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三浦美代子 2021-12-17
冬型の気圧配置が強まり、夕方から雪が降るかもという天気予報に反し、シオジの林ぐらいからみぞれが降ってきて、ガスに包まれた幻想的な山の風景の中を登りました。北岳からの稜線歩きは強風が吹き油断すると吹き飛ばされそうになり、又北風の冷たさは、頬にしみ、まさに厳冬なんだと骨身にしみました。
シオジの林を過ぎてから、オオアカゲラを木下さんが見つけ喜びました。1羽の猛禽らしき鳥が飛んでいくのも見つけました。
ガスに包まれた中岳休憩所では、思いもかけず木下さんから快気祝いの美味しいお饅頭とコーヒーを頂き、感激しました。一瞬ガスが晴れ、火が差し込んだ時、大樹の上の方が白く輝き樹氷と気づき歓声を上げました。北西尾根から下山時も先に見える林が白く見え、北岳も白く見えました。近くの樹木の枝には薄く小さな樹氷ができていて今年初めての出会いでした。
エナガの群れとも出会い、落ち葉を踏みしめて楽しみながら下山しました。誰一人とも出会ず、山好きな3人だと自覚しました。
(2021-12-19掲載)
三浦美代子 2021-12-11
久しぶりに山の仲間達と佐賀県の金立山に登ってきた。金立山は背振山地南端の尾根で佐賀市郊外の金立町の背後にある里山で私は初めて登った。
金立山は野鳥の会のTさんから、毎週金立水曜登山があり、100名ぐらいの市民が登っていると話を聞いていた。
いこいの広場として整備された金立公園から入り、山道はイノシシが掘り起こした跡があちこち見られた。尾根にはクヌギやイロハモミジやシラキなどの紅葉が見られ、サザンカ (山茶花)が綺麗な花を咲かせていた。金立神社上宮から金立山山頂へ登り、下の見晴らし台からは佐賀平野が見渡せられ、普賢岳も見渡せられるという。S氏から私の快気祝いでケーキのサプライズをしていただき嬉しかった。観音沢ルートを下り吹上観音を見上げ、コガクウツギ(小額空木)が多い杉の人工林を下り多目的広場に着いた。
正現稲荷神社に行く林道でジョウビタキの声が続き、突然シロハラの声がし、まだ美しい紅葉が残っていてびっくりした。正現稲荷神社まで登り、背後の巨石とクリハランがはびこっていた。下山し振り返ると中腹に正現稲荷神社が光っていた。他のルートも歩きたくなる、いい里山だねと話した。
(2021-12-13掲載)
三浦美代子 2021-12-08
福智山ダムから二人で登った。ダム湖にマガモとカイツブリが見えた。昨日雨が降った割には大塔の滝の水も少なかった。ジョウビタキやミソサザイやエナガの声を聞きながら、落ち葉を踏みしめて登る。荒宿荘で休憩しているとヤマガラが3羽飛び回っていた。山頂から吹いてくる風が冷たい。
山頂近くで、スミレ(菫)の花が咲いていた。葉の形からエイザンスミレ(叡山菫)か? 12月の時期に咲いているのをみつけたのは初めてだ。コスミレ(子菫)がこんな冷たい厳しい環境でも花を咲かせている姿は健気に見える。山頂では6℃だったが、風の冷たさですぐ下山した。
下山のコースをからす落ちから歩き易い豊前越に向かい、頓野林道に下りた。林道ではコガクウツギ(小額空木)やイロハモミジの紅葉した木々が美しく残っていた。
葉の表面と裏面に毛が多い、ヤブムラサキ(藪紫)が多くみられ、美しい紫色の果実も見つけた。枯れかけた葉の中についている果実もあれば、葉がすべて落ちて紫色の果実のみになっているヤブムラサキ(藪紫)も見つけた。自然の姿は面白いなあと思った。
(2021-12-10掲載)
三浦美代子 2021-12-04
久しぶりに福智山に登った。10月1日段差を踏み外し、足関節の剥離骨折をした為、ドクターから、2か月の登山ストップがかかり、ようやく解放された山登りだった。
朝からの冷え込みが強く最高気温が11℃最低気温が5℃という天気予報。早朝から登り下山してきた登山客から山頂では寒く、0℃だったと話を聞いた。
冷気を感じながら気持ちよく用心しながら山道を歩く。時々シロハラの声を聞くが姿は見つけられない。紅葉はもう終わっているだろうなと、落ち葉を見ながら登っていたが、鮮やかなオレンジや黄色の紅葉を見つけた時は、嬉しかった。
山頂近くでクマザサが太陽に照らされキラキラたなびき、溶けかかった霜柱を見つけ朝の0℃の寒さを感じた。山頂では風が強く温度計も2℃、手先が凍え、英彦山や平尾台を確認した後はすぐ荒宿荘の避難小屋に下りた。初冬の福智山を感じ、整頓された小屋の中でゆっくり昼食をとることができ有難かった。
下山時には、エナガの群れを見つけ、渓流沿いにミソサザイを見つけ嬉しかった。又、林道でたわわに赤い実をつけた、イイギリ(飯桐)を見つけた。
鳥の声を聞き、樹木や植物の色々な姿の変化を感じ、やはり、山登りはいいなあと感じた。
又、帰りの鴨生田池(直方市)でオシドリの群れを見つけ幸運だった。
(2021-12-07掲載)
三浦美代子 2021-11-05
秋晴れの中、福岡県宗像市野坂(@5030-5424)の田園風景や池の周りを探索した。
大きな池では、1週間前にはマガモとカルガモのみで少なかったが、今日はカルガモも多く、ハシビロガモとホシハジロも見られ、段々カモ類が増えてきているのを感じた。
畑の横から何か鳥が飛んできて前の電線にとまり、尾羽を上下に振りながら、首を回したり傾げたりしていた。逃げないでくれと思いながら動画を撮ることができた。
帰宅して調べると、胸に黒褐色の縦班があり、耳羽後方に白班があり、ビンズイ(セキレイ科タヒバリ属)だと思った。福岡県では冬鳥であるが、野坂で見つけたのは初めてで嬉しかった。
観察した鳥:モズ2、アオサギ4、ダイサギ5、マガモ、カルガモ、オオバン、ハシビロガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ハクセキレイ1、セグロセキレイ1、ビンズイ1、カワラヒワ5、ホオジロ1、ジョウビタキ @5030-5424
(2021-11-06掲載)
三浦美代子 2021-11-03
福岡県宗像市野坂(@5030-5424)のいくつかの池を散策していると、偶然にも、アオサギがカエルをくわえている場面に出くわした。
又、ハスがたくさん植えている池では、カイツブリが何かをくわえては、放し、潜ってはくわえて食べている。最後に魚のひれらしきものが見えた。魚を小さく砕いて食べやすくしているのだろうか?
