since 2009-04-01
バードハックhttp://goo.gl/fq9E
菊池秀樹 2012-02-05
数年前からもてあます時間が多くなり、天気がおもわしくなかったりで楽しみの写真を撮りに行けなかった日の夕食後、サスペンスドラマなどの好きなテレビ番組の無いときは最悪である、つい好きな酒に手がのびてしまう。
自分のやる事は棚に置いて、今一番怖いのは「ぼけ」である。
テレビ情報によると「ぼけ」を予防するには脳の働きを高める事だという。
何かを企画立案し調査して実行することが必要らしい。
退職して久しい老人に出来るだろうか。私の脳は梗塞のためあちこちつまって壊死しているそうで、なおさら「ぼけ」るのが早いのではないかと大いに心配である。
私にできる「ぼけを予防する手だて」はないものかと真剣に考えていた。
先年の『田川・香春の自然展』で当番にいったときの事である。
残念ながらお客さんはほとんどなく暇をもてあまして、ふと私たちの展示写真の鳥の説明文を読んでみて驚いた。
英語名にフリガナがついていてすらすらと読める、おかげで鳥の英語名をいくらか覚える事ができた。
ルリビタキの英語名はレッドフランクド ブッシュロビンとある、多くは後半がブルーテールのはずだと気になって、後で出典を調べたところなんと「筑豊の野鳥」のようだ。
しかも学名にまでフリガナがついている。「筑豊の野鳥」はすばらしいと思った。
ところがである、読めても意味がわからない。
ためしにインターネットで「学名の語意」を思いつきで検索してみると、たまにはヒットすることがある。
これはある程度勘を働かせて推測することが必要なようで、脳のトレーニングになるのではないかと考えた。
これに決めた、「ぼけ」予防の脳トレに「鳥の学名の文字の意味を調べること」できれば「鳥の名前を学名で覚えること」に挑戦することに。
少しやってみたところ『謎解き』に似て面白そうである。永くはもたないと思うが、とにかく始めてみよう。
「謎解きは晩酌のあとで」と晩酌のアルコールでなかばしびれ、想像力だけが高揚した頭で机に向かう。
机の上にはインターネットで見つけた入門者向けの羅和辞典、始めてのラテン語入門の小冊子と数冊のハンディー野鳥図鑑があるだけでこれではこころもとない。ところが今は強い助っ人がついている、インターネットでの検索だ。
インターネット上には数多くの文献や多くの方々のブログ等での情報が公開されている。
情報量の多さにも大変驚いた、何とかなるかもしれない。
いかに探し当てるかが問題である。
いざやってみると、なかなか探し当たらない事もさることながら、あっても嬉しい事ばかりでもなさそうだ。
辞典を引いてあつたと思って喜んだら、いきなり「タカの一種」とか「ミミズク」だったりでがっかり。
またギリシャ語、ラテン語、フランス語、イタリア語などをつぎはぎにしてラテン語化したパッチワークみたいな造語もあるらしい。
しかしながら、多くはギリシャ語のラテン語化されたものやギリシャ語に由来したラテン語が多く「ギリシヤ神話」の神々、「伝説」の王、美しい女性やニンフ(妖精)などが登場する「変身伝説」の夢のような世界へと誘われることも。
この度メモしていたものを暇にまかせて手書きで整理してみたところ、よく見かける鳥を中心に226種になっていました。
名前を覚えるためには、見やすくしたいので、ついでに英名も加えてワープロで「野鳥の学名入門」と題いた23ページの冊子にしました。
私はただ探し当てた情報をまとめたにすぎず、その内容を精査する能力もありませんので誤りが多いかもしれませんが、その一部を抜き書きして披露させていただきます。
ただ言えることは当然のことながら羅和辞典を最優先したつもりです、辞典にあったものには名詞の略語 男性(m) 女性(f) 中性(n) や 形容詞 の略語 (adj) など後の参考のために入れております。
年寄りの気休めとご笑覧いただければ大変ありがたい。
全文を投稿すれば会報の貴重な多くの紙面を汚すことになりますし、投稿にはなじまないものと思いますので、「野鳥の学名入門」は事務局に置かせていただければありがたいと考えております。
それでは最後にと書きたいところですが、まだこれで終わるわけにはいきません。「ぼけ」るまでには鳥の名前を覚えなければ、、、、。
【凡例】
| 標準和名 | 学名 読み 意味 | 属名⇒意味説明 種小名⇒意味説明 |
| 英名 意味 | ||
| クマタカ | Spizaetus nipalensis スピザエトゥス ニパレンシス聖なる土地のタカワシ | spizaetus⇒タカワシ(ギリシャ語 spizias :タカ aetus:ワシ) nipalensis⇒nipale:聖なる土地の、ネパールの(現在のネパール) |
| Mountain Hawk Eagle⇒山岳のタカワシ | ||
| ハイタカ | Accipiter nisus アッキピテール ニーススニーススのタカ | accipiter (m)⇒タカ nisus⇒ギリシャ伝説 メガラの王の名 ニースス |
| Sparrow Hawk⇒スズメを狩るタカ | ||
| アマサギ | Bubulcus ibis ブブルクス イービス牛飼いのトキ | bubulcus (m) ⇒牛を使って耕作する農夫 ibis (f)⇒トキ科の鳥 土地を耕す牛と農夫の後にアマサギが群でついてくる田園風景が目にうかびます |
