三浦美代子 2018-11-03
裏英彦(大分県)の紅葉を見に行く山登りの計画に、野鳥の会のメンバーにも声をかけて15名も集まりました。薬師林道の登山口から急登を登り、落ち葉を踏みしめ登っていくと、赤や黄色の色とりどりの紅葉が見られ、歓声の声が上がってきました。
木々の名前や特徴も教わりました。チドリノキも多く見られ、切れ込みのない対生の葉にカエデ科の特徴で果実の翼果も確認しました。
素晴らしい紅葉の世界にみんなの満足げな顔が見られました。くじゅう連山では終わっていた紅葉がこの裏英彦で充分楽しめ、英彦山の素晴らしさを再確認しました。
(2018-11-04掲載)
三浦美代子 2018-10-27/28
大分県のくじゅう連山の紅葉は、牧ノ戸峠から沓掛山に下りてきているという情報で、1日目に沓掛山から星生山まで登った。牧ノ戸峠の駐車場は登山客でいっぱいだった。
登り始めはガスが多かったが、沓掛山から星生山の斜面に太陽が射すと、色とりどりの紅葉が見え楽しめた。しかし、赤の紅葉(ドウダンツツジ)が少なかった。下山時には青空が見え、くじゅう連山のくすんだ色合いの中の紅葉も楽しめた。花はリンドウがわずかみられるのみであった。下山後筋湯に向かう途中で見ら、ススキの草原がキラキラ光り素晴らしかった。
2日目は三俣山の北峰のお鉢巡りの紅葉を楽しみに登った。朝6℃で冷えたせいか、西峰からⅣ峰、南峰(0℃)に登った時、霧氷が見られびっくりした。
北峰の小鍋、大鍋の紅葉はすでに終わりかけで、ドウダンツツジの赤の紅葉もほとんど葉が落ちていた。西峰からすがもり越に下山時に見渡すくじゅう連山の悠々とした姿に心洗われた。
(2018-11-02掲載)
三浦美代子 2018-10-20
福智山(北九州市・直方市・福智町)は八丁付近で秋の花が多く見られた。リンドウ、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウ、センブリ、ヤマハッカ等々、2週間前に見た、キュウシュウコゴメグサの花が終わっていた。
久し振りにかぐめ分かれの方角を歩いた。紅葉はごく一部でほとんど始まってなかった。シオガマギクの花は終わり、ウメバチソウの花を一株だけ見つけた。かぐめ分かれの先はススキが背の高さ以上伸び、やぶ漕ぎ状態であった。
下山時に南小屋で、群生していたキバナアキギリはほとんど花が終わっていたがその姿も面白かった。小屋を出ると木の枝に鳥の姿を見つ け、それがアトリのつがいだったので興奮した。この秋初めて見ることができ、幸運だった。太陽に照らされたススキを見、秋を一杯感じながら、下山した。
(2018-10-21掲載)
三浦美代子 2018-10-08
久し振りに福智山(直方市)の白雲ラインのルートから登った。ガビチョウとヒヨドリの声が響き、ヒヨドリの渡りにも何回か遭遇した。山頂手前の林に、ソウシチョウの大群が飛び交いその多さは初めての経験だった。
福智山山頂では多くの登山客が楽しんでいた。秋の花々も多く、キバナアキギリ(黄花秋桐)、キキョウ(桔梗)、センブリ(千振)、キュウシュウコゴメグサ(九州小米草)、ヤマラッキョウ、アケボノソウ(曙草)の花も見つけることができた。ススキがたなびき、シラキの紅葉が少し始まっていた。
(2018-10-11掲載)
三浦美代子 2018-10-07
広塚氏の鳥類生息調査に同行した。虎尾氏が4キロの重いレンズを抱えて英彦山山頂まで登ったが、ゴジュウカラの姿も見えなかった。この時期は鳥の端境期か鳥の観察は少なかった。
