2017年目次
広塚忠夫 2017-11-16
スタート時は曇りで風がやや強く、寒さを感じる天候であるが、動いている時は丁度良い気温だった。11月中旬でも流石、花の宝庫の平尾台は十二分に楽しませてくれる。
先週の7日の散策時に、藪漕ぎして石につまずき転倒し両膝負傷した時に杖を忘れていたので、付近を探しに来たが見つからなかった。相性の良い拾った杖ではあるが残念だ。拾った杖は、また誰かに拾われる!循環の法則か?
(2017-11-19掲載)
広塚忠夫 2017-11-07
佐藤久恵さんから、ムラサキセンブリ(紫千振)・ウメバチソウ(梅鉢草)・リンドウ(竜胆)が見頃を迎えている情報を頂き平尾台から水晶山ルートを探索しました。情報通りウメバチソウは足の踏み場がない程に咲き誇っていました。
また、冬鳥はマヒワとミヤマホオジロの群れとの出逢いもあり、気持ちの良い探索の一日でした。(北九州市小倉南区・平尾台)
(2017-11-14掲載)
広塚忠夫 2017-10-24
自然観察会(御所ケ岳、行橋市)12月7日(木)の予定ルートの台風被害の調査を兼ねて踏査した。結果、台風被害は見られなかった。
馬ケ岳まで縦走後の帰路は、田畑の風景を観察しながら出発地の住吉駐車場までの周回ルートを歩いた。
観察会は周回ルートを歩くこととして、厳しい方には下山後に大谷登山口待機をお願いして、迎えに行くことで提案したい。
また、植物で気になっているコカラスザンショウ(小烏山椒)は枯れかかった樹木しか確認できなかったので、本番の時は、皆さんと生きた樹木を探すことにしたい。
(2017-11-14掲載)
広塚忠夫 2017-10-10
人気のシオガマギク(塩竈菊)とヒメヒゴタイ(姫平江帯)に逢えて満足でした。それにナンバンギセル(南蛮煙管)があちこちで現れて、前月からの全盛期が継続中で今年はナンバンギセルの年です。
センブリ(千振)は見頃を迎えて居ますが、ムラサキセンブリ(紫千振)やウメバチソウ(梅鉢草)、リンドウ(竜胆)はやっと、花が開き初めで蕾ばかりが目立っいる状態であり見頃は来週あたりと思われます。
広塚忠夫 2017-09-24
23日に続き、湯原山(宮若市、ゆばるやま)の観察地に登った。本日は伐採木を運び出す林道先端まで進んで、より良い観察地を探すことにした。
この先端の方向転換は、道幅が狭く粘土がどろどろ状態だから小河氏から要注意と言われていましたが、四輪駆動で軽く抜けられると慢心していたことから、恥ずかしながらJAFの三人の方にお手数をおかけすることと相成った。この対応や救出に、貴重な約一時間以上を無駄にしてしまった。方向転換して、否、して頂いて安全な場所に駐車した。
気を取り直して稜線上の絶好ポイントを調べ歩いた。見通しの良いシカ網設置の傍の高台に陣地を構えた。昨日より標高があり、視界が広がり雄大な景色とハチクマ渡りが満喫できる地点だと想定した。早めの昼食にしようかと座ると、タカ柱が飛び込んできた。
昼食後も次々に、間近でタカ柱の贅沢なサービスが続いた。本日の渡りで気が付いたことは、この高台からやや遠くでタカ柱が形成されて、更に、この近くまで飛翔して来て二度目のタカ柱が観察されるようだ。帆翔して高度を上げて犬鳴山系を滑翔しながら山越えを行っていた。
この観察記録から、、ここは、二度のタカ柱が観察できる湯原山ハチクマ観察場所だと言っても過言ではない。
広塚忠夫 2017-09-23
午前中は六ヶ岳でハチクマ渡り観察を楽しみ、午後は小河洋綽氏から紹介頂いた湯原山(宮若市)に移動して観察を継続した。
ここは広範囲に人工林の伐採が行なわれて、抜群の見通しの良い観察場所だ。眼下には脇田温泉を始め犬鳴川の流れと周りの田畑の風景が素晴らしい。対面には犬鳴山から西山連山が連なり背後には笠置山が聳えハチクマ調査には絶好と言える観察地と判断する。
脇田から力丸ダムに通じる山道を登り、その峠から林道を進むことになる。入口はセメント舗装で走りやすいが、途中から道が狭く荒れた山道を注意する必要があるが、それ程長くないのでゆっくり走行であれば問題ない。
伐採地は広く、どの地点を観察場所にするか迷う程選択肢がある。とにかく見通しの良い林道の一地点に陣取り約一時間の観察で147羽が出現した。
ここの特徴は間近でタカ柱が観られることから魅力的な場所と思われる。又、明日もここで観察しようと決めて、下山した。
広塚忠夫 2017-09-19
今年初めて六ヶ岳にタカ渡り観察に登った。結果は、出現のハチクマ14羽と少なかったが、撮影サービスが良くハチクマ君に感謝した。