| Cattle Egret⇒家畜のまわりによくいるシラサギ | ||
| ミヤコドリ | Haematopus ostralegus ハエマトプス オストゥラレグス二枚貝を集める血の足をした鳥 | haematopus⇒ 血の足(ギリシャ語 haimo- 血 pous 足) ostralegus⇒二枚貝、カキを集めるもの(ostrea (f) 二枚貝、lego (tr) 集める) |
| Oystercatcher⇒カキを捕食する者 | ||
| ハイイロチュウヒ | Circus cyaneus キルクス キュアネウス青い色のチュウヒ | circus⇒円、環、回転 cyaneus (adj)⇒紺青の |
| Hen Harrier⇒メンドリの略奪者 | ||
| マダラチュウヒ | Circus melanoleucos キルクス メラノレウコス黒白まだらのチュウヒ | circus⇒円、環、回転 melanoleucos⇒黒白まだらの(ギリシャ語: melanos 黒い、leucos 白い) |
| Pied Harrier⇒まだらの略奪者 | ||
| ハヤブサ | Falco peregrinus ファルコ ペレグリヌスよそ者のタカ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) peregrinus (adj)⇒外国の、よそ者の |
| Peregrine Falcon⇒放浪するハヤブサ | ||
| チゴハヤブサ | Falco subbuteo ファルコ スブブテオノスリのようなタカ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) subbuteo⇒タカの一種 (sub (pref):「下位,多少」などの意をそえる、buteo (m)タカの一種) |
| Hobby⇒チゴハヤブサ | ||
| チョウゲンボウ | Falco tinnunculus ファルコ ティヌンクルスチョウゲンボウ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) tinnunclus (m)⇒チョウゲンボウ(チンチンと鳴くことから) |
| Kestrel⇒チョウゲンボウ | ||
| ヒメチョウゲンボウ | Falco naumanni ファルコ ナウマンニナウマンのタカ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) naumanni⇒ドイツの鳥類学者 naumanの(ナウマン象とは関係ないらしい) |
| Lesser Kestrel⇒小型のチョウゲンボウ | ||
| コチョウゲンボウ | Falco columbarius ファルコ コルムバリウスハトを狩るタカ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) columbarius⇒ハトを狩る(columba (f) ハト |
| Merlin⇒魔法使い | ||
| アカアシチョウゲンボウ | Falco amurensis ファルコ アムレンシスアムール川のタカ | falco (m)⇒タカ(fax 鎌から鋭いツメ) amurensis⇒アムール川の(amur アームル川 -ensis 〜に産する) |
| Amur Falcon⇒アムール川のチョウゲンボウ Red-footed Falcon⇒赤足チョウゲンボウ | ||
| コミミズク | Asio flammeus アシオ フラムメウス赤みがかったミミズク | asio⇒ミミズク flammeus (adj)⇒赤みがかった |
| Short-eared Owl⇒短い耳のフクロウ | ||
| トラフズク | Asio otus アシオ オトゥストラフズク | asio⇒ミミズク otus (m)⇒フクロウの一種 |
| Long-eared Owl⇒耳の長いフクロウ | ||
| アオバズク | Ninox scutulata ニノックス スクトゥラータ市松模様の夜の鳥 | ninox⇒夜(ギリシャ語 niktos 夜、ラテン語 nox 夜) scutulata (adj)⇒市松模様の(scutulatus -a) |
| Brown Hawk Owl⇒茶色のタカフクロウ | ||
| コノハズク | Otus scops オトゥス スコプス観察するフクロウ | otus (m)⇒フクロウの一種 scops⇒観察する(scopo (tr) 観察する) |
| Scops Owl⇒監視するフクロウ | ||
| オオコノハズク | Otus lempiji オトゥス レンピイレンピジフクロウ | otus (m)⇒フクロウの一種 Lempiji⇒セイロン島での呼び名 レンピジ |
| Collared Scops Owl⇒襟のある監視するフクロウ | ||
| フクロウ | Strix uralensis ストゥリクス ウラレンシスウラル地方のミミズク | strix (f)⇒ミミズクの一種、魔女 uralensis⇒ウラル地方の(ural ウラル地方 ensis 〜に属する) |
