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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
 ホームギャラリーひがら館/広塚忠夫 2015
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広塚忠夫 2015

2015年目次

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英彦山を中心に犬ヶ岳から岳滅鬼山・釈迦ヶ岳の英彦山山系ルートの野鳥生息調査を主目的に継続し、併せて植物や生き物観察を愉しみながら、英彦山山系の四季の観察データと画像を記録します。

11月の平尾台の観察記

広塚忠夫 2015-11-11

Highslide JSカンコノキ
  • 2015-11-11(水)、晴れ、弱風、18℃
  • 茶ヶ床:9:06〜天狗岩:10:18〜桶の辻:10:59〜周防台(606m):11:27〜広谷湿原経由〜茶ヶ床:13:26

11月の自然観察会(平尾台)が実施可能か、鳥や花の状態を観察するため、三浦博嗣氏と歩いた。
茶ヶ床からスタートして直ぐに、チチッチチッと地鳴きしているホオジロの4羽が観察された。その内の1羽が空に向かって嘴を広げて地鳴きしている画像記録が残った。果して、ホオジロは嘴を広げて空に向かい地鳴きをするのか、今後の観察課題とした。その後の鳥相は、ハシボソガラス4羽がガーガーと鳴きながら舞っていたのが観られただけだった。
花は、ヤマジノギク(山路野菊)とサイヨウシャジン(細葉沙参)が終わりの姿をたびたび観察できた。その他は、美しいシオガマギク(塩竃菊)の二株と広谷湿原のサツママアザミ(薩摩真薊)が印象に残った。
ふり返って、自然観察会の11月実施は、満足いただけないのではないか、秋の平尾台登山であれば実施可能と判断した。

福智山の紅葉は今!

広塚忠夫 2015-11-04

Highslide JSブナ(椈)の紅葉
  • 2015-11-04(水)快晴、弱風、18℃〜20℃
  • 上野登山口:10:20〜白雲ラインルート〜上野越:11:35〜福智山:12:54-13:23〜八丁越え経由〜上野登山口:16:11

冬鳥のシロハラの啼き声が頻繁に聴こえた。ヒヨドリとは何度も、それにエナガ、メジロ、ソウシチョウの群れと出逢った。なかでも、ソウシチョウの群れはジェージェーギーギーと騒音に聴こえるのは偏見なのだろうか、でも、赤い嘴とつぶらな瞳は人形のように可愛い。
期待の白雲ラインの楓の紅葉は、まさに新緑の様相だった。紅葉の見頃はまだずっと先の11月下旬になるでしょう。しかし、山頂に向かい標高が高くなるつれて、紅葉は見頃を迎えていた。八丁越の下りのツタ(蔦)、シラキ(白木)、ヤマボウシ(山法師)、ブナ(椈)、イヌシデ(犬四手)の紅葉・黄葉は見ごたえがあった。
福智山のススキは秋の風物詩で有名であったが、ささの勢いに圧倒されて寂しい笹の原野に変貌しつつあるのは悲しい。

曽根干潟探鳥会に参加して

広塚忠夫 2015-11-01

Highslide JS探鳥開始
  • 曽根海岸定例探鳥会
  • 2015年11月01日(日):09:00〜12:00
  • 天気:うす曇り
  • 担当:山下信弘(鳥合わせ記録作成)
  • 参加人数:23名(内会員外2名)

本日は、筑豊支部の行事がないので、曽根干潟探鳥会(北九州)に参加しました。鳥合わせは36種で、曾根干潟探鳥会としてはやや低調でした。
開催前の佐本氏の観察報告は、ヒシクイやクロツラヘラサギなどいたそうですが、探鳥会では観られませんでした。
探鳥会後に佐本氏、山下氏、林氏と4人で、北九州空港に向かう途中の干拓予定地の池に行き、クロツラヘラサギ13、ツクシガモ1、その他沢山のカモ類などが観えました。
残念ながら巨大な池のため、遠くに小さくしか見えないので、記録写真は諦めました。

秋の香春岳

広塚忠夫 2015-10-29

Highslide JSイシミカワ
  • 2015-10-29(金)晴れ、弱風、14℃〜19℃
  • 五徳登山口:11:11〜岩登りコース経由〜三ノ岳:12:21〜二ノ岳:13:33〜五徳登山口:15:30

