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 三浦博嗣 3

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三浦博嗣 5(2023〜2024)

 平尾台の植物 

 

平尾台(北九州市小倉南区のカルスト台地)で観察できる植物のうち草本の開花植物を中心に、識別の手がかりとなるよう月別(3月〜10月)にまとめ、写真でご紹介しています。 [平尾台の植物へ]

里山の植物

三浦博嗣 2021-11-24

毎週、植物や野鳥の観察と運動を兼ねて登っている低山(宗像市王丸・許斐山)。
ここはラン科植物のコクランやアキザキヤツシロランもあり、野鳥もコマドリやサンコウチョウも入ってきます。今の時期、植物はほとんど花から果実になっていますが、皆さんにも身近な植物を撮りましたので見てください。
※写真の中で、縁起植物(樹木)で一両と十両にあたるものはどれでしょうか?(千両はあります)考えてみてください。

観察した野鳥(10種):ヒヨドリ10+,ヤマガラ3,シジュカラ2,コゲラ2,ウグイス5,シロハラ3,アオジ1,ソウシチョウ6,スズメ5,ハシブトガラス3

(2021-11-30掲載)

10月度平尾台開花情報(第1回目)

三浦博嗣 2021-10-05

  • 日時:2021年10月5日(火) 07:45〜12:00(4.15) 気温16〜29度 ほぼ無風
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜中峠〜広谷湿原〜四方台〜大平山・中峠分岐〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜茶ヶ床園地
  • 観察種:草本135種、木本43種、野鳥(10種)キジ1、モズ3、ハシブトガラス2、ハシボソガラス3、シジュウカラ1、ヒヨドリ3、セッカ1、ホオジロ2、ホオアカ1、ガビチョウ2

日中は暑さが厳しい日が続いていますが、ここ平尾台は07時過ぎでは16度と気持ちのいい気温でした。しかし時間が経つごとに温度が上がり、12時ころには30度近くなり熱中症になるようでした。
花々はすっかり秋模様に代わっています。アキノキリンソウ、センブリ、ムラサキセンブリにウメバチソウが少しづつ開花をはじめています。これから1〜2週間でピークを迎えます。
14日(木)のミニ観察会、22日(金)の観察会にお出かけください。

(2021-10-05掲載)

9月27日(月)平尾台開花情報(第3回目)

三浦博嗣 2021-09-27

  • 日時:2021年9月27日(月) 07:50〜12:20(4H30M) 曇り/晴れ 気温20〜25度 北風1m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜中峠・大平山分岐〜中峠〜広谷湿原〜茶ヶ床園地
  • 観察種:草本132種、木本40種、野鳥(9種)キジバト1、ハシブトガラス6、ハシボソガラス3、ヒバリ3、ツバメ2、ヒヨドリ3、スズメ5、ホオジロ2、ガビチョウ2

茶ヶ床園地は気温20度で北風が吹き肌寒く、日に日に秋が深まっているようでした。草原のススキ穂も茶色から少しづつ白くなってきて、秋を代表する萩の花々も多くが終期に近づいています。
しかし、これから開花を迎える花々の中でもキク科のヒメヒゴタイは先週は数株しかなかったのが、草原のあちこちで開花を 始め、同じくヤマジノギクも蕾を沢山つけ一部は開花をしていました。湿地ではサワギキョウにツリフネソウそしてスイランと色とりどりの花々が楽しめます。
今月の30日で緊急事態宣言も解除となりますが感染防止に留意しながら、これから見頃となるセンブリ各種やアキノキリンソウそしてリンドウにウメバチソウと平尾台は十分に満足させてくれます。是非お出かけを。

(2021-09-28掲載)

9月度平尾台開花情報(第2回目)

三浦博嗣 2021-09-16

  • 日時:2021年9月16日(木)8:00〜15:20(7H,20M) 曇り(一時霧雨) 気温20〜23度 西北の風3〜2m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜中峠・大平山分岐〜小穴〜貫山林道〜四方台〜中峠〜茶ヶ床園地
  • 観察種:草本125種、木本43種、野鳥(9種) キジバト1、アオゲラ1、ハシブトガラス2、ヒバリ4、ツバメ5、ヒヨドリ3、セッカ3、ヤマガラ1、ソウシチョウ3、ガビチョウ2

平尾台に向かうときは、東の空は朝焼けで少し青空が見えていましたが、茶ヶ床園地では大平山や貫山そして周防台など周りの山や台地はガスに包まれ見通しが悪く霧雨も降っていました。車も1台だけでした。
今回は定例自然観察会日(コロナで中止)でありましたが、数名の方が来られていましたのでご一緒いたしました。
先週と比べ、ススキもすっかり色づき秋が一段と進んだようでした。マメ科のハギ各種も、マキエハギやヌスビトハギなどは終わりに近づいていますが、イヌハギ、メドハギ、ネコハギにツクシハギなどは満開になっていますし、キク科のアキノノゲシやシラヤマギクも満開です。そして、早くもヒメヒゴタイが開花をし始めていました。今日は一人観察ではなく数人の方々とご一緒でしたのでマメ科植物のハギ(萩)種目を見て目で分かりにくいツクシハギやヤマハギやノアズキとヤブツルアズキやヤブマメとツルマメなど識別に時間を忘れて楽しく過ごしました。
今月から10月は秋本番の平尾台です。今日(17日)の野分で多くの花が散るのが心配ですが是非お出かけ下さい。

(2021-09-17掲載)

9月平尾台開花情報(第1回目)

三浦博嗣 2021-09-09

  • 日時:2021念9月9日(木)6:30〜12:45 晴れ 気温20〜30度 北西風1m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜小穴〜貫山林道〜四方台台地〜広谷湿原〜茶ヶ床園地(9km)
  • 観察種:草本153種、木本47種、野鳥(11種)キジ1、キジバト2、ハシブトガラス2、ヒバリ5、セッカ4、ホオジロ3、ホオアカ1、カケス1、シジュウカラ2、ソウシチョウ4、ガビチョウ3