| Ural Owl⇒ウラル地方のフクロウ | ||
| マガモ | Anas platyrhynchos アナス プラティリュンコス広いくちばしのカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル platyrhynchos⇒広いくちばし(ギリシャ語: platy 広い rhynchos くちばし) |
| Mallard⇒マガモ | ||
| カルガモ | Anas poecilorhyncha アナス ポエキロリュンカ色変わりの嘴のカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル poecilorhyncha⇒色変わりのくちばし |
| Spotbill Duck, Spot-billed Duck⇒くちばしに斑点のあるカモ | ||
| コガモ | Anas crecca アナス クレッカコガモのこと | anas (f)⇒カモ、アヒル crecca⇒つがいになるときのオスの声から(擬声語、クレッカ) |
| Teal⇒コガモ | ||
| トモエガモ | Anas formosa アナス フォルモサ美しいカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル formosa (adj)⇒美しい (formosus -a) |
| Baikal Teal⇒バイカル湖のコガモ | ||
| シマアジ | Anas querquedula アナス クエルクエドゥーラカモの類、シマアジ | anas (f)⇒カモ、アヒル querquedula (f)⇒カモの類 |
| Garganey⇒シマアジ | ||
| ヨシガモ | Anas falcata アナス ファルカータ頭の形から、鎌形のカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル falcata (adj)⇒鎌形の (falcatus -a) |
| Falcated Duck⇒鎌状の形をしたカモ | ||
| オカヨシガモ | Anas strepera アナス ストゥレペラそうぞうしいカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル strepera⇒そうぞうしい(strepo (intr) 大きな音をたてる) |
| Gadwall⇒塀(石垣)を遊び歩くカモ | ||
| ハシビロガモ | Anas clypeata アナス クリュペアータ盾で武装したカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル clypeata (adj)⇒盾で武装した (clypeatus -a) |
| (Common) Shoveller⇒シャベルの使い手 | ||
| オナガガモ | Anas acuta アナス アクタ尾羽の形から、先の尖ったカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル acuta (adj)⇒鋭い、先の尖った (acutus -a) |
| Pintail⇒飾りピンのような尾羽 | ||
| ヒドリガモ | Anas penelope アナス ペーネロペーペーネロペー | anas (f)⇒カモ、アヒル penelope (f)⇒戦争に行った夫が帰るまでの20年貞節を守り続けたという女性 |
| Wigeon⇒ヒドリガモ | ||
| アメリカヒドリ | Anas americana アナス アメリカーナアメリカのカモ | anas (f)⇒カモ、アヒル americana⇒アメリカの |
| American Wigeon⇒アメリカヒドリ | ||
| オシドリ | Aix galericulata アイクス ガレリクラータ帽子をかぶったアイクスの鳥 | Aix⇒ラテン語でaqua(水)と呼ばれていた地名、フランス語でアイクス galericulata⇒帽子をかぶった (galericulum (n) 帽子) |
| Mandarin Duck⇒オシドリ、中国のカモ | ||
| ホシハジロ | Aythya ferina アイュテュア フェリナスズガモ類の海鳥 | aythya⇒ギリシャ語 スズガモ類の海鳥 ferina(f)⇒野獣の肉 |
| Pochard⇒ホシハジロ | ||
| キンクロハジロ | Aythya fuligula アイュテュア フリグラすす色をしたスズガモ類 | aythya⇒ギリシャ語 スズガモ類の海鳥 fuligula⇒すす色の (fuligo (f) すす) |
| Tufted Duck⇒房状の冠羽をもったカモ | ||
| スズガモ | Aythya marila アイュテュア マリラ炭のように黒いカモ | aythya⇒ギリシャ語 スズガモ類の海鳥 marila⇒炭 |
| Scaup⇒スズガモ | ||
| オオハクチョウ | Cygnus cygnus キグヌス キグヌス白鳥 | cignus⇒白鳥 (ギリシャ語:kyknos 白鳥、ラテン語:cycnus 白鳥 ) |
| Whooper Swan⇒大声をあげる白鳥 | ||
