2019年目次
広塚忠夫 2019-12-20
糸田町コールダディ男性合唱団の忘年会が、19日18時30分から深夜に及び、20日に日付が変わる頃に帰宅したので、相当遅くなって起床し、体調回復のため平尾台に向かった。
それに、珍鳥情報を林孝氏から頂いていたことでもあり、平尾台の広い範囲のポイントを歩き回った。しかし、珍鳥どころか普通種も少なく、結果としては天国からお迎い時期の紅葉黄葉の植物観察会となった。
広谷台では、やや強い冷たい北風が吹く抜けるが、何故か、自分にとっては爽快な歩きとなり二日酔いも吹き飛んだ。
ところで、キレンジャク情報が来ていましたので、どなたか探してください。
(2019-12-22掲載)
広塚忠夫 2019-11-27
オルレ香春コースを相当短くアレンジして、採銅所駅からフラットな楽楽コースを香春町役場まで観察を愉しみました。
気持ちの良い小春日和に加えて、香春の歴史と文化に触れながら植物観察とバードウォッチング等々と贅沢尽くしでした。
12月5日(木)の自然観察会時も、天候さえ味方してくれたら、十分楽しめますので、多くの参加をお待ちしています。
なお、本日は三浦博嗣部長に記録係をやって頂き感謝で一杯です。お蔭様でオルレ香春コース秋の草本木本データが出来あがりました。
(2019-11-28掲載)
広塚忠夫 2019-11-05
平尾台の珍鳥情報が入り、急遽、情報ポイント付近で観察しました。
情報は、ヒタキ科のノビタキに似ているが、喉の黒さと全体の様相が違うとの情報を頭にいれて観察を続けましたが、沢山のノビタキ三昧に終わり、本命との出逢いはありませんでした。
ノビタキは、同じ仲間のジョウビタキと同じようにシッポをふりふり、採餌を繰り返すのが観察されました。餌は耕された畑の赤土の中から蝶・蛾の黒くなった幼虫らしきものを咥えていました。
周りの大かん台(432.8m)の周りは、ムラサキセンブリ(紫千振)・リンドウ(竜胆)・ハバヤマボクチ(葉場山火口)・アキノキリンソウ(秋の麒麟草)などが愉しませてくれました。
昼過ぎに解散したあと、本日の本命サバクヒタキと想定していた珍鳥とは別の珍鳥画像が、田代省二氏から送られてきました。珍鳥は飛び去り抜けたとの情報であり、田代省二氏了解のもと追加投稿しました。
追記、田代省二氏談“14時半頃に再び現地に行くと、小鳥が1羽北の方から桜の木に止まりました。撮影して見るとベニヒワでした。その後南へ飛び去りました。”
(2019-11-06掲載)
広塚忠夫 2019-11-03
本日は筑豊支部の行事がないので、曽根海岸定例探鳥会(北九州支部主催)に参加しました。
私は北九州支部の会員であり、また、本日担当の山下信弘氏は筑豊支部会員でもあることも、参加に背中を押されました。
早朝の7時頃に現着しましたところ、干潮で遠くに豆粒ほどの野鳥が見える状況でしたが、探鳥会では56種の鳥合わせの成果にびっくりしました。これ程多くの出現種がでるには、佐本氏の事前の観察行動が押し上げている様です。
探鳥会の後は、岩本君子さんや山下信弘氏林孝氏及び湯之上夫妻・小林嬢と海岸線や後背地を探鳥しました。
特記は、ミヤコドリが、距離はあるが撮影がなんとかでき、後背地ではサルハマシギを車中から間近で撮影できたことです。だが、現場ではサルハマシギとハマシギ識別論争になりました。が、S氏が通りかかりサルハマシギと断定されました。
追記
後日、当会識別委員から“No.27〜37まで全てサルハマシギは、ハマシギ第1回冬羽個体です。嘴の長さはハマシギのバリエーションの範囲内、顔つきや頸の短さからもハマシギだと思われます。”とのご指摘に納得し、ハマシギに修正しました。
(2019-11-04掲載)
広塚忠夫 2019-10-30
天候は、山登りには絶好のコンディションであり、急登の岩登りコースも暑い時期に比べると疲れも殆ど感じられなかった。
英彦山・平尾台に次いで年間を通して登りたい香春岳であるが、そう上手くいかず日程調整が出来た時にたまに登り、観察記録を残している。
コース上で2度スズメバチが近づき、帽子に止まり、じっとしていると飛び去り、次は唸り鳴きで周りを飛び回るので、脅かさないようにゆっくり後ずさりして、やり過ごした。秋はスズメバチ被害が多いので要注意だ。
