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三浦美代子 2024-10-29
祝!広塚忠夫氏「英彦山の四季」500回記念
裏英彦山の紅葉はどうだろうか?と思い登ってきた。ちょうど広塚忠夫氏の「英彦山の四季」500回記念の登山でもあった。天気予報は曇りのち午後から小雨であったが、豊前坊駐車場に着く前から小雨が降っていた。雨具上着を着て登り始める。
ミソサザイが時々姿を見せてくれた。屏風岩の上の方にメグスリノキの大木の紅葉を探したが、樹の遠く先に紅葉している葉をようやく確認した。紅葉した樹木は少なかったが、ガスに覆われた幻想的な雰囲気を楽しみながら滑らないように用心して登った。
一本杉に近づいた時、鳥がサッと飛び立つのが見え、広塚氏がアオゲラだ!と叫んだ。カメラを確認したら、何と、オオアカゲラだった。又、何十羽のアトリの群れが地面から飛び立ち、樹の枝に飛び回っているのを確認した。小雨でもガスがかかっているせいか、鳥数は多く感じた。
北岳の肩に登り、風の通らぬ所で昼食をとり、広塚氏の「英彦山の四季」500回記念のお祝いを心ばかりで行った。英彦山500回の継続は本当に素晴らしいことであり、これからも600回、700回と継続されることを期待し楽しみたいと思った。休んでいると、エナガ、ヤマガラ、コゲラなどの混群が飛んできた。
薬師峠までの急坂を下山し、裏英彦のコミネカエデ、シロモジ、シラキなどの美しい紅葉も観察できた。小雨が降り続く中、元気な70代、三人で登り終え、これからも四季折々の英彦山の自然を楽しみに登りたいと思った。
(2024-10-31掲載)
三浦美代子 2024-10-14
佐賀県の天山では、センブリ、ウメバチソウの花が咲いているという情報で、3人で登ってきた。北九州市平尾台では蕾だった、センブリの花は天山のあちこちで咲きはじめていた。雨山では、ムラサキセンブリが綺麗に花を咲かせていたが、アケボノソウはまだ蕾であった。ウメバチソウは、1週間前に咲き終わり、しかも今年は3株しかなかったと、他の登山客から聞いた。
天山山頂では、リンドウ、タンナトリカブトが、美しい青色の花をつけ、アキノキリンソウの花も多く咲いていた。山頂では、ササやススキが多く見られ、秋風が心地よく多くの登山客でにぎわっていた。タカクマヒキオコシの群生、レイジンソウ、キバナアキギリも見ることが出来、満足な一日であった。
(2024-10-16掲載)
三浦美代子 2024-10-11
10月の観察会の事前調査で平尾台に行った。茶ヶ床園地は青空の元、少し肌寒く感じた。
平尾台の草原は、ススキが高くのび、たなびいていた。花も、オミナエシ、オトコエシ、ヒヨドリバナから、ヤマハッカ、ヒキオコシなどが多く咲いていた。ヒメヒゴタイ、コシオガマが花を咲かせていた。今年の猛暑のせいか、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)、センブリ(千振)、ウメバチソウ(梅鉢草)は蕾が多く見られ、花が遅いように感じた。
昼になると汗ばむほどだったが、四方台から眺める平尾台の広大さは、秋の風も心地よく感じられた。
(2024-10-12掲載)
三浦美代子 2024-09-27
井原山といえば、春のホソバナコバイモ、コバノミツバツツジ、夏のオオキツネノカミソリ等、花の宝庫として有名である。
この時期にキトク橋からアンノ滝までのルートで、アケボノシュスラン(曙繻子蘭)が群生しているという情報を、YAMAPから得て、是非見たいと思い登ってきた。
アケボノシュスランはシュスラン属で、茎は横に這って斜上し、高さ10~15cm、長さ1cm程の淡紅色の花を片側につける。(引用:九州花図鑑から)
山道のすぐそばに、小さな花を小さく開き、多く咲いていて、たやすく見つけることができた。しかも、何か所で群生していて安心した。レイジンソウも見つけ、ツリフネソウ、キツリフネ、オタカラコウの群生も見つけた。シダ植物も多く、いくらか写真にアップでき、牧野氏に識別していただいた。
今回、秋の井原山の素晴らしさも実感することができた。
(2024-09-29掲載)
三浦美代子 2024-09-19
佐賀県の天山に花を求めて、6人で登った。駐車場からも、コバノボタンヅル、ツルリンドウの花が咲いていた。登るにつれ段々暑くなってきたが、山頂に近づくにつれ、風が気持ちよく感じた。
8月に多く咲いていたホソバシュロソウは、果実を多くつけていた。天山山頂からの草原には、タンナトリカブト、マツムシソウ、アキノキリンソウ、アキチョウジ、ヒメアザミ、などの花が咲いていた。四方の展望もよく、岩陰を見つけて、楽しい昼食をとった。
下山後、林道や近辺で、レイジンソウ、タカクマヒキオコシ、キバナアキギリ、アケボノソウ、ツリフネソウを、牧野氏が案内してくれた。
