筑豊・京築地方(福岡県)の野鳥や野生植物、フィールドに関する情報掲示板です。
探鳥リスト、初・終認、初囀、花や実、昆虫など野鳥をはじめ野生生物全般とそのフィールド、活動等について、会員のみなさん、観察情報をお寄せください。
※本文中 @503x-xxxx #503x-xxxxのように記されたコードは[標準地域メッシュまっぷ]により取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(@)(地域を一意的に特定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化。コード先頭の識別子@は当サイトのローカル・ルール)です。
有働孝士 2019-12-28
12月28日、来年1月の元日探鳥会に備え、久保白(くぼしろ)ダム湖周回道路の下見をしました。
道路の状況は、全道路舗装されており通常人や車も通るので特に問題はありません。ダム湖の周回道路のため曲がりくねって見通しも悪いうえ、道幅も広くはありませんから、当日、交通事故にはじゅうぶん用心してください。
久保白ダムのトイレ事情は、かなり貧弱です。ダム本堤脇に公衆トイレはあるものの汚されたままで最近掃除など保守された様子がなく、使用はかなりためらわれる状態です。ダム本堤下のゲートボール場付属トイレはいくらかマシかもしれません。ともあれ、なるべくトイレの世話にならないよう体調を整えてご参加ください。
見どころは、ダム湖のカモ類、カンムリカイツブリ、運が良ければミコアイサも見られるかもしれません(が実は期待薄)。冬季、高い山では、鳥影も薄くなりますが、その分、低地特に自然林濃い久保白では、鳥影も濃いものとなります。道路沿いの森やブッシュでは、小鳥類、特にカラ類の混群とこれに混じるキクイタダキ、アトリなど要注意です。私たちも道中数群の混群に遭遇し、一度に数種が観察できました。中にキクイタダキも混じっていましたが、小枝の間を縫うように移動するし、私のウデでは撮影は無理でした。観察に割り切って双眼鏡で追うもののそれでもなかなか捉えることは困難です。
こういうブッシュが優勢なフィールドでは、まず声に注意します。冬季、さえずりはほとんど聞かれず地鳴きが中心です。地鳴きは、声が小さい、短くわずかな時間しか鳴かない、特徴に乏しいなどハードルは高いですが、有力な手がかりですので大切な識別情報です。野外現場で少しづつ何度も聞き経験を重ねるうちに、識別ができるようになります。そのためにはなるべくベテランさんの隣にいて、声と和名を確認し合わせる必要があります。夏季のさえずりは美しく聞くのも楽しいものですが、地鳴きもまた面白い世界です。ぜひこの機会に聴力を傾け自分のものにしてください。
途中、本会会員Hさんに出会いましたが、奇遇かと思ったら、実は久保白の地主の方でした。観察情報ありがとうございました。
元日まであと数日となりました。天気予報では元日「晴時々曇、降水確率10%」の探鳥日和です。爽やかで清々しい元日に、探鳥で始める一年は、その年の運命を決めるといっても過言ではありません。それは気分の余裕、積極的な人生への先駆けであり、この先一年の途中、道しるべとなって導いてくれる光明となることでしょう。
元日探鳥会に多くのご参加をお待ちしています。
(2019-12-29掲載)
三浦博嗣 2019-04-26
八木山小学校までの道筋は「ヤマフジ」や「ツツジ」などの春の花々が咲き誇っていました。23日(火)の下見の時は、校舎の裏で盛んに「ガビチョウ」が囀っていましたが、今日は全く声が聞こえません。
9時に整列し、生徒代表の挨拶、次に野村氏から事前授業で話された、近辺で見られる野鳥の説明をしていただき、そして今年度から新たに赴任された校長先生の挨拶後、各班11名づつの2班に分かれ、6年生を先頭に新入生を伴っての観察スタート。