| コハクチョウ | Cygnus columbianus キグヌス コルムビアヌスコロンビア川の白鳥 | cignus⇒白鳥 (ギリシャ語:kyknos 白鳥、ラテン語:cycnus 白鳥 ) columbianus⇒コロンビア川の (columbia コロンビア川 anus ~に属する) |
| Whistling Swan⇒口笛を吹く白鳥 | ||
| ツクシガモ | Tadorna tadorna タドルナ タドルナツクシガモ | tadorna⇒フランス語:ツクシガモ |
| Common Shelduck⇒貝を食べるカモ | ||
| アカツクシガモ | Tadorna ferruginea タドルナ フェッルギネア鉄錆色をしたツクシカモ | 属名⇒意味 ferruginea = ferrugineus (adj)⇒鉄さび色の、くすんだ色の |
| Ruddy Shelduck⇒貝を食べる赤っぽいカモ | ||
| マガン | Anser albifrons アンセル アルビフロンス白い額のガン | aAnser (m,f)⇒ガチョウ albifrons (alba (adj) ⇒白い額 白い frons (f) 額、前面) |
| White-fronted Goose⇒(顔の)前面が白いガン | ||
| ハイイロガン | Anser anser アンセル アンセルガチョウのもとになったと言われているガン | aAnser (m,f)⇒ガチョウ |
| Greylag Goose⇒灰色のガン | ||
日柄つぐみ 2010-12-05
野外で遊ぶことが多い私たちバード・ウォッチャーにはちょっと縁遠い名刺。しかし、あると便利なことも。何かしら野鳥の会に関する会合や会議で名刺を頂戴したとき、“持ちませんので失礼します”というのも気が引けます。同好の士や畑違いの方に、野鳥の会の看板をしょってお会いするときは、小さなカードが1枚あれば、そこから新たな交流や可能性が広がるかもしれません。そこで、名刺の簡単な作り方をご紹介。
現代はデジタルの時代。そう、パソコンとプリンタがあれば、われら素人に出来ないことは何もありません。
はじめに“簡単な作り方を”とお約束しましたが、この意味の中身には、なるべくお金をかけない、という含みもあります。
用意するもの:パソコン、プリンタ、名刺用の用紙、名刺作成ソフト
パソコンとプリンタは、すでにお手元にあるものとします。
名刺用の用紙と作成ソフトは、互いに密接な関係があるので、先にソフトからご案内しましょう。名刺作成ソフトは、わが国の名刺文化を反映してか無料で結構たくさんリリースされています。いくつか比較して選べば、より良いものをおススメできるのですが、ここは勝手ながら、筆者にとって“簡単な作り方”を実践。比較なしでズバリ「KOKUYO 合わせ名人3」をご推薦しましょう。
をクリックします。すると「ガイドバーの設定」が表示されますので、タテ線、ヨコ線を必要なだけ設定します。「ガイドバーに吸着」をクリックすれば、位置決めが簡単になりとても便利です。もちろんガイドバーは印刷されません。有働孝士 2010-04-24
新しい双眼鏡を手に入れて、はじめて目前にいる野鳥を見ようとしても、なぜか視野に捉えられない。ついには、あちこち探して視野がさ迷い気分が悪くなった、などという話も聞きます。
野鳥観察ビギナーさんが野外で遭遇する最初の段差です。バリアフリーの世の中とはいえ、こんなよくある悩みですが、どうすればいいのか、以前から気になっていました。
先日、某A新聞に野鳥のプロカメラマンによる実地観察指導の記事が掲載されていました。記事の中で、記者に、双眼鏡でうまく野鳥を捉えるコツは、と尋ねられ、おおこれだ!と期待しつつ先を読むと、「慣れるしかありませんね」という素っ気ない返事に、ちょっと失望してしまいました。この方、カメラマンだから、日ごろ双眼鏡よりはファインダーで観察しているのかもしれません。
確かに“慣れ”は解決の王道でしょう。しかし、近道は探せば見つかるかもしれません。このバリアを楽に越える方法はあるのか。野外での自分の様子を客観的に観察してみました。するとそれなりの方法があるように思えてきました。そこで、あまり良い方法とは言えないかもしれませんが、以下に記し、お困りの方の参考に供したい思います。
その前に、新しい双眼鏡を入手したら、最初にしておくことを簡単に説明しましょう。
双眼鏡は、ショックに弱いので、落としたりぶつけたりしないよう、必ずストラップ(下げヒモ)を首にかけて使います。ストラップを手にからめて持っている人を見かけますが、これは双眼鏡にとって非常に危険な状態です。
ストラップの長さも重要です。長さはなるべく短くしますが、双眼鏡が胃の部分に当たらないように、なおかつ構える時に無理のない長さになるよう胸の位置で調節します。
次に双眼鏡を覗いて自分の目の幅に合わせます。また、左右の視力に違いがある方は、遠くの家の屋根や電柱など輪郭のハッキリした対象を見ながら、片目づつ接眼レンズ側(覗く方のレンズ側)についている視度調節リングで細かく調節をして、自分の視力に合わせてください。
要点です。
参考までに、双眼鏡を目に合わせる手順をわかりやすく解説したサイトをご紹介しておきます。
それでは、本題です。