多くの花との出会い、素晴らしい一日だった。天山の春の花も見に来たいねえと、皆と話した。
(2024-09-21掲載)
三浦美代子 2024-09-01
平尾台自然観察会の事前調査の為、二人で行った。茶ヶ床駐車場は多くの車が駐車していて、又気温も21℃と気持ちよく歩きはじめた。
今年は猛暑が続いたせいか、昨年と比べ、花がはやく咲き終わっているような気がした。ノヒメユリ、カワラナデシコ、カセンソウ、サギソウ、などの花は見られず、ナンバンギセル(南蛮煙管)も一株のみ、キキョウ(桔梗)も少なかった。上の広谷湿原も踏み荒らされていて、花もほとんどなかった。
アキノノゲシ(秋の野罌粟)、マルバハギ(丸葉萩)の花が咲き始め、これからは他の萩の花が楽しめそうだ。昨年と同じところに、ミヤマウズラ(深山鶉)、シュスラン(繻子蘭)を見つけ、ホッとした。
ツバメが多く飛んでいるなあと思っていると、トンボも多く群れて飛んでいた。トンボ狙いのツバメの乱舞であると、納得した。朝は涼しかったが、時間と共に暑くなり太陽の照り付けで汗が噴き出て、きつかった。午前中で観察会は終わりたいと思った。
(2024-09-03掲載)
三浦美代子 2024-08-23
熊本県の俵山山麓と、阿蘇野草園と、タデ原湿原の花を探し求めて、二人で出かけた。
俵山山麓は初めてで、花が見つかるだろうかと不安だった。萌の里の方に聞いてみたが、花が荒らされるので教えないように言われているといわれ情報を得られなかった。自分たちで散策していると、運よく花に詳しい「信さん」にお会いでき、色々丁寧に教えてくださった。ダイサギソウ、ヒメノボタン、ムカゴトンボ、ロクオンソウなど初めて見る花々だった。山には登らなくとも、山麓で花との出会いは素晴らしかった。
阿蘇野草園でも、「信さん」と、ご一緒に花を探索し、ミソハギ、エゾミソハギ、シデシャジン、フシグロセンノウ、イヌゴマなど初めて見る花々だった。
タデ原湿原では、シラヒゲソウ、ミズトンボ、ヤマトラノオ、シムラニンジンなど、見つけ、山登りでは見たことがない花を見つけ嬉しかった。
今回1日で3か所を廻り、色々珍しい花々との出会いは、私にとって、素晴らしい経験で、まだまだ出会っていない花々をこれからも探し求め、楽しみたいと思った。
(2024-08-27掲載)
三浦美代子 2024-08-17
山の仲間4人で、柚須原登山口(射撃場の奥)から入り、宝満川源流道ルートの谷川コースを登った。小さな川や滝の渡渉を繰り返し時々冷気が気持ちよいが、アブがまとわりつくので、蚊取り線香を付けたり、ハエたたきで退治しながら登る。休憩の時はうちわで汗を吹き飛ばす。カケスの声が時々する。水流が見えなくなってきた所が源流か?オタカラコウ(雄宝香)の蕾や、Sさんが小さな花のシュスラン(繻子蘭)を一株見つけた。管理道出会いからはアスファルトの道を登り、三郡山に着いた。三郡山では、オミナエシ(女郎花)、オトギリソウ(弟切草)が咲いていて、すぐそばに航空監視レーダー局があり、頭巾山や筑紫野市の町並みも見渡せた。
そこから、仏頂山、宝満山への尾根ルートのアップダウンを楽しんだ。ソウシチョウの声が響き、ミヤマウズラ・ヤマジノホトトギスを見つけた。偶然にも、ヤマガラの会であり、野鳥の会のSさんにお会いした。ソウシチョウやコゲラの声をよく聞かれたと話されていた。山頂直下の大岩を登り、宝満山山頂に着いた。日差しが暑かったが、谷から吹きあげてくる冷たい風も気持ちよかった。大岩の岸壁には、イワギボウシ(岩擬宝珠)が多く花をつけていた。キャンプ場に下り、バイオトイレを利用させてもらい、りょうが院山荘の管理の方から約50年の樹齢のモミの木が穴が多く空いていて、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の被害を受けている話を聞いた。
下山は、猫谷川新道を下りた。以前は登りに使っていたが、岩壁が多くあり、滑らないように用心しながら下る。アオゲラの声が響き、やっと登山口にたどり着いた。暑かったが、なかなか厳しいルートを登り終えた満足感があった。
(2024-08-19掲載)
三浦美代子 2024-08-02
佐賀県の最高峰である、天山(1046m)に山頂に最も近い天川登山口から登った。山頂まで0.8kmの山道をゆっくり花を観察しながら登った。
ヤマホトトギス(山杜鵑草)、ホソバシュロソウの花があちこち見られた。風が吹き気持ちがよい。展望の良い山頂は誰一人いなかった。オトギリソウ(弟切草)、マツムシソウ(松虫草)、サイヨウシャジン(細葉沙参)、コオニユリ(小鬼百合)が咲き始め、キュウシュウコゴメグサ、ムカゴソウ(零余草)、シギンカラマツ(紫銀唐松)の花を見つけた。ホオジロ、ソウシチョウの声が聞かれた。