主夫業を終わらせて遅くなったが、香春岳に向かった。天気が良い日は、無性に山に足が向く。
岩登りコースの急傾斜を登っていると、クヮァクヮァとシロハラの啼き声が入ってきた。その他の冬鳥とは逢えませんでしたが、ヤマハゼ(山櫨)に群がるエナガが美味しそうに食事している姿が観察された。
香春岳の紅葉はイワシデ(岩四手)やシラキ(白木)が魅せてくれた。野草は、登山口で珍しいイシミカワ(石実皮)の果実が、その他はヒメヒゴタイ(姫平江帯)、リンドウ(竜胆)、ヤマシロギク(山白菊)、ヨメナ(嫁菜)、オトコエシ(野郎花)、オミナエシ(女郎花)などが愉しませてくれた。

観察した鳥(15種)

キジバト1トビ1カケス1ハシボソガラス3ハシブトガラス2ヤマガラ2
ヒヨドリ10+メジロ10+シロハラ1コゲラ1シジュウカラ1エナガ15+
ガビチョウ1ソウシチョウ10+ジョウビタキ1

※香春岳に関する出版情報。「自然史香春岳」(海鳥社、熊谷信孝著)2016年2月発刊予定。石灰岩の山・香春岳は、独特な好石灰植物や希少植物など1200種にも及ぶ植物の宝庫でもある。著者はこの山に魅せられて50年余、香春岳研究の集大成。

関の山の冬鳥

広塚忠夫 2015-10-28

Highslide JSジョウビタキ
  • 2015-10-28(水)、晴れ、弱風、17℃
  • 糸田道の駅:12:48〜太宰官道経由〜大山分岐:14:00〜関の山:14:30〜大山分岐:15:04〜糸田道の駅:16:09

今年初めて、冬鳥シロハラ4羽と出逢った。が、記録写真は残せなかった。ジョウビタキの♀が往きと帰りに枯れ木の天辺でポーズをとってくれた。
心地よい午後の関の山の単独観察会だった。

自然観察会(平尾台)事前調査

広塚忠夫 2015-10-13

Highslide JSセンブリ

15-10-13(火)、9:00〜15:00、晴れ、弱風
センブリ(千振)・ムラサキセンブリ(紫千振)・ウメバチソウ(梅鉢草)群落が15日(木)の観察会に多くの方が参加されますようお待ちしています。
ほんま、間違いなく三大群落に感動すること保証致します。ヒナヒゴタイ(雛平江帯)も見頃です。
旅鳥のノビタキが4羽観察されましたので、ノビタキも期待大です。

単独登山そして九重学習会&探鳥会に参加して

広塚忠夫
2015-09-26/27

Highslide JS早朝探鳥会

日本野鳥の会北九州主催の「九重学習会&探鳥会」に参加させて頂きました。
村田希巳子部長の企画はいつも愉しい、だけでなく、ためになる学習内容が一杯詰まっていました。それは優秀な企画力があるからでしょう。
なお、行事内容は画像から想像力を働かせて頂ければ幸いです。

剣岳のハチクマ2015年9月19日

広塚忠夫 2015-09-19

ヒガラ

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  • Highslide JS(01)ハチクマ
  • Highslide JS(02)ハチクマ
  • Highslide JS(03)ハチクマ
  • Highslide JS(04)ハチクマ

自然観察会(平尾台)の事前調査

広塚忠夫 2015-09-15

Highslide JSイヌハギ

2015-9-15(火)晴れ、弱風
参加者:三浦博嗣、中村照美、広塚忠夫
事前調査の主な目的は、本番の観察会(17日)で最適なルートを歩くための調査でした。やや長くてハードな平原と広谷湿地を観て回りました。
天候も良く秋の涼しい風に吹かれながら花観て一杯楽しさ一杯でした。

