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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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modify:2021-10-23

*風のたより

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中村 聡

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28: 若葉の萌える林

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5月中旬のウトナイ湖周辺。さえずりをお聞かせできないのが残念

(2016-05-19撮影)

我がふるさと筑豊は、木々の緑が日増しに濃くなる季節でしょうか。夏鳥たちの声はすれども姿は見えず。もどかしい気持ちが募る時期かも知れません。

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4月下旬の旭川市某所の林。春の妖精が舞い降りる。カタクリ(ピンク)、エゾエンゴサク(空色)、キクザキイチゲ(白)、フクジュソウ(黄色)

(2016-04-25撮影)

場面変わって、ここ北海道。大型連休中に桜(エゾヤマザクラ)が開花し、本日(5月18日)現在、コナラやミズナラがようやく芽吹いた程度です。一方、夏鳥は続々到着しており、ウトナイ湖周辺には、センダイムシクイ、キビタキ、クロツグミなどのさえずりが流れています。

つまり、木々はまだ葉を伸ばしきっておらず、日が差し込む林は明るく、夏鳥の姿をとらえやすいのです。バードウォッチング初心者にはぴったり。なんとステキなことでしょう。しかも場所によっては、林床が「春の妖精(スプリングエフェメラル)」と呼ばれる、この時期にしか見られない花々の園となります。

でも、こうした楽園はあっという間。これから夏に向け、さすがの北海道でも葉が生い茂り、声はすれども姿は見えず。何処かと同じ状況になるのです。

ephemeralは「短命の」とか「はかない」という意味の形容詞だそうですので、スプリング・エフェメラル=春の妖精は、意訳と思います。そして植物だけでなく、昆虫にも当てはまり、その代表はギフチョウ、九州であればツマキチョウでしょうか。植物だと、エゾエンゴサクと同じ仲間のムラサキケマンがそうかも知れません。

(2016-05-19)

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