(2019-11-02掲載)
広塚忠夫 2019-10-27
既に、コウノトリ観察記が、当会サイトに虎尾俊二氏と阿部哲也氏から観察報告が投稿されています。
しかし、10月26日(土)夕方から、「秀吉の一夜城にちなんだ花火大会」がコウノトリ飛来近くで行われるので、驚いて、飛び去るのではないかと想定された。
それで、翌日27日(日)に様子に見行きました。結果は、三羽とも懸命に餌取をしているのが観察されました。
(2019-10-28掲載)
広塚忠夫 2019-10-22
オシドリのご帰還を期待して、いつもの池を訪れると、木陰からグァッグァッと鳴き声が聴こえ、綺麗な銀杏羽が見えて嬉しくなりました。
池の周りは、イノシシ防止網があちこちに設置されており、それに沿って藪漕ぎして進むと初めての池に辿り着いた。そこにもオシドリの群れが見られ、メダケ(雌竹)や枯れ木を払いながら近づく音に驚いて、大群は飛び立ってしまった。それでも5羽程度が残り、心配顔で撮影に応じてくれた。
帰宅して、画像編集していると、モズと思って撮影した画像が、頭が灰青色に見えるので、もしかして、チゴモズではないかと、?投稿していますので、ご意見頂ければ助かります。
追記 早速、波多野邦彦氏から下記のとおり、ご丁寧な回答を頂きました。ご教示に従い、キャプションを変更しました。
波多野邦彦氏回答
モズについての回答は、モズ♂成鳥です。
チゴモズ♂の特徴は
@嘴が上下とも真黒で巨大、A頭頂は薄い灰色、B過眼線は太く黒、C背は明るい褐色で細い暗褐色の鱗模様、D胸・腹は白に近いクリーム色、E尾上面は明るい褐色で短く僅かに楔形
頭が灰色に見えるからという理由だけでチゴモズとするのはかなり強引で危険です。シマアカモズも雄の頭は灰色です。さらにいうとオオモズもオオカラモズも・・・・。ということは頭の色彩だけでモズ類を識別することは不可能ということになります。
画像の個体は胸・腹にかけて褐色部分が広がっています。ここで気づいてほしかった!さらに背中や翼上面を見ていれば、全く違うということがわかったはずです。
通常、チゴモズに遭遇するのは繁殖期を除いて、ほとんどが5月中旬〜6月上旬の春の渡りの遅い次期で秋の渡りでチゴモズを見る機会はかなり希だと思います。
頭が灰色なのは、以前にもお話ししていますが、夏から秋にかけてのこの時期には成鳥のかなり脱色した個体を見かけます。俗にいう「高原モズ」です。独偏識別講座用に準備しておいたイラストを添付します。ご参考になさってください。
この個体の方がもっと胸・腹は褐色味が少なかったです。また上面の色彩などは全くチゴモズと違うことがお解りいただけると思います。
2019-10-24
続いて、梶原剛二支部長から24日運営委員会当日に、あの画像は「モズ」です。と言われました。
(2019-10-23掲載)
広塚忠夫 2019-10-09
9月17日自然観察会担当の佐藤久恵さまは、本日以前にも何回か下見を実施されていたようで、本日も花々の識別に没頭されていました。
あの難しいイネ科も研究されておられた。言わずもがなの三浦博嗣部長も、イネ科の研究も進み、ノートを拝見しますと、識別ポイントを図解されておられました。その難解なイネ科を、お二人様にご教授頂きましたが、それに応える事が出来ず記録するのが精一杯でした。
秋の花で期待されるヒメヒゴタイ(姫平江帯)キク科・アキノキリンソウ(秋の麒麟草)亜種:キク科・ウメバチソウ(梅鉢草)変種:ニシキギ科・センブリ(千振)リンドウ科・ムラサキセンブリ(紫千振)・リンドウ(竜胆)変種:リンドウ科、それに木本で、品のあるツクシハギ(筑紫萩)マメ科が賑わっていました。17日は、多くの秋の花が歓迎してくれること間違いありませんので、足を運んで頂ければ幸です。
(2019-10-10掲載)
広塚忠夫 2019-09-25
六ヶ岳山頂に8:45現着すると、既に、林田達也氏が8時から観察開始されて、14羽記録されていた。9時過ぎに虎尾俊二氏が合流されて、三人観察体制となった。
お二人さまの眼力に頼り、こちらはハチクマの雄大な渡り撮影を十分に愉しませて頂いた。謝謝!
