ゆすり」
  • 和名:コサギ
  • 観察日時:2017-9-13 16:57〜17:03
  • 観察場所:飯塚市上三緒・遠賀川一本木堰 メッシュコード
  • 観察(撮影)者:中村嘉一

(2017-09-29掲載)

コサギの「奇妙な行動」【動画】

中村嘉一 2017-09-26

私の野鳥観察の一つである上記場所で定点観察中、約100メートル先の砂洲でコサギ5羽が流れに沿って縦一列に並んで止まっていた。私は、並んで捕食をしているのではと思って、動画撮影をしたがその行動はなかった。
その20分後、その内の一羽が、段差のついた堰に舞い降りた。そのときちょうど夕日が腹に当たり体の一部が黄色く見え、その後の堰を流れる白波とのコントラストが綺麗であったので静止画を2枚撮影した。
後刻、動画を再生すると映っている右側二羽が、舌が見えるまで口を開け続ける奇妙な行動を続けていることが分かった。また、静止画のコサギも同様な行動をしており、何のためかネット等で調べるも解明できなかった。
早速、この行動を野鳥の会の情報部に照会するが、明らかにならなかったが、アオサギが似たような行動をするとのサイトを紹介された。そのサイトには、アオサギが同様の行動をしており、その目的は体温調整のため口を開けているとの説明であった。私が撮影したコサギの行動も、体温調整のためと納得した。

  • 動画:コサギの「奇妙な行動」
  • 和名:コサギ
  • 観察日時:2017-9-26 16:27〜16:48
  • 観察場所:飯塚市上三緒・遠賀川一本木堰 メッシュコード
  • 観察(撮影)者:中村嘉一

(2017-09-29掲載)

ハチクマ鷹柱(剣岳にて)

立石宗之 2017-09-24

昨日は、剣岳北側を多数のハチクマが通過していく様子を確認する事が出来ました。
本日は、多くのハチクマが鷹柱を作ったので報告です。写真をうまく写せませんでしたが・・・
添付ファイルは本日(9/24)の鷹柱です。ガスがかかってたのと、私の腕が悪い事でいまいちですが、沢山のハチクマが鉄塔の先で舞いましたので報告です。鉄塔の影にも沢山隠れています。
鞍手町・剣岳展望台(@5030-5534

(2017-09-25掲載)

福岡野生動物保護センター 2016年度救護数

福岡野生動物保護センター長
網野泰蔵 2016年

コウノトリは野鳥だろうか?

有働孝士 2017-09-05

鴨生田池(直方市)にコウノトリが来訪中と聞いて、アミノ動物病院・保護センター訪問の帰途、広塚さんのお誘いで寄ってみました。すでに、一般の尾仲秀一さんから情報をいただいていたので、未見のコウノトリにぜひ逢いたいと思っていたところでした。
現地は県道21号が鴨生田池を通り、池を二つに分断しています。南側の池は秋の池干しで排水口付近には小さな池ができており、普段より極端に小魚の密度高くなっているらしく、シラサギ類のえさ場になっていました。その中にシラサギに交じって3羽のコウノトリがいました。3羽とも脚の足輪がよく目立ちます。
現地には、阿部さんと松隈さんが来ておられ、すでに堪能したあとのようです。大きな500mmレンズを抱えた阿部さんには特に「くまたか」へのご報告をお願いしましたが、さっそく頂戴しています(「コウノトリ、鴨生田池に再び来たる!」)。その中で、3羽の素性も調べていただき、いずれも兵庫県豊岡市の人工巣塔から飛来したことがわかりました。
その時、ちょっと奇妙な想念に囚われました。このコウノトリは果たして野鳥なのか?話は変わりますが、本サイト「くまたか」では、植物の観察記録で、あるルールを設定しています。それは、自然か人工かの線引きで、自然植生とは「自生かつ自活」でなければならない、とするものです。自然植生であれば、意図的な人の手を介することなく自らタネをまいてそれが芽吹いた後自ら成長しなければなりません。この過程で人の手助け・介入があれば、人工であり自然植生ではないとする考え方です。この条件で見直すと、現在のコウノトリは人の手で旧ソ連から移入し繁殖を開始しており、その後ずっと人の管理下で世代を経ています。「自生」でないことは明らかです。その意図はともかく、人工巣塔で育った出自を見れば実はかご抜けの飼い鳥と同じなのです。さて、彼らは“野鳥”なのでしょうか?