まず練習用に適当な目標(以下、適宜“野鳥”と読み替えてください)を決めます。本当は野鳥がいいのですが、なかなかこちらの都合に合わせてくれないし、はじめの目標として小さすぎるので、少し離れた建物や停まっている車など色や形に特徴があり見分けやすいものを選びます(冗談ではなく、怪しまれないよう十分注意しましょう。筆者は、まだ野鳥観察が世の中にあまり知られていないころ、挙動が不審というので職務質問にあったことがあります^^;;)。
背筋を伸ばし両足は若干開き気味で、体がふらつかずに安定するよう自然体で立ってください。
次に、決めた目標が体の“真正面”の“ど真ん中”になるような気持ちで、体の向きを決めます。ここがいちばんのキモです。これさえうまくできていれば、あとはほとんど自動的に決まります。
そこで次のような想像をしてみてください。
自分の足元の真ん中から、先ほど決めた目標に向かって、真っ直ぐな一本の直線が引かれているという想像です。これがどう役立つか後ほど説明します。あなたと野鳥が一本の直線で結ばれていると仮定すれば、さらに親密の度合いが増すに違いありません。
その状態のまま、両手で双眼鏡の胴の部分をつかみ、焦点を合わせるための回転部(ピント・リング)に指をかけ、目に当てがいます。このとき、接眼部の目当てゴムが眉に当たるようにすることと、両腕はあまり広げず、心もち脇にくっつけるようにすれば、安定した視野が得られます。これで、基本的な姿勢ができました。
以下の操作は、急がずにゆっくり行います。
基本姿勢を保ちつつ、まず比較的近くの地面を見てください。そして、そのまま、先ほど想定したまっすぐな仮想の直線上をなぞるような気持ちで、双眼鏡を少しづつ上にすくいあげるようにしていきます。この時、見ているものが分かる程度にピントリングを回しながら、像を調節します。
すると、あら不思議、必ずこの操作(線上)のどこかで、目標が視野に入ってくるはずです。
目標を見つけてきちんとピントを合わせれば、まずは出来上がりです。
原理は簡単です。目標(野鳥)と直角に向きあえば、自分との線上のどこかに必ず目標がいるはずだという理屈です。よって、相手が静止している限りかなり効果的な方法です。
もし、目標が視野に入らない時は、体の向きが正しいかを確認します。小さく見えていた目標が拡大されるためうまく識別できず見過ごしてしまうこともあります。
この手順により何度か練習を重ねれば、短時間で自然に目標を捉えることができるようになると思います。
私は、相変わらず双眼鏡で野鳥を見つけるのがへたなので、未だにこの方法に頼っています。
最後に絶対避けるべきことをひとつ。
決して太陽を視野に入れないようにします。頭の隅でいつも太陽の位置を認識しながら、見る方向を決めるようにしましょう。太陽の直視は、裸眼でも損傷を与えます。レンズで何倍にも集光された太陽を見れば、決して無事ではすみません。
要点です。
有働孝士 2010-01-14
和名や年月日と同様に観察地域の指定を一意に表す方法を提案しています。
場所(観察地)を地域名で表すのは意外に困難な場合も多く、また一般的な合意もないという止むを得ない事情もあり、現在は観察者により適当に決められています。
その結果、たとえば通称名(通り名)ではその地域を知らない人には探せない、また地域の範囲があいまいな場合が多い、河川名、山名、町名など公認の名称であっても、それぞれに指定範囲、性質ともに一定ではなく、また人により想定の範囲が違うなど必ずしも一意ではない。あるいは、将来、地名・行政区名変更や地形やその他現況の変化などあれば、場所が分かりにくくなる可能性等、ふだん何気なく使っている地名なのですが、実はたいへん多くの問題を孕んでいます。
以下、地域指定問題の解決について考えてみました。
観察地域の指定については、観察記録の必須項目である①[種名(和名)]、②[観察者名]、③[年月日]と同等の一意的で汎用性および永続性のある明確な取り決めが必要と考えられます。本らんでは、地域指定を規格化する仕組みを応用して、この課題を解決する一方法を提案しています。
下記手順により得られたコード番号は3次メッシュコードといい、日本全国をほぼ1km四方のマスに区切って番号を付し、地域を特定するものです。
この仕組みでは、一定の手法による分割により、マス(メッシュ)はほぼ同一の(投影)面積を持ち、位置もマス目として固定され、座標によって容易に指定することが可能であり、さらには、メッシュ相互間の計量的な比較が可能なことなど多くの利点があります。
「くまたか」では、観察情報における3次メッシュコードを地名や地域名より上位の地域指定方法として推奨しています。よって、3次メッシュコードさえ分かれば、地名や地域名が不明の場合でも観察地域は正しく指定されたものとされます。
本サイトでは、地域メッシュコードのひとつである3次メッシュコード(世界測地系)の使用を推奨しています。
どの観察記録も等しく一期一会の貴重な情報です。情報の質をさらに高め、また今後に末長く伝えるためにも、下記手順により得られた3次メッシュコードを観察情報に併記されるよう、ご一考をお願いするとともに強くお勧めいたします。
※Geocode Viewerを公開している株式会社 ジオセンス様に深く感謝いたします。
有働孝士 2009-09-14
野帳(やちょう、フィールド・ノート)を使ってみませんか?
