三浦美代子 2014-12-19
二日前の猛烈寒波到来(特に北海道・北陸)で雪を期待して向かった。豊前坊駐車場まではアイスバーンであったが英彦山の積雪はそれほど多くなかった。アイゼンを装着して登り始め、雪は5〜10センチぐらい、溶岩の壁のツララは成長していたが、周りの木々の霧氷はなかった。しかし一本杉から北岳山頂までの樹氷は素晴らしく青空に映え、自然の造形美に感激と感謝の気持ちであふれた。北岳山頂では積雪30〜40センチぐらいあったが、風が吹き抜けるせいか樹氷は少なかった。中岳山頂も雪は少なく、小屋では四王寺の滝を見て南岳経由の登山客が2名食事をとっていた。滝のツララも凍っていたようだ。今日で、今年通算300回目の英彦山登山を達成した渡辺さんにお会いし記念写真を撮らせていただいた。今年は310回達成するのだと笑顔で話され、その持続力に敬服した。バイオトイレが17日から故障して、2つともトイレが使用できなくなっていた。運転当初は色々問題は発生するものかもしれない。北西尾根を下山しブナ林の中で、メジロ・ヤマガラ・エナガの混群にであい、なんとかそれらしき姿を写真に撮ることが出来た。又、木の幹を下に向かって動いているゴジュウカラを見つけ双眼鏡で確認でき嬉しかった。今回雪の写真撮影は、野村芳宏氏講師の”コンパクトデジタルカメラ講座”で教わった、露出プラスで撮影しました。
観察した野鳥
ヒヨドリ・コゲラ・ヤマガラ・メジロ・エナガ・ゴジュウカラ・カケス
三浦美代子 2014-12-06
12月に入り真冬なみの寒さになり、山では積雪の予報があった。雪を求めて英彦山に向かった。豊前坊の駐車場は車一台もなくー5℃で雪におおわれていた。
登り始めから樹氷が見られ心はずむ。ミソサザイのさえずりが聞こえた。積雪もシオジの林あたりまで10〜20センチぐらい。北岳の急な上りをラッセルしながら歩く。時々太陽の光が霧氷の木々を照らし美しい。溶岩の壁のツララも見事だ。だんだん積雪も20〜30センチぐらいになり、アイゼンを装着して登る。樹木や岩のエビのシッポが楽しい。木道もすっかり雪の覆われている。一本杉に着くと青空に輝く樹氷がキラキラ輝き眩しいばかりである。樹氷のトンネルを抜け、樹氷の合間に見える周りの山々(刈又山・犬が岳)も雪をかぶって美しい。
三浦美代子 2014-11-22
福岡県と佐賀県の県境に海抜1000メートルに近い峰々(背振山系)がある。東は背振山、西は雷山まで連なり、美しい山容を見せている。今回、背振山系第2の高峰である井原山から、霊峰として知られている雷山まで縦走した。
井原山は、オオキツネノカミソリやコバノミツバツツジの群生地で有名である。井原山と雷山の紅葉はまだ残っていて、特に黄葉のシロモジが自然歩道に多く目につき、イタヤカエデやカジカエデは少なかった。赤く燃えるウリハダカエデやコハウチワカエデやヒナウチワカエデも赤や黄色の紅葉を楽しませてくれた。イヌシデの輝く黄葉やアオハダの紅葉も美しかった。黄色ではなく赤茶色に紅葉しているシロモジを見つけた。葉っぱの酵素、成分のせいか?珍しいなと思った。雷山までの頂上付近では、ブナの自然林があり落ち葉を踏みしめながら、楽しんで歩いた。
観察した野鳥
エナガ、ミヤマホオジロ、ヒヨドリ、シロハラ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ
三浦美代子 2014-11-16
英彦山の主要登山道は、正面参道(別所駐車場から奉幣殿を経て中岳に至る)、北参道(豊前坊(高住神社)を起点と北岳に至る)、南参道(鬼杉入口から南岳に至る)の三つがある。裏英彦山道は西側が開けた英彦山にあって、東山腹を巡るルートである。
