2010年〜2012年 2013年〜2014年 2015年〜2016年 2017年〜2019年 2020年〜2024年
【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時重ね表示・ドラッグで移動可能、スペースまたは矢印キーで連続閲覧
古城英彦 2024-09-06
9月6日、秋の渡り観察の為に曽根(北九州市小倉南区)を訪れました。しかしながら、この日は午後から私用がある為、午前中に短時間観察をする予定で廻りました。
また、この日は潮の時間帯も午前中はよくなかった為、干潟観察は諦め、後背地の水田、及び休耕田を観察しましたが、日照りが続いた為、殆どの田圃には水がなく、何とか一箇所でコチドリ、トウネン、ヒバリシギなどの小型種が観察出来ただけでした。コチドリ、トウネンは近くにいたので、良い写真が撮れましたが、ヒバリシギは遠くにいた為、あまり良い写真は撮れませんでしたが、何とか証拠写真程度は撮れたように思えます。
シギ・チドリ以外には、冬羽になったアマサギなどのサギ類を撮りました。
(2024-09-12掲載)
古城英彦 2024-07-26
梅雨明け後の7月26日、昨年の夏にH氏によってハネビロトンボが観察された福智町の蟹ヶ迫池を訪れてみました。
この池は、「トンボの池」と言っても良いほど、トンボが沢山見られる場所です。その中でも魅力は何と言っても、他の場所ではあまり見られないハネビロトンボ。このトンボは南方系のトンボで、飛翔能力が強く、9月〜10月にかけて日本各地に飛来はしているものの、確実に見られるトンボではありませんでした。ところが近年、温暖化の影響か?? 福岡県内、及び九州各地で良く観察されるようになりました。特に6月にH氏と、この池を訪れた時には繁殖行動(交尾産卵)も観察できました。また、この池はハネビロトンボの他に同じく南方系のベニトンボも観察でき、両種が同じ場所で見られる所として、とても貴重な場所だと思っています。この場所の環境変化がない事をひたすら願うばかりです。
次にこの日、観察できたトンボは、ギンヤンマ、チョウトンボ、ノシメトンボ、ハネビロトンボ、コシアキトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、ベニトンボ、シオカラトンボの10種類でした。
また、1時間少し程の短時間の観察で終わらせましたが、それにしても、近年の暑さは普通じゃ〜ない。もう、汗ダクダクの観察となりました。それでも、ウスバキトンボの群れやハネビロトンボなどのトンボ達は飛び回り、トンボ達にとっては夏が本番で元気のようでした!!
(2024-08-01掲載)
古城英彦 2024-05-04
5月4日、久しぶりに築上町の椎田干拓へ行きました。理由は、渡りの時期は、この場所はよく珍鳥が現れる事があるので、そう言う期待を込めて訪れてみました。
この日も、アグリパーク近くにある低い草が生えている草地で、ヒバリに似た鳥を見つけました。でも直ぐに、その鳥がヒバリでない事が解りました。
理由は、
@体が細長く、尾も足も長い。
A胸の斑紋や背中の模様もヒバリとは違う。
と言う事からです。
そして、暫く観察しながら、考察していたら、この鳥が驚くべき鳥である事に気付きました。この鳥は「コマミジロタヒバリ」だったのです。「コマミジロタヒバリ」と言えば、春と秋の渡りの時期に、日本海側の離島や南西諸島などでしか見られない稀な旅鳥。もう、それと解った時は大興奮でした。(自身は27年ほど前に、一度、山口県の見島で見た事があるだけで、今回で2度目の観察となります。それもマイ・フィールドです!!)
また、コマミジロタヒバリと同定した理由は、
@前述しているようにヒバリと違った特徴がある事。
Aマミジロタヒバリにしては、嘴が短く、先が尖っている事や胸の縦斑が細かい事。
B肩羽根の雨覆に丸みがある事。
C「チィ、チィ」とか、「チィ」と言うような鋭い声で短く鳴いた事。
以上の事で判断しました。
最後に、今回1ヶ月以上報告を遅らさせて頂いたのは、「コマミジロタヒバリ」と言えば、「大珍鳥!!」。現地での混雑を避ける為に遅らさせて頂きました。何卒、ご理解の程を宜しくお願い致します。
(2024-06-20掲載)
古城英彦 2023-12-23
今年最後の探鳥として、12月23日に実に久しぶりとなる若松の響灘ビオトープへ行きました。理由としては、勿論、『オオハクチョウが来ている!!』と言う情報を入手したからです。
『オオハクチョウ』と言えば、日本への渡来地の南限は北陸地方辺りまで。それ以南では少なく、特に九州では稀と言ってもいい鳥。自身も過去に2回ほどしか見た事がない珍鳥なので、『この機会を逃しては!!』と思い、響灘ビオトープまで出掛けました。
また、同場所には日本には渡来数の少ないヘラサギが5羽ほど渡来しており、この日はオオハクチョウと一緒に楽しむ事が出来ました。
目出度し!!目出度し!!