山はシラキやカマツカの紅葉が少し始まっていた。豊前坊近くでダイモンジソウ(大文字草)とジンジソウ(人字草)が見られた。これからの英彦山の紅葉も楽しみだ。
(2018-10-11掲載)
三浦美代子 2018-09-16,22,26
9月の山はいろいろなキノコが見られ、面白いなあと思うが、どれが毒キノコでどれが食べれるかわからないので、見て楽しむばかりである。
9月16日の福智山(直方市)は、キバナアキギリ(黄花秋桐)やアキチョウジ(秋丁字)の花が秋を感じさせてくれた。
9月22日に福岡県の宇美町にある登山口から頭巾山、宝満山へそして三郡山まで縦走した。急登の続く頭巾山の登山道は特に、色とりどりのきのこがあちこちの見られびっくりした。又、シコクママコナの花が多く見られた。宝満山山頂では白花のゲンノショウコ(現の証拠)が見られ、珍しかった(東日本では白い花、西日本には紅紫色の花が多い)。三郡山山頂では、ススキと秋空を楽しんだ。
9月26日は福智山ダムから尺岳まで縦走し、山頂ではツリバナ(吊花)の実を見つけることができた。山頂から皿倉山が見え、ハチクマの渡りがないか探したが飛んでなかった。登山道で可愛いタマゴタケを見つけ、集団でまるでタマゴタケのお城のような姿に感激した。タマゴタケは美味しく食べることができ生食でも可能という。
(2018-10-02掲載)
三浦美代子 2018-09-02
9月の平尾台観察会の事前調査で、4人で6時に茶が床に集合した。前日の雨の爲、草原は雨露に濡れてはいたが、爽やかに吹く風は気持ち良く観察することができた。
ナンバンギセル(南蛮煙管)がすぐ見つかり、ハギの花も多く咲いていて、識別の難しさも感じた。広谷湿原でサワギキョウ(沢桔梗)、サツママアザミ、サギソウも遠くで見ることができた。又、ニッポンイヌノヒゲ(日本犬の髭)、ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)が群生し、ミズトンボ(水蜻)を見つけた時は嬉しかった。ヒナノキンチャク(雛の巾着)を探し求めやっと見つけた時は嬉しく、又、このヒナノキンチャク(雛の巾着)を見る爲に登ってきたという高齢の女性に逢い、なおさらこの花の魅力を感じた。
(2018-09-04掲載)
三浦美代子 2018-08-26
北九州市小倉南区にある鱒淵ダム登山口から、福智山に登った。七重の滝を経るルートで大小の滝が連続し、滝の冷気が夏の暑さを吹き飛ばすかのように心地よかった。滝を過ぎてから登る道は荒れていて苦労した。
やっと、豊前越しに着き汗をぬぐっていると他の登山客から、福智山にヒゴタイの花があるという。福智山でヒゴタイの花は聞いたことがなかったので、是非見たいと思い場所を聞き、探し歩いた。今まで歩いたことがないコースで、花も多く、ヤマジノホトトギスがまだ咲いていて、オミナエシ、クルマバナ、ヒヨドリバナ等、初秋の花がいっぱい咲いていた。
そして、ススキかクマザサか生い茂っている中の山道のそばに、私の背の高さぐらいの一株の瑠璃色のヒゴタイを見つけた。花は終わりかけで、球状の中の一つ一つの頭花(筒状花)はわずかしか咲き残っていなかった。筒状花の花冠は深く5裂するという。見つけた時は嬉しかったが、このヒゴタイは、本当に自然に「自生、自活」したものだろうか?と疑問が浮かんできた。
フリ―百科事典・ウィキペディアには、ヒゴタイの分布の欄で「九州中部の久住山から阿蘇山周辺の草原では、もともと自生していたが、今では野生以外に種を蒔いて増やした株も見られる。」と書かれてあった。