樫原湿原に行き、サギソウ(鷺草)が湿原の中で多く咲いているのには、ビックリした。やはり、県と地域住民、ボランティア団体が協力して湿地の保全に取り組んでいるという。サワギキョウ(沢桔梗)、ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)が、見られた。四季折々の花々が楽しみだ。
(2024-08-04掲載)
三浦美代子 2024-07-27
白山は石川、福井、岐阜、富山、各県にまたがる山岳国立公園である。今回、T社の「加賀の名峰白山登頂」のツアーに11人で参加して白山に登ってきた。白山は富士山、立山と並ぶ日本の三名山の一つで知られていて、主峰の御前峰(ごぜんがみね)、大汝峰(おおなんじみね)、剣ヶ峰(けんがみね)で山頂部が形成されている。
「亜高山帯から高山帯にかけ、ブナ、ダケカンバ、オオシラビソ、ハイマツが生育し、ハクサンフウロ(白山風露)やクロユリ(黒百合)など、約250種の高山植物が生育している。」(引用:白山国立公園、指定植物ガイドブック)
26日前日に、新門司港から名門大洋フェリーに乗り、翌朝大阪南港(5時30分着)に着き、バスにて、別当出合登山口に着き、白山に登ってきた。ガイドのお陰で、多くの高山植物と出会うことができ、又、白山室堂では美しい夕日も見ることができた。残念ながら、翌日の御前峰のご来光や山々が見られなかったが、美しい花々との出会いは満足な山旅であった。
(2024-08-02掲載)
三浦美代子 2024-07-23
久しぶりに一人で福智山に登った。毎日35℃の猛暑が続き、山登りに行く気持ちも少し萎えてくる。虫よけを体にスプレーして登る。蒸し暑さですぐ汗が噴き出る。
アオゲラの声がする。八丁に登ると気持ちの良い風が吹いていた。美しい、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)を見つけた。以前見つけた場所で一輪の花が開いている、キュウシュウコゴメグサ(九州小米草)を見つけた。高さが15~25cm、花の長さも約1pもなかった。見つけた時は嬉しかった。
南小屋で休憩していると、ホトトギスの声がした。山頂では風が吹き、心地よかった。迂回路では、ユウスゲ(夕菅)の花が閉じ、ナガサキオトギリ(長崎弟切)、カワラナデシコ(河原撫子)が美しく咲いていた。ソウシチョウがよく囀り、すぐ近くまで姿を見せてくれた。
上野越までの登山道では、クロツグミの美しい声が響いていた。ヒヨドリバナ(鵯花)、アキノタムラソウ(秋の田村草)の花が咲きはじめていた。花の移り変わりを感じながら、下山した。
(2024-07-25掲載)
三浦美代子 2024-07-20
八幡岳は佐賀県の唐津市、多久市、武雄市、伊万里市の境界にある山で、新飼さんの計画とS氏の案内で登ってきた。
この時期の八幡岳は、オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)で有名である。登山道は九州自然歩道であり、整備された川内峠からの登り、急登もあり、湿度の高いうっそうとした林の中を、アブや虫に悩まされ、汗をかきながら登った。ムサシアブミの大きな葉を見ながら登っていくと、オオキツネノカミソリの花を見つけた。登るにつれ、登山道の両脇にオレンジ色のきれいなオオキツネノカミソリの群生を見ることができた。蕾も多く見られ、5分咲きぐらいか? 今月下旬ごろが、満開で見頃ではないだろうか?
八幡岳山頂にはテレビ中継局、無線局などが立ち並び、展望台から、雲仙や多良岳方面の眺めを楽しみ、八幡岳キャンプ場に下りた。
(2024-07-22掲載)
三浦美代子 2024-07-09
木下さんの呼びかけで、大法山から白馬山にかけての植物、特につる植物の案内を広塚さんにお願いした。朝は曇り空で川岸から吹く風も気持ちがよい。
白馬山までは以前の探鳥会のルートであるが、福岡県の天然記念物に指定されている、バクチノキ、ムクロジの木、イスノキ、エノキの大木の木々が多く見られた。又、ツル性植物の、カギカズラ、ウドカズラ、シマサルナシの大きなツルがあちこちで見られ、ウドカズラの木根もすだれのようにぶら下がっている姿も見られた。シダ植物も多く、奥の院でコウザキシダを教わり、ソーラスのつき方も観察した。低山であるが鳥獣保護区であると共に、素晴らしい自然が守られているなあと思った。
野鳥では、サンコウチョウの鳴き声を聞くことができ、カメラマンも待機している姿も見られた。
32℃の暑さの中、汗をかきながらの大法山、白馬山周遊の観察会、ご指導していただいた、広塚さん、牧野さんご苦労様でした。
(2024-07-10掲載)
三浦美代子 2024-06-18
木下伸子さんの呼びかけで、広塚さんの案内で大法山の周辺を散策してきた。
牧野さんの指導で、カエデドコロの特徴やトウネズミモチ、ツルコウゾ、トウコマツナギ、シタキソウ、カギカズラ(鉤葛)の鉤の特徴など教わった。シダ植物も多く、識別は難しいと思うばかりであった。
