日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー
中村 聡
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36: シバレル日
我がふるさと筑豊は、早くも梅のつぼみがほころぶ頃でしょうか。一方、北の国は白一面の景色がずっと続いています。
最近の挨拶といえば、「今朝は13℃もあった。しばれたね〜」といった感じ。厳しく冷え込み、凍ることをコチラでは「しばれる」と言います。でも、あれっ?ちょっとヘンだと思いませんか。外気温が13℃もあれば、普通はそんなに寒くないはず。じつは、冬は氷点下になるのが当たり前、つまりプラス13℃というのはあり得ないため、ふだんの会話の中でもいちいち「マイナス」を付けないのです。
今季は例年に比べて「しばれる」日が多く、10℃以上(以下?)になることもしばしば。まさに冷凍庫に入ったような厳しい冬ですが、そんな中でも野鳥たちは一生懸命に生きています。その証拠を雪の上に見つけました。黒胡麻、ではなく、群れでやってきたマヒワがハンノキの実(タネ)を食べた際に落ちたもの。他所ではベニヒワも観察されているため、もしかすると食べたのはこの赤い鳥かも知れません。
(2017-01-20)
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