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三浦博嗣 2023-03-28
野焼きから葯3週間が過ぎ、植物も多く開花を始めました。今の時期、平尾台は黒い地面に白いピナクルが目立ち、羊が群れているような景色が見られます。 スプリングエフェメラルのオキナグサは石灰岩の傍らに多く開花しており、他にはホタルカズラも青紫や赤紫色の小さな花を咲かせていました。バラ科のキジムシロやツチグリの黄色花、湿地傍にはツクシショウジョウバカマも白、赤の花を下向きに土手に隠れるように咲いています。 また、スミレの仲間も数種咲き出してさらにこれからももっと仲間が増えてくることと思います。 今日は、オオバコ科のイヌノフグリにナデシコ科のミミナグサの在来種を探したのですが、外来種のオランダミミナグサやオオイヌノフグリばかりで見つけられず、多くの目があれば探すことは可能かと思います。最後に今まで見なかったベニヤマタケを見れました。また、皆さんと観察する日を楽しみにしています。
(2023-03-29掲載)
三浦博嗣 2023-03-14
一年振りの井原山。キトク橋から水無登山口までの狭い林道の中間地点では砂防工事中で1車線の狭いところを大型のダンプが通り、離合もままならない場所で出会うことがないよう願いながら、何とか登山口着。すでに二台駐車。
登山道では、早速に「ホソバナコバイモ」に「ユリワサビ」が多く見られ、ここでは「ホソバナコバイモ」は他の山では稀なようですがいたるところで咲いており、いろいろな斑紋も楽しめます。
今日の目的種の「キバナノアマナ」は昨年はまだ開花していませんでしたが、今年は多くの開花が見られました。そのほか「ネコノメソウ属」の仲間や「チャルメルソウ属」そして「ヤマルリソウ」に「エイザンスミレ」も咲き出し、これから気温の上昇で多くが開花のピークに向かうことでしょう。稜線では「コバノミツバツツジ」の花芽も膨らんできていました。
最後に、やっと「トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)キンポウゲ科」を見つけることができました(開花はしていませんが)。帰路に林道で「ツクシショウジョウバカマ」の群生と「アオイスミレ」と十分に春を楽しみました。
(2023-03-15掲載)
三浦博嗣 2023-03-10
陽気に誘われ、久しぶりに久末ダムに出かけました。ダム湖の水は以前より水位が下がっており、カモ類もかなり少なくなっていました。もうカモ類や冬鳥も少しずつ北に渡っているのでしょうか。
遊歩道の桜やコブシの花芽も少しずつ大きく膨らんでいました。ウグイスもいたるところで囀っていて(大半が囀りが上手ではありませんが)春を感じさせます。
道脇の野花(ホトケノザやヒメオドリコソウなど)も多く咲き、スミレも徐々に咲き始めてきています。ただ、以前見られたイヌノフグリやタネツケバナなどの在来種を見つけることが大変難しく、似た帰化植物ばかりが増えているのが現状です。在来種が図鑑だけで見る植物になって欲しくないですね(愚痴?)。
皆さんも家の周りでも、多くの野鳥や植物に出会えますので出かけて見てください。
(2023-03-10掲載)
三浦博嗣 2023-02-22
野焼き前の平尾台の景色を見たくて出かけました。到着時の気温は1℃おまけに風が冷たく体感温度はマイナス状態で動いていないと凍えそうでした。水たまりは凍りつき、土の道路は霜が降りており歩くと滑り、台上では北風が吹き付け、空の青さと太陽の光も味方にはなりませんでした。
久しぶりでもあるし、花も見られそうにないので貫山まで足を延ばしました。貫山への急登は霜が溶け出し、滑って大変でしたがここまでの道程は誰にも会わず平尾台を一人占めでき、また頂上から見える周防灘の景観も最高に素晴らしかった。