キビタキのコジュケイ鳴きも聞きながら、サンコウチョウの声や姿を見ることができ、満足な散策であった。
(2024-06-19掲載)
三浦美代子 2024-06-07/09
TG企画の「ツクモグサ咲く ゆったり八ヶ岳縦走」に16名(14名とガイド2名)で登ってきた。八ヶ岳は日本列島を東西に分断する大地溝帯の中央にあって、標高2000m以上の頂が10以上あり、多い頂という意味で八ヶ岳といわれる。長野県と山梨県の県境にあり、夏沢峠を境に北と南に分け、北八ヶ岳と南八ヶ岳と呼はれている。
今回は岩稜の縦走路が続く、南八ヶ岳の硫黄岳、横岳、赤岳を縦走してきた。八ヶ岳は積雪量が多くない為、雪解けがはやく、高山植物の花も豊富で、開花時期も早く6〜7月中旬までがベストシーズンという。ツクモグサ(九十九草)はキンポウゲ科、オキナグサ属で本州では、雪倉岳、白馬岳、八ヶ岳でしか見られない、絶滅危惧種である。6月上旬から葉よりさきに開花して、花は陽光を受けると開くという。横岳奥の院過ぎてから、何か所でも見られたが、ガスがかかっていた為、ほとんどが閉じていた。
行者小屋から南沢コースで保護されていた、ホテイラン(布袋蘭、ラン科 ホテイラン属)も見ることができた。針葉樹林に咲く森の妖精といわれ、その特異な姿と色合いに魅せられた。盗掘や踏み荒らしにより減少している絶滅危惧種である。オヤマノエンドウ(御山の豌豆)、チョウノスケソウ(長之助草)、ウルップソウ(得撫草)、ミツバオウレンなど多くの花とも出会った。
樹林帯を歩いていると、オオルリ、キビタキ、ミソサザイ、ウグイスの声が響き、ヒガラ2羽が飛び回る姿を確認できた。名前の分からない鳥の声も多く聞かれた。
一度は登りたいと思っていた、八ヶ岳、お天気にも恵まれ、岩稜の縦走路を登り、素晴らしい山々の稜線を見ることができ、満足な山旅でした。
(2024-06-12掲載)
三浦美代子 2024-06-04
6月の平尾台は、セッカ、ヒバリが絶えず囀り飛び、ホオジロ、ホオアカが枝にとまり囀っていた。ホトトギスやキビタキの声が遠くから聞こえる。
草原の花々も移り変わり、カノコソウ(鹿の子草)の花は終わり、ツレサギソウ(連鷺草)やヒメケフシグロ(姫毛節黒)、ハマウツボなどの花がわずかに残っていた。
新たにトキソウ(朱鷺草)やヤマトキソウ(山朱鷺草)の花が多く見られた。トキソウ(朱鷺草)は湿地の日向に生え、高さは10~30cm程でその花の色がトキに似ているといわれ、形も面白くかわいい花である。日当たりの良い山地の草地に生えていたら、ヤマトキソウ(山朱鷺草)である。
今年は多く花を見つけ、これからも守られ育ってほしいと思った。カキラン(柿蘭)の花を一株、又、オカトラノオ(岡虎の尾)の花も白く咲きはじめていた。
樹木のモミジウリノキ(紅葉瓜の木)や、バイカウツギ(梅花空木)や、イヌツゲ(犬黄楊)の花もたくさん咲いていて、これからも楽しみだ。
(2024-06-06掲載)
三浦美代子 2024-05-24
友人と二人でくじゅう連山の三俣山に登った。登山口では風もなく登り始めてすぐ、アオゲラの飛び立つ声がした。硫黄岳の噴煙は出てなかった。すがもり越から西峰に登り、ミヤマキリシマ(深山霧島)は蕾が多く花はまだ少なかった。
久しぶりのくじゅう連山の雄大な姿に触れ、ホッとした。本峰から北峰の急坂を下りるとき、遠くから、コマドリやツツドリの声が聞かれた。
ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)はほとんど花は終わっていたが、ヨウラクツツジの濃紅紫色の花や蕾を見つけた。ここで見つけたのは初めてで嬉しかった。北峰ではイワカガミ(岩鏡)やマイヅルソウ(舞鶴草)の花が可愛い。
南峰への急登、オオルリやキビタキやウグイスの美しい声が響く。南峰では日差しが暑く、対岸の平治岳や大船山はミヤマキリシマのピンク色にまだ染まってなかった。三俣山のお鉢巡りが初めての友人と無事に楽しく登り終え、安堵した。
(2024-05-25掲載)
三浦美代子 2024-05-05
九州の秘境といわれる大崩山に山の仲間達12名で登ってきた。前日の4日にキャンプ場に入り、5日の天気予報がよくない為、せめて大崩山荘まで往復した。4日に登った登山客は霧雨が降り、ガスがかかり、何も見えなかったと残念そうだった。段々空が明るくなりそうで、明日の天気は良くなるかもしれないということで、朝4時に山行決行するか決めることになった。大崩山荘の帰りで登山口に近づく頃に、アカショウビンの声が聞かれ、嬉しくなった。
5日の朝雨もなく、12名で登った。登山道の途中で救助隊と警察のグループが追い越していった。5月4日に沢登り中に滑落して滝つぼに転落した女性を、捜索する為だったらしい。残念ながら死亡確認したという。