南アルプスからの贈り物 4−甲斐駒ヶ岳

広塚忠夫 2015-08-24/25

Highslide JS甲斐駒ヶ岳の山頂
  • 2015年8月24日
  • コースNO-4:北沢峠(長衛小屋)〜仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ヶ岳〜駒津峰〜双児山〜北沢峠〜北沢峠こもれび山荘(泊)
  • 天候:晴れ
  • 感想:本日は初挑戦の甲斐駒ヶ岳に向かいました。朝の眼ざめは良く、老体も思った以上の回復で足腰もなんとかなる状態になり気力も湧いてきました。それに、不要な荷物は300円で小屋が預かってくれて身軽な出立となった。

幻想的なウラジロモミ(裏白樅)の自然林を過ぎると、岩石のコースとなり道端のハイマツ(這松)の下から2羽のカヤクグリが現れるが観察のみに終った。本コースではホシガラスが良く見られ、メボソムシクイ、イワヒバリも観察できました。仙水峠から駒津峰の急登ではミヤマフタバラン(深山二葉蘭)を見つけ、厳しい環境の風衝地帯の砂礫地にはシラネヒゴタイ(白根平江帯)が目立ち、岩壁にはヤマホタルブクロ(山蛍袋)の風雨に耐えた薄ピンク色に惹きつけられました。終着地点のこもれび山荘の周りでは濃ピンク色のオオビランジとの出逢いもありました。
今回の登山は、盆過ぎの花のピークを過ぎた時期ではありましたが、初めて出逢った花が沢山あり満足な山行でした。だが、古稀を迎え体力の限界を知らされた南アルプスでした。

南アルプスからの贈り物 3−北岳

広塚忠夫 2015-08-23

Highslide JS御来光のそろそろか?北岳に陽が射し出す
  • 2015年8月23日
  • コースNO-3:北岳肩の小屋(泊)〜小太郎分岐点〜右俣〜大樺沢二俣〜広河原〜北沢峠までバスで移動〜長衛小屋(泊)
  • 天候:晴れ
  • 感想:肩の小屋の泊の環境は、登山客が多くて身動きが全くできない狭い寝床であったので寝不足気味でした。早朝5時前に起床し、ご来光を迎えました。
    帰路は、オオヒョウタンボク(大瓢箪木)とジャコウソウ(麝香草)が印象に残っています。

下りコースは足腰の負担に配慮して観察・撮影を愉しみながらゆっくりおりていきました。水溜の道で草陰ではあるが、コマドリの証拠写真が撮れました。
北岳は約30年振りの再挑戦だった。今回の第一の目的は高山の花々観察であり、意識して花との出逢いを求めたので、想像以上の成果でした。花に興味がない30年前の記憶には、花の映像が浮かばない。何事も見ようとしないと観えないのかもしれない。
広河原終着が近づいたが、足と腰はパンパン、体力の限界で明日の甲斐駒ヶ岳は無理と体が訴えている。明日は途中リタイアを覚悟して、長衛小屋では美味しい生ビール一杯流し込んだ。

南アルプスからの贈り物 2−北岳

広塚忠夫 2015-08-22

Highslide JS北岳山頂にて
  • 2015年8月22日
  • コースNO-2:白根御池小屋〜草すべり〜小太郎分岐点〜北岳肩の小屋〜北岳〜北岳肩の小屋(泊)
  • 天候:曇り後晴れ
  • 感想:野鳥は、メボソムシクイは相変わず元気に囀っています。ルリビタキも姿を現しウソの啼き声も飛び込んできました。肩の小屋に近づく稜線上ではイワヒバリが眼の前で一生懸命の採餌の姿を披露してくれました。

白根御池小屋から続く、愉しいお花畑を過ぎるとヒメコゴメグサ(姫小米草)やコウメバチソウ(小梅鉢草)の小群落など次々に現れる。ワクワクしながら高山の花々を観察し超ゆっくり登って行った。小太郎分岐ではチングルマ(稚児車)やウサギギク(兎菊)などの撮影で食事を忘れるほどでした。稜線を進むと地味なトウヤクリンドウ(当薬竜胆)があちこちから現れた。標高3000mに近づくと酸素が薄いのか足取りも遅くよいしょと登っていると、コースすぐ傍の岩の間から白く輝くタカネビランジの出現だ。初の出逢いでドキドキと胸が高鳴った。小屋で昼食後は北岳山頂に登り、その後は、ぜひ逢いたいタカネマンテマの花を探し求めましたが、残念ながら次の機会に取って置くこととなりました。

