2020年目次
広塚忠夫 2020-12-23
2020年北九州支部主催の最後探鳥会に参加させて頂きました。
快晴のベストコンディションの探鳥会でしたが、出逢いの鳥は淋しい状況でした。それでも、鳴き声識別が多くて合計観察種は34種になり、それなりの成果でした。印象は、タゲリの飛翔でした。
(2020-12-23掲載)
広塚忠夫 2020-12-15
森本嘉人・宮原克久鳥類標識調査員の指導により、山田緑地で鳥類標識調査が行われました。調査取材をお願いして、併せて、実施調査にも参加させて頂きました。
小雪降る薄暗い早朝から調査準備に入り、長時間のハードな調査で、今回は、ネットのセットから撤収までの全行程を体験し、部分的に記録させて頂きました。
ベニマシコ・クロジ・シロハラ・アトリ・シメ・ソウシチョウ・メジロなど、間近で観察して、各種の野鳥の詳細な特徴など学習しましたが、直ぐに右の耳から左の耳へ逃げていきました。
鳥類標識調査に関しては、私の下手な説明より鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して、学習して頂ければ幸です。
(2020-12-16掲載)
広塚忠夫 2020-12-09
短時間ですが、大ヶ原のベニマシコのポイントを重点的に観察しました。ベニマシコは2ヶ所で出現し、一度だけベニマシコ♂の記録写真が残せました。
現地では、成富節子さん・O氏(一般)も観察されていて、後から国武光成氏も来られたそうです。
ここは野鳥が多くて、直ぐに予定時間が過ぎてしまいます。私にとっては買い物ついでに寄れる距離であり、ちょいちょい来ますので、皆さんとご一緒できれば幸いです。
(2020-12-09掲載)
広塚忠夫 2020-12-05
明日(6日)は大ヶ原探鳥会です。その前日に大ヶ原周遊コースを3回も回遊しました。
ここは野鳥が多くて、探鳥地としてフラットな最適地です。お目当てのベニマシコ♀もサービスしてくれました。
良く出会う一般者O氏も撮影を愉しまれていました。明日も皆さまとご一緒して愉しみます。
(2020-12-05掲載)
広塚忠夫 2020-12-01
植物部の三浦博嗣部長・三浦美代子副部長に協力頂き、植物中心の識別と自然観察会のルート選定を致しました。初めての観察ルートである五徳峠を起点に、下り坂コースを歩き、予定のオルレ香春コースを進みました。ところが、宮原橋と鏡山大神社が工事中であり、仕方なく危険な交通量の多い国道322号を歩かざるを得なくなりました。
よって、観察日当日は、五徳峠から「人生下り坂が最高」の下りコースをゆっくり観察し、JR採銅所駅まで約5kmのコースを予定しています。
本日は、鳥班の参加がなかったので、ほぼ下ばかり見ていたので、多分野鳥飛翔を見逃していたと思われますので、鳥班の参加を期待しています。
(2020-12-02掲載)
広塚忠夫 2020-11-24
響灘ビオトープ開園8周年を記念して野鳥写真展が11月末まで開催されています。その野鳥写真展に出展していることから、野鳥展を観賞し響灘ビオトープ内を探索しました。そこで、ハイイロチュウヒ♀の低空飛行が観察されました。
それ以上の成果は、北九州支部の鳥類標識調査員(バンダー)宮原克久氏・森本嘉人氏の指導のもと10人のメンバーで鳥類標識調査が行われていましたので、見学させて頂き大変勉強になりました。鳥類標識調査は、早朝6時30分集合して15時頃まで行われたとお聞きしました。と言うのは、私は自己都合で9時〜13時頃までお邪魔させて頂き、一部取材しました。
鳥類標識調査の目的の一つには、渡り鳥の繁殖地・越冬地・中継地の飛行ルートを調べ、それぞれの環境をよく知った上で保護に役立てることにあります。調査は長時間に亘り大変な作業であり、関係者の皆様お疲れ様でした。
次回お許しがあれば、最初から終わりまでの全工程を、取材させて頂ければと希望しています。
(2020-11-29掲載)
広塚忠夫 2020-10-13
鷹研プラス(2020-11-14)で、有本英一郎氏・阿部哲也氏と共に発表したアカアシチョウゲンボウ記録と過去の当会支部記録を投稿します。
(2020-11-17掲載)
広塚忠夫 2020-11-01