早朝の平尾台は気温20度とひんやりして秋の気配がそこまで来ています。夏の名残の花と秋の花が咲き、観察路は両脇とも花盛りにで、なかなか歩みが進みません。久しぶりに小穴から貫山林道を歩きました。
林道はガンクビソウにシュウブンソウ・ヤマジノホトトギスそしてミズタマソウなどが道沿いに多く咲き、アケビ科の樹々も実をつけていました。四方台では久しぶりにYさんと出会いそのあと広谷湿原から園地までご一緒しました。
湿地ではイヌセンブリが小さな花芽をつけており開花が待たれます。その他にもサワギキョウやアキノウナギツカミそしてアカバナなどが見られ、サギソウもまだ咲いていました。
茶ヶ床園地への帰路に、偶然にもまたまたKさんにお会いしました。皆さん平尾台の花々を求めてこられていました。
これからが秋本番です。ぜひススキが風に揺れる秋の草原で多くの花との出会いを楽しんでください。

(2021-09-10掲載)

8月平尾台の開花情報(第3回目)

三浦博嗣 2021-08-23

  • 日時:2021年8月23日(月) 06:40〜11:05 (4H 25M) 曇り/晴れ 気温23〜27度 西風0.5m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜中峠・大平山分岐〜中峠〜広谷湿原〜茶ヶ床園地(6km)
  • 観察種:草本134種、木本41種、野鳥(8種)キジバト2、ハシブトガラス2、ヒバリ6、ツバメ8、セッカ10、ホオジロ5、ホオアカ3、ガビチョウ3

秋雨前線の影響でずっーと天気が悪かったが、天気予報でやっと明日は曇りとのことなので、待ちに待った平尾台に行くことができます。
5時過ぎに家をでましたが、ついこの前までは5時過ぎは薄明るく街並みも見えましたが、今はまだ暗く車のライトばかりが目立つようになりました。
今日はいつもより時間をかけゆっくりと歩き草花をじっくりと観察しました。ただ今日は曇りから晴れになり、湿度が高く普段よりずっと汗をかきました。
夏の終わりの花々と初秋の花々が道脇や伸びた草の間から多く顔をみせてくれました。ミシマサイコやコウゾリナやノアズキ、メマツヨイグサの黄色に紅紫のキセワタそして薄紫のカワミドリなど数多く色々の花が咲き十分に楽しませてくれます。ナンバンギセルもススキの根元に隠れるようにあちこちで出て来ました。湿原もサワギキョウが咲き始め、近くではツリフネソウなどもあります。
これからが春に続き、多く花種が観察できますが気温が高いので、水分補給を絶やさずススキが出始めた草原の初秋を楽しんでください。

(2021-08-24掲載)

8月平尾台の開花情報(第2回目)

三浦博嗣 2021-08-11

  • 日時:2021年8月11日(水) 06:30〜10:30(4H) 曇り/小雨 気温22〜24度 微風
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜中峠・大平山分岐〜中峠〜広谷湿原〜茶ヶ床園地 (6km)
  • 観察者:三浦博嗣
  • 観察種:草本117種、木本43種、野鳥(13種) キジ1、キジバト2、アオゲラ1、ハシボソガラス4、ヒバリ6、ツバメ3、ヒヨドリ2、ウグイス2、セッカ10、ホオジロ5、ホオアカ6、ソウシチョウ3、ガビチョウ5

秋雨前線の合間をみて急いで出かけました。今日の茶ヶ床園地は、天気の影響、コロナの影響か車は少ない。気温も22度と今までと違い、この時期としては植物観察には最適でした。前日までの雨で草原は雨滴で濡れズボンの下半分はずぶ濡れでしたが、それを忘れさせるほど夏から初秋の花々が多く咲いていました。
黄色の「コウゾリナ」に「キンミズヒキ」や青紫の「キキョウ」「アキノタムラソウ」に「サイヨウシャジン」そして淡紅紫の「キセワタ」紅紫の「クルマバナ」があちこち咲き少しも飽きさせません。湿地植物は「サギソウ」が数株舞っていましたし、「ホザキノミミカキグサ」も見られ、これからもっと多く咲き出すのではないでしょうか。最後に淡紫色の「ヒナノキンチャク」もまだまだ階段の下で元気咲いています。
もう少しゆっくりと歩きたかったのですが、10時ころに雨が本降りになったので撤退しました。

(2021-08-12掲載)

8月度平尾台の開花情報(第1回目)

三浦博嗣 2021-08-04

  • 日時:2021年8月4日(水) 06:50〜11:10(4H 20M) 曇り/晴れ 気温24〜29度 北東の風1〜2m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜中峠〜広谷湿原〜中峠・広谷湿原分岐〜大平山・中峠分岐〜吹上・茶ヶ床園地分岐〜茶ヶ床園地(6km)
  • 観察種:草本102種、木本38種、野鳥(12種)キジ1、キジバト1、ホトトギス1、ハシブトガラス2、ヒバリ6、ツバメ2、ヒヨドリ1、ウグイス3、セッカ10+、ホオジロ5、ホオアカ3、ガビチョウ3

茶ヶ床園地には1番乗り。今日の平尾台は少し雲がかかり、風も吹いて快適なスタートになりました。
広谷湿地までの舗装道の両脇は、黄色の「ヒキヨモギ」「コウゾリナ」や紫の「キキョウ」そして淡いピンクの「カワラナデシコ」が更に、緑の草地から橙赤色の可愛い「ノヒメユリ」が顔を出しています。湿地までずっと続いていて時間を忘れます。
湿地では「ホザキノミミカキグサ」が出始め、「コバギボウシ」も多く開花しています。これから少しづつ湿地植物が姿を見せてくれるでしょう。
「ヒナノキンチャク」が今年も淡紫色の小さな花を見せてくれ、早くも「キセワタ」が咲き始め、ハギの仲間の「ヒメノハギ」や「ヌスビトハギ」そして「マルバハギ」も少しづつ開花を始めました。
まだ、暑い時期ですが、これからがもっともっと多くの植物が見られます。是非、午前中の早い時間に行ってみてください。