南アルプスからの贈り物 1−北岳

広塚忠夫 2015-08-20/25

Highslide JS広河原スタート
  • 全日程:2015年8月20日(金)〜2015年8月25日(火)
  • コースNO-1:8月21日 広河原〜白根御池小屋分岐〜白根御池小屋(泊)
  • 天候:曇り時々小雨
  • メンバー(5名):安部隆成、三浦博嗣、三浦美代子、中村清美、広塚忠夫

2013年は双六岳から槍ヶ岳、2014年は白馬岳と北アルプスが続いたので、2015年は南アルプス登山企画となりました。
なお、九州から遠く南アルプスを登るなら北岳だけではもったいないと、無理しても甲斐駒ヶ岳も征服する計画とお聞きして参加しました。
厳しい冬を耐えて短い夏に一斉に開花した南アルプスの花々は魅力的で惹きつけられました。そのアルプスの花々:約126種に出逢えて想像以上の成果でした。

平尾台の盆花

広塚忠夫 2015-08-15

Highslide JSミソハギ
  • 2015-8-15(土)、くもり、弱風、26℃〜27℃
  • 茶ヶ床:9:06〜広谷湿原:10:15〜広谷台(510m):10:55〜貫山(711m):11:57〜四方台:12:48〜茶が床:13:37

盆と言うのに福岡や県外ナンバーの車で混雑していた。鍾乳洞のお客さんのようだった。
平原には、ノヒメユリ(野姫百合)があちらにもこちらにも頭を垂れて可愛いご挨拶。
キキョウ(桔梗)も見頃が続き、サギソウ(鷺草)が二輪白く輝いていた。
初めてミソハギ(禊萩)にも出逢えて、良い盆となった。

トンボ三昧!

広塚忠夫 2015-07-24

Highslide JSアオビタイトンボ♂

7月24日(金)、大分県中津市、晴れ、弱風
古城英彦氏に誘われて、現地案内とトンボ識別のご教授を受けました。
うだるような暑さの湿地や池、河川を喘ぎながらついていきました。湿地の泥沼の中では、長靴に水が入るが我慢しながら、その上、葦や茨を掻き分けながらの藪漕ぎの進行でした。更に、河川は照り返しの暑さをまともに受けた観察でした。
過酷な条件であればあるほど、トンボのライファーとの出逢いは高級なご褒美と思われました。トンボに拘った観察会は2回目でしたが厳しい観察条件下ながら、大変新鮮なトンボ観察でした。判ったことは、一つ、奥が深い!

参考文献

  • 日本のトンボ:文一総合出版
  • 昆虫の図鑑:南方新社

自然観察会(平尾台)

広塚忠夫 2015-07-15

Highslide JSホザキノミミカキグサ

台風で観察会が中止になるともったいないので、前日の15日にも出かけました。15日は上の広谷湿原で、小さなホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)の撮影に苦労しました。16日の観察会は、私の誕生日で早くも古稀を迎えました。そこで最後にハッピーバースデーの合唱と饅頭などで祝って頂きありがとうございました。

トキソウとヤマトキソウが全盛の平尾台!

広塚忠夫 2015-06-10

Highslide JS今が見頃のヤマトキソウ

2015-6-10(水)、8:55〜15:00、くもり

来週(6月18日)の自然観察会(平尾台)のコース選定のために事前調査を兼ねて探索しました。

平尾台の花々の移ろいは早いもので、ツレサギソウの花は果実に移行し、フナバラソウ(舟腹草)は一株に出逢えただけでした。一方、トキソウ(朱鷺草)とヤマトキソウ(山朱鷺草)が丁度全盛でウキウキしながら堪能しました。期待種のカキラン(柿蘭)の花は、開き始めで来週の観察会は見頃を迎えているでしょう。観察会が楽しみです。

野鳥観察種(15種)

キジホトトギスカッコウトビハシブトガラスヒバリ
ヒヨドリウグイスセッカスズメカワラヒワホオジロ
ホオアカガビチョウソウシチョウ

今年の久住山のミヤマキリシマ(深山霧島)

