2023年目次
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広塚忠夫 2023-12-27
スタートが遅かったが、大ヶ原のポイントに現着すると、直ぐにベニマシコ(紅猿子)が迎えてくれた。
途中で、野鳥生息調査を実施されていた真鍋直嗣氏と野村芳宏氏にお会いした。
帰路、中元寺川沿いを探索しながら下っていくと、運よく、ヤマセミの飛翔が観察できた。
(2023-12-27掲載)
広塚忠夫 2023-12-22
本日のコミミズク放鳥式は、雪のため翌日(23日)に延期になり、大ケ原に方向転換して探索した。
小雪と大雪が繰り返し、雪下の野鳥の生活を探索することも面白いかと周回コースを歩いたが、吹雪いて全く視界が悪くなったり、雪の重みで倒木が道を遮断していたところもあり踏みつけて進んだ。気温が低く風もあり、手袋しても手が冷たくシャッター押すのにも難儀した。
カワラヒワが電線上に並んで群れていて、ミヤマホオジロが耕作放棄地の雪の中を採餌しながら移動していた。樹上の天辺にいつものシメだろうか、単独で寂しい姿が観察できた。
更に、残っている紅葉の雪景色も魅せて呉れて、厳しい条件下の探索であったが満足できた。
(2023-12-22掲載)
広塚春子・広塚忠夫 2023-12-09
中島探索の帰路、冬の風物詩の「ミヤマガラスの渡来」に出逢い、カウンターも活用して数えました。
例年より遅い大陸からの渡来であり、彦山川を挟んで両側の電線上に群れていたので、二人で手分けしてカウントした。
また、この群れにコクマルガラスが混じっていないか調べたが、残念ながら見つけることができなかった。
バードリサーチの情報によると、コクマルガラスは1980年代は九州周辺にしか見られなかったのが、現在は全国の水田地帯で観察されるようになり、分布の拡大が顕著になっている。今後、コクマルガラスとの出逢いを期待して、注視しましょう。
(2023-12-14掲載)
広塚忠夫 2023-12-06
一番乗りのお陰で、ベニマシコ(紅猿子)♂が、枝被りであるが撮影に応じてくれて今年の初記録となり、♀はセイタカアワダチソウ(背高泡立草)の上やススキ(薄芒)の中、ポーズを何度もとって呉れてサービス満点でした。
樹上ではシメの♂♀とツグミが静止の姿を魅せて呉れて、流石、大ヶ原探鳥コースでした。
今年の冬鳥の出現は全体的に少ない感じがするので、カメラマンに訊ねると同感との返答でした。
(2023-12-06掲載)
広塚忠夫 2023-12-02
10時過ぎにラピュタに着き、やや遅い大ヶ原観察を始め探鳥会コースを一人で歩きました。
例のポイントには5人のカメラマンが、ベニマシコの出現を粘り強く待ち構えていました。
雌がススキの裏側に現れたが写せなく、その場を離れ周回コースを単独で移動しながら観察し、耕作放棄の田圃でミヤマホオジロの群れとシジュウカラの姿を何とか記録しました。
その後、遠くの樹木にじっとしているツグミ三羽を見つけシャッターを押しました。が、例年のツグミの群とのは出会いはありませんでした。
元のポイントに戻るとベニマシコ雌がサービスしてくれたので、ラピュタ駐車場に戻り杉本利雄代表に12月10日(日)の忘年会会場の予約を確認して帰路につきました。
(2023-12-03掲載)
広塚忠夫 2023-11-16
大ヶ原周回コースの半分をピストンして観察・撮影の記録を積み上げました。前回観察(11月2日)から比べると、冬鳥達のご帰還が増えて楽しい観察場所になっていました。
大ヶ原と云えばベニマシコですが、雄1と雌4が出現してくれました。雄は双眼鏡を向けると隠れてしまい、それ一回限りでしたが、雌は何度もススキの上に乗ってポーズを繰り返して呉れました。
その中でもカシラダカとのツーショトのアングルは、カシラダカからじわじわとベニマシコに近付き形成されましたが、ある一定間隔を保って移動を止めました。
その他冬鳥はシロハラ・ツグミ・アトリ・シメ・カシラダカ・ミヤマホオジロ・アオジがご帰還して賑やかな大ヶ原探鳥地が形成されていました。
12月10日の大ヶ原探鳥会には、更に冬鳥達の歓迎は増して期待できる探鳥会になるでしょう。乞うご期待!説
(2023-11-17掲載)
広塚忠夫 2023-11-02
大ヶ原周回コースを散策しました。
秋の深まりを告げるモズの高鳴きが、樹木の天辺から届き、ジョウビタキのテリトリー争いも何回か観察されました。
でも、冬鳥の成果は乏しく、まだ、主役のベニマシコが帰還してないことを確認できたことが、ゼロ記録の成果でしょう。
その人気のスポットで冬鳥を狙っている3人のカメラマンが粘っておられ、まだ先のようかと、つぶやいておられた。
一方、赤トンボの仲間のマユタテアカネ(眉立茜)は頻繁に出現し、マイコアカネ(舞妓茜)も混じって、こちらはプラス成果でした。
(2023-11-04掲載)
広塚忠夫 2023-10-29
平尾台の花情報では、三浦夫妻と光永和生氏の投稿画像はしっかりイヌセンブリ(犬千振)がアップロードされています。私も過去観察した4ヶ所を探しましたが、見つかりませんでした。多分、節穴の結果でしょう。
快適な平尾台観察は、先ずウメバチソウ(梅鉢草)の花々で埋め尽くされている群落地は見事でした。負けじとムラサキセンブリ(紫千振)も今が一番と見頃を迎えていました。
広谷湿原の上と下の散策では、赤トンボの仲間のヒメアカネ(姫茜)が次々を現れてポーズをとって呉れて楽しい撮影時間を過ごせました。平尾台に感謝の一日でした。
(2023-10-30掲載)
広塚忠夫 2023-10-21
前日(20日)の17時頃、散歩道を歩いていると耕作放棄地の雑草の中にノビタキを見つけ、帰宅しカメラを持って出直したが出てこなかった。