福智山のこのヒゴタイも、もし誰かが植えたものであれば、それは盗掘に似て、人為的な自然の改変や破壊に道を開くのではないか。是非、やめていただきたい行為だと思う。福智山の自然に適合し、自生、自活した植物に出会ってこそ、その美しさの喜びを感じるのだと思う。
下山し、鱒淵ダムのそばのコハウチワカエデが紅葉していた。季節の早い移り変わりを感じた。
(2018-09-02掲載)
三浦美代子 2018-08-28
由布岳は大分県の由布院盆地の北に位置する独立峰で、きりりとした双耳が際立ち、豊後富士の愛称でも親しまれている。夏休み中の小学6年と2年の孫を連れて登りやすい正面登山口から4人で登った。
青空に映える由布岳を眺めながら歩きはじめ、樹林帯を進む。ソウシチョウやゴジュウカラの声が聞かれた。気温は24℃だが汗が噴き出る。初めて登る孫達にとっては長いジグザグ道がきつかっただろう。虫が多いせいか、ツバメが沢山飛びまわっていた。
マタエに近づくにつれ、ツクシアザミ(筑紫薊)、ホソバノヤマハハコ(細葉の山母子)、イヨフウロ(伊予風露)等が咲いていた。マタエに着き急に元気が出た孫達は先に東峰の山頂(1580m)に着いた。トンボやカメムシや虫が多くビックリしたようだ。西峰(1583m)に向かって、ヤッホーを叫んでこだまを楽しんだ。山頂付近では、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)やシオガマギク(塩竈菊)、ホクチアザミ(火口薊)が咲いていて初秋を感じさせる。
急に雲に覆われてきて、午後3時ごろには雨の予報で急いで下山した。雨に遇わず済んだが由布岳山頂付近は雲に覆われていた。
(2018-08-31掲載)
三浦美代子 2018-08-13
福智山は、北九州、筑豊の背後にそびえる山として古くから親しまれてきた山である。
八丁越えあたりから、オミナエシ、カワラナデシコ、クルマバナなどの花々が咲いていた。山頂は心地よい風が吹き、360度の展望は素晴らしく雲海も見えた。鈴が岩屋付近も花が多く、キキョウ、コバギボウシ等が咲いていた。
此処からの道は蒸し暑く、アブもまとわりつき、谷沿いの道は荒れていて歩きづらかった。荒宿荘のたぬき水で、汗いっぱいの体を拭き、足も冷たい水につけた時は生き返るようであった。
昨年は一輪しか咲いていなかったナツエビネが、多くの花をつけ妖精のように飛んでいるかのように輝いている姿は、疲れを癒してくれた。まだ蕾も多く、これからも楽しめそうだ。大事に 守っていきたい花のひとつだと思う。
(2018-08-16掲載)
三浦美代子 2018-08-11
広塚忠夫氏の「(303)イワタバコ(岩煙草)は今が旬です」(英彦山の四季、2018-08-06)を見、望雲台のイワタバコを見たいと思い登った。5日しかたっていなかったが、残念ながらほとんどイワタバコの花が終わっていた。
しかし、ヒメキンミズヒキ(姫金水引)、アキチョウジ(秋丁字)、シコクママコナ、ツルリンドウ(蔓竜胆)等が咲き、季節の移り変わりを感じた。
北岳山頂では、落電だろうか?引きされたかのような樹木がありビックリした。山頂に着き、山の日の記念の粗品を頂いて、奉幣殿から英彦山山頂まで記念登山があったことを初めて知った。
北西尾根は、アキアカネが多く飛び、ススキが伸びてやぶ漕ぎの様で、少し歩きづらかった。
ドラミングが響く、アオゲラかオオアカゲラか?ビョウブの花があちこちで満開だった。
少し秋を感じながら、気持ちの良い山登りを楽しんだ。
(2018-08-12掲載)
三浦美代子 2018-07-26