  • 観察種(9種):ダイサギ・チュウサギ・コサギ・アオサギ・ハシボソガラス・コゲラ・カワセミ・カワウ・コウノトリ
  • 観察日:2017-09-05
  • 場所:直方市新入・鴨生田池 @5030-4586
  • 観察者:有働孝士

(2017-09-06掲載)

アミノ動物病院・保護センター訪問記

有働孝士 2017-09-05

多くのペットがお世話になっている直方市のアミノ動物病院をご存じでしょうか?同院には「福岡野生動物保護センター」が併設されており、福岡県指定の傷病野生鳥獣医療所ともなっていて、保護された野生鳥獣が持ち込まれます。傷ついた野生鳥獣を医療保護(飼養)してくださるほんとうにありがたい施設です(国産野生鳥獣のみ。外国産ペット、野良・捨て犬、猫は不可)。このたび、保護のフクロウを放鳥することになり、2017年9月5日、打ち合わせのため広塚忠夫事務局長に誘われ同病院を訪問しました。福岡野生動物保護センターの所長である網野泰蔵先生(本会会員)により、瀟洒なエントランスから裏にご案内いただきました。
そこは表とはまるで別世界。保護された外国産の大型のカメやタヌキ、そしてもちろん鳥類もいました。ほとんどは、言わば居残り組。治療が終わったら野に放つのが通常の手順ですが、片翼が無いものやその他重い障害で野生では生きていけない鳥は、そのまま網野先生のお世話になり終生ここで暮らすことになります。ちなみに、ぶしつけにお尋ねしたところ、治療費を除きエサ代だけで1250円/日かかるそうで、少なくとも年間45万6千円もの出費となる計算です。無私のボランティアをよくぞ続けておられます。
カメが床を這って寄ってはきますが、網野先生でないことに気づくのか、すぐに離れていきます。また、外の犬小屋には、タヌキの子供が一頭いて、一緒にいるやさしそうな犬が心配顔でこちらを窺っています。まるで親子のようです。それもそのはず、保護されたあとはこの犬が親代わりに面倒を見ていたそうで、優しい気質はやはり飼い主に似るのでしょう。
ハヤブサやチョウゲンボウ、シロハラ、ツバメ、そしてオオコノハズクの他に奥のケージには一回り小さなチョウゲンボウのような鳥がいたと広塚さん。コチョウゲンボウではないかと思ったそうです。天井近くの止まり木では放鳥予定のフクロウがこちらを注視していましたが、完治しているようで、一時、私の頭すれすれに飛来し威嚇を仕掛けてきたくらいでした。
この元気者のフクロウは、2016年11月25日久留米市三瀦(みずま)の西牟田小学校付近(@4930-6398)で左翼負傷により保護され久留米警察署に持ち込まれました。近くの久留米市都市公園管理センター(鳥類センター)が受け入れを断ったため、福岡市のフクロウカフェに送られました。
保護時には、なんと風切羽、尾羽および趾の爪まで切除されていたそうです。保護されて10ヵ月経ちますが、網野先生によれば、これらは時間が経てば換羽し、爪も伸びるとうかがい、胸をなでおろしました。ちなみに、自然再生が不可能なクチバシまで切断する言語道断なフクロウカフェがあると聞きますので、心配でした。いわゆる“癒し”の裏側でとんでもなく残虐な行為が行われていることにもっと注目が集まっても良いのでは。(内部告発−フクロウカフェ
いろいろ珍しい事物や生き物がたくさんで、目が踊りますが、いちばんの注目はオオコノハズク。すでに本会の無人録音調査で予期せぬ成果に驚かされたオオコノハズクですが、目前数10センチのところにいます。そもそも深山のしかも夜活動の鳥で、かなり運が良ければ声を聴くことができるものの姿の観察は到底望めません。それが惜しげもなくすぐ目の前に姿を晒していました。私たちを警戒する様子もなくつぶやくような小さな声で鳴いており、なぜかまばたきを繰り返していました。本日の最もありがたい観察となりました。1月に保護されており、夏鳥が真冬にいる不思議。いったいどういうことなんでしょうか?(2010-01-20 北九州市小倉南区下貫 @5030-5774 外記)
さて、以上のように、野に放すことのできない野鳥たちは年々増え続けており、いずれ網野先生の施設ではパンクしてしまうかもしれません。そこで、一般のボランティアが飼養で協力はできるものか伺うと、役所との関係で書類仕事は必要ながら、それは可能とのお考えでした。もし、会員のみなさんで、網野先生に協力し、タカ類やその他の障害のある野鳥を自宅にてエサ代なども自費で面倒をみましょうという方は、ぜひご連絡のうえご相談ください(アミノ動物病院 電話0949-25-8118)。

