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木下伸子 1

ヒガラ

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夏の花咲く井原山

木下伸子 2022-07-26

  • 日時:2022年7月26日火曜日
  • コース:井原山、水無登山口〜アンノ滝分岐〜井原山山頂〜
  • 光瀬峠分岐〜オオキツネノカミソリ群生地〜アンノ滝分岐〜
  • 水無登山口
  • メンバー:三浦美代子さん、田辺憲子さん、木下伸子

今年もオオキツネノカミソリの満開の井原山にご案内いただきました。4月の春の妖精たちの花咲く頃から3か月、自然の様子はがらりと変わり、真夏の井原山は、緑は濃く夏の花のまっさかり、野鳥の声にセミの声がまじり、アゲハが舞いアブも飛びオオキツネノカミソリ群生地は満開の時期を迎えていました。
登りは沢沿いの道からアンノの滝方面へ、林の尾根道では初見のツクバネソウやマルバイチヤクソウ、トチバニンジンなどに感激、ソウシチョウやアオゲラの鳴き声が響いていました。
大きな白い露岩のある尾根道ルートは、観察と撮影をしながら、ずっとついてくるアブとの攻防にも忙しく、気が付いたら山頂間近でした。次回は環境に優しい虫よけ必携です。平日でしたが、たくさんの登山客がこの季節の井原山を楽しみに来られていました。
山頂付近にはナガサキオトギリ、オトギリソウが咲いていて、違いの説明を聞き胸に落ちました。また、コオニユリの花弁に蜜溝というものがあることも初めて知りました。
下山は三瀬峠別れから急斜面を下り、アンノの滝分岐から沢沿いの道へ、オオキツネノカミソリ満開の群生地を通り、無事に水無登山口につきました。美しい夏の花々を満喫した井原山、健脚のお2人からたくさん元気を頂いた楽しい一日でした。
いつもたくさん教えていただき、ご案内下さり、本当にありがとうございました。

(2022-08-02掲載)

7月平尾台自然観察会

木下伸子 2022-07-14

  • 日時 2022年7月14日
  • コース 茶ヶ床園地駐車場〜大平山・茶ヶ床分岐〜大平山・中峠分岐〜中峠〜広谷湿原〜茶ヶ床園地駐車場

7月平尾台自然観察会に参加しました。お天気が心配され、空模様を見ながら、できるだけ花が見られる最短コースでご案内いただきました、本当に感謝です。
風が強く写真がなかなか取れませんでしたが、平尾台には沢山の夏の花々と、中には初秋を感じる花も咲き始めていました。
キキョウがススキの草原から顔を出して青い花を見せていました。キキョウの花の中のつくり、おしべやめしべの変化の様子、自家受粉しないためのしくみをわかりやすく説明して頂きました。他家受粉で遺伝的な多様性を維持するための戦略に感激しました。これまでは、花が咲いた!と写真を撮って終わっていたのですが、花の中の様子を経過観察していくと知らないことばかり、どんな面白い世界が開けているのでしょう。
たくさんのマメ、ヤマノイモ、サルトリイバラ等の仲間が蔓と葉を伸ばし藪をつくっていました。それぞれ個性的な花を咲かせて結実していく過程も愉しみです。ギシギシの仲間はまだどれも同じに見えますが、よく見ると違いがあって、その決定的な違いを認識できれば、種類が見えてくるのでしょう。
鳥も花も樹も虫も、めまぐるしく楽しい夏の平尾台自然観察会でした。写真整理も併せて最高の脳トレです。
いつも皆様にたくさん教えていただき、本当にありがとうございます。

(2022-07-31掲載)

