2021年目次
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広塚忠夫 2021-12-31
多忙の師走の大晦日というのに、買い物ついでに大ヶ原立ち寄り、短時間の観察を楽しみました。
目的の鳥さんは見つけることができなく、寂しく家路に向い乗車すると、車窓から一年の締め括りのお土産が飛びこんできてたのは、ヤマシギです。
ずんぐりした体型でハト大ほどの中型のシギで、全長 34cmです。目が頭部の後方についており、ほぼ 360°の視界を持っています。
過去(2005-12-27)同じく車中から撮影した記録画像がありますが、その翌年観察してから実に15年振りの出逢いでした。
(2022-01-16掲載)
広塚忠夫 2021-12-27
主夫も師走は雑用が多く、外出ついでに近場のポイントにちょっと立ち寄り、1時間程度探索しました。 先客2名さまから、ハイタカとベニマシコの情報をお聞きして、車窓からゆっくり観察しながら移動していると、運よくベニマシコ雌が、つる性の植物に掴まった姿でサービスしてくれました。先日の24日はベニマシコ3羽を観察しましたが、シャッターが切れませんでしたので、本日は嬉しい記録になりました。 天候は、雲の切れ目から太陽の射し込むと、一瞬温かくなりますが、すぐに冷たい風が吹きつけて寒い大ヶ原でした。
(2021-12-28掲載)
広塚忠夫 2021-12-11
鷹研プラスの前に、遠賀川中島を探索しました。
河川敷に降りると、早速、セッカが間近で「ヒャッヒャッヒャ」と繰り返し激しく鳴いてススキ原を飛び交いました。地鳴きだろうか、警戒音だろうか、と悩みながらシャッターを押し続け、結果は冬のセッカの満足な記録画像を残すことができました。残念なのは、その鳴き声の証拠記録を残せなかったことです。
その他は、アオジ・ツグミ・シロハラ・ジョウビタキなども観察でき、元日探鳥会が楽しみです。
(2021-12-17掲載)
広塚忠夫 2021-11-29
森永光直部長の大ヶ原探鳥会下見の投稿記事に触発されて、自宅から近い大ヶ原の探索を楽しみました。快晴微風の絶好の鳥見日和であり、且つ、ベニマシコとの出逢いを求めて歩きました。
ラピュタ駐車場から探鳥会コースとは逆方向で探索し、理由は、ベニマシコ出現のメイン場所のポイントが順光になるコース順を選択しました。結果は、やや遠い距離だったが♀の証拠写真が撮れて今年初出逢いでした。鳴き声のフィッフィッも聴こえましたので、♂も入っているようです。
観察種(21種):オシドリ5・キジバト5・ハイタカ1・モズ3・ハシボソガラス20+・シジュウカラ1・ヒヨドリ10+・ウグイス4・メジロ5+・シロハラ6・ツグミ10+・ジョウビタキ3・セグロセキレイ1・カワラヒワ20+・ベニマシコ2・シメ1・ホオジロ4・ミヤマホオジロ30+・アオジ4・ガビチョウ4・ソウシチョウ10±、三次メッシュ:5030-2696
(2021-11-30掲載)
広塚忠夫 2021-11-24
早朝は小雨で、風もやや強く調査天候としては厳しいコンディションであり、鳥類標識調査の結果は32種と寂しい記録となった。
宮原克久鳥類標識調査員(バンダー)の指導により、参加メンバーは自分の役割分担を黙々とこなされていました。但し、私の班はベテランの林孝氏が午前中所用のため遅れての参加により、調査準備は瀧本美佐惠さんから教えを受けましたが、足手まとい気味でした。と、言うのが、ネットからウグイスを外し白い袋に入れる前に逃がしてしまい、基本的なミスを犯してしまいました。絡まったネットから鳥を解放し、一安心したときの捕まえ方は、両足を持つか、両指に首挟むのが基本であるが、どうしても普通に手のひらで抱えてしまう。可哀そうになり余り強く握らない様に手加減するので、スルッと逃げらる良くあるミスだそうです。何度も指導を受けていたが、頭と手技術がミスマッチを起こしますので、反省しました。が、次もどうなることやら。
最後の作業のネット回収にかかり、その時、ガビチョウ2羽が同時に飛び込んできて、間近でお顔を拝見し撮影記録を残しました。
鳥類標識調査に関しての意義は、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して頂ければ幸です。
(2021-11-26掲載)
広塚忠夫 2021-11-01
近場の大坂山(別名:飯岳山573m)を探索しました。
登りは、Sカーブが多く歩く距離が長くなるが、傾斜が緩やかなアスファルト舗装道を、ゆっくりと観察しながら登っていきました。
冬鳥はジョウビタキとシロハラの出逢いだけで、ここの冬鳥の賑わいは、まだ先の様です。
道中は大型のサラシナショウマ(晒菜升麻)の白い花が、点々と続き美しさをアピールしていました。
帰路は、ほぼ直線の急斜の登山コースを、自然体で急ぎ足の下山になり、膝が勘弁してと苦しんでいました。