以前は、この時期の曽根海岸を訪れると、い確率でハイイロチュウヒ♂♀やコミミズクとの出逢いがあり、ワクワクして出掛けていたことを思い出します。
現在は、干潟と後背地の田圃を分断して曽根海岸道路工事が、どんどん進められています。ここに訪れるたびに、その工事進捗により曾根海岸の変貌を見るにつけ悲しくなります。しかし、どうしようもありません。
最後の鳥合わせで、45種も確認されましたが、何故か満足感はありません。ただただ、昔は良かったとの想いが浮かんでくるだけです。そして、しょぼしょぼと帰路に着きます。
(2020-11-02掲載)
広塚忠夫 2020-10-25
本日も気持ちの良い快晴の秋日和、家に籠るのももったいなく出掛けた。
先ずは毎年、オシドリが帰って来る近場の池に調査に行くと、早速、森蔭から群れが鳴きながら水上に着水したので、カメラを向けると、直ぐに、森に隠れてしまった。それでも10月7日の時より出現羽数が増え53+羽をカウントした。
次の見物は、冬鳥ジョウビタキの♂♀の非繁殖期の縄張り争いだった。争いはしばしの間続いたが♂♀の力関係は五分五分で優劣つけ難く、12時までに帰宅しなければならぬ用件があるため、決着を見届けることが出来なかった。♀がコセンダングサの上で採餌しているところに♂が羽根を拡げて追い出しにかかったが、♀は動じず、両者は少し間を置いて睨み合っていたり、道に下りて餌取を繰り返したりして、決定的な追い出しは観ることができなかった。
その他、トンボ・蝶との出逢いもあり、記録し図鑑やサイトを参考に識別した。間違いがあれば教えて頂ければ助かります。
(2020-10-25掲載)
広塚忠夫 2020-10-20
雄大な平尾台の草原を前にするだけで、爽快感が漂います。歩き始めると、これでもかとシャッターを押さずにいられない花々や野鳥、蝶それに山々の風景など、贅沢三昧で愉しませてくれました。10月23日の自然観察会は楽しみ一杯で、大自然が迎えてくれること保証されています。
一方、楽しみの中にも危険も待ち構えていました。あの危険なオオスズメバチに遭遇し、距離を置いて何枚か撮影していると、穴から数匹飛び出して来たので、静かに逃げ去りました。
桶ヶ辻では、昼食しながら来年2月の野焼きに備えて、防火帯の枯草を燃やす作業を眺めていました。なんと、この防火帯作業の火が延焼し、翌朝7時頃まで燃え続けて約20ヘクタールを燃やした、との報道を知って驚きました。当日現場で作業についてお聴きすると、“作業者は全員平尾台在住者で、私が一番の若手60歳で、皆さんは全員先輩です。この桶ヶ辻から貝殻山ルートは、風が舞い風上と風下がよく入れ替わり作業が一番難しい場所"と言われていました。当会筑豊支部とよく似た年齢構成の様ですが、怪我人はいなく安堵しました。
(2020-10-22掲載)
広塚忠夫 2020-10-09
秋の気持ち良い観察日和の香春岳(香春町)を満喫した。
野鳥は、まだまだ端境期であろうか、貧相であったが、冬鳥の小群シロハラの鳴き声と暗い樹林の中での動きが観察された。でも、記録写真は残せなかった。
植物は、ヤマコウバシ(山香し)クスノキ科の葉っぱの模様が、魅力的で惹きつけられた。
二ノ岳に向かう馬の背の道では、トンボのマユタテアカネ(眉立茜)が10頭程度観察され、アサギマダラ(浅葱斑)も何頭も現れヒヨドリバナ(鵯花)の蜜吸いの姿が楽しませてくれた。
(トンボ識別の参考文献:日本のトンボ(尾園 暁・川島逸郎・二橋 亮 著)文一総合出版)
(2020-10-10掲載)
広塚忠夫 2020-10-07
秋晴れの中元寺川沿いを探索するが、毎年一番に顔を見せるコガモは「0」で留鳥のカルガモだけだった。次はオシドリとの出逢いを期待してカラ池に向かう。現着し距離をとり池を覗くが全然いないので、金網を超えて近ずくと突然森からオシドリが池に着水した。12羽カウントできた。まだ森には低い声など気配がするが、12羽の初出逢いで気分も高揚し満足した。コース上でモズのギッギッ ギッギッと高鳴きが響き渡るので記録した。
(2020-10-07掲載)
広塚忠夫 2020-09-30
剣岳(鞍手町)でハチクマ秋の渡り観察を続けておられた「国武光成氏・鬼丸忠久氏」から、渡り観察は本日(29日)で調査終了します。と電話を頂きました。