6月英彦山縦走、望雲台、オオヤマレンゲの花

木下伸子 2022-06-28

  • 日時:2022年6月28日
  • コース:鷹巣原駐車場〜奉幣殿〜衣が池〜南岳・裏彦分岐〜南岳〜中岳〜北岳〜一本杉〜望雲台〜豊前坊駐車場

英彦山を縦走と望雲台のお誘いがあり、喜んで参加しました。英彦山の早朝は爽やかで緑深く修験の歴史を感じる林道は下界の暑さを忘れるような涼しさでした。
心地よく林道を歩き南岳へ、南岳山頂では先着の元気な若者と会話し、昼食。南岳から上宮を経て、残っていたオオヤマレンゲの花を見て北岳へ。
下山の途中のシオジの森には数羽のオオルリの声が響き,双眼鏡で姿を見ることができ感激しました。
帰りに寄った望雲台は聞きしに勝る絶景、これを怖いと感じるか、心地よく感じるかは人それぞれ、山に登る人はきっと後者の方が多いのでしょう。
盗掘されることのない安全な場所でひっそりと咲いていたウチョウラン、そして望雲台から見る景の素晴らしいこと、また英彦山の奥深い魅力に触れました。
ひとりではとてもできない体験と、花や鳥や樹、そして元気な方々、たくさんの出会いがあった格別の1日でした。
いつもたくさん教えていただき、本当にありがとうございます。

(2022-07-13掲載)

6月の平尾台自然観察会

木下伸子 2022-06-16

  • 日時:2022年6月16日
  • コース:茶ヶ床園地〜中峠〜四方台台地下〜広谷湿原〜貫山林道〜小穴〜大平山・茶ヶ床分岐〜茶ヶ床園地

6月16日、平尾台自然観察会に参加しました。青空が広がり、時折心地よい風も吹く散策日和でした。今回は、草原、湿原、林道と平尾台の変化に富んだ観察ルートを網羅して計画して頂き、この季節の花々を満喫させていただきました。本当にありがとうございました。
見晴らしがよくなった湿原にはノハナショウブが満開でした。環境に応じて植生は変わり、毎年季節ごとに訪れたくなる平尾台です。たくさん写真を撮り、メモも取りましたが、やはりあとで花や木の名前がわからなくなり、再度ご確認いただき、大変助かりました。
モウセンゴケ、ノハナショウブはじめいろいろな花は外見の美しさだけではなく、受粉のための独自の戦略をもっていることに驚くばかりです。ご参加の皆さまには、いつもたくさん教えていただき本当にありがとうございます。
鳥の声を聴いて上を見上げ、花を見つけて足元を探す、おしゃべりもしながら目まぐるしく楽しい時間でした。花と樹と虫と鳥、これからも愉しみに観察します。

(2022-06-27掲載)

ヒコサンヒメシャラの花咲く季節

木下伸子 2022-05-31

日時:2022年5月31日 野鳥調査に呼びかけに参加しました。曇りのち晴れのお天気で、シオジの森から北岳までは深いガスがかかり違う山にいるような印象でした。
オオルリをはじめ夏鳥の声が響き、樹々には花が咲き、英彦山は初夏の美しい季節を迎えていました。
ケカマツカの真っ白の小花があちこちで咲き、ベニドウダンのピンクの小花が房のように下がり、ツクシヤブウツギの赤から白の花の色が印象的でした。
山頂にはヒコサンヒメシャラの花が満開で地面に落ちた様子はまるで花模様の絨毯、花びらの一片だけがほんのりと桃色の英彦山の名前が付くなんとも美しい花でした。
野鳥も花も樹もすべてつながる豊かな英彦山の自然を感じました。
いつも皆さんにたくさん教えていただき感謝です。

(2022-06-10掲載)

英彦山鬼杉ルート

木下伸子 2022-05-19

  • 英彦山・鬼杉〜籠水峠(福岡県〜大分県)
  • 日時 2022年5月19日
  • コース 鬼杉登山口〜鬼杉〜大南神社〜南岳・裏彦分岐〜籠水峠〜猫の丸尾〜最低鞍部〜鬼杉登山口

