2023年目次
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広塚忠夫 2023-03-28
快晴の桜日和の福智山へ出掛け、先ず平家桜を観賞し、続けて源氏桜を青空バックに見上げ締め括りに虎尾桜の三大桜を巡りました。久し振りの虎尾桜は弱弱しく感じましたが、魅力はまだまだ充分でした。平日にもかかわらず多くの登山者が桜見学を楽しんで居られました。
桜の他は、スミレ類の時期でシハイスミレ(紫背菫)・ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)・タチツボスミレ(立坪菫)・ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)・オトメスミレ(乙女菫)品種と出逢いました。
野鳥はウグイスが主役で10時前から鳴き始め、盛んにテリトリー争いや相方探しに忙しそうで21個体をカウントしました。
今回初めて南小屋の管理人から教えて頂いた福智山古道(八丁谷)コースを下りました。このコースは沢沿いで歩き易く、花や夏鳥が期待でき活用の価値ありコースと思われました。
(2023-03-29掲載)
広塚忠夫 2023-03-14
霜が降りている寒い早朝から調査の準備に取り掛かりました。
この調査地は3月に入ると成果は少ないと言われていましたが、その言葉の通りで8種47羽の捕獲数の記録は少なく、それに比例してネットからの解放・計測・記録・個体ごとの撮影・放鳥の一連作業は余裕がありました。自由時間もたっぷり生まれて、一人でビオトープの草原を散策するが、これも比例して極端に野鳥の出現は少なかった。
特記はハイタカの低空飛行とシロガシラの森の中からの鳴き声でした。初めは騒がしいあのソウシチョウかなと思っていましたが、良く聴くと違うことが分かり「キョッキョッ、キョロロ、グィーグィー、ピィキョピィキョ」等といろいろな鳴き声(「フィールドガイド 日本の野鳥」)と表現されていますが、その様に騒いでいるように聴こえました。(シロガシラの鳴き声)
本日はウグイスの捕獲が多くて、雌雄の識別で「雄は、雌に比べるときつい顔してやや暗く、尾羽の長さは6cm以上ある」との識別方法を、林孝氏から教えて頂きました。
成果も少ないことから終了時間も早く、太陽が照らしている明るい時間に、宮原克久バンダーの終わりの挨拶で解散となりました。
なお、鳥類標識調査に関しての意義は、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室 (保全研究室 (鳥類標識センター)>を参照して頂ければ幸です。
(2023-03-18掲載)
広塚忠夫 2023-03-07
桜の木に止まっているアカウソ(亜種)5羽と出逢い、採餌中であったので雄を動画で撮影できました。
できたのは、ほんま、激しく桜の芽を喰い漁る動作は、芽が次々と喰いちぎられ一部は地上に落ちていく食事の最中のため全く無警戒でした。桜と梅が好物だそうです。
アカウソはウソの亜種。ウソの名前は、古来口笛を吹くことを「嘯く(うそぶく)」と言い、ウソの鳴き声「フィーフイー」が口笛に似ているところからウソと命名されたそうです。
雄は頬から腹部にかけてやさしいピンク色が魅力的で雌は地味な色です。ウソ15.5cmはスズメ14.5cmより一回り大きく人気者です。
雄の桃色の羽毛が美しいので「照嘯」、地味な雌は「雨嘯」と俳句の春の季語にもなっています。
嘘うそと囁くごとし秋の風 照敏
参照文献:「山渓名前図鑑 野鳥の名前」(安部直哉・叶内拓哉、山と溪谷社)
(2023-03-09掲載)
広塚忠夫 2023-02-27
快晴微風の観察日和の大ヶ原をゆっくりきょろきょろ探索しました。この至福の観察が県委託調査の「鳥獣保護区をあるく」に貢献できるとは、ほんま二重の喜びになりました。
本日の主役はカシラダカの大きな群れで、3ヶ所で180+を記録しました。人気のベニマシコは枝被りでなんとか撮影出来ましたが、満足できなく翌日も続けて出掛け、何とか雌は鮮明に写せました。
(注):画像13〜17ベニマシコは、02-28(火)の撮影画像です。
(2023-03-02掲載)
広塚忠夫 2023-02-25
県委託調査専任チーフの真鍋直嗣の要請である「鳥獣保護区をあるく」の該当場所、白鳥ふれあい自然公園を調査し、掲示板の点検も併せて行い、第一掲示板の脱落画像を正常に整えました。
今日は、腰痛のため短時間で、ここ一ヶ所で終了しました。