(2021-08-05掲載)

古処山自然観察会の下見

三浦博嗣 2021-07-31

  • 日時:2021年7月31日(土) 06:30〜10:10(3H40M) 気温24〜28度 西風1m/s
  • 場所:嘉麻市千手 遊人の杜〜古処山
  • コース:遊人の杜駐車場〜古処山〜屏山・馬見山分岐〜奥の院〜遊人の杜駐車場(7km)
  • 観察種(野鳥8種):キジバト3、アオゲラ1、カケス2、トラツグミ1、ヒヨドリ3、シジュウカラ4、ヤマガラ3、ソウシチョウ5

昨年はコロナにより行事が中止になり、2年振りの古処山。遊人の杜駐車場を6時30分にスタート野鳥の声はほとんど聞こえず、セミの鳴き声ばかりです。
以前は甘木方面との分岐までは、荒れた枯沢の中を登っていましたが、登山道はかなり整備され、道迷いを防ぐための標識も多くつけられていて、コースを間違えたりはなく、登りやすくなっていました。
3年前まであちこちで見られた「オオキツネノカミソリ」は全く姿がありません。
頂上下のかつて大群生地は、シカ防護ネットに囲まれていましたが、今年は一本もありませんでしたが、頂上近くに少しだけ咲いていました。「ベニシュスラン」はまだ咲いていませんでした?が、8月5日の観察会では見られるといいですね。
「ギンバイソウ」や「シギンカラマツ」などは開花しています。
下りは沢沿いで鳴く「トラツグミ」の声を聞きながらゆっくりと歩きました。

(2021-07-31掲載)

7月度平尾台の開花情報(第1回目)コオニユリ、ヒオウギの開花

三浦博嗣 2021-07-12

  • 日時:2021年7月12日(月) 06:00〜10:45(4h45m) 曇り/晴れ 気温24〜29度 西風2〜3m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜茶ヶ床・吹上分岐〜中峠・大平山分岐〜広谷湿原〜九電電波塔〜四方台台地〜中峠・大平山分岐〜茶ヶ床園地
  • 観察種:草本102、木本42種、野鳥(16種)キジ2、キジバト1、ホトトギス1、トビ5、コゲラ1、ハシブトガラス5、ヒバリ6、ツバメ3、ヒヨドリ2、ウグイス2、セッカ10、スズメ8、カワラヒワ7、ホオジロ5、ホオアカ6、ガビチョウ4

6時前に茶ヶ床園地に着くとすでに1台駐車していた。先週はずーっと雨・雨・雨でやっと平尾台に来れました。
花々も多くが、この10日間ほどで入れ替わっており先月末に見られた花は終期を迎え、新たに夏の花が顔を出しています。
草原では、キキョウやカセンソウそしてヒオウギが咲き始めました。湿原はコバノトンボソウにモウセンゴケが終わりコケオトギリが少しづつ出始め、これからはミミカキグサ類が出てくるでしょう。
今日の草原は、気温は高いものの、風が吹き快適な観察日和になりました。
15日は梅雨明けになりそうですが、花も今日より沢山咲いていますのでゆっくりと歩き水分補給をしつつ楽しみましょう。

(2021-07-13掲載)

6月30日平尾台の開花情報(第4回目)の報告

三浦博嗣 2021-06-30

  • 日時:2021年6月30日(水) 06:50〜11:30(4H40) 曇り/晴れ 気温20〜28 度北風1〜2m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜吹上・大平山分岐〜中峠・茶ヶ床園地分岐〜九電電波塔〜四方台台地〜中峠・貫山分岐〜茶ヶ床園地(6.7km)
  • 観察種:草本100種、木本43種、野鳥(15種)キジ1、ホトトギス1、ハシボソガラス2、ハシブトガラス4、シジュウカラ2、ヒバリ5、ツバメ3、ヒヨドリ6、ウグイス3、メジロ2、セッカ10、カワラヒワ3、ホオジロ5、ホオアカ3、ガビチョウ3

今回も茶ヶ床園地は一番乗りでした。早朝は野鳥の声があちらこちらで聞こえセッカやヒバリは中空でうるさいくらい囀っています。
森林の方では、「ホウライカズラ」が花芽をだし、「スズサイコ」も少しづつ立ち上がり開花し始め「カセンソウ」も多くが咲きだすでしょう。
湿原も「モウセンゴケ」の開花が多く、他の水生植物はまだ顔を出していません。
草原では「カキラン」が終わりに近く「マイサギソウ」はまだまだ楽しめます。また、「ホソバノヤマハハコ」が茎を出し始めていますがラン科の「ササバラン」や「ムカゴソウ」はまだ見つけることができませんでした。
「キキョウ」が1株だけフライイングのように、青紫色の花びらを一杯に広げていました。
今は、ちょうど端境期のようでこれからは真夏に向かって多くの花が準備をしていることでしょう。
今度の観察会では夏の花々を堪能しましょう。

(2021-07-02掲載)

6月度平尾台の開花情報(第3回目)

三浦博嗣 2021-06-23

  • 日時:2021年6月23日(水)06:50〜12:00(5.1H) 晴れ 気温20〜30度 0.5m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜広谷湿原〜九電電波塔〜四方台台地〜中峠・四方台分岐〜中峠・大平山分岐〜茶ヶ床園地(6km)
  • 観察者:三浦美代子、三浦博嗣
  • 観察種:草本103種、木本43種、野鳥15種:キジ2、ホトトギス2、トビ1、ハシボソガラス1、ハシブトガラス2、コゲラ1、ヒバリ5、ツバメ3、ヒヨドリ5、ウグイス3、セッカ10、カワラヒワ5、ホオジロ6、ホオアカ5、ガビチョウ3