台地一面は、ススキやオトコヨモギ、セイタカアワダチソウ、ヒメヒゴタイにハバヤマボクチとブラウン色ばかりですが、野焼き後1ヶ月もすると緑に覆われた台地に変貌し、多くの植物が開花を迎え、私たちを楽しませてくれることでしょう。
(野焼きは、当初2月12日予定が天候等の関係で、2月25日(土)となり、昨年とほぼ同時期になり開花時期も同じころではないでしょうか)
(2023-02-22掲載)
三浦博嗣 2022-10-24
前回の個人主催から10日以上経ち、天気も曇り、晴れとの予報でしたので今年最後の平尾台観察に行きました。しかしスタートしてから間もなく雨。止みそうにないので傘をさして稜線歩き。それにしても変な天気で雨〜晴れ〜雨と結局、ほとんど傘をさして、おまけに藪漕ぎなどもあり、ズボンはずぶ濡れでトレッキングシューズの中も同様でした。
しかし散策路や台地では晩秋の花々(淡青紫色のヤマジノギク、青紫色のヤマハッカに白色のウメバチソウやセンブリ・紫色のムラサキセンブリなど)多くがピークを迎えており一部台地上は足の置き場に困るほどの花・花・花に埋め尽くされ、そこをこの天気のお陰で一人占めでき、ゆっくりじっくり観察できました。そして今年も「イヌセンブリ」に会えました。
皆様 今週末まで見頃ですよ。草原台地は早くも来年の「野焼き」のための防火帯つくりの作業が始まっていました。来年の3月に草原の植物に会いに行きましょう。
(2022-10-25掲載)
三浦博嗣 2022-10-03
6日(木)の観察会に下見を兼ねて訪れました。今日の平尾台も暑かった。朝の内は気温も23度で幾分涼しい風が吹いていましたが時間が経つにつれ夏日のようでした。
久しぶりに吹上峠から大平山へは、毎年ヒメヒゴタイが早く咲きます。期待通りに多く開花していました。
道脇はヤマハッカがピークを迎え、シラヤマギクもまだ多く、ヤマジノギクやヤクシソウが咲いています。名残りのサイヨウシャジンも見られます。
メインのウメバチソウにリンドウは少し咲き始めていますが、センブリ各種は顔を出していません。今年は少し遅いのでしょうか。
まだまだ楽しめる花々も多くあります。6日は気温も24〜5度と最高の観察日和になりそうです。お出かけください。
(2022-10-03掲載)
三浦博嗣 2022-09-21
今日の台地は、台風が過ぎて秋が訪れていました。気温は15度で北風が吹き肌寒く台上は一面のススキ原になっております。
晩夏から初秋のキキョウは終わり、ハギの仲間も多くは花を落としており、これから開花のリンドウやウメバチソウそしてセンブリ各種はまだ見られず今は端境期のようです。
あと少し経てば秋の花々が皆さんを楽しませてくれるでしょう。その間は草原のススキ原を楽しむのもいいですよ。
(2022-09-22掲載)
三浦博嗣 2022-09-17
観察開始から10:00時近くまでは、風もほとんど無く、高塔山、皿倉山や福智山系にある低い灰色の雲もほとんど動かず、ハチクマの姿は全く見えない。
10:00過ぎに少しずつ東風が吹き出し、時折小雨が降り始めたハチクマは海側・山側も全く見られず。
11:00過ぎにやっと福智山系の方向で1羽確認できただけでした。
12:00前に小雨模様で下山。
(2022-09-09掲載)
三浦博嗣 2022-09-08
平尾台の朝は気温は07:00過ぎで20度、北西の風冷たく肌寒く、秋到来を思わせましたがまだまだ日中は暑く30度超えでした。
花々はハギ各種やオミナエシなどもが多く咲き出し、残り少なくなったキキョウやカワラナデシコもあり秋の七草が楽しめます。
いよいよ台上もこれから本格的に秋の花々が咲き出し、ススキ原も一段と美しさを増して来てベストシーズンとなりますよ。
