クマタカ
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 三浦美代子 \2016年

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霜柱とアセビ(馬酔木)

三浦美代子 2016-12-03

  • 2016-12-03(土) 晴れ くじゅう連山 坊がつる
  • 長者原登山口 11:10〜展望台(昼食)〜雨が池 13:00〜坊がつる 14:00〜法華院温泉

大分県にあるくじゅう連山の雨が池から法華院温泉まで歩いた。黒土に霜柱が見られ、特に雨が池への木道の下に、霜柱の芸術品のような模様が見られ、びっくりするとともにその美しさに心ひかれた。坊がつるでは、初冬の山なみが美しく、馬酔木の蕾を持った赤い花と、茶色の実がついていて、初めて気がついた。夕焼けが山々を染め、その美しさに感動した。

紅葉が終わった英彦山

三浦美代子 2016-11-26

  • 2016-11-26(土) 晴れのち曇り 2℃〜10℃ 英彦山(1200m、添田町)
  • 鬼杉登山口 9:08〜鬼杉 9:24〜南岳分岐 9:51〜籠水峠 10:53-11:14〜鹿の角(1071m) 11:35〜鬼の舌 12:05〜山頂(昼食) 12:32-13:17〜北岳 13:45〜一本杉 14:12〜シオジ林 14:51〜豊前坊 15:23
  • 観察した鳥:ハイタカ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、コガラ、ヒヨドリ、エナガ、ゴジュウカラ、ルリビタキ

広塚氏の鳥類生息調査に同行させてもらった。鬼杉登山口ではルリビタキの声が聞こえ、カケスのかん高い声が響く。南岳分岐からの林の中でも、紅葉している樹はわずかで、コミネカエデとコハウチワカエデの紅葉と、エノキの黄葉ぐらいであった。落葉した広葉樹林帯を歩く。アオゲラのドラミングが響き渡るがなかなか姿を見る事は出来ない。エナガ、ヤマガラ、シジュウカラの混群が飛び回る。耳を澄ませながら、周りの樹林帯を見まわしながら、登っていく。冷たい風も心地よく、急登の山登りが続く。ツクシタツ ナミソウを見つけた時はビックリ。この寒さでも花を咲かせている生命力の強さを感じる。山頂から北岳へは冷たい南風が吹き、鳥の声が聞かれなかった。溶岩の壁に小さなツララの残りが2か所ぐらい見られた。素晴らしい冬の英彦山の到来が楽しみだ。

一気に色づいた英彦山

三浦美代子 2016-11-10

  • 2016-11-10(木) 曇りのち小雨 英彦山(1200m)
  • 豊前坊駐車場(3℃) 8:34〜シオジの林 9:12〜一本杉 9:55-10:00〜北岳 10:36〜中岳(昼食) 11:15-12:00〜北西尾根ルート〜バードロード分岐 (9℃) 13:05-13:10〜スキー場 13:30〜豊前坊駐車場(6℃) 14:00
  • 観察した鳥:アオゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、エナガ、ヤマガラ、コゲラ、アオバト

2,3日前からの冷え込みで一気に色づいて、英彦山の豊前坊駐車場は素晴らしい紅葉を見せてくれていた。寒々とした冷気を感じながら登りはじめ、シオジ林付近で木々の間をサッと飛ぶアオゲラを見つけた時は嬉しかった。又、ミソサザイの地鳴きが響き渡り、ゴジュウカラも枝を下を向いて動く姿も確認できた。一本杉手前から、アトリの大群を探したが、見当たらなかった。しかし、5日前にはなかった木々が紅葉し、中岳の斜面やブナ林も美しかった。北西尾根から見える周りの山々の紅葉も素晴らしく、コミネカエデの赤が際立って美しかった。英彦山の男池 のような林(広塚氏の御言葉)は、素晴らしい秋のよそおいで、ロマンチズムも味わいながら楽しく歩く事ができた。豊前坊駐車場に着いた時は小雨も降り始めていたが、色づいた紅葉を見に来られていた人々も多かった。

美しい裏彦の紅葉

三浦美代子 2016-11-05

  • 2016-11-05(土) 晴れ  7℃〜9℃  英彦山(1200m)
  • 豊前坊(7℃) 8:45〜薬師峠 9:05〜ケルンの谷 10:50〜中岳山頂(昼食) 12:10-13:00〜北岳 13:55〜一本杉 14:20〜豊前坊(9℃) 15:05
  • 観察した野鳥:ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、コゲラ、ハイタカ、ハヤブサ、アトリ、ミソサザイ、ソウシチョウ、アオゲラ

山の仲間達と広塚氏案内で裏彦(うらひこ:添田町・英彦山の東、大分県側)に登った。急坂を登りながら、シロモジの黄葉が多く見られその美しさに皆で感激した。高くなるにつれ、コミネカエデやコハウチワカエデの紅葉が赤く輝き、青空に色とりどりの紅葉が映えて素晴らしかった。ケルンの谷を過ぎてから、待望のアトリの群れと出会い、枝に赤い実とついばむアトリを見る事ができた。山頂では多くの登山客がいたが、紅葉は終わっていた。ガレ場の天狗の滝ルートを下った3人と別れ、北岳から一本杉に下りた。この近くでもアトリを探したが残念ながら出会えな かった。豊前坊に下り、助っ人に行った広塚氏と3人の無事を喜びあった。