ところで、10月鳥信記の締め切り日は、11月5日(金)です。冬鳥や渡り鳥の投稿を期待しています。
(2021-11-02掲載)
広塚忠夫 2021-10-24
蓋井島(ふたおいじま)探鳥会に林孝氏(支部会員)と参加するため向かったが、日曜日のためか、予定時間より大幅に早く現着した。集合場所で嘉室夫妻が受付をされていた。
主目的はカラスバト観察であった。鳴き声は頻繁に聴こえてきたが、肝心な姿は数回山裾を飛翔しただけで、残念ながら画像記録は残せなかった。
午前中は、豊田担当による探鳥会の予定コースを参加者全員で観察し、午後からは自由時間となり15時30分集合時間まで探索した。
全島は、深い自然林に覆われ魅力的な山々を気の赴くままにぐるぐる歩き周った。道に迷うこと2回もあったが、シロハラ・ジョウビタキ・ノビタキ・アトリ・ミヤマホオジロなど冬鳥との出逢いもあり渡島の価値大だった。
乗船前に、サザエを1キロ11個・1000円で買い、帰宅して醤油を垂らす「つぼ焼き」は旨かった。
(2021-10-26掲載)
広塚忠夫 2021-10-22
気持ちの良い快晴の観察日和に、毎年オシドリが帰って来る近場の池に調査に行くと、急に森蔭から飛び立ち、森を周回して戻ってきてくれた。今年初めての出逢いに心が躍った。無事のオシドリのご帰還に安堵した。
会員の皆様から、どしどしと越冬に戻ってくる冬鳥情報を、本会サイト「くまたか」に投稿されることを期待しています。
(2021-10-23掲載)
広塚忠夫 2021-10-19
日本野鳥の会北九州支部の公式行事ではないが、支部会員10人のメンバーで鳥類標識調査が実施された。
本日は森本嘉人鳥類標識調査員の指導により山田緑地で鳥類標識調査が行われ、薄暗い早朝から準備に入り、約10時間のハードな調査を手慣れた調査委員のティームワークで実施された。
個人的には、ヤブサメとメボソムシクイを間近で観察し、放鳥時も近距離で撮影ができ識別の学習になり、またキビタキの残留が多いのが気になった。
鳥類標識調査に関しては、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して頂ければ幸です。
(2021-10-20掲載)
広塚忠夫 2021-10-10
野鳥担当は、人数が多いと鳥が逃げるので先頭を歩き案内しましたが、渡りの端境期でもあり野鳥は淋しい記録となりました。皆さんと、しっかり観察できたのは、ヒヨドリとソウシチョウだけでした。が、この普通に観られる二種が色々な地鳴きの声を発するので、興味が向けられたのには、今後の案内に活かせると思いました。
自然林が豊富なこのルートは、県指定天然記念物のバクチクキをはじめ、ムクロジ・ムクノキ・イスノキ・バリバリノキ・スダジイの大木を観察し、ツル性植物はカギカズラ・キヅタ・ウドカズラ・シマサルナシ・ヤマフジ・クズの大木の説明が続きました。岩石については、露頭している砂岩を学んだ大石は、奇しくも、毎年オオルリが営巣する岩で、今年使ったコケの巣が観られました。その他印象に残ったのは、真っ黒い樹肌のトキワガキ(常盤柿)と県絶滅危惧1A類ミヤマトベラでした。
(2021-10-11掲載)
広塚忠夫 2021-10-07
北九州・筑豊支部合同藍島探鳥会が、コロナ禍で連続して中止なってる中、担当の林孝氏のお誘いに飛びつき同行しました。
その間の環境変化の検証とカラスバトの出逢いを期待して訪れました。
ダンチク(葮竹)の大群落が、更に拡大して見通しが悪くなっていて、カラスバトは千畳敷までの往路はグルルッ、ウーウウーッ鳴き声だけでしたが、帰路は一羽が横切り、続けて2羽、一羽、更に一羽と計5羽を観察し、なんとかシルエットの画像を記録しました。
鳴き声の方向などから判断して、総計8羽を記録しました。最後のサービスはノビタキの出現でした。本日の島散策中は夏日30度まで上がり暑い一日でした。
(2021-10-08掲載)
広塚忠夫 2021-10-06
秋の自然観察会:筑豊博物研究会主催(2021-10-10)の「大法山・白馬山・三高山の自然を観察しよう!」の野鳥部門の案内人を仰せつかりましたので、下見で歩きました。
残念な光景は、梅林公園側のエノキ(榎)の大木が根元から折れていたことです。周回コースは、鳥も花も少なく、その上、やや足早に歩きましたので短時間で周れました。
観察会当日は、子供達にアオゲラとソウシチョウを重点に紹介しようと考えています。
(2021-10-07掲載)
広塚忠夫 2021-10-04
年寄りの冷や水で、JR採銅所駅を下車し初めての金明竹ルート経由で福智山に登り、帰路の上野登山口からは炎天下をトライアル福智店まで歩き迎えの車に乗り込んだ。中元寺川沿いを自宅まで歩く計画だったが、体が"ゆうこつ"を聞いてくれなかった。だが、結果は藪漕ぎルートを含め18,293mを記録した。