今回、紅葉の美しい玉屋神社を見て、裏英彦山道の籠水峠から中岳を登るルートを歩いた。全般的に紅葉は過ぎていたが、玉屋神社のオオモミジやウリハダカエデなど素晴らしい色合いを楽しめた。裏英彦山道は道が荒れていたが、紅葉の過ぎた色合いも風情があってよかった。コマユミのピンクの葉が生い茂り際立って素晴らしかった。中岳山頂では登山客も多く、バイオトイレ隣の休憩所に風雨よけの雨戸が入れられていた。入口が広いので真冬の寒さを考えると不安に思えた。下山の北西尾根も落ち葉を踏みしめながら、残った紅葉も気持ちよく英彦山の素晴らしさを感じながら歩いた。
三浦美代子 2014-10-26
英彦山は、福岡・大分両県の県境にそびえ、羽黒山や熊野大峰山と並ぶ、日本三大修験の山といわれている。奇岩(逆鉾岩や屏風岩など)の多い独特の山容と四季折々の豊かな自然に溢れた山である。豊前坊の駐車場にも、紅葉を求めて他県の車ナンバーが多く見られた。
今回は、シロモジの黄色の紅葉と、コミネカエデやドウダンツツジの赤の紅葉が特に目立ち、綺麗であった。北岳山頂からは、ブナの落ち着いた茶色の紅葉も見られ、南岳や中岳の山腹は色とりどりの紅葉に染まった姿も楽しませてくれた。
下山ルートの北西尾根コースでは、黄色のシロモジが多く、その落ち葉の絨毯も美しかった。そこで、思いがけずヒレンジャクを見ることができ、尾の先の赤が美しく、印象的であった。私にとって初めて見ることができ感激した。その時、広塚氏がヒレンジャクの写真を撮られた画像に、マミチャジナイがはっきり写っていたのには、3人とも驚かされた。
まだまだこれからも英彦山の紅葉が楽しめそうだ。
三浦美代子 2014-10-19/20
大分県にある九重山の紅葉を求めて山に登った。九重の紅葉は大船山山頂の御池(おいけ)から下り始めると言われている。紅葉の最盛期ではないかと期待して登ったが、今年は紅葉が少し遅れ気味のようで、また10月に2回の台風の影響か木の葉が痛み、色合いも今ひとつであった。
1日目に三俣山に登る。秋晴れに恵まれ、登山客も多かった。西峰には一面のリンドウが咲いていて、美しかった。本峰から眺める北峰の紅葉もまだ早かったが、ドウダンツツジの赤や黄色に染まった姿は美しい。雨ヶ池にはまだマツムシソウやフクオウソウやヤマラッキョウが咲いていて目を楽しませてくれた。長者原までの原生林は色とりどりの紅葉が素晴らしかった。
2日目の大船山は今 水から入り、東尾根の直登ルートを登る。樹間から紅葉に染まった黒岳を眺め楽しみながら、大船山の御池を回り込み、御池のそばまでおりた。
三浦美代子 2014-10-11
福岡県宗像市・福岡教育大学の背後に位置する城山から北に延びる宗像四塚連山は、金山、孔大寺山、湯川山と続いている。標高の低い山が連続している割に厳しいアップダウンの繰り返しで、なかなかタフなルートとして知られている。今回この縦走を初めてチャレンジした。
城山山頂にハナカズラが咲いているのを見つけ喜んだ。ハナカズラ(花鬘)は、花の美しいつる植物の意味で、日本で唯一のつる性トリカブトである。城山でも登山愛好家に保護されている。
秋風が吹き心地よく縦走路を歩いた。孔大寺山への上りも下りもきつく、垂見峠近くになるとドングリが多く落ちている。垂見峠から湯川山への登山道にもマテバシイ林があり、そのドングリがたくさん落ちていた。湯川山山頂で可愛い花たちに出会い、眼下に見える美しい海の眺めを楽しんだ。山頂からの下山ルートを間違えたりしたが、無事に縦走を達成することができた。
三浦美代子
2014-10-03.