(2023-02-25掲載)
広塚忠夫 2023-02-16
快晴で体がうずうずしてきて、どこに行こうかと、行き先を思い巡らし遠賀川中島に決め車に乗る。
駐車場に現着すると、その傍にオオバン20+が陸上で群れて餌取をしていた。
絶好の観察日和で探索するが、残念ながら期待の野鳥には逢えなく、普通種の観察を楽しみました。
特記は、ハシボソガラスがガーガー騒ぎだしたので、見渡すと、カラスから猛禽がモビング(擬攻撃)されていた。モニター画像と図鑑からオオタカ幼鳥と識別した。次列風切りの後縁がふくらみ、尾の先端の丸み、翼指6本が識別の根拠とした。
(2023-02-18掲載)
広塚忠夫 2023-02-12
箱崎宮の骨董市で連れ合い春子を降ろし、一路、志賀島へ向かった。
海は凪で絶好の観察日和であったので、毎年の1月筑豊支部の志賀島探鳥会コースを期待して歩いた。でも、気まぐれの海鳥の出現は、極端に淋しい観察に終わった。ただ、遠くに何か飛んでいるようにも見えたので、探しきれなかった可能性は大かもしれない。
(2023-02-16掲載)
広塚忠夫 2023-02-11
茶ヶ床は満車で、多くのお客様が訪れていた。
ホオジロの地鳴きしている個体、早々と囀りの練習期に入っているもの、ミヤマホオジロと混群で道端で餌取している雌雄など、ホオジロがよく出現した。
森永周回コースで、突然キジ3羽が飛び出しビックリしていると、又、1羽が続き飛び出し、4羽の雌ばかりの小さい群れで行動していた。4羽の雌小群は初観察だった。
平尾台は歩き易い広々とした草原で、気持ちも大きくなり癒しの大草原の快適な探索日だった。
(2023-02-12掲載)
広塚忠夫 2023-02-04
三次メッシュ:@5030-2696、シカ1
大ヶ原周回コースを探鳥会進行と反対廻りに歩きながら探索した。土曜日であるが天候もいまいちで、カメラマンもいなく、大ヶ原を独り占めで楽しんだ。
冬鳥のアトリ50+・マヒワ20+・カシラダカ200+・ミヤマホオジロ15+の群れに出逢い、それなりに記録画像が残せた。
相変わらず、シロハラが単独行で観察され、珍しくルリビタキが高い樹木の枝に止まっているのが観察された。ハイタカがパタパタスーットと横切っていったのが、鷹研プラスで学んだとおりのハイタカ飛翔スタイルだった。
自宅から近い楽しい大ヶ原で短時間の贅沢な散歩道だった。
(2023-02-07掲載)
広塚忠夫 2023-01-31
日本野鳥の会北九州支部会員9人のメンバーで鳥類標識調査が実施されました。
結果は、20種(亜種含む)230個体を記録して、今までの最高記録だそうです。冬鳥は少なかったが、メジロが異常に多くて最高記録となった要因です。
本日は、宮原克久鳥類標識調査員の指導で実施され、早朝から終了までの調査時間は約11時間のハードなロング調査になりました。
宮原克久調査員は、最高記録のリング(足環)装着と計測作業で大変疲れましたと、感想を述べられました。
ソウシチョウの雌雄の識別で、雄の裏側の尾羽の黒い縁どりは太く、雌は黒い縁どりは小さいことを学びました。
鳥類標識調査の意義に関しては、鳥類標識調査<(公財)山階鳥類研究所 保全研究室(鳥類標識センター)を参照して頂ければ幸です。
(2023-02-04掲載)
広塚忠夫 2023-01-26
この寒さのためか、ラピュタファームのキャンプ場は誰一人いなかった。先般の賑わいがウソのようだ。
本日一番の大群のカシラダカが目立った。草地から飛び上がり少し近づくとまた飛び出す。これが最終組と思い、対面の樹木にカメラを向けるとおまけのように足元からまた現れ、ほんま、無尽蔵の様で正確なカウントはできなかった。
あちこちでは、シロハラが単独行でキョッキョキョキョ鳴きながらアピールしていた。杉の木の下の草地にクロジを発見。ギョロ目で警戒しながらこちらを凝視していたのを、上手く記録できた。
周回コースの中程で、主役のベニマシコが枯れたセイタカアワダチソウやノイバラが絡みあっている藪の中で、食事中のサービスに出逢いドキドキしながら雌雄とも撮影できラッキーだった。
森からギュッギュッとの鳴き声の方向を探していると、ほんの傍のハゼノキにルリビタキが止まっており対面できた。
自宅からの車で10分程度の楽しい観察地で、独り占めの贅沢な探索を過ごせた。しかし、コースの左右には大型ごみが散乱していてこれには辟易した。
(2023-01-28掲載)
広塚忠夫 2023-01-22