終わっていた大船山の紅葉

三浦美代子 2016-10-29/30

半年ぶりに山の仲間達と大分県にあるくじゅう連山の三俣山と大船山に登った。29日は朝から小雨が降り雨具を着て登る。大曲登山口から、すがもり越までの登山道は熊本地震の爪痕の大きな落石があちこちに見られた。すがもり越では、石造りの壁が崩れる恐れがある爲だろうか、立入禁止のテープがまだ張られたままだった。ガスに覆われた三俣山を登る。本峰に着くころにはガスがはれ、紅葉の北峰を見れることを期待しながら登った。ドウダンツツジの赤く紅葉した一本の木を見つけ喜んだ。西峰、本峰に着くが何も見えない。諦めてすがもり越に向かって下山していると、急に目の前のガスがはれ、壮大なくじゅう連山の山なみが見えてきて感動した。下山後、長者原から筋湯に向かって移動していると、夕日に照らされ、キラキラ光るススキの草原が一面に見られ、その光景に心奪われた。そのそばには、ヒゴタイが一輪とウメバチソウ、アソノコギリソウが見られて嬉しかった。
30日の大船山は今水登山口から登った。登山客の車が多いのにはびっくりした。黒岳の紅葉も楽しみながら、急登を登っていく。シラキの黄色の紅葉や、コミネカエデやドウダンツツジの赤の紅葉が美しい。青空のもと、山頂の御池の紅葉は残念ながら終わっていた。山頂から眺める北大船山方面の紅葉はまだ綺麗だったが赤の輝きがなかった。山頂には多くの登山客であふれていた。段原から米窪のそばを通って下山した。ニシノヤマタイミンガサの群生も見られ、オトコヨウゾメの赤い実やムラサキシキブの紫の実を見つける事ができた。くじゅう連山の素晴らしさを再認識した2日間であった。

秋の花園の福智山

三浦美代子 2016-09-24

Highslide JSタカネハンショウヅル
(高嶺半鐘蔓)
  • 2016-09-24(土) 曇りのち晴れ 福智山(直方市)
  • 鱒渕東公園 8:40〜鱒渕ダム登山口 9:32〜ホッテ谷分かれ 10:45〜ホッテ谷新道経由〜からす落ち 12:30〜山小屋荒宿荘(昼食) 12:40-13:20〜福智山迂回路経由〜頂吉分かれ 14:50〜月の平 16:05〜上頂吉林道入口 16:55〜頂吉少年自然の家〜鱒渕東公園駐車場 17:35

今回はホッテ谷新道から福智山(直方市)を迂回し、頂吉分かれから林道に下りる初めてのルートであった。ホッテ谷分かれに着くまでに、ツリフネソウの群生は今年も美しく咲いていた。今まで気づかなかった、タカネハンショウヅルとナンバンハコベの群生を見つける事ができ感激した。福智山迂回路の山道でアキチョウジの群生が咲き乱れ、その中にキバナアキギリの花を見つけた時は嬉しかった。2週間前にはこの場所ではまだ咲いていなかった。アキノキリンソウも一株見つけた時は、秋を感じた。頂吉分かれまでの尾根道はススキが刈り取られていたが、その中でシオガマギクを一株二株見つけ、群生まで見つけた時はとても喜んだ。頂吉分かれからの下山は長く、花も少なく、きついもので あった。しかし、秋の花々を沢山観察することができ、満足した一日であった。

初秋の福智山

三浦美代子 2016-09-10

Highslide JSススキと秋の空
  • 2016-09-10(土) 晴れ 福智山(900.8m)
  • 白糸の滝駐車場 8:00〜林道 8:45〜八丁越え〜福智山山頂(18℃、昼食) 10:08-10:52〜九州自然歩道〜鈴ヶ岩屋 11:12-11:28〜ホッケ谷分れ 12:20〜からす落ち 13:34-13:45〜荒宿荘 14:00〜上野越と八丁越との分岐 14:12〜八丁越え〜林道 15:00〜白糸の滝駐車場 15:35

ススキの草原が広がる福智山(直方市)に登った。八丁を越えたあたりでシオガマギクを一株見つけた時は嬉しかった。山頂では秋風が心地よく吹いていた。鈴ヶ岩屋は岩があるだけだったが、ツルリンドウを見つけ、ホッケ谷近くでツリフネソウを見つけた。上野越と八丁越との分岐近くでキバナアキギリを見つけ、その特徴ある花の形に見入ってしまった。

ハギとチョウセンヤマニガナの平尾台

三浦美代子 2016-09-08

Highslide JSチョウセンヤマニガナ
  • 2016-09-08(木)曇りのち晴れ
  • 平尾台(北九州市小倉南区)
  • 参加者:広塚忠夫、三浦博嗣、中村照美、松隈英子、三浦美代子

一週間後の平尾台自然観察会の事前調査の爲、5人で歩いた。平尾台は秋の気配が漂い、色々なハギの花が咲き、その識別に悩みながらも楽しんだ。途中でYさんに出会い、ヒメノハギを教えてもらい特徴を確認したり、広塚氏から、珍しいチョウセンヤマニガナの花が咲いている所を案内してもらい、アキノノゲシとの違いも確認した。

初秋のよそおいの英彦山

三浦美代子 2016-09-01

Highslide JSヤシャビシャク(深山の老木の樹上に生える)
  • 2016-09-01(木) 小雨のち曇り 16℃〜18℃  英彦山(1200m)
  • 豊前坊(16℃) 8:45〜シオジの林 9:50〜一本杉 10:35-10:50〜北岳 11:32〜中岳山頂(18℃)昼食 12:25-13:02〜北西尾根ルート〜バードロード分岐 14:30〜スキー場 15:00〜豊前坊(18℃) 15:27
  • 観察した鳥:トビ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ウグイス、ゴジュウカラ、エゾビタキ、ソウシチョウ

豊前坊に着くと小雨も降り始め、気温も16℃と、少し肌寒かった。崩落している逆鉾岩を確認し、カケスやソウシチョウの声が響く。イワタバコは大きな葉と実をつけ、アキチョウジやシコクママコナやナガサキオトギリ等の花が咲いていた。樹木は花が終わり、ミヤマハハソの実、フウリンウメモドキやオトコヨウゾメの赤い実、クロヅルやコミネカエデの翼果や、クマシデの果穂などが見られた。一本杉と、北岳過ぎてから、サメビタキの混群10羽前後を見る事ができた。アオゲラ、オオアカゲラのドラミングが聞こえる。北西尾根を歩くと、ツバメとイワツバメの混群が気持ちよく飛び回っていた。老木の高いところに着生するという、ヤシャビシャクの実を見る事ができた。 めったに見れないという。来年は梅の花に似ているというヤシャビシャクの花を見たいものだ。

