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三浦美代子 2023-03-31
孫二人連れて、久住山に登ってきた。牧ノ戸峠からホオジロのさえずりが聞かれた。山の斜面には黄色のマンサクが色づいていた。沓掛山の山道にもマンサクが満開で、花は終わりかけか花弁はしっかり開ききっていた。アセビ(馬酔木)の花は蕾のあれば白い花をたくさんつけていた。
曇りから青空が見えはじめ、遠くに、阿蘇涅槃像の中岳から白い噴煙が見えた。周りの雄大の景色を楽しみながら登ることができた。下山時にはさえずりが速いヒガラの姿も見ることができた。
小学3年の孫娘が初めて登る久住山に、弱音もはかず先頭を歩き登ったことにビックリ喜んだ。
(2023-04-01掲載)
三浦美代子 2023-03-26
広島県の山の友人に井原山の春の花々を紹介するために、小雨の天気でしたが登ってきた。水無登山口では、登山客グループもいて人気の良さをうかがわせた。
前回(3月14日)と比べ、花は少しずつ変化していた。まず、ホソバナコバイモの花が終わり実をつけていた。高くになるにつれ、ホソバナコバイモの花が少し咲き残っていた。ネコノメソウは多く花をつけはじめ、イワボタンは満開で黄色く、シロバナネコノメソウもかわいい花を見つけた。ヤマエンゴサクやジロボウエンゴサクの花も見つけ、花の下の苞葉の形(切れ込みの有無)で区別ができた。スミレはシロバナナガバノスミレサイシンが咲き、頂上近くで、シハイスミレが群生し赤紫の美しさに声を上げた。
山頂はガスがかかり風も強く寒かった。前回と比べ、ニリンソウやイチリンソウが多く花をつけ、下山時には、ニリンソウの花がいくらか開きかけていた。
渓流沿いでは、ミソサザイ、尾根ルートでは、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ、ウグイスの声が聞かれた。
キバナノアマナの花もまだ咲き残っていた。オオキツネノカミソリの群生地では、葉が生い茂りその多さと、花の多さに友人たちはビックリされたようだ。これからも井原山の花の移り変わりが楽しみだ。
(2023-03-29掲載)
三浦美代子 2023-03-18/20
山の仲間の九州百名山登頂達成祝いを兼ねて、百座目の屋久島の太忠岳(たちゅうだけ、1497m)に登ってきた。
屋久島は鹿児島県の大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する日本初の世界自然遺産(1993年)に登録された島である。海抜0mから九州最高峰宮之浦岳1936mまでの標高差がある為、亜熱帯気候、温帯気候、亜寒帯気候の地域があり、植物の多様性が生まれた。
屋久島では「ひと月に35日雨が降る」と表現されるほど雨が多いことで有名である。今回も17日、屋久島空港に着くと(福岡空港から1時間05分)雨が降っていて、18日の朝方まで、20日の午後から21日も雨であった。18日は白谷雲水峡から太鼓岩まで、19日はヤクスギランドから、太忠岳登山、20日は蛇ノ口滝までのハイキングコースを歩いた。
樹齢1000年を超すヤクスギが多く見られ、森林内は湿度が高い為、林床から樹幹上までコケで密に覆われ、珍しいコケ、シダ、ランなどが多いという。苔むした森林を歩いていると、コマドリの囀りが何度も響き聞かれた。ミソサザイの囀りも響き、楽しみながら登ることができた。樹木の名前は表示されているが、コケ、シダの名前はほとんどわからなかったが、屋久島の自然の美しさを3日間味わうことができた。
(2023-03-24掲載)
三浦美代子 2023-03-14
3月初めて井原山に登った。登山口までの狭い林道を走っていると、急に目の前をハイタカが飛んでいき驚いた。