(2023-12-26掲載)
古城英彦 2023-10-06
10月6日、大分県宇佐市の佐野古池で個人主催の秋のトンボ観察会を実施しました。
集合場所の道の駅なかつからトンボ観察会の佐野古池へ向かう途中、コシアカツバメの大群に遭遇。「200〜300羽」はいたでしょうか??凄い群れでした。近年、こんな「コシアカツバメ」の大群見た事なかったので圧巻でした。また、これだけの大群だから、もしかしたら、「ショウドウツバメ」が入っているかも知れないと思い、探しましたが生憎見つける事が出来ませんでした。殆どが、「コシアカツバメ」でした。
さて、本題の佐野古池でのトンボ観察は、アオイトトンボ、コバネアオイトトンボやチョウトンボ、マユタテアカネ。そして、期待のオオキトンボ、キトンボなど、たくさんのトンボ達が出迎えてくれました。また、私にとっては「オオキトンボ」が見れた事は勿論なのですが、近年めっきり見る機会が少なくなった「ナツアカネ」が見れた事が、この日の一番の収穫かな??と思いました。
また、佐野古池観察後の帰りには、築上町の豊前海岸に寄り道をし、カトリヤンマ、マユタテアカネ、マイコアカネ、シオカラトンボなどを観察して、帰路に就きました。
(2023-10-13掲載)
古城英彦 2023-08-18
夏が終わりに向かっている8月18日に、みやこ町長寿(いこい)の里公園でトンボ観察会を行いました。この観察会は、日本野鳥の会筑豊支部の公式行事で、野鳥会の行事としては少し異例の観察会となります。その観察会では、この日、一番の主役であるベニトンボ。また、飛んでばかりで、中々写真を撮らせてくれないオオヤマトンボなど、全部で8種類のトンボを観察しました。
また、長寿の里公園の観察会終了後には、この日の観察会に参加してくださったHさんに福智町神崎の池に案内して貰い、自身2度目となる珍しいハネビロトンボを十分に満喫、写真にバッチリ納める事が出来ました。案内してくださったHさんには本当に感謝しています。
それでは、その2カ所で観察したトンボのリストを次に揚げておきます。
1.京都郡みやこ町犀川古川・長寿(いこい)の里公園
ハグロトンボ、モノサシトンボ、タイワンウチワヤンマ、オオヤマトンボ、コシアキトンボ、ベニトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ 8種。
2.田川郡福智町神崎
ギンヤンマ、ハネビロトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、ベニトンボ、シオカラトンボ、イトトンボsp. 7種+不明1種。
最後に余談になりますが、20年ほど前までは盆(8月13日〜15日)を過ぎると涼しくなって来て、「秋を感じるようになってくる。」と言われていましたが、10数年前ぐらいから??地球温暖化の影響か??残暑が厳しくなり、夏の暑さが終わるのが9月中旬ぐらいになりました。その為、夏の終わりが遅くなったように思えます。
※お詫び:この度、長寿の里公園で観察した生き物で、間違いありました。それは、草に止まっていたヤゴ(トンボの幼虫)らしき生き物を『ヤゴ』と判断してしまった事です。後で調べ直してみた所、実は『ヤゴ』ではなく、バッタの仲間の『トゲヒシバッタ(ネットの検索結果)』である事が解りました。間違いがあった事を、この場を借りて、お詫び申し上げます。
(2023-08-24掲載)
古城英彦 2023-06-23
2年ぶりの6月訪問となった『るるパーク(旧名:大分農業文化公園からの改名)』。訪問の目的は勿論、まだ見た事のない憧れの『ハッチョウトンボ』です。ですので、到着後、足早に『ハッチョウトンボ』がいると言う場所へ行きましたが、今回も残念ながら空振りに終わりました。やはり、全長1.8cmと世界最小クラスのトンボなので、見つけるのは至難の業です。
それでも、この日はベニトンボ、ショウジョウトンボ、ベニイトトンボの朱色系のトンボやコオニヤンマ、チョウトンボなどのトンボ達には沢山出会い、『ハッチョウトンボ』に`フラれた'分を十二分に補ってくれました。ホント、トンボ好きにとっては、とても嬉しい`happy day'となりました。
最後に、今回観察したトンボは、 モノサシトンボ、シオカラトンボ、ベニトンボ、クロイトトンボ、コオニヤンマ、コフキトンボ、コシアキトンボ、キイトトンボ、ハラビロトンボ、ウスバキトンボ、チョウトンボ、ショウジョウトンボ、ベニイトトンボ、ハグロトンボ 14種類。
(2023-06-29掲載)
古城英彦 2023-05-04
今の時期は春の渡り(鳥)の真っ只中なのですが、今回は趣旨を変え、春のトンボ観察を目的とし、中津市の野依新池や宇佐市の植野池、そして、耶馬溪へ行きました。
