2016年目次
広塚忠夫 2016-12-29
今年、ミヤマガラスとの初めての出逢いです。カウンターで±150羽を数えました。
コクマルガラスが混じってないか探しましたが、確認できませんでした。
広塚忠夫 2016-11-29
晴天で気持ち良い事前調査の一日でした。スタートして直ぐに、オシドリとホシハジロが迎えてくれました。
御所ヶ谷からホトギ山経由して馬ヶ岳までゆっくりした歩きで、三浦博嗣植物部々長と樹木の識別を楽しみました。
広塚忠夫 2016-11-06
ダイシャクシギ・ズグロカモメ・オオジュリンが帰還していました。コガモは、まだエクリプスで♂♀の見分けが困難です。本日の見物は、迫力あるカワウの追い込み漁を観察できたことです。
ところで、曾根海岸線の新道(潮遊溝近接ルート)の工事が、大掛かりに始まっていました。この新道は、海岸線と後背地(田圃)を分断するので、野鳥や陸海の生き物に致命的な影響を及ぼすことが、曾根海岸を鳥瞰すると一目で判ります。悲しいやら腹立たしいやら、なんてことをする人間どもか、と、海鳥が叫んでいるようでした。あほらしくて、記録写真も撮る気にもなりませんでした。
広塚忠夫 2016-10-29
元気にオシドリがご帰還されていました。嬉しくて草葉の陰からワクワクシャッターを押しまくれました。
広塚忠夫 2016-10-15
担当の佐藤久恵さんら4人で、平尾台(北九州市小倉南区)の自然観察会予定コースを調査しました。
10月20日(木)の自然観察会には、ムラサキセンブリ(紫千振)やセンブリ(千振)、ウメバチソウ(梅鉢草)が見頃の群落を魅せてくれるでしょう。
広塚忠夫 2016-10-12
久しぶりに急登の岩登りコースを登った。三の岳山頂から下っていると、ギャーギャーと騒がし気に樹枝を揺さぶる2匹の猿が採餌していた。その奥にも数匹の動きも察知でき、観察を続けていると全て谷間を降りて行った。
午後の二ノ岳から帰りは、最短コースの馬の背の岩場を下り本道に入ると、また、ギャーギャーの鳴き声が聴こえたので見回すと、約30m離れた枝越しに家族3匹が道端に座り込んでいるのが見えた。雌猿が赤ん坊をあやしている横には雄猿が毛繕いしている和やかな家族風景を記録写真に撮った。周りには樹の上に一匹、道端に1匹、樹木の下に1匹の計6匹が現認できた。
離れて観察しているが、察知されたようで先ず親子猿が去り、樹上と道端の猿が鳴きながら藪の中に逃げるように去り、最後にやや大きい猿が、こちらをじっと窺っていたが、少し時間をおいて藪に消えた。本日合計の猿姿を確認したのは8匹だった。
自然史:香春岳(熊谷信孝著/海鳥社)によると
「2012年には野性猿は三群が確認されて、A群約60頭、B群約130頭、C群約25頭が生息していると思われる。2015年はA群は五徳と中組を中心に遊動しているが、姿をみせるのは10頭あまりが多い。」との記述から本日の猿はA群の猿と推測された。
広塚忠夫 2016-09-30
当日の未明は大雨が降り続いていて、更に、大雨雷注意報の発表があったので調査中止もありうると心して、集合場所の響灘ビオトープ駐車場へ車を飛ばした。なんのことはない、やれるだけやりましょうとリーダーの一言だった。
島の森林コースは蚊や虫が多くて、あちこち刺されながらも調査を遂行した。調査をふり返ると、枝越しに最初のハチクマを観察してから続々と現れるハチクマに歓声が上り、本日はハチクマの秋の渡りの観察会の様相だった。なお、期待のカラスバトも、啼き声と樹間の飛翔が頻繁にみられ、一度だけだったがシャッターチャンスのポーズを順光でサービスしてくれた。
本日のハチクマ観察の特記事項。曇りのコンディションで、南東の風が吹くとその風に向かって藍島の方向へ飛翔し、南の風が吹き出すと、南方向の若松方面へ飛翔ルートを変更した。また、海上の風がある一定以上に強くなると飛ぶの止めて白島の森に隠れ、強風が少し弱まると現れて飛翔を開始した。