茶ヶ床園地は今日は1台も車が止まっていません。茶ヶ床園地から広谷湿原への道脇には、コウゾリナの黄色い花は大半が終わり綿毛になっていました(標高の高い場所は今が満開)。ヤマトキソウも全て花を落とし来年の準備に入っています。クララも多くが花から実になり、少しづつ花が移行しています。
広谷湿原は、ノハナショウブが満開を迎え、モウセンゴケの可憐な小さい白い花がそしてヌマトラノオが咲いています。道脇にはスズサイコも咲き始めています。湿地もこれからサギソウやミミカキグサ類がでてきます。
四方台に向かう台地ではマイサギソウが多く、ゆっくりと草原を渡る風に吹かれながら観察ができました。
これからはここではムカゴソウが見られ、他の台地ではササバランも見られ、コオニユリやノヒメユリも草原を華やかにしてくれます。
7月から自然観察会も再開します。また、一緒にコロナ対策しながら観察を楽しみましょう。

(2021-06-26掲載)

近場の花・許斐山のコクラン

三浦博嗣 2021-06-20

  • 日時:2021年6月20日(日) 06:50〜 8:50 晴れ 21度 湿度60%
  • 場所:宗像市王丸と福津市八並にまたがる山(271m)
  • 野鳥:ホトトギス1、アカショウビン1、アオゲラ1、ウグイス2、ヒヨドリ4、キビタキ3、シジュウカラ4、コゲラ2、スズメ3、ツバメ2、ハシブトガラス3、ヤマガラ2

我が家から近く手頃で、落葉樹や常緑樹が多く、草花も年末から春先は「サツマイナモリ」に始まり秋には「スズムシバナ」そして「アキザキヤツシロラン」と意外と多くの花々があり、野鳥も春には「コマドリ」や「サンコウチョウ」なども入ってくることもあります。今の時期は「キビタキ」が盛んに鳴いています。
毎週、野鳥の声や季節の花々を見るために登っています。今の時期は「コクラン(黒蘭)ラン科」が毎年見事に咲きます(コクランは花が黒いのでついた名)し、山道脇には「ムラサキニガナ」が多く、間もなく開花します。
これから平尾台のように定期的な情報発信ではなく許斐山の周辺(久末ダムなど)を含め不定期に発信したいと思います。

(2021-06-21掲載)

6月度平尾台の開花情報(第2回目)スズサイコの開花

三浦博嗣
2021-06-15

  • 日時:2021年6月15日(火) 06:30〜11:00(4:30) 曇り 18〜22度 無風
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:千貫岩駐車場〜ラクダ山(往復)3.1km・茶ヶ床園地〜広谷湿原・中峠分岐〜大平山分岐〜吹上峠・茶ヶ床園地分岐〜茶ヶ床園地4.2km
  • 観察種:草本76種、木本43種、野鳥15種(キジ3、ホトトギス3、ハシボソガラス2、サンコウチョウ1、シジュウカラ5、ヒバリ6、ツバメ2、ヒヨドリ10+、ウグイス3、セッカ10、カワラヒワ3、ホオジロ10、ホオアカ10、ソウシチョウ2、ガビチョウ2)

平尾台から道路を挟んで向かいにある三角型山容のラクダ山も花々が多くあるのではないかと思い登ろうと(ずーっと以前に広塚氏と登った)考えていました。梅雨の合間を見て、急遽平尾台に向かいました。
千貫岩駐車場に車を置き登山口に向かい、登山口から最初は道脇が刈り取られ歩きやすく、花も見やすかったがすぐに登山道は茅などで覆われ、頂上までは藪漕ぎがずーっと続き、ズボンも上着、靴中までずぶ濡れ。おまけに頂上から平尾台の風景も、視界50mで何も見えませんでしたが、唯一ここでは早くも「スズサイコ」が6株も開花しており大感激です。
その後、茶ヶ床園地に移動し、広谷方面に向かい「ヤマトキソウ」や「マイサギソウ」を観察しましたが、「ヤマトキソウ」は花が終わっているのもあり、終期が近いようです。その後、ラクダ山で見た「スズサイコ」を探しましたが、こちらはまだ先のようですし、「ササバラン」も少し先の開花になりそうでした。
※「マイサギソウ(舞鷺草)ラン科」は、「ヤマサギソウ(鷺草)ラン科」の変種で、距(花びらの一部)が上に跳ね上がっています。「ヤマサギソウ」や「ハシナガヤマサギソウ」は距が横に伸びるか、下向きになり、見分けのポイントです。

(2021-06-16掲載)

6月度平尾台開花情報(第1回目)ヤマトキソウが見頃

三浦博嗣
2021-06-07

  • 日時:2021年6月7日(月)06:25〜11:25(5H) 気温18〜28度 西風0.5m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜広谷湿原〜九電電波塔〜四方台台地〜岩山〜茶ヶ床園地・吹上峠分岐〜茶ヶ床園地(7.5KM)
  • 観察者:三浦博嗣
  • 観察種:
    • 野鳥(13種):キジ5、ホトトギス3、ハシブトガラス5、ヒバリ5、ツバメ3、ヒヨドリ2、ウグイス3、セッカ10+、カワラヒワ4、ホオジロ10+、ホオアカ6、アオゲラ1、ガビチョウ4
    • 草本(81種)、木本(44種)