本稿では、“野帳”識別のビギナーさんのために、野帳について具体的な提案を試みています。
結論を先に言うと、「コクヨ ノ−411NBまたはノ−411NR」(表紙色:赤、紺の2種)の内の赤表紙(写真ノ−411NR)がおすすめ。
ああ、大切な情報が消えていく
・探鳥会に参加して、あこがれの種をまじまじと見られた時、その感動をどこかに残していますか?
・渡りのシーズンにはじめて見たツバメやジョウビタキは、初認といってたいへん貴重な観察になります。どこかに記録しておいて、ぜひ「くまたか」にも知らせてほしいのですが...
・家の近くで見た野鳥を何とかひとりで識別できたとき、野鳥の名前を書き残したくなりませんか?
こんなとき、ちょっとどこかにメモしておいても、いつの間にか日常にとりまぎれて失くしてしまいがちです。
日本“野帳”の会へようこそ
この際だから、思い切って自分専用の情報センターとなる“野帳”(やちょう)を作ってみましょう。
野帳というのは、日常や野外でいろいろ気づいたこと、観察年月日、和名や観察場所、観察した野鳥の特徴、印象などを書き記すためのノートです。ですから、日記のように机の引き出しにしまっておくのではなく、双眼鏡、フィールド・ガイド(図鑑)とともに野外に持ち出し、現場でいろいろ書き込んでこそ役立つ「野」に持っていく「帳」面です。
もし、野鳥のことがなかなか覚えられないとお悩みなら、野帳のオーナーとなり、根気よく使い込んでみましょう。格段に見分ける力が上達します。
せっかくの観察です。なるべく記録して残しておくと、後々でもきっと役立つときがあります。
野帳カタログ
大きな文具屋さんに行くと、プロ仕様の野帳が売られています。いかにも探検家御用達の風格がある丸善の野帳・ダックノート(福岡市天神のショップ、2100円)は有名です。
一方、別名レベルブックという測量野帳(160mm×91mm)は、ちょっとした文具店で容易かつ安価(コクヨ セ−Y1で実売約150円、定価178円)に入手できるので野鳥観察家にも愛用者が多いようです。野帳といえば今は多分これが主流です。不安材料もあり、測量機器の電子化で同野帳の需要が減り、今後消えていく可能性も指摘されています。
将来を危惧したのか、09年3月、老舗のコクヨからフィールドノート(測量野帳)が限定発売されました。測量野帳の特別バージョンで、村上康成氏のモモンガ、ヤマメ、ツグミのイラストをあしらった表紙各3色、40枚、346円。こうなると、もはや測量目的だけとは言いがたく、もっと一般的な野帳用途へのシフトを目指しているとしか考えられません。
そしてもちろん、本部のオリジナルグッズ、その名もずばりフィールドノート(カバー付)683円は見落とせません(よいしょ)。各ページには5mm方眼が印刷され、野鳥のチェックリスト(別冊、別売あり)がついています。180mm×90mmと前記測量野帳によく似たサイズ。詰め替え用別売336円。他社のOEMのようです。
選ぶに当たって
野帳には何も決まりはありません。もちろんどんなノートや手帳でも使えます。
ご自分の好みや懐具合で決めるのがいちばんですが、まだ何も考えてないという人には、ウンチクとともに私のおすすめをご紹介しましょう。
選択の条件として、
1.サイズはA6判
2.表(裏)紙はプラスティック製
3.綴じは金属コイル綴じ
4.入手が容易で値段はなるべく安いものを
1.サイズはA6判
A6判は、文書サイズの主流A4判4つ折の大きさで、文庫本やハガキとほとんど同サイズです。
なぜA6判なのかといえば、JIS規格サイズの中で、文庫本やハガキのサイズにも採用されているように、持ちやすさや書きやすさがちょうど手ごろなのと、野帳を永く使い続けるとき、規格品なら使い切ったノートの整理や収納でサイズがそろっていて便利なこと。JIS規格であれば、各社から同じ規格のノートが発売されているので、選択の幅も広いことなどです。