(2021-11-03掲載)
三浦美代子 2021-10-30
福岡県福津市津屋崎で、クロツラヘラサギ10羽とヘラサギ2羽観察することができた。マガモも100羽ぐらい群れ、ヒドリガモも見ることができた。カルガモも群れをなして飛んで行った。少しずつカモ類が見られ嬉しかった。
チョウゲンボウが電柱の上から電線にとまったがすぐ逃げられ写真を撮ることができなかった。
観察した鳥:クロツラヘラサギ(10)、ヘラサギ(2)、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カワウ、カイツブリ、チョウゲンボウ、トビ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ
(2021-10-31掲載)
三浦美代子 2021-08-05/08
Sツアーの企画で前日にPCR検査を行い11名 (ガイド2名,参加者9名)で、富山県の岩と雪の殿堂として知られる剱岳と比較的に歩き易いという立山に登ってきた。
剱岳の一般ルートである別山尾根ルートは岩場と雪渓が多いが、急峻な岩場にはクサリやハシゴが整備され、ヘルメットやハーネス、カラビナなど装着して安全に登ることができた。好天気に恵まれ、剱岳山頂では後立山連峰、立山連峰、槍・穂高、富士山も見え、360°の大パノラマに感激した。できれば山頂での時間をもう少しゆっくりとってもらいたかったが、あっという間の至福の時間だった。剣山荘はシャワーがあり毎日汗を流すことができ、食堂も寝室もコロナ対策がなされていた。
3日目は立山(雄山、大汝山、富士の折立)を縦走し、尾根歩きを楽しんだ。
高山植物も、コバイケイソウ(小梅尅)、チングルマ(稚児車)、クルマユリ(車百合)、チシマギキョウ(千島桔梗)、イワギキョウ(岩桔梗)、ヨツバシオガマ(四葉塩釜)など49種も見ることができた。小鳥の声は、ウグイス、イワヒバリの声が聞かれた。
今回は幸運にも天気に恵まれ素晴らしい4日間の山旅でした。
(2021-10-12掲載)
三浦美代子 2021-09-24/26
大分県のくじゅう連山の坊がつるで一人テントを張り、山登りや自然との触れ合いを楽しんできた。
法華院山荘は、昨年の集中豪雨の土石流の被害を立て直し、テント場を整備し、崩壊していた鉾立峠までの自然歩道も整備中であった。コロナ禍である為、談話室も時間制限され、入浴も人数制限されていた。昨年に比べ、坊がつるのキャンプ場のテントも少なく感じられたが、週末は少しずつ、登山者が増えてきているという。
3日間天気に恵まれ、2日目に山の縦走を楽しんだ。花はリンドウ(竜胆)の花があちこちの山で見られ、坊がつるではアケボノソウ(曙草)やナギナタコウジュ(薙刀香薷)が咲きはじめていた。暮雨の滝ルートでは、タンナトリカブト(丹那鳥兜)が群生して、ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)も美しく咲いていた。
夜も昨年と比べ、冷え込みも少なく暖かく感じられた。鳥の声も時々聞かれたが、姿を見つけることが難しかった。山登りは一日だけだったが、ゆっくりテントのキャンプを楽しめた。
(2021-09-30掲載)
三浦美代子 2021-09-16
茶ヶ床に着くと、霧雨とガスに覆われた平尾台はススキが開きはじめ、秋を感じさせた。
ヤマハッカ(山薄荷)、ナンバンギセル(南蛮煙管)、色々なハギの花々が咲いていた。ヒナノキンチャク(雛の巾着)の花がまだかわいく咲いてくれていて、嬉しかった。サイヨウシャジン(細葉沙参)、コキンバイザサ(小金梅笹)も見つけ、花が咲く期間の長さを感じた。
ヒメヒゴタイ(姫平江帯)の蕾を見つけ、もう咲きはじめているのかとビックリ。これからの平尾台も楽しみだ。
(2021-09-19掲載)
三浦美代子 2021-09-05
9月に入り朝晩いくらか涼しくなり、福智山も初秋の花々が多く観察できた。
白糸の滝駐車場では車が3台とまっていて、滝の水量が多かった。登り始めるとアオゲラの声がして、ソウシチョウの声も騒がしいほど聞こえる。リュウキュウサンショウクイの声がして、5〜6羽飛んで行った。
林道ではカラスノゴマ(烏の胡麻)、ナギナタコウジュ(薙刀香薷)、ヤブタバコ(藪煙草)、ツルニンジン(蔓人参)など見つけた。
八丁までの急登をゆっくり登る。ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)の花がたくさん咲いていた。コバノボタンヅル(小葉の牡丹蔓)とボタンヅルの葉の形の違いを確認する。見晴らしの良い八丁ではススキが開きはじめ、ヤマハッカ(山薄荷)、ツルリンドウ(蔓竜胆)、オミナエシ(女郎花)、シラヤマギク(白山菊)が秋の訪れを感じさせる。
山頂では、微風が吹き気持ちよく、アマツバメ(@5030-4694)が飛び回っていた。登山客もだんだん増えてきた。
