筑豊・京築地方(福岡県)の野鳥や野生植物、フィールドに関する情報掲示板です。
探鳥リスト、初・終認、初囀、花や実、昆虫など野鳥をはじめ野生生物全般とそのフィールド、活動等について、会員のみなさん、観察情報をお寄せください。
※本文中 @503x-xxxxのように記されたコードは[標準地域メッシュまっぷ]により取得した3次メッシュ・コード/世界測地系(@)(地域を一意的に特定するため、日本全国を約1km四方の碁盤目に区分し、8ケタでコード化。コード先頭の識別子@は当サイトのローカル・ルール)です。
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田辺憲子 2023-07-25
誘って頂き7月25日豊前坊から英彦山北岳に登ってきました。お目当てはウチョウラン・タマガワホトトギス・フガクスズムシソウ等の花。これらはまだ写真は勿論、ちゃんと見たこともありませんでしたので、大変楽しみでした。
そしてそれらを曲がりなりにもクリアし、おまけに北岳の山頂で食事中、ヒガラの大サービス。しばらく楽しませてもらいました。
美代子さん、広塚さん、大変お世話になりありがとうございました。
(2023-07-27掲載)
佐藤久恵 2023-04-14
最初に今年入学した新一年生の入団式から始まりました。可愛い女の子2名です。
次に記念写真を撮り、高見校長先生のご挨拶と先日SONIDORI社から寄贈された双眼鏡についてSONIDORI社と筑豊支部に感謝の御言葉を頂きました。
続いて野村さんの双眼鏡の使い方や 今日見られるであろう鳥についての説明がありました。そして、出発です。先日の下見調査では20種でしたが、今日は17種でした。
最後に柴田さんの留鳥と渡り鳥についての質疑応答です(さすがに八木山小学校の子ども達はよく知っています)。
例年であれば夏鳥のキビタキやサシバなどを見られるのですが、今年は学校行事の都合で1週間ほど早まったため、まだ来ておらず子供達に見せることが出来ませんでした。そこで、学校側と話し合い来年は4月末か5月初めに行うことにしました。
本日、雨や黄砂にもたたられる事もなく、無事に終了出来たことを報告します。
(2023-04-14掲載)
福岡野生動物保護センター長
網野泰蔵 2022年
2022年度の救護集計が終わりましたので報告いたします。
毎年ツバメの数が減っていっているのが気になります。
ネコによる咬傷事故が絶えません。ネコの適正飼養の啓発を強めていく必要を感じます。
年度記録
(2023-04-10掲載)
真鍋直嗣 2023-02-24
「鳥獣保護区をあるく」
鳥獣保護区を知ってもらい、身近にあったら、歩いて貰おう。遠くても、一度出かけて歩いてみませんかという企画を先月に立ち上げました。
早速、事務局長の広塚さんが呼びかけに答えて「田川鳥獣保護区」を歩いてくださいました。編集部長の有働さんからは、タイトルが「筑豊、築上地区の鳥獣保護区を歩く」では長すぎますと、編集担当ならではのツッコミを入れて来られました。それでは、短くして「鳥獣保護区をさるく」ではどうでしょうと返しますと、「さるく」は筑豊弁だったらよかですが…、などと?やり取りがありまして、「鳥獣保護区をあるく」と本タイトルが決定しました。
歩くには知識も必要です。早速、田川鳥獣保護区(以下田川保護区)の紹介を致しましょう。その範囲は田川市内の伊加利地区のほぼ全域、伊田、奈良地区の一部地区が保護区の指定を受けています。面積は1048haもあり、その南部は大任町、西部は川崎町に接しています。かなり広いです。伊田地区では日田彦山線の南側地域がそっくり、県立東鷹高校、中央中学校、田川小学校等の教育施設、田川市役所、田川警察署などの役所や市民プール、球場、体育館、陸上競技場などスポーツ施設がその内に入っていますし、隣接して白鳥工業団地があります。その工場団地の中に万年池があり、今でもカモ類やオオバン、バン、カワウ、カワセミもやってきます。この万年池を工業団地開発から守り周辺を公園として残すため、行政と当支部は何度も話し合いを重ねました。そして現在のふれあい白鳥自然公園として残っています(白鳥はシラトリと読みます)。伊加利地区の南部では田園が広がり、常緑、落葉広葉樹の森や丘陵も残っています。堤や池も点在しており、奥まった小さな池にオシドリがいたりします。