野外調査地図トラック情報の記録
長谷登山口から六ヶ岳登頂記録10分台を目指してチャレンジした。結果は上り24分43秒、下り21分40秒で残念ながら10分台達成はできなかった。
確か、40代には小河洋綽氏と共に10分で登頂していたことを思い出して、挑戦してしまった。
(2019-09-26掲載)
広塚忠夫 2019-09-24
やや出発が遅くなり、剣岳9時20分頃に合流し渡り観察を行いました。
既に、鬼丸忠久氏が8時30分〜9時10分の間にハチクマ18羽を観察されていました。
ここ剣岳は、四阿の椅子に腰かけて、涼しい北風を受けてゆったり雑談しながら快適な観察環境でした。
午前中は、良く飛びましたが、10:43以降は、全然飛翔は見られませんでした。
14時15分から16時30分までは、阿部哲也氏単独居残り観察でしたが、結果「0」だったそうです。
(2019-09-24掲載)
広塚忠夫 2019-09-20
六ヶ岳山頂に現着、即、ハチクマ4羽が出現し幸先良いスタートでした。しかし、その後は全く出現なしでした。それに雨が降りだし昼前に下山しました。
(2019-09-20掲載)
広塚忠夫 2019-09-18
北の風がやや強く、ハチクマ渡りの六ヶ岳ルート飛翔を期待して登頂したが、パラパラと寂しい出現でした。
午後からは全く、ハチクマとの出逢いはなかった。
下山開始すると、目の前にノウサギが出現し、撮影に応じてくれた。
(2019-09-19掲載)
広塚忠夫 2019-09-16
今年最初の六ヶ岳ハチクマ渡り調査は、十二分の成果だった。有本英一郎氏が助っ人参加で、遠方の小さな個体をほとんど捉えて頂き見逃しが少なったのが成果に現れた。更に、北・北東の風がやや強く、ハチクマが内陸部ルート(六ヶ岳・剣岳)に押し流されたと想定される。
今後、2019年秋のハチクマ渡りの山が訪れるので、多くの皆様の観察記録が期待されます。
(2019-09-17掲載)
広塚忠夫 2019-09-10
今の時期の野鳥は、端境期で寂しい出現であるが、植物は沢山な種が魅せてくれました。
特記は、福岡県絶滅危惧U類のチョウジガマズミ(丁子莢迷)スイカズラ科の果実が沢山観られ来年の春の開花が楽しみです。また、三行脈が特徴のサワヒヨドリ(沢鵯)は平尾台では普通に観られるが、ここ香春岳の中間地点付近から二ノ岳コースでは、サケバヒヨドリ(裂葉鵯)が優占し普通種になっていた。HListで調べると、サワヒヨドリが変種で、サケバヒヨドリが種となっており合点した。更に、帰路でタンキリマメ(痰切豆)の美しい紅葉のような紅豆果との出逢いがあり初観察でした。
(2019-09-16掲載)
広塚忠夫 2019-09-08
山グループの皆様からのお誘いで同行させて頂いた。次々と現れる花々の識別に、意見を述べ合いながらゆっくりペースで登り、標準コースタイムの倍以上の時間を要し登頂しました。
初めて同行の若い重松嬢は、嬉しそうにニコニコ笑顔で、ほぼ全ての野草や樹木を記録されていました。記録方法はスマホ画像と音声を駆使して記録されていることから、持ち帰り検証される事でしょう。近い将来、有望な植物観察会のリーダー像が想像されました。
本日は、気温の割に湿度が高く、登山服は皆同じように汗びっしょりでした。無事帰還の渓流水は気持ち良く顏・頭を冷やしてくれました。
(2019-09-09掲載)
広塚忠夫 2019-09-03
梅雨のような長雨が続き、本日は久しぶりに晴れ模様の平尾台を満喫した。
三人で下見観察であるが、所用で私はひと先早く引き上げ失礼した。それで、3時間程度の観察となったが、9月の花々から充分に遊んで頂いた。
可愛いノヒメユリ(野姫百合)は、ぽつぽつしか見られないが、ナンバンギセル(南蛮煙管)やサワギキョウ(沢桔梗)など秋の花々が楽しませてくれた。
