(公財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー
中村 聡
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46: 初認日のおはなし
我がふるさと筑豊も紅葉のシーズンを迎えつつあるとのこと。こちらは昨年と同様、冬将軍が早くやって来たようで、前回ご紹介したナナカマドもあっという間に色づき、あっという間に葉をすべて落としてしまいました。
ツグミやマヒワなどの冬鳥も姿を見せていますが、この時期に気になるのが初確認した日、つまり「初認日」です。九州だと、ジョウビタキのそれが、ちょっとしたニュースにもなりますね。
北海道ではジョウビタキがあまり見られないため、この鳥の初認日が話題になることはほとんどありません。取り上げられるのは水鳥、特にハクチョウ類で、ここウトナイ湖でも毎年、9月に記念品ありの「オオハクチョウ渡来日予想クイズ」を開催します。
過去のデータを参考にして、来訪者に初認日を予想してもらうもので、今年は10月3日から26日の間の応募が75名からありました。結果、渡って来たのは10月12日。ズバリ当てたのは3名の方でした。
もし9月中に渡って来たらどうしよう、と例年ドキドキするのですが、この10年間でそういったことは一度もなく、不思議なことに必ず10月初旬から中旬に初認日を迎えています。
(2017-11-18掲載)
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