最初の野依新池では、春ならではのトンボ、ベッコウトンボやオグマサナエ、タベサナエのサナエトンボ類やシオヤトンボ、ヨツボシトンボなどの多くのトンボ類を観察しました。また、植野池では、フタスジサナエやオオヤマトンボなどのトンボ類を観察しました。しかしながら、一つ残念だったのが、念願だった春を代表するヤンマ、サラサヤンマを初めて見る事が出来たのですが、飛翔個体だった為??せっかく撮った写真が、ほぼシルエット状態だった事、自分の撮影技術の未熟さを改めて思いしらされる事となりました。
また、耶馬溪では耶馬トピア横を流れる跡田川やその周辺で、アサヒナカワトンボやミヤマカワトンボのカワトンボ類。そして、この日、予期せぬプレゼントを頂いたムカシヤンマ(ホント、この日一番の収穫でした。)などを観察し、この日のトンボ観察を終了しました。
※今回観察した春ならではのトンボたち(観察出来る時期4月〜6月)。
ベッコウトンボ(絶滅危惧TA類)、ヨツボシトンボ、オグマサナエ(日本固有種、準絶危惧種)、タベサナエ(準絶滅危惧種)、シオヤトンボ(日本固有種)、サラサヤンマ(日本最少のヤンマ)、フタスジサナエ(日本固有種、準絶滅危惧種)、アサヒナカワトンボ(日本固有種)、ムカシヤンマ(日本固有種) 以上、観察順。
(2023-05-10掲載)
古城英彦 2023-02-17
2月17日、久しぶりに築上町の浜の宮海岸に野鳥観察に行きました。 この日は、時間的に余り余裕がなかったので、足早に松林のコースだけを探鳥しました。松林コースでは、ミヤマホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジなどのホオジロ類が、たくさん観察出来ましたが、残念ながらカシラダカ、アオジは写真は撮れませんでした。それでも、この日はクロジ2羽が大サービスで林道の比較的明るい場所で、採餌に夢中、ゆっくりと撮影させてくれました。クロジは、あまり明るい場所へは出てこないので、『こんな光景もあるんだなあ』と思い、とても得した気持ちになりました。また、シロハラも大サービスをしてくれました。
(2023-02-22掲載)
古城英彦 2023-01-04
2023年卯年、最初の探鳥は、知り合いのIさんをお誘いし、4日に曽根海岸やみやこ町の祓川などへ探鳥に行きました。
最初に行った曽根海岸では、ちょうど潮の状況がよく、干潟が出始めていたので干潟を観察し、曽根の御三家(ツクシガモ、ダイシャクシギ、スグロカモメ)やクロツラヘラサギなどを観察しました。また、それ以外では、この時期に見る事がない筈のチュウシャクシギが1羽だけでしたがいたので、少し得した気持ちになりました。
また、曽根海岸観察後は、みやこ町の祓川で「ヤマセミ」を探してみましたが残念ながら、この日は空振りに終わりました。その後、行橋市の今川河口へ行き、クロツラヘラサギやヘラサギ、多くのカモ達を観察し、この日の観察会を終了しました。
(2023-01-12掲載)
古城英彦 2022-10-08
10月8日、トンボ観察仲間のHさん、Mさんとで、今年2回目のトンボ観察会を行いました。時期的には秋と言う事で、トンボの種数、個体数ともに少なくなるので、主目的は『赤とんぼ(トンボ科アカネ属)』の観察会としました。
一番最初は、宇佐市にある佐野古池に行きました。この場所の目玉は、何と言っても『オオキトンボ』。このオオキトンボは環境省のレッドデータブックの絶滅危惧TB類に掲げられており、国内の生息地は局地的にしかなく、特に九州では確実に観察できる場所は点在する程しかありません。この宇佐市の佐野古池も限られた生息地の一つです。とても貴重な場所で、『大切に保護していかなければいけない』と思う場所です。また、オオキトンボ以外のトンボでは、マイコアカネ、キトンボのアカネ属の赤とんぼや、アオイトトンボ、コバネアオイトトンボやアオモンイトトンボなどのイトトンボを観察する事が出来て、いつもの事ながら楽しい観察会が出来ました。
そして、昼食後に八面山の麓にある名もない小さな池で、リスアカネやネキトンボ。また、帰りに築上町の豊前海岸に寄り道をし、コノシメトンボやタイリクアカネなどを観察しました。イヤ〜、鳥も良いけど、トンボも改めて良い事を感じますよね!!
(2022-10-13掲載)
古城英彦 2022-09-07
夏の終わりに体調を崩してしまい、中期療養を取る事になってしまいました。回復後は、『暫くは観察会は控えよう』と思いましたが、ベニトンボだけは、どうしても、one seasonの間に一度は見たいトンボだったので、『気分転換の為、短時間だけ』と言う条件で、みやこ町の長寿の里公園へ行きました。
この時期、この場所の主役となるのがベニトンボです。♂は本当に綺麗です。しかしながら、ベニトンボ以外の他のトンボは少なく、タイワンウチワヤンマやハグロトンボなど、数種類しか観察出来ませんでした。それでも、ベニトンボが11頭(♂9頭、♀2頭)見れたから、結果O.K.としました。行った甲斐がありました。また、トンボ以外の虫では、久しぶりに秋ならではのバッタ類や少しrareなウスバカマカキリなどを撮りました。(余談になりますが、仮面ライダーの仮面のモデルはご承知の通り、バッタです。ホント、バッタの顔は仮面ライダーですよね!!)