一方、高塔山(北九州市若松区)観察の荒井充子さんから、同じく29日の渡り情報が入ってきて“17時ごろハチクマが内陸部の筑豊方面に低空で群れが、飛び去りました。多分、明日の朝だちは期待できると思います”との嬉しい情報を頂き、早朝の7時25分に山頂に現着し準備万端でした。しかし、朝だちは残念ながら観ることが出来ませんでした。本日は空振りかと待つこと約2時間、やっとハチクマ1羽が出現してくれて、待ちに待った出現で、最高の感激をもたらしてくれました。その後2羽で合計3羽ですが、記録写真も残せてそれなりの今年最後の渡り観察でした。あくまで個人的観察が本日を最後としました。
六ヶ岳の観察は、有本英一郎氏、林田達也氏が調査を継続し、探鳥会には山口得知代さんも参加頂きました。私は5回六ヶ岳に登り秋のハチクマ渡りを満喫しました。登り口は鞍手町長谷登山口2回、宮若市宮田側登山口2回、最後に直方市上新入登山口1回を利用しました。
手持ち無沙汰でトンボ観察をしていると、何度も餌取りを繰り返すトンボを撮影して、帰宅後に図鑑・サイトを調べてネキトンボ(根黄蜻蛉)と識別しました。翅の基部が橙色をしているので根黄(ネキ)だそうで、識別の決定打は、翅胸側面に2本の太い黒状を確認してネキトンボとしました。初出逢いのおまけつきで終了でした。
(2020-10-01掲載)
広塚忠夫 2020-09-22
山頂に8時過ぎに到着すると、既に、林田達也氏が観察中でした。出現情報をお聞きすると、なんと、早朝6時30分頃に登頂し、早々とハチクマは42羽を確認されていました。
9時過ぎに南側に3羽が出現して、記録写真が撮れて満足しました。
その後、高塔山から情報が入り「400から500」が内陸部に入りました。また、コウノトリ6羽が皿倉山付近を飛んでいます。と嬉しい情報を頂きますが、六ヶ岳からは確認できませんでした。
9月22日の高塔山タカ速報は、2185羽を観察されていたことから、本日は2020秋のハチクマ渡りのピークだったようです。
私はお先に下山しましたので、本日の六ヶ岳観察情報は、林田達也氏から詳細な報告があります。
(2020-09-23掲載)
広塚忠夫 2020-09-19
山頂に8時過ぎに到着すると、既に、林田達也氏と有本英一郎氏が観察中でした。
林田達也氏は早朝7:10頃から開始され午後遅くまで調査予定と言われたので、本日のハチクマ渡り調査を取りまとめてサイト「くまたか」投稿をお願い致しました。
私は12時45分に下山開始し、その時点までの観察数はハチクマ130+羽でした。本日の渡りは南側コースを空高く渡って行ったので、見つけるのが難しかった。
明日20日から21日のハチクマ探鳥会には、渡りの山が訪れると予想しています。
(2020-09-19掲載)
広塚忠夫 2020-09-14
広々とした平尾台は見渡すだけで、気持良くなる。午前中は涼しい風が吹き抜けて快適な探索だったが、午後からは汗ばむ状況になった。
沢山な花々を始め野鳥・蝶・トンボ等の撮影対象を記録重視で、シャッターを切りまくった。
途中、観察会の事前調査に来られていた三浦夫妻と出会い、花の情報交換をして別れた。
9月27日の自然観察会(平尾台)には、久しぶりに皆様と逢えること楽しみにしています。
(2020-09-16掲載)
広塚忠夫 2020-08-31
平尾台は、暑い暑い極暑だった。暑い時間帯に訪れたので暑いのは当然だ。それでも、平尾台は切れ目なくシャッターチャンスを与えて呉れて、花・鳥・蝶・トンボの撮影のひと時は、暑さを忘れさせてくれた。野鳥はこの暑さで日蔭に隠れているのか、淋しい鳥相であった。
広谷湿原では、真っ白で飛び立ちそうなサギソウ(鷺草)が沢山観られ、人気のサワギキョウ(沢桔梗)も見頃を迎えていた。ノヒメユリ(野姫百合)は最終の二輪が魅せてくれた。
帰宅後の楽しみでもある画像の選択は、500枚以上を捨てて77枚に絞って投稿させて頂いた。画像のキャプションは復習しながら作成しているが、間違い箇所があれば、教えて頂ければ助かります。9月は、屋外行事再開の自然観察会(平尾台)を楽しみに待っています。
(2020-09-01掲載)
広塚忠夫 2020-08-21
関の山は、飯塚市・田川市の市境にある359mの低山で、山名は太宰府と宇佐(大分県)を結ぶ大宰府官道の関所があったことから命名された。また、有働孝士邸の裏山でもある。