まず、校舎に巣作りしている「ツバメ」の観察に始まり、校舎裏で、「ウグイス」や「カワラヒワ」などの鳴き声を聞きました。田んぼには「アオサギ」と「ダイサギ」がおり、「スコープ」で見る鳥の姿に感動していました。皆さんが一番見たかった夏鳥の「キビタキ」は、囀りは聞いたものの、姿を見ることはできませんでした。
そして、この里山で毎年見ることができる「サシバ」は、下見の時は見られなかったが、今日は2羽が姿を見せてくれました。ここは、おそらく毎年「営巣」をしているようで、それだけでもこの地の環境の素晴らしさを感じさせてくれます。
探鳥後、生徒で各班ごとに観察した野鳥の鳥合わせをしその後木村氏から、「夏鳥」と「留鳥」の説明をしていただきました。
生徒の皆さんから「留鳥」などの言葉が出て、成長を感じさせてもらいました。毎年成長する生徒さんに会える事が楽しみです。
(2019-04-27掲載)
福岡野生動物保護センター長
網野泰蔵 2018年
2018年の救護数がまとまりましたので、お送りします。
年々、数が減っています。それが良い事なのか、悪い事なのか判断に迷う所です。自然との共生、難しい事ばかりです。
今年度もご協力、よろしくお願いします。
年度記録
別表は、昨年度の保護鳥獣の集計表です。
(2019-04-07掲載)
三浦博嗣 2019-01-18
八木山小学校の周囲の山々も冬の装いになっていました。15日の下見では学校の近くでも多くの鳥の囀りが聞こえていました。
今年も新入生が5名も入られましたが、児童の多くは八木山地区以外から通学されているそうです。この地区の自然環境と学校環境の良さで選ばれたのでしょうか。
学校裏のフェンスに野鳥の写真があり、これは生徒たちが双眼鏡の練習用にと校長先生が取り付けておられ、学校の取り組み姿勢に頭が下がります。
今年の探鳥会は1月とは思えないような晴天に恵まれました。
校長先生と生徒代表のあいさつのあと、二班に分かれて周辺の裏山や田んぼのコ−スを探鳥します。出発してすぐに上空に「ハイタカ」が現れ幸先の良いスタ−トになりました。
各班とも班長さんを中心にまとまり、鳴き声に聞き分けたり、双眼鏡やスコ−プで野鳥をゆっくり観察し、そして学校に戻ると同時に「ノスリ」が大きく旋回する姿が見られました。その後、教室にもどり班長さんによる各班の探鳥種を50音順に黒板にまとめ、その後木村氏から本日観察した野鳥の中で「冬鳥」と「留鳥」に分けてその違いを児童にわかりやすく話していただきました。児童の皆さんも観察した野鳥の違いがよく理解できてるようです。これからもこのような豊かな里山で学校の積極的な取組み指導で児童の皆さんが自然や野鳥に関心を高められることを願います。
(2019-01-25掲載)
有働孝士 2019-01-08
ハシボソガラスには独特の仕草がある。「とまって鳴く時には腹をふくらませ、尾を下げて広げ、頭を下げておじぎをするような姿勢をとる」と教えてくれたのは、「フィールドガイド 日本の野鳥」(引用は同書増補改訂新版、初版からこの記述がある)。302ページにイラスト入りでその独特の姿が紹介されている。本稿では、以下この仕草を説明にならい便宜的に「おじぎ鳴き」としよう。
ハシブトガラスとハシボソガラスはどこでも見かけるので識別トレーニングとして以前からよく注意していた。そのため件のおじぎ鳴きには比較的早くから気づいていたが、これがハシボソガラス独自の特徴とまで知らなかったのは不明の至り。「フィールドガイド 日本の野鳥」は初版からお世話になっているというのに、これを読み落としていたとは、とうかつさに驚いた記憶がある。
この両種は姿がよく似ているので、なにか明瞭な特徴があれば識別の手がかりとしてとても重宝する。右の理由によりおじぎ鳴きに注目した動画をぜひとも撮影したいと機会を狙っていた。本日やっと願いが叶い撮影することができたので、動画とともにご報告したい。ハシボソガラスのおじぎ鳴きは、識別の特徴としてあまり注目されていないような気がするので、本稿で強調したい思惑もあった。