コロナ禍で筑豊支部の1月行事は中止となり、筑豊・北九州合同の東大橋探鳥会は北九州支部単独探鳥会となり行われ、勝手ながら、北九州支部会員でもありますので、自己責任で北九州支部の一会員として途中から参加させて頂きました。早朝、単独で白石海岸(苅田町与原)とその周辺の池から観察を開始しました。
池の中にはクロツラヘラサギとヘラサギは睡眠中でしたが、直ぐに目覚めて頭を起こしあの特徴ある箆を上げた姿を撮影することが出来、周りの池(三つの池)の総数はクロツラヘラサギ19羽とヘラサギ4羽をカウントしました。
白石海岸の波打ち際ではズグロカモメを撮影し、それに連なる砂浜ではシロチドリの小さな群れを記録しました。東大橋に移動して今川ではホシハジロの群れと格好良いウミアイサを記録しました。
(2023-01-25掲載)
広塚忠夫 2023-01-20
三次メッシュ:@5030-5796、(個人観察時間07:50〜12:00と観察記録メモから転載)
林孝さん(会員)から曽根干潟(北九州市小倉南区)地元の曽根東小学校の野鳥観察会に、助っ人要請がありフィールドスコープを持って駆けつけました。7時50分頃朽網臨空公園に到着し、朽網川河口・曾根海岸を観察してから曽根東小学校観察会に合流しました。
本日は、三班に分かれ6年生・4年生・2年生の約240名が観察し、残りの1年生・3年生は1月27日(金)に観察会が予定されているそうです。各班が現着すると、高橋俊吾さん(元曽根東小学校教師・北九州支部会員)が干潟の野鳥画像や説明文を活用して、丁寧に分かり易く事前学習を行ってから観察会に臨んでいました。
タイミング良く、ダイシャクシギの群れが飛来し、続いてシロチドリ・ハマシギ・ツクシガモ・ズグロカモメの群れが勢揃いしてくれて、観察会を盛り上げて呉れました。スコープを覗きダイシャクシギだ!あれがシロチドリだ、あの奥の群れがツクシガモだと納得し、喜ぶ声にこちら指導者側も嬉しくなりました。
高齢者中心の支部探鳥会も楽しいが、それ以上に若々しい小学校探鳥会は新鮮で元気をもらい感謝で一杯になりました。将来の日本野鳥の会指導部が、ここにありでした。
(2023-01-21掲載)
広塚忠夫 2023-01-08
早朝7時50分頃に朽網川下流の朽網臨空公園に現着して単独観察・撮影を開始し、防波堤にはシギ・チドリ類の小さな群れが眠った状態で体を寄せ合っていました。朽網川にはウミアイサが3羽が川面に浮かんでいたのでカメラを向けると潜り、少し離れた処に顔出し又潜りを繰り返しました。
9時からの曽根海岸探鳥会(北九州支部)に参加し皆さんと曽根新田の北側を観察し、クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)10羽が青空バックに美しい飛翔を見せて呉れて、海岸にはカモ類の大群の中にマガン5羽が一列に並んでいるのを観て嬉しくなりました。個人的な記録では、マガンはいつもは陸上か淡水池で観察していましたが、海の中での観察は初めてでした。少し古い記録(2007-12-10)ですが、宮城県伊豆沼では約10万羽の群れの朝立ちや落雁の感動が蘇りました。
(2023-01-12掲載)
広塚忠夫 2023-01-01
シカ8
恒例の元日遠賀川中島探鳥会がコロナ禍で中止に追いやられ、2023年は近場の大ヶ原で一人探鳥会を行った。ほんま、探鳥を趣味にしていること、ありがたく思っている。探索は大晦日から飲み過ぎ食べ過ぎの胃腸の疲れを癒すこともできる。
ラピュタの広場には若い家族が六テントで正月を迎えていた。寒さを心配するが、全然楽しいそうだ。
農園の端っこの落ち葉を捲りシロハラが餌探しをしていた。すっかり落葉した枝の多い樹木の枝にはシメが単独で日光浴しながら採餌中のようだが、何を食べているかわからない。
農道の陰から竹藪に飛びこんだ鳥を探すと、珍しいクロジが見え、枝が邪魔したが証拠写真は撮れた。
メジロがツルウメモドキのたわわに実った果実を食んでいたので、近くからカメラを向けても食事を続けていた。アトリ数羽とシジュウカラも混じっていた。期待のベニマシコは竹藪から飛び去って一瞬の出逢いに終わった。この場所での出逢いはお初だった。
ルリビタキの鳴き声が左右から届くが出てこなく探していると、Hカメラマンが撮影に来られていて、新年のあいさつと鳥情報を交換した。唯一の正月の出会いだった。
(2023-01-03掲載)
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