本日(21日)早朝、再度、耕作放棄地に近ずくと直ぐに、ノビタキがあちこちから出迎えてくれた。嬉しくなり車窓からシャッターを押し続け、動画まで撮らせて頂いた。
ノビタキの動作は、モズを小さくしたような尻尾を上げ下げ回したりするのが観察された。地鳴きはジャッ、ジャッと鳴き、全長13cmでスズメより一回り小さく見える。
耕作放棄地は広く二枚あり、どちらにもノビタキが草の上に現れて何度もポーズをとってくれた。散歩道で10+羽を観察したのは初めてで、青空の上空ではチョウゲンボウまで舞うサービスでした。
帰宅後、気分よく朝食を頂いた。
(2023-10-21掲載)
広塚忠夫 2023-10-17
五徳越峠に現着すると、先着の15名程の女性グループがストレッチしながら登山準備中でしたので、元気な声に巻き込まれないように即出発し、ハードな岩登りコースを選択して単独で登っていった。コース上は見晴らしが良く、二ノ岳や牛斬山を眺めながらゆっくり登り、三ノ岳に無事に到着した。
馬の背に近ずくと、シロハラがキョッキョッキョッと鳴きながら林から飛びだして横切った。二ノ岳から下りのタブノキ(椨の木)群落の岩場でもシロハラ2羽が観察できたが、帰還したばかりか、警戒心が強く撮影はできなかった。徐々に道端で採餌を繰り返すようになると撮影に応じてくれるようになる。今年の冬鳥シロハラの初認でした。
二ノ岳ではガマズミ(蒲染)とメギ(目木)の赤い果実を始め、福岡県絶滅危惧U類のキビノクロウメモドキ(吉備の黒梅擬)の果実も豊作でした。
(2023-10-18掲載)
広塚忠夫 2023-10-14
モズのたか鳴き「キィーキィーキチキチキチ」甲高い鳴きを続けて縄張り宣言を行い、秋から冬にかけて単独の縄張りを持ち一羽で冬を迎えます。本日の大ヶ原の主役は、そのモズのたか鳴きのお陰で観察できたモズの12羽でした。
高木の頂きからアオバト(L33cm、W55cm)2羽が急にバタバタと飛び立つと、その後方からハイタカ(雄L32cm・雌L39cm、W61〜79cm)が出現したが、アオバト捕獲に失敗したのだろう。ほぼ同じ大きさの鳥を狙うとは、流石猛禽です。
トンボは赤トンボの仲間マユタテアカネ(眉立茜)が何度も出現しマイコアカネ(舞妓茜)と続き、コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)まで現れて呉れました。
鳥・トンボ・花・果実等々とシャッターを押す機会が多くワクワクの時間でした。なお、冬鳥のご帰還は少し先の様でした。
(2023-10-17掲載)
広塚忠夫 2023-10-09
本会サイト「くまたか」のたかの目に掲載の山下哲郎氏のオシドリに触発されて近くの池に向いました。
ご帰還でした。元気に今年もオシドリの姿を観察できて嬉しくなりシャッターを押しました。が、やや暗く証拠写真のレベルでした。
新年の春までの長い付き合いになりますので、樹木のブラインドから気を付けて観察したいと思っています。
道すがら赤トンボ・ベニトンボの出現もあり、自宅周辺でも良く見られるトンボになりました。
(2023-10-10掲載)
広塚忠夫 2023-10-06
古城英彦氏が企画の佐野古池のオオキトンボ(絶滅危惧IB類)とキトンボをターゲットに訪れました。
昨年と比べて頭数が非常に少なく、池の水量が少なかったのが要因の一つではないかと想定しました。でも、どちらも撮影は出来ました。特にキトンボの連結打泥産卵を何度も繰り返しを見せて呉れて、じっくり観察し動画記録も残せました。
赤トンボの仲間ではショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)・ナツアカネ(夏茜)・マイコアカネ(舞妓茜)・マユタテアカネ(眉立茜)・リスアカネ(りす茜)等が出現し、どれもサイズが小さい割には目立って赤トンボの魅力に惹きつけられ、ワクワクの撮影時間でした。
更に小さいアオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)の交尾が良く見られ、メスの胸部が美しいオレンジが印象的でした。残念なのはカトリヤンマ(蚊捕蜻蜒)の撮影が出来なかったことです。文字通り蚊を捕るトンボがいる林でしたが、露出している手や首を遠慮会釈なく蚊の襲撃であちこち痛い目に遭いましたので、リベンジ撮影を心しています。
(2023-10-08掲載)
広塚忠夫 2023-10-03
三浦博嗣氏の呼びかけで、また、貫山登頂が初めてのお二人さんからの要望で登りました。山頂では記念撮影の後に昼食になり、いつものことですが、沢山の差し入れも頂き感謝致します。 座り込んで、曽根干潟の風景を楽しみながら、握り飯を味わっていると、猛禽の出現のサービスがありました。シルエット画像判定で、ツミ・ノスリと識別しましたが、35年を超える鳥歴でありながら、猛禽識別には未だに悩み続けています。 花識別も全く同様のレベルで低いままです。が、好奇心も旺盛で伸びしろが残っているので観察が楽しいのかもしれません。 花観察では、細部のポイント学習は為になりました。三浦学者から、ノダケ(野竹)の葉っぱだけ見て、これな何?と次々に質問が飛び、答えを探し脳の活性化にもなりました。(感謝)
(2023-10-04掲載)
広塚忠夫 2023-09-30
ハチクマ秋の渡りも終盤に入り、余り期待しなく今年の見納めと決めて登頂しました。
六ヶ岳山頂の南側の出穂の杉に、お泊りのハチクマ発見から記録が始りました。観察羽数は、意外と65羽も記録ができて登頂した甲斐がありました。
観察には仲良し三嶋ご夫妻(一般者)が、長時間観察に参加され上空の遠い飛翔のハチクマを何度も発見されて、記録の上積みに貢献頂き感謝致しました。