古処山は福岡県朝倉市と嘉麻市にまたがる山で、国の特別天然記念物に指定されているツゲの原始林があることで知られている。
今回は嘉麻市にある遊人の杜キャンプ場から登った。急坂を登ると、ちょうど見頃のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の花が咲いていた。山頂周辺のツゲ林の中にニシキキンカメムシの抜け殻を見つけ、やっと、ニシキキンカメムシを見つけた時は嬉しかった。
大将隠しと冷気が噴き出てくる奥ノ院近辺で、小さなベニシュスラン(紅繻子蘭)を見つけた時はみんなで大喜び。シギンカラマツ(紫銀唐松)、ギンバイソウ(銀梅草)、オウギカズラ(扇葛)も咲いていて、下山の傾斜地には、オオキツネノカミソリの群生をあちこちで見つけることができ楽しんだ。
(2018-07-28掲載)
三浦美代子 2018-07-21
井原山は福岡・佐賀県境にあり、背振山地第2の高峰である。「花の名峰」と呼ばれ、糸島市水無登山口からのオオキツネノカミソリの花は特に有名である。
7月初めの豪雨災害で水無登山口までの林道が一部崩落し、キトク橋からは通行止になっていた。キトク橋駐車場は早朝から満車で県道まで駐車されていた。汗をかきながら登り、アンノ滝では水しぶきが気持ち良く、渓流沿いを歩く時は冷たい風が心地よい。ソウシチョウとセミの喧噪ばかり聞こえる。
水無登山口からの合流点に着くとオオキツネノカミソリの花を見つけ嬉しかった。群生地では、6から7割ぐらいの花が綺麗に咲いていて見事だった。ヤマホトトギス、ホトトギスが咲き、山頂近くでナガサキオトギリ、ヤマブキショウマなども見つけた。井原山山頂では見晴らしがよく、微風も吹き気持ち良かった。下山時にキツリフネを一輪見つけ、楽しく下山した。
(2018-07-22掲載)
三浦美代子 2018-07-14/15
鹿児島県にある霧島山のひとつである高千穂峰と、霧島連山の西のはずれで宮崎県境近くにある栗野岳に登った。
栗野岳は(1094m)日本一の枕木階段(廃止になったJR線の枕木で造られ、561段ある)を登っていき、登山道に入る。杉林を抜け急坂を登り、ヤマモミジやミズナラが目立つ。ソウシチョウやウグイスの声が響く。見晴台では、ハンカイソウが群生していた。栗野岳第2峰山頂(1094mで2番目のピーク)から霧島連山がうっすらと見え、少し風も吹き気持ち良かった。栗野岳最高点(1102m)山頂は展望がなく、第2峰に戻って昼食をとり下山した。自然林の中に、ヒメシャラの木が多く見られた。下山後、高千穂峰の天孫降臨ルート登山口に移動した。
高千穂峰(1573m)は昔、高千穂河原からお鉢の火口縁を歩くコースを登ったことがある。今回このコースは初めてだ。晴天の朝、ア カショウビンの声が聞こえた。高千穂第5砂防ダムの上部(土砂が流れ込んでいた)を横切り樹林帯に入る。ヤマボウシの花がまだ咲いていて、ヤマアジサイや淡紅色の綺麗なアカショウマの花があちこち見られた。カッコウやホトトギスの声が響く。汗をかきながら登り、標高差が880mもある高千穂山頂に着いた。天ノ逆鋒の周りに、虫が多く飛んでいてビックリした。展望が素晴らしく、高千穂峰のお鉢の縁から多くの登山客が登ってきた。韓国岳や新燃岳の白煙も見えた。昼食を食べていると色々な虫たちが飛んできて体についてきた。下山は往路を戻って楽しんだ。
(2018-07-18掲載)
三浦美代子 2018-07-08
7月6日に宗像市も大雨特別警報が出たがお陰様でそれほど被害はなかったようだ。福岡教育大の裏にある城山は、土砂が流れ登山道も荒れた為、城山を守る会の方々が7日から登山道を整備されたらしい。有難いことである。