初めての金明竹ルートは、採銅所に全国的にも大変珍しい「黄金色の金明孟宗竹」が自生しており訪れたが、大荒れの竹林へ変貌していた。それに金明孟宗竹は約10本しか発見できなかった。そのルートに大規模な棚田跡があり、その石垣は凄かった。アスファルトの林道に合流し進むと、福智山・牛斬山縦走コースに出た地点は予想と違い、牛斬山近くに出て来た。この縦走コースは藪漕ぎもあったが、花々もそれなりに楽しめた。
(2021-10-06掲載)
広塚忠夫 2021-09-07
自宅を出発し、中元寺川を上流に向かい川崎町農産物直売所「De・愛」まで散策を愉しんだ。そこから大ヶ原(川崎町安眞木)まで足を延ばし大ヶ原周回コースを探索し、別コースで自宅まで踏破した。
蒸し暑い天候下で、移動距離が約16kmもあり、疲れ果てて足が棒になった。
野鳥は端境期で期待してなく、トンボとチョウに注目して観察し、特に赤とんぼが楽しませてくれた。
野鳥識別も難しいが、トンボやチョウは更に難しい。間違いがあれば一報頂ければ助かります。
(2021-09-09掲載)
広塚忠夫 2021-09-01
ススキが風に揺れると秋の気配の平原だが、依然として30度の夏の酷暑だ。稜線上で食事時には、西北西のやや強い涼しい風が吹き抜けて快適のひと時だった。平尾台はどこでも展望が効いて気持ちが晴れる。それに茶ヶ床をスタートするやいなや、花花の大歓迎でカメラシャッターの連続になり超スローテンポのワクワクのソロ観察会になった。
鳥は端境期で少ないが、花はオミナエシ(女郎花)オトコエシ(野郎花)が見頃でナンバンギセル(南蛮煙管)もあちこちで顔を見せてくれた。広谷湿原ではサワギキョウ(沢桔梗)やヒメシロネ(姫白根)に、本命のサギソウ(鷺草)ラン科が約20輪を超え全盛期を迎えていた。ススキの藪漕ぎルートでは赤とんぼのヒメアカネ4匹とゴール間近でショウジョウトンボとの出逢いもあり収穫多い平尾台だった。
帰宅後の記録画像の整理に取り掛かると、名前が出てこなく難儀したが100枚超を図鑑頼りに識別できたので、興味があるものだけでも見て頂ければ幸いです。また、キャプションの間違い等ご指摘頂ければ助かります
(2021-09-04掲載)
広塚忠夫 2021-08-31
田代省二氏のトンボ観察テリトリー「長寿の里公園」にお邪魔して、トンボ撮影を愉しみました。
じりじりと太陽の厳しい直射日光を浴びながら、赤とんぼ撮影にのめり込み極暑に耐えました。
(2021-09-01掲載)
広塚忠夫 2021-08-20
コロナ緊急事態宣言が本日発出され、長雨の中のひと時の曇り空に、近場の林道へソロ探索に出掛けた。
いつか来た道の船尾鉱山林道ですが、現在の様に本会サイト「くまたか」の環境がない時代のため、いつ歩いたか記録が分からない。植物部のミニ観察会や個人探索で歩いた記憶は蘇ります。
本日の天気予報は午前中は曇りで午後は雨であったが、見事に外れて、歩き出して10分位で雨が落ちて来た。
いつか来た道の雨上がりの赤松に、ひょいっとアオゲラが飛来し餌取を始めた。その採餌中の画像には長い舌で獲物を引きだしている一瞬が記録されていた。
余裕もあり動画撮影もさせて頂き、感動の撮影時間を過ごした。
(2021-08-21掲載)
広塚忠夫 2021-08-02
8月の猛暑の夏に香春岳を探索したのは、記憶を遡ってもお初のようだ。
前回は4月の香春岳観察会で訪れている。その時は馬の背までの登山道から西側の人桝遺跡へ入るネザサの丘を、香春町道草の会の方々が草刈りをやっておられて、快適な歩きを楽しんだが、今回は藪状の道に変身して歩くのが大変だった。
その藪状の登山道では、ノヒメユリ(野姫百合)ユリ科とヒオウギ(緋扇・檜扇)アヤメ科のだいだい色ががった赤色の花が、藪から顔を出し目立っていた。二ノ岳ではネコノチチ(猫の乳) がたわわに実をつけていたが、まだ黄色の前の緑色の段階の初記録となった。
樹林や竹藪からはワシワシ(クマゼミ)やニイニイゼミなどの蝉時雨とソウシチョウの群れの競演で、蒸し暑さが増大した。
二ノ岳に向かうイワシデ(岩四手)の森から、頭上をヤマドリ雄が横切ったのには驚いた。また三ノ岳方向でハヤブサ2羽が枝の隙間から飛翔するのが観察でき、猛暑の香春岳も次々と感動をもたらしてくれた。謝謝!
(2021-08-03掲載)
広塚忠夫 2021-07-29
松江海岸探鳥会7月25日は、筑豊博物研究会の夏の自然観察会と行事が重なり参加できなかった。
そこで、本日2021年野鳥展の会場のセッティングが終わり、海水を飲むアオバト観察に出掛けると海岸にアオバトは飛来してくれた。しかし、肝心の海水を飲む姿は観察できなかった。
特急ソニック通過音で飛び上る効果も、昼までは効果があったが、昼過ぎると次第に効果がなくなり、それにガンガン照り付ける太陽光の暑さに負けて、塩水飲むアオバト撮影は断念して帰宅した。
遠路から来られた森永光直氏は私より先に退却さて、阿部哲也氏は私が帰る時も粘っておられたが、成果はいかに?
