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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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クサシギ野鳥撮影における
デジタル一眼レフの使い方(№2)

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野村芳宏

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2.デジタル一眼レフの特性

(1)デジタル一眼レフの仕組み

Highslide JSルリビタキ (クリックで拡大/縮小)

デジタル一眼レフの基本的な仕組みを理解しておいた方が良い。例えば、新しいカメラを購入する場合、デジタル一眼レフの仕組みを理解していた方がカメラの性能を比較することができるし、使用目的にあったカメラを選ぶことができる。また、カメラを操作したり設定をしたりするときに、専門的な用語が多く出てくる。JPEG(ジェイペグ)・圧縮・イメージセンサー等の用語は、仕組みと関わりがあり、用語を理解する上にも役に立つ。

≪デジタル一眼レフの仕組み≫

デジタル一眼レフの仕組み

レンズを通った光がイメージセンサーに達する。イメージセンサーは、撮像素子とも言われ光を電気信号に変えるところである。デジタルと言われるゆえんはここにあり、デジタルカメラの心臓部分になる。昔のカメラで言うとフィルムの位置にある。光を電気信号に変換する場合にCCD(シーシーディー)と言う方法とCMOS(シーモス)と言う方法がある。

現在、CMOSが主流でほとんどのカメラで採用されている。携帯電話のカメラもCMOSが使われている。CMOSの方が消費電力が少なくて済むと言う利点と、開発費が安くて済むと言うことで普及している。実際にカメラを購入する場合、CCDとCMOSを選択して購入するわけではないので、その違いを詳しく知る必要はないと思う。

次に、イメージセンサーから画像エンジンにデータが送られる。画像エンジンは、一言で言うならば絵作りをするところである。絵作りとは、明るさ・色合い・彩度・ノイズの除去・シャープなどを調整するところである。これは、フィルムカメラではなかった部分である。それだけに、馴染みにくいところがあるが重要な部分である。

あるカメラメーカーは、イメージセンサーの開発は他社に依頼しているが、画像エンジン部分は自社で開発をしている。イメージセンサーの開発は他社に譲っても、画像エンジンの開発は他社に譲れないというところがある。デジタルカメラでは、それだけ重要な部分である。

デジタルカメラの特徴は、絵作りはカメラの内部で行ってしまうことである。もし、そのカメラの絵作りが気にいらなければ、カメラごと変えるしかない。画像エンジンの善し悪しで、絵作りが決定されてしまう。フィルムカメラだと、発色が気にいらなければフィルムを変えれば良かった。最近のデジタルカメラでは、高感度でノイズの少ない画像が撮れたり、連写の枚数が増えたりしたのは、この画像エンジンの開発のお蔭である。

最後に、画像エンジンで絵作りされたデータは、圧縮されて記録メディアに保存される。どのくらい圧縮するのか、カメラの設定で選択できるようになっている。例えば、画質モードのファイン・ノーマル・ベイシックを選択するところである。記録メディアは多種あるが、デジタル一眼レフに多く使われているのはCF(コンパクトフラッシュ)とSD(エスディーカード)である。データを記録メディアに保存することによって、カメラからデータを取り出せる。このことによって、データを色々なことに使えるようになった。カメラ屋に持ち込んでプリントを注文することやパソコンに取り込んで見たり、Web用に加工したりすることもできる。さらに、テレビに取り込んで鑑賞することもできる。

捕捉になるが、コンパクトカメラの仕組みもこれと同じである。

次回は、「2.デジタル一眼レフの特性」\「 (2)野鳥撮影におけるデジタル一眼レフの優位性」について書く。

(「野鳥だより・筑豊」2011年11月号通巻405号より転載)


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