8日の朝、登山口では、常連の登山者が多く集まり、ウスキキヌガサダケの情報をすぐ教えて下さった。普段は8時30分ごろから、ウスキキヌガサタケが出てくるらしいが、今日は少し寒かった爲遅く出たのではないかと教えてくれた。まだ出たばかりで、レースが開くまで30分ぐらいかかるよと言われ見に行った。
ロープが張り巡られ中に入れないようにしてあった。その中に、傘と白い棒(柄:え)のウスキキヌガサタケ(A)が見つかった。そのうちレースのようなものが出てきて、少しずつ伸びてきて嬉しかった。残念ながらカメラの望遠レンズを忘れた為、小さくしかとる事ができなかった。あっという間にレースが下まで伸びた。登山道の方にもレースが伸びたウスキキヌガサタケ(B)を教えてもらった。
常連のAさんと共に山頂まで登り、タマゴタケも見に行った。4、5日前に開いたであろうタマゴタケがひとつだけ赤い傘を広げていた。根元を見ると卵の殻のようなものがあった。
下山し登山口のウスキキヌガサタケは、レースが傷み始めていた。望遠レンズを自宅に取りに帰り、戻ってきた時には、ウスキキヌガサタケは虫が傘とレースの間に入り食べられていた。これからも、城山のウスキキヌガサタケとタマゴタケやハナカズラ等は、大事に守っていってほしいと思った。
今回のウスキキヌガサタケの写真は、残念ながら接写レンズで撮りトリミングした爲、ぼけた画像になっている。次回は綺麗に撮りたいと思う。
(2018-07-09掲載)
三浦美代子 2018-06-22
広塚氏の英彦山野鳥生育調査に同行して英彦山に登った。野営場から登ると、アカショウビンの声が2羽鳴き交わし、オオルリ、キビタキも綺麗な声で鳴り響いていた。
ベニドウダンの花はほとんど終わり、山頂のヒコサンヒメシャラ(英彦山姫沙羅)の花がわずかに残っていた。北岳手前で出会ったH氏が、バイカツツジ(梅花躑躅)の花を見つけられなかったと聞き、広塚氏と望雲台に登った。崖を登り、木を見つけ、葉の下にバイカツツジ(梅花躑躅)の花が咲き残っていたのを見つけた時は嬉しかった。フガクスズムシソウ(富嶽鈴虫草)やウチョウラン(羽蝶蘭)も蕾でこれからが楽しみである。オオヤマレンゲ(大山蓮華)が終わっていると 思っていたが、まだ咲き残っていたので嬉しかった。これからもイワタバコ(岩煙草)の花も咲くだろうし英彦山は本当に花の宝庫だ。
昼食休憩でゴジュウカラが餌をついばんでいる所をしっかり見ることができ幸運だった。
今回、広塚氏の英彦山の四季300回目に同行出来て光栄だった。
(2018-06-25掲載)
三浦美代子 2018-05-27
セグロカッコウ(17秒 mp3)
2018-05-27
平治岳にミヤマキリシマの花を見に4人で登った。登り始めから、キビタキ、オオルリの声が響く。遠くでトラツグミの声も聞こえてきた。大船林道を歩き始めると、カッ、カッ、カッコウと最後の音が下がるセグロカッコウの声が林の中を響き渡る。すぐ録音してみた。大戸越ルートでも、アオゲラ、ホトトギスやカッコウの声が聞かれた。
大戸越に着くと登山客も多く、ミヤマキリシマも満開であった。ピンク色に染まった平治岳は素晴らし く、山の斜面がピンクの絨毯で覆われているかのようであった。青空の元、光彩に染まった虹を見ることができ、その幸運を喜んだ。
下山は男池ルートを歩いた。ジュウイチの声が響く。ニシノヤマタイミンガサ(西の山大明傘)とバイケイソウ(梅尅)の群生が多く、バイケイソウの花も男池近くでは花が咲いていた。アオバトの声が響く。素晴らしい一日であった。
