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 古城英彦

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京築の生き物たちvol.4

古城英彦 2018-09,10,11

今回は9月〜11月にかけて、京築地区で撮影した生き物たちです。
9月は28日の午後から築上町の豊前海岸へカモや蝶、トンボなどを撮影に行き、渡って来たばかりのヒドリガモ、ハシビロガモ、コガモ、旅鳥のシマアジなどのカモ類を撮影しました。シマアジは旅鳥なので渡りの途中に立ち寄っただけですが、他のカモ類は冬鳥。『だけど、この時期は、まだ定着はせず、南へ渡って行く途中なのかなぁ』なんて思って観察しています。それに、♂はまだエクリプス、ほぼ♀と同色、♀との区別がつけにくい時期でもあります。また、帰り道に寄り道した場所で、何とサプライズがありました。それは、『カトリヤンマの♂』が知らない内に車に乗り込んでいました。あまり逃げず、私にも止まってきたので『弱っているのかなぁ〜』と思い、写真を撮った後に外へ出したところ、元気に飛んで行きました。それにしても、普段は写真を撮る事が難しいヤンマ類。本当に“吃驚!!そして、嬉しい出来事”でした。
10月は26日に築上町の窯跡公園と行橋市の長井地区の里山や海岸へ行きました。窯跡公園では、ヒメアカネ、マユタテアカネ、コノシメトンボなどの赤トンボを中心に昆虫類を撮りました。その中でも、体長が6〜8mmの小さなホソヒメヒラタアブと言う九州にしか生息していない珍しいハナアブが撮れたのは良い出来事でした。また、長井地区の里山では、オシドリやヒメアカネなどを撮った後、海岸へ出て干潟を眺めて見ました。干潟にはセグロカモメ、タイミルセグロカモメやウミネコ、カラスなどが数羽いる程度で全体的には淋しい状況でした。それでも、私の好きなシロチドリが2回ほど現れてくれた事が嬉しい出来事でした。
11月は23日に9月に続き、豊前海岸へ行きました。冬季の豊前海岸は来春まで野山の小鳥類や水辺の鳥達が楽しめる、とても良い場所です。最初は砂浜で休んでいるシロチドリやハマシギを撮った後、後背林でタイリクアカネやリスアカネなどの赤トンボを撮りました。また、林道を歩いているとイタチが前を横切り草むらの中へ入り込みましたので松に隠れて待ち、出て来たところをバッチリ撮る事が出来ました。初撮りで、とても嬉しかったです。また、北側の湿地池ではコガモの群れと一緒にトモエガモがいました。♂はまだエクリプスのようでした。そして、この日の締めくくりにミヤマホオジロとアオジのホオジロ類のショットが撮れた事が“とてもラッキー”でした。また、最後に少し余談になりますが、この豊前海岸はタイリクアカネの個体数が非常に多い場所です。他の場所では1頭か2頭見れれば良い方なのですが、20頭ぐらい確認しました。北側にある湿地池や林内にある小池などの環境が余程適しているのでしょう。

※タイミルセグロカモメは『セグロカモメとホイグリンカモメの混雑種』として扱われています。
※タイリクアカネは国内では局地的な地域にしか生息地がないのですが、関西や九州の海よりに近い場所には比較的生息地があり観察例も多いようです。特に福岡県は観察される場所、及び個体数が多いようです。また、アキアカネとの見分けは非常に困難なのですが、翅の基部が黄色味が強い事(アキアカネの翅は全体が透明)や横胸の第1黒状線がアキアカネより短く小さい事、アキアカネは腹部にしか赤味を帯びない事などで識別できます。

(2018-11-28掲載)