(2021-07-31掲載)
広塚忠夫 2021-07-18
自宅をスタートして、近辺の田圃や公園・中元寺川沿いをソロ・バードウォッチングを行いました。
県絶滅危惧U類のアオバズク(青葉木菟)の親子と対面し、河川では周りを警戒しながらカルガモファミリーが並んで泳いでいました。また、久しぶりに県準絶滅危惧ササゴイ(笹五位)が傍から飛びだし対岸のブッロクに着地しました。
(2021-07-21掲載)
広塚忠夫 2021-06-30
鞍手町小牧(通称ハス池)周辺のヨシ原の埋立計画が浮上してきた、このヨシ原は、希少種ヨシゴイの生息・繁殖する貴重な環境です。
福岡県の希少野生生物(「福岡県レッドデータブック2011」)によりますと、鞍手町ハス池ヨシ原に夏期飛来し繁殖するヨシゴイは、(絶滅危惧1A類)にあたります。福岡県のヨシゴイが絶滅危惧1A類と選定された理由は、ヨシゴイ繁殖地が県内に2〜3ヵ所しかなく、生息数は激減していることがあげられます。
この貴重なヨシゴイ繁殖地を保全するため、日本野鳥の会筑豊支部は、福岡県・鞍手町にヨシゴイ保全要望書を提出しています。それに続いて、公益財団法人日本野鳥の会と連携して環境省にヨシゴイ保全要望書の提出準備中です。
保全の基礎資料となるヨシゴイ生息・繁殖の現状把握のため、現地調査を実施しています。
会員の皆様も、現地での観察・撮影情報がありましたら、当会筑豊支部の本会サイト「くまたか」info@yacho.orgに投稿をお願い致します。
(2021-07-01掲載)
広塚忠夫 2021-06-19
笠置山登山と観察会下見を兼ねて花の水辺公園(千石峡)駐車場に車を走らせましたが、雨が落ちてきたので登山は諦め、千石峡沿い観察のみに変更しました。
ここは歴史ある魅力的な大木群との出逢いがあり、大好きなコースです。一方シダ類も多く、シダ類はソーラス(胞子曩群)を確認して識別するので、時間もかかり大変難しい識別を強いられますが、チャレンジする価値は大いにあります。
7月1日の観察会では数種でも識別して、シダ類ファンが生まれること期待しています。
(2021-06-27掲載)
広塚忠夫 2021-06-21
画像NO.1〜15は南良津親水公園、NO.16〜27は小牧蓮池で撮影です。
(2021-06-23掲載)
広塚忠夫 2021-06-20
サンコウチョウで有名な大法山を訪れたが、鳴き声の“月日星ホイホイホイ”も姿も見えなかった。国武光成氏は二日前に鳴き声も姿も観察していたそうです。
鬼子母神堂から第一展望台の登りルートの自然林からサンコウチョウのギッギッと地鳴きの様な声がするので近づくと、なんと、キビタキの鳴き声の一つだった。このキビタキ君は撮影サービスのポーズは十分とってくれたので、感謝した。
(2021-06-20掲載)
広塚忠夫 2021-06-14
平尾台は広大で気持ちまで広くなる。それに歩き易く腹一杯一楽しませてくれる観察地だ。
霧雨でガスの濃い平尾台に一番乗りだった。霧雨で見通しが悪いことから逆に、野鳥の出現が多く、特にスタートからゴールまでセッカのテリトリー争いの飛翔が観られた。
濃霧の平原であろうが、鳥には迷惑をかけるが、こちらはシャーター連続で高揚感が一杯であった。観察ルートはあちこちグルグル回った印象だが、午前中はあっという間に過ぎた。
広谷湿原のトキソウ(朱鷺草)は終わっていて観られなかったが、品の良い華麗なヤマトキソウ(山朱鷺草)は見頃で感動のひと時だった。
帰宅後は、約800枚の画像から88枚を選択し投稿した。
(2021-06-15掲載)
広塚忠夫 2021-06-09
白島(北九州市若松区)は特別鳥獣保護地区である。猛暑の中、急登のジャングル化した難コースの先頭を行く70代の岩本光則氏が、鎌で蔓などを刈り払い何とか歩ける山道になる。ゆっくり観察しながら歩くが、それでも枯れ木や蔓、石に足をとられ転倒や尻餅をつく。その上に蒸し暑さと蚊の襲撃も加わり、ほんま、厳しい状況下での調査となった。
最後尾の川崎実氏らが道に迷って遅れて合流した時の顔の表情は、もうグロッキーで心配だった。しかし、最後まで調査責任者の任務は完遂された。
私と同じ70代の糸山徹氏は、重たい一眼レフカメラを抱えての参加のため、尻餅をつきつつ悪戦苦闘されていた。
巣穴ポイントに現着し、オオミズナギドリ巣穴調査一ヶ所と定点調査二ヶ所(途中実施含む)を終えて昼食にありつく。
オオミズナギドリ巣穴調査は、時期的に繁殖前であり、巣穴利用は確認出来なく、昨年までに利用されたのであろう巣穴を、精密に図面上にプロットできる内容で記録されていた。
午後の調査は、巣穴調査班と定点調査班に別れ行う事が了解され、私は定点調査班に加わった。理由は、精密な巣穴調査にはお役に立てないような傍観者の位置であり定点調査班に手を挙げた。
海岸線の二ヶ所の定点調査のため、往路とは逆の急降下の荒道を下り、海岸線ゴールの間近で、枯れ木をつかみ、それがぽっきり折れて約5mも転落してしまった。幸い怪我もなくぶら下げていたカメラも無傷で助かったが、後期高齢者の足の踏ん張りの弱さを再認識した。
調査を二手に別れ実施したことから予定より早く調査完了したので、30分早めの出航となった。
帰路は白島の雄島・女島の両島を船上から外景調査を実施した。漁船チャーターのためこの調査が可能となった。
島に近づき、エンジンも切って頂き、暫しの調査を行ったが、エンジンを切っても揺れはあり、揺れながら観察しミサゴ・アマツバメの記録画像が残せた。
本調査は貴重な体験ではあったが、鳥の観察は少なく、期待のカラスバトは定点調査時に枝越しの移動が観察されただけで、全体を通して貧相だった。
(2021-06-11掲載)
広塚忠夫 2021-05-21