県指定鳥獣保護区の存続は20年以内となっており、田川保護区の指定期限は令和6年11月14日迄となっており、再指定には公聴会など地元との話し合いが持たれます。その際に重要になるのが私達の行っている鳥類生息調査や過去の文献による調査資料です。
「歩いて、さるいて、あるいて」、そして観察した野鳥リストを、支部報や支部サイトにあげてください。それが鳥獣保護区を守ることになるのです。 皆さん春です!鳥獣保護区を歩きましょう。
「川崎鳥獣保護区」
私の今月の「鳥獣保護区をあるく」は、お隣の「川崎鳥獣保護区」を歩いた時のもの。その川崎保護区の期限も田川と同じく令和6年11月14日までとなっています。
2023年2月24日 川崎町安眞木・大ヶ原
【観察リスト】
マガモ50、ハシビロガモ4、ホシハジロ10、キンクロハジロ2、キジバト7、アオサギ1、ダイサギ1、コゲラ2、リュウキュウサンショウクイ1、モズ2、ハシブトガラス3、ヤマガラ3、シジュウカラ3、ヒヨドリ7、ウグイス3(初音!)、エナガ10、メジロ10、シロハラ3、ツグミ1、ジョウビタキ2、カワラヒワ5、ホオジロ5、ミヤマホオジロ10、アオジ2、ソウシチョウ1(25種)
2023年3月4日 川崎町安眞木・大ヶ原
【観察リスト】
ヨシガモ20+、ヒドリガモ2、マガモ50+、ホシハジロ6、キンクロハジロ3、キジバト7、カワウ3、トビ2、コゲラ2、ハシブトガラス10、ヤマガラ3、シジュウカラ4、ヒヨドリ15+、ウグイス4、エナガ10、メジロ20、シロハラ7、ツグミ3、ジョウビタキ2、スズメ20+、カシラダカ10、ミヤマホオジロ20+、アオジ4、ソウシチョウ15(24種)
(「野鳥だより・筑豊」2023年4月号24ページ「保護区を守る「鳥獣保護区をあるく」」より転載)
(2023-03-26掲載)
有働孝士 2023-02-28
真鍋直嗣氏は、多忙な家業の合間を縫って「鳥獣保護区をあるく\「田川鳥獣保護区」編」を発表された。そう言えば、わが家の近くにも鳥獣保護区があったな、と真鍋直嗣氏の上記タイトルを元に改めて調べると、支部事務所を含む柏の森は柏の森鳥獣保護区になっています。南の飯塚市下三緒の東ヶ丘団地や隣接の柏の森ヒルズの住宅団地以外は、案外広大な原野のまま放置状態で、多分法人の大地主がいそうな感じです。
中でも保護区北部のまとまった自然林のある区域のど真ん中に大規模の太陽光発電ファームがあるのがGoogleマップの航空写真から見ることができて、かなりガッカリしました。その北側に隣接して飯塚オートレース場があり、しばしば競争バイクの爆音が聞こえます。何だかとても多様な形で、自然が侵食されているようです。
車で柏の森鳥獣保護区をめぐり、3次メッシュコードごとに観察記録を取りました。真鍋氏によれば保護区存続のデータとして役立つかもしれず、意欲が湧きます。好天でしたが開始が午後だったせいで野鳥はあまり見られないのは残念ですが、いずれ工夫のうえ野鳥分布の実相に迫りたいと思っています。
(2023-02-28掲載)
柴田光 2023-01-13
小雨降る中心配されたバードウォッチングでしたが、傘をさし双眼鏡をもって執り行うことができました。
児童の進行により初めの会が開始され、校長先生のご挨拶後、野鳥の会3名、嘉穂・鞍手保健福祉事務所地域環境課:岩本さん、原さんのご紹介がありました。
その後、当会講師の野村さんによる双眼鏡の使い方や、冬鳥についての説明がありました。ウグイスを例題に鳴き声の変化や、その時期について学びました。
今回は天候が不安定なことや参加人数の都合上、班を分けずに全員で周辺の裏山や田んぼのコ−スを探鳥します。
人気のあるカワセミや猛禽類を見つけることが出来ませんでしたが、小鳥たちの飛翔や電線に並んでいるカワラヒワの中にホオジロを見つけ、その違いを観察することができました。
終わりの会では、児童による各班の探鳥種をホワイトボードにまとめ、発表します。
その後、当会木村さんから観察した鳥の中から「冬鳥」について児童の皆さんと確認し、どこから来たのか?どうして冬に子育てをしないか?など説明して頂きました。
