(公財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー
中村 聡
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39: 長い冬からの目覚め
我がふるさと筑豊は、すでに夏日も記録したようですね。こちら苫小牧は4月に入ってなお、雪の舞う日もあり、1日は、何と5センチほども積もりました。いやぁ、ホントに日本は南北に長いのだということを実感します。
春浅し、といったウトナイ湖周辺ですが、それでも日増しに、確実に暖かくなり、人も生きものも目覚めたように、活発に動き出しています。
愛らしい(エゾ)シマリスは、3月25日に今季初めて、冬眠明けの姿を現しました。自然観察路の木道に、ちょこんと立っていることもあります。枝先にはエゾノバッコヤナギが開花中。といっても、雄株につく花は綿帽子のような芽が少し黄色くなり、花粉を飛ばすだけで、華やかさはあまりありません。林の中では、キバシリが歌っています。ミソサザイのさえずりを細く短く、シンプルにしたようなその声は、早春の一時期しか聞かれない、期間限定の楽しみでもあります。
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