広塚氏の英彦山の四季を拝見して、鬼杉からの早朝コースをリクエストさせていただきました。
朝6時はもう明るく、鬼杉への谷沿いの登山道はミソサザイのさえずりが響き、時々遠くでアオバトの声が聞こえました。鬼杉から大南神社,籠水峠に向かう道では、遠くにアカショウビン、セグロカッコウ。ツツドリ、オオルリ、アオゲラ、ヒガラ等々のさえずり、ヤマドリのホロうちも聞こえ英彦山の豊かな自然を感じました。
猫の丸尾で美味しい黒糖饅頭を頂いていると、カッカッカッコウ、カッカッカッコウとセグロカッコウのさえずりがどんどん間近に迫り、慌てて双眼鏡を向けると、樹から飛び出して、谷を越え向かいの山まで羽ばたく長い飛翔を見せてくれました。一度姿を見たいと思っていたので大感激、なんと山下さんはカメラで写されていました。セグロカッコウ、カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、図鑑で見ますととても似た鳥、よくぞ鳴き声を違えてくれました、特徴的な鳴き声で同定できる有難さを感じます。セグロカッコウ、ジュウイチ、ツツドリの声が響いていました。托卵される鳥たちとの攻防のドラマが繰り広げられている事でしょう。
鳥の姿は双眼鏡にさえ入らず苦心していますが、植物は写真を撮らせてくれ、教えていただきながら勉強中です。夏に向かい、木々の緑が濃くなり、初夏の花々が咲き、夏鳥がさえずり英彦山はさわやかな季節を迎えていました。ご案内いただき本当に感謝です、ありがとうございました。

(2022-05-30掲載)

英彦山5月3日活動報告

木下伸子 2022-05-03

野鳥調査に参加し、植物も観察しました。
5月初旬の英彦山では、ツクシシャクナゲが満開、樹々は新しい葉が成長し、新緑の季節を迎えていました。
ヒガラのコーラスが響く尾根道で遠くにアカショウビンの鳴き声が聞こえました。
植物の名前を伺って撮った写真の名前がわからなくなり、再度教えて頂きました。本当に感謝です。

(2022-05-22掲載)

新緑と花の英彦山

木下伸子 2022-04-19

  • 日時 2022年4月19日
  • 天気 晴れ
  • コース 豊前坊駐車場〜シオジの森〜一本杉〜英彦山北岳〜中岳〜裏彦ルート〜ケルンの谷〜裏彦・刈又山分岐〜裏彦登山口〜豊前坊駐車場

野鳥調査の呼びかけに喜んで参加しました。樹々の新しい葉が芽吹きはじめ、地面には花が咲き、ヒガラやミソサザイのさえずりが響く英彦山の1日でした。コースの中で、オオアカゲラ、アオゲラの鳴き声やドラミングも聞こえ、私は双眼鏡では見られませんでしたが、活発な活動の様子が伝わってきました。
春の妖精の花々もまだたくさん咲いていて、英彦山の標高の高さ(気温の低さ)を感じました。また、今回サバノオの花畑、ヤマシャクヤクの咲き初めの群落を見ることができて大変感動しました。
英彦山の懐の深い自然の中で、花、樹、虫、鳥それぞれがつながっていることもしみじみと感じました。いつもみなさまにたくさん教えていただき本当に感謝です。その時には説明を聞いて写真を撮りわかったつもりでしたが、後でなにがどれかわからなくなったことは言うまでもありません。
4月の英彦山、美しい季節を満喫しました。ありがとうございました。

(2022-04-29掲載)

4月の井原山

木下伸子 2022-04-05

  • 2022年4月5日(火) 晴れ
  • 観察場所:糸島市・井原山
  • コース:水無登山口〜アンノ滝分岐〜急坂〜井原山山頂〜キトク橋・アンノ滝分岐〜水無登山口分岐 〜ベンチ〜水無登山口
  • メンバー:山下哲郎、田辺憲子、三浦博嗣、三浦美代子、木下伸子

前回3月中旬の井原山はまだ肌寒く、春の妖精の花達が咲き始めたばかりのようでした。それから20日あまり、気温はどんどん上がり、どんな世界になっているのか、たのしみにでかけました。
水無登山口からのコースはお花の宝庫、見たかった春の花が次々と現れ、谷の両側の森からはウグイス、ヤマガラはじめいろんな鳥の声、少し芽吹いた木々の緑も清々しく幸せな時間でした。
カメラで浮かれ気味にあれこれ撮影するときには、三浦さんの説明を分かったようなつもりで聞きましたが、帰宅して写真を見ると、はて?どれが何だったのか?混乱の渦となりました。お2人のくまたかの報告を頼りにネットや図鑑で調べた次第です。
葯や萼という言葉は理科で習ったかどうかも覚えていませんがネコノメソウの表現には必要な言葉でした。今回は6種類のネコノメソウ一族にさえ悩まされました。スミレに至っては何種類あるのでしょうか、植物の種の多さに驚くばかりです。
出会いを大切に、季節を楽しみながら、鳥と同様に1種類ずつ覚えていけたらと思います。
今回、独りではとても来られない素晴らしいコースの井原山で楽しい春の山をみなさんと満喫し、そしていつもたくさん教えて頂き、本当に感謝です。ありがとうございました。