(2018-05-29掲載)
三浦美代子 2018-05-08
5月10日の観察会の事前調査で茶が床から歩き始めた。朝から小雨が降り5月とは思えない寒さでした。
平尾台はカノコソウ(鹿の子草)のピンクの花が至るところに群生し、ホタルカズラの花も沢山見られた。ソクシンラン(束心蘭)の花を見つけ、又、ハシナガヤマサギソウ(嘴長山鷺草)の花もこの場所で見つけたのは今回初めてでとても喜びました。
中峠の標識のところで、イカルの地鳴きかと思われたら、アオゲラ2羽が枯れ木の枝にとまっていて、飛び立ちました。
雨足もやまず、ツレサギソウ(連鷺草)の蕾を確認して解散した。
(2018-05-08掲載)
三浦美代子
2018-04-28/30
宮崎県日之影町の五葉岳と鹿納山 に3人で登った。昨年はヤマシャクヤクもアケボノツツジも咲きはじめだったが、今年は暑い日が多かったせいか花が咲くのが早く、ヤマシャクヤクもアケボノツツジも満開で美しく、しかも、ヒカゲツツジとヤマシャクナゲの花も見ることができ、嬉しかった。
(2018-05-03掲載)
三浦美代子 2018-04-15
山口県の山友達の案内で、西目山から右田ヶ岳の縦走を行った。右田ヶ岳は低山の中でも、岩のよろいをまとった山と知られていて、花崗岩の岩壁を登る楽しみがあった。
登山口から、コバノミツバツツジがいたるところで咲き、又は花の色合いが淡いピンクから鮮やかな紅色まで色々あり、美しかった。白色の花もあり、これもコバノミツバツツジ?かと思われた。
右田ヶ岳山頂からは、四国から九州の由布岳まで見える事があるという。(この日はPM2.5の爲かすんでいた)。地元の登山愛好家の方が山頂に日の丸を掲げたりおろしたりされるそうだ。
又、オオルリがよく来るコースがあり、 オオルリコースと名づけたという。その方から、シュンランを教えて頂き見ることが出来、嬉しかった。今回、低山の楽しみを充分に知ることが出来た。
(2018-04-19掲載)
三浦美代子 2018-04-01
英彦山のゲンカイツツジを見たいと思い、広塚氏に依頼し久しぶりにこのルートを歩いた。大南神社の岩壁に満開の紫紅色のゲンカイツツジを見つけることが出来、嬉しかった。ツクシショウジョウバカマも群生で咲き、豊前坊近くで、ホソバナコバイモ、ハルトラノオ、コガネネコノメソウを見つけることが出来た。サバノオの花は初めて見ることが出来、嬉しかった。千丈ヶ鼻でアオゲラの声がすぐ近 くに聞こえたが、モミの木の裏に隠れ姿を見ることは出来なかった。ヒガラ、リュウキュウサンショウクイ、ゴジュウカラ等確認できた。早春の英彦山を満喫した一日だった。
(2018-04-04掲載)
三浦美代子 2018-02-24
仰烏帽子山は熊本県五木村にあり、九州ではフクジュソウの名所である。今回は山の仲間8人で、元井谷第2登山口(1000m)から登った。
駐車場は登山客の車で溢れていた。残雪がところどころで見られ冷気も気持ちいい。仏石周辺では、太陽に照らされたフクジュソウの黄色に輝く花々が見られて嬉しかった。花の群生地にはロープが張り巡らされ保護されていたが、以前(6,7年前)きた時よりずいぶん花が減っている気がした。山頂まで雪も多く見られ凍結している個所もあった。
仰烏帽子山山頂では展望がよく見渡せられ、アセビの花の蕾がたくさんついていた。下山時に仏石のフクジュソウの花が閉じかけていたが美しかった。鳥の声は少なかった。
参考:フクジュソウ(福寿草)(Wikipedia)