白野江植物公園・2018秋

古城英彦 2018-11-02

11月2日、父親の付き添いで門司方面へ行く事があり、短時間ですが時間をとる事が出来ましたので、約5年ぶりぐらいに白野江植物公園へ行ってみました。
公園内に入り、暫く歩くと早速ジョウビタキ♂のお出迎え。それに、花の谷の奥にアサギマダラが数頭舞っているのが見えたので撮影に行きました。アサギマダラは栄養補給に一生懸命で警戒心が薄く、至近距離で簡単に撮る事が出来ました。また、この場所の近くからミヤマホオジロが5羽ほど飛び立ちました。その内の♂1羽を何とか撮る事が出来ました。その後、4種類のシジミチョウやマユタテアカネ、リスアカネなどの赤トンボを撮影して、白野江植物公園を後にしました。
今回、久しぶりに白野江を訪ねて、アサギマダラやクロマダラソテツシジミなどの蝶が撮影出来た事はとても良かったです。ただ、時期的に少し遅かったのか、前回(5年ぐらい前の10月上旬)行った時に観察出来たネキトンボの姿がなかったのが少し残念でした。来秋に持ち越しです。

※4種類のシジミチョウの内のクロマダラソテツシジミは本来は南国の蝶で国内では迷蝶となっています。ところが、1990年代から沖縄などの南西諸島で次々に発見され、定着している地域もあるそうです。本土でも極局地的ですが、見られる地域があります。しかし、その原因はこの蝶の名前の由来からもわかるように幼虫の食性が「ソテツの葉」なのです。ですので、本土での発見は『ソテツと一緒に入って来ているのではないか』と言われいます。白野江は前回(5年ぐらい前)行った時も数頭いましたので定着しているのかも知れません。
※蝶の数を頭(とう)で表現したのは何かの昆虫雑誌を見た時、そのように表現されていたからです。トンボは以前から知っていましたが、蝶の数も頭で表現される事はこの時知りました。(昆虫の世界はあまり詳しくはないのですが、もしかしたら正式には全部かも???)

(2018-11-07掲載)

2018年夏・トンボ観察記

古城英彦 2018-07-20

7月20日、夏真っ盛りの暑い日でしたが、久しぶりに時間が取れたので大分県中津市にある溜池と福岡県築上町の岩丸地区へトンボ撮影に出かけました。
中津市にある溜池では、キイトトンボやベニイトトンボのイトトンボ類、マイコアカネ、アオビタイトンボ、チョウトンボのトンボ類などなど、たくさんのトンボ達を撮影しました。
また、築上町の岩丸地区には時期的には『もう少し遅いかも!!』と思いつつも、ムカシヤンマ狙いで行きました。幸いにもムカシヤンマには一頭出会ったのですが残念ながら撮影前に逃げられてしまいました。その後も姿を見る事ができず残念でした。その代わりに同じ大型のトンボ、オオヤマトンボやタイワンウチワヤンマ、コオニヤンマなどが撮れたので、一応『OK』としました。それと、近年アキアカネ同様に数が激減し、見る機会が少なくなった赤トンボ、ナツアカネを初撮りする事ができた事もとても良い出来事でした。因みに今回残念ながら撮影できなかったムカシヤンマ、今年5月25日に行った時には撮影できましたので、同日同場所で撮影したヤマサナエと一緒に〈番外編〉として載せてみました。

(2018-07-26掲載)

京築の生き物たちvol.3

古城英彦 2018-03,04

今回は3月、4月に撮影した生き物たちです。
3月は豊前市にある天地山公園でシロハラやアトリなどの冬鳥や久しぶりに間近で見る事が出来たリュウキュウサンショウクイなどを撮影しました。ただ、リュウキュウサンショウクイは逆光気味だった為、あまり良い写真にはなりませんでした。それが残念!!でした。また、行橋市の津留地区では渡って来たばかりのコチドリと、この場所の住人になったケリなどのチドリ類を撮影しました。
4月は吉富町の佐井川河口で春の渡りのシギ・チドリ類や、築上町の岩丸川で春のトンボ類などを撮影しました。
佐井川河口では、チュウシャクシギの群れやムナグロ、キョウジョシギなどのシギ・チドリ類を満喫する事が出来ました。また、岩丸川では上流から中流を探索し、春のカワトンボ類やサナエトンボ類などを撮影しました。それと、次にカワトンボ類のアサヒナカワトンボとニホンカワトンボの識別点を幾つか簡単に述べておきました。
@ニホンカワトンボの方がアサヒナカワトンボより翅の色が濃い。A♂成熟個体はニホンカワトンボは頭が白くなるが、アサヒナカワトンボ♂は白くならない。Bニホンカワトンボの方が翅先の斑紋の幅が長い。C見た目にもニホンカワトンボの方が一回り大きい。D生息環境が違う。アサヒナカワトンボは上流域の比較的木々に囲まれた空間に棲んでおり、ニホンカワトンボは中流域の開けた空間に棲んでいる。