(2022-04-17掲載)

芽吹きの英彦山

木下伸子 2022-03-29

  • 日時 2022年3月29日 火曜
  • 天気 晴れ
  • コース (添田町)豊前坊〜シオジの森〜一本杉〜北岳〜中岳〜北西尾根〜バードライン分岐〜豊前坊

前回2月末の英彦山では産霊の滝が凍り、雪は深く、とてもひと月先に春が来るとは思えないような厳冬期でした。さて3月はどんな世界なのか、たのしみに散策しました。

@豊前坊〜シオジの森〜一本杉
高住神社からの登りは水が流れる音とヒガラやシジュウカラ、ヤマガラ、ミソサザイのさえずりが響き、岩陰にツクシショウジョウバカマやホソバナコバイモがひっそりと咲いていました。
あたりの林の枝先に新緑はなく、一見冬のままのようでしたが、うっすらと黄色いものが。よく見るといっせいに黄色い花をつけたアブラチャン。葉が芽吹き、花が咲く季節になり、ようやく樹の名前の謎が解けます。シオジの森は、新緑の芽吹き直前の様子でした。
ミソサザイの高いさえずりに聞きいっていると、ケッケッという鳴き声が。これはオオアカゲラではと双眼鏡で探しましたが、鳥の影が一瞬見えただけでした。2羽の鳴き交わしが聞こえました。餌探しをしていたのか、妄想するばかりです。階段に向かう右手の斜面の林からは、ヒューヒューとアオゲラらしい鳴き声が聞こえましたがこちらも声のみです。
大きな岩から滴る水がゆっくりとコケに溜まり、うす緑の雫を作ってぽとりと落ちる様子にいやされました。

A一本杉〜北岳〜中岳
一本杉ではシジュウカラがすぐ近くでさえずり、アップで観察させてくれました。北岳方面の登りでは、またオオアカゲラらしいケッケッという鳴き声と、ドラミングが2度も聞こえるではありませんか。北岳〜中岳の尾根道でも鳴き声は数回聞かれ、ねばりましたがが双眼鏡に入らず、次回の出会いに希望をつなぎます。英彦山に元気に生息している様子が伝わり、嬉しかったです。

B中岳〜北西尾根〜バードライン分岐〜豊前坊
中岳ではマンサクがまだ咲いていて嬉しかったです。下山の北西尾根では、ツクシシャクナゲの蕾が大きくなり、イヌシデやブナやシロモジの林は、少し芽吹き、蕾が開く直前の様子でした。
平日の静かな英彦山散策、豊前坊の桜はまだこれからの様子でした。標高の高い英彦山の春は下界にくらべてゆっくりと来るようで、これからの季節もたのしみです。

(2022-04-01掲載)

春の岩石山、鹿や樹や鳥

木下伸子 2022-03-04

  • 日時 2022年3月4日 金曜 晴れ
  • 場所 添田町・岩石山
  • コース 添田神社〜正面ルート〜岩石城跡〜国見岩〜岩石山山頂〜滝ルート〜祠〜添田公園

ふもとの添田神社周辺通過中に、あちこちでカサコソと落ち葉を突く音が。シロハラがたくさんいて、長旅の前の栄養補給でしょうか?脇目も振らずに食事中の様子でした。山頂付近では、エナガ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、ソウシチョウなどがみられ、鳥の声が響いていました。あいにくの曇りでしたが、晴れた日の眺めは素晴らしいことでしょう。
下山は滝ルートへ、途中ばったり鹿3頭と遭遇、お互い固まりました。スローモーションの動作で写真をとらせてもらうまでたじろぎもせず、私が一歩踏み出すと、ざっと斜面を駆け登っていきました。
そして祠のそばには、ありました!!黄色の実をたくさんつけたキミノタマミズキとそして赤い実のタマミズキも。下枝はほとんどなく、10メートルをはるかに越えてそびえる大樹でした。
登山口までの明るい林にはコゲラのドラミングが響いていました。小さな沢が南天の茂みで隠れている所でさわがしい鳥の声が。見るとエナガが順番に水浴び中、一瞬で水に入りバタバタっと羽を動かして飛び去る姿に見とれました。
添田公園横の川には葦がたくさん茂り、様々な鳥の声がするので、しばらく観察しました。茂みからなかなか出てこないウグイスが、警戒しながら川土手まで移動して、草の実をパクりと食べて、あっという間に茂みに入りました。ヤマガラ、エナガメジロもたくさんいて、10羽ほどのアトリの群れも見られました。
岩石山は山城があったそうで、歴史のある山だと知りました。登山道が整備されて歩きやすく、山頂からの眺めは周防灘も見える絶景とのこと、鳥も樹木も見られる素晴らしいところでした。