花の見頃が毎年早くなり、そして見られる期間が短くなっているように感じているのは自分だけでしょうか。
前回から10日近く間隔があき、それまで道脇に多かった「コウゾリナ」や「ニガナ」などは少なくなり、「カキラン」が咲き始め、湿地では「コバノトンボソウ」に「ノハナショウブ」も咲きだしました。そして「ヤマトキソウ」が草原で多く咲き、湿地ではまだ、「トキソウ」が見頃です。
これから草原や湿地では、多くの植物が開花し皆さんを楽しませてくれます。暑さ対策、コロナ対策しながら、ぜひ観察に出かけてみては如何ですか。

(2021-06-07掲載)

5月度平尾台開花情報(第4回目)トキソウの開花

三浦博嗣 2021-05-26

  • 日時:2021年5月26日(水) 08:40〜14:00 曇り/晴れ 気温16〜22度 微風
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:茶ヶ床園地〜広谷湿原〜中峠〜中峠・大平山分岐〜大平山〜茶ヶ床園地・吹上峠分岐〜茶ヶ床園地
  • 観察種・草本109種・木本47種・野鳥16種:キジ10・トビ1・ハシブトガラス5・ヒバリ10+・ツバメ3・ヒヨドリ1・ウグイス10・セッカ20・スズメ1・ホオジロ10+・ホオアカ8・カワラヒワ3・コゲラ2・イワツバメ20+・ガビチョウ5・ホトト3

5月の中旬の咲き誇っていた「オカオグルマ」や「カノコソウ」は終わりに近づき、先週まで残り花を見せてくれていた「エビネ」もすべて花を落としていました。黄色花のキク科植物も主役が「コウゾリナ」に移り、同じキク科でも白花の「ヒメジョオン」などに代わってきています。「フナバラソウ」はピークを迎え、「ムラサキ」も多く咲き始めています。まだまだ楽しめます。
台地を丹念に観察すると、新たな場所に「フナバラソウ」「ムラサキ」を見つけたときは本当に嬉しくなります。
湿地では、「トキソウ」が咲き始め、「コバノトンボソウ」も近く可愛い姿を見せてくれると思います。
今年は多く咲き観察者を楽しませてくれた「オカウツボ」に、「ツレサギソウ」も盛りを過ぎましたが、つぎに、初夏の花々が台地の草原で皆さんを迎えてくれます。ゆっくり草原を散策してみてはいかがでしょうか。

(2021-05-28掲載)

5月度平尾台開花情報(第3回目)「ムラサキ」の開花

三浦博嗣
2021-05-18

  • 日時:2021年5月18日(火) 07:50〜12:40(4.5H) 曇り/晴れ 気温16〜23度 西風1m/s
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース:千貫岩駐車場〜風神山ー(車移動)茶ヶ床園地〜茶ヶ床・吹上峠分岐〜中峠・大平山分岐〜大平山〜小穴〜中峠〜中峠・広谷湿原分岐〜茶ヶ床園地(8.5KM)
  • 観察種:草本84種・木本46種・野鳥(16種)キジ4.ハシブトガラス3.シジュウカラ1.ヒバリ5.ヒヨドリ3、ウグイス5.セッカ 10.ホオジロ4.ホオアカ2.ホトトギス2.コゲラ2.オオルリ1.キビタキ1.コジュケイ1.ソウシチョウ1、ガビチョウ3

梅雨に入り連日雨ばかりでしたが、晴れの予報に勇んで平尾台台地へ行きました。
台地は風が少し冷たくもありましたが、今季初めての「ホトトギス」の声に夏が近づいていることを感じました。
花々も春から初夏へと変化しています。この時期台地を訪れる多くの「花愛好家」は「ムラサキ」「フナバラソウ」に「ツレサギソウ」が目当てですが、三種とも開花。「ツレサギソウ」に「フナバラソウ」はこれからが見頃ですし、「ムラサキ」は開花し始めたばかりです。また、この時期は余り行かない場所で三種を見つけると最高の感激です。
今年はこれも絶滅危惧種の「オカウツボ」(オトコヨモギに寄生する)が多く、4か所で見られました。
これからも草原台地や湿地で初夏の花が多く開花します、このような時期ですが十分コロナ対策で出かけて下さい。

(2021-05-20掲載)

5月度平尾台開花情報(第2回目)

三浦博嗣 2021-05-10

  • 日時:2021年5月10日(月) 07:15〜13:10 (5h55m) 気温18〜24度 微風
  • 場所:北九州市小倉南区平尾台
  • コース: 茶ヶ床園地〜広谷湿原〜九電電波塔〜四方台〜貫山登山口林道〜四方台・大平山分岐〜小穴〜大平山〜中峠・茶ヶ床分岐〜茶ヶ床園地(11km)
  • 観察種(草本97種・木本50種・野鳥16種):キジ5、トビ2、ハシブトガラス10、シジュウカラ1、ヒバリ10、ヒヨドリ3、ウグイス1、センダイムシクイ1、セッカ15、ホオジロ10、ホオアカ4、キビタキ1、オオルリ1、コゲラ1、ガビチョウ3、ソウシチョウ2

7時過ぎに茶ヶ床園地に着くと平日にもかかわらず7台もの車がありました。
今回はこの時期には歩かないコースをゆっくりと散策しました。茶ヶ床園地から広谷湿原への舗装された道には、チガヤなどのイネ科植物が大きくなり、黄色の花々(コウゾリナ、ニガナ、ハナニガナ、オニタビラコなど)が朝の光を浴びて背伸びをしているようでした。近くの台地では「ヒメケフシグロ」の多くが開花しており、「ハシナガヤマサギソウ」も背を高くしていましたが、「ツレサギソウ」は見つけることができませんでした。湿原は「ススキ」や「ヤマドリゼンマイ」などで、これから開花する湿地植物が鑑賞しにくくなっています。ここから四方台そして林道を通り、大平山への分岐までは、道脇にはまだ「ニョイスミレ」や「トウバナ」「ムグラ類」が多くあり、「モミジウリノキ」なども多く6月の開花が楽しみです。
「キンラン」はほぼ終期を迎え、「フナバラソウ」は開花し始め、ランの仲間では「エビネ」や「ハシナガヤマサギソウ」などはまだ楽しめますし、「ツレサギソウ」もこれからのようです。
今月は全ての行事が中止になりましたが、個人で出かけられてはいかがでしょうか。コロナから癒されますよ。