(2022-09-09掲載)
三浦博嗣 2022-08-22
8月に入り3回目(実際には4回目ですが、前回8/16はスタートして1時間程ですごい雨風と雷鳴で急遽撤退)です。
スタート時は気温23度でガスがかかり、少し涼しく感じましたが、帰るころは31度で蒸し暑くなっていました。
花々は、草原ではハギ各種が多く咲き出し、キセワタやナンバンギセルも多く見られるようになり、湿地ではサワギキョウ、アカバナ、サツママアザミが咲き始め、サギソウやコバギボウシなどもまだまだ見ごろです。中峠から広谷への道脇はコウゾリナ、オトギリソウにミシマサイコやオミナエシなど黄色の花が楽しませてくれました。
最後にこの時期は、夜露で歩くコースによっては藪漕ぎ状態で、ズボンに靴の中までびしょびしょになりますのでご注意を。
(2022-08-23掲載)
三浦博嗣 2022-08-07
お盆も近いので、墓掃除に行く途中で早朝に平尾台に寄りました。早朝6:30過ぎに茶ヶ床園地駐車場に着くとほぼ満車。トイレ傍に1台分だけ空いている状態でした。8月2日に来てから4日しか経っていませんが、前回に開花していなかった植物が多く開花していました。 サギソウにナンバンギセル、アキノノゲシやメハジキそしてハギ類も開花。サギソウは昨年とほぼ同じ時期でしたが、ナンバンギセルは少し早いいようです。 台地に出ると少し風がありましたが、何せ暑いので、出かけるのは早い時間で午前中に観察されてください。くれぐれも熱中症にご用心を。
(2022-08-08掲載)
三浦博嗣 2022-08-02
近頃の酷暑で遮る場所のない平尾台なので、暑くなる前の早い時間に観察を終えようと、06時前に茶ヶ床園地着。気温は下界より低いものの25度でした。草原はセッカ、ホオジロ、ホオアカ、にキジの声、少し騒がしいガビチョウの声が聞こえていました。
花々はハギの仲間が少しづつ開花し始め、平尾台で一番好きなノヒメユリも他の草花に隠れるようにひっそりと咲いています。
広谷への道脇は、カワラナデシコ、メマツヨイグサ、コウゾリナが咲き、湿原では、コバギボウシが咲き、間もなくムラサキミミカキグサにミミカキグサ、そしてサギソウが咲き始めます。今からが初秋の花々が楽しみです。
最後にヒナノシャクジョウに出会いました。土から1〜2cm位の腐生植物(僧侶の持つ錫杖に形が似ているため、この名が付く)これでもランの仲間です。今度はホンゴウソウに出会いたいですね。
(2022-08-02掲載)
三浦博嗣 2022-06-25/07-04
6月25日から7月4日まで、3年振りに北海道に出かけました。今回は野鳥仲間との「おじさん3人組}です。
九州では冬鳥で見ている鳥(夏羽を見たい)やほとんど見られない(たまに迷鳥?)鳥などがメインで、花々ではなかったのですがついつい眼につくと気になり一部を写真を撮りました。ほとんど初めての植物が多く、パンフレットに載っている花以外が多く、現地で買った「新北海道の花」図鑑で調べました。間違いがあればご指摘下さい。
野鳥写真および日程は同行した森永氏がサイトに掲載中。
(2022-07-16掲載)
三浦博嗣 2022-07-11
平尾台は少しは涼しいかなと思いましたが、下界と一緒で蒸し暑かった。14日の下見も兼ね、予定コースを回りました。茶ヶ床園地駐車場から西側樹林に向かいました。
ここでは早くも「キキョウ」が多く咲き、林の傍では「ホウライカズラ」が開花しており、他には「カセンソウ」に「アキノタムラソウ」そして「オカトラノオ」は終期に近いが残っています。今回は「ヒナノキンチャク」「ヒオウギ」「ササバラン」「ホザキノミミカキグサ」に「スズサイコ」「コオニユリ」の開花確認でしたが、「ササバラン」だけ見つけられず、それ以外は全て開花していました。
