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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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中村 聡

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30: 夏なのに

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夏の湖に不似合いなコブハクチョウ。岸辺で羽づくろい中

(2016-07-21撮影)

我がふるさと筑豊は、梅雨明け後の夏空が広がっているころでしょうか。1年のうちで最も野鳥の姿や声を観察しづらい、いわば探鳥会リーダー泣かせの時期ですね。

こちら北海道もほぼ同じですが、エゾセンニュウなど渡来時期が遅い野鳥もいるため、8月中旬ごろまではまださえずりが聞かれます。ただ、湖には水鳥の姿がほとんどありません。ガン類やカモ類の多くはロシアで子育て中だからです。

そんな夏のウトナイ湖に、なぜか数羽のハクチョウ類が・・・翼に怪我を負うなどして飛べず、越夏するオオハクチョウが見られるのです。そしてもう1種。皇居のお堀と同じように、コブハクチョウが優雅に?泳いでいるのです。

皆さんご存じのとおり、本来、日本には渡って来ないコブハクチョウ。道南の某所で飼育されていた7羽が逃げ出し、1977年にウトナイ湖に飛来した後、繁殖を始め、そのまま棲み着いている。つまり野生化したものです。一時は100羽ほどまで数を増やしましたが、ここ10年ほどは10羽前後で推移しています。

すでに時間が経過し、他の野鳥への影響もあまりないと考えられることから、今後捕獲する予定などはありません。何も知らない観光客には「白鳥が見られて良かった」と評判ですが、じつのところは複雑なウラ事情があるのでした。

(2016-07-22)

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