(2017-09-06掲載、広塚忠夫氏監修)

コチドリの偽傷行動を動画撮影

中村嘉一 2017-06-19

前記日時場所で観察中、聞きなれたコチドリの鳴き声が微かに聞こえた。鳴き声をたよりに堰から下流方向に約50メートル移動すると、川底の砂洲に二羽のコチドリを発見した。
いつものように観察や写真撮影を始めて5分くらいすると、そのうちの一羽が、突如として片方の羽だけを広げるなど、これまで観察したことのない行動を始めた。その様子を静止画で数枚撮影し、その後片方の羽を広げて俊敏に移動する特異な姿を動画でも撮影できた。
帰宅後、ネットで「コチドリの行動」で検索して、親鳥が巣等を敵から守るための「擬傷」行為であるということを初めて知った。
コチドリとの距離は、撮影した護岸から約5メートル下の砂洲で、その距離は護岸から直線で約10メートル先で、付近に巣や幼鳥の姿を観察することはなかった。
なお、本日(21日)も同時刻ごろ、同じ場所でコチドリ二羽を観察撮影したが、擬傷行為はなかった。
コチドリは、私を敵と思って擬傷したのだろうか?

(2017-06-22掲載)

2017年春・八木山小学校緑の少年団探鳥会

三浦博嗣 2017-04-28

八木山小学校の周囲の山々も万緑になり、田圃も田植えの準備が整っているようです。24日の下見(21種確認)では、学校の近くでも多くの鳥の囀りが聞こえていました。昨年は雨の中、学校の周囲で鳥の鳴き声での観察でしたが、今年は雲一つない晴天に恵まれての探鳥会を実施することができました。
校長先生のご挨拶があり、本会を代表して野村さんより身近な鳥の囀り(DVD)を聞いてもらい、併せて「聞きなし」を紹介した後、二班に分かれて周辺の裏山や田んぼのコ−スを探鳥しました。各班とも班長さんを中心にまとまり鳥の鳴き声に耳をかたむけたり、双眼鏡で鳥を観察する姿がとても上手になっていました。今年も「サシバ」が舞っており、里山の素晴らしさを感じることができました。その後、教室にもどり班長による各班の探鳥種を50音順に黒板にまとめ、その後柴田さんから本日観察した野鳥を「留鳥と夏鳥、冬鳥」に分けてその違いを児童にわかりやすく話していただきました。児童の皆さんも観察した鳥の違いをよく理解していました。
これからもこのような豊かな里山を学校の積極的な取り組み指導で児童の皆さんが自然への繋がりを大切にする心をいつまでも継続していただければと、そして当会も今後もお手伝いできればと思いつつ無事に探鳥会を終えることができました。

  • 日時:4月28日(金)
  • 場所;八木山小学校(飯塚市八木山)
  • 参加者:八木山小学校児童(1年生〜6年生)22名、教師9名他1名、野村芳宏、柴田 光、三浦博嗣
  • 観察種(22種):アオサギ、イワツバメ、ウグイス、エナガ、カワラヒワ、カワウ、キセキレイ、キビタキ、クサシギ、サシバ、シジュウカラ、ツバメ、ダイサギ、ハクセキレイ、ソウシチョウ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ハチクマ、ハヤブサ、ホオジロ、メジロ、(リュウキュウサンショウクイ)

(2017-05-01掲載)

コチドリの水浴び(動画)

中村嘉一 2017-04-24

コチドリのこれまでの観察は、2015年5月19日午後5時28分、一本木堰で初観察しただけで、それ以降は再会の機会がまったくありませんでした。
今年は、4月1日午後4時ごろ今季初観察以降は、連日のように観察ができています。そんななか、上記日時場所で周囲を警戒しながら、激しく羽や足を使って体を洗うコチドリを、約60メートル離れた護岸から動画撮影に成功しました。

(2017-04-26掲載)

山口小学校・2017年緑の少年団探鳥会

三浦博嗣 2017-02-07

担当者の感想:三浦博嗣
長い間、緑の少年団として活躍され、私たち筑豊支部も協力させいただいた探鳥会も小学校の統廃合で最後になりました。当初は1月26日でしたが、インフルエンザにより今日の実施になりました。
まず各班のリ−ダより今日の目標を発表され、校長先生から各班の野鳥の会の講師の紹介があり、児童の皆さんには、野鳥の会筑豊支部から「水辺の鳥ハンドブック」を贈呈していただいたことのお話しがあり、児童全員からお礼の言葉をいただきました。
その後、1年生から6年生までの児童が3班に分かれ、それぞれのコ−スを班長を先頭に探鳥をします。毎年2回と事前学習で、高学年になればなるほど野鳥の名前を把握されており、野鳥の動きにも対応していました。今回はカモ類も多く、スコ−プでまじかに見る色彩に感激の声があがっていました。
最後に各班のリ−ダより鳥合せをし、昨年より多くの種類を観察できました。その後、児童全員と先生方、父兄、講師で記念撮影をしました。
124年の伝統と自然豊かな里山で育まれた子供たちに、これからも豊かな感性を持ち続けて欲しいと思います。これからも、野鳥の声や姿を忘れないでと願っております。