(2018-05-02掲載)

京築の生き物たちvol.2

古城英彦 2018-01,02

今回は1月、2月に撮影した生き物たちです。ですが、この時期は鳥以外の生き物はあまり目立ちません。そう言う訳で、今回は鳥だけになりました。
1月は年頭にノスリ。中旬は今川河口で今川の顔になったクロツラヘラサギやヘラサギ。それに、可愛いトモエガモの♀。下旬には祓川で久しぶりにヤマセミなどなど、たくさん水辺の鳥達を撮りました。
また、2月は豊前海岸で、アオアシシギやイソシギのシギ類やヨシガモやウミアイサのカモ類。林の中でシロハラなどの冬鳥を撮りました。いずれも常連さん達ばかりですが、近年、鳥たちが減って来ている事を思えば、とても楽しい出会いばかりでした。

(2018-03-03掲載)

京築の生き物たちvol.1

古城英彦 2017-11,12

今回から私の地元(行橋市出身)を含めた京築地区(行橋市・豊前市・苅田町・みやこ町・築上町・吉富町・上毛町)の生き物シリーズを始めました。第一弾は昨年の11月と12月に撮影した生き物たちです。
11月は17日に築上町の豊前海岸に行き、アカハラやミヤマホオジロなどの小鳥類や水辺の鳥などを撮影しました。この中でも、アカハラが開けた環境の林道に出ていたのには少し感激しました。シロハラはよく見かけるのですが、アカハラはあまり開けた場所では見られないので、とても“ラッキー”と思いました。また、時期的に終盤を迎えた蝶やトンボなどが撮れた事もとても良かったです。
12月は8日と22日に出掛けました。8日は行橋市内のフィールドへ行き、ケリや冬の訪問者クサシギやタヒバリ、それにオオカワラヒワの大群衆を撮影しました。また、別のフィールドでは、昨年1月に見たチョウゲンボウの亜種チョウセンチョウゲンボウ♀の幼鳥が凛々しくなって帰って来てくれた所(多分、そうだと思っている)を撮影したり、12月に入っても、まだ見れたヒメアカネ(見れて嬉しい赤トンボ)などを撮りました。
22日は行橋市内にある矢留貯水池へ行きました。ここでは、カモの中でも人気のオシドリやトモエガモ、ヨシガモなどのカモ類を楽しむ事が出来ました。中でもトモエガモは日本には渡来数が少ないカモで、九州では特に少なく重宝がられるカモです。また、以前は50羽以上渡来していたヨシガモが近年急激に減少しはじめ、この日も♂1羽、♀2羽しか観察されず、非常に淋しくなった事を感じました。今後、どうなって行くかが心配です。
※チョウセンチョウゲンボウ♀は頭や背中の色の薄さや斑の密度の高さ、及び胸から腹部の縦斑の細かさ等から判断しました。

(2018-01-25掲載)

頓田貯水池観察記

古城英彦 2017-11-25

11月25日に北九州市若松区の頓田貯水池へ観察に行きました。数年ぶり、実に久しぶりの訪問です。
貯水池では、常連のキンクロハジロ、ホシハジロのカモ類やカンムリカイツブリ。それに、頓田の顔??になりつつあるコブハクチョウなどの水鳥を撮影しました。また、小鳥類の姿はあまり見れず、収穫は少なかったのですが、樹木に囲まれた頓田貯水池では見る機会が中々ないセッカが「桜の小枝に止まっていた」と言う少し珍しい光景に出会いました。普段、あまり気にも留めていない鳥でも、思わぬ場所で出会うと「何となく、得した気持ち」になります。
また、頓田貯水池観察後は20年ぶりぐらいになると思いますが、グリーンパーク内に入り、池にいたオシドリを撮影。そして、バラ園や熱帯生態園などに行き、生き物たち(ワライカワセミ、オオゴマダラ etc.)を撮影して廻りました。