今回のバードウォッチングでは、鳥合わせの結果22種の野鳥を見つけることができました。下見の時は19種確認しています。
終わりの会では児童代表二人の方がそれぞれ感想を述べられました。「冬鳥も確認でき、夏に見た留鳥も見ることができました。最後にホオジロを近くで見て綺麗だった」
最後に高見校長先生から児童の皆さんに
「山を愛し、鳥を通して私たちは自然を学んでいます。美しい鳥たちは環境が破壊されているところでは生きられません。この美しい八木山をずっとずっと保っていかなければ鳥達は生きていけません。そう言った勉強にもつなげていって欲しい」とお話しされました。
(2023-01-14掲載)
田辺憲子 2022-11-08
今年もまた、鷹巣山の紅葉を楽しみました。でも残念なことに鳥にはあまり恵まれませんでした。山頂でチラッとクマタカを見ましたが・・・しかし紅葉は色とりどり、様々なグラデーションで最高でした。
ちょうど一年前にも登っていましたが、記憶はあいまいで年を感じました。この季節、花は諦めていましたが、ツメレンゲを初めて見ることが出来良かったです。
そして三の岳の頂上でのビックリイベント、生涯記憶に残る楽しい一日となりました。
広塚さん、美代子さん、木下さん、ありがとうございました。
(2022-11-11掲載)
田辺憲子 2022-09-26
美代子さんに誘って頂き、福智山(直方市)へ。今回は山頂まで連れて行っていただきました。
先ず、集合場所近くの公園でキジのオスを発見。鳥用のカメラはあいにく持っていなくて、普通のデジカメで撮りました。麓近くや頂上近くで、耳慣れないキバナアキギリ・アキチョウジ・ナギナタコウジュ等の花を教えて頂きました。期待していたハチクマはとうとう見つけられませんでした。
秋のさわやかな空気の中での山歩き、心地よい疲労感で最高でした。
美代子さん、木下さん、お世話になりました。
(2022-09-28掲載)
林田達也 2022-09-26
8時からカウントを開始しました。当初、頂上は弱い南東の風が吹いていました。360℃見渡す限り靄がかかり視界が極めて悪く、何か見つけても識別する間に見失うことがありました。
最初の個体は8時46分、北西のゴルフ場上空と思われる場所に、出現し帆翔し始めましたが、上手にできず分散しました。その後、9時53分東側に現れた個体のうち♂1羽が山頂に近づき、目線と同じ高さを西へと滑翔していきました。さらに、10時16分にはハシボソガラスに追われて、1羽の幼鳥が山頂のすぐ真下を通過していきました。
頂上は11時30分から小雨になったため12時に観察を止めて、下山しました。
今季の調査研究部による六ヶ岳での調査はこれで終了です。ご協力いただいた調査研究部の皆様、広塚事務局長、大変ありがとうございました。
(2022-09-27掲載)
有働孝士 2022-09-26
両脚4ヵ所も骨折し遠賀町で救護されたキジ♀が、福岡野生動物保護センター(直方市・アミノ動物病院内、網野泰臓センター長)に収容されていました。このほど完治したので9月26日放鳥となり、その様子も公開されることになりました。放鳥場所は、直方市永満寺・紅葉の森(公園)で、ここは以前にも数回放鳥が行われた福智山山麓の木立の多い公園です。
従前のように本会は協力の立場で関わりました。今回の放鳥の集まりについて世話をされた事務局長・広塚忠夫氏によれば、キジ♂の観察記録は比較的あるのですが、♀の記録は知られておらず、珍しいとのこと。色が地味な上に鳴かず飛ばずで目立たないせいでしょうか。私は初めて見ましたが♂のようにど派手な色彩もなく、顔は優しい表情をしていました。動物の世界では、何かと不利な役割を負わされることが多い♀ですが、幸い福岡野生動物保護センターの治療により重傷から回復し、野に復帰することができて何よりでした。今後は幸せな“鳥生”となりますよう。
これまでのように空に投げ上げて放鳥されましたが、歩くのが普通のキジなどは、そっと地面に解放した方がよいようにも感じました。放鳥後は、10mくらい先に着地後、あまり人を気にする様子もなく、少しビッコをひきながらゆっくりと歩き、森の奥に消えていきました。