(2022-09-13掲載)
古城英彦 2022-08-12
8月12日に観察会仲間のHさん、Mさん、私の三人で真夏のトンボ観察会を行いました。
まず、最初に大分県中津市の野依新池や宇佐市の植野池へ行き、トンボ観察をしました。この場所では、キイトトンボ、ベニイトトンボやコバネアオイトトンボのイトトンボ類やハラビロトンボ、アオビタイトンボ、リスアカネ、チョウトンボ、コオニヤンマなどなど、19種類ものトンボ類を確認しました。中でも面白かったのが、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、コオニヤンマの一カ所の場所争い。一本の枯れ草に止まっていたショウジョウトンボにチョウトンボ、コオニヤンマが何度も何度も果敢にアタックしましたが、ショウジョウトンボは、余程、その場所が『お気に入り』なのか、頑固として動かず譲らない。この遣り取りが、とても面白かったです。また、トンボ類以外にも蝶なども幾つか撮影しました。
そして、大分県のトンボ観察終了後は、みやこ町の長寿の里公園に行き、目的のベニトンボを探しましたが何故か、この日は1頭も見つからず、訪れた三人は残念な思いをしました。(もしかしたら、訪れた時期が少し早かったのかも??昨年、訪れた時期は8月末〜9月末だった。)それでも、ウチワヤンマやタイワンウチワヤンマ、コシアキトンボなどのトンボ類が観察出来ました。また、この日は雨模様の天気予報でしたが、見事に外れ、気温は高かったものの、曇り空で時折風が吹くなど、真夏にしては心地よい観察会が出来たように思えます
(2022-08-18掲載)
古城英彦 2022-05-20
今回、第5回目にして初めてCFB(筑豊フリーバードソン)に参加しました。以前から、何時かは参加してみたいとは思っていたのですが、個人的な事情で、中々時間が取れず、今回やっと参加する事が出来ました。
さて、結果の方は上記の通りですが、個人的にはアオバトやサンコウチョウが確認出来た事やキジの♂を実に久しぶりに見られた事が、『この日の収穫だったのかな!!』と思っています。また、今回はバードソンと言う事で、種数をあげた為、ムナグロやクロツラヘラサギ、キジの♂など数種類しか写真撮影はしていません。
(2022-05-26掲載)
古城英彦 2022-05-04
5月4日に久しぶりに大分県中津市の中津海岸へ春の渡りの観察へ行きました。
まず、最初は大新田の南側にある加茂神社周辺で、小鳥類を探したのですが、キビタキやセンダイムシクイの囀りや地鳴きは聞こえて来るものの、姿は確認出来ず、観察出来たのはカシラダカだけでした。(しかしながら直ぐ逃げられ、撮影には至りませんでした。)その代わりと言っては何なのですが、この日、撮影したトンボや蝶などを載せてみました。また、干潟の方はダイゼン、ハマシギ、キアシシギ、チュウシャクシギなどのお馴染みさんばかりでしたが、まだ残っていたズグロカモメやクロツラヘラサギなどがいて楽しませてくれました。それと、この中津干潟の後背地は湿り気のある休耕田があれば、チュウジシギが見れる確率がかなり高い所です。この日もポイントを絞って行ったところ、道寄りにいた為、車内からバッチリ撮れました。
また、中津から帰りに築上町の岩丸川上流にダビドサナエと言うトンボを狙って行きましたが、空振りに終わりました。そして、その帰り道、道路に小鳥がいて、危うく敷きそうになりました。心配だったので、車から降りてみると、まだ産毛の残っているホオジロの雛でした。掴まえて道路脇に移してやり、素早く写真を撮りました。それにしても、『この雛に何があったか、解らないが、せっかく生まれて来たのに、もう長くは生きられないな。』と思うと、何だか可哀想になったので記録として載せる事にしました。
最後に、この日は印象に残る出会いが幾つかありましたので、次にあげておきます。
(2022-05-14掲載)
古城英彦 2022-03-11
2022年3月11日、中間市の遠賀川にある中島へ行きました。
この場所には、今回初めて訪れたのですが、訪れた理由は『ツリスガラやカシラダカ、シベリアジュリンなどが見られる』と言う情報を得る事が出来たからです。到着後、何種類かの鳥を撮影しながら、『シベリアジュリン』がいると言う場所に着きました。しかしながら、探せど、其れらしき鳥影は全くありませんでした。また、別の場所でジュリン系の鳥を2回ほど観察したのですが、短時間だった為、『オオジュリンか?シベリアジュリンか?』の判断が出来ず、同定には至りませんでした。やはり、ある程度は予測はしていたものの、訪れた時期が少し遅かったようです。残念ですが、来シーズンに期待してみます。
一方、ツリスガラやカシラダカの方は確認出来たのですが、ツリスガラは声のみ、カシラダカは直ぐに逃げられたり、木陰や草陰で写真が撮れず、消化不良の日となりました。それでも、この日は自身にとっては、思いがけない鳥との出会いがありました。その鳥とは、『マミチャジナイ』です。私を知っている人は意外に思われるかも知れませんが、私は『マミチャジナイ』とは縁遠く、鳥見暦26年にして、見たのは今回で3回目なのです。ですから、『シベリアジュリン』等は撮影出来なかったのは、残念ですが、『マミチャジナイ』を撮影する事が出来たのが、この日の一番の収穫(喜び)でした。