下山のルートで、咲きはじめのアキチョウジ(秋丁字)とキバナアキギリ(黄花秋桐)を見つけた。又、ミヤマウズラ(深山鶉)の花を見つけ、いくらか咲き残っていたかわいい花の形と綿毛に感激した。白雲ラインでは、マルバハギ(丸葉萩)、メドハギ(目処萩)、キガンピ(黄雁革)、キクバヒヨドリ(菊葉鵯)なども見つけた。これからも秋の花々が楽しみだ。
(2021-09-07掲載)
三浦美代子 2021-08-29
久しぶりに直方市の福智山ダム登山口から福智山に登った。お盆のころに咲くという、ナツエビネ(夏海老根)がまだ咲いているだろうかと少し期待して登った。長雨のせいか大塔の滝の水量が多かった。飛び回るアブ退治にハエたたき持参し、からす落ちまで3匹退治できた。
ソウシチョウの鳴き声と蝉の声が響く。汗が噴き出る。赤い大きな傘を持つタマゴタケがいくつも流され倒れていた。今年は長雨のせいかタマゴタケがあちこちで多く発生しているようだ。
お目当ての場所で、ナツエビネ(夏海老根)が多く咲いている姿を見つけて、ビックリ!まだ咲いていてくれたのだと喜んだ。妖精のように飛び跳ねている姿が美しい。他の株はほとんど咲き終わっていた。来年も是非守られ、姿を見せてほしいと願った。
鈴ヶ岩屋から山頂にかけ、シラヤマギク(白山菊)、ヒヨドリバナ(鵯花)、ホソバノヤマハハコ(細葉の山母子)、シオガマギク(塩竈菊)、ノコンギク(野紺菊)、オミナエシ(女郎花)などの花を見つけ、少しずつ花が移り変わり、秋の気配を感じた。山頂手前で、野鳥の会のA氏にお会いした。上野コースを一人で登られたらしい。山頂でアマツバメが飛んでいたという。
山頂では日差しも強かったが風も吹き心地よかった。英彦山もはっきり見渡せた。アマツバメも飛んでいた。汗をかきながらの山登りはきついが、自然との触れ合いで心充実した一日であった。
(2021-08-31掲載)
三浦美代子 2021-07-21
井原山は背振山系の山で花の名峰と言われていて、コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)やオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の群生地として有名である。
オオキツネノカミソリはヒガンバナ科で、葉の形をカミソリにたとえたという。キツネノカミソリとの違いは、雄しべが花から長く突き出ているのがオオキツネノカミソリである。
オオキツネノカミソリが9部咲きという情報を得て5人で登った。水無登山口の駐車場は満車寸前で何とか駐車できた。登山口からオオキツネノカミソリの花が咲き、水無鍾乳洞第2分岐から登ると、オオキツネノカミソリの群生が山の斜面一面に咲き誇りみんなで歓声の声を上げた。ソウシチョウの声が鳴り響き、時々アオゲラの声も聞かれた。水無谷ルートのオオキツネノカミソリの群生地も素晴らしく、登山道の両サイドにオレンジの景色を作り上げていた。ほぼ満開の美しい時に登れたことを感謝し喜んだ。
汗をかきながら急坂を登り、山頂近くになると、太陽の日差しが強く感じられ、ハンカイソウ、コオニユリ(小鬼百合)などの花が見られた。山頂は多くの登山客でにぎわい、360°の見晴らしもよく、今日は普賢岳までよく見えた。差し入れの冷えたスイカをみんなで美味しく食べ、昼食をとった。
下山はアンノ滝のルートを取り、オトギリソウ(弟切草)やテリハアカショウマやヒヨドリバナ(鵯花)の花を見つけた。アンノ滝では冷たい岩肌に流れ落ちる水しぶきを楽しんだ。
井原山のオオキツネノカミソリは本当に素晴らしく、これからも大事に守られてほしいと願った。
(2021-07-23掲載)
三浦美代子 2021-06-23
今回の平尾台で一番嬉しかったことは、マイサギソウ(舞鷺草)の花が見られたことでした。ラン科ツレサギソウ属で、ヤマサギソウの変種といわれてます。距が上に跳ね上がっている姿や花の形が可愛く、あちこちに見られ大事に育ってほしいと思いました。
カキラン(柿蘭)もあちこちで花を咲かせ、日差しが弱くなると花を開き、朝の日差しで花を閉じると思っていた、スズサイコ(鈴柴胡)が朝の日差しを浴び、美しい姿を見せてくれました。
広谷湿原では、ノハナショウブ(野花菖蒲)の群生が見られこんなに咲いていたのかと少しビックリ。コバノトンボソウ(小葉の蜻草)も、小さく飛んでいる姿を見せてくれました。
セッカ、ヒバリ、ホオジロ、ホオアカが絶えず飛び回り、時折吹く風を心地よく感じ、高台からの見渡す平尾台の雄大さを感じながら、昼食をとりました。
(2021-06-27掲載)
三浦美代子 2021-06-20
福岡県宗像市の城山は、ウスキキヌガサタケ(薄黄衣笠茸)で有名である。「Wikipedia」の引用では、スッポンタケ属に属するキノコの一種であると書かれてる。
朝から晴れていたので、ウスキキヌガサタケが出ているか不安で登ったが、常連の登山者に今日の情報(場所)を聞くと、昨日はたくさん出たが今日はまだ開いてないという。キビタキの声を聞きながら見に行くと、ロープが張られ保護され、まだレースは開いてなかった。2時間後に開いているのではないかと情報を得た。