全ルートで、ソウシチョウとセミ科のツクツクボウシの鳴き声が続いた。ソウシチョウの勢力拡大は、想像以上でありギーギー・ギャーギャーと騒音をまき散らすように群れが観察された(失礼)。本日の記録を点検すると10ケ所で100+羽を想定した。まさに、英彦山の密集を超えている。ガビチョウは2ケ所だけでした。両種とも人間の勝手で、飼い鳥として輸入し、籠脱けで増えすぎて、外来生物法で特定外来生物に指定している。
唯一残っている関の山山頂周りの平原に到達すると、ノヒメユリ(野姫百合)が出迎えてくれた。この時期に登ったことがないのか、ノヒメユリとは初めての出逢いだった。
下山後は、近くの筑豊緑地の国内公認50mプールで泳がせてもらった。65歳以上であれば50円の超低料金で、利用価値大いにありです。今年は3回目の利用でした。
(2020-08-23掲載)
広塚忠夫 2020-08-06
自然観察会(古処山)も新型コロナウイルス禍で中止となり、オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)群落地の生育状態が心配で確認に登るが、嘉麻市側の群落地はどこもさっぱりで、見ることが出来なかった。シカの食害であろう。あちこちの群落地には、オオキツネノカミソリを保護しています!との看板「花まもり2020」を名乗る団体が大掛かりなネットを張り保護に乗り出して居られた。
それでも、本日は古処山山頂のシナノキ(科の木)の周りのネットに囲まれたところに、5輪のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の淋し気な花がネット越しに観られただけだった。井原山のオオキツネノカミソリ(三浦美代子:2020-07-26)の華やかな群落地とは対極の様相だ。
道中で老夫婦が三脚使用で花を撮影された居たので、近ずくとナツエビネ(夏海老根)の薄紫の姿が観られた。その他大部分はまだ蕾の時期だった。ベニシュスラン(紅繻子蘭)ラン科は全く見付けることが出来なく、またまた、盗採の被害を心配した。
鳥は端境期そのもので、非常に少なく、一方ソウシチョウは別格の様に、動きも鳴き声も独占状態だった。
(2020-08-09掲載)
広塚忠夫 2020-07-25
平尾台に「ササバラン(笹葉蘭)」があるとは知りませんでした。三浦博嗣氏の7月度平尾台の開花情報に触発されて出掛ける。
それは観たことがない「ササバラン(笹葉蘭)」との出逢いを第一目的としてポイントに急いだ。が、スズメ・ホオジロ・ホオアカの採餌風景が飛び込んできて撮影に時間をとられ進めない。しかし、ほんま愉しい時だ。続くは鳴きながらのセッカの平原上の舞いである。ヒッヒッヒッヒッと空高く舞い上がりチャッチャッ、チャッチャッと鳴きながら降下を繰り返す。立ち止まって高速シャッターで狙うが上手くいかないが、面白い。ファミリーであろうか、セッカ4羽の嬉しいカメラアングルのチャンスもあった。
道端には、ノヒメユリ(野姫百合)・コオニユリ(小鬼百合)・キキョウ(桔梗)が迎えてくれる贅沢な展開もあり、目的地にはなかなか進めない。雲行きも怪しいので、急がねばと思い、ポイントだろう斜面に到達して探すが判らない。そこで、山田陽子さんに電話を入れると、丁度夫婦で中峠を下って居られ“広塚さんそこは行き過ぎですよ”と遠隔で指示を受けた。多分この辺りと目星をつけて探し廻って、あー蘭だ!と感動の出逢いだ。残骸の時期と思っていたので、まだまだ見頃の素敵なササバランを二株目も探すことができた。
雨が落ちてきたので、傘の下から観察・撮影を続けて、通常とは逆コースを歩いた。大粒の雨もあがると、セッカを筆頭に、またまた草原の舞いを繰り広げてくれた。セッカは一夫多妻と言われスタートから終盤まで一番の出現率のサービスだった。ほんま、多妻とは大変だなーと思わずにはいられない。雨上りの最後の花は、ホウライカズラ(蓬莱蔓)の一輪とヤマホトトギス(山杜鵑草)一輪を撮影して、平尾台を後にした。雄大に広がる草原は、解放感に溢れ愉しみとコロナ免疫力アップに、皆様も訪れては如何でしょうか。
(2020-07-27掲載)
広塚忠夫 2020-06-27..
