筑豊・京築地方(福岡県)の野鳥や野生植物、フィールドに関する情報掲示板です。
探鳥リスト、初・終認、初囀、花や実、昆虫など野鳥をはじめ野生生物全般とそのフィールド、活動等について、会員のみなさん、観察情報をお寄せください。
※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは[標準地域メッシュまっぷ]により取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(@)(地域を一意的に特定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化。コード先頭の識別子@は当サイトのローカル・ルール)です。
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成富節子 2021-06-17
「今年はあまり出てきませんね」と先に来ていた方々が帰ってしまい駐車場で一人、中食を取っていましたらお地蔵さんの所で何か動くような物がいるので急いで行ってみました。
な、なんと三幸鳥のメスとオスでした。何度も訪れ鳴き声ばかりでようやく会うことができました。
オスはギャーギャー気勢を上げ何度も何度もあちらこちらの木にとまりポーズをとってくれました。つかの間のワンマンショーを楽しみ満足満足のひとときでした。ふと気づくとメスは辺りにいませんでした。
新米の未熟な写真ですが局長のお薦めで初めての観察記送信させて頂きました。
(2021-08-13掲載)
広塚忠夫 2021-07-25
夏の自然観察会「鷹取山(620m)の自然を観察しよう!」に、探鳥の案内人で参加しました。
開催前の早朝事前探鳥を行い、野鳥の繁殖期が過ぎているので、鳥の出現はあるのか不安なため、約2時間のソロ・事前探鳥でした。福智中宮経由して白糸の滝の駐車場に着くと、なんと、山登り大好きの美代ちゃんが現れびっくりしました。福智山から増渕ダムへ下り、折返しは七重の滝のロングコースを予定しています。と言われて、ニコニコしながら山頂に向かわれました。こちらは白雲ラインで、唯一ホオジロが道端で採餌している姿を撮影でき、夏の自然観察会に向かいました。
既に大勢の参加者が居られ、大久保会長の挨拶に続き、各専門担当の自己紹介があり、記念撮影の後に出発しました。
植物案内を中心に、昆虫や岩石の説明もあり、子供達を惹きつけていました。どちらかと言うと子供たちは「虫」に惹かれていたようです。
心配な野鳥については、センダイムシクイが「焼酎一杯グイー」と何度も何度も鳴いてくれて、おもろい思い出サービスができ、続いて、オオルリの囀りがクリーンに聴こえ、みなさんに喜んで貰えて救われました。
山頂では、ノヒメユリ(野姫百合)やヒオウギ(緋扇 檜扇)の美しいオレンジの花が迎えてくれました。帰路は白雲ラインの途中から傾斜の厳しい近道を下り全員無事に帰着でき安堵しました。
(2021-07-26掲載)
野村芳宏
2021-04-23
新一年生を迎えての今年初めての探鳥会であった。全校児童は16名、その内一年生は1名、少人数の家庭的な学校である。野鳥の会筑豊支部からは木村・佐藤・野村の3名が参加した。
始めに全校が体育館に集まり挨拶をし、係の児童から諸注意があった。一年生から六年生の縦割りで2班が構成された。六年生が班長となり下級生を良く世話をしていた。このような体制ができるのも小さな学校の良さである。その後、双眼鏡の使い方と夏鳥のキビタキとサシバの説明を野村が行った。
そして、いよいよフィールドに出ての観察を始めた。まず始めに、ホオジロが杉の木の上でさえずっていたのを観察した。そして、直ぐにキビタキのさえずりが聞こえてきた。キビタキの声が学校で聞けるとは本当に羨ましい限りである。国道を渡り田んぼ道に入ると、上空にサシバが現れた。2羽がランデブー飛行をしていた。最初に説明した鳥が観察できてラッキーであった。飛んでいる鳥を双眼鏡に入れることができる児童もいた。さらに歩を進め色々な野鳥を観察することができた。
最後に、全員体育館に集まり鳥合わせを行った。木村さんからは夏鳥の説明が行われた。合計で24種を確認することができ、最近では多い数であった。初夏の涼しい風を受け、心地良い探鳥会ができた。
(2021-04-23掲載)
福岡野生動物保護センター長
網野泰蔵 2020年
2020年度の野生動物救護の集計です。野鳥の会の活動の参考になれば幸いです。
相変わらず外飼いネコによる野鳥の捕食被害があります。
ネコにとって、屋内飼育が感染症予防や交通事故からの防止となり、幸せな生活と生涯をおくる事になります。適正飼育の啓発をさらに進めていきたいものです。
もう1つ、ハエ取り紙、ゴキブリ取り、ネズミ取り器による粘着剤の被害です。安易な屋外設置が小鳥たちにとって命を落とす事に繋がります。
