北*風のたより(公財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ
レンジャー
中村 聡
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59: ホワイトクリスマス
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雪を戴くイチイの木。樹形にも特徴がある
(2018-12-13撮影)
我がふるさと筑豊も北風の吹く頃でしょうか。街はイルミネーションで彩られ、ジングルベルが流れる、まさにクリスマスシーズン。ただ、サンタクロース登場の場面が一面の銀世界、というのは、福岡ではほとんどないはずです。
あこがれのホワイトクリスマス。その夢は北海道で、ほぼ間違いなく叶います（もともと雪の少ない苫小牧では、じつは時々危ぶまれるのですが）。
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雪の白＋実の赤＋葉の緑＝クリスマスカラー？
(2018-12-20撮影)
モミの木と、飾りに使うセイヨウヒイラギの葉の緑、赤い実、そして白い雪。これらが揃うと、とたんにクリスマスムードが高まりますが、北海道では1本の木で、少しばかりその気分を味わうこともできます。
それはイチイ。庭木としても用いられ、こちらではオンコと呼ばれる常緑樹です。細長く小さな葉がたくさん付き、毒のある種子を包む外側の赤い実は甘く、食べられます。実のついた葉の上に雪が積もると、さながらツリーのようです。
ということで、White Merry Christmas & Happy New Year。2018年もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。2019年も良い1年となりますように。
2018-12-23掲載
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