本日はトンボ・蝶を主にした観察会日であったが、新型コロナ禍で中止となり、ソロ観察会と洒落こむ。途中からO氏が来られ、ご一緒してトンボ・蝶の識別指導を受けた。
自然観察は、興味が尽きないほど次々に新しい出逢いがあり、楽しませてくれる。その対象のトンボ・蝶も魅力的で美しいが、識別は難しい。
野鳥の識別も大変だが、草本・木本も雑種や園芸種が生まれ難しい。だが、どの識別過程でも名前の由来や言葉の意味が面白いものがあり、想像を膨らませてくれる。その面白みも、名前を覚え・忘れない重要な要素となる。
トンボ・蝶の観察会は、三回目であり、今後も続けていきたい。
(2021-05-28掲載)
広塚忠夫 2021-05-06
快晴の春の陽気に誘われて、近場の大法山探索に出掛けた。出発点の天慎寺駐車場で下車して青空見上げると、猛禽だ!この地点の春の猛禽はサシバと思い込んでいる。しかし、何故かサシバのピックーの鳴き声がなく旋回している。なんと、春のハチクマ渡りの単独飛行であり、太陽の光に反射して素晴らしい。ゆったりと帆翔しながら上昇するハチクマを撮影し、それに余裕をもって動画まで撮らせて頂き、ワクワク気分で最高のスタートとなった。
この時期は、まだまだ虫の襲撃もなく、気候も探索日和で快適だ。
オオルリ・キビタキの懸命な囀りも花を添えてくれた。途中で、登山と野鳥撮影が趣味のH氏と出会い、モニター画像を覗くと、連続してレベルの高い野鳥が現れ、凄いの一言だった。是非、入会頂き、当会サイト「くまたか」に投稿されるようお願いしたが、期待して待っておこう。
大法山の野鳥と言えばサンコウチョウだが、まだ時期が少々早く、5月中旬以降にご帰還になるのだろう。
(2021-05-07掲載)
広塚忠夫 2021-04-26
岩石山(がんじゃくさん)に久しぶり登った。添田町側登山口から山頂を経て赤村側登山口に下り、そこからアスファルト舗装の林道を約30分歩き、添田公園入口から下りルートを進み添田公園駐車場に無事に戻った。
見頃の花はマルバアオダモ(丸葉青だも)が最高だった。この白い花が、びっしりあちらこちで魅せてくれた。
鳥は往路でオオルリの囀りが聴こえ、帰路の終着点の添田公園のイロハモミジ(いろは紅葉)にキビタキが突如飛来し、そのポイントに近づき探すが見つからなかった。いつ移動したのか判らない。良くあることだが、動体視力の低下が一因だろう。
(2021-04-29掲載)
広塚忠夫 2021-04-14
観察会:香春岳の下見を、観察会前日14日に単独で行ったので、投稿が前後したが、記録を大事にしていることから画像と合わせて遅れての投稿となった。
観察結果は、今年やっとオオルリとセンダイムシクイの鳴き声を聴いた。どちらも声だけであるが、オールリリジジとチョチョビーの二つの囀りが届き、その瞬間に幸せ一杯になった。囀りの威力は凄い!
期待のチョウジガマズミ(丁子莢迷)は、全盛期を過ぎていたが、花は何とか少し残っていた。そこで、明日の観察会まで散らないようにね!と声をかけた。白い花のマルバアオダモ(丸葉青だも)・イブキシモツケ(伊吹下野)・シロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)は緑の森に映えていた。
(2021-04-16掲載)
広塚忠夫 2021-03-08,26
天候もよく多くの会員さんの笑顔に出逢いました。
北九州支部会員の浜崎さんから、ここはベニマシコのポイントです、と、教えて頂いて、すぐにベニマシコとホオジロのツーショットが撮影できました。
ハイイロチュウヒやハイタカまでサービスで、ツグミとハチジョウツグミも現れました。
森永光直部長から、ここ、探鳥会の開催場所に適地と言われましたので、是非是非と応じました。
(2021-04-14掲載)
広塚忠夫 2021-04-06
平原には花が一杯、茶ヶ床の駐車場には車が一杯で道に溢れていました。
人気のホタルカズラ(蛍蔓)ムラサキ科の群落があちこちで見られ、スミレ類も見頃を迎えていて花一杯の平尾台でした。シラン(紫蘭)ラン科は一部だけ開花していますが、今から次々に開花して楽しませてくれるでしょう。
明日の観察会は、沢山の花々が迎えてくれるでしょう。
(2021-04-07掲載)
広塚忠夫 2021-04-01
有名な御所ヶ谷神籠石を見学し、古代の山城の御所ヶ岳(ホトギ山)経由して、黒田官兵衛(別名:黒田如水)の居城だった馬ヶ岳縦走コースを、ソロ探索しながら愉しんだ。
長い稜線上では、メジロの囀りが賑やかだった。メジロの聞きなしは「長兵衛・忠兵衛・長忠兵衛とかチュルチルミチュル」だが、まさに言われる通り恋人探しだろうが、懸命に歌声で呼びかけていた。
期待の白い花のタムシバ(噛柴)モクレン科は早々と終っており、代わってコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)が開花していた。春の花は麓から山頂へ向かって順に開花していくが、低山であり温暖化の影響もあってか、予想が狂った。
コースは整備され歩きやすく、シハイスミレ(紫背菫)がスタートから圧倒し、タチツボスミレ(立坪菫)・ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)・ツボスミレ(坪菫)別名ニョイスミレと続いた。
山頂で蝶が飛来し撮影後、ネットで調べると、ヒオドシチョウ(緋縅蝶)と判った。続いては、ムラサキシジミ(紫小灰蝶)と識別したが、間違っていたら教えて頂ければ助かります。
(2021-04-04掲載)
広塚忠夫 2021-03-25
絶好の花観察日和で、全員、井原山(983m)登頂を成し遂げ満足の笑顔で記念撮影して、無事に下山しました。