  • 日時:2月7日(火) 9:30-11:30
  • 場所:山口小学校(宮若市山口)
  • 参加者:山口小学校児童(37名)、教員数名、父兄3名、野村芳宏、柴田光、三浦博嗣
  • 観察種(36種)
    アオゲラ、アオサギ、アオジ、アトリ、ウグイス、エナガ、オオバン、オナガガモ、カワウ、カワラバト、カワラヒワ、ギジバト、キンクロハジロ、コガモ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ツグミ、トビ、ノスリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ヒドリガモ

(2017-02-07掲載)

オオバンの脚を観察

中村嘉一 2017-01-19

飯塚市有安・鳥羽池での木に止まっている野鳥の観察・撮影を目的に同公園の南側の駐車場に車を止めた。左回りに周回道路を約7〜80メートル進んだ地点で、散歩中の人がアヒルにパンを切り裂いたような餌を与え終った直後のようなところに遭遇した。その散歩人とすれ違った後、何気なくそのアヒルたちを観察していると、その傍にオオバン数羽も居たが、段々と道路側に近づき始めた(写真(1))。その後、道路から一段低くなっている湿地に上がりパン屑ようなものを捜しながら食べ始めた。
そのためオオバンの特徴ある脚を観察・撮影できる絶好のタイミングとなったので、写真(2)、写真(3)を撮影した。そのときのオオバンからの撮影地点までの距離は、約5〜6メートルだったが、捕食に夢中になり警戒心が低くなったのか、パン屑を捜しながら捕食を続けたので写真(4)〜写真(8)と続けて撮影できた。写真(2)には、オオバンの左脚の趾が写っているようです。

  • 標準和名 オオバン
  • 観察日時 2017-1-19 11:43〜11:44
  • 観察場所 飯塚市有安・鳥羽池 メッシュコード@5030-3567
  • 観察(撮影)者 中村嘉一

(2017-01-20掲載)

2017年冬、八木山小・緑の少年団探鳥会

柴田 光 2017-01-12

2017年八木山小学校のバードウォッチングに当会より、野村さん、木村さん、私(柴田)の三人で参加しました。心配された天候ですが、私が学校へ到着する頃には青空が見え始めバードウォッチング日和となりました。
先ず、校長先生からのお話しで、今日の注意点や、来月に予定されてあるバスハイクの御説明がなされ、海の鳥を観察する事から、しっかり予習をして沢山の鳥を観察しましょうと、児童の皆さんにお話されました。
続いて、野鳥の会の講師の紹介と、福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所の方のご紹介がありました。代表で野村さんが、下見の時に沢山見られた、モズを取り上げて、生体や習性について話され、今日も見られると思いますので、しっかり観察して下さいと児童の皆さんにお伝えして、バードウォッチングをスタートしました。
一年生から六年生までの児童が三班に分かれ、それぞれのコースを、班長を先頭に探鳥していきます。
事前学習もしっかりされていて、児童のみんなが野鳥の名前を把握されているようです。普段スコープに映し出された野鳥を見る事は中々ないようなので、バードウォッチングの時にスコープで見る野鳥を楽しみにしているようです。
最後に鳥合せをして、野鳥の会から木村さんが、観察した野鳥の中から冬鳥を中心に渡りの時期や特徴を説明され、記録した野鳥の覚え方を一例に、今日見た鳥の事を、話し説明する事で自分の中に、しっかりと刻み覚える事が出来るので、お家の方に是非話して下さいと説明されていました。
鳥合わせの結果は22種です。
去年より少なくなりましたが、まずまずの成果ではなかったかなと思います。

  • 日 時:1月12日(木)
  • 場 所:八木山小学校(飯塚市八木山)
  • 参加者:
    八木山小学校児童(1 年生〜6年生)、教員数名、野村芳宏、木村直喜、柴田光
    福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所地球環境化 川原賢、澤柳綾子

(2017-01-13掲載)

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