(公財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー
中村 聡
総目次
37: 白い恋人
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顔のあたりは「白丸の中に黒点」(小山留美レンジャー撮影)
(2014-11-13撮影)
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厳冬期に、木の実ではない「何か」を食べる(和歌月里佳レンジャー撮影)
(2017-01-06撮影)
我がふるさと筑豊は、ウグイスの初鳴きが聞かれる頃でしょうか。一方、北の国は1月から変わらず、まだまだ冬景色です。
見通しの良い、明るい林では、木々の葉が広がる5月まで小鳥の姿を見つけやすく、特にこの季節、カラ類を中心とした混群が通過する時は、ワクワク感が高まります。
中でも人気ナンバー1は、エナガ。北海道に生息するのはシマエナガと呼ばれる亜種で、九州で見られるものとは、顔のあたりの配色が異なります。目先から後頭部にかけての黒い線(過眼線)がなく、まっ白。つまり、頭と目を表すと「白丸(○)の中に黒点(・)」なのです。その可愛さといったら、「白い恋人」と言っても過言ではありません。
人気者ゆえ、来訪者からの「何処に行ったら見られますか」という問い合わせも多いのですが、出合える機会は意外と少ないようで、「また、フラれた」といった声も良く聞きます。ずいぶんと気まぐれな「恋人」なのかも知れません。
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