水無ルートは、渓流沿いにニリンソウ(二輪草)のお花畑が連続して出現し花真っ盛りでした。ネコノメソウ類は花図鑑ができそうな位の揃い踏みで、とりわけイワボタン(岩牡丹:別名ミヤマネコノメソウ)は地味な花の記憶がありましたが、本日は派手な姿を魅せてくれました。期待のスミレ類も群落が連なり喜ばせてくれました。
スミレの特記は、稜線上のミヤコザサや樹木の下に、スミレの仲間のナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)の数の多さに歓声をあげシャッターを押し続けました。この群れに白花品種のシロバナナガバノスミレサイシン(白花長葉の菫細辛)の珍品種との出逢いもありました。これだけ大量の記録画像は、帰宅後の編集には時間が取られますが、でも、編集時も楽しい時間帯となります。
(2021-03-27掲載)
広塚忠夫 2021-03-17
天気予報が晴天・降水率0%であり、急に思い立ち薄暗い早朝に自宅を出発して、角島のハイタカ渡り観察に向かった。木月インターから濃霧の中を走り、まだ、暗いうちに現着した。
観察ポイントを探すため海岸線を探索していると、ウミウとヒメウの群れが低く飛翔していた。
本命のハイタカは、6時頃から11時30分の観察結果は、30±羽で、現地調査員は「67」を記録されていた。それに、モニター画像を見ると鮮明で目にきっちとフォーカスされており、自分の画像とは雲泥の差を見せつけられた。
本日は、やや風が強く北東の風はハイタカ渡り観察として好条件で、低く飛翔した方です。とも、言われていた。
渡りが途切れた時に、たまたまテスト撮影した画像を、帰宅後に検証していると、「オオノスリ?」を見つけた。鷹研プラスの波多野邦彦氏講義で、初列風切り上面にフラッシュ(白班状)があると図鑑にメモしており、更に顔つきも似ておりオオノスリと識別した。さて、この拾い物が間違いでなければ良いが、ご遠慮なくご指摘願いたい。
(2021-03-18掲載 > 2021-03-19)
広塚忠夫 2021-03-14
三高山(さんたかさん)登山口をスタートし山小屋に立ち寄り、三高山に登った。このルートは、相当前に植物観察会で訪れ以来、久しぶりだったが、道は整備されいて歩きやすかった。
大法山・白馬山・三高山は自然林で大木が多く、シイ・カシの極相林になっている。本日のルートでカギカズラ(鉤蔓)アカネ科の化け物(失礼)に出逢い、直径が15cmを超えた大木に成長していて見応えがあった。
大法山はパスして白馬山経由し梅林公園に下った。公園では元職場の友人が梅が枝餅を販売していたので、ご馳走になった。ここから国道を歩き三高山登山口に戻った。
道沿いの高台の桜の木に、ツグミの群れを見つけたが、鳴き声も発しなく静かに、北帰行の準備だろうかと想像した。
(2021-03-16掲載)
広塚忠夫 2021-03-10
健脚の三浦美代ちゃんの井原山・雷山縦走企画にお供で、水無登山口をスタートし無事に帰着しました。
平尾台や英彦山とは花花も趣を異にして水無谷ルートは、ほんま、素晴らしいの一言でした。
真っ白なユリワサビ(百合山葵)が目立って、それに7月下旬に開花のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の葉っぱの群生が、全山を占拠している様相は迫力満点だが、何故か、これ正常なのか一抹の不安も感じました。英彦山でもお馴染みのホソバナコバイモ(細花小貝母)は、控えめな品のある花は落葉の保護色で見つけ難いが、ここは違って、群落が次々に現れ別世界です。
陰湿な渓流沿いには極小さなコガネネコノメソウ(黄金猫の目草)・ヤマネコノメソウ(山猫の目草)・タチネコノメソウ(立猫の目草)・イワネコノメソウ(岩猫の目草)と多彩でした。スミレはナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)・タチツボスミレ(立坪菫)に加え、登山口からアオイスミレ(葵菫)の小さな群落が数か所で発見でき、ニリンソウ(二輪草)は往路では、まだ眠たそうに半開きであったが、帰路の5時間後は目覚めて白い花びらを全開していたのには、ビックリしました。
井原山から雷山のピストンルートは、花も鳥も少なく、樹木を識別しながらひたすら長い距離の山行で疲れました。このルートは4月下旬から5月のコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)が圧巻だそうで、その時期に是非訪れてください。
(2021-03-12掲載)
広塚忠夫 2021-03-06
本会サイト「くまたか」にアオイスミレやホソバナコバイモなど、三浦夫妻のスプリングエフェメラル(春の妖精)の投稿画像が、好きな花の季節到来を告げています。これに触発されて、本日は関の山を歩きました。ここではノジスミレ(野路菫)やナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)があちこちで迎えてくれました。
一方、池の対岸の日陰にオシドリの二組の番が、少し間を置き並んでいました。普通は群れで観察することが多いのですが、もう、カップルを組んで繁殖地の北帰行モードに移っているようです。季節の移り変わりは早いもので、3月です。
帰路は大山・関の山中間点の田川分岐から道の駅いとだルートを選択しましたが、凄い藪漕ぎで虐められました。竹藪(メダケ:雌竹)に加わりノイバラ(野茨)とジャケツイバラ(蛇結茨)の棘が、手袋の上から刺し数か所の棘傷で痛みが続いています。このルートは2018-01-16で酷い目にあっていますが、性懲りもなく又行ってしまいました。このコースは避けた方が無難です。
(2021-03-07掲載)
広塚忠夫 2021-02-24