福智山は、北九州、筑豊の背後にそびえる山として古くから親しまれてきた山である。各方面から多彩な登山口があり、麓にはダムが多く、上流にはたくさんの滝がある。山頂は草木(クマザサ・ススキ)で覆われ,四方の展望も素晴らしい。今回は、女性2人で鱒渕ダム登山口から、ホッテ谷新道を歩いて山頂に登り、七重の滝を眺めながらの下山を選んだ。
歩き始めから、ツリフネソウの花がたくさん見られ、タカネハンショウヅルの淡紅紫色の花もみつけ喜んだ。ススキに覆われた福智山山頂は心地よい秋風が吹いていた。下山の道で秋のセンボンヤリを見つけなるほどと思い、春に香春岳で見つけたセンボンヤリを思い出した。荒宿荘に行く途中で、たくさんのアキチョウジを見つけ、キバナアキギリも残っていてその可愛い姿に微笑んだ。アキノキリンソウやノコンギクやホソバノヤマハハコがあちらこちらに咲き、秋を感じた。七重の滝(一の滝から七の滝まで)は水量も多く、水しぶきが自然の素晴らしさを感じさせた。
三浦美代子 2014-09-13/15
三浦美代子 2014-09-07
福岡県太宰府の背後にそびえる宝満山(ほうまんざん)は花崗岩の岩山で山岳信仰の拠点であった。今回は粕屋郡宇美町にある昭和の森の最上部に駐車して頭巾山(とっきんさん)経由で登った。
頭巾山山頂までは急登が続き、風もほとんどなくアブを避けながらきつい登りであった。頭巾山山頂近くから、黄色の斑点があるシコクママコナが多く咲いているのが見られ、喜んだ。宝満山への尾根沿いではヤマジノホトトギスがたくさん見られ、また、ツルリンドウを見つけたときは、嬉しかった。宝満山山頂の裏の岩壁にはイワギボウシがあちこちに見られ驚いたが、花は満開を過ぎていた。
キャンプセンターにはバイオトイレがあり、綺麗に掃除されていたが、ラーメンなどの汁をトイレに流さないよう張り紙が してあった。
三浦美代子
2014-09-02
山ガール?3人が奉幣殿から衣が池まで、ゆっくり樹木(イチイとカヤの違い等)や花などの説明を受けながら歩く。ソウシチョウの群れにも出会い喜ぶ。林の中は、フッキソウ(富貴草)やマツカゼソウ(松風草)に覆われていた。急に、「オオー見つけた」と歓声の声!ヒナノウスツボ(雛の臼壺)だった。珍しいという。花も可愛い顔をしている。四王寺の滝は水量は少ないが水しぶきが気持ちが良い。直登コースの崖登りもなかなか厳しい。一輪のミヤマウズラ(深山鶉)がひっそり咲いているのを発見!葉の斑紋がウズラに似ている?という。白く咲いている花は可愛い。貴重な花なので盗掘されないで株が増えることを願う。
三浦美代子 2014-08-06/09
8月6日(水) 晴れのち曇り
小倉駅 7:46〜白馬駅(はくばえき) 16:38〜猿倉荘 17:00(泊)
8月7日(木) 晴れのち曇り夕方から雨
猿倉荘 6:30〜白馬尻(はくばじり) 7:55−8:12〜大雪渓入口 8:40〜大雪渓の終わり 10:35−10:55〜葱平(ねぶかっぴら) 11:15〜避難小屋 12:18−12:56(昼食)〜村営頂上宿舎 14:35−15:00〜白馬山荘(はくばさんそう) 15:25(泊)
三浦美代子 2014-07-26.