大崩山は花崗岩の岩峰や岩壁が多く、祝子(ほうり)川の渡渉も何度も橋が流され、川の増水で登れないことも多くあった。大崩山荘から祝子川の渡渉も何とか無事に渡ることができた。ハシゴやロープで登っていき、袖ダキ展望所(ダキは岩壁の意味)に着いた。目の前の下ワク塚や小積ダキの雄大な姿にみんなで感激の声を挙げた。下ワク塚だけ登り、分岐から大崩山頂目指した。ヒガラかコガラか、2羽飛ぶ姿を見た。山頂付近ではコバノミツバツツジが美しく多く咲き、アケボノツツジは咲き終わっていた。
山頂では風が強く吹き、寒かった。展望ポイントでワク塚尾根が素晴らしく見渡された。フモトスミレ(麓菫)も多く咲いていた。下山もアルミのハシゴやロープが多くあり、特に象岩の長いワイヤーロープを渡るときは緊張した。小積ダキの大岩を振り返り、樹林帯に入り、沢の音が聞こえてきた。渡渉できる箇所を探し大崩山荘に着いた。メンバーの一人は運悪く、岩の上で滑り川に落ちてしまった。雨にも会わず、大崩山の素晴らしい姿を見ることができ、無事に登山口に着いた時は、感謝するとともに、疲れがどっと出た。
(2024-05-07掲載)
三浦美代子 2024-04-27
山の仲間で九州百名山97座目の親父山に8人で登ってきた。曇り予報が夜中から小雨が降り、雨具装着しての山登りだった。
林道から登り始めて、ツクシシャクナゲ、コバノミツバツツジの花が咲いていた。ツクシシャクナゲの群生地では、雨に濡れた花や蕾が美しく咲いていた。段々登るにつれ、ピンク色の美しいアケボノツツジが咲いていて、目を楽しませてくれた。2年前に比べ、咲いている花は少なく感じた。新緑の林の中から、ミソサザイ、オオルリ、キビタキの声が響く。
山頂では山にかかったガスが少しずつ上がり、周りの山々が少し見えてきた。下山は違うルートを歩き、コバノミツバツツジが多く咲き、鮮やかな美しい色合いを見せてくれていた。四季見橋近くでキンランの咲きかけの一株をみつけた。無事に登り終え、楽しい一日であった。
(2024-04-30掲載)
三浦美代子 2024-04-02,25
花の宝庫といわれる井原山に4月2日と25日に登り、3週間で変わる花々の移り変わりを記録したいと思った。
4月2日に登った時は春の花々が一斉に咲いたかのように花の種類も多く咲いていた。ニリンソウが満開であちこちで見られ、イチリンソウはまだ蕾が多かった。色々な種類のネコノメソウも花を咲かせ、ジロボウエンゴサクとヤマエンゴサクの違いも確認した。トウゴクサバノオの花も見つけ、ヤマルリソウの花も咲き、スミレも種類多く、シロバナナガバノスミレサイシンも見つけた。3月にあちこちで咲いていた、ホソバナコバイモは種子をつけ、キバナノアマナの花も終わりかけていた。ウグイス、ミソサザイ、センダイムシクイの声が響いた。
4月25日は、井原山から雷山までの縦走を一人で登った。登山口から、コンロンソウ(崑崙草)、ラショウモンカズラ(羅生門蔓)があちこちで咲いていて、イチリンソウ、ニリンソウは、わずかに残っていた。ネコノメソウの仲間や、トウゴクサバノオは種子になり、エンゴサクやヤマルリソウの花はなかった。雷山までの縦走路では、ツクシタニギキョウ、ミヤマハコベ、ツボスミレ(ニョイスミレ)が多く咲いていた。シロモジ、リョウブなどの新緑の林の中を気持ちよく歩いた。登り始めて、ツツドリの「ポポ、ポポ」と聞こえてきた。又、美しい新緑の中から、オオルリの声や、キビタキの美しい声も聞かれた。
井原山山頂付近から本富士山あたりに多い、コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)は、2日は蕾だったが、25日には満開の美しい花を咲かせ目を楽しませてくれた。登山客も多かったが、井原山山頂からの風景では今年はまだ、ピンクに染まった姿が少ないなあとも思った。(2023-04-30「井原山コバノミツバツツジ満開!」と比較して)。まだまだ蕾も見られたので、もうしばらくはコバノミツバツツジの美しさを楽しめると思った。
(2024-04-28掲載)
三浦美代子 2024-04-24
シマアジの情報を得て、蓮池に行った。カモ類は少なかったが、白い眉班が目立つ、シマアジが川岸で羽繕いしている姿や、群れて泳いでいる♂♀のシマアジを見つけて嬉しかった。
その後、中島に行くとすぐに、キジの声。ホオジロの姿を何か所でも見つけた。オオヨシキリの声がするが姿は見つけられなかった。帰りにキジの姿を見つけ何とか写真が撮れた。
(2024-04-25掲載)
三浦美代子 2024-04-16
4月18日の平尾台自然観察会の事前調査にて二人で探索した。平尾台は青空の元日差しも強く汗ばむほどだった。