城山山頂に登り、石峠方面に下ると、アオゲラのけたたましい声が響き、姿を探すが見つけられない。コゲラが2羽飛び交っていた。石峠から三郎丸登山口へ下り、再度登って、三郎丸分岐に向かう。
ロープが張り巡らせているところでは、なんと、黄色のレースがあちこちに見られるではないか!約2時間前に見た時は、こんなにウスキキヌガサタケがあるとは思わなかった。
素晴らしい!城山でこんなに群生しているウスキキヌガサタケを、初めて見て感激した。写真を撮るのに夢中になった。他の登山客からも歓声の声が上がっていた。
梅雨の間から9月ごろまで見せてくれるという。これからも大事に守られてほしいと願った。
(2021-06-22掲載)
三浦美代子 2021-06-17
久しぶりの岳滅鬼山登山を広塚氏にお願いし、4人で登ってきた。深倉園地から登るのは初めてで、急坂が多かったが楽しんで登れた。アカショウビン、アオゲラ、キビタキ、オオルリ、ジュウイチの声も聞かれた。
深倉越の稜線上に着いてからは、オオアカゲラ、コガラ、リュウキュウサンショウクイ、ツツドリ、カッコウも聞かれた。
見晴らしの良い岳滅鬼山山頂では、オオアカゲラ、アオゲラ、イカルの声が大きく響き探すが見つけられなかった。
岳滅鬼嶽でカッコウの声が響き、急坂を下り岳滅鬼峠に着いた。オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ソウシチョウの声を聴きながら大南林道に下りた。
深倉園地までに、イチヤクソウ(一薬草)、ヒナラン(雛蘭)、セッコク(石斛)の花を見ることができた。色々な鳥の探鳥も楽しめ充実した一日だった。
(2021-06-20掲載)
三浦美代子 2021-06-10
大分県くじゅう連山の平治岳のミヤマキリシマ(深山霧島)の満開の情報が入ってくると、私も見たいと思い登ってきた。6月6日の男池駐車場は満車で路駐も多かったらしいが、この日は駐車場の車も少なかった。
登山口から、オオルリ、キビタキのにぎやかな声が響き、トラツグミの静かな声も聞かれた。ゴジュウカラやミソサザイが枝や幹を飛び回る姿が見れて嬉しかった。バイケイソウの花はほとんど終わっていた。
大戸越に着くと、ミヤマキリシマの花は落ち枯れているのが多く、少しがっかりしたが、平治岳に登るにつれピンク色のミヤマキリシマに覆われた平治岳の素晴らしい景色を見ることができ、感謝した。
シロドウダン(白満天星)、ベニドウダン(紅満天星)も花がたくさん咲いていた。ウグイスやホオジロが囀っていた。ゆっくり山景色に堪能し大戸越に下りた。
大戸越から北大船山に登る途中でオオヤマレンゲ(大山蓮華)がたくさん咲いていて、白く美しい花を見ることができ嬉しかった。
下山時にも、ツクシマムシグサ(筑紫蝮草)や、サワルリソウ(沢瑠璃草)の珍しい花も見ることができた。男池駐車場に着くと、かすかにセグロカッコウの声が響いた。
来年は、少し早い時期にミヤマキリシマ(深山霧島)を見に来たいと思い、今日一日に感謝した。
(2021-06-14掲載)
三浦美代子 2021-06-02
セグロカッコウやアカショウビンの野鳥の声を聞きたい為、広塚氏に鬼杉からの英彦山登山をお願いした。田辺さんは英彦山登山は初めてで、木下さんはこのルートは初めてであった。
豊前坊駐車場から、荒れたアスファルトの道を車に同乗させてもらい、鬼杉登山口から耳を澄ませながら歩いた。アオゲラ、ミソサザイの声が響き、突然「キョ、キョ、キョ」と、ヨタカの声がした。朝聞いたのは初めてだ。
そして、セグロカッコウの声が遠くから聞こえてきた時は嬉しかった。頻回に、セグロカッコウ、ツツドリ、アオバトの声が南岳迂回路まで楽しませてくれた。
南岳・裏英彦の分岐を過ぎてから、カッコウ、オオアカゲラの声がし、ヤマドリのホロウチも何回か聞かれた。
モミの木の林を過ぎてから、突然、アカショウビンの声が響き、姿を探すが見えなかった。籠水峠で休憩し、鹿の角あたりからも、セグロカッコウ、オオルリ、クロツグミの声も聞こえた。鬼の舌の急坂も難なく登り、進入禁止の上宮の下に着いた。
そこから下って、行者堂近くのオオヤマレンゲ(大山蓮華)がいくらか咲いていて、甘い香りと美しい姿を見せてくれた。山頂で楽しい昼食をとり、ちょうどバイオトイレの交換の作業が行われていて、有難く感謝した。
カッコウ、ツツドリの声を聞きながら、カワラヒワを見つけ北岳から一本杉に下りた。フガクスズムシソウ(富嶽鈴虫草)の花を探したがなく、盗掘されたのではないか?と思うと許せなかった。
溶岩の壁のオオヤマレンゲ(大山蓮華)も少し咲きはじめ、ゴジュウカラ、オオルリを見つけた。
鳥三昧の英彦山の素晴らしさを感じ、満足な一日であった。
(2021-06-06掲載)
三浦美代子 2021-05-26
久しぶりに平尾台に花を観察してきた。お目当ては、オカウツボ(丘靫)、ムラサキ(紫)、フナバラソウ(舟腹草)、トキソウ(朱鷺草)の花目当てだった。オカウツボ、はわずかに残っていて、白い花も見つけた。ヒメケフシグロ(姫毛節黒)の花も咲き残っていた。
湿原で、トキソウ(朱鷺草)が道のそばで花開いていて綺麗に咲いていてくれて、目を楽しませてくれた。