2.表(裏)紙はプラスティック製
ノートといえば表紙は紙製が普通ですが、最近ではプラスティック(ポリプロピレン製 PPPなどと表記)のものも多く出回っています。
表裏ともにポリプロピレンなら用紙への防水効果が高く、かなりの雨でもせいぜいフチが波打つ程度で、紙表紙のように中までグズグズになるということにはなりません。うっかり水溜りに落としても被害が少なくてすみます。
野外では手に持ったまま記入しますが、ポリプロピレンの表紙はそのままで固い下敷きにもなり格段に書きやすくなります。
3.金属コイルリング綴じ
綴じ方にまで目配りするのは、野外ではノートを開いて折り返して使うことが多いためです。針金のコイル綴じなら、丈夫な上、二つ折りにしてもまったく問題はありません。糸綴じや無線綴じ(接着剤で綴じてある)の場合、これをすると綴じが緩んだりページが外れたりして、ノートの体裁が壊れ、ただの紙束になってしまいます。
単純なコイルではなくWリング(ツインリング)というタイプのコイルの方が、開いたときの段差がなく、ポケットなどへの出し入れがスムーズです。ささいなことですが、ポケットやバッグへしまうとき、ひっかかっているのに気づかず落失する事故はよくあることです。
このWリング綴じのメリットは、もう一つあります。ちょっと荒業ですが、自分で用意した参照用の資料などを綴じこむことが可能なのです。ルーズリーフの穴の規格はこれらのノートと一致しているので、大きさに合わせて用紙をカットのうえ印刷などして資料を作成し、綴じるだけ。綴じこむ時は、Wリングの合わせ目の部分をプライヤーなどで少し開き、隙間から用意したルーズリーフなどの資料を差し込んだら、Wリングを元に戻してください。多穴パンチ(ゲージパンチなど)で穴を開ければ、ラミネートした資料など何でも綴じることができます。フィールドノートを使い終わったら、取り外して新しいノートに綴じ込めば長く使えてムダになりません。
4.入手が容易で値段はなるべく安いものを
以上の条件をクリアするノートなら、どれもお安くまた入手も容易ですが、“野帳”の会のおすすめはズバリ次の通りです。
「コクヨ ノ−411NBまたはノ−411NR」(表・裏紙とも紙ではなくポリプロピレン製で、色は赤、紺の2種)。
余計な飾りがなく実用一点ばりで愛想はないかわりに、厳しい野外での使用になんの不安も感じさせません。「野帳カタログ」でご紹介した他の候補に比べて低価格であり、普通の文具店で入手がしやすいのも大きな利点です。
用紙は60枚(120ページ)、店頭実売価格で1冊150円前後(定価199円)。サイズは148mm×108mm。赤いカバーの「ノ−411NR」なら、万一落としたときにもよく目立って安全です。この品番はかなり長期にわたって製造・販売されていますので、たぶん今後の供給も心配ないでしょう。
もし、近くに取り扱っているお店がないなら、ネットショッピング(赤表紙、紺表紙)で、なるべく安いショップを探します。ただし、別途送料が加算されるので、まとめ買いしなければ割高になってしまうのが難点です。
人の情けが身にしみる
最後に、野帳にちょっとした仕掛けを施してお仕舞いにしましょう。
大き目のシールを用意して、左上に「受取人払い」、中央部にあなたの郵便番号・住所・氏名と「投函のお願い」を書いて、裏表紙(または表紙)に貼っておくのです。何のためかって?もちろん、うっかり落としたときの対策です。
拾ってくれた親切な人が、このままポストに投函してくれれば、いずれは自宅に配達されることが期待できます。(ちょいと虫がいいか...)