朝から雲が覆い雨を心配しながら登りはじめ、そのせいか風が心地よく感じられ、気温も22℃と下界の猛暑が信じられないほど。今回の一番の目的は“オオキツネノカミソリ”の花を見る事。5月29日の英彦山ではほとんど食害にあっていた為、残っているだろうかと心配していたが、衣が池あたりで一輪だけ咲いているのを見つけてホッとした。食害被害があったところでは、まだ蕾の“オオキツネノカミソリ”を見つけたが、その数は随分減っているとの話。自然の厳しさを感じさせられた。
籠水大岩石から眺める山々はそよ風と共に心地よく心洗われたが、高所恐怖症の相棒はそそくさと下りた。この時期の花は“ナガサキオトギリ・ミゾホオズキ・オオルリソウ・ヤマトウバナ”など小さなかわいい花が見られ、北西尾根からの下山ルートで“ツチアケビ・タマゴタケ”を見つける事が出来、喜んた。
三浦美代子 2014-07-12
城山連山は、宗像・遠賀地方では古くから四塚、四塚連峰などと呼ばれている。東より城山(369m)、金山(317m)、孔大寺(499m)、湯川山(471m)と峰をそびえてる。登山口に向かっていると、“キョロロロ...”とか弱い声が聞こえてきた。“アカショウビン”の声だ。初めて城山で聞くことが出来た。この時期は、“ウスキキヌガサタケ”が見られたらいいなと思ったが、常連の登山客から2日前は見れたが、今日はなかったといわれて残念。熊本から25名の団体に出会い、“ウスキキヌガサタケ”目的のツアーであると聞き、いかに城山の“ウスキキヌガサタケ”が有名か知り逆に驚いた。
ところが、金山南岳から北岳への途中の登山道で赤い帽子をかぶった“タマゴタケ”を見つけることが出来、大喜び!城山山頂から自然道へ150m下ったところでも“タマゴタケ”を見つける事が出来た。この“タマゴタケ”は、かさも柄も食べられるそうだ。石峠に下山途中、“キョッ、キョッ”とけたたましい鳴き声が道を挟んで2羽聞こえる。すぐ近くにとまっているのだろうが見えない。アオゲラかオオアカゲラかわからないが、幼鳥を親鳥が呼んでいたのだろうか?石峠に“ムサシアブミ”の葉っぱだけがあり、今年の4月に撮った仏炎苞の写真があったので添付した。“ウスキキヌガサタケ”は梅雨時から秋にかけて見られ、2年前の9月15日に撮った写真を添付した。
三浦美代子 2014-07-05
尺岳は皿倉山〜福智山の縦走路の半ばにあり、福智山山頂から尺岳山頂までは約5Kmのコースである。前々日からの大雨で川の水が増水していた為、渡渉するのに困難であった。落差10mほどの大塔の滝では冷たい水しぶきが心地よい。汗まみれになりからす落ちで一休みして、尺岳縦走路に向かう。”カケス”の奇声が鳴り響く。豊前越の手前で突然キョッ、キョッ、と鳴き声。あまり高くない幹にとまっていた”アオゲラ♂”を見つけた。頭上の赤い色を見た時は、嬉しさで興奮する。ほかにも、クロツグミ・キビタキ・ウグイス・ホトトギスの声が聴かれた。尺岳平では、紫色の”ウツボグサ”の群落があちこちに咲き乱れ、楽しませてくれた。尺岳山頂では、見晴らしもよく、”クマノミズキ”の白い花が咲いていた。下山ルートでは、鳴き声はチョットうるさく、姿は色鮮やかなかわいい”ソウシチョウ”の姿も見ることが出来、嬉しい。苔にびっしり覆われている幹を見て、息が出来るのだろうか?この樹木にとって苔は迷惑なのではないだろう?などと思いながらも、緑に染まった林の自然の美しさも感じながら歩いた。川の水も行きと比べ水量も減っていた。
三浦美代子 2014-06-29.
背振山は福岡・佐賀両県境に東西60キロにわたって連なる背振山地の最高峰である。英彦山と並んで山岳修験場として栄えた。現在は山頂一帯に自衛隊や気象台のレーダードームがある。私も何年かぶりの、背振山登山である。椎原登山口からは渓流沿いに歩きはじめる。川の水しぶきが冷気を運び気持ちがよい。