(2021-05-12掲載)

5月度花満開の平尾台開花情報(第1回目)

三浦博嗣 2021-05-04

  • 日時 2021年5月4日(火)07:30〜12:00 気温18〜23度 微風
  • 場所 北九州市小倉南区平尾台
  • コース 茶ヶ床園地〜中峠・広谷湿原分岐〜四方台・大平山分岐〜大平山〜茶ヶ床園地(7km)
  • 観察種 草本113種、木本41種、野鳥(15種)キジ4・トビ3・ハシブトガラス5・シジュウカラ2・ヒバリ10+・ツバメ2・ヒヨドリ2・ウグイス2・セッカ8・スズメ3・ホオジロ6・ホオアカ3・アオゲラ1・オオルリ1・ガビチョウ3

前回の観察から2週ほど経ち、開花状況を確認のため出かけました。連休中でもあり、人も多いのではないかと早い時間に観察をと思い出かけましが、何と茶ヶ床駐車場は空きは2台のみ。
コースを変更し、園地から広谷方面。中峠分岐の横の台地は早くもヒメケフシグロが開花していました(昨年のデータからすると1週から10日程早い)。
中峠は前回見れなかったソクシンランがあちこちで姿を現し、オカオグルマも多くありましたが、例年見られるハルジオンが全くありませんでした。小穴近くまではニガナ、ハナニガナロードになっています。
小穴の台地はキンランが10株ほど開花しており、林内にはまだシュンランが残っていました。
大平山近くではフナバラソウが花芽を多く出し、エビネやタツナミソウも開花。カノコソウは終わりに近く白さが目立っていました。
中峠・大平山分岐近くでは、ハシナガヤマサギソウが多く見られました(距の長さが30o以上のものもあるようで、30o以上ならオオバナヤマサギソウになるので、再度計測を)。ツレサギソウも2週間ほどでここまで大きくなりました。
少しづつ花々が入れ替わってきています。皆さん人の少ない平日に出かけてみてください。

(2021-05-05掲載)

3度目の井原山

三浦博嗣 2021-04-05

  • 日時 2021年4月5日(月) 08:50〜15:00 曇り/晴れ 気温7〜10度 北風7〜8m/s
  • 場所 糸島市井原
  • コ-ス 水無登山口〜水無第二鍾乳洞〜アンの滝分岐〜井原山山頂〜アンの滝ルート〜アンの滝分岐〜アンの滝・水無登山口〜水無登山口(5km)
  • 観察野鳥 ミソサザイ2、ウグイス2、ヤマガラ3、シジュウカラ3、ヒヨドリ2、コゲラ1

前回の登山から10日近くたち見られる花も少しづつ変わっており、新しい出会いに楽しんできました。
今回は孫二人を連れての登山で、新学期から5年生の男の子は3度目の井原山行きで、下の2年生になる女の子は福智山に続き、井原山は初めてのアタックでしたがスムーズに登りました。
山頂は風速強く、気温は5度と一気に冬に戻ったようでしたが、花々は日に日に進んでおり「ホソバナコバイモ」は花期が終わりすでに実をつけており、前回咲き始めたばかりの「イチリンソウ」は「ニリンソウ」と同じように登山道の両脇一面に咲き乱れています。「スミレ」は終期に近づいていましたが新たに「コンロンソウ」や「ラショウモンカズラ」などが花を咲かせ始め、ユキノシタ科のネコノメソウの仲間もまだまだ十分に楽しめました。あと半月もすれば山頂近くから長い縦走路で「コバノミツバツツジ」のトンネルが満喫できるでしょう。

(2021-04-06掲載)

3月度平尾台の開花情報(第3回目)

三浦博嗣 2021-03-29

  • 日時 2021年3月29日(月) 07:45〜12:10(4.25H) 曇り/晴れ 気温12〜17度 西風1〜2m/s
  • 場所 北九州市小倉南区平尾台
  • コース 茶ヶ床園地〜大平山・吹上峠分岐〜中峠〜四方台・大平山分岐〜中峠・広谷湿原分岐〜茶ヶ床園地〜貝殻山周回〜茶ヶ床園地。三笠台駐車場〜風神山〜三笠台駐車場。(5.5KM)
  • 観察者 三浦博嗣
  • 観察種 草本48種・木本26種・野鳥16種 キジ5、トビ3、コゲラ3、アオジ4、ハシブトガラス5、ハシボソガラス2、シジュウカラ2、ヒバリ30+、ツバメ2、ヒヨドリ10+、ウグイス6、メジロ4、カワラヒワ6、ホオジロ10、ガビチョウ1、ジョウビタキ1

前回の報告から10日程経ち、気にはなっていましたが井原山の花を見たりで少し時間が空きました。
その後の「オキナグサ」や「シュンラン」の開花状況を確認しに行きました。気温高いものの風が冷たく肌寒い今日の平尾台はいつもは福智山系や英彦山山系が遠望できるのですが、黄砂で全く見えませんでした。
小穴近くの「オキナグサ」は2株に増え開花をしていましたが、他にも2ヶ所程生息場所があり、探すも見つかりません。(見つけきらなかったならいいのですが)、そしていつも観察している場所も2ヶ所で確認できましたがここも昨年に比べ少ないようです。
「シュンラン」は数株開花していましたが以前はピナクルの間にもありましたがほとんどなくなっています。
「センボンヤリ」はまだ蕾も多く、まだまだ楽しめそうです。「ツクシショウジョウバカマ」はほぼ終了し、ただこれも年々少なくなっているようです。
全般に昨年の記録から見ると少し開花が早くようですが、次から次へと違う花々が開花してきます。ぼちぼち草原の花を満喫しましょう。