実は、福岡県ではヒナやカラス類、ヒヨドリ、スズメ、カワラバトや人が原因でない傷病を対象外にするなど、制限を設けて野生動物の救護を差別しており、何のための制度・施設かと問題になる対応となっています。
福岡野生動物保護センターは、福岡県指定の傷病野生鳥獣医療所の一つですが、網野泰臓センター長は長年動物の治療にあたっておられ、県の差別的な対応ではなく、野生動物への分け隔てのない治療により、ありがたい思いを持った方も多いことでしょう。
現地には、西日本新聞社、毎日新聞社の取材で記者も訪れており、後に聞いたところでは、両紙とも写真つきで比較的大きく記事を掲載していました。
※参考:ケガをしている動物を見つけたら(福岡県ウェブサイト)
(2022-09-26掲載)
林田達也
2022-09-16
8時頃に登山口に到着。すぐに登り始めましたが、途中車に忘れ物をし、時間をロスしました。結局、調査開始は9時からとなりました。山頂は東風がやや強く、あまり数が期待できないと思いながら、今季最初のハチクマを待ちました。
10時2分東側、福智山手前に1羽それらしき個体が滑翔して行きましたが、見分けることができません。待ちに待ったハチクマは11時過ぎに東側で確認することができました。更に、13時前に頂上すれすれを1羽が飛んできました。慌ててカメラを手に取りましたが、素早く滑翔し、目の前を通り過ぎて行きました。その後、15時前には芦屋町の海側で1羽、西へ流れていきましたが、これも確認することができませんでした。
今日は山頂と同じかやや高いところを帆翔せずに滑翔して、西または南西に流れていきました。今年は調査研究部で17〜26日の10日間、調査を実施する予定にしています。
(2022-09-17掲載)
有働孝士 2022-08-31
2022年野鳥展、本日閉幕。宮若市・若宮コミュニティセンター「ハートフル」で撤収に参加しました。終了後広塚忠夫さんにお誘いいただき、小竹町南良津の南良津親水公園にご一緒しました。以前は繁殖していたヨシゴイ(「南良津の池」広塚忠夫 2009-07-27)が今はまったく観られず、そのナゾを解くための視察だそうです。
そんなこととは露知らずノコノコとついて行った私に突然この大問題を振られ、静かにパニック。そう言えばと、8月運営委員会資料として広塚氏が示された文献「ヨシゴイはなぜ集団で繁殖するのか:巣場所選びと繁殖成功」(上田恵介、Strix 1996)を思い出しました。論文では営巣場所として、巣の周囲に適当な深さの水域が必要だとか。容易には巣に近づけないので天敵よけになるといいます。この論文配布、広塚氏の周到な布石だと思い至ったのはずっと後のこと。
夏の終わりらしく、現地の親水公園は水面がほとんどヒシに覆われ、まるで水深がひどく浅いかあるいは陸地のような見かけです。繁殖期にこれでは、居着かないのは当然かもしれません。もちろん問題はそれほど単純ではないでしょうが、数少ない手がかりです。親水公園内の植生のうち大部分は件のヒシにヨシとヒメガマが自生していますが、十分な自由水面があれば帰ってくれるかもしれません。
ヨシは水深があまり深いと生育できず、その点ヒメガマならある程度の水深は問題なく、細長い葉はよくしない巣作りの素材としても適していると言えそうです。そうなれば、まずはヒシの繁茂を抑制し十分な広さの水面確保が解決への道筋か。とまあそんな風で、広塚さんとあれこれ話し合い、アイデアを交換しながら、思わず楽しいひとときとなりました。ちなみに上記論文の筆者上田恵介氏は(公財)日本野鳥の会の現・会長です。
さかんに目前をよぎるのはトンボです。今どき珍しい広く浅い池ですので、繁殖には最適の環境です。飛び過ぎるトンボを見て、たちどころに種名を言い当てる広塚氏に驚きました。かっこいい、いつの間にそんなワザを。ヒシに止まるビギナー向けのシオカラトンボを教えていただき、撮影してみました。この時、密かに広塚様をトンボの師匠と仰ぎ、弟子入りを決意しました(もちろん束脩ナシで)。