山道の両サイドにシダ植物が多く茂っている。鬼が鼻ルートを見失い椎原峠に直接着く。花の少ない時期なのか、ヤマツツジ・ヤマボウシ・イワガラミが見られた。矢筈峠から車道を歩き、背振山の山頂につく。山頂からの眺めは良い。矢筈峠から車谷コースには、たぶん”オオキツネノカミソリ”と思われる株がたくさん見られた。今は葉のみが生い茂っている。花の時期が楽しみだ。素朴で地味な”ヤマアジサイ”の群落がホッとさせるが、花が随分減ったと他の登山客が残念がっていた。小さなかわいい花で”ラン”らしきものを見つけた時は感激!盗掘されないことを願うばかりだ。渓流のそばで花は終わっていたが、”ヒメウワバミソウ”の群落を見つけた時はビックリした。
三浦美代子 2014-06-15
豊前坊の駐車場では、団体の登山客も多く、この時期の英彦山の”オオヤマレンゲ”が有名なのだと実感しました。岩壁のそばの”オオヤマレンゲ”は期待を裏切ることなく、上品な清楚な花びらに甘い香りを漂わせていて感激しました。七分咲き?でしょうか、蕾もまだありました。ちょうど、その時”オオルリ”の囀りと姿を見ることが出来、空を見たり花を見たり、興奮しました。中岳山頂では、”ヒコサンヒメシャラ”がたくさん綺麗に咲いていて楽しませてくれました。北西尾根を下山途中に、バイオトイレの掃除の為、登ってこられていた、筑豊山の会の方々2名と出会い、感謝の気持ちを伝えました。ありがたいことですね。スキー場では、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、コゲラの幼鳥でしょうか、木々の間を飛び回ってくれ、楽しませてくれました。
三浦美代子 2014-06-07/08
九重連峰の“ミヤマキリシマ”といえば、平治岳といわれています。今回は二つのルートを歩いて、ピンクに染まった平治岳を楽しんできました。
6月7日(土) 曇りのち雨 平治岳
前日雨が降り、曇り天気にもかかわらず、吉部駐車場にはたくさんの登山客がおりました。坊ヶつるでは平治岳の山頂あたりが、ピンクに染まっている姿に心躍りました。大戸越に着くとたくさんの登山客がピンクに染まった平治岳に絶賛の声をあげ、カメラにその姿を撮っていました。ひしめくように咲いている小さなかわいい”ミヤマキリシマ”が平治岳の斜面を覆い、山頂をめざす登山客が列をなし、滞っていました。”ホオジロ”がミヤマキリシマの枝にとまり、懸命にさえずっている姿に急いでカメラにおさめました。平治岳南峰から見る本峰がピンクに染まっている姿は本当に素晴らしい物でした。山頂ではガスがかかってきたので、早めに下山しました。”ミカエリソウ”の群落があり、急なガレ場も多く、大船林道あたりで雨が降り出しました。
三浦美代子 20140-05-31
事前の情報通り、仙酔峡は”ミヤマキリシマ”は終わっていたが、駐車場はたくさんの登山客でビックリ。ロープウェイも運行中止になっていた。雲一つない晴天の元、仙酔峡尾根(通称バカ尾根)を登って行くのはきつく、火山礫を落とさないように用心して登る。左手の見える虎ヶ峰・鷲ヶ峰の岩肌が険しい。高岳東峰への尾根沿いに”マイヅルソウ”の群落がいたるところにみられ、そのかわいい姿にホットした。天狗の舞台あたりから”ミヤマキリシマ”の群落が見られその鮮やかな色合いに心弾んだ。雄大で紅葉がすばらしい根子岳の姿を目の前にして昼食をとった。ヤカタガウドからのルートも土砂で崩れていた。高岳・中岳の山頂を登り、火口展望台では、噴煙をあげるいくつもの火口を見ながら、その大きさに驚いた。風向きがよく、雄大な阿蘇山の姿を見ながら今日一日を感謝し下山した。
三浦美代子 2014-05-29.