フナバラソウ(舟腹草)の花や、ムラサキ(紫)の花が綺麗に咲いていて、ツレサギソウ(連鷺草)も今までと違う観察場所で見つけ、平尾台の素晴らしさをなおさら感じた。
草原のあちこちで、セッカやホオジロ、ホオアカ、ウグイスがあちこちでさえずり、ホトトギスも声のみ、よく聞かれた。
(2021-06-01掲載)
三浦美代子 2021-05-07
福岡県と佐賀県境にある井原山、雷山はコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)でも有名である。今年は花の時期が早いのでもう終わっているかなあと思いながらも、登ってきた。
天気予報では曇りのち午後から晴れ。水無登山口から少し雨がぱらついていたが、木々が多い林の中を歩くので大して濡れなかった。キビタキ、ミソサザイの声が響く。遠くからツツドリの声も聞こえてきた。
コンロンソウ(崑崙草)の白い花や、ラショウモンカズラ(羅生門蔓)があちらこちらに咲いていた。トウゴクサバノオの種を見つけたのでやはり、花が咲いていたのだ。急坂の下では、白い花のフモトスミレ(麓菫)が綺麗に咲いていた。
三瀬峠からの分岐の手前でコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)が美しく咲いているのを見つけ、嬉しかった。
井原山山頂から眺めるとやはり、ピンク色が少なく、ほとんどコバノミツバツツジの花は散っていた。風が強く小雨が降っていたのですぐ、雷山に向かった。コバノミツバツツジの花はほとんど散り、山頂付近でいくらか見れた。ヤマフジ(山藤)の花が満開で、クルマムグラ(車葎)、ツクシタニギキョウ(筑紫谷桔梗)の小さな白い花たち、ツクバネソウ(衝羽根草)の群生などいろいろな花が多く咲き、井原山の花の多さには素晴らしいと思った。
クロツグミの声が聞こえてきた。天気も晴れてきて、新緑の木々の葉の美しさと気持ちの良い風を感じながら、無事に下りてきた。
(2021-05-12掲載)
三浦美代子 2021-05-02
Sツアー企画で宮崎県にある大崩山で、もう一度見事な花崗岩の岩峰とアケボノツツジ(曙躑躅)を見たくて参加した。
5月1日集合場所でコロナウイルス抗原検査(COVID-19抗原検査)を行い感染がないことを確かめ、マスクをしてバスに乗った。大崩茶屋では、私達のツアー客だけが宿泊した。床暖房がされていて、夜は寒くなく19時には就寝した。
5月2日3時30分に朝食を食べ、4時に大崩茶屋を出発し上祝子登山口に着く。登山客の車が多く駐車されていた。
今回のコースは、坊主尾根からワク塚ルートを回る。ヘッドライトをつけ、夜道を歩く。鳥の声が色々聞かれた。川の水は多くなく渡渉でき、徐々に明るくなりヘッドライトを消す。梯子やロープを使って慎重に登る。
ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)が満開に咲いていて、ヒカゲツツジ(日陰躑躅)も咲いているのを見つけた。オオルリやキビタキ、センダイムシクイの声が響く。青空が見え汗ばむが、坊主尾根に出ると風が強い。淡いピンク色のアケボノツツジ(曙躑躅)を見つけた時は嬉しかった。象岩のロープをしっかり握り慎重にトラバースする。小積ダキに着いた時は風が強く寒かった。アケボノツツジ(曙躑躅)があちこちで見られキラキラ美しい。
大崩山頂につきホッとしていると、風が冷たく、あられが降りはじめ、慌てて下山する。
ワク塚ルートでは倒木も多く荒れていたが、ヒメシャラの樹が多く目についた。上ワク塚のそばを通り、下ワク塚の上に登り、小積ダキの巨大な岩壁を見ることができた。袖ダキ展望所では、目の前にそそり立つ下ワク塚と小積ダキの姿に圧倒され、大崩山の自然の素晴らしさを感じた。ハイノキの白い花が満開に咲いていた。
川の渡渉を心配していたが、ガイドの誘導で無事にでき、登山口まで着いた時は無事に登り終えたことにみんなで喜び合った。私も久しぶりの大崩山、ついていけるか心配したが登り終えて嬉しかった。
(2021-05-05掲載)
三浦美代子 2021-04-24
裏英彦のヤマシャクヤク(山芍薬)が終わっていると聞き、経読林道で見られたらと思い広塚氏にお願いした。
経読林道に行くまでに、クロブネサイシンの花と、サバノオの花と果実を見せてもらった。しかも、キビタキが枯れ枝にとまり囀る姿を教えてもらいしっかり観察でき、幸運であった。
経読林道は新緑の木々に囲まれ、目も心も洗われるかのようであった。ミソサザイのさえずりがいたるところで聞かれ、クロツグミやツツドリやヤブサメの声も聞かれ楽しい探鳥会となった。
ヤマシャクヤク(山芍薬)の白い花はなかなか見つけられず、あきらめかけた時に2輪の花を見つけた時は是非見たいと思い崖を駆け下り見ることができ嬉しかった。株は下の遠くのほうで増えているようで安心した。
一ノ岳近くでコバノミツバツツジが咲き、美しいピンク色が太陽の光に輝き素晴らしかった。ツクシシャクナゲの花は蕾が少なく花も少なかった。今年も不作の年なのだろうか?