「アオビタイトンボ出現!」(広塚忠夫)ではトンボの希少種発見が報告されています。この池、実は多種多様なトンボで賑わっているトンボ天国ではないか。まずは観察記録作りからとりかかり、さらに珍種発見が重なれば(可能性大)、注目され重要な池に格上げとなります。ぜひトンボ調査の観察会を実施しましょう。地元・小竹町では「小竹町南良津親水公園基金条例」を定めています(この情報も広塚氏ご教示)。自然保護、生物多様性等の方面から利用はできないか、探るのも一法です。
私的季節区分では9月からが秋。よって本日、8月31日は夏の最終日です。最後の夏の日ならばこそ、暑さも苦にはなりません。長く厳しい季節をどうにかしのいで本日を迎え、しめくくりにふさわしく啓発的で夢のある観察行となりました。折よくお誘いいただいた広塚さんに感謝。夏枯れも終わり、いよいよ明日から9月。秋の涼風に乗って待望の旅鳥たちが渡ってくることでしょう。
(2022-09-01掲載)
田辺憲子 2022-08-23
2022年8月23日、以前より見たかったナツエビネを見に誘っていただき、福智山(直方市)に登ってきました。
山歩きの間中、ミーミーと蝉時雨、耳が悪い私には鳥の声はメジロ・シジュウカラ・ヒヨドリ・ソウシチョウしか聞き取れませんでした。沢沿いの道は虫が多く、蚊取り線香とハエたたきが大活躍。滝の周辺で前回、美代子さんが見つけておられた待望のナツエビネが・・・またその後次々とナツエビネが出てきて大感激。その他にミヤマフユイチゴやナンバンハコベも初見でした。
美代子さん、誘って頂きありがとうございました。皆さん、いろいろお世話になりました。
(2022-08-25掲載)
田辺憲子 2022-08-04
誘っていただき、2022年8月4日英彦山(添田町)に登ってきました。
イワタバコの群落、そして一花だけ残っていたタマガワホトトギス等の花などが見られました。
またゴジュウカラ・ヒガラ・コゲラ・コサメビタキ等が次々と現れ、曲がりなりにも同定できるくらいにのゴジュウカラやヒガラの写真を初めて撮ることが出来ました。
今回は花は勿論、鳥も満喫でき、大満足の登山でした。
みなさんお世話になりました。
(2022-08-06掲載)
佐藤久恵 2022-04-22
(2022-04-22掲載)
福岡野生動物保護センター長
網野泰蔵 2021年
2021年度の野生動物保護事例の集計が終わりましたので報告します。
年々ツバメの数が減ってきているようです。放し飼いネコによる被害も相変わらずです。
適正飼育の啓発を続けていく事が必要のようです。
釣糸等については、ゴキブリホイホイやネズミ捕りもちの屋外使用による接着被害も含みます。
年度記録
(2022-04-15掲載)
有働孝士 2022-02-04
ひとりバードソン+3次メッシュを重視した探鳥を計画、実行してみました。ひとりバードソンの成績は全29種。予想はしていましたが、まさに惨憺。フィールドにおけるおのれの微力を痛感した次第です。
とはいえ、今回の主要な目的は、観察場所が主役の観察記録です。まず場所を設定し、どんな種類がいるのか調べるという方法です。そして場所の設定は、3次メッシュコード。3次メッシュコードの有用性は、日ごろ筆者の主張するところですが、なかなかご理解が得られず、本会における普及は未だし。メッシュ同定に面倒感があるためか(無料スマホアプリのアンドロイド 野外調査地図やiOS GSI Map++(地理院地図++)で本当はとても楽ですが)、むしろ迷惑に感じておられる会員諸氏も多い様子で、申し訳なく思っています。
本日、自宅でしばらく観察後、出発。近くの鳥羽池(飯塚市)で水鳥観察。オシドリを見込んだ大師溜池(飯塚市)では不発。故人の初代事務局長・高橋氏の報告が多かった塩頭溜池(小竹町)を初訪問でも、奥行きがない池のためか水鳥類も少なくちょっと当て外れ。ジュリン類を求めて南良津親水公園(小竹町)。昔は数倍はあった湿地の広がりが思い出され、心痛みます。ともあれ、なんとか残されたこの珍しい湿地公園はもっと観察を重ねるべきフィールドです。遠賀川中島(中間市)では冬景色を楽しみました。ヨシの面積がもっと広いと多種の鳥が暮らしてくれるはずの場所です。