広塚忠夫 2015-06-04

Highslide JS虫喰われの無惨なミヤマキリシマ(深山霧島)、ここまで酷い姿は初めてです
  • 2015-6-4(木)快晴、弱風
  • コース:男池:8:50〜ソババッケ:10:10〜大戸越:11:11〜平治岳:11:45〜大戸越:13:10〜ソババッケ:14:50〜男池:16:25

ミヤマキリシマ(深山霧島)の花園を目指して集まる久住山系は、今頃が見頃の筈です。花は裏表の年がありますが、ここまでの酷さは観たことがありません。常連の登山者は、虫食いが主な原因と言われていました。
大戸越えの記念撮影ポイントのミヤマキリシマは、葉っぱも花も消えてなくなり、別ものの憐れな姿を晒していました。それでも、平治岳の頂きまで登ると、そこまでは酷くなくまあまあの花園を見せてくれました。
帰路の隠し水付近で、ヤイロチョウのポピィーポピィー(白ペン黒ペン)の鳴き声のサービスがありました。今年、初めて聴きました。

観察種(20種)

キジバトアオバトホトトギスツツドリカッコウアカショウビン
ヤイロチョウカケスハシブトガラスヤマガラヒガラシジュウカラ
ホオジロウグイスゴジュウカラミソサザイクロツグミオオルリ
イカルソウシチョウ

春のハチクマ渡り調査(六ケ岳)

広塚忠夫 2015-05-17

Highslide JSハチクマ
  • 2015-5-17(日)8:46〜12:00、くもり、弱風、21℃〜27℃
  • 調査地:六ケ岳

本日は、明神ヶ辻自然公園探鳥会(ハチクマ渡り)であるが、観察ポイントは多い方が良いとの自己判断から六ケ岳(宮若市・直方市)に登った。

六ケ岳山頂は小河洋綽氏、ケイ子さんと私の3人で、久しぶりのハチクマ渡り春の調査となった。ハチクマは、秋とは逆コースの南側からふわっと湧いてきて低空を渡って行くので、初めは戸惑った。しかし、低空をゆっくり渡ってくれたお蔭で、コンパクトカメラでも充分撮影できた。

それに、ハイタカとサシバも現れ結果として、成果も残せた愉しい調査となった。

観察種(17種)@5030-4594

キジバト1アオバト1ホトトギス1ハチクマ14ハイタカ2サシバ2
アオゲラ1サンコウチョウ1ツバメ2ウグイス4メジロ3セッカ1
キビタキ1オオルリ1カワラヒワ3ガビチョウ2ソウシチョウ20+

見島(山口県萩市)の2015年春の野鳥達

広塚忠夫 2015-05-06/08

Highslide JS飛ぶとこんなに白い、アカガシラサギ

2015-5-6(水)〜8(金)

林孝さんの個人企画に、7人(女性2人、男性5人)が参道した。

事前鳥情報は、5月は晴天が続いているが、その割には気温が平年より低くて見島に立ち寄りが大変少ないとの評価であった。

倉木山のお花

広塚忠夫 2015-04-12

Highslide JSジロボウエンゴサクとキスミレ
  • 2015-4-12(日)くもりから雨、強風
  • 男池から車で移動〜倉木山入口:12:11〜倉木山山頂:13:24〜倉木山入口:14:00

倉木山(大分県湯布院町、別府市)は、キスミレの群落が見頃を迎えていた。ただ、落ち葉が舞い上がる程の強風を受けての観察登山となった。山頂から下りにかかると小雨になり、登山口では本格的に降ってきた。仕方なく車中からキスミレ(黄菫)のお花畑を観察しながら山を後にした。

男池のお花と野鳥

広塚忠夫 2015-04-12

Highslide JSイカル
  • 2015-4-12、くもり、中風
  • 男池(久住・黒岳):6:00〜かくし水:8:10〜男池:10:52

5時に起床。皆さんと別れて単独で男池(大分県由布市)に向かった。第一の目的は、キバシリに逢いたくて向かったが残念ながら気配もなかった。替わりは、イカルが小集団で現れた。それに、びっくりするほどのアトリの群れが、樹木の枝や岩に一時休止したり地面で餌取しながら次から次へと去って行った。ざっと50羽の束でカウントしたら500+だった。