(2021-03-30掲載)

2度目の井原山の花々

三浦博嗣 2021-03-25

  • 日時 2021年3月25日(木) 09:00〜15:50 晴れ 気温12度〜19度 0〜0.5m/s
  • 場所 福岡県糸島市井原
  • コース 水無登山口〜井原山(いわらやま)〜水無登山口

3月3日以来の「花の井原山」に春の花々を求めて登りました。登山口には私たちが一番乗りでした。
登山口に向かう林道脇には、ツクシショウジョウバカマが一面に咲いていました。
登山口からヤマネコノメソウやコガネネコノメソウなどユキノシタ科の花々が多く咲いており、ユリワサビもまだ残っており終期のホソバナコバイモもあり、またニリンソウやケシ科のヤマエンゴサクなどあちこち咲き始め観察したり、写真を撮ったりと歩みが進みません。
そして7月末から8月に咲くオオキツネノカミソリの群生を見ながら、急坂を登り登山道両脇のまだ蕾のコバノミツバツツジの間を抜け山頂へ。霞か花粉か、霞んだ頂上からは360度の展望。東は背振山系から北は志賀島、南は佐賀平野から有明海、西は遠くは多良山系まで遠望できました。
下山では、シロバナナガバノスミレサイシンやエイザンスミレ、ヤマルリソウそして絶滅危惧種のキバナノアマナなど堪能させてもらいました。
これからは更にイチリンソウやニリンソウの花乱舞にラショウモンカズラやコンロンソウそして山頂付近のコバノミツバツツジと、まだまだ楽しみな井原山が続きます。またご一緒しましょう。

(2021-03-26掲載)

3月度平尾台の開花情報(第2回目)の報告

三浦博嗣 2021-03-17

  • 日時 2021年3月17日(水) 08:00〜13:16、曇り/晴れ、気温12〜19度、無風
  • 場所 北九州市小倉南区平尾台
  • コース 吹上峠〜大平山〜小穴(四方台分岐)〜岩山〜中峠〜大平山・中峠分岐〜吹上峠〜(車移動)千貫岩駐車場〜風神山〜千貫岩駐車場。(6.5km)
  • 観察種(草本35種・木本26種・野鳥11種) キジ2、トビ3、ハシブトガラス2、ハシボソガラス2、シジュウカラ1、ヒバリ30+、ウグイス2、ヒヨドリ3、カワラヒワ3、ホオジロ8、ミヤマホオジロ2

3月に入り2回目の平尾台。野焼きから1ヶ月を過ぎ、1回目と違うコースを歩きました。吹上峠から大平山へは、前日の雨もあり急坂を滑らないよう花を探しながらゆっくりと歩きました。
8時台はシロバナタンポポなどは花が閉じており、スミレが咲いているくらいで開花した植物には出会えません。(帰りには、シロバナタンポポなど開花していました。)
大平山近くでは、エビネの葉も出ており今年も期待できるようです。小穴近くの台地では、シュンラン(春蘭)が4・5株、開花まぢかでした。この近くで、待望のオキナグサ(翁草)が1株だけ開花しておりました。
この後、風神山方面にオキナグサの開花状況を見にいきましたが、ホタルカズラやセンボンヤリが少し咲いていたものの、肝心のオキナグサの姿はありませんでした。
桜のように2月から気温を足して600度で開花予測するようですが、多くの植物はどうなっているのでしょうか。解るといいですね。

(2021-03-18掲載)

3月度平尾台の開花情報(第1回目)の報告

三浦博嗣 2021-03-08

  • 日時 2021年3月8日(月) 08:00〜12:00 曇り/晴れ 気温7〜9度 北西風1〜2m/s
  • 場所 北九州市小倉南区平尾台
  • コース 千貫岩駐車場〜大かんの台〜風神山〜貝殻山〜茶ヶ床園地〜大平山・吹上峠分岐〜千貫岩駐車場
  • 観察者 三浦博嗣
  • 観察種
    • (草本23種) オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、カタバミ、コハコベ、シロツメクサ、シロバナタンポポ、スズメノカタビラ、、セイヨウアブラナ、セイヨウタンポポ、タイリンアオイ、ミチタネツケバナ、ツクシショウジョウバカマ、ナズナ、ノボロギク、ハバヤマボクチ、ヒメオドリコソウ、フキ、ホトケノザ、ムラサキツメクサ、ヤハズエンドウ、ツチグリ、ヒメウズ、ギシギシ
    • (木本22種) アオキ、イヌビワ、エノキ、キズタ、クサイチゴ、サルトリイバラ、シロダモ、テイカカズラ、トベラ、ナワシログミ、ネコヤナギ、ヒサカキ、フユイチゴ、ムベ、ヤツデ、ヤブツバキ、ヤブニッケイ、ヤマザクラ、テリハノイバラ、ナガバモミジイチご、ノイバラ、オニシバリ
    • (野鳥15種) キジ1、キジバト1、トビ3、コゲラ3、ハシブトガラス5、シジュウカラ6、ヒバリ20+、ヒヨドリ3、ウグイス2、メジロ3、スズメ5、カワラヒワ10+、ホオジロ20+、アオジ2、ツグミ5

野焼きから約3週間経ち、そろそろ花も少しづつ出始めているのではと思い、1ヶ月ぶりに出かけました。
千貫岩駐車場から風神山に向け歩きましたが、野焼きをされていない場所は、ニオイタチツボスミレ、セイヨウアブラナやホトケノザなど咲いているものの野焼きされた箇所はなにもありません。ずっと歩いても何もありません。貝殻山にもツチグリが1株だけとニオイタチツボスミレが数株だけで、ホタルカズラやバラ科のキジムシロなどもなく、当然センボンヤリもありませんでした。1昨年のデータを見るとこの時期には開花している植物も姿がありませんでした。
今年は開花が早いと思いましたが、平尾台は気温も低めなのでやはり後2週間ほど先の開花のようです。