齢を重ねると、記憶力が低下するだけなく、野草の名前も消え去っていくのが現実である。よって、観察した花々は出来るだけ普通種も含めて記録して、その記録が、自分自身にとって忘れた記憶を甦る様に利用している。
お願いベースですが、本記録を一読頂き、9月12日(木)の自然観察会に参加頂ければ幸です。
(2019-09-04掲載)
広塚忠夫 2019-09-01
雨が激しく降っているし、自宅からみる英彦山はガスと雨で全く見えない。英彦山探鳥会実施は厳しいと判断して、雨の中でも出現してくれるシギ・チドリ類の曽根干潟探鳥会に向かう事にした。それに、いつもお世話になっている林孝氏が本日の担当である。
しかしながら、曽根干潟に近づくと雨が激しくなり、集合場所には、担当の林孝氏だけが車の中で待機して居られた。“本日は中止です”と告げられた。その後で麻島夫妻がこられたので、四人観察会を行って頂いた。
結果は、セイタカシギ・トウネン・アオアシシギ・チュウシャクシギ・ダイシャクシギ・イソシギ等が観察できて、しろしい雨の中の観察としては、まあまあ楽しめた。
帰路、朽網川沿いの干潟を覗くと、高橋俊吾氏がカブトガニの産卵場整備と漂着ゴミの清掃をされていた。ご苦労様です。そこで、ごみと一緒に流れてきたカブトガニ(甲蟹)の抜け殻と一齢カブトガニを見せて頂いた。初めて見る一齢カブトガニで、これが16齢・17齢と脱皮しながら成長するそうだ。一齢はほんま小さくルーペで観察すると、全く成長体と同じ体形をしていた。
高橋俊吾氏は、当会の網野泰蔵氏と共に環境大臣賞(2019年度愛鳥週間野生生物保護功労者表彰)を受賞された方です。
(2019-09-02掲載)
広塚忠夫 2019-08-07
日蔭がない平原の平尾台は、太陽は遠慮なく脳天を直撃する。加えて、天狗岩から桶ケ辻への登りは、ススキなど草蔓が伸び切って藪漕ぎを強いられ、その上、朝露までが下半身をビッショリと濡らしてくれるので相当難儀した。
でも、その難儀の現場からピックイーと鳴きながら間近から飛び出すサシバのビックリ感動のご褒美もあった。昨日の台風の雨で全身濡れているのか、セッカやホオジロ類の太陽浴や毛繕いが観察された。鳥たちはあの暴風雨の時は、何処に避難しているのだろうか。
広谷湿原で休憩をとり、ギラギラ太陽と付き合いながら電波塔に現着すると、ハシブト・ハシボソガラスが、60+の混群を組んで騒いでいた。そこからまたまた、ロング藪漕ぎコースが待ち構えていたが、四方台までの難コースを何とか突破した。
夏日の草原はキキョウ(桔梗)の群落が見頃で、ノヒメユリ(野姫百合)は盆頃が全盛を迎えるだろう。広谷湿原は約10輪の白いサギソウ(鷺草)の花が観察され、舗装路の湿った道端ではコケオトギリ(苔弟切)が群生していた。しかし、採銅所から来山のI氏情報のミミカキグサ(耳掻草)は、残念ながら見つけることができなかった。厳しい気象条件下の平尾台ではあるが、無事帰還後の爽快感は、満足感も一杯にしてくれて、大自然に感謝の一日でした。
野外調査地図トラック情報(Track20190807-0644216):開始時間6:42、終了時間13:43、記録時間7.1H、移動距離10,591m
(2019-08-09掲載)
広塚忠夫 2019-07-26
仲良し登山家三浦夫婦に割り入って古処山(嘉麻市)を探索しました。
7月下旬から8月初旬はオレンジ色のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)群落に歓声をあげて酔いしれるのが通例ですが、今回は枯れかけた一輪が、垂れているのが観察されただけでした。過去の観察会でも、この様な憐れな光景は記憶にありません。原因の追跡が必要と思われます。