14日も多くの開花植物が見られます。暑いのでゆっくりと観察します。
(2022-07-12掲載)
三浦博嗣 2022-06-12
久しく男池からの登山にきていませんでしたが、今日の男池園地は少しガスがかかり、そこに朝の陽光が差し込み清々しい心地にしてくれました。
遠くでカッコウの声、谷間の奥からアオゲラの声やオオルリの囀りを聞き、多くの樹木や草花を見ながら平治岳(ひじだけ)を目指して、少しずつ高度を上げながら途中のソババッケに向かいました。ソババッケから平治岳登り口の大戸越までさらに岩の多い急登を登ると平治岳を目の前にすることができます。
例年ならここから斜面一面はミヤマキリシマのピンクで染まっているのですが、今年はピークを過ぎていることと、虫食いの被害で思い描いていた景色は見れませんでした。
しかし、頂上の周りなどはまだ十分に鑑賞できました。ここではもう一つの楽しみはオオヤマレンゲ。こちらは咲き始めており「森の貴婦人」の名の通り凛々しい姿でした。
このコースは草・樹木そして野鳥と全てが満足できました。最後に一緒に登った孫が、男池湧水をペットボトル2本に入れて喜んでいました。
(2022-06-14掲載)
三浦博嗣 2022-06-08
今日も暑くなりそうなので、早朝5:20分に家を出て茶ヶ床園地駐車場に6:40過ぎに着くと、すでに車が1台(見たことのある)。何時に来たの?(5:30に)広塚事務局長に電話すると、もう四方台方面とのことでした。わたしの今日の目的種は、「ヤマトキソウ」「ノハナショウブ」「コバノトンボソウ」「スズサイコ」「マイサギソウ」「カキラン」6種。
「ヤマトキソウ」は今年は多く、いくつも出ており、「ノハナショウブ」は咲き始め、「コバノトンボソウ」は数株、「カキラン」は咲き始め「マイサギソウ」に「スズサイコ」は今日のコースでは見つけられず、もう少し後ではないでしょうか。11時近くなると暑くなったので貫山林道へ。ここは「モミジウリノキ」「バイカウツギ」「コガクウツギ」ロードになっています。
草原の花は、今までのメイン「黄色」から「白色」などに変化しています。16日(木)の時は、今日見られなかった「マイサギソウ」「スズサイコ」そして「カセンソウ」も期待できます。
(2022-06-09掲載)
三浦博嗣 2022-05-24
5月12日の自然観察会を雨で中止としましたので、本日(24日)個人主催で観察会をしました。2週間近く過ぎており、開花植物も終期のものや、逆に開花を迎えたものなど僅かな期間で入れ替わりがあったが、この時期ならではの花も見られました。
トキソウは先週より更に多く開花しており、ヒメケフシグロ、ヒメジョオン、ハルジオンはピークを迎えヤマツツジの蕾も膨らみを始めていました。またムラサキが咲き出し、ツレサギソウはピーク、フナバラソウは大半が盛りを過ぎ、エビネも終期に近いものでした。
今日の一番の目的はサイハイランで、2か所(1か所は集合前に見てきました)で最高の開花を見れました。少し暑く夏日を思わせる気候でしたが、多くの花々に暑さを忘れさせてもらいました。
(2022-05-25掲載)
三浦博嗣 2022-05-20
家を出るとき少し雨が落ちていたいたが、茶ヶ床園地では曇っていたものの雨の心配もなくスタート。
観察路では「カノコソウ」はピンクから白色へと終期に近いが、黄色の「ニガナ」「ハナニガナ」「オカオグルマ」「コウゾリナ」が咲き、少しづつ「ウツボグサ」も咲き出し、「オカウツボ」も数か所で見られました。湿地では「トキソウ」が多く咲き始め、これからが見頃を向かえます。台地では「フナバラソウ」も多くなり、「ムラサキ」が咲き出し「エビネ」もまだ見れますよ。
湿地、台地もこれからが一番多く花々が観察できる時期になりました。24日(火)は一緒に出かけて行きましょう。