孫娘と連れ合いで、ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科の幼虫から蛹を経て羽化まで観察しました。
幼虫は毒々しいトゲがあるが、アリアケスミレ(有明菫)を食べている時、手にとって触ってみましたが無害でした。
肝心な羽化の瞬間は記録できませんでしたので、次を機会に残して置きました。なお、蛹から羽化までの期間は9日〜10日でした。
サイトや図鑑を調べて判ったことは、サナギの背にあるトゲが金色のものは羽化後にメスになり、銀色のものはオスになる。また、トゲを「雫」と表現しているサイトもありました。
サンショウ(山椒)を食草とするアゲハチョウも並行して観察していましたが、幼虫段階で残念ながら何者かに食べられてしまいました。
(2020-07-10掲載)
広塚忠夫 2020-04-16
本日は、自然観察会(香春岳)が中止となっていましたが、担当任務の現地待機のため香春町役場に9時過ぎまで待機しました。帰宅するのは、もったいないので、そのまま香春岳を探索することにしました。
五徳峠に現着するなり、センダイムシクイが「焼酎一杯グィー」と歓迎の鳴き声を長く聴かせてくれて、嬉しくなり鬱積した気分も晴れました。途中でホタルカズラ(蛍蔓)を撮影中には、オールリリリ・・・とオオルリからもワクワク気分のプレゼントがありました。
この時期の見もののチョウジガマズミ(丁子莢迷)花々は、香りも姿共に最高の時でした。馬の背の周りのフデリンドウ(筆竜胆)もびっしりと咲いていて愉しませてくれました。
4月から5月のバードウィークの期間は、ワクワクの季節ですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、当会は全ての行事が、中止に追いやられています。感染に最大の注意を払い、三密(密閉・密集・密接)を避けてた生活スタイルを築いて頂ければ幸です。
(2020-04-17掲載)
広塚忠夫 2020-04-08
ほんま、うれしいニュースです。盗難被害にあっていた高価なICレコーダー2個が、戻ってきました。
無人録音調査は、2017年から開始して凄い実績を残しています。その間に、主役である高価なICレコーダー2個が設置現場から盗難にあい、がっかりしていました。
別添写真(01)のお願いを現場付近の林道脇に掲示して、返還をお願いしていたところ何と、2020-04-08に発見できました。取付場所と全く違って、林道近くの場所に無造作に置かれていました。出逢った瞬間は、信じられませんでした。どの様な理油であれ、当会の手元に戻って来たことは嬉しいことです。2019年5月、盗難に会って以来、待ち望んでいた再会です。
新型コロナウイルス感染対応に悩まされている時に、ほんま、嬉しいニュースをお知らせできてよろしゅうございました。
残念ながら録音データは残っていませんでしたが、本体は故障もなく完動しました。
なお、ICレコーダーの画像は、発見現場ではなく、余りの嬉しさに、現場写真を撮っていなく、置かれていた谷間から3m位移動して、道に拡げて撮影した証拠写真です。
(2020-04-10掲載)
広塚忠夫 2020-04-03
新型コロナウイルスの感染防止策として、密閉・密集・密接を避けて、香春岳に単独で向かった。
そこには、春の花畑があちこちに観られ、観察・識別しながら撮影を繰り返し忙しい満足な香春岳だった。
とりわけ、スミレ(菫)の多くの仲間が、見頃を迎えて居て識別に悩んだが、オトメスミレ(乙女菫)との初出逢いの成果もあった。オトメスミレはタチツボスミレに混じって観られることが多く、花弁が白色で、距が淡紫色になる品種である。和名は牧野富太郎博士が箱根の乙女峠で発見したことに由来し、箱根には多いとか。なお、品種であるが、遺伝的にもかなり安定しているので、同じ場所で続けて観られるとのことで、来年も楽しみにしている。
香春岳は沢山の花が迎えてくれて今が旬です。是非、足を運んでください。
(2020-04-05掲載)
広塚忠夫 2020-04-01
たまたま別件の電話交信で木村塾展を知り、即、訪れました。
残念ながら、新型コロナウイルス禍を考慮して、作成済チラシの配布などの一般広報は、取りやめて塾の内々で開催されていました。
(2020-04-02掲載)
広塚忠夫 2020-03-29
古処山は、福岡県朝倉市と嘉麻市にまたがる標高859.5 mの山です。
昨年開通の「八丁トンネル:延長3791m」を初走行し、これにより通常の古処山登山出発地点の「遊人の杜(嘉麻市)」より朝倉市「秋月側古処山登山口」までの走行時間は、相当短縮になった。
私の本日の第一の目的は、2018-08-22に古処山山系のツゲ(黄楊)の識別のため登ったが、できなかったので花の咲く時期に再チャレンジした結果、幸運にもツゲの花が咲いていて識別することが出来た。
筑豊博物研究会「古処山の自然」(1987発行、編集者・太川浩平)の古処山のツゲに関する記述を引用する。
