クマタカ
くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
total 
modify:2021-10-23

*風のたより

短縮URL

日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリくまたか外部サイトレンジャー
中村 聡

総目次

25: お別れシーズン

Highslide JS

(写真をクリックで拡大・縮小)

冬のウトナイ湖

(2016-01-21撮影)

明日から新しい年度。仕事を進める上では年が変わるということだ。元旦と同じように気を引き締めて期待に胸ふくらませる一方で、さまざまなサヨナラも経験する、まさに悲喜こもごもの季節。いろんな感情が入り交じるが、とりわけつらいのは人との別れだと思う。

ウトナイでもこの2年間インターンとして実地研修を行いながら業務に携わってきた「アカレンジャー」が先日、旅立った。新天地となる職場は栃木県日光のビジターセンター。身体に気をつけてガンバレ。エールとともに送り出したものの、いなくなるとやはり寂しい。遠い空から健康と活躍を祈るばかりだ。

鳥たちとの別れもある。今はまだ水面をにぎわしているガンやハクチョウは次第に数が減っていく。ウトナイ湖へは立ち寄るのみで、間もなく目的地であるシベリアまで長く危険な旅に出るのだ。次に会うのは半年後の秋。さすがに見送りの涙はないが、後輩にそうしたように、思わずガンバレと声をかける。

Highslide JS

(写真をクリックで拡大・縮小)

ウトナイ湖畔の樹々

(2016-01-21撮影)

この時期は別れだけでなく、新たな出会いや再会もある。鳥とも人ともそうだ。すでに湖岸にはヒバリなどの夏鳥たちが顔を見せている。これから初夏にかけて続々と初確認が続き、森や草原に美しいさえずりが流れるようになる。職場でもこれまでとは違った風が吹くはずだ。ドキドキしながら楽しみに待つ。

別れはつらく出会いは嬉しい。でも積極的に別れたい、できれば仲良くなりたくないものが今の僕にはある。といっても色恋沙汰ではない。それはおなかまわりのたるみ。つい油断して、この数ヶ月間で「ん」キロも太ってしまった。夜中のポテチがいけなかったか。早くおさらばしなければ。新年度の目標はとりあえず、ダイエット。心にそう決めている。

(原文は苫小牧民報「2008年3月31日」掲載)

ウトナイなう: 18

Highslide JS

(写真をクリックで拡大・縮小)

早春ウトナイ湖の鳥たち

(2009-03-18撮影)

2月に空から降るものは「雪」というのが当たり前の北海道ですが、先日降ったのは、なんと「雨」。その翌日は急に冷え込み、路面はツルツルとなりました。暖冬傾向ではあるようですので、これから先、雪どけが進み、水鳥たちが本州の越冬地から北上してくるのも早まるかも知れません。
上の記事と同じように、この春もサンクチュアリでは、出会いと別れがあります。一方、別れたいと思う私のおなか周りの贅肉は、8年経ってもなかなか落ちず、むしろ仲良くなった気がします。
さて、これまで約2年間にわたり掲載いただいた「北*風のたより」。この回を以て、いったん終了となりました。私の拙文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。4月号(会報)からは、また新たな企画で皆さんにお目にかかることになりそうです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

参考「ウトナイ日記外部リンク

※(公財)日本野鳥の会直営のバードサンクチュアリである北海道苫小牧市ウトナイ湖サンクチュアリの“今”をご紹介しています。

(2016-02-19)

左矢印前へ  上矢印目次  次へ右矢印

ご意見・ご質問はこちらへ

Copyright (C) 日本野鳥の会筑豊支部 All Rights Reserved. (無断転載禁止、会員を含む)
本ウェブサイトに記載の会社名、システム名、ブランド名、サービス名、製品名は各社の登録商標または商標です。
本文および図表、画像中では必ずしも®、™を表記しておりません。