(2023-10-01掲載)
広塚忠夫 2023-09-27
六ヶ岳山頂でのハチクマ観察数は4羽でした。
早めに下山して遠賀川水辺館の3Fの観察場所を初めて訪れると、梶原剛二支部長ら5人の方が観察中でした。約一時間の観察は「0」に終わりました。
この3F地点は展望は良く、エレベーターで昇れる楽々の観察場所で、今年の試行観察会から来年の本格ハチクマ観察会の活用が期待されます。
(2023-09-27掲載)
広塚忠夫 2023-09-16
秋の渡りの時期になると、自然に六ヶ岳に足が向かう。一年振りの六ヶ岳に宮田側登山口から登り、山頂に現着すると有本英一郎氏が既に観察中だった。
汗を拭い観察準備していると、ハククマだ!と東側を指差し教えて頂き、今年初対面で嬉しくなった。ハチクマは稜線下の低い谷間を笠置山方向へ飛んでいくところを、なんとか撮影出来た。毎年、お初のハチクマとの出逢いは感動ものだ。本日のハチクマ8羽の記録全て、低空を飛翔して行った。
剣岳は国武光成・佐藤久恵・金本訴次各氏、宮若市乙野は小河洋綽氏が観察されていた。
明日からの17日〜18日はハチクマ探鳥会が企画されており、ハチクマとの出逢いを期待して登りましょう。
(2023-09-16掲載)
広塚忠夫 2023-09-09
トンボが生息しそうな池と推測して清水尻池を訪れました。池の周りは草丈が高く長靴を履き観察に臨みました。
入口ではアオモンイトトンボ交尾の静止した格好見られ、池の周辺はベニトンボ、水面にはギンヤンマが飛び交っていましたが、動きの速いこのトンボは上手く写せません。秋里大池ではウスバキトンボ(別名精霊トンボ)が草にぶら下がって静止の体制でいるのが観察されました。
短時間のトンボ撮影でしたが、収穫もまあまあでした。
もうそろそろハチクマ秋の渡りの季節です。渡り情報の投稿を期待してお待ちしております。
(2023-09-10掲載)
広塚忠夫 2023-09-03
(注)北九州支部の鳥合わせは、残念ながら種類数のみであり、羽数は私の個人的な観察記録です。
昨日(9/2)の東与賀干潟(大授搦)筑豊支部探鳥会に続き、本日は北九州支部主催の曽根海岸定例探鳥会に参加しました。満潮で海岸線まで潮が溢れ干潟が見えなく、シギ・チドリ類では、唯一ソリハシシギの飛翔が見られただけでした。それに曽根干潟沿岸道路工事に伴い、進入禁止場所が多く、観察場所も制約されていて観察種も20種と寂しい記録になりました。
それにしても、曽根干潟沿岸道路工事が進み、沿岸は長く伸びるアスファルト道と大きな橋の工事が行われていて、訪れるたびにこの風景にがっかりします。毎年越冬に来ていたチュウヒ・ハイイロチュウヒ等の大好きなポイントも見る影もなく消えてしまって魅力的な観察ポイントが徐々にでなく、一瞬に無くなったように感じます。これに多くの車が行き交うとどうなることやら、好まざる映像しか浮かんできません。干潟と後背地の田畑が車道で分断されても、曽根干潟はシギ・チドリやカブトガニ(甲蟹)の楽園として子々孫々に渡して行かねばならぬが、見守るしかないのか、と嘆き節が聴こえて来る。
(2023-09-06掲載)
広塚忠夫 2023-08-20
市内で昼食後は、小竹町南良津親水公園に立ち寄り、アオビタイトンボと嬉しい再会が出来た。昨年に続き見られたのでこの池に定着しているようです。
アオビタイトンボは南方系のトンボですが、近年は北上し本州・四国でも飛来記録があるそうです。図鑑の説明では「複眼は褐色、顔面(額)が藍色に輝く小型のトンボ、翅の基部が橙色。日差しが強い日は逆立ち姿勢をとる。」この説明どおり、逆立ち姿勢が何度も見られた。
もう一つの目的のヨシゴイは、鳴き声もなくどうしたのか心配で、繁殖地の再生の対策が必要です。鳥はアオサギとダイサギでした。
(2023-08-23掲載)
広塚忠夫 2023-08-16
曇り予報に反して、小雨が降り続く平尾台を探索した。キジ・ウグイス・セッカ・ガビチョウが、早朝から鳴き声と飛翔のサービスをしてくれて楽しい朝だった。
緑の平原にオレンジ色のノヒメユリ(野姫百合)が目だち、濃い色の可愛い花や薄い色などワクワク観察だった。当会サイト「くまたか」掲載情報のヒナノキンチャク(雛の巾着)・サギソウ(鷺草)・ナンバンギセル(南蛮煙管)の出逢いもあり、オミナエシ(女郎花)・オトコエシ(野郎花)の花も迎えて呉れて、もう、秋の気配です。
雨の草原では、ちょっとした藪漕ぎでもズボンも長靴の中もびしょびしょで難儀したが、楽しさが上回っていた。
(2023-08-18掲載)
広塚忠夫 2023-06-07/08
情報提供者H氏(一般)によると、5月25日からコノハズクがうるさいほどの大声で聴こえており、同時にフクロウも鳴いていたとの情報を得ました。情報を頼りに6月7日から無人録音調査方式による調査を行いましたが、情報通り2種の鳴き声が確認できました。とりわけコノハズクはあまりに意外な場所であり、驚きとともに感動ひとしおでした。無人録音から切り出した2分28秒、コノハズクとフクロウの協演をお楽しみください(※コノハズクはすでに飛去しており、同所にはおりません)。
(WAV-1411kbpsからMP3-128kbpsに変換)
振り返り検証すると、5月25日〜6月8日は滞在しており、更に真鍋直嗣氏による同所での録音調査に6月9日コノハズクの鳴き声が記録され、10日以降は記録されていません。結果、5月25日〜6月9日まで15日間の滞在実績となりました。
こうなれば、繁殖の可能性も「0」ではないと思います。公園や隣接の白鳥神社にある森の環境なら、コノハズクやフクロウが営巣できる大木も多々あり、また時期的にその可能性を後押しします。