「古処山に産するツゲは、オオヒメツゲ・アサマツゲ・マルバツゲの三種類であるが、大部分はオオヒメツゲで、アサマツゲとマルバツゲは極めて少数である。マルバツゲは枝が横にはり、葉は左右に並びて生し丸味を帯びているが、オオヒメツゲとアサマツゲとは共に枝が立って葉は楕円形・倒卵形又は長倒卵形で、オオヒメツゲとアサマツゲの区別はオオヒメツゲは花が枝の頂きに生じ葉が小さく、アサマツゲは花が葉腋に生じ葉が大形な点である。」
識別は別添の記録写真により、あくまで上記の記述内容に従って行った。この識別方法が、現在のツゲ分類について有効かどうかは、筆者浅学にして不明である。
花々は、シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)・サツマイナモリ(薩摩稲森)・ コショウノキ(胡椒の木)・セントウソウ(仙洞草)の白い花が目立ち、ご褒美は、先週の井原山で観察していて見慣れたイワボタン(岩牡丹:別名ミヤマネコノメソウ)が意外に多く、3ヶ所で発見することが出来た。
オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の群落地でも有名な古処山であるが、山頂の一部を除き、ことごとくシカの食害が目につき、今年も残念ながら期待できない。
野鳥はミソサザイ(三十三歳)が圧倒していて、往路観察だけで15羽を記録した。
追記:
上記投稿後、ツゲに関して古処山のツゲ3変種は、ツゲ(黄楊:Buxus microphylla)にまとめられたという下記の資料を見つけた。
以上の1.、2.に従うと、古処山の3変種はツゲ(黄楊)と表現しなければなりません。
しかし、素人の植物愛好家のレベルからでも、変種3種の外形上の特徴から簡単に識別可能でありながら、ツゲ(黄楊)一本にまとめてしまったことに、大いに疑問を持ちました。その根拠を植物学者に質問しなければと思っています。
(2020-03-31掲載)
広塚忠夫 2020-03-24
井原山(標高:982m)は、福岡県と佐賀県の県境に聳える脊振山地第2高峰の山であり、オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)で有名な花の宝庫の井原山探索行に、三浦夫妻にご一緒させて頂いた。
花は期待以上に、ユリワサビ(百合山葵)・ニリンソウ(二輪草)・ホソバナコバイモ(細花小貝母)・ヤマルリソウ(山瑠璃草)・コチャルメルソウ(小哨吶草)・コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)の仲間の花々が咲き誇っていた。
今回の狙いは、イワボタン(岩牡丹:別名ミヤマネコノメソウ)・キバナノアマナ(黄花の甘菜)ユリ科・トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)キンポウゲ科でしたが、イワボタン・キバナノアマナには出逢えたが、残念ながらトウゴクサバノオは探すことが出来なかった。また出直しだ。
イワボタンについては、偶然にもブロガー(一人ですけど、なにか?)にルート上で出逢い、咲いている場所を教えて頂き観る事が出来た。感謝
(2020-03-25掲載)
広塚忠夫 2020-03-15
3月15日は藍島北九州・筑豊合同探鳥会であったが、新型コロナウイルス対応で中止になっていた。しかし、担当林孝氏は渡船場待機の任務があり、折角だからと二人藍島探鳥に誘われたので準備していた。が、今度は風が強くフェリーの出航中止になる可能性大と電話連絡が入り、それでは折角だからと東よか干潟(大授搦)に一人で向かった。
東よか干潟(大授搦)訪問は2/11、2/24、3/11に続き4回目の3/15である。
到着が早かったこともあり、干潟には誰もいなく私ひとりだ。でも、後背地の公園は家族連れで賑わっていた。昼ごろになると、更に駐車場が満杯になり子供達の元気な声が響いていた。子供達は家に籠もるのは我慢できないようだ。
干潟は、潮高4.8m(12時48分)でシギチドリは遠く遙かの汀線から近づいてくれない。近くはズグロカモメとシロチドリの群れ、それにセグロカモメの小さな群れが観られただけだ。遠くのシギチドリをプロミナーを通して識別したが、やはり、近くでも難しいのに遠くの識別は、「多分あれかなぁ」で終わってしまった。
その中でやや近くの単独行動の一羽について、関西弁のグループから聴かれ、図鑑をみながら識別したが、自信がないので、帰って調べてくださいと投げ返した。帰宅後に頭が痛くなるほどサイト・図鑑を眺めるが、逆に期待種の先入観があり混乱してしまった。
ところで、前日14日の宮本秀美さんの報告記と比べると、潮高5.3mと4.8mのたった0.5m違いは、シギチドリの距離感が相当違う事が判った。識別レベルは能力の違いであり、4月・5月・6月連続訪問で夏羽シギチドリを観察しながら、ぼちぼちレベルアップを図ることにしよう!