スミレの花の種類も多く、アカネスミレ(茜菫)もあちこちで見られ、スミレとノジスミレ(野路菫)の違いも確認した。お目当てのオキナグサも多く見つけ花も美しかった。ホタルカズラ(蛍蔓)、ヒトリシズカ(一人静)も多く咲き、カノコソウ(鹿の子草)も蕾をつけていた。
初めて下りた小穴で、ヤマシャクヤク(山芍薬)の花が咲き開き少し終わりかけだった。2日後まで咲いていてくれればいいがと願った。エビネの群生のところで、オトメスミレ(乙女菫)も一輪だけ見つけた時は嬉しかった。
平尾台の広大な景色の中でいたるところで色々な花を咲かせていることだろう。今年も花を求めて平尾台を探索したいと思った。
(2024-04-19掲載)
三浦美代子 2024-04-13
福智山の桜の花はどうだろうか?と思い一人で登った。虎尾桜は思った通り、葉桜になっていた。オオルリ、センダイムシクイの声が響く。源平桜は平家桜は葉桜であったが、源氏桜は花が満開で薄いピンク色で覆われて目を楽しませてくれた。アオゲラ、アオバト、メジロ、シロハラの声がした。
八丁の登りでは、ヤマガラが枝から道に飛んできて餌をついばんでいた。八丁の松の木々の中を、センダイムシクイが囀り飛んでいる姿を確認した。林道あたりから、ナガバタチツボスミレやニオイタチツボスミレの花を見つけ、八丁の登りあたりから、アオイスミレをあちこちで見つけ、まだ咲いていたのだと、ビックリした。花を見つけたり、鳥の声で姿を追い求めたり、なかなか足がすすまない。
山頂から南小屋に下りると、オオシマザクラが満開で素晴らしかった。お花見しながらのお昼だった。上野越までの登山道では、ニリンソウ、フデリンドウ、シロバナニシキゴロモ、ヤマルリソウ、エイザンスミレ、シハイスミレなど多くの花々を見つけた。シダ植物も多く見れたが名前が分からない。
大栂林道からの下山道では、コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)やヤマツツジ(山躑躅)が咲きはじめていた。春の花爛漫の福智山を楽しんだ。
(2024-04-15掲載)
三浦美代子 2024-03-30
山の仲間の九州百名山96座目の地蔵岳に8人で登ってきた。地蔵岳は尾八重川沿いにそそり立つ、コウヤマキ(高野槇)の山で有名で、急傾斜地の登りと、ヒルの多い山としても知られていた。ヒルの少ない時期を選び、素肌を出さないよう覆い、ヒル防止のスプレイを足元にかけ、食塩水など用意して登った。
登山口から急傾斜地の作業通路に迷いこみ必死で登り、コウヤマキ(高野槇)の群生に着いた。コウヤマキは別名がマキで、コウヤマキ1種からなり、名前の由来は和歌山県高野山に多いことによる。コウヤマキの大木の群生があり、若葉の針葉が生い茂っている姿や、松ぼっくりに似ている球果が落ちていたり、針葉も触れて肌に柔らかった。
コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)が鮮やかに咲いていて目を楽しませてくれた。遠くにゴジュウカラ、ミソサザイの声が響いた。山頂では木に囲まれ展望はなく、下山も急傾斜面を気を付けながら下りた。駐車場につき、一人の方だけがズボンのスパッツを外し、ヒルを見つけた時はやはり、いたのかとびっくりし、自分たちの衣類を念入りにチェックした。
(2024-04-04掲載)
三浦美代子 2024-03-21
鱒淵ダムから福智山に登るルートは初めての二人を案内した。このルートは一の滝から七の滝までの大小の七つの滝を眺めながら岩場や鎖場を登る。最後の大滝の七の滝では、冷たい飛沫を浴び冷気も心地よかった。
山瀬までは渓流沿いに進み、コゲラ、シジュウガラ、ウグイス、シロハラの声がした。傾斜がきついガレ場を登ると豊前越に着いた。
尾根道を歩いていると、粉雪が降ってきたので雨具を着て、荒宿荘まで歩く。小屋の中で昼食と熱い飲み物で身体を温めた。次から次へと登山客が訪れて小屋を利用し冬場は特に有難い。山頂では1℃で寒く視界も悪かった。九州自然歩道を下山しSさんリクエストの鈴ヶ岩屋に登った。青空が見え始め、登ってきた福智山や貫山が見渡せた。
急斜面を下り、アカガシ(赤樫)の大木が多い林の1.8のコルで休憩し、涸れた沢のガレ場を下る。日当たりの良いところに出ると、アオイスミレ(葵菫)を見つけた。ホッテ谷分かれを過ぎ、ミツマタ(三椏)の花が沢山咲いているのを見つけた。YAMAPでは、ミツマタロードと呼び、多くの登山者がミツマタの花を綺麗に撮りアップしていた。
ミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木で和紙の原料のひとつで、靭皮繊維が細く強いという。春を告げる花の一つで、枝分かれが必ず3つに分かれているのでこの名前がついているという。花は萼片の先端から内側に鮮やかな黄色の花を多くつけ、美しくボンボンのようで満開であった。自然のものか、植樹されたものかわからないがあちこちで見られた。疲れた足を引きずりながら、ダム周回路を歩き終え、ホッとした。