シハイスミレの花の群生も見つけ、ワチガイソウ、ハシリドコロの花々も見ることができた。7.7km歩き、充実した一日であった。
(2021-04-26掲載)
三浦美代子 2021-04-11
大分県くじゅう連山の一つで黒岳、前岳はツクシシャクナゲで有名な山である。少し早いだろうなと思いながら、白水鉱泉に着くと、ツクシシャクナゲが満開に咲いていた。
登山口から急登が続き、登山道は石や岩や、苔むした岩も多くきつい山登りだった。白水分れまでは所々でツクシシャクナゲが美しく花を開いているのが見られ嬉しかった。シャクナゲ公園では蕾が多く真っ赤に燃える色で固く閉じている姿も美しかった。前岳山頂では、ほとんど固く閉じた蕾ばかりだが花開く頃は素晴らしいだろうなあと想像できた。
アオゲラ、シジュウカラ、ミソサザイ、ウグイスの声もよく聞かれ、カケスが3羽飛んでいく姿も見られた。コガラか、ヒガラか2から3羽、春の訪れか追いかけまわす姿も見られた。
前岳山頂近くで、コマドリの声が響き渡り、ハッとした。今年初めて聞く声だ。姿は見えずとも声だけでも嬉しくなった。できれば黒岳まで登りたかったが、体力の限界を感じ下山した。
登山道では、タチツボスミレの花が美しく花を咲かせていて、ナガバノスミレサイシンの淡紫色と葉の形で確認できた時は嬉しかった。ユキザサやヒトリシズカも多く咲いていた。優しい緑の新緑の美しさを感じながら下山した。
白水鉱泉から長者原に向かう途中で、野焼きをしていて、あちこちから白い煙と黒くなった土壌が見られた。
(2021-04-14掲載)
三浦美代子 2021-04-10
久しぶりに大分県のくじゅう連山に登った。牧ノ戸登山口の駐車場はほぼ満車であった。
マンサクの花は終わっているだろうと思っていたが、登山口からすぐ上った見晴らし台から山の斜面を見ると黄色の群落が見られた。もしかしてと期待して登るとマンサクの花が満開を過ぎ、まだ美しく咲いていて嬉しかった。
山は春萌でやさしい気もちになる。アセビの花やツルシキミの花が多くみられ残念だ。スミレなど小さな花々は気が付かなかった。ウグイス、ホオジロの声が響く。
久住山避難小屋が使いやすく建て替えられていて、トイレも整備され1回100円支払い使用した。久住山山頂から眺める展望は雄大で素晴らしかった。中岳、天狗ケ城を登り、春のくじゅう連山を楽しんだ。
(2021-04-14掲載)
三浦美代子 2021-03-30
広塚氏の「英彦山の四季2021-03-19\(392)野鳥の囀りが谺する」を見て、このコースを是非歩きたく、お願いした。
奉幣殿から、ゴジュウカラ、ミソサザイの声が響き、四王寺の滝の登山口までに、トラツグミの鳴きかわす声が聞かれ嬉しかった。遠くの岩肌に、ゲンカイツツジを見つけることができ、タムシバの白い花があちこちの山肌に咲き美しかった。ホソバナコバイモの花がわずかに残っていた。
四王寺の滝では1月の氷瀑の姿とは異なり、黒々とした岩肌に水が少し流れていた。そばの急登の山道を登り、山頂近くで上宮の倒壊がすすみ、通行止めになっていた。中岳山頂では、咲き終わりのマンサクを見、春の日差しを感じながら昼食をとった。
見たかった、モアイ岩までの道なき道を下り、ハルトラノオ、ヒメエンゴサク、シコクスミレ、エイザンスミレ、フデリンドウの花々が次から次へと、見つけることができ嬉しかった。英彦山の春を感じた一日だった
(2021-04-02掲載)
三浦美代子 2021-03-25
初めて井原山に登られる方々にも、井原山の春の花々を是非見てもらいたいと思った。
天気に恵まれ汗ばむほどで、渓流から時々冷気が流れ気持ちよく歩けた。急坂が大丈夫かなあと心配したが、田原夫妻も旦那様が奥様のバッグを前に担がれ、ゆっくり無事に、山頂まで登られた。
2週間たった井原山の花は変化が見られた。ホソバナコバイモは全盛期を過ぎ、わずかに残っていた。ニリンソウの花が多く咲き、イチリンソウの花も見つけることができた。ヤマエンゴサクや、ジロボウエンゴサクの花も見つけ、蕾だったイワボタンの黄色の花が一面に咲いているのを見て感激した。山頂近くからスミレの花を見つけ、シハイスミレの群生、シロバナナガバノスミレサイシンも多く咲いていてこの時期から咲いているのだと知った。エイザンスミレやヒトリシズカも、見つけた。キバナノアマナの花も残っていた。トウゴクサバノオの葉っぱを見つけることができず、他の登山者から、盗掘されているといわれた。
鳥は少ないと心配したが、ミソサザイをしっかりみんなで観察することができよかった。来月も井原山に来たいねえという言葉を聞き嬉しかった。
(2021-03-27掲載)
三浦美代子 2021-03-18
福岡県直方市の福智山の虎尾桜は有名で、春の彼岸頃が満開で奇麗だと聞いていた。直方の里山も桜の花が咲きはじめていた。
8時過ぎの虎尾桜は弱い朝日に輝きピンク色で美しくほぼ満開であった。枝を切り落としたのか全体的に小さく感じたが、600年のエドヒガンで地域の人達に見守られて、今年も美しく咲いてくれていた。
林道ではキブシの花が多く咲いていた。急登の八丁越えの山道には、アオイスミレやタチツボスミレなどの花が咲きはじめていた。ホオジロが囀り枝にとまり姿を見せてくれた。
福智山山頂から南小屋に行き、人の手によって植えられた、オキナグサの花が咲いているのを確認した。以前より株が少ないと思った。ここから焼立山までアップダウンが続き、汗をかきながら歩いた。木々の若葉が芽吹きはじめ、ニオイタチツボスミレの花を見つけ、春の香りを感じながら歩いた。折り返しの福智山までのアップダウンはあえぎながら、きつかった。帰りに虎尾桜をもう一度見に行き、ピンク色が朝より濃く光り輝く姿を見ることができ嬉しかった。桜の花が集まり虎の尾のように見えるという虎尾桜、しばらくは楽しめそうだ。