福智山でミヤマウズラを見つけた

三浦美代子 2016-08-27

Highslide JSミヤマウズラ(深山鶉)
  • 2016-08-27(土) 晴れ 24℃ 福智山(900.8m)
  • 福智山ダム登山口 8:48〜大塔分れ 10:06〜大塔の滝 10:50〜六合目 11:32〜からす落 12:17〜荒宿荘(昼食) 13:00-13:40〜福智山山頂(24℃)〜上野越 15:30〜薙野〜大塔分れ 16:10〜福智山ダム登山口 16:30

今日の福智山(直方市)は少し秋の風を気持ちよく感じながら歩き始めた。河の水も少なく、飛んでくるアブや蚊も少なかった。登山口から、自然観察会のごとく樹木から草花まで確認しながらゆっくり歩いた。ヤマジノホトトギスをもう一度確認したいと思っていたら、ヤマホトトギスも見つけて喜んだ。その違い(@花被片の上半分が平開かそり返るか、A花のつき方が茎頂や葉腋につくか散房花序につくかの違い)を確認しながらも、個体差があるため難しさも感じた。モミジガサ(紅葉傘)かテバコモミジカサ(手箱紅葉傘)なのか、葉の大きさ、光沢の違い、葉脈の毛の多さなどで観察したが断定は難しかった。普通の山歩きと違って多くの花々を見つける事ができた。特に、ツルニンジンとミヤマウズラを見つける事ができ、とても嬉しかった。

福智山のヤマジノホトトギス

三浦美代子 2016-08-20

Highslide JSヤマジノホトトギス
  • 2016-08-20(土) 晴れ   福智山(900.8m)
  • 白糸の滝駐車場 7:40〜林道 8:27〜八丁越え〜福智山山頂(26℃) 10:00-11:00〜上野越 11:57〜林道 12:22〜源平桜標識 12:37〜虎尾桜分岐 12:42〜白糸の滝駐車場 13:10
  • 観察した鳥:ヤマガラ、ソウシチョウ、ホオジロ、イワツバメ、ガビチョウ

早朝から福智山に登った。白糸の滝の水量が少ないように感じた。汗をかきながら急坂を登り、枯れ木の先にヤマガラを見つけた。
しょいこを担いできた登山客が源平桜の標識のところで何か作業されていた。尋ねると、「生木(コナラ)に穴をあけて、標識(源平桜)をかけておる。木がかわいそうだ。」と話され、標識を木からはずし、岩に標識をかけようとされていた。山を愛する心優しい方だなあと感謝した。
八丁の登りはきつく、アブがまとわりつく。ソウシチョウのさえずりがよく聞こえるが姿を捉えられない。視界が開きかけてきたころに、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)が咲いていた。可愛い。クルマバナ(車花)の群生を見つけ、オミナエシ(女郎花)も光っていた。炎天下の福智山山頂に着き、な んとか岩陰を見つけ心地よい風を楽しんだ。ツバメだろうか?チュルルーと泣きながら群れを成して山々と雲の間を自由に飛び回っている。接近してきたときは、白いお腹が見えた。気持ちいいだろうなと眺めていた。
山頂からおり始めて見つけ、ホトトギス(杜鵑草)だと思い込んでいた花は、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)であった。ホトトギスは、@花被片は斜めに開く。(写真は上半分が平開している)、A花の内側の基部に黄色の斑紋がつく。(写真は黄色の斑紋がない)、B花柱は深く3裂して平らに開き、裂片はさらに浅く2裂している。(写真の花柱の裂片は2裂しているが浅くない)、C雄しべは上部で外側で開き、T字形に紫色を帯びた葯をつける。(葯の形はT字形でなく、紫色を帯びていない)。
以上4点にて、ヤマジノホトトギスであることを確認した。葉腋ごとにたくさんの花がついていることと、花被片に紅紫色の斑点が多数あることで、ホトトギスだと思い込んでしまった。今回、ホトトギス(杜鵑草)、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)、ヤマホトトギス(山杜鵑草)の違いをきちんと確認することでとても良い勉強になった。

美しきイワタバコ(岩煙草)

三浦美代子 2016-07-23

Highslide JSイワタバコ(岩煙草)
  • 2016-07-23(土) 晴れ 英彦山(1200m)
  • 豊前坊(20℃) 8:40〜望雲台 9:25-9:30 〜シオジの林 9:45〜一本杉 10:05-10:10〜北岳 10:35〜中岳(26℃ 昼食) 11:10-12:00〜北西尾根ルート〜バードライン分岐 12:50-13:00〜スキー場 13:15〜豊前坊 13:45
  • 観察した鳥:ヒヨドリ、ソウシチョウ、エナガ、ミソサザイ、メジロ、ゴジュウカラ、ウグイス、シジュウカラ、アオゲラ?、オオアカゲラ?、ホオジロ、カッコウ

イワタバコの花を求めて、久しぶりに英彦山に登った。花数はまだ少なかったが、その姿と色合いは素晴らしかった。スズムシソウを求めて他の登山客もいた。私も見つけた時は嬉しかったが、花数も少なく花も咲き終わりの方だった。来年も無事に咲いてほしいと願った。
北岳山頂近くの大きな岩の上のサイゴクイワボウシの花が綺麗に咲いていた。汗が噴き出た身体に、時々風が気持ち良く吹きヒヤッとさせる。稜線のブナ保護林のクマザサが増えたような気がする。リョウブの花が多く咲いていた。
中岳山頂に着くと、休憩小屋の入り口の立派な木造踏み板(筑豊山の会作成)が光って見えた。本当に感謝したい。登山客も多く、自転車まであり、担ぎ上げて来られたのだろう。それもビックリ!。北海道の白雲岳を登った時、スキーを担いで登ってきた人がいた。大雪渓を滑るという。色々な楽しみ方があるのだなあと 感心した。
北西尾根でオオアカゲラかアオゲラの鳴き声がした。バードライン分岐を過ぎ、カッコウの鳴き声が響いた。