(2024-03-23掲載)
三浦美代子 2024-03-16
宮崎県と鹿児島県の県境にそびえる霧島山の最高峰でひときわ大きな火口を持つ韓国岳に、17年ぶりに登ってきた。
山仲間が14名集まり、好天気に恵まれ、韓国岳山頂に近づくにつれ、遠くに開聞岳、桜島が見え、山頂では、高千穂峰と新燃岳の姿が見られた。17年前は、新燃岳の火口湖のエメラルドグリーンに輝く姿に感銘したが、今は新燃岳の斜面が噴火後マグマが流れ落ちた後の炭のような姿になっていた。吹く風も弱く、山頂からの眺めは素晴らしく、地元のガイドさんが、今日の好天気はラッキーだと話されていた。
山頂から大浪池への下りは一直腺に下る木製の階段が長く続き、膝にこたえた。深い青色に輝く大浪池の東回りの山道沿いには、マンサクの黄色の花が光り輝き、満開を少し過ぎた美しさを放っていた。ハルリンドウ(春竜胆)の花も所々で見つけた。
鳥の声は、ウグイスやシジュウカラ、エナガなどが聞かれた。霧島の山々の雄大さに触れ、仲間達と賑やかに楽しい山旅の一日に満足した。
(2024-03-19掲載)
三浦美代子 2024-03-14
井原山は、昨年の8月3日にオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)を見に行って以来、久しぶりであった。水無登山口からの渡渉の橋も修理され安全に登れた。ただ川の土砂が流されたところは、イワボタン(岩牡丹)の花は少なく、イワネコノメソウ(岩猫の目草)などの花も流されて見つけられなかった。
ホソバナコバイモ(細花小貝母)の花はあちこちで見られ、ニリンソウ(二輪草)の花が午後から開いている姿を2,3株見られた。3月に入ってから寒い日が続いたせいか、昨年と比べ、ネコノメソウ(猫の目草)の種類や、スミレ(菫)の花の開花が遅いように思った。キバナノアマナ(黄花の甘菜)の花も確認でき、コチャルメルソウの面白い花の仕組みに見入った。
ミソサザイやウグイスが元気に囀っているが、なかなか姿は確認できなかった。ゆっくり花を探し観察し、美味しいおやつを味わい、自然の中の散策を楽しんだ。
駐車場から林道の途中では、ツクシショウジョウバカマ(筑紫猩々袴)が群生し、アオイスミレ(葵菫)は花が少なかった。
(2024-03-15掲載)
三浦美代子 2024-03-07
福智山から採銅所駅までの縦走を三人で歩いてきた。天気は曇り、頬にさす空気は冷たかったが、登り続けるにつれ汗ばむほどだった。
林道でキブシの花が咲きはじめ、太田ルートでは、渓谷沿いに登り気持ちよかった。山頂では冷たく(2℃)視界は悪かったが、これから歩く念仏坂が遠くに見えた。
尾根沿いに歩くとウグイスの囀りが何度も響く。やっと、アオイスミレ(葵菫)が可愛く小さく咲いているのを見つけた。念仏坂を必死に登り、振り返ると遠くに福智山が見られ歩いてきた道のりが見える。まだ縦走路の約半分だ。
青空が見られ昼食を食べる。ここからは草原が続く。金満山への下りはなかなか厳しく長く続き、疲れた足にはこたえた。石灰岩帯を抜け、植林の中を下る。キジョランの群生を見た。
集落に出て、広塚さんがこの地域でよく見るノスリを駅近くで見つけた。採銅所駅で迎えの博嗣さんの車を見つけホッとした。3人で完走できたことを喜んだ。
(2024-03-08掲載)
三浦美代子 2024-03-03
今年は、あちこちで、レンジャクの群れが見れるという情報が聞かれた。香月中央公園も2月半ばから見れると聞き、やっと見に行くことができた。
香月中央公園は利用する人たちが多く、樹木も多く、高い木の上にキレンジャク、ヒレンジャクが30羽ぐらい、とまっている姿を見ることができた。近づいてもすぐには逃げない。
キレンジャクの方が多く、ヒレンジャクとの違いも観察できた。キレンジャクの翼に2ヵ所に白斑があり、次列風切の先端に赤いろう物質の付属物がついている。尾の先が黄色。ヒレンジャクの腹部中央は卵形に黄色っぽい。
水たまりに水を飲みに来ている姿も見られた。ゆっくり見ることができ、嬉しかった。
(2024-03-03掲載)
三浦美代子 2024-02-27
三人で福智山からメグのコルまで歩いてきた。八丁手前あたりから雪が木の葉に積もり、樹氷も見られビックリした。昨夜の雨が山では雪だったのだろうか?ユキザサ(雪笹)も雪で覆われ、山頂では零下0.5℃、シモバシラを踏む音を楽しんだ。
鳥の声も寒さのせいか少ない。尾根づたいを歩いていると、時々日が差し、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ、の姿が見られた。