(2022-05-21掲載)
三浦博嗣 2022-05-10
12日(木)の定例自然観察会:平尾台の下見と5月の開花情報を兼ねて8時前に茶ヶ床園地駐車場に到着。風が強くて肌寒く1枚重ね着をしてスタート。
散策路脇は黄色のニガナ、ハナニガナ、コウゾリナ、オカオグルマなどに埋まっていますが、それでも少しづつ花は入れ替わっています。ラン科植物では、ハシナガヤマサギソウはピークを迎え、キンラン、エビネは少し盛りを過ぎ、新たにツレサギソウが開花を始めました。これからもムラサキなども咲き出します。
これから花の種類が多くなり楽しむことができます。また、ご一緒しましょう。
(2022-05-11掲載)
三浦博嗣 2022-05-05
GWを利用し山仲間(総勢10名)と落人伝説の多い山地に連れ立っていきました。前日は登山口近くでそれぞれテント・車中泊し、翌日7時過ぎから登山開始。
時雨岳までは林道から直登1時間、元気なおば様(?)方に引っ張られるように登る。時雨岳の山頂そして南斜面はヤマシャクヤク、ヤマシャクヤクで埋まり、こんなに多いのは見たことがありません。他にも初めてオオキヌタソウ(大砧草)アカネ科に出会えました。(最初はツクバネソウかなと思いましたが、花が違う?キヌタソウ?
花弁の数が少ない・・・帰宅してオオキヌタソウと判別)そしてルイヨウボタンにも出会えました。白鳥山では山頂直下の石灰岩地のヤマシャクヤクはなかなか趣がありました。そしてイチイの大木も多くありました。ただ、ここではバイケイソウ(梅憲草)ユリ科がヤマシャクヤクより多く、どんどん範囲を拡大しています。
九州背梁山地にはまだまだこのような、出会ったことのない植物が多くあることでしょう。
(2022-05-07掲載)
三浦博嗣 2022-05-02
今日の平尾台台地は気温も12度で西風が強く肌寒く、また写真を撮るのも大変でした。茶ヶ床園地駐車場ではAM7時なのに、GWからでしょうか車5台とバイク3台も停まっていました。
花々は2週間前からすると少しずつ主役が入れ替わりつつあります。また、昨年より開花の早いものや、遅いものと現地で確認しないとわかりません。このGW中に是非行って下さい。
キンラン(金蘭)ラン科やエビネ(海老根)ラン科にオカオグルマ(丘小車)キク科そしてカノコソウ(鹿の子草)スイカズラ科が見られますよ。
(2022-05-03掲載)
三浦博嗣 2022-04-25
平尾台に向かう途中は濃霧で心配しましたが、平尾台は霧はなく晴れていました。自然観察センター駐車場でH氏と、そして見晴台ではN氏とそれぞれ違う目的でしたが偶然会いました。
広谷湿原に向かう道脇はキク科の花々(ニガナ、ハナニガナ、コウゾリナ、オニタビラコ)やオカオグルマなど黄色の花が咲き始めて十分に楽しませてくれました。
湿原は野焼きの影響で見通しよく、湿地植物が咲き始めるころは期待が持てるようです。貫山林道は高、低木の花芽が多く、山道脇はフデリンドウやツルカノコソウなどが見頃でした。台地植物は今年はすでにキンランが多く開花し、シュンランは終わり、シランは開花が遅れと花々で少し早かったり遅かったりとマチマチです。今からがいよいよ本番です。
(2022-04-26掲載)
三浦博嗣 2022-04-13
今日の平尾台は濃霧で吹上峠からは台地方向は全く見えませんでした。到着時は気温は17度から20度にまで上がったが10時過ぎには濃霧と北風で気温も下がり肌寒い日になりました。
少しずつ開花植物も多くなり、シュンランや1株だけ日向にあるエビネが開花しておりオキナグサも一部は綿毛に近いものもありましたが、まだ十分に見ることができます。
久しぶりの貫山林道は、スミレ類も多く、草原では見れない花々があり、野鳥も多く、今年初めてオオルリの声を聞けました。このルートはこれから観察コースにいれようと思います。