20年度スズメ2羽、ツバメ2羽が被害にあっています。スズメ1羽、ツバメ1羽が死亡しました。粘着剤を除去するのは大変な手間がいります。除去出来たとしても小鳥のとって、命に関わる大きなストレスを与えます。
今、尾羽根の抜けたスズメ1羽を飼育していますが、羽根が生えそろうまで、2ヶ月はかかるでしょう。
設置場所を鳥に見えないようにする考慮を知らせる活動が、夏に向けて今こそ必要でしょう。
年度記録
(2021-04-10掲載)
柴田光 2021-01-15
先日の大雪が所々残る里山は好天に恵まれ、絶好のバードウォッチング日和になりました。
開式の挨拶を終え、二班にわかれて、それぞれ学校周辺の裏山、田んぼ、小川をコースに探鳥しました。
一斑では頻繁に現れるカワラヒワの特徴などを児童の皆さんに質問しましたが、即座に答える児童の皆さんには感心しました。観察した野鳥の違いがよく理解できているようです。
二班では人気のある猛禽類ハイタカを含め、より多くの野鳥と出会うことができました。
それぞれの班で収穫のあったバードウォッチングだったと思います。
八木山小学校の素晴らしい環境と指導方針で、児童それぞれがマナーを守り、興味関心を抱き積極的に物事に取り組む姿勢が見てとれました。
(2021-01-16掲載)
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落合束太 2020-05-13
ずい分前のフランス映画でした。シジュウカラガンの卵の孵化から渡りまでを描いたドキュメンタリーでした。テレビでの宣伝の映像でしか、私は見ていませんが、それでも渡り途中(軽飛行機で途中まで追随)の別れのシーン(子別かれ)は人と鳥との垣根を越えて行くシジュウカラガンの群れに我が子ではないかの錯覚現象が?これは私の思い込みのせいが多分の不思議な感動体験でした。
その映画の主人公(仏の気象学者のムーレック氏)が先日のNHKテレビに登場し今でも家族一緒でガンの渡り事業を継続中でした。映画では未だ少年だった子が父親に。そこには渡り鳥たちの中継地の消失を解消させるため人工の自然公園へと向かわす様に仕組んだ壮大な実験だったのでした。次々と渡りの中継地が無くなる事は渡り鳥たちの減少(死)していっている現実が隠れています。今、新型コロナウイルスが人類を震憾させています。それ位の事を人類は生物に対して平然とやって来たモンスターなのです。さすがの人間も100年に一度くらい新型ウイルスの罰が当らないと、と言ったらこれは炎上ものでしょうか。惚け始めた私の頭は良からぬ方向ばかりに向います。ここらで軌道修正です。カルガモ親子の話題はどうです。
去る5月13日。又しても赤池橋(福智町 @5030-4631)の影から12羽の子鴨を連れた母さんカルガモが現われました。こっそり隠れての採餌は出来ない浅い水域です。こんなに広くて目立つ所に大胆な母ちゃんだ事。大いに心配で見守って(何の役にも立たないが)いると川の中央にて採餌がはじまった。しばらく約5分、心配していたハシボソガラスが飛んで来た。12羽は少し動揺。カラスは付近の砂地に降りた。すぐの速攻がカラスに無かったのは幸いでした。がカルガモ達も身動きがとれません。両者の脱み合いがあった後母さんガモがクイックモーションで一寸ばかりの突進を仕掛けました。このハシボソガラスは幼鳥ではなかったか。動かずジーとにらんでばかりです。ここで先に動いたのはカルガモ親子でした。近くの水門の水路へと動き出す。親が先に、子も遅れず、早い子は母の前へ出る者も。でもその後は登り坂なので遅れてる。カラスに動く気配はなくカルガモ達は安全らしき水門の影まで、たどり着きました。
この日の観察はここまでにて終了。次に出合ったのは橋向うのトライアルまで買物に行った日で一週後位か。子ガモ達は倍の大きさにまで。前回より茶色味が濃くなっている。カメラが無いので、そこまでだ。次に出合ったのは7月2日08:24(それまで全く見かけなくなっていた)50日が経過していた事になる。雨の日も多かった。
彼等の姿は大人びて親ガモより少しだけ小さい形(なり)であった。採餌中のその場所は、アカツクシガモの利用していた橋の上流にある水門だった。そこは水量が増して石組にはほぼ水が届いて上部が見え隠れしている状態だった。水門の影からの撮影でカルガモ親子を、まとめて撮影できない位子供達は大きかった。この後の大雨につぐ洪水で子ガモ達の運命やいかに?この子達の親であるかの様な心配な毎日を送っている。雨は明日(11日)も降り続くらしい。ちなみに子ガモは13羽と1羽増えていた。
「野鳥だより・筑豊」2020年8月号より転載(写真を追加)
(2020-07-15掲載)
酒井浩二(ゲスト) 2020-05-30
主に油山(福岡市)で活動しています、油山ヤマガラの会の酒井と申します。
セグロカッコウの情報について広塚様より投稿のお勧めがあり部外者ですが、投稿させていただきます。