過去の六ヶ岳(鞍手町/宮若市)ハチクマ観察では、天気良い日は上昇気流に乗って帆翔しながら高く高く舞い上がり、そこから羽ばたかないで速度をあげ滑翔して飛び去り、朝立や上昇気流がない曇りの日は谷間の風を利用してゆっくりとした低空飛行を観察している。今回の海上の風の影響を受けた観察は初めてで貴重な記録を残せた。また、この様な機会が再来すれば注視して観察したい。
広塚忠夫 2016-09-24
約10年前に出逢った福智山(直方市)稜線上のシオガマギク(塩竈菊)の花街道に、また、逢ってあの興奮を味あいたいと、三浦夫妻と出かけた。
あったあった!約5割程度が残り、一部は草刈りの犠牲花も観られたが、まだまだ見せ場を残している花街道が喜ばせてくれた。でも、このコースは、沢山の花々との出逢いと引き換えに長い長い歩きの苦闘があり、ほんま、疲れ切った。
鳥は、スタート直ぐの鱒渕ダムでイソヒヨドリが出迎えてくれて、湖面ではヤマセミのダイビングとカワウの飛翔が観られたが、その後はソウシチョウの独壇場だった。それに続く観察は、真っ黒いカラスヘビ(シマヘビ)とヤマカガシだった。更にマムシが現れ、最後にはジムグリとの蛇たちの出会いの日でもあった。
広塚忠夫 2016-09-17
響灘ビオトープ学習会(日本野鳥の会北九州主催)に参加しましたので、報告致します。
なお、雰囲気は、別途の画像を見て頂ければ幸いです。
午前中は響灘ビオトープにて探鳥会後、講演・岩本光徳氏の「埋め立て地のコアジサシ」。
午後は、講演・森本嘉人代表の「鳥の調査の方法」。
その後、会員による写真ショー(10名発表)、山下信弘・広塚忠夫・長田哲夫・水谷吉男・糸山徹・小林美奈・田代省二・岩本光徳・川崎実・村田希巳子の各氏(なお、林孝氏は都合により棄権)
広塚忠夫 2016-09-04
台風の影響で雨が心配だったが、14名の参加があった。幸い雨には会わなかった。早めに探鳥会が終わったので、二次会を林孝、佐本、中川、瀧本各氏と曾根干潟・竹馬川(ちくまがわ)・大野川を探鳥した。
北九州にも所属しているので、当会筑豊支部の行事がない時は、極力北九州の行事にも参加するように心掛けている。
広塚忠夫 2016-09-03
M氏から情報を頂き、チョウセンヤマニガナ(朝鮮山苦菜)との初出逢いを目的に平尾台に向かった。
往きは探しきれなかったが、帰路で見つけて何枚も記録写真を撮った。今まで丈が高いアキノノゲシ(秋の野芥子)と一見良く似ているので見逃していた。
追伸
今年のナンバンギセル(南蛮煙管)は裏年の様だった。昨年の記録では豊作でこれでもかと次々に現れていたが。
広塚忠夫 2016-08-16
この蒸し暑い時期にしては、風の心地良いコンデションだった。
ノヒメユリ(野姫百合)は見頃を迎え、キキョウ(桔梗)やサイヨウシャジン(細葉沙参)も全盛だった。広谷湿原はサギソウ(鷺草)は一輪しか確認できなかったが、ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)・サワギキョウ(沢桔梗)・コバギボウシ(小葉擬宝珠)が賑わっていた。
鳥はセッカとホオジロがよく現れたが、ホオアカは現れなかった。否、見つけることが出来なかった。
広塚忠夫 2016-08-08
太陽が脳天を容赦なく照らす。くらくらする程暑い平尾台だったが、この暑い時期は花が美しい季節で見逃せない。早いもので、オレンジのコオニユリ(小鬼百合)の全盛からノヒメユリ(野姫百合)の平原へ移ろっていた。足をとられながら藪漕ぎして辿り着いた上広谷湿原には、真っ白いサギソウ(鷺草)が3羽、今にも飛び立ちそうに輝いていた。
ウグイスは、今の時期は老鶯と詠まれるが、今日の啼き声は最高に熟練された囀りが響き渡った。季語も「熟鶯」がぴったしで追加を望む。
熟鶯が平尾台を席巻す(駄句)
広塚忠夫 2016-08-01
8月4日(木)自然観察会(古処山、嘉穂町)の事前踏査に、担当の三浦博嗣氏にご一緒した。