(2022-03-10掲載)

2月23日 英彦山Wの滝

木下伸子 2022-02-23

  • 日時 2022年2月23日・祝日
  • コース 鷹巣原駐車場〜奉幣殿横〜バードライン合流点〜Wの滝〜産霊の滝〜行者堂〜中岳〜北西尾根〜バードライン分岐〜野営場〜鷹巣原駐車場
  • メンバー 広塚忠夫さん、三浦美代子さん 木下伸子

この冬話題になっている英彦山Wの滝に行きました。祝日とはいえ、雪の英彦山を登る人の多さに驚きながらスタート。若者も多く表登山道は賑やか、鳥との出会いを期待して静かな道へ。北西尾根を谷の向こうに見ながら、林を抜けていく素晴らしいルートでした。途中、何十羽かと思われる鳥の群れの声をききましたが、近づくとぴたりと静まりました。息を潜めて鳴き出すのを待ちましたが、移動したのか動きはなく、何の鳥だったのか?謎だけが残りました。
英彦山を知り抜かれた広塚さんが、Wの滝は、おそらく産霊の滝のことだろう、しかしそんな大きな滝かなあ?と言われていました。
登山道から滝への雪の道は、何本もの踏み跡をたどり、難儀しながら到着しました。滝は見事な氷瀑、青味がかった氷柱が何本も下がる圧巻の姿でした。夏にはどんなに勇壮な滝かと思いましたら、普段は水が滴るような岩場だそうで、冬季に零下になると時間をかけて氷り、この滝の姿になるのだそうです。自然の造形美に驚かされました。
中岳は雪深く、山頂のマンサクは雪を被っていましたが、3月になればまもなく花が咲くことでしょう。英彦山の樹々の枝先がいっせいに緑に芽吹く様子はどんなにきれいなことでしょう。春はすぐそこまできています。花も樹も鳥もまた躍動の季節を迎えます。
楽しい観察と体験の時間でした、たくさん教えて頂き、本当にありがとうございました。

(2022-03-02掲載)

過ぎゆく冬と春の訪れを感じる福智山

木下伸子 2022-02-15

  • 日時 2022年2月15日 火曜日
  • コース 白糸の滝駐車場〜白糸の滝〜八丁越〜南小屋〜福智山山頂〜荒宿荘〜上野越〜白雲ライン〜大栂林道〜上野登山口
  • メンバー 三浦美代子さん、木下伸子

白糸の滝駐車場から八丁越ルートを登りました。岩の多い登山道は明るく、ミツバツツジや木の下のヤブコウジの赤い実を見ながら、登りました。林道との交差地点では、キブシが長い蕾を垂らして、気温が上がる春を待つばかりの様子でした。冬の林は葉が落ちて明るく、落葉樹は樹皮と樹形だけで謎ばかり、春の芽吹きが待たれます。
南小屋付近では、あちこち探すと一輪だけアオイスミレの花が咲いていて、感激でした。
山頂は0度で風が強く、寒くてとても長居はできず荒宿荘へ、山小屋のありがたみを感じました。三浦さんの特製チャンポンと生餅のおしるこを頂き、美味しさが沁み渡りました。出発時には山小屋の前の木でツツピー、ツツピー、ツツとさえずりが、見ると間近でヤマガラが澄んだ声で独唱中、忘れられないひとときになりました。
下山は白雲ラインから大栂林道へ、様々な樹を観察、見晴らし台からの景色は素晴らしかったです。福智山の山裾に、たくさんの赤い実をつけた、イイギリのようで、実のつきかたと赤さが違うような?大樹が何本か見られました。帰ってあれこれ調べて、モヤモヤしている間に、早速にタマミズキと教えて頂き、霧が晴れ感謝です。
長い柄をつけた赤い実をつけた木は、ソヨゴとのこと、冬の終わりまでたくさんの実が残り、印象的でした。
今回、福智山のいろんなルートの話を伺い、季節の花や鳥を見にいく楽しさを感じました。たくさん教えて頂き本当に感謝です。これから春に向かい楽しみは増すばかり、過ぎゆく冬と春の訪れの両方を体感した福智山の一日でした。