本日は森本嘉人鳥類標識調査員の指導により山田緑地で鳥類標識調査が行われ、個人的には4回目の参加となりました。調査の力量は、お邪魔虫レベルからやっとこさ半人前になったと自己評価していますが、まだまだ足手まといです。
早朝から準備に入り、約10時間のハードな調査を手慣れた10人のティームワークで実施されました。
待機時間は、森のゲート⇒イノシシ谷⇒サンショウウオの谷⇒ヤマモモ峠⇒とんぼの池⇒森の池⇒森のゲートの観察ルートを三回に分けて急ぎ足で探索しました。一部急登もありますが、フラットコースが大部分で歩きやすく探鳥会コースとして適しています。
山田緑地は自然に任せると全体が森林化するので、森のゲートに流れ込んでくる渓流の上流側を、ヨシやススキ、セイタカアワダチソウを毎年刈り取ることで草原を維持しているそうです。その草原にはルリビタキ・ジョウビタキ・ベニマシコが何度も出現してくれます。特に人気のベニマシコは間近でサービス満点ですが、一般のカメラマンはリング付きの野鳥は作品にならないと忌避されるそうです。
以下は、森本嘉人鳥類標識調査員からの「草原として残して置くことの必要性について」の回答です。
“開園当初から当緑地内には、草地がほとんどなく、将来とも鳥類のうちホオジロ系の鳥たちを越冬・収容させるためにわずかながら草原が残っていた現在の場所について、周囲の森林に取り囲まれないよう、毎年冬鳥が渡去した3月に.葦やススキ等を残し更新させるため除伐作業を行うことを山田緑地管理事務所に(北九州市)具体的に説明し要望を続け、現在では毎年事務所の業務として実施してます。当初はボランティア5、6人で作業を行ったことがあります。
要望を理解して取り組んだ事務所には、こちらが調査者として毎年年度末に経過を報告してます。今年も3月に除伐作業を行うよう話してます。現在、この草地創出の効果は、アオジ、ミヤマホオジロ(年により増減がある)、ベニマシコ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、クロジ等が利用してます。
要望を続けたのは、山田緑地鳥類調査者として、宮原克久、武田尊史、林孝各氏と他で私が一応窓口として行ってます。事務所のほうも、ベニマシコがいるおかげで来園者が増えるのも認めてます。”
鳥類標識調査に関しては、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して、学習して頂ければ幸です。
(2021-03-01掲載)
広塚忠夫 2021-02-19
コロナ禍で当会行事中止が続いているし、コロナ籠りのストレス解消も兼ね三密を避け添田町の今川沿いを探索しました。所謂、ソロ・バードウォッチングです。
今川沿いは、残雪が20p程度あり長靴を履いてよろけながらの探索となりました。雪が二日間降り続いたが、本日は快晴・7℃の気持ちの良い天候で、鳥達もサービス満点でした。
早速、今年初めてタヒバリ君の撮影ポーズから始まり、ルリビタキは近づいて来てくれて遊んでくれました。枝被りのヤマセミの眼光は、川を泳ぐ魚か、こちらを視ているのか判らないが、魅力的でした。たまたま青空を見上げると、ほんの短時間ではあるが、クマタカの出現で心臓がドキドキと激震し久方ぶりの感動のシャッターでした。
やはり、フィールドは魅力一杯で愉しませて呉れます。
(2021-02-21掲載)
広塚忠夫 2021-02-16
北九州支部の公式行事ではありませんが、支部会員の10人のメンバーで鳥類標識調査が行われていましたので、参加させて頂きました。
宮原克久鳥類標識調査員(バンダー)の最後の挨拶時の総括では「本日の捕獲鳥は、6種36個体で、最低の記録」でしたと、述べられました。調査の合間に、了解いただき広大なビオトープの外周を探索しましたが、植生管理と言われている工事が、あちこちで行われていて、トラックが行き来していたことも、最低記録の一因かと思われます。確かに、鳥との出逢いは極貧でした。
収穫は、チュウヒが葦原を低空で、顔は餌探しの態勢でこちらに向かってきましたが、即、ピントが合わなく後ろ姿を追う撮影になり、少し残念ですが、それなりの唯一の成果でした。
(2021-02-17掲載)
広塚忠夫 2021-02-11
国武光成氏からカワアイサ8羽(雄7,雌1)が出現との電話連絡を受け現地に行くと、3羽のカワアイサ雄しか見られず、5羽について、川沿いを探しましたが、どこかへ去ったようでした。
残留の3羽のカワアイサは、一生懸命に餌どりをしていて、警戒心も薄く、じっくり土手の上から撮影できました。
2月13日はカワアイサ3羽とも、抜けたとの情報を国武光成氏から頂きました。
(編集注:[開|閉]内に動画があります。)
(2021-02-14掲載)
広塚忠夫 2021-02-09
快晴の気持ちの良い気候のなか、JR採銅所駅をスタートし、すぐ傍のJR線路に架かる「高原三連橋」を撮影していると、カワセミ雌が現れた。この地点から焼立山連山下に広がる里山の中心部を流れる「鮎返川」沿いを観察し歩いた。
大木にカワラヒワの大群がこれでもかと出現してくれて、里山の森からコジュケイの鳴き声が、別方向から2度届いた。この川沿いは、沢山の鳥たちが遊んでくれた。この緩やかなルートは、探鳥会に適した場所と判断した。「こもれび渓谷口」から森林地帯に入り鳥の出現は、ヒヨドリ・シロハラ・カラスと全く貧相だった。でも、結果論ですが、好きな登山が楽しめた。しかし総延長14km超で、登ったり下ったり茶臼山を折返し、元の「こもれび別れ」からは長い急登を頑張って焼立山(赤牟田の辻)にたどり着いた。見晴らしが良く、東側は三郡山・関の山、西側は貫山・平尾台を眺めながら一服した。まだまだ続く、稜線コースを進み、久しぶりに牛斬山に登った。ばてばて気味であるが、最後の長い下り道を歩きJR採銅所駅に到着した。ほんま、膝ががくがく笑いまくっていた。