(2017-12-06掲載)

Dragonflies-Ⅲ

古城英彦 2017-09-08,10-08

今回は9月上旬と10月上旬に秋に現れるトンボ(Dragonfly,-flies)たちを中心に撮影しました。
秋と言えば、赤トンボ類とアオイトトンボ類が主になります。
普通、『赤トンボ』と言えば、トンボ科アカネ属のトンボ類を指します。代表的な種類には童謡『赤とんぼ』で歌われているアキアカネがいます。しかしながら、このアキアカネ、近年減少が著しく、豊前海沿線では殆ど見る事が出来ません。そう言う訳で残念ながら、今回は撮れていません。それでも、比較的普通に見られるマユタテアカネやノシメトンボ。珍しい種類になるヒメアカネ、マイコアカネなどのアカネ属の赤トンボ類を撮りました。また、全国的に分布域がかなり局地的で絶滅危惧TB類になっているオオキトンボと言う貴重なトンボも撮りました。このトンボはアカネ属のトンボですが、赤くはならず、全身がオレンジ色をした赤トンボです。
また、その他にはアカネ属同様、秋を代表するトンボ類のひとつであるアオイトトンボや貴重なコバネアオイトトンボ(絶滅危惧TB類)などのアオイトトンボ類を撮りました。
それでは、今回撮影した個性豊かな14種類のトンボたちをご覧ください。

因みに日本で見られるトンボは203種類。この内の51種類(25%)が日本固有種となります。一般的に言われている『赤トンボ』とは、分類学的にはトンボ科アカネ属のトンボの総称です。ですので、『赤トンボ』と言う種類のトンボはいません。また、ショウジョウトンボやハッチョウトンボのようにアカネ属以外の赤いトンボは通常は『赤トンボ』とは言わないようです。敢えて言うなら、『赤いトンボ』とでも表現すべきでしょうか。

中津干潟・野鳥情報2017-09-08

古城英彦 2017-09-08

9月8日の中津干潟探鳥会での観察種の中から、シギ・チドリの分だけ報告させて頂きました。また、県外と言う事もあって、メッシュコードがわかりませんので入れていません。

◎鳥情報

  • 観察日:2017-09-08
  • 観察場所:大分県中津市・中津干潟
  • 観察者:古城英彦
  • 観察種(19種):ダイゼン50・コチドリ5・ハリオシギ1・チュウジシギ5・タシギ10・オオソリハシシギ5・チュウシャクシギ10・アオアシシギ1・タカブシギ15・キアシシギ20・ソリハシシギ1・イソシギ1・キョウジョシギ5・オバシギ10・トウネン10・ヒバリシギ3・ウズラシギ1・サルハマシギ1・ハマシギ20
  • 備考:大分県中津市・中津海岸「中津干潟探鳥会」。但し、ハリオシギだけは終了解散後に自宅の写真確認でわかった種類。
  • 参考文献:平凡社『決定版 日本の野鳥650』、(公財)日本野鳥の会『フィールドガイド 日本の野鳥』、文一総合出版社『♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』

2017年筑豊支部野鳥展にて

古城英彦 2017-08-11,19

宮若市の若宮コミュニティーセンターで開催されている『日本野鳥の会筑豊支部2017年野鳥展〜里山の野鳥たち(8月1日〜31日迄開催)』、自身の写真が2点展示されていると言う事もあって、11日と19日に当番を受けました。展示会などの担当は初体験なので、最初は少し戸惑いを感じましたが、『気楽に応対すればいいや』と思い、気軽に迎えるようにしました。
それと、11日は会場からの帰りに千石峡で、19日は会場に向かう途中に市街地の傍を流れる八木山川で、トンボや蝶を撮影しました。その分も一緒に載せました。
最後に、今回展示会の当番と言う事を初めて経験しました。最初は少し戸惑いがあったものの、気楽に対応できたように思えます。また、19日はテレビや新聞で報道された影響もあってか??11日より来場者の方は幾分多く、2、3名の方、及び、ご夫婦で来られた一組の方などはかなり関心があるような感じでした。また、この日はセンター内で練習をしていた地元の子ども合唱団の子供たちと父兄の方々が練習終了後に皆で見てくれました。とても喜ばしい出来事でした。