籠水峠から裏英彦を案内してもらい、急登を登り、初めて籠水の大岩壁を登りました。シャクナゲの群落(花は終わっていました)があり、かわいい”ベニドウダン”が咲いていました。高い崖からの視界がよく、心弾みました。“コガクウツギ・ブンゴウツギ・カマツカ・クマノミズキ”など、樹木の白い花々がたくさん咲いていました。
中岳山頂の“ヒコサンヒメシャラ”は、まだ蕾でした。南岳からの下山時には、“コツクバネウツギ・オトコヨウゾメ”の花がかわいく咲いていました。又鎖の崖では、かわいい”ウスノキ”をようやく見つけることが出来、喜びました。鳥の声で、初めて“コノハズク”の声を聞くことが出来、充実した楽しい一日でした。
三浦美代子 2014-05-09
春の井原山の山頂を彩る、満開のコバノミツバツツジが見たくて登りました。水無登山口はあれほど一面に咲いていたイチリンソウ、ニリンソウはわづかに残るばかりで、コンロンソウ、タニギキョウ、ラショウモンカズラがいたるところに咲いていました。コバノミツバツツジはちょうど5月の連休3〜5日頃が一番いい見頃だったようで、少し満開を過ぎていました。しかし、山頂近くから雷山縦走の尾根沿いにはコバノミツバツツジが咲き乱れ、花トンネルが楽しめました。又、コバノミツバツツジの花びらが一面に散っている姿も素敵でした。新緑の黄緑とピンクの花びらの色と光が素敵な空間を作って楽しませてくれました。
三浦美代子 2014-04-24
“井原山”は、福岡県の西、佐賀県との境に連なる背振山系の一つであります。夏に咲き誇るオオキツネノカミソリは、特に有名な山です。花を求めて女二人旅、平日の為か登山客はあまり多くなく新緑の山を楽しめました。登山口から、コンロンソウ、イチリンソウ、ニリンソウのかわいい花の群生が私達を迎えてくれました。オオキツネノカミソリの群生の葉も生い茂り、夏の到来が楽しみです。野鳥(ソウシチョウ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、ミソサザイ等)のさえずりもよく聞かれました。コバノミツバツツジはまだ蕾が多く、山頂近くで花がいくらか咲いていて楽しませてくれました。山頂から雷山ルートを歩くと、かわいいスミレの群生が多く咲 いていました。わづかに咲いていたラショウモンカズラを見つけた時は嬉しかったです。
三浦美代子 2014-05-03/04
大船林道の新緑は心弾ませ、ユキザサ・チゴユリ・エイザンスミレなど可愛い春の花たちの出会いに喜びました。又、坊がつるでは馬酔木が満開に咲き乱れてました。
キャンプ場は100個以上の色とりどりのテントが設営されていました。大船山山頂から見える春萌えの四方の山々が疲れを癒してくれました。夕食を早めに楽しみ、夕日が赤く山を染める姿を見ることが出来ました。夜は零下3℃まで冷え込み、シュラフの中でも寒く、足先が冷えていましたが、夜の満天の星は大きく輝きその美しさに満足しました。
三浦美代子 2014-04-12
4月12日午後3時ごろ、里山の許斐山(福岡県宗像市・福津市)に行こうとして、宗像市野坂の土手にある“ため池”のそばを通りました。“ククククク・・・”という鳴き声がして、双眼鏡で見ると嘴が太いカモが泳いでいました。
あわてて、カメラにおさめました。家に帰り、調べてみると、“ハシビロガモ”のつがいではないかと、思われました。
・観察場所:宗像市野坂・鐘搗田池 @5030-5434
三浦美代子 2013-10-29
雲一つない秋晴に恵まれました。大船林道の紅葉はまだこれからかなという感じでしたが、綺麗でした。
平治岳の紅葉も見事ですそ野を飾り、きらきら光るススキの後ろには、紅葉した大船・段原・北大船山が雄大に見えました。
三俣山南峰直登の登りは厳しく、やっとこさ登ることが出来ました。南峰山頂から北峰大鍋・小鍋に向かいました。紅葉はいい時を過ぎていると他の登山客から言われましたが、私達にとっては充分綺麗で大鍋・小鍋の紅葉を楽しめました。小鍋から雨ヶ池のおり坊がづるから別れを惜しみました。
三浦美代子 2013-05-03/05
三浦美代子 2013-02-10,11
三浦美代子 2013-01-19
今年2度目の英彦山に登りました。冬の英彦山は豊前坊から北岳・中岳のルートが大好きでした。雪と樹氷が織りなす自然美は何度来ても素晴らしく感動を与えてくれました。前も同じ風景を撮ったなあと思いながらも、ついシャッターをおしたい衝動に掻き立てられました。
今回は積雪が多く、雪を楽しめましたが、北岳から中岳の樹氷は風が強いせいか落ちてしまっていました。中岳山頂では登山客が多く、やっと小屋の一角に入ることが出来、楽しい昼食を食べることが出来ました。他のグループから美味しい豚汁を戴いたりもしました。
下山のルートの北西尾根の雪と樹氷は素晴らしいもので、感激しました。大きな樹氷も多く、その風景は何か異様なものを感じました。一瞬の青空の中に輝く樹氷も素晴らしく心を輝かせました。英彦山は本当に素晴らしい山だなあと感謝しながら、下山しました。
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