北海道で出会った鳥や動物たち

三浦美代子 2016-06-30,07-01/03

Highslide JSヒグマ

北海道では日の出が早いため、朝早くから近くの公園を散策して野鳥観察しました。7月1日に摩周温泉水郷公園(川上郡弟子屈町)では、センダイムシクイが多くさえずっていました。その中で、ベニマシコを見つけ、写真でとる事ができた時は、嬉しかったです。九州では2月に犬鳴きダムの探鳥会でベニマシコを見る事ができる冬鳥なのに、北海道では夏鳥として見る事ができる事に驚きました。
風蓮湖(根室市、野付郡別海町)では、海岸の岩の上にオ ジロワシを2羽とまっているのを見た時はビックリ。こんなに近くで見られることに驚きました。飛んでいる時の尾の白いのも確認できました。大きな変わった鳴き声がするので探していたら、枯れ木の上でオオジシギがとまっているのを見つけた時はビックリしました。私にとっては、初めて見る事ができた、クマゲラ、アカゲラ、ギンザンマシコ、シマフクロウ、オオジュリン、コムクドリ等々の出会いを感謝したいと思いました。
山登り中では、クマよけに鈴を鳴らし、出会わないようにしていますが、車で移動中で前方の崖の上で草を食べているヒグマ(写真)も見る事ができ、それも珍しいことと聞き、喜びました。知床峠(目梨郡羅臼町、斜里郡斜里町)に向かって車を走らせている時、知床峠手前200〜300メートルのところの、崖の斜面で見つけました。見つけて、怖いと思う間もなく、写真を撮る事ばかり考えていました。後ろの車の方々も車を停まらせ、写真を撮っていました。

北海道の素晴らしい高山植物−赤岳・白雲岳

三浦美代子 2016-07-06

Highslide JS赤岳山頂
  • 2016-7-6(水) 晴れ  赤岳(2078.5m)・白雲岳(2230m) 写真069〜119
  • 銀泉台 6:00-6:24〜赤岳登山口 6:35〜コマクサ平(1842m) 8:00〜赤岳(2078.5m) 9:40〜小泉岳分岐 10:20〜白雲岳分岐 10:38〜白雲岳山頂(2230m) 11:18-11:40〜白雲岳分岐 (昼食) 12:20-12:45〜小泉岳(2158m) 13:00-13-10〜赤岳 13:50〜コマクサ平 14:50〜赤岳登山口 15:40〜銀泉台 15:50
  • 観察した鳥:ウグイス、コマドリ、カッコウ、ツツドリ

熊本からの山友達女性2名と合流して山登りができた。赤岳登山口までフキノトウが多く咲き、ハクサンチドリを見つけ喜んだ。すぐ雪渓が現れ、次から次へと大きな長い雪渓が続く。足を滑らせないように気を付けて歩く。傾斜がきついが雪渓歩きはそれほどきつくなかった。キラキラ光る雪渓と周りの山々に雲海がたなびき美しい。ハイマツの上を鳥がさえずっている。コマクサの花を見つけ喜んだ。コマクサ平でコマクサの花株は点々と咲き、多くなかった。駒の顔のような花は何とも言えなくかわいい。雪渓を抜けるとミネズオウ、イワウメ、メアカンキンバイなどが咲いていた。
赤岳からは表大雪の大展望といわれ、青空の元のゼブラ大雪渓の雄大な姿が見られて感激した。稜線に出ると、ホソバウルップソウ、エゾタカネスミレ、エゾノタカツメクサを見つけ喜んだ。小泉岳分岐からは平坦な道が続きイワウメの群生がみられた。白雲岳分岐からはザックをおき身軽な格好で山頂目指した。最後の雪渓は急な傾斜で雪をつま先で蹴りながら慎重に登った。白雲岳山頂の展望は素晴らしく、ゼブラ雪渓が身近に見られ最高に美しかった。下山は往路を戻ったが、一面のミネズオウのお花畑や稜線にチョウノスケソウやキバナシオガマを他の登山客から教えてもらった時は大喜びであった。高山植物を楽しみながら、たくさんの雪渓を踏みしめながら、無事に下山できた。

北海道の素晴らしい高山植物・序文

北海道の素晴らしい高山植物−富良野岳

三浦美代子 2016-06-29

Highslide JS富良野岳山頂
  • 2016-06-29(水) 晴れ 富良野岳(1911.9m) 写真037〜068
  • 十勝岳温泉登山口 6:45〜上ホロ分岐 7:50〜縦走路分岐 9:43〜富良野岳山頂(1911.9m 昼食) 10:25-11;06〜縦走路分岐 11:40〜三峰山山頂(1866m) 12:35〜上富良野岳(1893m) 13:18〜上ホロカメットク山(1920m) 13:34-13:48〜上富良野岳 14:02〜上ホロ分岐〜十勝岳温泉登山口 16:08
  • 観察した鳥:ツツドリ、カッコウ、ウグイス、ノゴマ、ミソサザイ、ルリビタキ、セグロセキレイ、アマツバメ、カヤクグリ、ホシガラス、ハシブトガラス