Dragonflies-Ⅱ

古城英彦 2017-06-09, 07-14

今回は、6月上旬と7月中旬に夏のトンボ(Dragonfly,-flies)たちを中心に撮影しました。
まず、6月上旬に撮影した中で注目するのは、何と言っても日本固有のムカシヤンマでしょう。このトンボは生態的特徴が『恐竜時代のジュラ紀に生息していた一群のトンボの特徴を持っている』と言われています。また、生息地域も本州と九州の山地の限れた環境にしか生息していません。その為、世界的にみても貴重なトンボと言う事が言えます。
また、7月中旬に撮影した中での注目種はアオビタイトンボでしょう。このトンボは、1980年頃ぐらい迄は国内での生息地域は南北の大東島だけでした。ところが、1980年代に入ると、南西諸島に分布を拡大し、その後、北へどんどん分布を広げて行き、今ではまだ極局地的ですが山口県の一部まで生息しています。九州でも生息地は、まだ極めて局地的なのですが、北九州市若松区にある響灘ビオトープや大分県中津市にある池では夏期は確実に見られます。「これも温暖化の影響かも!!」と思うとチョット複雑な気持ちになるところです。また、この時期は他にもキイトトンボ、ベニイトトンボのイトトンボ類や美しいチョウトンボ、赤色が鮮やかなショウジョウトンボ、それに出始めたばかりのアカネ属の赤トンボたちなどなど、目を惹くトンボが沢山出てきています。
それでは、今回撮影した個性豊かな24種類のトンボたちをご覧ください。
※因みに日本で見られるトンボは203種類。この内の51種類(25%)が日本固有種となります。また、1980年以降、温暖化の影響??か、タイワンウチワヤンマ、アオビタイトンボ、ベニトンボの3種類の北上が伝えられています。

Dragonflies-Ⅰ

古城英彦 2017-05-04,12,26

5月、春〜夏に向かって行く中、この時期に現れるトンボ(Dragonfly,-flies)たちを中心に撮影しました。
この時期に現れるトンボは、絶滅危惧ⅠA類のベッコウトンボをはじめ、日本固有のサナエトンボ類などが主になります。他にもカワトンボやイトトンボ類など、色々な種類が見れて、とても面白いです。中でも日本固有のサナエトンボ類は、どれもよく似ており、識別するには一苦労です。それでも、識別ポイントさえしっかり認識しておけば、とても楽しめるトンボたちです。
それでは、今回撮影した個性豊かなトンボたち18種類をご覧ください。

※2012年に最新のDNA鑑定や生態調査などでトンボの分類系統が見直されました。それによって、以前ニシカワトンボ、ヒウラカワトンボと呼ばれていたものが『アサヒナカワトンボ』と改名。ヒガシカワトンボ、オオカワトンボと呼ばれていたものが『ニホンカワトンボ』と改名されました。九州で見られるのは『旧名ニシカワトンボ→改名後アサヒナカワトンボ』、『旧名オオカワトンボ→改名後ニホンカワトンボ』となります。また、シオヤトンボも亜種だったタイワンシオヤトンボとは別種に区分され、日本固有種になりました。因みに日本で見られるトンボは203種類。この内の51種類(25%)が日本固有種となります。