(2021-03-20掲載)
三浦美代子 2021-03-10
福岡県と佐賀県境にある井原山、雷山の縦走を狙い広塚氏を誘って登った。
井原山は花の宝庫と言われ、3月3日に登った時から、ホソバナコバイモ(細花小貝母)がいたるところに姿を見せてくれ感激した。今回も花も多く咲き、満開で下向きの姿は可憐であった。広塚氏もホソバナコバイモ(細花小貝母)の花の多さにビックリされていた。ユリワサビ(百合山葵)、コチャルメルソウも多く咲いていた。
ネコノメソウの種類も1週間前より増え、ヤマネコノメソウ(山猫の目草)、タチネコノメソウ(立猫の目草)、イワネコノメソウ(岩猫の目草)まで見つけることができた。イワボタン(岩牡丹)は固い蕾のままだった。鳥の声は少なく、水無谷でミソサザイの高い声が鳴き響いたが姿は見れなかった。
井原山山頂に着いた時は、ガスがかかり視界は悪く風も強く、すぐ雷山に向かった。先頭に歩く飯塚の登山者の後を追うがごとく、広塚氏も黙々と登り、90分かかる距離を70分で雷山に着かれた。年を感じさせないその体力に、さすがだなあと感心させられた。
下山はブナや樹木も観察しながら歩き、井原山山頂手前から井原山自然歩道を下りると、ヤマガラ、シジュウカラの姿を見ることができた。ヤマルリソウ(山瑠璃草)の花も増え、登るときは蕾であったニリンソウ(二輪草)の花が咲いているのを数個見つけた時は嬉しかった。又、キバナノアマナの花も、1週間前より多く咲いているのを見つけ、これからも大切に増えることを願った。前回教えてもらった、サバノオ(鯖の尾)の葉を見つけた時はホッとした。花が咲きどんな種ができるのか観察していきたいと思う。
登山口にもアオイスミレ(葵菫)が多く咲き、タチツボスミレ(立坪菫)との違いがはっきりわかった。
井原山はこれから1週間、1か月後来るたびに色々な花が咲き、楽しみな山である。
(2021-03-13掲載)
三浦美代子 2021-02-27
昨年、福岡県直方市にある福智山で見た、アオイスミレ(葵菫)が今年も咲いているだろうかと思い登った。 上野の里山の沿道で、キジの雄が歩いているのを、見つけビックリし喜んだ。今回の山登り中、林道でホオジロが囀る姿を見たが、鳥の姿はあまり見られなかった。 林道でキブシの花の蕾が多くついていた。八丁から福智山山頂までは風が強く、すぐ南小屋に下りた。昨年見つけたところにはアオイスミレ(葵菫)はなく、違う場所で、小さな淡紫色でウサギの耳のような花弁を持つアオイスミレ(葵菫)を見つけた時は、嬉しく安堵した。この厳しい環境下で春早々に咲いている姿はけなげにも見えた。下山ルートでも他の花は見つけることはできなかったが、これからの春の花々の開花が楽しみだ。
(2021-02-28掲載)
三浦美代子 2021-02-21
福岡県福津市で探鳥しているとき、畑にたくさんの「カルガモ」が群れて餌を食べている姿に私はビックリした。恥ずかしながら、カルガモは水の中で餌を食べていると思っていた。
又、畑一面に群れている、ミヤマガラスを見つけた。残念ながら、コクマルガラスは見つけることはできなかったが、一斉に飛び立つ姿はすごかった。
カササギや、ノスリも見つけ楽しめた。
(2021-02-23掲載)
三浦美代子 2021-02-20
広塚忠夫氏の、2月9日、「茶臼岳・焼立山・牛斬山登山記」を見て、是非このコースを歩いてみたいと思い、道案内をお願いした。このルートは、福智山系南部の山々で、福智山山頂から赤牟田の辻(旧焼立山)までは何度も登ってきたが、これからの先の牛斬山までの縦走をしたいと思った。
4人で福岡県香春町にあるJR採銅所駅から歩いて、里山の探鳥を楽しみながらゆっくり歩いた。ロウバイ、梅の花が綺麗に咲き春爛漫の香りの中、カワラヒワ、ホオジロ、ジョウビタキなどを見つけた。
こもれび渓谷口からに入り、人工林と自然林に挟まれた山道を登り、金満山まで急登が続きロープが何か所かあり汗ばむほどだった。石灰岩帯を抜け段々残雪が多くみられるようになり、鳥は少なく、エナガが2,3羽見つけた。ようやく赤牟田の辻に着くと、雪景色で風が強く吹き寒かったが、田川の町並みや、貫山や平尾台が見渡せた。
昼食後、急斜面の防火帯のアップダウンを何回か繰り返し山犬の峠に着いた。オフロードバイクの爆音が聞かれ、バイクが走った溝が見られた。
牛斬山山頂からは、香春岳、大坂山、竜ヶ鼻の山並みが見られた。下山は暗いスギ林を抜け、竹林のところでソウシチョウの群れを見つけた。矢山集落では、つくしを見つけ、春をなおさら感じた。10.5kmみんなよく頑張ったねと喜んだ。
(2021-02-22掲載)
三浦美代子 2021-01-31
福津市みずがめの郷にある、久末ダムに行った。小春日和で散歩されている方たちも多くでみられた。
ダム湖には、カワウ、オオバン、キンクロハジロ、カイツブリなどカモ類も多くみられた。
散歩コースのそばで、アオジが餌を食いつばんでいて近づいても遠くに逃げようとせず、その美しい姿をゆっくり観察ができ嬉しかった。人慣れしているのだろうか、ビックリした。
又、遠くの川岸にコガモのそばで、タシギも観察できた。ウグイスの地鳴きも聞かれ、藪の中を移動する姿を見られて嬉しかった。これからも時々探鳥しに来たいなあと思った。