(2022-02-20掲載)

雪の英彦山

木下伸子 2022-02-06

  • 日時 2022年2月6日 日曜日
  • 天気 小雪 曇り時々晴れ
  • コース 豊前坊〜シオジの森〜北岳〜中岳〜北西尾根〜スキー場〜豊前坊
  • メンバー 広塚忠夫さん、三浦美代子さん、木下伸子

樹氷を期待して英彦山へ。豊前坊駐車場は雪、そり遊びの子どもの歓声が響いていました。アイゼンを装着し、安定した登りでした。シオジの森の前で、混群で林を渡る野鳥の声に聞き入りました。雪は深まり、次第に手も凍えますが、樹氷への期待感は高まるばかりです。下山される方に、うきうきと頂上の様子をきくと、なんと、樹氷、エビのしっぽとも「そんなもんはありませんよ、雪は少ないですからねえ」とのこと。えー、そんな。
気を取り直して周りを見ると、葉が完全に落ちて静かに雪をかぶるシオジの森の樹々、2ヶ月後に芽吹くとは信じられないような森閑とした厳冬期の姿がありました。いよいよ樹皮と樹形の手がかりで、樹の名前を探す難解な冬のネイチャーゲームができる時期です。よく見ると冬芽の様子も様々、まだまだ見えてなかった自然を感じました。
山頂付近は真っ白な雪をつけた枝が青空に広がる美しい世界でした。
野鳥との出会いを期待して、下山は北西尾根へ。樹々を渡るコガラ、ヤマガラらの混群に会いました。コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラらの囀りと地鳴きの声の識別、またこれもなかなかのネイチャーゲームです。課題は更に山盛り、楽しんでいきます。

(2022-02-17掲載)

1月28日冬の英彦山

木下伸子 2022-01-28

  • 天気:晴れ
  • コース:鷹巣原駐車場〜奉幣殿〜四王寺の滝〜南岳〜中岳〜北西尾根〜野営場〜鷹巣原駐車場
  • メンバー:広塚忠夫さん、三浦美代子さん、木下伸子

真冬の英彦山、本日は四王寺の滝経由で南岳、中岳、北西尾根ルートとのこと、凍結に備えてアイゼン持参で参加しました。

@奉幣殿〜衣が池〜四王寺の滝

衣が池までは冬の明るい樹林、途中ぺちゃんこの栗の実の様な?たくさんの散乱がありました。衣が池で大きな針葉樹があり、広塚さんにイチイ、モミ、ツガの違いを聞きました。散乱した実はモミの実がバラバラになって鱗状に拡散したものだとわかりました。
四王寺の滝への登りは、岩を抱いた欅の大樹があり、落葉しない茶色の葉をたくさんつけた樹はヤマコウバシだそうで、ほのかに香りがしました。2ヶ月先には春がきて芽吹くとは思えないような、樹々の厳しい冬越しの姿でした。
四王寺の滝を見た瞬間、白く輝いていたので氷瀑?と思いましたら、明るい太陽光に水が反射していました。こんな落差の滝があるとは、英彦山の懐の深さに改めて感動でした。

A四王寺の滝〜南岳〜中岳

滝の横から南岳へはなかなかの崖道、岩場にはたくさんのツクシシャクナゲが芽をつけ、咲いたらどんなにきれいなことかと想像しました。南岳で青空を見ながらエネルギーをチャージ、中岳への北側の道は凍ってツルツル、安全な笹藪や新しい雪の上歩きセーフでした。次回はアイゼンをつけます。