(2021-03-09掲載)

花到来の井原山

三浦博嗣 2021-03-03

  • 日時 2021年3月3日(水) 08:25〜14:33 晴れ 気温3〜6度 北風2〜3m/s
  • 場所 井原山(福岡県糸島市井原)
  • コース 水無登山口〜水無第二鍾乳洞〜アンの滝分岐〜井原山山頂〜アンの滝ルート〜アンの滝・水無登山口分岐〜水無登山口(5km)
  • 観察者 三浦博嗣、三浦美代子
  • 野鳥観察種 ヤマガラ3、シジュウカラ4、コゲラ2・ヒヨドリ5、ミソサザイ2、ウグイス1、ハシボソガラス2

1年振りに「キバナノアマナ」や「ホソバナコバイモ」など「スプリングエフェメラル(春の妖精)」に会いたくて、少し早いかなと思いましたが、ブログなど見るとすでに「キバナノアマナ」の開花写真が載っており、たまらず出かけました。
水無駐車場にはすでに1台が止まっていました。水無登山口からは渓流沿いに歩きますが、登山道の両脇は「ユリワサビ」と「ホソバナコバイモ」がいたるところに咲き誇っており、スタートから春の息吹を感じながらの楽しい登山でした。
山頂近くの道脇には、大きな霜柱や少しばかり雪が残っており風も冷たいものの春の空気を感じさせてくれました。
駐車場からの帰りには、林道脇の斜面に満開の「ツクシショウジョウバカマ」や「アオイスミレ」を見れ、最高の1日でした。
もう少し先になると、キンポウゲ科の「イチリンソウ」や「ニリンソウ」にケシ科のジロボウエンゴサク」や「ヤマエンゴサク」そしてユキノシタ科の植物が時が経つのも忘れさせる花の山道になります。これからが本番ですよ。

(2021-03-04掲載)

久しぶりの大ヶ原探鳥

三浦博嗣 2021-02-13

  • 日時 2021年2月13日(土) 09:30〜13:00曇り/晴れ気温17〜20度 北風1m/s
  • 場所 川崎町 大ヶ原
  • 観察者 三浦博嗣・三浦美代子
  • 観察種(19種) キジバト・アオゲラ1・コゲラ2・ハシブトガラス5・シジュウカラ3・ヒヨドリ10+・ウグイス3・エナガ4・メジロ20+・モズ2・スズメ3・シロハラ3・ルリビタキ1・ジョウビタキ3・アトリ15+・カワラヒワ15+・ベニマシコ5・カシラダカ3・ミヤマホオジロ4・アオジ2

当日は平尾台の「野焼き」を見る予定にしていましたが、美代子さんの「ベニマシコ」を見たいとの意見に負け、久しぶりに「大ヶ原」での探鳥に行きました。ラピュタファームのお客様の邪魔にならいように、端の方に駐車し、ゆっくり様々な野鳥の声を聞きながら目的の場所まで移動。
昨年はこの場所に「ヒレンジャク」が多くいましたが、今年は当たり年ではないのでしょうか、姿を見ることができませんでした。「ミヤマホオジロ」や「アオジ」「メジロ」などは忙しく動き回っていますが、肝心の「ベニマシコ」が姿をみせてくれず、1時間半ほど経ちやっと笹薮の中に1羽が顔を見せてくれ、その後「ルリビタキ」も少しの間姿を現しましたが、この時は奥様は別の場所にいて見ていません。
その後全く出てこず、場所を移動ししばらく経って「セイタカアワダチソウ」に3羽群がって実をついばんでいましたが、風が強く大きく揺れてシャッターチャンスがありませんでしたが、何とか姿を観察でき満足な観察日になりました。

(2021-02-14掲載)

2021年2月度の平尾台(野焼き前の平尾台)

三浦博嗣 2021-02-07

  • 日時 2021年2月7日(日) 09:00〜12:49(3H 49M)曇り/晴れ 気温10〜14度 西風2〜3m/s
  • 場所 北九州市小倉南区平尾台
  • コース 茶ヶ床園地〜貝殻山〜天狗岩〜桶ヶ辻〜周防台〜広谷湿原〜茶ヶ床園地(約6km)
  • 参加者 三浦博嗣、三浦美代子
  • 観察種 (野鳥11種):キジ1、トビ2、ハシブトガラス4、カワラヒワ6、ホオジロ3、モズ1、コゲラ2、ツグミ3、ヒヨドリ10、シロハラ1、イカル6

2ヶ月ぶりの平尾台。9時前に茶ヶ床園地に着くと、すでに10台以上の車でトイレ側の駐車場は5〜6台の空きだけ。「緊急事態」中にもかかわらず、やはり皆さんはこのような草原には出て来たいのですよ。(但し、密だけは・・・)解ります。
このような状況ですので、開花植物はほとんど無いだろうから、人の少ないハードコースを選択。園地周りの樹々には、多くの野鳥が止まったりしており十分楽しませてくれましたが、それ以降はあまり見かけませんでした。
天狗岩近くから桶ヶ辻近くの北側斜面は11月の火災で一足先の野焼き状態になっていました。桶ヶ辻から周防台そして広谷方面の道までは冷たい西風を受けながら、霞む草原の景色を見ながら、防火帯のアップダウンを繰り返しだけで、野鳥の声や花は皆無。
湿原は冬枯れでしたが、間もなく来る春の息吹きを感じさせてくれました。立春も過ぎ、今年の野焼きも昨年より1週間以上早く、2月13日(土)に予定されていましたから、芽吹きも1週ほど早いのでしょうか。
皆さん、少しずつ植物の復習と足腰をトレーニングしておいてください。

(2021-02-07掲載)

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