水無登山口は4℃で寒かったが、アオイスミレが小さく咲いていた。山道は霜柱や葉に着いた氷の柱がついていて朝の冷え込みを感じた。オオキツネノカミソリの葉が茂り初め、春の花々が迎えてくれた。いたるところに、ホソバナコバイモの花が下向きに咲き、群生し、白い花のユリワサビも咲いていた。キバナノアマナの花も今年は多く咲いていて、花が早いようにも感じた。タチネコノメソウ・イワネコノメソウ・イワボタン・タチツボスミレ・エイザンスミレ・ヤマルリソウ・ニリンソウの花が咲きはじめ、これから次から次へと色々な花をたくさん咲かせる井原山が楽しみだ。
(2023-03-16掲載)
三浦美代子 2023-03-07
福智山で初めて、キレンジャクを見た。八丁のケルンを越えると前の山道をサッと鳥が飛び立った。探すと木の枝に2羽とまっていた。冠羽があり、ヒレンジャクではないかと思った。山頂までもどこかにとまってないか探したが見つからなかった。ホオジロが強い風の中、飛んでいた。
南小屋のそばで休憩していると、目の前に鳥が飛んできて、桜の木の枝に2羽が止まった。下から見上げると、尾が黄色のキレンジャクだ!興奮した。しかし、動けない!動いたら逃げられる。そばの水場に下りては枝にとまった。他の1羽が目の前の枝にとまり、全身の姿を見せてくれた。3羽いたのだ。嬉しかった。「チリリ」と鳴く声を動画で録音した。
かぐめ分れの手前の木の枝に3羽が止まっているではないか!多分さっきの、キレンジャクだ。まるで、追いかけてくれたかのように、3回も姿を見せてくれ、ラッキーだった。下山時にもう一度、南小屋によって見たが、姿はなかった。
(2023-03-08掲載)
三浦美代子 2023-02-16
大分県のくじゅう連山の中岳と天狗ヶ城に孫と3人で登ってきた。15日前日の寒気の影響で、くじゅう連山は見事な樹氷に覆われていた。
牧ノ戸登山口からキラキラ光る樹氷に感激し、エビのシッポが成長していた。樹氷の木々のトンネルを抜け、雪の覆われた山並みを見ながら歩いた。アセビ(馬酔木)も赤い実に雪が付き、葉に着いた雪の形も面白かった。樹氷しているカラマツ(唐松)が立ち並び、美しかった。クマザサの茎が立ち並んでいる姿も面白かった。岩についたエビのシッポも黒の岩肌に白く輝いていた。自然が作り出した美しい風景に感激しながら登った。中岳手前の御池も凍りついていて、池の上を渡って楽しんだ、池の端が少し水解けも始まっていた。中岳、天狗ヶ城山頂まで登り、周りの山々の雄大さの素晴らしさを感じ下山した。鳥の声はほとんど聞かれなかった。
牧ノ戸までの登山道はぬかるみ、アセビやカラマツの樹氷も溶け始めていた。素晴らしい樹氷のくじゅう連山の山に触れ、感謝の一日であった。
(2023-02-18掲載)
三浦美代子 2023-01-29
英彦山の四王寺の滝が氷瀑しているという情報で、広塚氏に依頼し見てきた。鷹巣原駐車場までは雪が多くアイスバーンになっていたので、四駆でスタッドレスの車でないと到底これなかったと感謝した。
駐車場からアイゼンを装着し、奉幣殿に着く手前で、鳥たちが飛び立ち、ミヤマホオジロとクロツグミが観察できた。
四王子の滝に向かって登る途中、上を見上げると大きな樹に大きな葉のようなものがたくさんついていて、同じ方向を見ているかのようにも見えた。鳥ではないかと思い広塚氏に声をかけると、なんとヒレンジャクという。カメラのズームの写真にも赤い尾が見られた。10倍の双眼鏡では、残念ながらヒレンジャクという姿は確認できなかったが、何回か周回する姿が見られ、今年は初見であり嬉しかった。
又、アオゲラの鳴き声と共に、樹の枝の間にとまっている姿は確認できた。
予想通り若い人から年配まで多くの登山客と出会った。四王子の滝までのルートを左にそれた為、滑りそうな怖い思いもしたが、無事にたどり着いた。四王子の滝は青白く輝き、見事に氷瀑している姿に感激した。あちこちで感激の声が聞かれ、見ることができた喜びを感じた。
(2023-01-31掲載)
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