過去の筑豊支部の記録では、深山幽谷の英彦山山地の記録しか見当たらず、成道寺公園のような街中にある公園での長期滞在は初めてのことであり、稀かつ貴重な記録となりました。来年5月から調査を設定し、注意深く観察したいと思います。今回の件で残念だったのは、ナマの声を聞けなかったことでした。もし、次回幸運に恵まれれば、何をおいても馳せ参じるつもりです。
※成道寺公園は、6.6haの広さを持つ彦山川に面した田川市立の公園です。北西に隣接する白鳥神社と併せて比較的森林性の豊かな環境となっており、彦山川を道案内とする渡り鳥の中継地としても興味深いフィールドです。
注:この情報は、見境のない撮影被害を避けるため、2ヶ月のブランクの後、本欄にて公開しました。今後も慎重に対処し“鳥撮り”による被害に逢わないよう公開情報を制御したいと思います。
(2023-08-18掲載)
広塚忠夫 2023-08-06
曽根海岸探鳥会に続き、林孝氏とトンボ観察のため船越窯跡公園(築上町)と長寿の里(みやこ町)に向いました。
船越窯跡公園(築上町)は初訪問の公園で、草原・沼・池・森の広いエリアをトンボ観察をしながら歩きまわり、赤トンボのマユタテアカネ(眉立茜)とリスアカネ(りす茜)等が出現してくれた。
続いて、観察会予定(8月18日・金)の長寿の里では、先ず期待の美しいベニトンボが迎えてくれた。このトンボは1980年代以降、台湾から日本列島を北上続けているトンボで2頭との出逢いがあり、それなりの成果で帰宅しました。
画像01〜17は船越窯跡公園、18〜25は長寿の里で撮影。
(2023-08-10掲載)
広塚忠夫 2023-08-06
本日は筑豊支部主催の相ノ原毛谷村探鳥会が九州北部豪雨被害で中止になり、北九州支部主催の曽根海岸探鳥会に参加しました。
夏日設定の早朝7時開催でしたが、出発時は既に蒸し暑く、コース上は33℃まで気温が上昇し厳しい観察条件下で、高齢男性7名で行われました。
貫川のロープの上にカワセミが止まり、川の中ではソリハシシギ2とキアシシギ6が採餌中でした。曽根海岸は干潮で、遠くのウミネコの群れをプロミナーで見せて頂きなんとか確認できました。
時間も早いので、林孝氏とトンボ観察に船越窯跡公園(築上町)と長寿の里(みやこ町)に向いました。
(2023-08-07掲載)
広塚忠夫 2023-08-02
暑い夏日は野鳥が少ないので、本日はトンボを主役にして探索しました。
飯塚市鹿毛馬神籠石の水門から先は、蒸し風呂状態の湿地帯でした。長靴を履いてよれよれしながら草漕ぎと沼状の小川の中を歩き森を超えて池を観察して出発地点に、疲れ切って戻りました。
そこから福智町神崎708の蟹ケ迫池に移動してトンボ観察を継続しました。収穫はモノサシトンボの産卵を動画で記録しました。その他は、赤トンボのハネビロトンボの仲間の識別は最新の図鑑とサイトで調べましたが、全く自信がありません。
トンボは野鳥同様に識別が難しいので、底が深く面白味があり遣り甲斐はあります。
(2023-08-03掲載)
広塚忠夫 2023-07-29
古処山の遊人の杜に向うと、九州北部豪雨による全面通行止め看板を見て、馬見山登山口に車を走らせた。登山口から渓谷沿いに進んでいくと、トレイルランナーから追い抜いて行かれた。ほんま、走って登るとは凄いの一言である。急斜面の人工林を抜けて自然林の尾根コースに至ると、ほっとする気持ちに、東からの涼しい風が吹くつけて癒してくれた。
ぶな尾根コースのブナ(橅)は健康的で意外に元気よく安心した。ルート上の人工林からクロツグミの囀りが、多くの場所で聴こえ、立ち止まって姿を追うが見つけられなかった。ここは楽しい鳴き声だけで我慢した。
山頂で食事中に山ガールが来山されたので挨拶して登山歴を訊ねると、高校登山部の指導もされたことがあり、北海道勤務の時の羅臼岳登頂の話になり、ヒグマ対策で意見が一致した。その時にギンザンマシコを観察してから鳥にも興味が広がり、鳥の話で盛りあがり、また、どこかで会いましょうと挨拶して別れた。
下りは蝉しぐれの中を宇土浦越経由で、歩き易い登山道を早足で歩き一時間掛からずに登山口に到着した。
(2023-07-30掲載)
広塚忠夫 2023-07-20
美代ちゃんの呼びかけで7人が参加され、元気もりもりの花々に囲まれて、個人的には黒一点の参加となりました。
コースは福智山・尺岳ピストン14q超予定でしたが、大幅に短縮しての探索になり16時過ぎ無事に帰着し結果OKでした。もし、予定コースを歩いていたら夜8時は過ぎていたでしょう。
上野から急登の八丁コースは、蒸し暑さも伴って汗をかきかきの探索なり、圧倒的なソウシチョウの世界にメジロ・ウグイス・リュウキュウサンショウクイが割り込んで呉れて、福智南小屋でホトトギス(杜鵑草)の“キョッ、キョ、キョキョキョ”の鳴き声と帰路でハヤブサの飛翔を観察・撮影できそれなりの成果としました。コース上でヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)との出逢いが何度もあり、最終はノヤマトンボ (Platanthera minor 別名オオバノトンボソウ・大葉蜻蛉草)の実の記録写真を残しました。
荒宿荘で昼食時は、78歳到達の後の祭りのパーティーが行われ感謝しました。後期高齢者にとって登山はだんだんと体に堪えますが、それ以上にわくわくの出逢いが継続のエネルギーになっています。帰宅後には百薬の長が五臓六腑に染み渡り“美味い”と声まで出ます。それにすっかり疲れたその夜は頻尿さよならの日になり疲れに報いて呉れました。
(編集注:オオバノトンボソウはYListではノヤマトンボですので、申し合わせにより校正しました。)
