クマタカ
くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)

野鳥撮影における
デジタル一眼レフの使い方(№22)

野村芳宏

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5.カメラ・アラカルト(最終章)

(2)データのバックアップ

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順調に毎日パソコンが操作できていると、バックアップの必要は感じないし面倒だと思ってしまう。ところが、パソコンが壊れてしまうと一変し困惑してしまう。過去撮影したデータが全てなくなってしまうし、メールもインターネットもできない。何日にもかかって撮影に成功した野鳥写真も、あっという間になくなり途方に暮れてしまう。

パソコンの怖いところは、いきなり壊れてしまうことである。昨日まで順調だったのに、使えなくなってしまうことである。壊れた後から何とかしようと思っても、データの復旧ができないことがある。

だから、順調に動いているときに、その対策をとらなくてはならない。デジタル一眼レフを使って野鳥撮影をしている者にとっては、画像データをアクシデントから守ることが一番大切になる。どうやってデータを守るか、それは、その人なりの方法があると思う。何かの参考になればと思い、私の行っているデータのバックアップを紹介したい。

私は、画像データは外付けハードディスクに保存している。この外付けハードディスクは、ダブルハードディスクになっている。一つのハードディスクに保存すると、もう一方のハードディスクに自動的にバックアップするようになっている。だから、特別にバックアップということを意識せずにできるので、便利である。もし、保存しているハードディスクが壊れたら、新しいハードディスクに入れ替え、バックアップしているもう一つのハードディスクから復旧することができる。また、パソコンが壊れても、外付けハードディスクにしているので、データは守ることができる。外付けダブルハードディスクは、2個同時に壊れない限りデータは守ることができる。2個同時に壊れる可能性はかなり低い。だから、外付けダブルハードディスクは、お薦めのアイテムである。

2個同時にハードディスクが壊れないことはないので、さらに別の外付けハードディスクにバックアップをとっている。これは、パソコンにバックアップ用のソフトをインストールし、外付けハードディスクから、別の外付けハードディスクにバックアップをするように設定している。毎日1回6時30分に自動バックアップしている。これは、朝6時30分前にパソコンを立ち上げれば自動バックアップするようになっている。したがってバックアップを2重に行っている。こうすれば、かなりの確率で画像データは守ることができる。

外付けハードディスクは永遠のものでないので、念には念を入れて、一年間撮影した画像データは、一年間分まとめてブルーレイディスクとポータブルハードディスクにコピーしている。これは、一年に一回の作業なので、12月31日大晦日にするようにしている。このように、画像データは、3重4重にバックアップしている。後、メールやパソコンの設定を守るため、週に一回Windowsの機能を使って、さらに別のハードディスクにバックアップをとっている。

さらに、考えられることは災害からデータを守ることである。自宅が火事・台風・地震等で、家自体が壊れることが考えられる。この場合、データは自宅では守れないので、別の場所に移す必要がある。私は、前述したように1年間分の画像データをブルーレイディスクにとっているが、さらにそれのコピーをとって長女の家(結婚して唐津に住んでいる)に置いている。そうすれば、今年の分の画像データは守れないが、過去の画像データは自宅が災害にあっても守ることができる。他に考えられる方法として、ネット上に画像データ保管することが考えられる。有料の場合が多いようである。他にも方法があるのかもしれない。

パソコンのバックアップの話からそれるが、最近のデジタル一眼レフ中級機以上には、コンパクトフラッシュやSDカードが2枚入れられるダブルスロットになっている。ダブルスロットの使い方は何種類かあるが、その一つにバックアップという方法がある。私は、データを保存するSDカードを16GB、もう一つのバックアップ用のSDカードを32GBにしている。16GBのSDカードがいっぱいになり、別のSDカードに入れ替えても、バックアップ用のSDカードを2倍の32GBにしているので、バックアップをとり続けることができる。

コンパクトフラッシュやSDカードからパソコンにデータを移動やコピーする場合、誤操作によってデータを消失してしまうことが考えられる。バックアップをとっておけば、データを消失することはなくなり、とても安心できる。また、コンパクトフラッシュやSDカード自体が壊れてしまうことも考えられるので、バックアップをとっておけばデータを消失することはなくなる。

以上が、私が行っている画像データを守るためのバックアップシステムである。読者の方々に何か参考になれば大変嬉しいことである。

次回は、野鳥撮影におけるデジタル一眼レフの使い方(23) 5.カメラ・アラカルト (3)デジタル一眼レフの功罪について書く予定である。

(「野鳥だより・筑豊」2013年7月号通巻425号より転載)


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