8月初旬の古処山の見どころは、なんといってもオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)群落である。既に、花のピークを迎えており、群落もあちこちでに観られ、オレンジの花々で飾られた古処山が迎えてくれた。この山のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)群落は、私の感覚では拡大しているように見えた。
この群落が、4日の自然観察会までオレンジの花畑が続いているように、祈るだけだ。
広塚忠夫 2016-07-25
やや遅いが、うだるような暑さの下界から大自然の懐に抱かれて愉しむ生活パターンからであろうか、自然に平尾台に向かっていた。握るハンドルもルンルンの世界を創造していた。
茶ケ床に現着すると、既に観察撮影を終えたグループが雑談されいる中に、しっかり一眼レフを膝にしたM氏がおられた。
会釈して歩きだすと、平原にはキキョウ(桔梗)の青紫色の群生の花々が迎えてくれた。コオニユリ(小鬼百合)の橙赤色の花びらが受粉を助ける虫虫を呼びこんでいるように輝いている。道々の両サイトでは淡紅紫色のカワラナデシコ(河原撫子)が連なって魅せてくれる。青紫色と橙赤色に淡紅紫色の花々が道中をこれでもかと着飾ってくれて流石の平尾台だった。期待の可愛いノヒメユリ(野姫百合)の朱色の花は咲はじめで、今から花盛りを迎えるようだ。
暑さを忘れて楽しませてくれると言われるが、汗をかきかきの猛暑の現実に足を入れ、厳しさを凌ぐ快さに誘惑されることが、楽しくて忘れられないと解釈している。
ホトトギス2、アオゲラ1、ヒバリ6、ツバメ1、ウグイス8、セッカ5、ホオジロ5、ホオアカ6、ガビチョウ3、ソウシチョウ3(3次メッシュ @5030-5712)
広塚忠夫 2016-06-17
最初に白島調査報告に接して、上陸に関して誤解されると困るので下記についてご理解願います。
白島は、鳥獣保護区(特別保護地区、北九州市若松区)が設定されており、更に、白島国家石油備蓄基地の管理・運営が厳重に実施されていることから、一般者(会員も含む)の上陸はできません。今回の調査においても、福岡県・漁業協同組合・JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)・白島石油備蓄株式会社から許可承認の上で上陸いたしました。
また、今回の調査は、福岡県平成28年度鳥類調査生息分布調査事業のうち北九州市若松区白島(男島)の調査を行ったものであり、本調査が将来の福岡県環境保全に資する目的で実施されました。
広塚忠夫 2016-06-14
広塚忠夫 2016-05-30
2016-05-30(月)快晴、弱風
天慎寺:8:55〜展望台:9:28〜鬼子母神:9:43〜大法園:10:17:梅林公園:11:20〜奥の院:11:41〜白馬山:12:06〜大法山:12:15〜天慎寺:12:27
6月29日の探鳥会が雨で中止になり、今年の記録が必要なので、その翌日に大法山を歩きました。雨上がりで虫の襲撃が激しく、網帽子を被り防御しました。
大法山の目当てはサンコウチョウです。3ヶ所で啼き声は聴こえましたが、極短く、啼き声の録音記録は残せませんでした。元気に啼いていたのはホトトギスでした。全山ではソウシチョウがやかましいように啼いていました。ところで、マムシには要注意です。
広塚忠夫 2016-05-21
2016-05-21(土):18:30〜20:30
戸畑生涯学習センターで行われました。
発表順番は、広塚忠夫、田代省二さん、黒田文雄さん、高橋俊吾さん、三浦博嗣さん、三浦美代子さん、村田希巳子さん、志水めぐみさん、糸山徹さん、最後に田中良介さんの報告でした。
台湾探鳥ツアーの愉しい思い出を甦らせた約2時間のロングランの写真ショーで、満足の一言です。企画の村田希巳子さんへ感謝です。次の探鳥ツアーを楽しみにしています。
