クマタカ
くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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*風のたより

日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリくまたか外部サイトレンジャー
中村 聡

総目次

15: 野鳥に学ぶ

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例年より早く満開を迎えたフクジュソウ。近くの林で見られる

(2015-03-30撮影)

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着陸直前の機内から撮影したウトナイ湖

(2014-08-26撮影)

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湖に休むコハクチョウの群れと航空機

(2015-04-04撮影)

ウトナイ湖上空は航空機が新千歳空港を離発着する際の航路となっており、特に南方向から進入して着陸するときは、湖岸でその巨大な姿を間近に見ることができる。日に何本かは尾翼のマークが特徴的な外国機の飛来もあり、野鳥と同じように見分けるのが楽しい。

台湾や香港、さらにはグアムを出発して来たものもある。まるで、暖かい国で冬を過ごし長旅の末にようやく到着した夏鳥のようだ。金属の塊なのに何となく愛着が持てる。美声の代わりに発する爆音も、湖で休む鳥たちにとっては意外と気にならないもの、らしい。

そういえば、飛行機と鳥との共通点は多い。ハクチョウを例にとると、水かきのついた足で水面を蹴りながらスピードをつけて飛び立ち、足を前に出して着水する様子など、飛行機の離着陸そっくりだ。浮力を利用して大空を飛ぶための羽根のつくりもよく似ている。

それもそのはず。人間は野鳥からいろいろなことを学び、生活の向上などに応用してきたのだ。高速走行に適した新幹線先端車両の流線型化、パンタグラフの騒音防止化はそれぞれ、カワセミの動きやフクロウの羽をヒントに技術が進んだと聞く。また、ある種の野鳥の羽数が減ったり逆に増えるのは、気候や環境の変化が要因であることも多い。鳥たちを注視していくことは、地球温暖化を監視し解決することにも、きっとつながるはずだ。

折しもバードウィーク。鳥インフルエンザ報道の影響で、野鳥に近づくだけで感染するといった誤解も多いが、そんな事実は、ない。夏鳥が姿を見せ、美しいさえずりを聞かせてくれる季節でもある。正しい理解とマナーのもとで、ぜひウォッチングを楽しんでほしい。野鳥に学ぶべきことはたくさんあるのだから。

(原文は苫小牧民報「2008年5月12日」掲載)

ウトナイなう :08

木々に未だ葉はありませんが、少しずつ、着実に、春が近づいているようです。ヒバリ、オオジュリン、ノビタキと、このところ毎日のように夏鳥の初認が続きます。そういえば、北海道ではカワセミも夏鳥なんですよ。(ただ、最近は越冬する個体もいるようです)。エゾヤマザクラの開花は例年より早い、大型連休中かも知れません。

参考「ウトナイ日記外部リンク

※(公財)日本野鳥の会直営のバードサンクチュアリである北海道苫小牧市ウトナイ湖サンクチュアリの“今”をご紹介しています。

(2015-04-19)

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