広塚忠夫 2017-09-09
9月9日(土)自然観察会(平尾台)の事前調査を行いました。
平尾台の花々は、いつも優しく迎えてくれます。サイヨウシャジン(細葉沙参)は全盛、サワギキョウ(沢桔梗)は今が見頃、ナンバンギセル(南蛮煙管)はあちこちから歓迎してくれました。先月まで大人気のノヒメユリ(野姫百合)とサギソウ(鷺草)は、寂しく最後の一輪が輝いていました。
草原では、南国に帰るため準備中であろうツバメ100±大群の乱舞が見事でした。その中にイワツバメ10+とコシアカツバメ数羽が混じっていました。
広塚忠夫 2017-08-31
8月29日の深倉峡のヤマドリ♂は、2度の出逢いとも直ぐにおさらばでした。
本日(31日)は、写真展撤収後にヤマドリ出現場所に、阿部氏にご案内をお願いして向かった。
なんと、その場に現着するや否や、直ぐに現れてポーズの連続だ。それだけでなくこちらに向かって来るので、400mmレンズは近過ぎて、全体像が撮れなく、嬉しい悲鳴をあげながら、後ずさりしてバチバチと撮らせて頂いた。
(鞍手町 @5030-5571 2017-08-31)
広塚忠夫 2017-08-21
鱒淵ダム(北九州市)から尺岳・福智山(直方市)コースを予定して歩いた。気温は25℃前後だったが蒸し暑く、それに加えて虫の襲撃に耐えながらの進行で一層暑苦しい登山となった。
本日の企画は、三浦美代子ギャラリー(2018-08-13)の森の妖精のナツエビネ(夏海老根)情報が気に掛かっていて一週間が経過しての訪問だった。多分、今が盛りと判断して目指したところ最高の時期に巡り会えルンルンだった。
一方、登山は体力の限界もあり、更に、雷鳴も轟いていたので両山とも諦めて下山した。道中はソウシチョウの啼き声と姿がたびたび観察されたが、英彦山程の喧騒は感じなかった。
終着の鱒渕ダムの赤い吊り橋から遠くにカモが観えたので、撮影してモニターで拡大すると、オシドリ♀の特徴で目の周りから後頭に向かっての白い線がなんとか確認できた。これはなんと、オシドリ♀越夏を記録したのだ。
広塚忠夫 2017-08-05
8月17日自然観察会(平尾台:北九州市小倉南区)の事前調査を、担当:岩本君子氏、植物部長:三浦博嗣氏と3人で行いました。
台風の影響が出始めて風がやや強めで、気温も25℃〜26℃と真夏にしては過ごしやすい観察日和であり、平原ではノヒメユリ(野姫百合)、コオニユリ(小鬼百合)、キキョウ(桔梗)が最盛期を迎えて居ました。広谷湿地ではサギソウ(鷺草)が遠く草の枝被りであるが12本も姿を魅せてくれて満足でした。
観察会当日は、皆さんを楽しませてくれること請け負いますので、多くの参加をお待ちしています。
広塚忠夫 2017-08-01
久しぶりに塔ケ峰から貫山経由して広谷湿原へと、長いコースを探索しました。(北九州市小倉南区・平尾台)
太陽がギラギラと照り付ける夏真っ盛りの平尾台は、頭がくらくらする程厳しい一日でした。でも、それを上回る愉しみをもたらせてくれました。緑の草原にノヒメユリ(野姫百合)とコオニユリ(小鬼百合)のオレンジ色が映え、青紫のキキョウ(桔梗)の広大なお花畑が癒してました。
広谷湿原ではオニヤンマがホバリングしながら産卵する現場を観察でき感激しました。暑さに抗して自然観察する価値、大いにありです。
広塚忠夫 2017-07-28
本日の事前調査は、8月3日の自然観察会(古処山)実施に当たり、観察ルートの九州北部豪雨の被害点検を行い、安全性の確保を第一目的として歩いた。点検結果は、殆ど被害はなく平常通り実施可能な状態であった。しかし、傾斜が大きい所や岩場のルートは湿っていたり苔生して滑る危険性が大きい場所が多く、体力(脚力)と相談しながらゆっくりと安全な歩みで行わなければならない。
鳥観察については極少だった。帰路の稜線上の急斜面では、キノコ畑の様な群生も観られキノコが見頃だった。花々は珍しい花々に出逢えて満足だった。オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)は、本日は咲き始めの状態であり来週の観察会当日が最高の姿を見せてくれるだろう。
広塚忠夫 2017-04-29
4月13日の自然観察会(香春町・香春岳)から約2週間が過ぎた花の変遷を楽しみに探索した。
スミレ類はオオタチツボスミレ(大立坪菫)が健在で目立った。ホタルカズラ(蛍蔓)は狭い一ヶ所で全開、二ノ岳群生地のギンリョウソウ(銀竜草)は開花が始まっていた。二ノ岳鞍部のフデリンドウ(筆竜胆)畑は全く消え去って、代わってヒメハギ(姫萩)の小群落が観られた。その先のチョウジガマズミ(丁子莢迷)は既に果実の時期に進んでいた。