(2022-03-17掲載)
古城英彦 2022-01-03,04
正月休みの3日と翌4日に、とてもビッグな2羽に会いに行きました。その2羽とは、タンチョウとコウノトリです。
まず、タンチョウは、昨年の暮れ30日に知人から『宇佐にタンチョウが来ている』と言う連絡が入り、翌31日大晦日に早速行きました。しかしながら、その日は午後から私用があった為、残念ながら途中離脱、出会うことが出来ませんでした。ですので、正月の3日にリベンジ。見事、リベンジを果たしました。それにしても、『タンチョウ』と言えば、『北海道に行かないと見れない鳥』と言うイメージがあり、あの有名な鶴の渡来地、鹿児島県出水ですら、何十年に1度くらいの割合でしか渡来しない稀な鳥です。(※北海道のタンチョウは殆ど移動しないので、多分、大陸から渡って来た迷鳥だと思います。) ですから、『まさか、こんな近隣』で見れるなんて思ってもいなかったので、大々感激をしてしまいました。これも、知人が教えてくれたからです。この知人には、本当に感謝しています。
また、コウノトリの方は、タンチョウ熱が冷め止まぬ、その日の夕刻、従兄弟から『自宅の近くの田圃にコウノトリが来てるよ』と電話が入り、『タンチョウの次はコウノトリか!!』。『正月から何と運が良いのだろう』勿論、このコウノトリは足輪付きなので、兵庫県豊岡市からの飛翔個体だとはわかっていましたが、翌日行って写真をバチバチ撮りました。それに、餌を横取りしようとしてか、ダイサギ2羽とアオサギ1羽が、いつも側に纏わり付いているのが面白かったです。
最後に、新年早々、タンチョウ、コウノトリと言う縁起の良い鳥に出会う事が出来、『もしかしたら、今年は良い年になるかも??』と言う思いをしています。
※今回、掲載を遅らさせて頂きました理由としては、タンチョウ、コウノトリと言う珍しい2種類の鳥だった為、現地で様々な諸問題を引き起こす可能性があった為、御報告を遅らさせて頂きました。何卒、御理解の程を宜しくお願い致します。
(2022-03-02掲載)
古城英彦 2021-12-26/2022-01-04
今回の正月休みは2週間程あった為、久しぶりに鳥見を楽しむ事が出来ました。
昨年の12月26日にみやこ町の祓川、行橋市の今川河口と簑島海岸へ行きました。この日は、この冬一番の寒波が押し寄せて来た日で、その性か、全体的に鳥の少ない日でした。それでも、最後に行った簑島海岸で、この付近一帯では見る機会が少ないホオジロガモを見る事が出来たのは良かったです。
また、1月3日には大分県の中津海岸と宇佐海岸に行きました。特に変わった鳥はいませんでしたが、シーズンの水鳥たちを楽しむ事が出来ました。
そして、翌4日には地元の池へ行きました。そうすると、ヘラサギが40羽余りいました。殆ど、クロツラヘラサギと思っていたのですが、何とヘラサギが22羽もいました。ヘラサギのこんな大群、初めて見たので、何だか、得した感じになりました。
(2022-01-08掲載)
古城英彦 2021-09-04
この秋は、私事の都合で9月だけの観察になりますが、秋の渡り鳥とトンボなどの昆虫を撮影しました。
まず、4日にお隣、大分県中津市の中津海岸と杵築市の大分農業文化公園へ行きました。中津海岸では、後背地の水田で、セイタカシギやコアオアシシギ、ヒバリシギなどが十分過ぎるほど撮影出来、大満足でした。また、大分農業文化公園では、『時期的には少し遅いかも知れない』と思っていたベニトンボをGET!!する事が出来ました。その他にも、ベニイトトンボやタイワンウチワヤンマなどが撮れ、この場所でも大満足となりました。
また、12日の昼過ぎに隣町のみやこ町犀川の長寿の里へ行く事を急に思いつき、出掛けました。理由は、知人H氏のブログから、この場所に「ベニトンボ」がいる事がわかったからです。現地へ行ってみると、何と“いるわ、いるわ"12、3頭程いました。それにしても、近隣の町に、こんなにいるとは思わなかったので、嬉しさもありましたが、このトンボについては温暖化の影響もありそうなので少し複雑な思いにもなりました。(※ベニトンボについては、『大分農業文化公園』で解説しているので、興味のある方は参照してみてください。)
そして、26日に午前中に行橋市天生田の古里自然癒しの里に行き、ウラナミシジミやヒメアカネなどの蝶やトンボを撮影した後、昼少し前に北九州市小倉南区の曽根海岸へ行きました。曽根の後背地ではオオジシギやセイタカシギ、干潟ではダイシャクシギやホウロクシギなど、シギ・チドリ類をたくさん撮影して、本当に楽しい一日を過ごしました。
最後に、今回、シギ・チドリ類の良さを改めて実感しました。それと、完全成熟したベニトンボ♂の美しさにも感激、シギ・チドリ共々トンボにも益々はまって行きそうです。それにしても、生き物“バンザーイ"です。
(2021-10-04掲載)
古城英彦 2021-06-18