お花は、ユキワリイチゲ(雪割一華)は盛りを過ぎ何輪か残っていた程度だった。圧巻は、スミレのプリンセスと言われる「ヒナスミレ」が、男池からかくし水のルートで岩の上や樹木の根本のコケの中からやさしい魅力的な姿の群落が連続して愉しませてくれた。なお、複葉性スミレは、エイザンスミレ(叡山菫)が何度も現れたが、不思議とヒゴスミレ(肥後菫)は一度も観られなかった。ヒゴスミレ(肥後菫)は日当たりのよい場所が好きなようです。

観察した野鳥(13種)

コガモ10アオバト2オオアカゲラ3アオゲラ1コガラ1ヤマガラ1
ヒガラ2シジュウカラ3ヒヨドリ10カワガラス1トラツグミ1アトリ500+
イカル30+

八方ケ岳のお花と野鳥

広塚忠夫 2015-04-11

Highslide JSヒゴスミレ(肥後菫)
  • 2015-04-11(土)はれ、弱風
  • 矢谷渓谷:9:17〜八方ケ岳11:40〜矢谷渓谷:14:55〜瀬の本高原にて車中泊

登山仲間に誘われて、八方ケ岳(1052m:熊本県菊池市)に6人で登った。ヤホウガタケと読みます。どこから観ても同じ形に見えるところから命名されたとか。

渓流沿いの登山口で、靴を履き替えていると、オオルリが“オールーリージジ”とカワガラスが“ギッギッ”と啼いて迎えてくれた。

花は、登り下りともマルバスミレ(丸葉菫)とヒゴスミレ(肥後菫)が何度も愉しませてくれた。

観察した野鳥(16種)

コゲラ1オオアカゲラ1アオゲラ1カケス2ハシブトガラス1コガラ1
ヤマガラ1ヒガラ2シジュウカラ2ヒヨドリ5ウグイス1ゴジュウカラ1
ミソサザイ8カワガラス1オオルリ2ソウシチョウ20

平尾台の今、お花畑が凄い!

広塚忠夫 2015-04-09

Highslide JSオキナグサ(翁草)
  • 2015-4-9(木)、くもり、中風、10℃〜13℃
  • 不動坂:9:24〜風神山:9:30〜茶が床:10:25〜天狗岩:11:38〜桶の辻:12:08〜12:41〜周防台:13:03〜広谷湿原経由〜茶が床:14:30

今の平尾台は、オキナグサ(翁草)が見頃です。それに、センボンヤリ(千本槍)やフデリンドウ(筆竜胆)、キジムシロ(雉筵)などが、お花畑を創り賑やかで春本番を迎えています。

それぞれのお花畑は、一帯に花花が連続して凄いの一言です。また、スミレ類が群落や単独で次々に現れ愉しませてくれます。でも、スミレの識別には時間がかかります。いちいち図鑑に教わっています。

観察した野鳥(15種)

キジ1トビ3ハシボソガラス2ハシブトガラス4ヤマガラ2シジュウカラ1
ヒバリ8ヒヨドリ5ウグイス7メジロ3セッカ1カワラヒワ1
ホオジロ2コジュケイ1ソウシチョウ2

大法山からの鳥・花情報

広塚忠夫 2015-04-08

Highslide JSサツマイナモリ(薩摩稲森)
  • 2015-4-8(水)くもり後晴れ、中風、12℃〜13℃
  • 天慎寺:9:45〜大法山:10:08〜白馬山経由〜安国寺奥の院:11:01〜梅林公園:11:18〜三光園:11:46〜鬼子母神:12:38〜展望台:12:54〜13:50〜天慎寺:14:58

まだ、冬鳥のシロハラがいるのに、夏鳥のオオルリの鳴き声が聴こえてきた。まだ、完璧な鳴き声ではないが、冬鳥と夏鳥が混在している大法山だった。昨年のオオルリ記録は、4月17日にミニ自然観察会(香春岳)でオオルリが観察されているが、今年は、10日も早い筑豊へのご帰還です。花は、ナガバノタチツボスミレ(長葉の立坪菫)とサツマイナモリ(薩摩稲森)のオンパレードでした。