帰路の馬の背のごつごつ岩場をよろけながら下っていると、大型の鳥が急に北側正面から低空で現れ東側(神宮院)へ飛び去り、後姿の背中の翼上面の白斑が見事だった。背中の全面は光の具合から暗緑色で黒色に近かった。間違いなく姿のブッポウソウだ! 興奮して、岩頂から見渡し更に、東斜面を探索したが歩き難く直ぐに力尽きた。渡りの途中か、それとも、この香春岳繁殖の淡い期待がよぎった。特に神宮院側に注目をお願いしたい。
広塚忠夫 2017-04-23
清々しい新緑に囲まれた天慎寺をスタートして、大法山・白馬山の周回コースを歩きました。 花は、ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)が次々に現れ見頃でした。その他のスミレは、シハイスミレ(紫背菫)の花なし葉っぱが一株観ただけでした。 鳥はサンコウチョウとの出逢いはありませんでしたが、夏鳥のキビタキ・オオルリ・センダイムシクイが帰ってきていました。
広塚忠夫 2017-04-15/16
2017-4-15〜17:見島バードウオッチング(見島観光協会主催)に参加しました。
渡りの時期しては早く、貧相な観察種でした。そのなかでも、セイタカシギとヤツガシラの記録写真を、なんとか残せました。
楽しかったのは夜の宴会のビールと焼酎、それに瀧本嬢配合のカクテルを嗜みながらの雑談でした。
(山口県萩市・見島
広塚忠夫 2017-04-09
福智山の山開きの日であり、善哉にあり付こうと現着すると、寸前に終了宣言だった。大事な任務の九州沖縄ブロック大会in英彦山の参加募集の呼びかけについて、筑豊山の会(7人)の皆さんや餅つき支援の蜂須賀病院(9人)の方々に行事内容をお知らせした。
出発地点の増渕ダム周辺は桜日和であり、大きいダム湖からヤマセミの啼き声が聴こえてくるが探しきれず、帰路でやっと出逢えた。赤い吊り橋の下を悠然と啼きながら飛翔し対岸の樹木の枝に止まった。しきりに啼き続けていたところに、あと一羽の♂であろうか、飛来し餌を与えてから仲良く奥へ飛び去る姿が観察できた。ホオジロを始めシジュウカラ、エナガやメジロのチュルチュルメチュルの囀りは快感だ。それを上回るソウシチョウの集団の啼き声は我慢しよう。それに、ウグイスが負けじと藪から現れ、珍しく樹木の天辺で盛んに喉を膨らませてテリトリー宣言を聴かせてくれた。冬鳥アトリ40+が地面や樹上で餌取しているのも観察された。
湖畔の道端はコスミレの群落が観られ、その他にもスミレ類はタチツボスミレ(立坪菫)、ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)、ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)、シハイスミレ(紫背菫)、加えてアオイスミレ(葵菫)まで撮影を愉しませてくれた。ルートで一番アピールしていたのは、サツマイナモリ(薩摩稲森)の花花の群落で、白系からピンク系まで凄いの一言だ。
春は、ほんま愉しい。生き物たち皆が、美しく躍動して心地よい世界に導いてくれる。謝謝!
広塚忠夫 2017-04-01
昼近くになり思いたったので、すごく遅い出発となった。
冬鳥は空っぽ夏鳥はまだ早すぎで、端境期そのものだった。その状況のなか、イカル15+の群れが杉林から突然飛び出した。これが唯一の見物だった。
二ノ岳に近づくとイヌガシ(犬樫)の独特な花が観察された。行き帰りの道中では、春の早咲きスミレ達があちこちに咲き誇っており、図鑑で確認しながら識別した。小さな可愛いスミレは、何回観察しても難しい。それが、また、楽しからずや、なのだ。
広塚忠夫 217-03-28
自然観察会を計画するに当たり、オキナグサ(翁草)の生育状況を主な目的で訪れたが、全く観察できなかった。一方、センボンヤリ(千本槍)は数ヶ所で小群落が観察できた。それにスミレも数種観察できたが、例の如く識別に苦労した。
今までは、地上茎の有無から入り、托葉の形及び唇弁の距の形を主な識別根拠としていたが、今回、三浦氏が「小苞葉」の位置でタチスボスミレ系(上部の位置)と地上茎無スミレ系(下部)を判定する確認方法を提起されて、より正確な識別材料が一つ増えてレベルアップに貢献頂いた。
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