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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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鍋爺鳥見鳥聞録

真鍋直嗣

「鍋爺」(なべじい)は50歳の時、18歳の同級生につけられたニックネーム。70過ぎの「鍋爺」は今でも野山を駆け回っています。その記録をここに綴っていきます。

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鳥獣保護区をあるく\八屋鳥獣保護区

真鍋直嗣 2025-02-25

調査研究部・真鍋直嗣

少し間を空けてしまったが、「鳥獣保護区をあるく」を再開する。13次のR6(2024)年度福岡県委託調査も報告書の作成、提出を残すだけとなり、そうなると、ついR7(2025)年度のことを考えてしまう。調査する鳥獣保護区(以下保護区)は八屋保護区(豊前市・吉富町)と八木山保護区(飯塚市)の二箇所となっている。八木山保護区は飯塚市にあり、私の住んでいる田川市と福岡市のほぼ中間に位置する。八木山バイパスが3月30日午前0時から有料化されるとのこと、旧201号を走ることが増えると思う。その旧201号沿いにある八木山保護区を歩く機会も増えるであろう。
一方、八屋保護区は大分との県境近くにあり、訪れる機会も少ない。そこで、八屋保護区について筑豊支部との関係を調べてみた。周防灘に面した海岸はシギ・チドリの観察によく出かける場所だ。筑豊支部のシギ・チドリ観察場所は、私の記憶では(筑豊野鳥の会時代まで遡る)では長狭川・今川出合河口の干潟(現在、東大橋探鳥会を行っている場所)から始まり、次に曽根干潟に移り、そしてこの地に移ってきた。鳥獣保護区の名称は「八屋鳥獣保護区」となっているが、筑豊支部の例会名は「三毛門海岸探鳥会」となっていて、2009年3月22日が最初に開かれた。実はその探鳥会名は「佐井川河口探鳥会」であり、「三毛門海岸探鳥会」となったのは翌年の2010年からである。以後、コロナ禍で2020年に中止されるまで12年間続いていた。
ただ、残念だが「三毛門海岸探鳥会」は再開されていない。理由はいくつかあると思うが、その一つが防波堤の改修工事である。正確ではないが、この防波堤の改修工事が2018年には始まっていて、現在も一部工事は続いている。かつての三毛門の海岸、干潟の風景は激変し、シギ・チドリの休憩・採餌の場所が大幅に減少且つ縮小している。
前回の12次の県委託調査(2020年)でも同じくこの八屋保護区を調査した。その時の調査報告は私が書いている。その考察文の中で「この工事の影響を憂慮し、発注元はこの保護区を指定している福岡県であり、工事終了時には工事前と同様な環境に戻す作業と、関係部署の連携が必要であり…」等々を書いて福岡県に提出した。
現況はどうだろうと、2月25日に現地を訪ね歩いてみた。が、この時期はちょうど端境期にあるのか、干潟に鳥影は少なく、4月からの事前調査のつもりで訪れたが空振りに終わった。3月半ば過ぎに再度訪れてみて、調査スポットの確認と潮時との関連を調べてみたい。

(2024-12-10掲載)

2024年度福岡県委託調査終了の報告

真鍋直嗣 2025-02-15掲載

(2025-02-15筆者撮影)

本日、犬ヶ岳ウグイス谷登山コース及び山麓の経読林道を歩き、求菩提山調査冬2回目を実施しました。本保護区の調査ポイントの3箇所は標高800m付近に設定しており、まだ雪でくるぶしまで埋もれる箇所もありました。そして、獣(狐?)の足跡が一直線に並んでいたり、巨大な氷柱があちこちにあり、とても楽しい調査となりました。
これをもちまして、本年度の委託調査(鳥獣保護区3箇所)は無事に全て終了しました。本年度の調査には事前調査を含め5名(三浦博嗣、野村芳宏、林田達也、木村直喜、真鍋直嗣)が参加、協力して頂きました。有難うございました。
ただ、現地調査は終了しましたが、報告書の作成作業が残っています。まとめ担当支部は筑豊ですので、県内各支部から2月末までに報告書が提出されます。4支部の報告が全て揃うと、県への報告書の作成作業に移り、割付を行い、一度県へ仮納品をし、チェック、校正後を経て、印刷、製本となります。これを20日間位で行い、県へ納品となります。印刷所のアシストもありますが、もう3年目であり、結構スムーズに作業を行えるようになりました。納品を終えると4月、新年度R7(2025)年となります。
R7年の調査鳥獣保護区は八木山保護区(飯塚市)と、八屋保護区(豊前市・吉富町)です。皆様、ご支援、ご協力よろしくお願いします。

(2025-02-15掲載)

2021年度無人録音調査報告

真鍋直嗣 2021-05

2021年は録音調査を以下の3箇所で5回実施した。調査対象種はフクロウ類、ミゾゴイ、ヨタカ、トラツグミ とした。又、希少種(RDBのTA類、TB類、U類)も併せて記録した。

2019年〜2021年無人録音調査報告3年度分の報告である。振り返ると多くのフクロウ類、希少種等が記録されていた。貴重な資料になり得ると思うし、これを埋めさせていたことを深く反省している。「調査は報告、発表で完結ですよ」と助言して頂いた有働氏に感謝申し上げます。

(2024-12-28掲載)

2020年度無人録音調査報告

真鍋直嗣 2019-05、-06

2020年は録音調査を以下の2箇所で3回実施した。調査対象種はフクロウ類、ミゾゴイ、ヨタカ、トラツグミ とした。又、希少種(RDBのTA類、TB類、U類)も併せて記録した。

(2024-12-27掲載)

2019年度無人録音調査報告

真鍋直嗣 2019-05、-06

2019年は録音調査を4箇所(斫石峠、吉木林道、英彦山神宮銅鳥居、唐ヶ谷)で実施した。調査対象種はフクロウ類、ミゾゴイ、ヨタカ、トラツグミ とした。又、希少種(RDBのTA類、TB類、U類)も併せて記録した。

(2024-12-26掲載)

鍋爺の第10回フリーバードソン顛末記

真鍋直嗣 2024-12-10掲載

前回参加した時、自分自身でバードソンのテーマを「今川を遡上し英彦山源流へ」とし、参加したが、途中で店から「アルバイトの欠勤で急遽シフトに入ってほしい」と電話が入り、泣く泣く赤村でコースを外れ自宅へ戻った。それで今回そのリベンジをすることにした。
出発地の今川河口先はちょうど干潮で干潟が広がっていた。小潮だが、と言っても波際は遥かに遠く、手前に20羽ほどのウがいたがウミウ、カワウの識別ができず、またシギチ・ドリ類も同様遠くて小さくてこれも識別できなかった(多分ハマシギやダイゼン?)。それでも河口近くでは、事前に出現予約?をしていたカモ類、サギ類には大方会えた。目玉のヘラサギ、クロツラヘラサギも予約していたポイントに居てくれて有難かった。カモ類はエクリプス個体もいて識別に注意を要した。 中流域での矢留地区の貯水池でカモ類の幾つかを補填、みやこ町を経て(ケリに予約を入れていたが外れた)上流域へと進んだ。

(2024-12-10掲載)

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