B中岳〜北西尾根

中岳から北西尾根を下ると、自然に期待感が高まります。エナガ、シジュウカラの群れを観察中に、三浦さんがキョッという声に気づかれ、オオアカゲラ出現、斜面の木で採餌中、双眼鏡で追うのがやっとでした。そして、ウソでも出てくれんかなあ、と広塚さんが言葉にされたからでしょうか、リョウブの実を食べてるのはエナガではなく、夢にみたウソの群れでした。大きく膨らんだ身体に黒い頭、淡い紅色の腹を見ることができた嬉しさ、みなさんのおかげです。冬の北西尾根は葉が落ちて明るく、野鳥と出会える素晴らしい道ですね。
1月終わりの冬の英彦山、樹々や野鳥の冬の様子が見られ、収穫多く楽しい一日でした。
いつもたくさん教えて頂き本当に感謝です。身体と心を整えて、また行きたくなる英彦山です。

(2022-01-31掲載)

12月17日英彦山感想

木下伸子 2021-12-17

真冬の英彦山、野鳥や植物はどんな様子かな?行って見たくて、あつかましくお願いしました。あいにく天候は曇り、夕方から雪、あまり良くないとは思いましたが、まさかのⓅに一台きりとは。英彦山貸切状態でした。

@オオアカゲラがシオジの森に
少し霙まじりの雨が落ち、ガスにけぶるシオジの森にキョッキョッと響く鳴き声。広塚さんがオオアカゲラだ、と言われ、木から飛び立つ大きな鳥の影を見ました。あまり警戒なく近くを採餌、雄雌2、元気な姿を見て感激でした。

A樹氷の赤ちゃん
中岳を出発すると、太陽が出て遠くの杉や、ブナの梢が白く光って見えました。まさか樹氷?と、三浦さんと近くで見ると小さな樹氷ができかけていました。夜は雪の予報なので、翌日の朝日に輝く樹氷を一瞬想像しました。どんなにきれいなことでしょう。

B野鳥と出会う北西尾根
北西尾根は、落葉樹の葉がほぼ全て落ち、明るい冬の林になっていました。何回もエナガ、シジュウカラらの混群が、木の実や冬芽を採餌しながら樹上を通過しました。ゴジュウカラは木の幹の上でいろんな角度から採餌、背側のグレーと腹の白の間の、薄い蜜柑色が光に映えて美しく、印象に残りました。

今回の英彦山では、天候によるいろんな表情がありました。厳しい冬の自然に順応したくましく活動している野鳥、じっと冬を耐えて春の準備をしている植物、心にとどめていたいと感じました。
山がお好きなお2人にご案内頂き、たくさん教えていただいて大変感謝です。英彦山は懐深く、本当に四季折々に素晴らしいフィールドですね。 楽しい一日を本当にありがとうございました。

(2021-12-21掲載)

すすきが光る平尾台

木下伸子 2021-10-07

ヒガラ

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  • 日時 2021年10月7日8時〜13時
  • 場所 北九州市小倉南区・平尾台
  • コース 茶ヶ床園地〜中峠〜広谷湿原〜四方台〜大平山・中峠分岐〜吹上・茶ヶ床園分岐〜茶ヶ床園地

秋晴れの平尾台へ、秋の花、野鳥、虫などを自然を満喫しようと散策へ。とにかく三浦博嗣さん「10月度平尾台開花情報(第1回目)」(10月5日)のコース通りに歩いてみようと、宝探し気分でスタートしました。
平尾台はススキの穂が山一面にきらきら光る美しい季節、バッタ類が水先案内のように歩く先へ先へ跳び、スマホを向けた花には様々な虫がとまって活動していました。
草原では、ホオアカのような鳥が、何羽もススキの茎にとまって、重みでゆらゆらしてはまた飛び立つような様子が見られました。穂を食べたいのか、群れて遊んでいるのでしょうか。
花々はヤマハッカ、ヒキオコシ、オミナエシ、オトコエシ、ヒメヒゴタイ(写真01)、ヤナギアザミ、キセルアザミ、アキノキリンソウ、ヤクシソウ、コシオガマ、シラヤマギク、ヤマジノギクなどなど、どれもですがキク類は特に識別に自信なく課題です。初秋咲いていた花々は実を結んで形状を変え、晩秋の花へと移っているようでした。
今回見つけられなかったセンブリやウメバチソウ、ホソバノヤマハハコはこの広い平尾台のどこかで、密やかに可憐に咲いていることでしょう。(写真03のコシオガマは通りすがりの方に情報頂きました。)
1人ではたくさん歩いても増えるのは歩数ばかり、なかなか花や鳥には出逢えず、探鳥会、観察会の素晴らしさを改めて実感です。活動再開、皆様にお会いすることをたのしみにしています。またどうぞよろしくお願いいたします。  