(2023-07-22掲載)
広塚忠夫 2023-07-16
夏の自然観察会7月30日・八木山渓流公園の自然を観察しよう!主催:筑豊博物研究会の事前調査に参加しました。
渓流沿いに登って調査し、雨上がりで水量も多く滑って転倒の危険があり、ゆっくり進んでキャンプ場まで無事に到達し、帰路は楽々コースの正規の登山道を下りました。
天ぷらで美味しいタラノキ(楤木)の大木はじっと見上げて識別できました。また、一見してイスノキ(蚊母樹)かと識別しましたが、何とサカキ(榊)の大木でした。決め手は枝先にあるツメのような冬芽でした。
シダの識別は、相変わらず難しく特にオシダ科属は悩みが続きそうです。水中昆虫や岩石も教わりましたが、右から左でした。
野鳥はオオルリと4ケ所で出会いましたが、全体は貧相でした。一日を通して大変勉強になった事前調査でした。
(2023-07-19掲載)
広塚忠夫 2023-07-11
本日は嘉穂アルプス登山を予定していましたが、九州北部の大雨被害で中止しました。だが、予想に反して観察日和になり近場の大ヶ原探索を思いたち歩きました。
ホトトギスが目の前の林から鳴き声を何度も聴かせてくれましたが、姿はさっぱり見せて呉れませんでした。ほんの傍で激しく鳴いているので探すと、いつの間にか林の向こう側に飛び去り、また、こちらの森に飛来してきて鳴いたりを繰り返してくれましたが、見つけることが出来ません。それに、ウグイス(鶯)は囀りの声が良く届き観察カウントが増えました。
カラスアゲハが雨上がりの道で吸水しているのかと、動画で撮影を開始すると、吸水でなく交尾器から何やらしばらくの間、出し続けていたのは何だろうか。産卵ならばミカン科のサンショウ等に行うはずだが。初めての観察でした。
気になったので帰宅後ネットで調べてみたら吸水行動というそうで、体温を下げるためと言う説と、吸水行動はオスに多く見られるといい、飛翔や繁殖のための栄養素として動物の尿や汗に含まれるナトリウムを摂取しているという説が紹介されていました。そう言えば、夏の汗ばんだ肌にチョウがとまって汗を吸うことがあり、あれも一種の吸水行動なのかもしれません。
(2023-07-12掲載)
広塚忠夫 2023-07-07
自宅机上でメール返信を投稿していると、ハシボソガラス(嘴細烏)が、ガーガー騒ぐので猛禽でも現れたかと窓越しに覗くと、サル1頭が目の前に現れ、電線のカラスと睨めっこをしていた。
カメラで撮影開始すると、短時間で移動して隣家の方へ去った。
直ぐに、119番に掛けると、担当は市役所(農政課)を告げられ、市役所の担当に対応をお願いした。9時頃に農政課の若い担当者二人が自宅に来られたので、画像を見せて状況の説明をした。
情報では、最近サル出現情報が数件来ているそうでした。
(2023-07-07掲載)
広塚忠夫 2023-07-02
一回目の土砂降りに続いて千石峡観察会の二回目の下見で歩きました。他の場所と異なり、ここ千石峡は地味な観察になり、花はネムノキ(合歓木)が見られる程度です。樹木も果実の時期に入り、草本も葉っぱ識別を強いられます。
また、シダは外見上で名前が判るのは良いが、似た者同士はソーラス(胞子嚢群)や葉っぱの超細かい部分を拡大鏡(ルーペ)など活用して地味な観察なり苦労します。でも、少しづつ識別種を増やしていかねばと思っていますが、少し判りだすと底深く、既に袋小路になっています。
(2023-07-05掲載)
広塚忠夫 2023-06-29
千石峡観察会の下見で、雨男が雨に打たれるとは、当たり前でも笑えません。曇りからスタートしたが、小雨から土砂降りになり充分な調査にはなりませんでした。
千石峡はシダが多く、シダ目的に観察しましたが、スタートから難しい識別に直面し、識別のポイントのソーラス(胞子嚢群)を見分けるのが大変でした。その難しさを好きにならないと識別レベルは上がらない事は承知です。難しいが、図鑑の識別ピンポイントを頼りで名前が判った時は、至福の世界です。
観察会前に天気が良い日に、またシダ観察に訪れたいと思っていますが、天気は味方してくれるだろうか。
(2023-06-30掲載)
広塚忠夫 2023-06-26
過去、植物部のK元部長がたびたび観察会を開催していた金国林道を久し振りに歩いた。また、地元の河野藤孝さんの観察テリトリーでもある。
ルート上ではキビタキが、これでもかと連続の囀りと樹幹移動が観察されたが、ガードレールの上にキビタキ幼鳥がちょこんと止まり、警戒心の薄い童顔が撮れたのが唯一だった。今年はキビタキとの出逢いが多く感じられるが、これに比べてオオルリは2回の鳴き声だけだった。
途中で知人からタシロランとキツリフネ(黄釣船)の情報のお陰で嬉しい出逢いがあった。最近は、シカの食害で英彦山山地でも消えてしまっているので、ここの貴重なキツリフネの群落風景が続くの期待した。
この林道は大型ごみなど不法投棄には辟易するが、自宅から近くて歩き易く、いつの間にか11q超を歩ける良い観察ルートである。
(2023-06-27掲載)
広塚忠夫 2023-06-24
大法山・白馬山の探索と野鳥生息調査を兼ねて周回コースを歩いた。
特記は、カーンカーンと誰かが何かをハンマーで叩いているような音が、断続的に聞こえるので木の上に誰かが隠れて叩いているのだろうかと想像して歩いていると、その音がする眼前から突然バリバリ・ビリビリと大音響とともに大木が裂けドーンドドドドドと倒れた。樹肌は初々しく綺麗な肌色であるが、その上部は虫食いで腐った黒色をしていた。直ぐ傍の強烈な自然現象を観察したのは初めてだった。それにしてもバリバリ・ビリビリは森で聞いたことがあるが、カーンカーンの繰り返しの音は、聞いたことがないし、どうしても人工的な音を発していた様に感じたが、眼前の自然現象だった。