収穫は、ヤマトアオダモ(大和青梻)モクセイ科の大木の発見でした。念のため、サイト・図鑑情報で確かめました。一番の識別根拠は小葉柄の特徴で行い、仲間のアオダモ・マルバアオダモの小葉柄(0.1〜0.2cm)は、ほとんど不明瞭であり、一方、ヤマトアオダモ(大和青梻)は小葉柄(0.5〜1cm)で明瞭である点を根拠としました。
更なる感動の出逢いは、シダやコケに覆われた岩場に、ベニシュスラン(紅繻子蘭)ラン科が、全盛期の復活を魅せてくれてたことです。日蔭の暗い環境で次から次に現れて、魅惑的に静かに語りかけてくれました。小さな白花に薄いピンクラインの品のある姿に惹きつけられ、美代ちゃんは自慢のカメラマクロ撮影にのめり込み、真剣な表情でその場を離れようとしませんでした。ほんま、十数年前に故別城一玉氏に教えて頂いたあの感動が甦りました。
(2019-07-27掲載)
広塚忠夫 2019-07-02
千石峡の見所は、八木山川沿いの魅力的な高木と笠置山裾野の道沿いに観られる多くのシダ類です。
現地で撮影したものを、持ち帰り図鑑やサイトを参照して識別しましたが、特にシダ類は難しく、繰り返しの観察が必要と思われました。
(2019-07-06掲載)
広塚忠夫 2019-05-31
八丁峠を越えて朝倉市秋月へ下る道端に、イノシシの群れが6頭も現れビックリした。駐車場出発時は、気持ちの良い天候であったが、山頂付近では小雨に10℃と寒くなりウインドブレーカーを着込んだ。
ルート上の観察では、オオルリとミソサザイが主役のように賑やかに囀っていた。加えて、オオルリ及びトラツグミの鳴き交わしをしばらく拝聴した。
花は全ルートのあちらこちらでヒメウラシマソウ(姫浦島草)の群落が観察された。約20年前の植物観察会では珍しい花であったが、本日は群落が普通に観られた。原因は鹿が忌避しているためであろう。
(2019-06-02掲載)
広塚忠夫 2019-05-31
全国鳥類繁殖分布調査を実施しながら朝倉市秋月から古処山へ登りました。
特記は、オオルリ♂♀の鳴き交わしの最中に、♀の鳴き声を動画(mp4)に記録しました。
「フィールドガイド 日本の野鳥」に「夏鳥で渓流沿いの林を好む。巣の近くに人が近づくと雌も囀りに似た声を出す。」と記載されています。
正確には、♀は囀りに似た声を発するようです。オオルリ♀も囀ると薄っすらと覚えていましたが、鳴き声の現場に遭遇して確かな感動の記録として蓄積されました。
全く、オオルリ♂の囀りと同じ様に聴こえ、幸せなひと時でした。
(2019-06-01掲載)
広塚忠夫 2019-05-07
カノコソウ(鹿の子草)・オカオグルマ(丘小車)・タカサゴソウ(高砂草)が全盛でした。更に、キンラン(金蘭)・エビネ(海老根)・シラン(紫蘭)も顔を見せてくれました。
野鳥は、ホオアカ・ホオジロ・セッカが良く出現して囀っていました。
(2019-05-08掲載)
広塚忠夫 2019-05-04
前日は、岡田さんの山荘で湯之上・岡田夫妻さんの美味しい料理を肴にして、飲みながら夜遅くまで談笑しました。
翌日(4日)は、涌蓋山に向かい、登山準備中にセグロカッコウの声が、カッカッカッコウとやや遠くからではあるが、聴こえ嬉しくなりました。
見頃の花々では、アセビ(馬酔木)・ハルリンドウ(春竜胆)・コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)・キスミレ(黄菫)・フモトスミレ (麓菫)などが、充分楽しませてくれました。
特に、フモトスミレ (麓菫)は登り始めから山頂まで、あちらこちらで観られ涌蓋山では普通種そのものでした。初めての沢山の出逢いで、私にとっても希少種から普通種のフモトスミレになりました。