タイトルの「メッシュ探鳥」とは、車で移動しながら、適当な場所で滞留し観察。そのメッシュコードとともに記録を残すという手法です。今回の教訓は、あまり種数にこだわると観察場所が限定されてしまうことです。バードソン形式探鳥は合わないかも。移動しつつ適当に決めた何気ない場所で観察する「メッシュ探鳥」の趣旨に沿い、新しいメッシュをフィールドとして記録することが楽しみにつながるようです。次回はこの方法でやってみたいと思います。
総リスト(29種):マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、クサシギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ソウシチョウ
(2022-02-05掲載)
有働孝士 2022-01-26
来年度、2022年4月21日(木)、後藤ようこさん担当予定(総会で決議されれば確定)の「第141回:健康の森公園観察会」の下見に広塚さんから誘われ、参加しました。本日は、担当予定の後藤ようこさん、広塚忠夫さんと私こと有働の3名。
どんよりとした雲が低い空でしたが、雨の気配はなく無風でそれほど寒くもありません。森の中は少し暗いので、撮影時の手ブレが心配です。森は常緑のシイ・カシ類が優勢で、落葉樹はあまり多くないという筑豊特有の林相です。
公園周辺はすっかり開発され白々しい空き地が広がっており、付近には工場などが散見します。たぶん、開発されるまで周辺一帯は健康の森公園と同じ林相だったのではないかと思われます。未だ売れ残っている広々とした空き地には、鬱蒼と森林が広がっていたはずで、売れない土地のために根絶やしにされた樹々が哀れです。
周辺がだだっ広く空虚な土地ばかりなので、健康の森公園に足を踏み入れると世界が一変します。緑のトンネルめいた歩道を木立が取り囲み、名前を探り出すように迫ってきます。しか〜し、本日は。二人も強力な師匠がおられ、もはや怖いものなし。おかげさまで、識別三昧。楽しい2時間でした。
現地情報です。集合地の駐車場東隣り飯塚市栽培温室棟の付属トイレ(写真04)が使えます。駐車場(無料)は付近に3ヵ所もありますが、ひときわ目立つ飯塚市のゴミ処理場・クリーンセンター(写真02)の斜め向かいです。お間違いのないよう。集合地の駐車場下にあるゲートボール場は、2010年10月17日、当時財団本部の会長であった柳生博氏の講演会「柳生博と森林をかたり、地域をつくる会」が開かれた場所です。
「第141回:健康の森公園観察会」は、来年度の植物部提案計画です。総会決議前なので厳密には未定の計画ですが、もし実施されたらという仮定のもとに下見が行われました。
(2022-01-26掲載)
三浦博嗣 2022-01-14
前日の下見時は、9時前後に降り始めた雪で田畑は一面真っ白になり翌日の探鳥会が実施できるか不安でしたが、その後は雪も止み、観察会当日は風が冷たいものの晴天に恵まれました。八木山の地(里山の原風景を思わせる)で今年も笑顔の素敵な16名の生徒さんたちと探鳥を楽しめました。
生徒代表挨拶、校長先生の挨拶そして野村担当から双眼鏡の使い方や注意点などのお話後、2班に分かれスタート。校舎裏の樹には、「ヒヨドリ」や「シジュウカラ」電線には「カワラヒワ」の姿が見られ、笹藪からは「ウグイス」の声などきくことができました。小学校前の国道を渡ると、一面の田んぼと畑、そして小川が流れており、ここでも多くの野鳥を観察。すこし離れた木に「エナガ」の群れを観察。そして事前学習で勉強した「ノスリ」が最初は遠くの樹の上、その後上空を旋回したあとに近くの木にとまり皆さん大喜びでした。憧れの「カワセミ」は見ることができなかったのは残念でした。各グループは班長さんが下級生をよくまとめていました。
観察を終えて、各般の鳥合わせをし、観察種の中から最後に柴田担当から、観察種で「冬鳥」と「留鳥」の説明をしました。毎年、年2回の「緑の少年団探鳥会」を実施できるのは、校長先生、諸先生方の「生徒たちを自然と触れ合い」させたい熱意の表れだと感じ、野鳥の会もご一緒できることに感謝しています。
参考:冬の野鳥観察会 in 飯塚市立八木山小学校(福岡県\トップページ > 環境・まちづくり・県土づくり > 自然環境 > 鳥獣保護)
(2022-01-16掲載)
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