(2021-02-11掲載)
広塚忠夫 2021-02-08
本日は、連れ合い春子ちゃんの定期健診のためアッシー君を務め、飯塚病院で降ろし待機時間を利用して、久保白ダム周回ルートを探索しました。
先ず、カモ類の識別を試みましたが、逆光で難しく木陰まで移動して、なんとか識別しカウントできました。
久保白ダム本堤西の駐車場に駐車して、東側の平畑武則氏の畑までのコースを往復しましたが、残念ながら畑仕事は休日の様で彼は不在でした。
本日のサービスの一番は、ソウシチョウのトリオが仲良く、否、競争して採餌する様子が間近で観察・撮影できました。
ダム内はマガモとカワウが圧倒していました。
(2021-02-08掲載)
広塚忠夫 2021-01-25
平尾台から移動して曽根干潟に到着時は、干潮で遠くの沖に白い鳥などが飛び交っているが、識別が難しかった。
それでも、海岸線の近くの干潟にズグロカモメとツクシガモの飛翔に惹きつけられてシャッターを切り続けた。
途中で林孝さん(会員)と出会い、後背地の田圃や葦原へ徒歩で移動し観察を続けた成果は、ハイイロチュウヒ雄、クロツラヘラサギ、タゲリなどが観察された。林孝氏が重い一眼レフカメラを担いで、ハイイロチュウヒの撮影に成功し喜んでおられた。
(2021-01-30掲載)
広塚忠夫 2021-01-25
1月の冬季の平尾台を歩いた。平尾台は広々とした草原一帯が一望でき、また、歩き易いので楽しみながら安全に自然観察が出来るのが良い。加えて、この広い草原は心も広くなり癒しの草原でもある。
冬季は、花は朽ちているか、それとも果実も飛び出している状態であるので識別は難しいが、なんだろうかと想像するのも面白い。
その草原からホオジロの鳴き声から始まり、ハイタカとハヤブサの飛翔まで観察できた。
貫山に久しぶりに登り、曽根海岸と北九州空港を俯瞰していると、午後は曽根干潟に行こうと心が動いた。
鉄塔を経由して広谷湿原で周りを見ながら、愛妻コンビニ握りを食べている時に、後背のノグルミ(野胡桃)で休憩中のキレンジャクを見つけ、サービスの良い彼らの撮影を暫し愉しんだ。それにしても1月のご帰還とは、嬉しい出逢いだった。
(2021-01-27掲載)
広塚忠夫 2021-01-20
快晴の中元寺川ソロ・バードウォッチングに続き英彦山方面を予定していたが、方向転換し、近場の大ヶ原に向かった。ラピュタファームに駐車して、探鳥会と反対コースで周回した。こちら周りの方が、本命観察コースは順光となり観察条件が良いのでこのコースを選択した。
現場に着くと、先客のカメラマンのお二人さんが焦点を合わせておられた。
この大ヶ原は、鳥見達を喜ばせてくれる探鳥地で、本命のベニマシコをはじめアトリ・ミヤマホオジロ・ルリビタキなどが遊んでくれた。
湿田に向かい観察しながら歩いていると、タシギと思われる嘴の長い茶系の中型の鳥が、急に飛び出し低空を高速で移動して下の湿田へ着田した。しっかり着地点を確かめて、徐々に近づき探索するが見つからない。過去も数回同じことを繰り返しているので、今回はやる気満々で探すが、わからない。湿田に朽ちたマメ科のカワラケツメイ(河原決明)が、ばらばらに生えているので探しやすい筈だし、また、全体を俯瞰できるので容易に発見できるはずだが、現れない。その間、後方の森にアトリの動きに気を取られるが、静止して腰を沈めて探しすと、タシギの像がやっと表れた。なるほど、相手さんは保護色で自信があるのか、身動き一つなく、ただ、画像確認では普通の目から最大のどんぐり目玉に大きくした動きが確認されただけだ。一度見つけると、なんだ、こんな所に静かにいたのかと、あっけにとられ、見つけたぞ!と感動もした。
ここの大ヶ原のシギ科で良く似た姿のヤマシギ・アオシギの過去の記録画像を捜し出し投稿させて頂いた。しかし、普通に見られるタシギの記録が最後になるとはタシギ様にお詫びします。
参考まで、日本鳥類目録:改訂第7版によると、九州ではヤマシギ:冬鳥、アオシギ:冬鳥、タシギ:旅鳥・冬鳥と記載されていた。
(2021-01-24掲載)
広塚忠夫 2021-01-20
ホカホカ気候で快晴の鳥見日和でした。
家の近くの中元寺川沿いを車窓からソロ・バードウォッチングを愉しみながらゆっくりと走っていると、ヤマセミを発見し暫し撮影を愉しみました。しかし、散歩される方が多くて枝から飛び出して、下流に飛び去ってしまいました。その近くで久しぶりにイカルチドリと再会し、採餌している様子を観察しました。コチドリに似ていますが、イカルチドリは留鳥で、コチドリに比べるとアイリングが目立たなく、大柄であることから識別しました。
本日の他の場所へ移動しての続編は、別途、アップロード準備中です。
(2021-01-21掲載)
広塚忠夫 2021-01-10
当会拡大三役会議(1月7日)にて、県下の新型コロナ禍状況を非常事態と判断し、1月から3月の各種行事中止を合意した。本日予定の英彦山探鳥会も中止だが、担当(代打)の任務として、JR彦山駅で待機した。
集合時間が過ぎ参加者なしを確認し、勿体ないので深倉峡に向かった。民家を過ぎ上りカーブ辺りから積雪が30cmを超え走行困難となり、折り返して大ヶ原へ方向転換した。
大ヶ原も小雪が舞っていた。時たま太陽の光が届き、樹上からドスン・ドードーと雪の塊が落下する中で観察した。ここは、鳥が多く撮影も楽しめた。お馴染みの大橋氏(一般)も来られていてご一緒して愉しんだ。
(2021-01-10掲載)
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