(2019-05-08掲載)
広塚忠夫 2019-04-20/22
今回のバードウオッチング2019 in 見島の特徴は、キビタキ・オオルリが、次々に現れてじっくり間近で観察・撮影が出来たことです。一方、田圃の水が少なくシギ・チドリ類が観られなかった。
初めての参加者は、“楽しい3日間を過ごせて充実した日々でした。また来年も行きたいと思っています。”との感想を頂きました。
(2019-04-28掲載)
広塚忠夫 2019-04-16
明日18日の自然観察会(香春岳/田川郡香春町)の下見に、往路は野草植生調査実施の九州環境管理協会S氏、途中から知人H氏が加わり主に野草識別をしながら二ノ岳まで歩き、帰路は各自別ルートで下った。
五徳峠の出発地点から夏鳥のオオルリに、ここではたぶん初のコマドリの鳴き声が聴こえた。ヒノキ(檜)林に入りキビタキ・センダイムシクイの囀りと姿が観察できて嬉しくなった。更にヤブサメの声があの方向から聴こえますが、間違いないでしょうか?と質問を受けるが、悔しいかな“ヤブサメ症候群”には全く聴こえません。この説明には笑いが起こった。冬鳥はまだまだシロハラが残留していたし、冬鳥夏鳥の入れ替わりの端境期のようだ。
花々は、チョウジガマズミ(丁子莢迷)が最高潮で、スミレ類・フデリンドウ(筆竜胆)の群落が、明日の観察会には皆様を大歓迎してくれるでしょう。
(2019-04-17掲載)
広塚忠夫 2019-04-09
本日ご同行のお二人さま(美代子さま・貴久子さま)は、野草識別に向かうと、納得するまで座り込んで動きません。“私は、人の言うことは信じないのよ!”図鑑やサイトの識別ポイントと複数個所一致しないと、合格点に達しません。ほんま、良い心構えです。そのため、相当なタイムオーバーとなり予定コースの約三分の一がカットされました。
お蔭様で、特に、スミレ(菫)に関しては、一から確認することになり、識別レベルが飛躍したように思われました。この点に関しては、謝謝の一言です。
教訓として、後で識別資料にするためには、記録画像は多いに越したことはありません。現場で識別したことの確証を掴むには必須条件です。
(2019-04-10掲載)
広塚忠夫 2019-03-30
時間に余裕があったので桜満開の「畑冷泉」経由で求菩提山駐車場に向かった。集合時間10分前到着すると誰もいないので、担当者の虎尾俊二氏に入電し、皆さんはどこに集まられて居らますか?と尋ねると、“えええ、、、求菩提山駐車場に来られたのですか、探鳥会は明日ですが(笑)”私のカレンダーは0次案で修正していなかったので、土曜日のままだった。(言い訳)ほんま、ドジな事務局長でした。
折角だから探鳥会ルートを一人で観察することしました。落葉の上をがさがさ音がすると、目の前に今年初のヤマカガシが現れびっくり!山頂付近ではスミレ(菫)類が沢山見られ観察・撮影を愉しみました。小さな可愛いシハイスミレ(紫背菫)とタチツボスミレ(立坪菫)二種を記録しました。
(2019-04-02掲載)
広塚忠夫 2019-03-05
今回の今津干潟探索は、福岡市在住で当会所属:波多江氏に探鳥会ルートを案内して頂き、更にドライブテクニック抜群の虎尾氏のスポーツタイプ車に同乗しゆったり快適な道中でした。できれば、遠路の鹿児島まで走らせてもらいたい心地良さでした。
だいぶ前のことになりますが、今津干潟に行く第一目的はクロツラヘラサギとの出逢いでした。その当時はいつも瑞梅寺川の中洲で眠っているクロツラヘラサギを遠望していました。それでも大満足でした。
ところが、本日は満潮時で観察が難しいと言われていましたが、逆に玄洋高校横道に駐車し歩ぎだして直ぐ田圃に群れているクロツラヘラサギとヘラサギ、ダイサギが近距離で出現してくれました。ラッキーチャンス到来でバチバチ撮影させて頂きました。