朝から青空で山々がくっきり見える。登山届を書き出発。カッコウ、ツツドリの声が遠くから聞こえる。ウラジロナナカマドの木が多く青葉が目に染みる。下山する登山客から今年は花が遅く少なかったと聞く。何か所に雪渓がありまぶしい。
サンカヨウやエンレイソウやエゾイチゲの群生を見つけ嬉しかった。ミソサザイ、ウグイス、ルリビタキの声がする。登りが続き、縦走路分岐に着いた。周りの山々が美しく見渡せられる。山頂まで急坂が続くが、稜線の斜面にチングルマ、エゾコザクラ、エゾノハクサンイチゲの群生を見つけ喜んだ。雪渓を踏み、山頂近くでキバナシャクナゲの花が咲いていた。山頂では、雲海がたなびき、周りの山々が素晴らしく美しい。昨日登った旭岳を他の登山客から聞き、幸せなお昼の時間を過ごした。
下山時、のど元が赤いノゴマがハイマツの上でさえずっているのを見つけた時は興奮した。出会った喜びを胸に上ホロカメットク山に向かった。ウラジロナナカマドの木が多くチングルマが多く咲いていた。三峰山からは、ミネズオウ、イワウメ、メアカンキンバイの群生が目を楽しませてくれた。上富良野岳から上ホロカメットク山まで一気に登り、十勝岳や縦走してきた富良野岳の稜線が素晴らしく見えた。
上富良野岳からの下山は雪渓が多く、チングルマが群生しているのを見つけ心和らいだ。靴の踏み跡を見ながらの雪渓を下り行き止まりになり、引き返して登山道のピンクのテープを見つけた時はホッとした。600段あるという木道の階段を下り、雪渓を下り、無事に下山できた事に感謝した。

北海道の素晴らしい高山植物・序文

北海道の素晴らしい高山植物−旭岳

三浦美代子 2016-06-28

Highslide JS旭岳山頂
  • 2016-06-28(火) 曇りのち晴れ 旭岳(2290.9m) 写真001〜036
  • 旭岳温泉 6:30〜ロープウェイ〜姿見駅 6:40〜姿見の池(1665m) 7:20〜7合目(1930m) 8:12〜8合目(2060m) 8:32〜旭岳山頂(2290.9m) 9:13-9:20〜裏旭、間宮方面〜間宮岳(2185m) 10:46〜昼食 11:04-11:47〜中岳分岐 12:02〜中岳温泉(足湯) 12:31-12:44〜裾合平(1690m) 13:22〜鏡が池 14:26〜姿見駅 14:40〜旭岳ロープウェイ 14:50
  • 観察した鳥:ツツドリ、ウグイス、

旭岳ロープウェイ始発6:30には全国から多くの登山客が列をなしていた。前日旭岳ビジターセンターの人からは、旭岳から裾合平の周遊のコースは雪渓が今年は多いため経験がないと危ないといわれ、あきらめていたが、名古屋からの登山客O氏が何回か経験があり今回周遊されると聞き、同行させてもらった。
姿見駅に着き、旭岳は雲をかぶり火口の噴煙があがっていて、姿見の池も凍っていた。登り始めから、キバナシャクナゲ、エゾコザクラが見られ嬉しかった。ガスがかかり急な火山礫地の尾根を登り、旭岳山頂に着いた時は視界ゼロで何も見えなかった。すぐ、間宮方面に歩き始めた。周りは何も見えないが長い雪渓を靴跡を確認しながら歩いた。だんだんガスがとれ、青空が見え始め周りの山々が見えた時はその広大さに感激した。又雪渓がいつまでも続く大きさにびっくりした。
厳しい条件の中でもかわいいイワウメ、ミネズオウ、コメバツガザクラなどが咲いていた。天然温泉の中岳温泉で足湯をしてみたら、湯の熱さに思わず足を引っ込めてしまった。裾合平までも雪渓を楽しみ歩いた。ショウジョウバカマの花が九州と違い紫色だった。メアカンキンバイ、エゾノツガザクラが多く見られ、チングルマはまだ花が少なかった。無事に周遊できた事にO氏に感謝した。

北海道の素晴らしい高山植物・序文

北海道の素晴らしい高山植物・序文

三浦美代子 2016-06-28,29,07-06

Highslide JSコマクサ(駒草)

2週間の北海道旅行の中で初めて3日間の北海道の山登りをすることができた。北海道の山の中で大雪山は北海道中央部に位置する山地の総称で、道内最高峰の旭岳(2290.9m)を筆頭に、2000m級の火山性の山々と高山帯がのびやかに展開していて、高山植物の種類や群落も多いという。
今回、旭岳と赤岳・白雲岳に登り、コマクサ平に咲くコマクサもぜひ見たいと思った。南部に続く十勝連峰は活火山の十勝岳を中心に美瑛岳、富良野岳など堂々たる山が連なり、花の百名山の一つである富良野岳も登る事ができた。
この時期の北海道は日の出が早く、日の入りが遅いため朝早くから登山口は全国からの登山客でいっぱいだった。お天気にも恵まれ、どの山も雪渓が多くアイゼンなしに歩く事ができ、素晴らしいゼブラ雪渓を楽しみながら歩けて最高だった。
山で出会った高山植物も47種もあり、背丈の小さな花が可愛く色々な色合いを付け懸命に咲いている姿に感激した。

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蕾だったイチヤクソウ

三浦美代子 2016-06-18

Highslide JSイチヤクソウ
  • 2016-6-18(土) 晴れ
  • 福智山(900.8m)
  • 白糸の滝登山口 9:20〜林道 10:20〜福智山山(昼食) 11:40-13:00〜上野越 13:50〜白雲ライン 14:05〜林道 14:30〜上野登山口 15:10
  • 観察した野鳥:メジロ、ソウシチョウ、キビタキ、オオルリ、アオゲラ、亜種リュウキュウサンショウクイ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、ホオアカ、ウグイス、ホトトギス、ツバメ

久しぶりに福智山(900.8m)に登った。先月はいたるところに咲いていたカノコソウはなく、ヤマボウシの花が山の斜面に点々と咲いていた。
林道に着くと、亜種リュウキュウサンショウクイが高い木の枝にとまるのを見る事ができた。山頂は爽やかな風が吹き登山客で賑わっていた。ウグイス、ホトトギス、ホオジロ、の鳴き声が響き渡っていた。
イチヤクソウやオオバノトンボソウやカキランは、まだ蕾だった。ハンカイソウの鮮やかな黄色の花びらが目立った。