今日はもう少し歩きたかったのですが、霧が深くなり寒いので途中でリタイアしました。
(2022-04-14掲載)
三浦博嗣 2022-04-05
今年の春の花は開花が遅れており、前回の訪れから20日以上経ってから再再訪。水無登山口は珍しく一台も車が停まっていませんでした。
少し肌寒さを感じさせるものの、花は期待を裏切らず私たちを歓迎してくれました。キバナノアマナも、イチリンソウ・ニリンソウそしてケシ科のヤマエンゴサク・ジロボウエンゴサクも満開でした。そして昨年は見れなかったトウゴクサバノオも多く開花しており十分堪能しました。ただ、一部昨年は開花していたものが見られなかったのは残念でした。
(2022-04-06掲載)
三浦博嗣 2022-04-03
4日後の定例自然観察会に向け、下見も兼ね、日曜日でもあり、天気も良いのでこの時間でほぼ満車状態でした。自然観察センター駐車場から千貫岩駐車場を経由し風神山に向かいますが、多くのトレラン者がいました。
この時期の主役である「オキナグサ」「ツクシショウジョウバカマ」を求めてここから天狗岩までゆっくりと歩きました。ホタルカズラやバラ科のキジムシロにツチグリそしていろんなスミレなども顔を出していました。
7日の観察会はいつものコースを変え、茶ヶ床園地駐車場から天狗岩への往復のアップダウンの少ない歩きやすいルートで距離も4km弱に変更し、メインの花々をじっくり観察します。多くの皆さんの参加を期待しています。(持参物は ルーペ、植物図鑑、昼食、飲料水)
(2022-04-04掲載)
三浦博嗣 2022-03-28
前回の訪れから10日以上経ち花々も多くの開花を期待して、吹上峠から登りました。
道脇には数種のスミレが咲いていましたが、他にはバラ科のツチグリやキジムシロそしてホタルカズラなど数を増やしているものの他種はほとんど開花していませんでした。その中で開花間近のオキナグサ(2株)を見つけ、今年もやっと平尾台の春の妖精に出会うことができました。毎年この場所が一番先に開花してくれます。他の場所では全く出ていませんでした。
今日の台上は風が冷たく冬に戻ったようでしたが、これから日に日に暖かくなり1つ1つ開花する花が増えてきて、4月7日の観察会では皆さんの眼を十分に楽しませてくれると思います。
(2022-03-28掲載)
三浦博嗣 2022-03-16
先週、野焼き後の景色を見てから1週間経ち(野焼きから約3週間)ぼちぼち開花している植物を観察するのと、過去の3月に開花した植物写真で、身近な植物がないことに気が付きその写真を撮るためにゆっくり道をジグザグに歩きました。
散策路からは、ウグイスやヒバリの囀りがあちらこちらから聞こえてきていました。春の代表的な花々ではホタルカズラは3株、スミレ各種も3種ほど、春のセンボンヤリも3株と咲き始めていましたが、本格的な開花はあと2週間近くかかるようでした。そして平尾台でどのコース、どの山も登っていたと思っていましたが、貝殻山には登っていないことに気が付き登りました。少し暑いくらいの気候でしたが山頂に吹く風の心地よさと展望は素晴らしいものでした。
いよいよ花の平尾台の本番です。4月からの観察会を楽しみに待っていて下さい。
(2022-03-17掲載)
三浦博嗣 2022-03-13
前回の観察登山から1週間。ここのところ気温が高く開花も一段と進んでいるのではと期待して訪れました。
水無登山口は日曜日にもかかわらず車は3台と少なかった。スタートしてまもなく前回開花の少なかったホソバナコバイモも多く開花しているものの、スプリングエフェメラル(春の妖精)も少し開花があるが、数は少ないか、まったく開花していない状態。ネコノメソウの仲間もヤマネコノメソウは多く開花してるが、コガネネコノメソウやイワボタンはわずかに開花しているが他はほとんど開花していない。