一方観察環境については、大学のグランドや建物、公園などができて環境が激変していました。そのため探鳥地の魅力は半減し頭の中は怒っていました。
(2019-03-06掲載)
広塚忠夫 2019-03-01
鳥キチ仲間の車に便乗の楽ちん道中の上、久しぶりのきらら浜遠征を満喫しました。
狙いはチュウヒ・ハイイロチュウヒでしたが、チュウヒが何度もサービスしてくれて、なんとか二分の一目的達成でした。その他で、リング付オオジュリンが葦に乗って餌取りを長時間演じてくれて撮影過剰になりました。
連続撮影24枚/秒にセットしていたので、気持ち良いシャター音に酔って、いつの間にか1200枚を超えていました。
(2019-03-04掲載)
広塚忠夫 2019-02-26
注)観察種の記録方法:散策しながら携帯電話(スマートフォン)のボイスレコーダーに音声録音後集計。
12月の2回下見に続いて今回は、「九州オルレ筑豊・香春コース」案内ガイドに従い完歩した。
公式のカイドブックではオルレコース11.8kmと記述されているが、野外調査地図(スマホアプリ)を活用した今回記録は、15km超であった。この約3km誤差は野鳥観察などで少しの寄り道はあるが、差が有り過ぎると思われた。従って、次回調査は複数人で複数のアプリツールで検証する必用性を感じた。
本日の全コース歩きは、体調もあったが、ほんま、疲れた。
自然観察会コースとしては健脚コースになるので、矢山の丘の山登りルートを省略して、ほぼフラットな楽ちんコースに変更して自然観察会実施が無難と感じた。
(2019-03-02掲載)
広塚忠夫 2019-02-08
先月18日、ベニマシコとの三ヶ所の再現を期待して、ゆっくりと歩きながら観察したが、残念ながらベニマシコとの再会は果たせなかった。
(2019-02-10掲載)
広塚忠夫 2019-01-18
本日の大ヶ原は、ベニマシコの三度出現で大サービスデーでした。
最初はフィッフィッと鳴きながらセイタカアワダチソウのブッシュの中に隠れました。
二度目は樹木に飛来したが、ベニマシコの先入観から高い樹木に止まるなんて、想定していなかったので、なんだろう?と、識別に悩みました。
三度目はセイタカアワダチソウ(背高泡立草)に飛来しました。
先に飛来の個体を、後続個体が追い出して、長い時間の大サービスでした。
(2019-01-20掲載)
広塚忠夫 2019-01-06
本日は筑豊支部行事が企画されていないので、北九州支部に所属していることから曽根海岸探鳥会(北九州支部主催)に参加しました。
流石、大支部とあって参加者は42名と多人数で賑やかでした。
蒼空にハイタカの舞いが観られ、河にはウミアイサが間近でサービスしてくれました。葦原ではオオジュリンを撮影していると、タシギが飛び込んできましたが、倒れた葦が保護色となり画像No-41の状況となり私は探すことが出来ませんでした。しかし、ほんの少し動いてくれて、タシギの姿を見付けることが出来ました。その時点から皆さんの仲間入りができほっとしました。
本日はBRK撮影(ホワイトバランスブラケット)を試みました。つまり、ホワイトバランスを段階的にずらして合計3枚の画像を記録する撮影方式です。、私の感覚では各3枚の画像の違いが、ほとんど判らなくこの機能を活かすことが出来ませんでした。撮影枚数が3倍になって編集時間を費やする価値があるのか、疑問を感じましたが、ご意見を伺いたく思います。そのこともあり、画像69枚もアップロードしていますので、一部でも見て頂ければ幸です。
(2019-01-07掲載)
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