屋久島縦走とヤクシマシャクナゲ

三浦美代子 2016-05-28/31

Highslide JS太鼓岩に登って屋久島の奥岳と呼ばれる山々を眺める

世界自然遺産の屋久島は九州本島最南端佐多岬の南方60kmの黒潮洋上に浮かぶ日本で7番目に大きな島で、ほぼ円に近い島を成している。島の中央には洋上アルプス・九州の最高峰宮之浦岳(1936m)を盟主とし、永田岳、栗生岳が隣接する。「一ヶ月35日雨が降る」との例えがあるほど屋久島は雨が多い。平地では亜熱帯的気候で、宮之浦山頂部では札幌の温度と考えられている。
今回6人のメンバーで淀川登山口から黒味岳、宮之浦岳、永田岳を縦走し、ヤクシマシャクナゲを見たいと思った。梅雨に入っていて、1日目は小雨の中、淀川登山口から淀川小屋まで入った。2日目縦走の日は風雨の中を歩き、日本庭園風の花之江河や周りの雄大な山々の自然を見る事は出来なかった。黒味岳、栗生岳、宮之浦岳、永田岳縦走し、新高塚小屋で宿泊した。しかし、ヤクシマシャクナゲは赤い蕾から白い花々を満開に咲きその美しさに心打たれた。雨の中での写真撮影でうまく花がとれなかったのは残念であった。3日目の天候は回復し、新高塚小屋から縄文杉、ウィルソン株を通り、太鼓岩に登った。目の前に昨日縦走した黒味岳、宮之浦岳、永田岳などの奥岳の 山々が綺麗に見られ、感激した。4日目はヤクスギランドから入り、高さが50mもある巨大な岩・天柱石がそそり立つ太忠岳に登った。ヤクスギランドの遊歩道からミソサザイやコマドリの声がしじゅう聞かれ、ヤクスギ、ヒメシャラ、モミなどの大木が多かった。太忠岳登山口からはサクラツツジ、ヤクシマシャクナゲの花も見られ、フタリシズカの花があちこちに群生していた。山頂からの眺めも最高で満喫した。
観察した野鳥:ウグイス、ミソサザイ、コマドリ、ヤマガラ、カケス、ヒヨドリ、アオゲラ

平尾台のハシナガヤマサギソウとコキンバイザサ

三浦美代子
2016-05-07

Highslide JSハシナガヤマサギソウ
  • 2016-05-07(土) 曇りのち小雨のち晴れ 平尾台
  • 参加者:広塚忠夫、三浦博嗣、三浦美代子
  • 観察した野鳥:アオゲラ、セッカ、ヒヨドリ、キジ、ヒバリ、ガビチョウ、ウグイス、ホオジロ、ホオアカ、キビタキ、オオルリ、トビ

平尾台で行う自然観察会の事前調査で登った。雨の確率0%の天気予報が外れ、途中から小雨の降る中で行わ れた。セッカやヒバリやホオジロがよくさえずり、時々、キジの鳴き声が響き渡る。カノコソウがかわいいピンク色で咲き、タツナミソウやホタルカズラが綺麗なブルーの色を咲かせていた。ツレサギソウやフナバラソウはまだ固い蕾で花が咲くのが楽しみだ。ハシナガヤマサギソウとコキンバイザサを探し求めて、やっと1輪見つけた時は嬉しかった。キンランも何本も見つける事ができ嬉しかったが、曇り天気のせいか花は開いてなかった。5日後の自然観察会では、花の姿もどのように咲いて変化しているか楽しみだ。

平尾台のオキナグサ

三浦美代子 2016-04-12

Highslide JSオキナグサ(翁草)見つけた!
  • 2016-04-12(火) 晴れ 平尾台
  • 参加者:広塚忠夫、三浦博嗣、三浦美代子
  • 茶が床 9:10〜天狗岩(436m) 11:20〜桶ヶ辻(568.7m・昼食) 11:40-12:50〜周防台(606.5m) 13:10〜茶が床 14:15
  • 観察した野鳥:ヒヨドリ、シジュウカラ、コゲラ、ウグイス、ヤマガラ、キジ、ガビチョウ、ヒバリ

北九州市小倉南区の平尾台は山口県の秋吉台とならぶ日本有数のカルスト台地である。今年は2月28日に平尾台で野焼きが行われ、春の花を求めて3人で登った。
歩き始めてすぐに広塚氏がアカネスミレの群生を見つけ歓声をあげた。アカネスミレは西日本の低地では少ないという。ナガバノタチツボスミレやニオイタチツボスミレやフデリンドウ等も可愛い姿を見せてくれた。
私はオキナグサを初めて見る事ができ感激した。全体に白い毛に覆われ下向きに咲いている。内側は綺麗なえんじ色と黄色の葯が美しい。その何とも言えない形が面白い。果期の羽毛のかたまりのような姿を老人の白髪に見立てたという。
キジの声が時々聞かれ、ヒバリのさえずりが何度も聞かれた。春のさわやかな風いっぱいの平尾台だった。

九重山法華院開山祭

三浦美代子 2016-04-02/03

Highslide JS法華院温泉山荘

九重山法華院開山祭 2016-04-02〜03
大分県にあるくじゅう連山を1泊2日で登る計画を立て、法華院温泉山荘に泊まった。ちょうど開山祭がある爲、宿泊者が多く、大部屋で泊った。法華院山荘は九重山法華院白水寺として栄え、天台宗の一大霊場である。一日目は護摩炊きと夜神楽が行われ、二日目に大船山で開山祭の予定が雨天の爲、観音堂で行われた。初めての参加でいい経験をさせてもらった。

英彦山のゲンカイツツジ(玄海躑躅)

三浦美代子 2016-03-21

Highslide JSアカウソ(♀)
  • 2016-3-21(月) 晴れ
  • 英彦山大権現 9:00〜玉屋神社分岐 9:40〜衣が池 10:15-10:25〜四王寺の滝 11:10-11:25〜直登〜南岳(昼食) 12:23-13:35〜千丈が鼻 14:16〜鬼杉 15:33-15:40〜鬼杉登山口 16:00〜英彦山大権現 16:35
  • 観察した野鳥 : ヒヨドリ、コゲラ、ヤマガラ、ゴジュカラ、シジュウカラ、エナガ、ミソサザイ、アカウソ、ソウシチョウ、カワガラス、キセキレイ