6月18日に2年ぶりに大分県杵築市にある大分農業文化公園に行きました。理由は、この場所にあるトンボの池に日本最小のトンボ『ハッチョウトンボ(体長1.7〜2.1cm)』がいるからです。前回は見事に振られたので、今回はそのリベンジです。
18日は朝から雨が降っており、天気予報でも一日中、雨予想。この日の外出を諦めようかと思いましたが、大分県中部地方の降水確率が、あまり高くなかったので行く事にしました。現地に着くと小雨が降っていましたが、時折止んだりする時間帯もあった為、トンボの池へ行き、早速、ハッチョウトンボを探しました。しかしながら、この日も見つける事が出来ませんでした。やはり、個体が小さい為か、見つけるのは至難の業です。それでも、その他の場所で念願のベニトンボの♂を見つけたり、キイトトンボやハラビロトンボなども撮影する事が出来たので大満足で、とても良かったと思います。
また、大分農業文化公園観察後は、別府市の市街地にある公園へ行きました。そこで、ベニトンボとハラボソトンボの2種類が撮影出来ました。この2種類、南方系のトンボで、本土の方では観察しずらいトンボです(※印にて解説)。それと、この公園、野鳥たちが人慣れしているのか?距離が凄く近い。ですので、顔馴染みさん達でしたが久しぶりに撮影してみました。
また、この日は雨天の為か、トンボを始めとした昆虫類はあまり観察出来なかったのですが、ベニトンボとハラボソトンボの2ショットが撮影出来たので大満足の大分観察会となりました。
※大分農業文化公園のトンボの池は、ハッチョウトンボ保護区域なので、『立ち入り禁止』箇所です。むやみに立ち入らないようにして下さい。
※ベニトンボとハラボソトンボの解説。
(2021-06-26掲載)
古城英彦 2021-05-21
5月21日の5月下旬、もう初夏と言っても良い時期なので、『初夏の里山』を楽しもうと里山観察に出掛けました。この時期の観察目的はトンボや蝶を主目的とした昆虫観察。この日は、福岡県行橋市〜大分県宇佐市までの里山を観察をしました。
まず最初に行った天生田地区。実はこの日は、私が担当する自然観察会がある日でしたが、現在のコロナ禍の中で中止になりました。そこで、一人で気晴らしの為、行ってみました。現地に行くと、知人のT氏に出会いました。そこで、一緒に廻る事にし、テングチョウ、ルリシジミ、イシガケチョウの蝶やフタスジサナエやヤマサナエなどのトンボを撮影しました。
天生田観察後は、築上町の岩丸やお隣大分県中津市や宇佐市に行き、アサギマダラやカワトンボ類、イトトンボ類やアオビタイトンボ、オグマサナエ、ベッコウトンボなどのトンボ類をたくさん撮影し、T氏と別れました。
(2021-06-03掲載)
古城英彦 2021-03-31
3月末日、2月に続いて鳥見仲間のIさんと福岡へ行きました。今回は西区今津の瑞梅寺川です。
午前中は潮が悪い為(満潮11:22)、最初は川横の池を覗き、ツクシガモやクロツラヘラサギ、それに多くの水鳥たちを撮影しました。午前中、観察した後は干潟が出始めるまで時間があるので、糸島市の二見ヶ浦へ行き、そこで昼食兼撮影と一息つき、瑞梅寺川の方へ戻りました。
瑞梅寺川へ戻ると、少し出始めた部分にハマシギの大群とホウロクシギ4羽がいましたので、先ずは写真を撮りました。それに、干潟が広がり出してからも思う存分に撮影が出来たので、この日はとても良い日になりました。
最後に、2月の時は多少、消化不良気味のところがあったのですが、今回はIさんも満足してくださり、私個人としても約30年ぶりに行った二見ヶ浦。懐かしさもあって、満足のいける一日となりました。
(2021-04-06掲載)
古城英彦 2021-02-19
昨年12月に初めて訪れた福津市の探鳥地。今回は2月19日に鳥見仲間のIさんと二人で訪問しました。
最初に訪れた福津市の海岸では、12月に行った時にいたミヤコドリが見あたらず残念でした。また、田園地帯でもタヒバリ類が全く見れず、いるのはミヤマガラスの圧巻の群れだけでした。と言う事で、この場所をいち早く諦め、志賀島へ行く事にしました。
志賀島では、ヒメウやシロエリオオハムなどの海鳥を観察しましたが、ウ類以外は遙か彼方の沖合いにいた為、あまり良い写真は撮れませんでした。志賀島観察後は海の中道海浜公園へ行き、シオヤ瀬でクロガモなどを撮影し、この日の鳥見会を終了しました。
最後に、今回あまり良い状況で鳥が観察出来ず、お誘いしたIさんには、申し訳ない気持ちになったのですが、最後に訪れた海の中道海浜公園でクロガモが結構サービスしてくれたので、それで満足した形になりました。また、この日に観察した主な鳥は、
・福津市:ツクシガモ2、ミヤマガラス
・志賀島:オオハム、シロエリオオハム、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ3、ヒメウ1
・海の中道海浜公園:クロガモ3(♂1♀2)
(2021-03-02掲載)
古城英彦 2020-12-13
2020年最後の探鳥は、『以前から気になっていて、一度訪れてみたいと思っていた探鳥地』です。理由は、ある情報筋から『鳥相が豊かで楽しめそうな場所』だと思ったからです。そう言う訳で、今月13日に今年最後の探鳥として、この地を選びました。