“そこまでせんでも”と思う人には、せめて最後のページに連絡先を書くか、表紙裏に名刺を貼っておくことをおすすめします。
余談ですが
野帳についてインターネットで調べていて、ちょっと面白い史実が見つかりました。
外国における“フィールド・ノート”のように、“野帳”は日本においても、独自の由緒ある来歴をもっています。
その昔、豊臣秀吉の時代、太閤検地という農地評価のときに役人が携行した、その名も「野帳」(のちょう)が始まりと言われています。これを手帳のはじまりとする見方もありますが、現代の野帳と同じ使われ方をしており、むしろ野帳直系のご先祖様という方が当たっています。
たかが野帳、されど野帳、意外に長い歴史と伝統があるものです。
木村直喜 2009-09-05
以前から注目していたPanasonic、LUMIXのFZシリーズに待望の新機種DMC-FZ38が出ましたので、購入しました。
この機種はネオ一眼と呼ばれるタイプのもので、一眼のようにレンズの交換はできませんが、テレコンバージョンレンズ(以下テレコン)を装着することで800mm(超望遠)を越える撮影が可能です。
今回、福岡県大任町の柿原橋付近を飛翔するツバメの仲間を撮りに出かけました。数年前から、近辺で繁殖していると思われるヒメアマツバメが3羽飛翔していました。飛んでいるのは、なかなか視野に入りにくく大変でしたが、ワンショットだけ画面の隅に写ってくれました。
写真は隅に写ったヒメアマツバメを中央にして拡大(トリミング)したものです。オリンパスのTCON-17というテレコンレンズをつけ、18倍ズーム(実質約30倍)、シャッター優先モード、ISO100、シャッタースピード1/1000で対岸を飛ぶ個体を手持ちワンショット、オートフォーカスで写しました。
猛禽がどのように写るのか、今年の秋の渡りが楽しみです。
価格.comでのこのシリーズの野鳥撮影に対しての評価が高く、やはりこの機種だと思い購入を決めました。何といっても一眼レフカメラの5分の1以下の価格です。Panasonicの純正のテレコンは18,000円台、価格.comで野鳥撮影をされている方はみなさんオリンパスのTCON-17を使用されていて価格は10,000円台になります。
機種についての難点は、ファインダーから覗いた画像が液晶であること。まず、一眼を使っている方は、ここでがっくりくるようです。私も最初は、がっくりきました。
旧型のFZ28ではズームが電動で遅いという指摘がありましたが、テレコン仕様にしていると電源を入れると同時に18倍ズームがかかり、これは新機種で改善されているようです。スイッチを入れてから撮影までの時間が前作のFZ28の倍の速さになっています。液晶画面が開くタイプでなく固定されているのはちょっと残念です。画質は、価格.comの評価を見ても最高です。ライカのレンズが使用されています。画素数は1200万画素にアップしていますので、トリミングしてもけっこう耐えられるようです。
私は、このカメラで芸術作品を撮るつもりはなく、あくまでも識別、証拠等の利用で考えています。テレコンかけて30倍で写した猛禽を最大16倍(計480倍)で即座に確認できるのですから、猛禽類などの識別を一番に考えています。
また、これはおまけと考えていますが、ハイビジョンの動画撮影機能がついています。前作は、これがなかったので、この新作の目玉となっています。子供を撮るフィルムカメラも駄目になり、運動会では活躍しそうです。
小さな画像の上でクリックすれば拡大します。拡大画像をドラッグすれば移動できます。拡大画像の上でクリックすると元の画像に戻ります。拡大画像に対しスペースキーや矢印キーでスライド・ショーができます。
木村直喜 2009-06-20
ケータイスコープ(ケイスコ)は、前の携帯のときからやっていたのですが、スコープに携帯を手動でくっつけてシャッターを切るという安易なものです。
何分、手でもって合わせますので、ブレます。なかなかうまくおさまってくれません。やっとあったかと思えば、鳥が逃げます。
しかし、スコープと携帯さえあれば、だれでも容易にできます。ケイスコというのは、ぼくと同じやり方で撮ってあった方がおっしゃっていた言葉です。
前の携帯は300万画素。現在の携帯は800万画素です。しかし、携帯スコープには前の携帯の方が合っていました。
前の携帯は、昨年車上荒らしにあった際盗られ、ケイスコのために画素数の高い現在の携帯にしたのですが、800万画素ではケラレ(画像周辺部に影)ができてうまくいきません。
600万画素のワイドだと800万画素に比べるとうまくいきましたが、前の携帯ほど合いません。そこで、何度も試行錯誤を繰り返した結果、最近になって以前の携帯のときと同じ300万画素に落として、最大望遠をかけるという方法を発見しました。これだと、以前の携帯かそれ以上にバッチリ写ります。最近はスコープが(故障修理から)新品のようになって返ってきたので、より一層きれいになった感じがします。
ただ、被写体はどうしてもカワラヒワやホオジロなど、しばらく一定の場所にとまってくれる種になってしまいます。飛んでいるのは、まず無理です。
また、スコープと携帯の相性もあります。あまり画素数の高い携帯では望遠が効かないので向かないようです。
とりあえず、自信作のホオジロとカワラヒワを添付します。われながら、携帯とは思えない出来です。(笑)
木村直喜
(サイト担当者にいただいたメールを掲載しています)
小さな画像の上でクリックすれば拡大します。拡大画像をドラッグすれば移動できます。拡大画像の上でクリックすると元の画像に戻ります。拡大画像に対しスペースキーや矢印キーでスライド・ショーができます。
「くまたか」からお願い


[開/閉]