ところで、動画を見て気づいたが、鳴き始めは下からすくいあげるように頭をあげるので、人の仕草に見立てると“おじぎ”というよりはむしろ威嚇しているように見える。羽毛を逆立て尾羽を広げる様子は身体を大きく見せようとしているようにも思われ、本当のところおじぎとは正反対の“脅し鳴き”ではないのか。
もしそうなら、撮影者の私に威嚇を仕掛けていたのかもしれない。とはいえこれはただの推測でしかなく、この仕草の正しい意味までは分からないのは少々残念である。ちなみに動画のハシボソガラス・ペアは、長年近所に棲む仲良しのご夫婦で、巣作りの木が家から見える。
(2019-01-08掲載)
有働孝士 2018-08-25
アカショウビン (mp3)
2018-08-25
声の間隔が空いたので途中を削除
早朝に目覚めてしまったので、涼しいうちに「くまたか」のメンテナンスでもしておこうとPCで作業していたら、5時20分過ぎ、突如、奇妙な音が聞こえてきた。それがアカショウビンの声とわかるまで、貴重な時間を無駄にしてしまった。耳を疑ったせいである。
声は裏山から聞こえ、約5分間くらい続いた。はじめの内は連続的に鳴いていたが、別室のスマホで録音アプリを起動し、窓の外に向けたときには間遠になり、やっと最後の2声のみ録音に成功した。英彦山で聞くような艷やかな響きはなく、よほど鳴き続けたのであろうか、少々やつれ、かすれ声になっているのが哀れである。繁殖競争の激しさが窺われるようだ。
裏山は、約1km東の低山からの支脈がちょうど自宅の側まで延びており、植物相は放置された竹林である。秋にはヒヨドリの渡りで賑やかになるような低い丘の突端である。奥にクスノキの大木があり、夜になると時々フクロウが鳴いている。「ミゾゴイの声を聴く」の記事で観察した場所でもある。
自宅付近での初記録というのもさることながら、8月下旬にはアカショウビンの渡りが始まっている証拠かもしれないと思うと、驚きは倍化する。
どこから来たのであろうか。もし渡りなら、今出発したばかりである。これから己が翼に頼み、ひとり荒海を渡る。この先の道程は長く、安息の目的地は気が遠くなるほど先にある。その間の危険と疲労はいかばかりか。小さな身体に秘められた決意と勇気に感じ、たった5分間の出会いであったが、道中の無事を思った。
それにしても、と思う。自然はなぜ、か弱い動物たちに、地獄のような苛烈極まりない仕組みを課すのであろうか。私たちが称揚してやまない偉大なる自然、その裏面には、容赦なく命を削る冷徹な暗黒面があることを知らされた。
(2018-08-25掲載)
桜井和子 2018-07-16
もち吉(直方市)の近くにかるがもがいます。かわいいので7時半散歩コースにしてます。そこで一句
カルガモのまっことかわいい親子連れ
(2018-07-17掲載)
三浦博嗣 2018-04-27
毎年2回行われる緑の少年団八木山小学校の探鳥会。いつ来ても自然豊かな里で児童たちの明るい元気な声を聞くと心が弾みます。
今年は新入生が5名も入られたそうです。児童の多くは八木山地区以外から通学されているそうで、きっとこの地の環境を選ばれたのでしょう。
探鳥会ではいつもサシバが姿を現してくれ、今年は2つがいが営巣しそうです。子供たちも事前の学習もあって、鳥の名前や夏鳥や留鳥の区別も理解できているようです。
私たちも子供たちの鳥を見つめる目に、初めて探鳥に参加し、間地かに鳥の姿に感激したことを思い出されました。
有働孝士 2018-04-19
ミゾゴイの声(14秒 mp3)
夕食を終え寛いでいるとき、東の窓から聞きなれない奇妙な音が聞こえてきました。19時30分ごろのことで、もう外はすっかり暗くなっています。ゆっくりと間を空けて“ボォッ..ボォッ..ボォッ”と聞こえます。実際の声は左のコントロールから再生してみてください。
当日は「第74回自然観察会:香春岳」から帰宅後間もないため、慣れない山歩きで足がよろよろしていたのですが、これまでに経験のない怪音を聞いた以上、何がなんでも正体を確かめたい一心でした。よろめきながら暗い外の道に出て、音の方向、道の奥にある竹林に向かいます。竹林の上の方から聞こえてきますが、状況からどうやら私にとり未知の野鳥らしいと思いました。昼間ならきっと見えるところに止まっていただろうと思えるくらい近い鳴き声です。