(2021-10-07掲載)

平尾台の秋9月9日

木下伸子 2021-09-09

ヒガラ

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コース:茶ヶ床 出発9時半→大平山方面の途中から中峠へ→12時 広谷湿原→中峠→茶ヶ床 14時

平尾台の秋の花盛りを満喫しようと、また初心者ソロ散策に出かけました。
偶然、駐車場でばったりお会いした野鳥の会の方、ナンバンギセルを探されていた方とご一緒するようになり、広谷湿原をご案内くださるとのこと、一気に目の数と情報量が激増しまして、思いがけず楽しい充実した散策になりました。さらに、広谷湿原手前でなんとMさんとお会いし!、ムカゴトンボ、ウナギツカミも咲いてるよ、とのことで、おもしろい名前の花を図鑑片手にみつけて嬉しかったです。また、手持ちの図鑑に載ってなくてみんなで悩んでいたアザミは、それはヤナギアザミと、スパッと教えていただき、一同すっきりでした。
前回私が混同していたキセワタとクルマバナ、フジバカマとサワヒヨドリ、マルバハギとツクシハギ、またよく見ていなかったマキエハギ、ヌスビトハギ、メドハギを今回確認することができました。これには、what's newに投稿されたタイムリーな写真と解説を活用させていただきました、感謝です。ヒキオコシ、ミズタマソウ、コウゾリナ、ジャケツイバラ、キセルアザミ、名前の由来は特徴をとらえていて、帰って調べてなるほど、と納得するのも楽しく、何より印象に残りやすい(笑)です。
平尾台は蝉の声はもうまばら、虫の声が響き、時折リーンと鳴くのは鈴虫でしょうか。8月末に咲いていた桔梗はもう見えず、ススキが穂を伸ばし、たくさんの花が咲き、さわやかな風が吹き、ゆったりと秋を感じた1日でした。お会いした皆様、そしてたくさんの情報に助けられました。平尾台の秋、ソロでも行ったら楽しいかも(笑)、また行きます。

(2021-09-12掲載)

初秋の平尾台8月31日

木下伸子 2021-08-31

ヒガラ

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コース:茶ヶ床 出発9時→大平山方面の途中から中峠へ→広谷湿原→四方台めざすも引き返し茶ヶ床着 12時

8月最後の晴れの日、みなさんのHPの活動記録を、いいなあーとみるばかりでしたが、そうだ季節は待ってくれないと、平尾台(北九州市小倉南区)の花盛りを見に、初ソロで出かけました。
いつものコースには秋の花がたくさん咲き、薄も穂を出し、草原ではコオロギや鈴虫が鳴き、季節は秋に移っていました。葛と萩がそこかしに咲き、甘い香りがたちこめ、たくさんの蜜蜂が仕事中、羽音が基底音のようにブーンと響いていました。
湿原のサギソウを双眼鏡で見ると、ほんとに飛んでいるようではありませんか、ツリフネソウの花の形は面白く、サワギキョウの深い紫は美しかったです。当たり前ですが、遠い花のスマホ撮影の限界も痛感しました。
メマツヨイグサ、ボタンヅル、ハバヤマボクチ、ヤマジノホトトギス、カエデドコロ、ノアズキ、ミシマサイコ、ハスノハカズラ、オミナエシ、オトコエシ、サイヨウシャジン、ヤブマオ、ノグルミ、ヌルデ、クリ、皆さんと行く時はすぐに名前がわかりますが、今回は撮ったこれらの写真と本やHPの写真を見比べて、長い時間名前さがしをしました。せめて記憶に留めたいところです。
皆さんと行く観察会、探鳥会がどんなに楽しく、充実しているかをしみじみ感じる時間でもありました。また再開をたのしみに少し勉強します。

(2021-09-01掲載)

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