コース上はキビタキとソウチョウが主役で証拠写真が撮れたが、期待のサンコウチョウは数回の鳴き声が聴こえただけだった。
途中で、中村嘉一氏が得意の動画撮影のため構えて居られた。また、ここ近場をフィールドにして居られる国武光成氏が、虫の攻撃に遭い乍ら定点観察を実施されていた。私も過去は年間を通して大法山野鳥調査を行っていたが、アブから何度も刺された記憶が一番印象に残っている。今日は一度も現れなかった。
(2023-06-25掲載)
広塚忠夫 2023-06-12
昨日(11日)の筑豊支部中島探鳥会に続いて、北九州支部主催の遠賀川中島探鳥会に参加しました。
目的は中島野鳥観察データを積み上げながら、中島鳥獣保護区の実現のため両支部が連携して福岡県・中間市・遠賀川工事事務所等に働き掛けを行う為、中川原邑治担当と対面で意見交換を行いました。と言うより、中川原氏の活動実績と中島関連の歴史的な変遷過程の説明を中川原さんから直接聴かせて頂きました。
北九州支部は春・秋の二回探鳥会が予定されているそうで、筑豊支部は毎月年間を通して、梶原剛二支部長担当で野鳥生息調査を行うことが確認されています。
本日の出現種は昨日と殆ど変わらず、特記はチュウヒが低空飛行を見せて呉れたことです。また、観察ルートは垣生公園内を観察してから中島ルートを観察しました。
(2023-06-14掲載)
広塚忠夫 2023-04-26
雨で担当後藤ようこさんとの下見が中止になり、仕方なく本日は相方の春子と買い物ついでに、短時間の下見を行いました。
ツブラジイ(円椎)が見頃で輝いていて山笑う光景でした。森の中からキビタキの囀りが繰り返し聴こえて来たので、静止して探していると姿も見せて呉れて満足な下見になりました。
(2023-04-26掲載)
広塚忠夫 2023-04-22
夏鳥の猛禽サシバのピィクィーが聴こえ、ルートのあちこちからウグイスのホーホケキョ、キビタキのピョロロンが4ヶ所で囀ってくれて大法山の森をウキウキ気分に盛りあげて呉れました。一番予想のオオルリのオールールーリージジッは一度きりでした。大法山と云えばサンコウチョウ(三光鳥)ですが、一声も姿も見せて呉れませんでしたが、もうすぐだろうと期待しています。
県指定天然記念物のバクチノキ(博打の木)とムクロジ(無患子)は健在でしたが、倒木や枝の落下が多く見られ森全体が明るくなっているように感じられました。特に、エノキ(榎)の大木が倒れた場所は、この大木1本の影響で広く森林環境が変化していました。自然の森林更新が進めばよいが、一抹の不安が残りました。
このフィールドはビギナー時代から大好きな山で、当会の働きかけで鳥獣保護区も実現できた貴重な野鳥観察の自然林であり、子々孫々に引き継がねばと心しています。
(2023-04-24掲載)
広塚忠夫 2023-04-16
夏鳥のセンダイムシクイとオオルリが香春岳にご帰還でした。鳴きなし「焼酎一杯ぐいー」のセンダイムシクイが「チヨチヨビーィ」と囀り、オオルリも「オーリリリジジッ」と2ヶ所で囀りが聴こえワクワク気分になりました。夏鳥の季節到来です。
五徳峠の出発地にはカテンソウ(花点草)が群落していました。が、スミレ(菫)は少なく、香りのよいチョウジガマズミ(丁子莢迷)は、馬の背では花と実が混在していたので、20日観察会で花が見られれば良いがと期待しています。
ルート上で撮影の100枚以上の画像をアップロードしていますので、参考にして観察会に参加頂ければ幸です。
帰路で夏鳥をじっくり観察し撮影までの成果を期待しましたが、雷の恐怖に加えてあられまで伴い降ってきので、慌てて下りました。
(2023-04-17掲載)
広塚忠夫 2023-03-28
快晴の桜日和の福智山へ出掛け、先ず平家桜を観賞し、続けて源氏桜を青空バックに見上げ締め括りに虎尾桜の三大桜を巡りました。久し振りの虎尾桜は弱弱しく感じましたが、魅力はまだまだ充分でした。平日にもかかわらず多くの登山者が桜見学を楽しんで居られました。
桜の他は、スミレ類の時期でシハイスミレ(紫背菫)・ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)・タチツボスミレ(立坪菫)・ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)・オトメスミレ(乙女菫)品種と出逢いました。
野鳥はウグイスが主役で10時前から鳴き始め、盛んにテリトリー争いや相方探しに忙しそうで21個体をカウントしました。
今回初めて南小屋の管理人から教えて頂いた福智山古道(八丁谷)コースを下りました。このコースは沢沿いで歩き易く、花や夏鳥が期待でき活用の価値ありコースと思われました。
(2023-03-29掲載)
広塚忠夫 2023-03-14
霜が降りている寒い早朝から調査の準備に取り掛かりました。
この調査地は3月に入ると成果は少ないと言われていましたが、その言葉の通りで8種47羽の捕獲数の記録は少なく、それに比例してネットからの解放・計測・記録・個体ごとの撮影・放鳥の一連作業は余裕がありました。自由時間もたっぷり生まれて、一人でビオトープの草原を散策するが、これも比例して極端に野鳥の出現は少なかった。
特記はハイタカの低空飛行とシロガシラの森の中からの鳴き声でした。初めは騒がしいあのソウシチョウかなと思っていましたが、良く聴くと違うことが分かり「キョッキョッ、キョロロ、グィーグィー、ピィキョピィキョ」等といろいろな鳴き声(「フィールドガイド 日本の野鳥」)と表現されていますが、その様に騒いでいるように聴こえました。(シロガシラの鳴き声)