さっそく、スマホを取り出し、闇の中の怪音に向けて録音を開始しました。フクロウの声も聞こえ、互いに競うように声が重なっています。5分くらいで静かにまりました。通算で10分くらいは鳴いていましたが、フクロウはその後も鳴き続けていました。
証拠も録音したので、家に帰り、インターネットで検索です。もっとも可能性が高いと見当をつけたミゾゴイから当たると、さっそくヒット。声は「イボー、イボー」と鳴くとも書いてありますが、いやいや、とてもそうは聞こえませんよ。視認はできなくても、録音を許してくれたことに感謝。
ミゾゴイは夏鳥とのことで、ただ渡りの途中に立ち寄っただけかもしれません。ともあれ、渡りの時季はこんなびっくりする出会いに備え、いつも手近に観察道具や記録装置を置いておかなくてはなりません。
(2018-04-20掲載)
有働孝士 2018-04-01
私事で恐縮ながら、本会への入会時期は早いけれども、事情あって中断時期が長いので会員期間はそれほどありません。ですからあまり野鳥観察の知識はなく、識別力も初心者並です。再入会後久しぶりの支部は様子が以前とは様変わりしており、今浦島となって戸惑うことばかり。余談ですが、再入会後しばらく(今もまだ?)は、はしたない勝手な振る舞いで周りの会員の方々にたいへんご迷惑をおかけしております(陳謝)。
さて、中でもいちばん驚いた変化は、探鳥会に双眼鏡を持たずに参加されるベテランの会員さんでした。その代わり大きなレンズが付いた立派なデジタルカメラを担いでおられます。野鳥の観察はファインダー越しという、かつては見られなかった光景もしばしば目にしました。私にとってはすっかり新しい観察スタイルです。とはいえ、最初に野鳥観察三種の神器、すなわち双眼鏡・フィールドノート・図鑑は絶対という古い刷り込みにより、双眼鏡を使わないこうした観察法には違和感いっぱいでした。しかし、さらに衝撃だったのは、そういう方の多くが、実に美しい写真を撮影し、決まって鋭い観察眼や確かな識別力を持っておられることでした。悪しき先入観がひっくり返る瞬間です。
もともと識別力の乏しい私は、なりふり構わずみなさんに追いつこうと必死でした。今や社会はデジタル漬け。魔法のようなデジタルの波が、カメラの形で野鳥の会にも及んでいます。右の事情を見るにつけ、このような“鳥”能力はきっとデジタルカメラが与えてくれるに違いないと浅はかにも確信し、その秘訣を探るべく同じ体験をしたくなりました。何事についても安直に格好や道具から入るちょっとカブレやすいタチなのですが、「双眼鏡なしカメラだけ」の観察スタイルは、刷り込みから脱出した目には未来的でなかなか魅力的に見えました。
(2018-04-03>04-18(改)掲載)
有働孝士 2018-03-14
近くの公園でアリスイを撮影したと藤井純子さん(会員)が写真とともに報告された。撮影日を見ると1週間前とのこと。アリスイはまだ見たことがないうえ地元というから浮き足立ち、思わず愛用のコンデジと双眼鏡を手に家を出た。たった1週間の差なら、まだいてくれたっていいじゃないか。思わず笑みが漏れる。すでに午後五時をすぎていたが、日没までほぼ1時間あまり。晴天のおかげでまだ光も十分あり、撮影には支障はないようだ。むしろ黄色みのある横からの日差しが陰影に富むすばらしい写真を約束してくれている。
見慣れた公園の風景だが、今回はなんだかいろいろ楽しい秘密を隠していそうでわくわくさせられる。木立やブッシュの細かい様子に目を配り、アリスイのいそうな木の幹を探した。しかし、やっぱりというか、当然というか、アリスイちゃんには出会えなかった。私家版マーフィーの法則「外れる確率は期待の大きさに比例する」。
手ぶらで帰るのもちょっとしゃくなので、カメラの使い方練習を兼ねてひとり撮影大会を開くことにした。本会のAさんやTさんの写真を見て、いつも目が洗われるような感動を覚えている。自分の貧弱なウデとチープなコンデジであそこまでいくのは無理だが、せめてカメラの使い方くらいはわきまえていないと、またHさんに笑われる。