(2021-02-09掲載)
三浦美代子 2021-01-30
1月28日の夜から山は雪が降ったのだろうか、豊前坊駐車場まで道路もアイスバーンになっていて、山道も10cmぐらいの雪が積もっていた。しかし、鳥の声が登山口からシオジの林、一本杉まで全然聞こえなかった。こんなことは初めてだと広塚氏は言われた。
風が冷たかったが青空が映え、気持ちよかった。北岳山頂手前でようやく、カケス、アオゲラのドラミングが聞こえた。中岳休憩場で次から次へ登山客が寒さをよけて食事をとった。南岳方面の尾根でエナガの群れとヤマガラが、枝から枝へそして地面に下りえさをついばんでいた。その中にコガラも見つけ興奮した。オオアカゲラの姿も見つけたがすぐ見失った。
北西尾根のルートでもウソの声が遠くに聞かれ、ゴジュウカラも1羽見たぐらいであった。今日は鳥の姿は少なかったが、雪の英彦山を楽しめたことに有難く感謝した。
(2021-02-01掲載)
三浦美代子 2021-01-14
英彦山の雪が見たくて広塚氏にお願いして連れて行ってもらった。野営場までも道路は雪も多くアイスバーンの為、つい手に力が入った。野営場の駐車場は私達だけだった。マヒワ20羽ぐらいがすぐ飛んで行った。
アイゼンをはめ雪道を登っていく。湿った雪なので重たく感じる。ツルウメモドキやリョウブの実がたくさん残っているのに、ウソの姿が見えない。北西尾根あたりで何回か声が遠くに聞かれた。オオアカゲラが頭上を飛んで行った。鹿の声が谷間に響く。北西尾根から段々雪が多くなり、メジロ、コゲラ、ヤマガラ、ルリビタキを見ることができた。
林を抜け、上宮が見え始めると雪が深い。前を歩かれる広塚氏がラッセルを楽しまれているようだ。私も太ももまでずぼってしまった。この雪の深さは久しぶりだ。英彦山はやはりすごい、素晴らしい。北岳も雪に覆われていたが樹氷は見えなかった。
中岳山頂も雪に覆われ、登山客が5名、四王寺の滝ルートから来られた方の情報では、滝の氷瀑が溶け始めているらしい。バイオトイレは雪の為作動してなかった。昼食をとり北岳に下りる。雪が多く岩や登山道が見えない。さすがの広塚氏も躊躇され、二人で勇気ある退却を選び、正面ルートに変更した。下山道も鳥の声が少なかったが、雪山をしっかり楽しむことができ充実した一日だった。
帰りにヤマセミがいるという川のそばまで案内して下さった。運よく、2羽見ることができ、♂の写真をなんとか撮ることができ嬉しかった。(写真16)
(2021-01-15掲載)
三浦美代子 2021-01-11
1月7日から10日にかけ九州北部は強い寒気の流れ込みにより大雪が降り、平野部も山間部も積雪があり、路面も凍結していた。山々は白銀に覆われ、路面凍結も少なくなった11日にやっと、福智山に登ることができた。
登山口から雪は積もっていて、雪の上をザクザク歩くのは気持ちよく歩き易かった。寒くなく少し汗ばむほど。コゲラ、ヤマガラを確認する。林道ではアオバトの声が聞かれた。
上野越では零下2度、ビックリ。筑豊新道の凍った滝を見たいと思い、新道に向かう。中級者向きの道だが雪が多く、途中でアイゼンを装着し、危険な崖路も歩き易い。登山靴の踏み後もあり道に迷うこともなかった。期待の凍った滝を見ることができ嬉しかった。つららが連なり美しかったが初めて見たときの感激はなかった。
山頂に近くなるほど雪も深く20〜30cm、樹氷も楽しめた。エナガの声がするがジッとしていない。
山頂が見えたときは樹氷に覆われ岩肌も黒と白の造形物になっていた。900.8mの福智山の雪景色も素晴らしいなあと思った。風も微風で、2℃、廻りの雪景色(雲がかかり英彦山は見られなかった)を楽しみながら昼食をとった。
下山の八丁を登っていくと、ツグミが2羽飛び回っていた。ピーピーの声もしたが姿は確認できず。雪道の急登の下りも歩き易かった。下山し駐車場までの道でルリビタキの♀を見ることができた。雪景色の福智山を堪能できて嬉しかった。
(2021-01-13掲載)
三浦美代子 2021-01-03
英彦山の四王寺の滝は、まぼろしの滝と言われ何年か前から脚光を浴びている滝である。友人から英彦山の四王寺の滝が凍っていると連絡があり、孫達3人と見に行った。
別所の駐車場はほぼ満車で、鷹須原駐車場まではアイスバーンになっていた。登山口から雪道になり、雪合戦したり、つららを折ったり楽しみながら歩いた。奉幣殿で初詣したが参拝者は少なかった。孫達にアイゼンを装着させ登山道を歩く。
登山道は徐々に雪が多くなり所々で凍結していた。鳥の声は少なく、カケス、メジロの声が聞かれた。衣ヶ池からが風も冷たく雪も多く岩肌が多いためアイゼンが必要で用心して登る。ようやく目の前に見事に氷瀑した滝が現れ、キラキラ輝いていた。たくさんのつららと氷の造形物で覆われた滝を、初めて見た孫達もビックリしたようで感激していた。
滝の上の樹氷も素晴らしかった。青空に照らされ、氷の奥で流れる水の音も聞かれ、つららが落ちてこないか心配した。あちこちから綺麗だねえと声が上がり、登山客が入れ替わり写真を撮った。しっかり楽しんだ後、下山も小さな雪だるまを作ったり、枝にたまった雪落としをして楽しんだ。
広塚忠夫氏が投稿された「白銀が招く英彦山」で、樹氷の素晴らしさを満喫されたことを知り、山頂はずいぶん雪が多かったのだなあと思った。次回は英彦山に是非登りたいと思った。
(2021-01-05掲載)
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