以下は2020年5月30日、6月6〜7日の計3日、英彦山で探鳥した際のセグロカッコウの様子です。
声は大体決まった方向から聞こえ、豊前坊駐車場で聞いた後、車で薬師林道入口に移動した際はこちらの方が大きく(近く)クリアに聞こえた。セグロカッコウが移動してなければ、より薬師林道寄りに居たのではと感じました。
いづれもカッカッカッコウと10数回鳴いた後、数分から10数分のインターバルの後、再び鳴き始めるサイクルでした。
英彦山以外でも5月24日10:00頃、背振〜蛤岳間の九州自然歩道で遠くで鳴く声を確認しています。
以上が簡単ですが私のセグロカッコウの記録です。
別件です。
6月7日午前3:00豊前坊駐車場で高住神社側(駐車場の真上 @5030-1784)の森からフクロウの声を確認。
ゴロスケホッホの後、ホッホッホッホッホッホッの2パターンの声。わりと近い距離に感じました。
英彦山でのフクロウは珍しいようなので追加しておきます。
最後に、写真(ニホンモモンガ)は薬師林道に設置してある巣箱の一つに顔だけ出していた時に撮影しました。
右目だけつぶり寝ているのか全く動きがありませんでした。初めて見ましたが癒されました。
(2020-06-10掲載、紹介者:広塚忠夫)
林田達也 2020-04-19
4月19日(日)、サシバを探しに寒田へ向かった。午前8時に犀川豊前線と寒田下別府線が交差する地点(築上町大字寒田)へ到着し、求菩提方面へ繋がる犀川豊前線を登り始めた直後、ハシブトガラス程度の大きさの鳥の死骸が転がっているのが目に入った。車を降りて見たところ猛禽類の死骸と思われた。
正午までに帰宅する予定もあり、急ぎ車へ戻ろうとしたその瞬間、頭の上をサシバ2羽が鳴きながら通過していった。西側の山々が見渡せる観察ポイント(三次メッシュ:5030-2759)へは8時20分過ぎに到着。以後、8時30分〜10時30分に1羽のサシバが5度姿を見せた。多くは南西方向の山の稜線から鳴きながら現れ、7〜10回旋回して高く舞い上がった後滑翔し、東側の山の向こうへ飛び去った。この間10分程度。消えたかと思えば数分後にはまた現れた。伊関(未発表)によればこの行動には縄張りを誇示する目的があるそうだ。もしかしたら、最初に見たサシバはよそ者を縄張りから排除していたのではないか。
その後、朝見た猛禽類の死骸が気になり、再度見にいった。あまり近寄らないように注意しながら暫く観察した。死骸には、頭部が無く、辺りには体毛が散乱していた。タカではないかと思った。死因に思いを巡らせたが、私にわかる筈もなく帰路に就いた。
後日、筑豊支部ご意見相談室からの連絡により死骸は「アオバズク」であることが判明した。
波多野邦彦氏所見
オオタカ死骸 ⇒ アオバズク死骸
この死骸の状況をもう少し詳しく観察する必要があります。
(2020-05-07掲載 > 2020-05-30改訂)
古賀克則(ゲスト) 2020-04-06
野鳥観察等々による自然保護啓発活動に敬意を表します。
さて、先日、4月6日にヤツガシラを写真に撮ることができたので、お送りします。写真は室内から撮ったもので写りは良くありませんが...。
一枚は庭先は歩き回っているもの(写真01)、もう一枚(写真02)はイチョウの木の枝にとまっているものです。
撮影場所は飯塚市相田ですが。野鳥にとっては、過ごしやすい場所です。
何かの役に立てれば幸いです
(2020-04-18掲載)
三浦博嗣 2020-01-17
八木山の地(里山の原風景を思わせる)で今年も笑顔の素敵な22名の生徒さんたちと探鳥を楽しめました。生徒代表挨拶から、校長先生の挨拶そして野村担当から事前学習したことや注意点などのお話後、2班に分かれスタート。
校舎裏の樹には、「ツグミ」や「ヒヨドリ」、電線には「カワラヒワ」の姿が見られ、笹藪からは「ガビチョウ」の声などきくことができました。小学校前の国道を渡ると、一面の田んぼと畑そして小川が流れており、ここでも多くの野鳥を観察。小川のそばの木に、ここ2年観察できなかった「カワセミ」を見つけましたが、生徒さんが見ようとすると「コガモ」の群れが来て飛び去ってしまい、憧れの「カワセミ」を見せてあげられませんでした。各グループは班長さん中心によくまとまっていて、上級生の中には、事前学習で学んだ「鳥の声」を上手に聞き分け、これは「ウグイス」これは「エナガ」と聞き分けていました。
観察を終えて、教室で各般の鳥合わせをし、観察種の中から最後に柴田担当から「冬鳥」と「留鳥」の違いを説明いたしました。
毎年、年2回の「緑の少年団探鳥会」を実施できるのは、校長先生、諸先生方の「生徒たちを自然の中で、自然と触れ合い」させたい熱意の表れだと感じますし、野鳥の会もご一緒できることに感謝しています。
(2020-01-18掲載)
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