このようにして撮影した写真をここに収めた。ありふれた種ばかり、ほとんど失敗作ばかりだが、少しは水準(以下)のものもある。大切なことは、失敗の(言い)訳が明瞭なことである。
実はこの話にはオチがある。帰宅後、藤井純子さんの報告をよく見てみたら、撮影日は2017年10月8日。去年の話である。月までも見間違っていたとは、よほど浮かれ、慌てていたらしい。しかしながら、あのときめきはうれしかったし、後述するが、実は思わぬ拾いものもあったのである。
(2018-03-22掲載)
中村美幸 2018-02-07
先日(2月7日)、カメラを片手に簑島へ流れる江尻川(行橋市)に沿って家内と一緒に散歩していると土手沿いの畑にシロハラ?ツグミ?アカハラ?と思しき野鳥と遭遇。直ぐに飛び去りましたが、遠くの電線に止まったので、写真に収めました。
赤レンガ色のお腹をヒントに図鑑でハチジョウツグミ(ツグミ亜種)と同定しましたが、確認のため広塚さんにも助言を頂き、ハチジョウツグミと断定しました。今日(2月11日、写真)も同じ場所で餌を啄んでいました。
隣の江尻川ではツクシガモも楽しげに泳いでおり、歩けば珍しいものに巡り会いますね。今後も散歩を続けてお便りを届けたいと思っています。
(2018-02-11掲載)
中村嘉一 2018-02-04
12:48分ころ自宅に居るとき、隣家のユズリハの木に鳴きながら飛んで来たツグミやヒヨドリが、その実を食べていたので観察しました。
群れのなかに見慣れない姿の野鳥を発見したので、直ぐにカメラを構えズームして覗くと長い冠羽があり尾羽の先端が赤色でした。数枚の写真と動画を撮影しましたが、図鑑等で調べて「ヒレンジャク」と識別しました。初観察・初撮りです。実を食べた後は何処かに立ち去りましたが、13:09再び飛んできて実を食べて、直ぐに飛び去りました。
所要で外出先から帰宅した15:14には、自宅前の電線に24羽が連なって止まっていました。先程と同じように時々電線から飛び立ち実を食べては、又電線に止まるいう行動を繰り返していました。15:55ころまでは、雪の降る中電線に止まっていました。
(2018-02-04掲載)
野村芳宏 2018-01-17
このバードウォッチングは、みどりの少年団の活動の一つとして行われている。筑豊地方では八木山小学校がただ1校となってしまった。そういう意味では大変貴重な活動である。八木山小学校では、1年に2回、5月と1月に実施している。1月は、冬鳥を見る観察会である。
今回の冬鳥は、コガモ・チョウゲンボウ・シロハラ・ツグミ・ジョウビタキ・カシラダカの6種である。特に、チョウゲンボウはここ数年では初めて見ることができた。電柱の上にしばらく止まっていたので、スコープに入れ全員見ることができた。子どもたちから「かっこいい」という声が聞こえた。昨晩から雨が降り、朝方ようやく雨が止んだ。しかし、どんよりとした空模様でいつ雨が降り出すかわからない状態であった。子どもたちは、傘を持ってのバードウォッチング。チョウゲンボウは、雨でかなり羽がぬれていた。羽を広げ、乾かしているところも見ることができた。出発前に、校長先生から「鳥が何をしているのか」も見ようとアドバイスがあった。
終盤に差しかかったところで雨が強く降り出し、慌てて学校に戻った。それから、スタジオという部屋で、観察のまとめを行った。その中で、6年生が小学校最後のバードウォッチングであることを話した。4月からは中学生である。年に2回、6年間バードウォッチングをしたことになる。貴重な体験になったのではないかと思う。
八木山小学校には、ぜひ引き続き活動を続けていっていただきたい。そのためにも、私たちは労を惜しまないつもりである。
(2018-01-17掲載)
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