(2018-02-26掲載)
三浦美代子 2018-01-31
1月27日に山の仲間達と筑豊新道(直方市・福智山
)の見事な凍りついた滝を見て感激し、もう一度見たいと思って登った。風がなくお天気も良く気温も前回より高かったが、雪は思ったより多かった。山道はアイスバーンになっていて筑豊新道の途中でアイゼンを装着した。前回は下りで筑豊新道を歩いたが今回は上りで歩いた。氷柱の滝は少し融けかかっていたがまだ見事に凍りついていて素晴らしかった。前回は気づかなかったが、凍りついた長い滝も見つけその姿にも感激した。(2018-02-01掲載)
三浦美代子 2018-01-28
朝9時ごろ、買い物に行く途中の野坂の畑の中の電線に、アトリの大群がとまっているのを発見しました。その数は300〜400羽あるでしょうか?群れをなし、畑の飛び降りたと思ったら、又電線に止まってくれました。その姿に感激しました。
去年の暮れにも遭遇し、やっと今回写真にとることができました。
(2018-01-28掲載)
三浦美代子 2018-01-14
大分県にあるくじゅう連山の牧ノ戸登山口は多くの登山客の車でいっぱいだった。路面の凍結で滑ってしまった車もあり、昨日はわが仲間達も手伝ったらしい。くじゅう連山も向かいの黒岩、泉水山も白銀の世界だ。アイゼンを履き、雪の樹林帯を歩く。雪にすっぽり覆われた三俣山が見える。沓掛山から見渡すくじゅう連山の雪景色は素晴らしかった。ヒヨドリが目の前を飛んで行った。西千里ヶ浜を歩いていると、阿蘇五岳の涅槃像がくっきり、近くに見えた。久住山のどっしりした姿も見えてきた。避難小屋で昼食を楽しんだ後は、中岳の凍てついた御池の上を歩いて楽しんだ。下山時にようやく青空が見え始め、 光り輝く樹氷と小さな虹を見ることができ嬉しかった。
(2018-01-18掲載)
三浦美代子 2018-01-07
今年初登山で英彦山に登った。豊前坊駐車場は少しアイスバーンになっていたが山道は雪は少なかった。逆鋒岩あたりでアイゼンを履き、一本杉手前の岩場では、やはり凍り付いていた。前日の1月6日の青空の樹氷(広塚忠夫氏の英彦山の四季−コガラの4羽の群!−参照)は、ほとんど消えていた。
北岳手前の台地で、くじゅう連山や阿蘇五岳がくっきり見え、その美しさに見惚れていると、突然小鳥の大群が飛んできて、雪の草むらにおりたった。茶色の頭にお腹の紫色が見える。ハギマシコ?だろうかと双眼鏡で探す。寒さで体が冷え、手もかじかんできた。あっという間に群れで下りて行った。博嗣さんが撮影したカメラでハギマシコと確認でき、出会えたことに喜んだ。(「英彦山北岳でハギマシコの大群」)
北岳は風が吹き抜け寒かった。中岳では休憩小屋で暖かい昼食や他のグループからおぜんざいを頂き感謝した。筑豊山の会の会長加藤さんが来られ、とまっていたトイレのモーターを動かしてくれた。有難いことである。
北西尾根の林の中でも鳥の群れがサットと飛び立った。何の鳥かわからなかった。ヤマガラも多く飛んでいた。
今年も英彦山の山登りを楽しませてくださいとお願いしてきた。
(2018-01-08掲載)
Copyright (C) 日本野鳥の会筑豊支部 All Rights Reserved. (著作権者でない者による無断転載禁止)
本ウェブサイトは無断で自由にリンクまたはディープ・リンクができます(画像、動画、録音への直リンクは禁止)。
本ウェブサイトに記載の会社名、システム名、ブランド名、サービス名、製品名は各社の登録商標または商標です。
本文および図表、画像中では必ずしも®、™を表記しておりません。