北海道ツアー写真ショー

広塚忠夫 2015-04-04

Highslide JS村田希巳子さん(北九州・企画部長)

4月4日:北九州市の戸畑生涯学習センターにて、日本野鳥の会北九州・企画部長、本会会員の村田希巳子さん企画の「北海道ツアー写真ショー」が、20人の参加で開催されました。

田代省二、岩本君子、志水仁、長田哲夫、山下信弘各氏から、自信作品のツアーの画像が、プロジェクターで映写されました。

拡大画像であり、あの難しい海鳥の識別学習会にもなりました。

映写のあと、波多野邦彦氏から「フェリー上での海鳥観察方法」について、森本嘉人代表からは「リュウキュウキビタキ」の北九州観察情報を、画像をもちいて発表がありました。

この発表に聴き入ってしまい、撮影するのを忘れて申し訳ありません。

追記、

私(広塚)のツアー発表は、画像メモリーが当会準備のパソコンで読み込めなく残念ながら未発表となりました。サイト「くまたか」で見て頂くようお願いし、陳謝しました。

北海道ツアー:釧路・根室・落石ネイチャークルーズの鳥情報と画像
(短縮URL:http://goo.gl/96s1vG)

関の山のスミレ

広塚忠夫 2015-04-02

Highslide JSニオイタチツボスミレ
  • 2015-4-2(木)、くもり、弱風、20℃
  • 糸田道の駅:9:20〜関の山・大山分岐:10:48〜関の山:11:13〜分岐:11:43〜金石山:11:54〜大山:12:36〜烏尾峠:14:05〜国境石:14:05〜ピストン〜烏尾峠:14:21〜糸田道の駅:15:11

関の山(旧庄内町・糸田町)に糸田道の駅から歩いた。関の山は、太宰府と宇佐を結ぶ大宰府(大宰府は古名)官道の関所があったことから命名され、現在も大宰官道の看板が立てられている。ルート上ではウグイス、ガビチョウ、ソウシチョウの鳴き声が目立っていた。特に、大山から烏尾峠の道中はソウシチョウの凄まじい鳴き声にあきれ果てた。その点ウグイスの鳴き声は情緒があり心が和む。それに、スミレが次々に出現し満喫した。なかでも、心地よい匂いを漂うわせていたニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)に誘惑され、しばしの間佇んだ。

平尾台の今!

広塚忠夫 2015-03-27

Highslide JS
  • 2015-3-27(金)、晴れ、弱風
  • 茶が床:9:00〜水晶山:11:39〜広谷湿原:13:28〜茶が床:14:13

イケメンの三浦博嗣おじさんと、野郎ふたりで水晶山まで散策しました。

花は少し早いようで4月中旬からが見頃のようです。それでも、野焼きあとの大地からセンボンヤリ(千本槍)やスミレが顔を出していました。

キジ1、ハシボソガラス5、ハシブトガラス1、ヒバリ5、ツバメ1、ヒヨドリ20+、ウグイス2、ホオジロ7、ホオアカ1

香春岳のイヌガシ(犬樫)

広塚忠夫 2015-03-24

Highslide JS
  • 2015-3-24(火)、小雪、中風、10℃
  • 五徳峠:9:45〜三ノ岳:11:16〜二ノ岳:12:15〜五徳峠:14:22

寒気団が流れ込むとの予報が当たって、峠のスタートから小雪が舞った。稜線では風も冷たく体感温度が更に下がって冬にぶり戻しの香春岳だった。

期待して登ったのは、この時期に見られるイヌガシ(犬樫)の花との出逢いだ。「樹木の多い日本だが、これに似た花はほかにはない」(山渓ハンディー図鑑3:離弁花@)と記述されている。そうなのかと、毎年じっくり観賞することにしている。今年も、咲いている花を見つけた瞬間は、あった!と声を発しウキウキ気分になる。ほんま、真っ盛りの暗紫色の小さな密集した花々に謝謝した。

イヌガシ(犬樫)のサイトの説明では、“カシ(樫)は,ブナ科コナラ属の常緑高木の総称である。材質は非常に堅く、粘りがあることから木刀、道具の柄などに最適であり、古くから用いられてきた。それに対して,材としての利用価値が低いという意味でイヌガシとされる。