山頂は一面のガスで視界はゼロ、風は冷たく少し下り登山道脇にて昼食。みそ汁にお汁粉つきと最高に美味しくいただきました。
一番の目的のキバナノアマナはこのルートでは開花種は見つけることができませんでした。あと、10日〜2週間でそれ以外に、イチリンソウやジロボウエンゴサクなどなど多くの開花に出会えることでしょう。
帰路の途中、スミレのなかで一番先に開花するアオイスミレやツクシショウジョウバカマが林道脇の壁面に一斉に咲き誇っていました。本格な出会いはこれからですので、また、10日ほどして再訪します。
※スプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれているのは、「ツクシショウジョウバカマ」「キバナノアマナ」「ホソバナコバイモ」「イチリンソウ」「ニリンソウ」「ジロボウエンゴサク」「ヤマエンゴサク」などですが、私的には3〜4月に初めて出会える花はすべて「春の妖精」だと思っています。
(2022-03-14掲載)
三浦博嗣 2022-03-08
2月26日(土)の野焼きで延焼した場所が情報によると、偽水晶山・水晶山まで広がり広谷湿原にも及んだとのことで花は無いことは承知で確かめに行きました。歩いたコ-スでは開花している花は「オオイヌノフグリ」だけで他にはありません。
天気も良く絶好の散策日和なので、久しぶりに貫山に登り偽水晶山近くから広谷湿原にむかう道路の東側は一面の焼け野原。いままでは樹木や背の高い草に覆われていた場所が見たことのない風景に一変していました。
近年は湿原とは名ばかりで、人の手が入ってなく多くの湿地植物が埋もれていたのではないかと思っていましたが、今年は今まで見られなかった植物も見られるのではないでしょうか。
あと1週間もすれば様々な植物が芽吹きをむかえるでしょう。今年も植物観察を大いに楽しみましょう。
(2022-03-08掲載)
三浦博嗣 2022-02-08
約1ヶ月振りの大ヶ原にベニマシコを観察しに行きました。いつもの場所には2人の方がカメラを構えており、先ほど3羽出ましたよとのことで待ちましたが出てこず。
一人移動し別の場所で探すも出るのはヒヨドリにシロハラ、アオジなどばかりで、本命の鳥は出ず再度元の場所に戻ると、家内は先ほど5羽出たとのことでしたので、待つも出ず。
探鳥会コ-スを廻って帰る途中でアオゲラの声。探すと遠くの松の木にいるのを見つけ、遠いですがやっと撮影でき帰りを急いでいると今まで一度も見たことのない場所になにか赤い物が見え、何とベニマシコ、それも雄2羽(茎かぶりでしたが)。
今回は諦めていましたが最後にお土産をもらいました。
(2022-02-08掲載)
三浦博嗣 2022-01-30
A氏とお会いした時に、近場のダムに「ヒシクイ」の情報をいただき、2か所を回りました。最初のダムは昨年は多くのカモ類が入っていましたが今年は当初、全く水がなく、カモ類はほとんどいませんでしたが、最近少し水量が多くなり「ヨシガモ」や「コガモ」などが入っていました。
次のダムには、奥の方に「マガモ」や「キンクロハジロ」や「ハシビロガモ」は見られるものの、「ヒシクイ」は見当たらず少し移動すると道路から近い小さな洲に6羽の「ヒシクイ」休んでいるのを見つけることができました。その中の1羽は嘴の基部に白い部分があり「サカツラガン」特有の特徴がありましたが、嘴の先は黄色くなっており「ヒシクイ」と思いますが、お分かりの方はお教え下さい。
*私の写真にはその特徴が写っていませんが、美代子氏の写真には写っています。
(2022-01-31掲載)
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