メグのコルで昼食をとり、折り返し、急坂を登っていくと、白いかわいい花を瀧井さんが見つけ、アオイスミレ(葵菫)だった。日当たりがいいので花をつけていたのだろうか?アオイスミレは、もっとも花期の早いスミレのひとつである。ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)も見つけ、スミレの季節が近づいているのを感じた。
鳥は少なかったが、無事に歩けたことに感謝し楽しい一日であった。
(2024-02-29掲載)
三浦美代子 2024-02-24
岩宇土山と上福根山は熊本県の秘境、五家荘(ごかのしょう)の南にあり、上福根山が九州百名山の一つである。山麓のフクジュソウ(福寿草)と山頂のツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)で有名である。フクジュソウは春を告げる花としても知られ、花が日が当たっている時だけに開くといわれている。
登山口から急登が続き、石灰岩の岩屑のガレ場をロープをつかんで登る。久連子岳手前で朝露に濡れた、半開きのフクジュソウを見つけた。鹿除けネットも張られていたが、樹皮が食べられている跡も多く見られた。ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラの声が聞かれた。
岩宇土山から下り鞍部から尾根沿いには上福根山山頂まで、ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)の群生やアセビ(馬酔木)も多く見られた。オコバ谷分岐から白萌平まで下りると、フクジュソウの自生地であり、日に照らされ綺麗に花を咲かせていた。立入禁止のネットも張られていたが、以前と比べ株も少なかった。
大崩落を起こしたオコバ谷のそばの植林地の急斜面は滑りやすく用心しながら無事に下りることができた。久しぶりに、フクジュソウの花を見ることができ楽しい一日であった。
(2024-02-26掲載)
三浦美代子 2024-01-30
英彦山の産霊の滝(別名:Wの滝)の氷瀑を見る為に広塚氏にお願いして登ってきた。別所駐車場までの道路も路面が凍結しかけていたので、安全の為別所登山口から登った。奉幣殿横からの林道は雪が積もり、バードライン合流点あたりからアイゼンを装着し登った。ゴジュウカラ、エナガの声が聞かれ、シロハラを確認した。
2年前(2022-02-23)に比べ気温も高く、Wの滝の氷瀑は小さく溶けかかっていたが、それでも自然の造形物は素晴らしく、歓声の声を上げた。英彦山登山の常連の方から上宮工事が2月末まで中止していると聞き、上宮下から北西尾根を歩いた。北西尾根では雪が深く20~30cmぐらいまで積もり雪の上を歩く感触は気持ちよく、雪の多さにさすが英彦山だなあと思った。時々、アオゲラのドラミングが聞こえ、遠くにウソの声も聞かれた。シカが3頭ぐらいかけていく姿も見られた。
バードライン分岐で休憩している時、広塚氏が鳥の群れが飛び去る姿を見つけ、ヤドリギが沢山ついている樹に鳥の群れが止まっているのを見て、「ヒレンジャクだ!」と叫ばれた。樹々の枝に隠れ見ずらい為、ゆっくり近づく。冠羽があり赤色が見えた。ダランと垂れ下がる糞も見えた。好物のヤドリギの種子が粘着性があり、お尻から出てもぶら下がっているという。「33羽いる!」と広塚氏が言われた。ゆっくり観察でき、最後に飛び立った群れは50羽ぐらいいたように感じた。この冬、ヒレンジャクは初観察でラッキーであった。冬の英彦山の素晴らしさを満喫した一日であった。
(2024-02-01掲載)
三浦美代子 2024-01-16
福智山筑豊新道が初めての二人を案内した。「筑豊新道」は急登・岩場・ガレ場が続き、滑落に注意と表示され、下山は危険と書かれている。又、この時期の福智山は雪が多く積もり、氷瀑の滝(筑豊の滝)が楽しめるルートなのだが(参照:2021-01-11「福智山の雪景色」)、今年は残念ながら、雪は山頂まで全然なく、筑豊の滝も黒い岩肌に水が少し流れていたのみだった。
福智山ダム駐車場から、エナガの群れやヤマガラが見られた。筑豊新道を登っていくと、メジロの声?と思っていたら、目の前の枝に一瞬とまった姿は、キクイタダキだったので、木下さんと喜んだ。又、山頂近くの南小屋では、ヒヨドリが飛んだと思った後に、鳥の群れが空を飛んで行った。ヒヨドリよりは小さく、残念ながら確かめられなかった。荒宿荘で食事をしている時に、猛禽が低く飛んでいる姿、(尾羽の前の腹が白い)を見たが、ハイタカか?大きさから言えば、ノスリ?かわからなかったが 飛んで行った。
今日は鳥との出会いは多かったが、写真も撮れず、残念ながら識別できなかった。
イイギリ(飯桐)の赤い実がたわわにぶら下がり、コショウノキはつぼみが見られ、アオイスミレ(葵菫)の葉を確認し、何株も見つけホッとした。
(2024-01-17掲載)
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