しかし,イヌガシはクスノキ科であり,分類上はまったく近縁ではない。葉の大きさや質感が似ているだけで、木材の優等生カシ(樫)と比較されてしまったのは気の毒”なイヌガシ(犬樫)だ。

観察した野鳥

ハシボソガラス30+、ハシブトガラス3、ヤマガラ2、シジュウカラ1、ヒヨドリ1、ウグイス3、メジロ2、ミソサザイ3、シロハラ1 (@3050-4627)

筑豊緑地探鳥会事前調査

広塚忠夫 2015-03-02

Highslide JSルリビタキ

筑豊緑地主催による野鳥写真展のための支援探鳥会が、3月8日9時30分より開催されます。

そのため危険箇所点検やフィールドの様子など、本日事前調査を行いました。

調査日:2015-03-02

  • 写真1〜12:@5030-3589 筑豊緑地(飯塚市仁保)
  • 写真13〜15:@5030-3680 帰路の“関の山登山口”(飯塚市綱分)でウソ2

北海道ツアー:釧路・根室・落石ネイチャークルーズの鳥情報と画像

広塚忠夫 2015-02-11/14

Highslide JSエトロフウミスズメ
  • 北海道探鳥ツアー(北九州・筑豊合同)
  • 参加者:12名
  • コース
    • 2月11日:北九州空港(5:30)〜羽田空港〜釧路空港〜鶴居村(音羽橋・鶴見台)〜厚岸水鳥観察館〜厚岸大橋〜根室(風連・風露荘:分宿)

    • 2月12日:根室〜落石ネイチャークルーズ(約2時間半)〜友知漁港〜歯舞漁港〜納沙布岬〜温根元海岸〜根室港〜花巻港〜根室(風連・風露荘)

    • 2月13日:根室〜落石ネイチャークルーズ(約2時間半)〜霧多布海岸〜アゼチ岬〜霧多布岬〜琵琶瀬岬〜初田牛〜根室(風連・風露荘)

    • 2月14日:根室(風連・風露荘)〜春国岱ネイチャーセンター〜スワン44ねむろ道の駅〜厚岸湖岸〜釧路空港〜羽田空港〜北九州空港(23:50)

  • 観察種
    • 鳥:59種(別表鳥合わせ)
    • その他:エゾリス、エゾシカ、キタキツネ、ゴマフアザラシ、トガリネズミ
  • 感想
    • 初日は、鶴居村でタンチョウをじっくり観察しました。二日目と三日目は、根室市落石ネイチャークルーズで約2時間半の海鳥観察・撮影は大収穫でした。
      クルーズは2日間とも凪で、年間でも珍しい航路コンディションだと言われました。しかし、それでも揺れました。カメラのファインダーを通しての撮影は難しく凪であっても縦横に揺れます。船酔い常連の私は、なぜか2日とも酔いませんでした。ほんま、凪に感謝です。
      クルーズの一番の印象は、エトロフウミスズメの額のカールした冠羽が、ユーモア一杯でした。どうしてあのように進化したのか不思議です。陸上では、風露荘の雪道でキバシリとの30年振りの感激の再会とホオジロの仲間が厚岸湖岸の倉庫の雪道で採餌している姿の撮影でした。現地では、この鳥の識別で喧々諤々でしたが、明瞭な白髪の頭央線が画像に現れ、自分はシラガホオジロで納得しています。

曽根海岸探鳥会に参加して

広塚忠夫 2015-01-04

Highslide JSなんだろう?

12月28日〜1月3日まで一週間、6人の孫たちに遊んでもらい愉しくはあったが、十分に疲れた。

4日は、別れの挨拶なしに曽根に直行した。7時30分頃に現着したが、雨が撮影を邪魔した。新年のあいさつや雑談の後、9時過ぎのスタートとなった。最後の鳥合わせでは46種を数えた。流石、曽根海岸だ。

特記は、アカアシシギとハジロコチドリが現れて、もういいや位シャッターを押しまくったが残念ながら全てピンが甘く記録写真に終わったこと新年早々、反省のスタートです。

(2015年1月4日、日本野鳥の会北九州主催探鳥会)

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