(2020-03-16掲載)
広塚忠夫 2020-03-13
いつもの逆コースを散策した。
毎年オシドリが来る森の池には一羽もいなかった。
人工林に入るとサツマイナモリ(薩摩稲森)アカネ科が、白花に少しピンク色のラインで強調して、花畑を作っていた。
逆コースの第一展望から第二展望台を経由する尾根筋登山道は、整備され歩きやすいようになっていた。
三光園の庭園に下ると、久留米ツツジが植えられており、そのツツジの中をエナガ・ミヤマホオジロ・メジロ・シジュウカラの混群が観られ、特にエナガは近寄って来てくれて、ながらく遊んでくれた。
舗装路をゆっくり登っていくと、クロジが枝に止まり、保護色で安心している様にじっと撮影に応じてくれた。
大法山に到着して、人工林の近道を通り過ぎ、元の登山道に戻つて進むと、あの魅力的な亜種アカヤマドリが現れ、一瞬静止して目が合うと森に消えた。撮影が出来なかったので、尚更、艶やかな羽根の色が記憶に残った。
コロナウイルスの影響であろうか、誰にも会わなかった。
最近、サイト投稿が少なくなっている様に感じますが、各地の観察記録を大事にして、サイト交流を愉しみましょう。
(2020-03-15掲載)
広塚忠夫 2020-03-11
運転嫌いだが、お誘いがなく自ら運転して東与賀干潟(大授搦)に出掛けましたところ、当会会員5名と北九州会員3名の顔顔が見られました。
3月一番の大潮5.7mで、間近にシギチドリを観察できましたが、目的のヨーロッパムナグロは見つけることが、出来ませんでした。
いつも、他人に本願ですが、自らプロミナー持参して、あの大群から目的の小さいシギを探す努力をしないと、いつまでもビギナーレベルを脱出できないと自覚しました。
難しいのは遣り甲斐があり継続する。とも言われていますので。
(2020-03-12掲載)
広塚忠夫 2020-03-03
先に投稿された福智山のアオイスミレ(三浦美代子さん2020-03-01)の画像に触発されて、香春岳のアオイスミレに逢いに出かけましたが、いつものポイントは花どころか、葉っぱが二三枚寂しく見られただけでした。
でも、喜ばせてくれたのは、オニシバリ(鬼縛り)の黄緑色の花が見頃で、 コショウノキ〈胡椒の木〉とサツマイナモリ(薩摩稲森)の白い満開の花、ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)のピンク系の花を咲かせる4本の樹木を発見出来たこと、二ノ岳山頂直ぐ手前のイヌガシ(犬樫)の暗紅紫色の見頃の花に出逢えたことです。鳥はノスリとハイタカが現れましたが、私の腕前では撮影できませんでした。
最後の報告は、広い馬の背のササ林を伐採され、二ノ岳に到る藪漕ぎ状の道も綺麗に整備されて、4月の観察会を応援されている様に感じました。草刈りは、周りの看板から道草の会の皆さんと思われます。感謝。
(2020-03-07掲載)
広塚忠夫 2020-03-04
JR彦山駅に7時前に集合。飯田知彦鳥類学者・田代省二北九州支部研究部長と三人で、英彦山に万能巣箱を設置して、主にコノハズクの繁殖手助け計画のため、適地・適樹を探索しました。
帰路、農業用網に掛かり、無惨なご臨終のノスリを調べて撮影しました。このノスリの両脚ともリングは装着されていませんでした。
なお、田代省二氏が、この個体は脛毛にびっしり横班があるので、ノスリ♂です。と、識別されました。
(2020-03-05掲載)
広塚忠夫 2020-02-24
2020-02-24、晴れ、弱風
前回に続きT氏の誘いに乗って参加させて頂いた。往路も帰路も、お抱え運転手付きで、ゆったりと後部座席に腰を下ろし、帰路は疲れてウトウトと涎を流しても許容していただき感謝で一杯です。
