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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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中村 聡

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32: いよいよ水鳥の渡来シーズン

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今年は昨年より15日も早く初確認したマガン。成鳥5羽だった(撮影は和歌月里佳レンジャー)

(2016-09-08撮影)

我がふるさと筑豊は、遠賀川の河川敷にコスモスが咲くころでしょうか。こちら北海道は、8〜9月に相次いで通過した台風による大雨の影響がそこかしこに残っていますが、ずいぶんと秋めいてきました。

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秋の湖に浮かぶヒシクイの群れ。11月にかけて水鳥でにぎわう

(2016-09-16撮影)

そんな中、ウトナイ湖はガン・カモ類など水鳥で賑わうようになりました。ここで数つがいが繁殖するマガモやカルガモ以外、多くはロシアなどでの繁殖を終えて渡って来たのです。オナガガモやホシハジロなどは皆さんの近くでもおなじみの水鳥ですが、9月7日と8日にそれぞれ初確認したヒシクイとマガンは、筑豊ではほとんど見られないと思います。
さて、渡来したばかりのカモ類のオスは、メスと同じような色をしており、識別は探鳥会のリーダー泣かせです。それは私たちレンジャーも同じ。例えば、陽炎が立つ湖の、遠くに浮かんでいる茶色のカモを「あれは何ガモ?」と尋ねられるのは恐怖です。特にヨシガモとヒドリガモなどは意外と難しい。何年経っても修業の毎日です。

(2016-09-17)

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