この日は、九州自動車道の古賀I.C.を降りてから目的地に行く途中、この日の行動予定に入れていなかった海岸を覗いてみました。そうすると、ミヤコドリ3羽とモンゴルセグロカモメ1羽がいるではないですか!!これには、`感激'、『こんな事もあるんだ!!』と思い、幸先の良いスタートとなりました。
また、目的地では全体的には鳥は少なったのですが、ハチジョウツグミやムネアカタヒバリなど、珍しい鳥が撮影出来たので、まずまずの満足感はありました。ただ、ムネアカタヒバリの方は1カットしか撮影出来ず(しかもピンボケ)、とても残念な思いをしました。そこで、気持ちが沈まないように、『また何処かで出会う機会もあるだろう。その時は「リベンジ」しよう。』と気持ちを入れ換えました。また、漁港近くの砂浜にカモメ類が集結していて、その中に混じっていたタイミルセグロカモメなどを撮影して帰路につきました。
最後に、今回初めて訪れた場所だった為、土地勘がなく、右往左往した感があり、あまり多くの鳥は見れませんでしたが、なかなか良い場所だったので、今後も幾度となく、訪れてみようと思っています。
※(05)〜(08)のモンゴルセグロカモメは嘴が他のセグロカモメ類より長めで、下嘴の赤斑の上部が黒くなっています。前頭も他のセグロカモメ類より滑らかな傾向にあります。
※(21)〜(23)のタイミルセグロカモメは『セグロカモメとホイグリンカモメの交雑種』と言われています。嘴の赤斑がセグロカモメより大きく、上嘴にかかっている事もあります。背中の色はセグロカモメより少し濃い色をしています。
(2020-12-22掲載)
古城英彦 2020-09-11
今年の秋は、若松区の響灘ビオトープや小倉南区の曽根海岸など、北九州探鳥をしました。
9月は、11日に若松区の響灘ビオトープへ秋のシギ・チドリ類や赤トンボ類を狙い目に行ったのですが、お目当てのシギ・チドリ類はトウネンのみ、アカネ属の赤トンボ類に関しては全く出会う事が出来ませんでした。それに、この場所の主と言ってもいい、チュウヒは遠方を通り過ぎるだけで、散々な日でした。それでも、お馴染みさんの鳥やトンボなどを幾つか撮り、この日の散策を終えました。
10月は、2日と25日に曽根海岸へ行きました。
2日の日は、後背地の池に飛んで来てくれたセイタカシギ。それに、朽網川河口の防波堤で引き潮を待っていたダイゼン、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ。それに、少し珍しいコオバシギなどのシギ・チドリ類を撮影しました。
また、25日の日は、後背地でノビタキ、タゲリを至近距離でバッチリ撮影しました。しかしながら、干潟の方は潮が悪く、干潟が広がっており、ダイシャクシギやクロツラヘラサギは遥か遠くの波打ち際にいて、何とか解る程度の写真しか撮れませんでした。その他のシギ・チドリ類も干潟に散らばっており、満足のいける写真とはなりませんでしたが、『まずまずは楽しめたかな??』と思い、ある程度の満足感はありました。やはり、日本有数の探鳥地『曽根海岸』です。
※(44)〜(48)の亜種コシジロオオソリハシシギは、オオソリハシシギの亜種で、少数が旅鳥として渡来していると言われています。特徴は『亜種オオソリハシシギより体色が薄く、背中の下部が白く、斑模様がある。上尾筒も白っぽく、縞模様にも少し違いある。また、体型が少し小柄。』などと言う説を参考にし、亜種コシジロオオソリハシシギと断定しました。
※(61)〜(64)のカラフトアオアシシギ??は、この日は干潟がかなり広がっており、カラフトアオアシシギらしき個体も岸から少し離れた場所にいました。その為、近距離にいたダイゼンと体の大きさを比較したり、アオアシシギにしては嘴が少し太めに見える事や、ソリハシシギのように干潟を小走りに走って採餌したりしていた事で、『カラフトアオアシシギではないか??(アオアシシギは小走りに走るような採餌はしません。)』と思いました。しかしながら、距離が少しあった為、はっきりとした詳細な写真が撮れず、断定には到りませんでした。
(2020-11-05掲載)
古城英彦 2020-08-14
只今、新型コロナウイルス渦のまっ只中と言う事もあってか、今年は盆休みが例年より長く取れましたので、14日に中津市にあるN池へトンボなどを撮影に行きました。
(撮影:大分県中津市・N池 2020年8月14日)
この池には2年ぶりぐらいの訪問になり、ベニイトトンボやコバネアオイトトンボ、マイコアカネやアオビタイトンボなど、この時期のN池ならではのトンボや、その他ギンヤンマやチョウトンボなど、撮れて嬉しくなるトンボたちをたくさん撮影しました。