本日はウグイスの捕獲が多くて、雌雄の識別で「雄は、雌に比べるときつい顔してやや暗く、尾羽の長さは6cm以上ある」との識別方法を、林孝氏から教えて頂きました。
成果も少ないことから終了時間も早く、太陽が照らしている明るい時間に、宮原克久バンダーの終わりの挨拶で解散となりました。
なお、鳥類標識調査に関しての意義は、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して頂ければ幸です。
(2023-03-18掲載)
広塚忠夫 2023-03-07
桜の木に止まっているアカウソ(亜種)5羽と出逢い、採餌中であったので雄を動画で撮影できました。
できたのは、ほんま、激しく桜の芽を喰い漁る動作は、芽が次々と喰いちぎられ一部は地上に落ちていく食事の最中のため全く無警戒でした。桜と梅が好物だそうです。
アカウソはウソの亜種。ウソの名前は、古来口笛を吹くことを「嘯く(うそぶく)」と言い、ウソの鳴き声「フィーフイー」が口笛に似ているところからウソと命名されたそうです。
雄は頬から腹部にかけてやさしいピンク色が魅力的で雌は地味な色です。ウソ15.5cmはスズメ14.5cmより一回り大きく人気者です。
雄の桃色の羽毛が美しいので「照嘯」、地味な雌は「雨嘯」と俳句の春の季語にもなっています。
嘘うそと囁くごとし秋の風 照敏
参照文献:「山渓名前図鑑 野鳥の名前」(安部直哉・叶内拓哉、山と溪谷社)
(2023-03-09掲載)
広塚忠夫 2023-02-27
快晴微風の観察日和の大ヶ原をゆっくりきょろきょろ探索しました。この至福の観察が県委託調査の「鳥獣保護区をあるく」に貢献できるとは、ほんま二重の喜びになりました。
本日の主役はカシラダカの大きな群れで、3ヶ所で180+を記録しました。人気のベニマシコは枝被りでなんとか撮影出来ましたが、満足できなく翌日も続けて出掛け、何とか雌は鮮明に写せました。
(注):画像13〜17ベニマシコは、02-28(火)の撮影画像です。
(2023-03-02掲載)
広塚忠夫 2023-02-25
県委託調査専任チーフの真鍋直嗣の要請である「鳥獣保護区をあるく」の該当場所、白鳥ふれあい自然公園を調査し、掲示板の点検も併せて行い、第一掲示板の脱落画像を正常に整えました。
今日は、腰痛のため短時間で、ここ一ヶ所で終了しました。
(2023-02-25掲載)
広塚忠夫 2023-02-16
快晴で体がうずうずしてきて、どこに行こうかと、行き先を思い巡らし遠賀川中島に決め車に乗る。
駐車場に現着すると、その傍にオオバン20+が陸上で群れて餌取をしていた。
絶好の観察日和で探索するが、残念ながら期待の野鳥には逢えなく、普通種の観察を楽しみました。
特記は、ハシボソガラスがガーガー騒ぎだしたので、見渡すと、カラスから猛禽がモビング(擬攻撃)されていた。モニター画像と図鑑からオオタカ幼鳥と識別した。次列風切りの後縁がふくらみ、尾の先端の丸み、翼指6本が識別の根拠とした。
(2023-02-18掲載)
広塚忠夫 2023-02-12
箱崎宮の骨董市で連れ合い春子を降ろし、一路、志賀島へ向かった。
海は凪で絶好の観察日和であったので、毎年の1月筑豊支部の志賀島探鳥会コースを期待して歩いた。でも、気まぐれの海鳥の出現は、極端に淋しい観察に終わった。ただ、遠くに何か飛んでいるようにも見えたので、探しきれなかった可能性は大かもしれない。
(2023-02-16掲載)
広塚忠夫 2023-02-11
茶ヶ床は満車で、多くのお客様が訪れていた。
ホオジロの地鳴きしている個体、早々と囀りの練習期に入っているもの、ミヤマホオジロと混群で道端で餌取している雌雄など、ホオジロがよく出現した。
森永周回コースで、突然キジ3羽が飛び出しビックリしていると、又、1羽が続き飛び出し、4羽の雌ばかりの小さい群れで行動していた。4羽の雌小群は初観察だった。
平尾台は歩き易い広々とした草原で、気持ちも大きくなり癒しの大草原の快適な探索日だった。
(2023-02-12掲載)
広塚忠夫 2023-02-04
三次メッシュ:@5030-2696、シカ1
大ヶ原周回コースを探鳥会進行と反対廻りに歩きながら探索した。土曜日であるが天候もいまいちで、カメラマンもいなく、大ヶ原を独り占めで楽しんだ。
冬鳥のアトリ50+・マヒワ20+・カシラダカ200+・ミヤマホオジロ15+の群れに出逢い、それなりに記録画像が残せた。
相変わらず、シロハラが単独行で観察され、珍しくルリビタキが高い樹木の枝に止まっているのが観察された。ハイタカがパタパタスーットと横切っていったのが、鷹研プラスで学んだとおりのハイタカ飛翔スタイルだった。
自宅から近い楽しい大ヶ原で短時間の贅沢な散歩道だった。
(2023-02-07掲載)
広塚忠夫 2023-01-31
日本野鳥の会北九州支部会員9人のメンバーで鳥類標識調査が実施されました。
結果は、20種(亜種含む)230個体を記録して、今までの最高記録だそうです。冬鳥は少なかったが、メジロが異常に多くて最高記録となった要因です。
本日は、宮原克久鳥類標識調査員の指導で実施され、早朝から終了までの調査時間は約11時間のハードなロング調査になりました。
宮原克久調査員は、最高記録のリング(足環)装着と計測作業で大変疲れましたと、感想を述べられました。
ソウシチョウの雌雄の識別で、雄の裏側の尾羽の黒い縁どりは太く、雌は黒い縁どりは小さいことを学びました。
鳥類標識調査の意義に関しては、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室(鳥類標識センター)を参照して頂ければ幸です。
(2023-02-04掲載)