東よか干潟(大授搦)では、先ずクロツラヘラサギの群れが太陽に照らされて輝いている場所から撮影開始でした。圧巻はツクシガモの大群落が、波打ち際に近くからズート遠くまで、一直線に並んで無心に餌取の風景です。前回観察時よりも嘴と凸が夏羽に進んでいるようで、これだけでも満足域に達ました。それにハマシギの大群落が大サービスです。ここからが識別が大変で、周りの皆様の識別力を頼りにシギチドリと対面します。
本日の収穫の第一はライファのヨーロッパムナグロでした。この方をシギチドリの大群から見つけ出すのに、プロミナーに入れて頂いても難しいの一点だった。だれかが、浮かんでいるボールの様なものの横に立っているのが、ヨーロッパムナグロと識別方法を得て、なんとかライファにたどり着きました。しかし、正解かどうか自信がありません。
ほんま、山猿が海猿に変身して干潟のシギチドリから遊んで頂いた。この春の渡り時期は最低でも月一回訪れて、識別レベルアップに頑張ろうと心しています。
(2020-02-27掲載)
広塚忠夫 2020-02-02..
ヒレンジャクが、三度も自宅を訪問してくれたので、2020年はヒレンジャクの当たり年です。
隣のクロガネモチ(黒金黐)の実を食べに来た時に、一時休憩で電線に止まった姿が、パソコンに向かう机から観察できたので、ほんま、贅沢な光景です。これは既に投稿していますが、これが一度目の飛来でした。
二度目は2月8日、なんとなく、あの特徴あるヒリリリリとの鳴き声が聞こえるので、外にでると、玄関側の電線にヒレンジャクを発見し、そこから北側のお宅の柿木に移動し、光線の具合も良くそれなりの撮影がきました。
三度目は2月19日です。英彦山から帰宅すると連れ合い春子さまが、ヒレンジャクが早朝31羽来てましたよ!とおっしゃるので、窓越しの電線を見ると、西日の逆光で見難いが、まだ、いるではないか。ほんまラッキー!
ヒレンジャク情報は、田川市の重藤久美子さんから二度、頂いていますし、2月10日に有本英一郎氏の自宅前に出現の投稿があっていますので、まだまだ、当たり年のヒレンジャクの投稿あること期待しています。
(2020-02-23掲載)
広塚忠夫 2020-02-11
T氏からお誘いがあり、参加させて頂きました。
天候も良く探鳥日和で、まずの出逢いは、クロツラヘラサギが近くで60+観察の贅沢でした。
ハマシギとツクシガモの凄い大群に圧倒され、また、久しぶりにソリハシセイタカシギ(アボセット)2羽にも再会できて大満足でした。
その他のシギチドリ類は、識別レベルから良く判りませんでした。
(2020-02-12掲載)
広塚忠夫 2020-02-02
パソコンを見ていると、チリリリと鳴き声が聴こえてきたので窓越しに外の見ると、自宅の目の前の電線に、レンジャクが群れていた。
撮影していると、隣家のクロガネモチ(黒金黐)に移動したので、近づくと、今度は、近所のケヤキ(欅)の大木に飛び去った。
(2020-02-03掲載)
広塚忠夫 2020-01-05
本日は、筑豊支部の行事が組まれていませんので、H氏T氏らと北九州支部主催の曽根海岸定例探鳥会に参加しました。小春日和で気持ちよく暖かく、談笑しながらゆっくりと歩き51種も観察されました。
しかし、潮の時期が悪く、海岸線の遙か遠くにダイシャクシギなど大部分の鳥は移動していました。時折、海岸道路近くにズグロカモメ・ツクシガモが飛来したので撮影でき、また、後背地の川や田畑にオオジュリン・ホオジロ・コガモ・ツグミなどが出現してくれたので、それなりに楽しい探鳥会でした。
(2020-01-05掲載)
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