また、トンボ以外にも池の横の用水路を流れて来た甲虫を拾い上げ撮影しました。この甲虫、最初はコガネムシの種類だろうと思いましたが、体が大きく、足もコガネムシ類にしてはガッシリしている。また、クワガタ類の♀にしては顎に小さな角がない。それに、胸部と腹部の境目ぐらいに、少し「ヘコみ」がある事などから、『コカブトムシの♂』と断定しました。コカブトムシは普段は朽ち木の中に隠れていて探さないと中々お目にかかれない虫なので、こう言う形で出会えた事は非常に'Lucky'だったと嬉しく思いました。それに、この用水路には、珍しいアメンボ、エサキアメンボもいましたので、しっかりと撮影しました。 ※エサキアメンボの体型は他のアメンボ類より細長く、頭の先端も尖り気味ではなく、楕円形気味になっています。このアメンボは、九州大学の江崎教授が福岡県で初めて発見(それ故、発見者の江崎教授の名前が付けられました。)。また、日本固有種で準絶滅危惧種と言う貴重な種類でもあります。生息環境は葦原の中にいて中々明るい環境には出て来ないと言われていますが、木陰の多い薄暗い用水路のような場所でも見られるようです。
(2020-08-18掲載)
古城英彦 2020-02-14
この日の主だった観察種 (福岡市東区 2020-02-14)
2月14日、久しぶりに時間が取れた為、一日予定で福岡・海の中道方面へ探鳥に出かけました。
まず最初に、この日は干潮時間が7時頃だった為、まだ干潟が出ている事を予測し、和白干潟を覗いてみました。予想した通り、到着した9時半頃は、まだ干潟は出ていたのですが、シギ・チドリやカモメ類の姿は全くない状態で、残々たる状況でしたので、直ぐに志賀島へと向かいました。
志賀島では、入り口の砂浜にいたミヤコドリを皮切りに、シロエリオオハムやヒメウなど、北九州や京築地方では、あまりお目にかかる事がない海鳥などを撮影する事が出来、とても満足のいける探鳥となりました。中でも、東海岸の北側付近にいたカワアイサの♀。外海のこんな場所にいるなんて思ってもいなかったので、バレンタイン・デイの日に(彼女から)とっておきのプレゼントを貰ったような思いをしました。
志賀島観察後は、海の中道海浜公園内に入りました。園内では、カラスに追われたハイイロチュウヒの♂が私の少し前方に突然現れましたが、あまりにも一瞬の出来事だった為、カメラを構える事すら出来ませんでした。しかしながら、シオヤ鼻でアカエリカイツブリや一致団結状態になっていたクロガモ19羽の群れを撮影する事が出来ました(クロガモはライファー。19羽の内、♂は1羽だけ、まるでハーレム状態になっていました。)。それに、園内でたくさんカモ類を撮影したので、この場所でも大満足の探鳥となりました。また、帰り道なので満潮になった和白に再び寄り、ホオジロガモなどのカモ類を撮影し、帰路(行橋市方面)へと着きました。
今回、5年ぶりに海の中道方面を探鳥し、海鳥を始めとする水鳥を十分堪能する事が出来て、とても愉しい一日となりました。また、この日は雨模様の予報でしたが、とても良い好天に恵まれ、自身が改めて“晴れ男”である事を再認識した日でもありました。
(2020-02-26掲載)
古城英彦 2020-01-05
2020年最初の探鳥として正月休み最終日(5日)に、北九州市の響灘ビオトープと山田緑地へ数年ぶりに行きました。
最初の響灘ビオトープへは、チュウヒ、シロガシラ、ツリスガラ、オオジュリン狙いで行きました。チュウヒとオオジュリンは写真に撮れたのですが、満足のいける撮影とはなりませんでした(特にチュウヒは逆光で真っ黒です。)。それに、シロガシラは一瞬だけだったし、ツリスガラは声のみで残念な結果になりました。ただ、残念な事ばかりではなく、予期していなかった鳥にも出会いました。それは、ハチジョウツグミ。しかも、3羽も・・・。ツグミの亜種になりますが珍しい鳥なので、この日、一番の収穫となりました。
そして、次の山田緑地では、駐車場で午前中の曽根探鳥会に参加していた知人7人組に出会いました。7人の目的は、『池にいるヤマセミ』との事。仲間に入れて貰い、一緒に探鳥しました。途中、ミヤマホオジロやカラ類などの小鳥たちを観察しながら目的地の池へ到着。ヤマセミや、この場所で見られるベニマシコなどを粘り強く探しましたが、この日は残念ながら現れず、空振りに終わりました。しかしながら、この日は『ノスリ』から2回も大サービスを受ける事が出来ました。一度目は、ヤマセミ探しの池で、『こんな近くにいたのか』と思うくらいの至近距離で自分たちは長時間、ノスリからWatchingされていました。(イヤ〜、これには本当に吃驚!!誰も長時間、そこにいる事に気付かなかったのです。)二度目は帰り道の林道の端。これも至近距離で、直ぐには逃げず、皆を十分に楽しませてくれました。まさに『Buzzard's day(ノスリの日)』の山田緑地探鳥でした。
今回、久しぶりに響灘ビオトープと山田緑地へ行き、冬鳥や鳥見仲間と探鳥を楽しむ事が出来て、とても愉しい一日となりました。
(2020-01-15掲載)
Copyright (C) 日本野鳥の会筑豊支部 All Rights Reserved. (著作権者でない者による無断転載禁止)
本ウェブサイトは無断で自由にリンクまたはディープ・リンクができます(画像、動画、録音への直リンクは禁止)。
本ウェブサイトに記載の会社名、システム名、ブランド名、サービス名、製品名は各社の登録商標または商標です。
本文および図表、画像中では必ずしも®、™を表記しておりません。