(公財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー
中村 聡
総目次
60: 雪と氷の祭典
今シーズンは山野で見られる冬鳥の姿が少ないようです。例年だと、ハンノキには種子を食べるマヒワの群れが必ずいるのですが、その姿すらありません。帰省した年末に、故郷の犬鳴川を散策した時もあまり多くなかったので、全国的な傾向なのかも知れませんね。
さて、こちらは1年で最も寒い季節を迎えています。(ちなみに昨日、1月17日は真冬日、つまり終日、氷点下でした)。ここで暮らす人にとっては厄介な雪や氷も、見方を変えれば北国ならではの観光資源。よく知られた「さっぽろ雪まつり」をはじめ、1〜2月は道内各地で様々なイベントが開催され、多くの人々でにぎわいます。
人工的に造られた雪像や氷像だけではなく、凍結した湖に残る紋様や面白いカタチの氷玉など、自然が生み出す作品もステキです。しかも毎日のように表情を変えるため、飽きることがありません。
冬鳥が見られなくても、おまつりに行かなくとも、雪と氷の芸術を楽しむことができるのです。
2019-01-20掲載
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