春の曽根海岸Ⅰ

古城英彦 2017-03-24, 04-14

早春の3月24日と渡りが本格化する時期の4月14日に曽根(北九州市小倉南区)に足を運んでみました。
まず、3月24日は今季初の曽根訪問となり、ダイシャクシギやズグロカモメ、ツクシガモなどの冬季いつも見れる顔ぶれと、オオソリハシシギやハシビロガモなどを観察撮影しました。また、この日は特に目立った鳥は居ませんでしたが、久しぶりの曽根探鳥を十分満喫出来たと思います。
それと、4月14日は午後から曽根に行きました。潮は遥かに引いていて、シギ・チはかなり遠かったのですが、何とか工夫をし、写真を撮る事が出来ました。アオアシシギ、ダイゼン、オバシギ、オオソリハシシギなどがいましたが、中でもハマシギの群れと行動を共にしていた12羽ほどのコオバシギには感激しました。実に久しぶりの出会いでした。また、後背地の水田横の草むらでチュウジシギを撮影する事が出来ました(チュウジシギとした根拠は嘴がタシギにしては短く、且つ、目の前の眉斑が広かった。また、全体的に体色が濃いく、翼を広げた時に白線が見えなかった事など。)。それにしても、この日は渡りが本格的になってきたと言う事を実感し、たいへん満足が出来た半日でした。やっぱり、この時期の曽根は最高!!です。

チョウセンチョウゲンボウ観察記

古城英彦 2017-01-01

昨年大晦日の夜、知人のSさんより「今日、今川河口にサカツラガンが2羽入った。」と電話が入りました。「サカツラガン」と言えば、鳥見暦20年にして、未だお目にかかれていない珍鳥!!『この機会を逃しては』と思い、翌1月1日元旦にもかかわらず、早速、朝行ってみました。ところが探せど、探せど、その姿は見当たらず、残念でしたが諦めて帰路へと着きました。しかし、あまりにも悔しいので、もしかしたらと思い、昨年「ケアシノスリ」を見た場所、市内の津留地区へ行きました。
ケアシノスリはいませんでしたが、一本の木に止まっていた「チョウゲンボウの♀」が飛び立ち電柱に止まりました。しかし、『このチョウゲンボウ、何かちょっと違うな』と思い、じっくりと観察開始。『お腹の縦斑が非常に細くて細い。それに、中央部が点斑になっている。また、頭から背中にかけても色が淡い(何となくピンクぽっく見える)。雨覆いの黒斑もチョウゲンボウ♀に比べると小さくて密度が高い。』と言う事で図鑑などで調べた結果、「チョウセンチョウゲンボウ♀の幼鳥」である事が判明しました。
「チョウセンチョウゲンボウ」と言えば、少数が冬鳥として大陸から渡来している「チョウゲンボウの亜種」とされています。しかしながら、観察頻度は少なく、私は初めて見る種類でしたので、写真をバチバチ撮りまくりました。それと、同地で「ムネアカタヒバリの冬羽(初撮影)」まで見る事が出来ました。ムネアカタヒバリも春と秋に西日本中心に少数が観察される程度の旅鳥です。九州以南では越冬個体もいるそうですが、さらに少なく珍しい種類と言っても良いでしょう。ですので、サカツラガンは見られなかったものの、『こいつぁ、正月から縁起が良いや!!』で大満足で家に帰りました。 尚、今回、正月元旦から運よく珍鳥2種類を見る事が出来、酉年好発進の年となりましたが、現地での問題発生を防ぐ為、報告を遅らさせて頂いた事を御詫び致します。

出水鳥見旅

古城英彦 2017-01-04

正月3ヶ日を終えた1月4日、4シーズンぶりに出水へ足を運びした。当日の天気は青空広がる晴れ、ポカポカ陽気で最高でした!!
この日は知人のOさんの車で出水、高江(川内市)を廻る日程でしたが、日帰りの強行日程だった為、ゆっくりと観察出来ず、アボセットやキガシラセキレイ、アカツクシガモなどの珍鳥情報は得ていたものの、探す事ができず残念でした。
それでも、クロヅルを除くツル類は飛翔を含めバッチリ撮れました。中でも少ないカナダヅルは十分過ぎる程撮れましたし、タゲリやミサゴもこれまでにない程良く撮れ、その上、ヘラサギの10羽程度の群れや中に入っていたクロツラヘラサギなども撮れて、とても大満足の探鳥でした。
最後に、やはり4シーズンぶりに行った出水は本当に良かったです。今回はゆっくり観察して廻れなかったのですが、また幾度となく足を運んでみようと思っています。
次に、この日確認した鳥をあげておきます。

ツクシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、カナダヅル、マナヅル、ナベヅル、オオバン、タゲリ、タシギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、チョウゲンボウ、モズ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ホシムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムネアカタヒバリ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ(44種)
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