(参考:台湾ツアー写真ショーのご案内)
広塚忠夫 2016-05-18
広塚忠夫 2016-05-08
日時:2016-05-08、9:10〜12:10、晴れ、中風
場所:剣岳
本日は、春のハチクマ渡りの調査を兼ねた明神ヶ辻山自然公園探鳥会が実施されましたが、調査場所が多いほど良いと思い剣岳に登り単独調査を実施しました。
結果は残念ながら、剣岳のハチクマ渡りは「0」でした。遊んでくれたのはエゾビタキでした。
観察種 @5030-5534
トビ1 | アオゲラ1 | ハシブトガラス2 | ヤマガラ1 | シジュウカラ1 | ツバメ2 |
ヒヨドリ5 | ウグイス3 | メジロ10+ | エゾビタキ2 | オオルリ1 | カワラヒワ7 |
ホオジロ1 | ガビチョウ1 | ソウシチョウ1 |
広塚忠夫 2016-05-01
2016-05-01、晴れ、弱風
陽射しが厳しい夏日の平尾台(北九州市小倉南区)を男3人で頑張った。吹上駐車場を8時39分出発して大平山経由の広谷湿原、茶ケ床へ、更に、そこから自然活センターまで散策して、15時46分着の約7時間の行程であった。
特記は、帰路でハシナガヤマサギソウ(嘴長山鷺草)とコキンバイザサ (小金梅笹)を探していると、足元からヒバリが転げるように飛び出した。なんと目の前での擬傷行動だ。突然だったので、このヒバリは怪我しているのかと勘違いしたほど惹きつけられた。営巣の雛を守るため傷ついた仕草で捕食者に気を引く行動である。このヒバリの擬傷は、過去観察したコチドリやシロチドリの仕草と全く同じだった。案の定、踏みつけそうな真下に保護色の巣があり、雛4羽が黄色い口を開いて懸命に餌を要求していた。ほんま、踏みつけなっかたのが救いだった。直ちに巣を離れる会員としての当然の行動をとった。
広塚忠夫 2016-04-16/19
海上は凪で気持ち良くて船酔いも忘れて、海鳥を探しながら快調な滑り出しだった。オオミズナギドリの大群が波に合わせて乱舞し、フェリーと並行して間近な快飛でカメラのファンダーから興奮の映像を記録した。その大群の中にやや小さな海鳥の小群が現れ、アカエリヒレアシシギだ!と教えて頂いが、既に遅く、残念ながら後姿の失敗写真に終る。約1時間15分の海上探鳥から見島小学校の「バードウォッチング2016in見島」に臨んだ。一昨年の参加者と比べると、非常に少なく三分の一程度のようだ。開催日が一週間早く、熊本地震の影響も考えられる。我が班は、林孝氏案内人に従い探鳥に出発した。
4日間では、常連のキビタキ・オオルリ・アトリ、センダイムシクイの群れ、宇津港の海岸線でタイワンハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ、ハクセキレイなどを識別しながらシャッターを押す。北灯台に向かう田圃でギンムクドリをじっくり観察し、北灯台の近くでは繰り返しの13羽の鳴き声と飛翔のカラスバトがサービスしてくれたので記録写真も残せた。やはり、渡り全盛期より早い探鳥会の設定だったので、やや寂しい成果だった。それでも90種以上を記録した。
広塚忠夫 2016-04-05
広塚忠夫 2016-04-03
広塚忠夫 2016-03-06
当コウノトリは、3月5日(土)荒井充子氏(タカ研)から観察連絡を受け、田代省二氏(当会会員)が現地確認されたそうです。
翌日6日(日)、曽根干潟探鳥会から帰りに、担当・村田希巳子さんらとコウノトリを観察した記録画像と情報を提供致します。
広塚忠夫 2016-03-06
ズグロカモメの夏羽を観たいと参加し十二分に観察できた。ハイイロチュウヒも現れ、観察種も53種と流石、曾根干潟探鳥会だった。
広塚忠夫 2016-02-10
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