広塚忠夫 2023-01-26
この寒さのためか、ラピュタファームのキャンプ場は誰一人いなかった。先般の賑わいがウソのようだ。
本日一番の大群のカシラダカが目立った。草地から飛び上がり少し近づくとまた飛び出す。これが最終組と思い、対面の樹木にカメラを向けるとおまけのように足元からまた現れ、ほんま、無尽蔵の様で正確なカウントはできなかった。
あちこちでは、シロハラが単独行でキョッキョキョキョ鳴きながらアピールしていた。杉の木の下の草地にクロジを発見。ギョロ目で警戒しながらこちらを凝視していたのを、上手く記録できた。
周回コースの中程で、主役のベニマシコが枯れたセイタカアワダチソウやノイバラが絡みあっている藪の中で、食事中のサービスに出逢いドキドキしながら雌雄とも撮影できラッキーだった。
森からギュッギュッとの鳴き声の方向を探していると、ほんの傍のハゼノキにルリビタキが止まっており対面できた。
自宅からの車で10分程度の楽しい観察地で、独り占めの贅沢な探索を過ごせた。しかし、コースの左右には大型ごみが散乱していてこれには辟易した。
(2023-01-28掲載)
広塚忠夫 2023-01-22
コロナ禍で筑豊支部の1月行事は中止となり、筑豊・北九州合同の東大橋探鳥会は北九州支部単独探鳥会となり行われ、勝手ながら、北九州支部会員でもありますので、自己責任で北九州支部の一会員として途中から参加させて頂きました。早朝、単独で白石海岸(苅田町与原)とその周辺の池から観察を開始しました。
池の中にはクロツラヘラサギとヘラサギは睡眠中でしたが、直ぐに目覚めて頭を起こしあの特徴ある箆を上げた姿を撮影することが出来、周りの池(三つの池)の総数はクロツラヘラサギ19羽とヘラサギ4羽をカウントしました。
白石海岸の波打ち際ではズグロカモメを撮影し、それに連なる砂浜ではシロチドリの小さな群れを記録しました。東大橋に移動して今川ではホシハジロの群れと格好良いウミアイサを記録しました。
(2023-01-25掲載)
広塚忠夫 2023-01-20
三次メッシュ:@5030-5796、(個人観察時間07:50〜12:00と観察記録メモから転載)
林孝さん(会員)から曽根干潟(北九州市小倉南区)地元の曽根東小学校の野鳥観察会に、助っ人要請がありフィールドスコープを持って駆けつけました。7時50分頃朽網臨空公園に到着し、朽網川河口・曾根海岸を観察してから曽根東小学校観察会に合流しました。
本日は、三班に分かれ6年生・4年生・2年生の約240名が観察し、残りの1年生・3年生は1月27日(金)に観察会が予定されているそうです。各班が現着すると、高橋俊吾さん(元曽根東小学校教師・北九州支部会員)が干潟の野鳥画像や説明文を活用して、丁寧に分かり易く事前学習を行ってから観察会に臨んでいました。
タイミング良く、ダイシャクシギの群れが飛来し、続いてシロチドリ・ハマシギ・ツクシガモ・ズグロカモメの群れが勢揃いしてくれて、観察会を盛り上げて呉れました。スコープを覗きダイシャクシギだ!あれがシロチドリだ、あの奥の群れがツクシガモだと納得し、喜ぶ声にこちら指導者側も嬉しくなりました。
高齢者中心の支部探鳥会も楽しいが、それ以上に若々しい小学校探鳥会は新鮮で元気をもらい感謝で一杯になりました。将来の日本野鳥の会指導部が、ここにありでした。
(2023-01-21掲載)
広塚忠夫 2023-01-08
早朝7時50分頃に朽網川下流の朽網臨空公園に現着して単独観察・撮影を開始し、防波堤にはシギ・チドリ類の小さな群れが眠った状態で体を寄せ合っていました。朽網川にはウミアイサが3羽が川面に浮かんでいたのでカメラを向けると潜り、少し離れた処に顔出し又潜りを繰り返しました。
9時からの曽根海岸探鳥会(北九州支部)に参加し皆さんと曽根新田の北側を観察し、クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)10羽が青空バックに美しい飛翔を見せて呉れて、海岸にはカモ類の大群の中にマガン5羽が一列に並んでいるのを観て嬉しくなりました。個人的な記録では、マガンはいつもは陸上か淡水池で観察していましたが、海の中での観察は初めてでした。少し古い記録(2007-12-10)ですが、宮城県伊豆沼では約10万羽の群れの朝立ちや落雁の感動が蘇りました。
(2023-01-12掲載)
広塚忠夫 2023-01-01
シカ8
恒例の元日遠賀川中島探鳥会がコロナ禍で中止に追いやられ、2023年は近場の大ヶ原で一人探鳥会を行った。ほんま、探鳥を趣味にしていること、ありがたく思っている。探索は大晦日から飲み過ぎ食べ過ぎの胃腸の疲れを癒すこともできる。
ラピュタの広場には若い家族が六テントで正月を迎えていた。寒さを心配するが、全然楽しいそうだ。
農園の端っこの落ち葉を捲りシロハラが餌探しをしていた。すっかり落葉した枝の多い樹木の枝にはシメが単独で日光浴しながら採餌中のようだが、何を食べているかわからない。
農道の陰から竹藪に飛びこんだ鳥を探すと、珍しいクロジが見え、枝が邪魔したが証拠写真は撮れた。
メジロがツルウメモドキのたわわに実った果実を食んでいたので、近くからカメラを向けても食事を続けていた。アトリ数羽とシジュウカラも混じっていた。期待のベニマシコは竹藪から飛び去って一瞬の出逢いに終わった。この場所での出逢いはお初だった。
ルリビタキの鳴き声が左右から届くが出てこなく探していると、Hカメラマンが撮影に来られていて、新年のあいさつと鳥情報を交換した。唯一の正月の出会いだった。
(2023-01-03掲載)
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