四人で、英彦山大権現から玉屋神社に向けて、周りの崖を見渡しながら歩いた。突然、ピンクの花びらを遠くから見つけ、その時の広塚氏は嬉しそうだった。ゲンカイツツジ(玄海躑躅)の花が3輪咲いていたのだ。ゲンカイツツジは早春、葉より早く枝先に淡紅色の花が1〜3個咲くという。(日本の樹木・山と渓谷社から)。ミソサザイのさえずりが鳴り響き、アイゼンの傷跡が何本もついている石を踏みながら、四王寺の滝に着いた。黒い岩肌を水しぶきが跳ねる。右側の直登コースを登り南岳に着いた。青空の元、楽しい昼食を食べた。下山時、春の山なみの中に黄色く色づいた満開のマンサクを見つけた。鎖場を下りてから、アカウソ(♂・♀)が木の芽をついばみながら飛び回っているのを見つけ嬉 しかった。山道の石のそばにひっそり咲くユリワサビの小さな白い花を見つけた。春の息吹を少しずつ感じる英彦山だった。

思わぬ英彦山の樹氷と輝くマンサクの花

三浦美代子/三浦博嗣(写真のみ) 2016-03-15

Highslide JSリボンのような花びらのマンサク
  • 2016-3-15(火) 晴れ −1℃〜10℃
  • 豊前坊 9:05〜シオジの森 9:45-9:55〜一本杉 10:23-10:31〜北岳(10℃) 11:00〜中岳山頂(昼食) 12:00-13:05〜北西尾根ルート〜バードライン分岐 14:05〜豊前坊 15:07
  • 観察した野鳥:ミソサザイ、オオアカゲラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ハヤブサ、コゲラ、シロハラ

広塚氏のお誘いとハギマシコとの出会いを楽しみに英彦山に登った。−1℃の豊前坊は肌寒く雪はなかったが、溶岩の壁ではつららが輝き、積雪も10〜15pあり青空に樹氷が輝き、思わぬ英彦山の素晴らしい姿に喜んだ。シオジの森からミソサザイとゴジュウカラのさえずりが鳴り響き、オオアカゲラのキョッ、キョッ、の声がすぐそばから聞こえ、大木のてっぺんの枝先で頭を何度も振っている姿を見て興奮した。ハヤブサも3羽飛んでいるのも見つけた。ハギマシコのさえずりは残念ながら聞こえなかった。山頂のマンサクは満開でリボンのような花びら が青空に光り輝いていた。下山して豊前坊に着いた時、まだ写真家の野村氏の車はあった。ミソサザイの写真を撮るため6〜7時間も粘っておられるという根気強さには敬服する。野村氏のHPにミソサザイの素晴らしい写真がアップされていた。

英彦山(北谷Aコース)で
出会った春の鳥と花

三浦美代子/三浦博嗣(写真のみ) 2016-03-08

Highslide JSアカウソ(三浦博嗣)
  • 2016-03-08(水) 曇りのち晴れ 7℃〜14℃ 英彦山北岳
  • 豊前坊駐車場(7℃) 9:20〜シオジの森 10:00-10:10〜一本杉 10:40-10:50〜北岳手前(昼食) 11:04-12:12〜北岳〜北谷Aコース 12:40〜豊前坊駐車場(9℃) 14:40
  • 観察した野鳥:(アカウソ)、ゴジュウカラ、ハヤブサ、ミソサザイ、オオアカゲラ、アオゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ハギマシコ、ミヤマホオジロ

3月3日にハギマシコに出会った広塚氏に英彦山を案内していただき、ハギマシコに出会うことを期待して登った。豊前坊駐車場では霧が深くかかり、鳥を見る事ができるだろうかと心配しながら登った。登山口から、ミソサザイとゴジュウカラのさえずりがよく響き渡る。霧もはれ、シオジの森付近で、アカウソ(ウソ亜種)3羽がイワガラミの実をついばんでいるのをゆっくり見る事ができた。その時、ハヤブサの声が響き渡った。オオアカゲラの声もするが姿が見えない。ハギマシコの声がしないか耳を澄ませながら登る。一本杉近くで声がするといわれたが、木々の間を飛び立つハギマシコのシルエットだけしか見る事ができなかった。北岳手前の草原でもハギマシコを求めて観察し昼食を食べて待ったが残念ながら出会えなかった。尾根のブナ林でゴジュウカラが飛び回り、ゆっくり見る事ができ嬉しかった。北谷Aコースは道なき道で、浮石が多く急なザレ場を滑り降りてゆく。緊張とスリルの連続だ。三段の滝(天狗の滝)に水が流れているのが遠くに見えた。シャクナゲが群生し、ヒコサンヒメシャラの木も多かった。下山後、春を告げるセリバオウレンとホソバナコバイモの花を見る事ができ、嬉しかった。

英彦山の望雲台とマンサクの蕾

三浦美代子 2016-02-28

Highslide JS帰りは少し余裕?
  • 2016-2-28(日) 晴れ 3℃〜10℃ 英彦山(1200m)
  • 豊前坊駐車場(3℃) 9:20〜望雲台分岐 9:40〜望雲台 9:55-10:05〜一本杉 11:05-11:15〜北岳山頂(10℃) 11:35〜中岳山頂 12:20-13:30〜北西尾根コース経由〜バードライン分岐 14:20-14:30〜スキー場 14:50〜豊前坊駐車場(5℃) 15:15
  • 観察した野鳥:ミソサザイ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、アオゲラ、エナガ、ウソ

望雲台に登りたいという孫達を連れて登った。豊前坊駐車場でもアイスバーンになっていて、孫達には軽アイゼンを装着した。高住神社ではミソサザイの声が迎えてくれた。大きな岩壁の間の急な登りを鎖を握りしめ登った途端、絶壁があり、壁に体をつけて慎重に鎖を握り歩く。ホッとして、望雲台への最後の崖の登りだ。崖の上に鉄の柵が見えそれ目指して登る。望雲台の柵の先は何もなく絶壁だ。さすが孫たちは立ち上がれなかった。鷹の巣三峰の一ノ岳が綺麗に見えた。用心しながら岩壁を下りる事ができて満足げな孫達だが、一番ホッとしたのは私だった。雪道はシャーベット状になっていた。溶岩の壁のつららが残っていてビックリした。ゴジュウカラやコゲラの鳴き声がする。中岳山頂まで雪を見つけては転がしたり雪合戦したり寝転がったり楽しんでいる。山頂でも多くの登山客がいた。小屋の奥のマンサクを見に行くと、黄色のかわいい蕾が見られて嬉しかった。これがリボンのように花咲くのが楽しみだ。下山の北西尾根コースで大きな雪だるまを作り喜ぶ孫達。ウソの鳴き声がする。雪解け道で転ばぬように気を付けながら無事に下山できた。

素晴らしき難所ヶ滝の大つらら

三浦美代子 2016-01-27

Highslide JS

難所ヶ滝の前で

  • 2016-1-27(水) 曇りのち一時晴れ 宝満山(830m)
  • 昭和の森駐車場(4℃) 8:40〜河原谷(ごうらだに) 9:30〜大つらら 10:00-10:15〜三郡山・宝満山縦走路 10:50〜仏頂山頂(869m・−2℃) 11:25〜宝満山山頂(830m・+0.5℃) 11:40-11:45〜キャンプセンター(昼食) 12:00-12:40〜猫目新道(うさぎ道方面)〜河原谷 13:40〜草ヶ谷ダム〜昭和の森駐車場 14:30
  • 観察した鳥:ヒヨドリ、カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ウソ

宝満山は福岡県太宰府の背後にそびえる山として知られ、今回は宇美町にある昭和の森から河原谷を直上して難所ヶ滝(なんしょがたき)を見るために登った。難所ヶ滝は標高724mに位置し、普段は滝のような流れはなく、雨や雪解け水などが山肌をつたいながら寒気により凍ってつららとなるという。3、4日前に今季最大の寒気と大雪が降り、難所ヶ滝の大氷瀑が新聞にも報道されていた。一番上の昭和の森の駐車場近くで少し横滑りした。アイゼンをはめ河原谷までも雪道を歩く。谷をのぼる途中で、ウソの鳴き声が聞こえた。しばらくすると、登山客の歓喜の声が聞こえて来た。風はなく冷気で寒かったが、難所ヶ滝の大つららは白く輝き、見事であった。20mほどの高さと横幅もある大きなつららは素晴らしい自然の造形美を見せつけてくれた。横につながる岩肌のつららも鋭く細長く輝いていて魅了した。次から次へと登山客が集まってきた。宝満山までの登山道も雪が多く、素晴らしい樹氷を見せてくれ楽しんだ。雪に覆われた宝満山山頂は登山客は少なかった。裏に回って山頂直下の大岩壁の樹氷は素晴らしかった。キャンプセンターのテラスは雪が多いため中で食事した。下山の猫目新道も雪道で歩きやすかった。草ヶ谷ダムから、登って来た仏頂山と宝満山が綺麗に見えた。帰る時、昭和の森の何か所もある駐車場は満車で大つららを見に来た登山客の多さにびっくりした。前日から彦山駅からは通行止めになっていた為、英彦山の四王寺の滝をあきらめて来た登山客も多くいたようだ。

今年も出会えた英彦山の樹氷

三浦美代子 2016-01-20

Highslide JSわずかに見えた青空に輝く樹氷
  • 2016-1-20(水) 曇り一時晴れ −7℃〜―5℃ 英彦山(1200m)
  • 豊前坊 10:00〜シオジの森 10:50-11:00〜一本杉 11:34-11:45〜北岳 12:05-12:15〜英彦山山頂(昼食) 13:35-14:20〜北西尾根コース経由〜バードライン分岐 15:21〜豊前坊 16:20
  • 観察した鳥:コゲラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、オオアカゲラ、ウソ

前日から雪が降り、どれだけ雪が積もっているだろうかと期待して広塚氏と英彦山に登った。豊前坊の駐車場では車が1台も無く−7℃、アイゼンをはめ登る。雪は深く膝下から膝上までもある。溶岩の壁のツララはそれほど大きくないが、粉雪のような樹氷が光る。一本杉からの岩場をロープでなんとか登ってからは、素晴らしい樹氷の世界だ。今年も素晴らしい樹氷の英彦山に出会った喜びをかみしめる。北岳から中岳までのブナ林の稜線上で、コゲラ、ゴジュウガラ、ヤマガラ、オオアカゲラに出会う事が出来嬉しかった。英彦山山頂で楽しい昼食をとり、北西尾根を降りる。自然が作り出した、面白い樹氷の姿やエビのシッポに感激しながら下山した。

くじゅうの樹氷

三浦美代子 2016-01-09/10

Highslide JS泉水山に向かって歩く

山の仲間たちとくじゅう連山に新年登山してきた。今年は暖冬で雪は少ないのではないかと思われたが、雪におおわれたくじゅう連山を見る事が出来、感激した。
1日目、牧ノ戸登山口はマイナス7℃で冷え込み、黒岩山、泉水山も雪におおわれ、美しい樹氷を多く見る事が出来た。山頂から見えるくじゅう連山は、雪におおわれていた。
2日目、赤川登山口からの急登は雪は少なかった。久住山山頂に着くと冷たい強風が吹く中、雪におおわれたくじゅう連山の雄大さを見る事が出来、その素晴らしさに感激した。中岳の御池(みいけ)に着くと、氷が一部解けていたのには、ビックリした。やはり暖冬のせいだろうか?青空に白く輝く樹氷や山脈は素晴らしかった。扇ヶ鼻のミヤマキリシマの樹氷も楽しめたが、下山の登山道は雪解け道で苦労した。鳥の鳴き声は少なかった。

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