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くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
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探鳥トラバース3

波多野邦彦

波多野講師による識別講座「独断と偏見の識別講座Ⅱ」別ページにて開講中。類書にない視点から識別の要諦を解説し、特徴をよく捉えた美しい野鳥イラストがフィールドに誘います。

総目次

ヒガラ

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ヒマラヤアナツバメ

波多野邦彦 2022-09-04

ヒマラヤアナツバメ Aerodramus brevirostris
2022年9月4日地元福津市内でヒマラヤアナツバメを観察した。
本来はインド北部、ネパール、ブータン、ミャンマー、中国南部、インドシナ半島などに分布し、一部渡りをする。3亜種が知られている。
国内では北海道から沖縄県まで全国に記録があるが、特に琉球諸島で多い。
福岡県内では1997年5月新宮町相島で飛翔する1羽が観察・撮影されている。
アマツバメ類、ツバメ類に混じって飛翔する観察例が多く、今回も同様に群中で採餌を繰返す1羽を観察した。
全身灰褐色、目の周囲が暗色で特徴的な顔つきに見える。腰が僅かに淡い色彩。
翼は細長く、尾は浅い凹尾で広げると円尾になる。

  • 撮影日:2022-09-04
  • 場所:福津市
  • (2022-09-19掲載 第120回)

アマツバメ

波多野邦彦 2022-09-13

アマツバメは4月頃夏鳥として九州以北に飛来し、海岸線から高山まで崖や洞穴のある場所に生息します。
空中生活に特化した性質を持ち、エサ取り・交尾(5〜6月)・睡眠等も飛びながら行います。
ちょうど今頃から9〜10月にかけて各地で高空を渡っていく姿を見ることができます。秋これから、タカの渡りを見に行くときはアマツバメ、ハリオアマツバメ、ヒメアマツバメ等アマツバメ類にも是非注目してください。

  • 撮影日:2022-09-13
  • 場所:福津市
  • (2022-09-14掲載 第119回)

ヤンバルクイナ Gallirallus Okinawae

波多野邦彦 2022-07-24

ヤンバルクイナは1981年山階鳥類研究所により新種として発表された沖縄県北部ヤンバル地域にのみ生息する世界的希少種。発見以来、個体数は減少の一途を辿っており、その原因はマングース、ノネコによる捕食、ロードキル(交通事故)、環境破壊等と言われている。
個人的には2010年4月に初めてヤンバル地域を訪問し、探鳥トラバース第28回「ヤンバルクイナ激減」に記事を掲載している。文中に「2010年当時減少の影響は出ていない、原因は野犬等」と書いているが、これは間違い。ここで改めて訂正しておきます。
2022年7月、今回はヤンバルクイナを運よく8羽以上確認することができたが、一方マングースは沖縄滞在中ヤンバル地域を問わずあちらこちらでたくさんの個体を目撃した。徹底した駆除が必要だと痛感した。

沖縄本島の野鳥を6回にわたって特集してきましたが、今回のヤンバルクイナが一応最終回です。まだ紹介しきれていない種類も数多くいますので、機会があれば順次掲載していく予定です。

(2022-09-02掲載 第118回)

秋の渡りシーズンが始まっています!

波多野邦彦 2022-08-14..

秋の渡りシーズンが始まっています!
久しぶりに地元でのんびりと探鳥しています。毎日猛暑が続いていますが、野鳥の世界では既に秋の渡りが始まっています。ここ数日間で観察した野鳥の一部をご紹介します。皆様もコロナと熱中症にはくれぐれも注意の上、探鳥を楽しみましょう!!
最近、くまたかブログに特に野鳥の話題が少ないようです。日本野鳥の会筑豊支部です。野鳥に関する筑豊支部の素晴らしい活動内容についてHPを訪問された皆様に知っていただくためにも、どしどし野鳥に関する写真や記事を掲載しましょう!

(2022-08-24掲載 第117回)

沖縄本島の留鳥

波多野邦彦 2022-04,05

沖縄本島や南西諸島に棲む留鳥には、本土のものとは違った特徴を持つものが多くいます。
同じ種類が本土にいても見た目や特徴が少しずつ違い、別亜種扱いになっているものが数多くいますので今回集めてみました。
また。鳥層についても、固有種が多い、基本的にトビがいない、ハシボソガラスがいない、黒に比べ白いクロサギが多いなど様々な特徴があるので勉強してみると面白いと思います。

(2022-08-14掲載 第116回)

亜種リュウキュウオオコノハズク Otus lempiji pryeri

波多野邦彦
2022-07-24

(2022-07-24撮影)

今回は沖縄シリーズ第4弾亜種リュウキュウオオコノハズクです。当該亜種は琉球諸島に留鳥として生息しています。
赤褐色味の強い体色、赤い虹彩、複雑な模様の羽衣、毛の生えていない趾等が特徴です。
夜間、「ワッハッハッハ」「キュ〜ー」「ミィヤー」等と鳴き、声は身近な場所で結構聞くことができますが昼間はその姿を見ることはほとんどありません。
今回、幸運にも巣立ち直後と思われる幼鳥を観察することができました。この後、枝移りしながらジャングルの奥に消えていきました。

(2022-08-07掲載 第115回)

ミフウズラ Trunix suscitator Barred Button Quail

波多野邦彦
2022-07-01掲載

ミフウズラは奄美諸島や琉球諸島に留鳥。
丈の短い草地やサトウキビ畑などに生息しています。
繁殖形態は一妻多夫で雄が抱卵・育雛を行います。
メスは喉から上胸にかけて黒く、雄に比べて美しく色彩もはっきりとしています。

※ミフウズラはチドリ目ミフウズラ科、種名にウズラとついてもキジ目ウズラ科のウズラとは全く違う種類です。

(2022-07-01掲載 第114回)

アカヒゲ Luscinia komadori

波多野邦彦 2022-06-11掲載

アカヒゲは3亜種に分けられます。亜種アカヒゲ Luscinia komadori komadori は男女群島、薩南諸島に分布し冬期一部が南に移動する。亜種ホントウアカヒゲ Luscinia komadori namiyei は沖縄諸島に分布しほとんど移動をしない。亜種ウスアカヒゲ Luscinia komadori subrufus は八重山諸島で絶滅とされています。
今回ご紹介するのは沖縄本島北部に生息している亜種ホントウアカヒゲです。沢沿いの薄暗い常緑広葉樹林などに好んで生息しています。非常に美しい声で囀ります。
亜種ホントウアカヒゲの特徴(雄)は亜種アカヒゲと比べて額の黒い部分が狭い、脇腹が暗灰色で黒くないところなどがあげられます。
最後にこれは有名なお話ですが、アカヒゲ Luscinia komadori とコマドリ Luscinia akahige は学名の種小名が入れ替わっています。初めての方はご確認ください。

(2022-06-11掲載 第113回)

ノグチゲラ Sapheopipo noguchii

波多野邦彦 2022-06-04掲載

今回はノグチゲラ。世界的にも沖縄本島北部・ヤンバル地域にのみ生息する固有種です。
美しいアイボリーの嘴、深い赤褐色のからだ、初列風切りには小さな白斑が並びます。デイゴの花の蜜が大好物で満開時には頻繁に蜜を吸いにやってきます。クワやアカメガシワの実、地上に降りて甲虫類の幼虫、ムカデ、ヤモリなども好んで食べます。
鷹揚とした性格であまり人を恐れず、タイミングが合えば至近距離までやってきます。
今後数回にわたって沖縄本島の野鳥を紹介していくつもりです。お楽しみに。

(2022-06-04掲載 第112回)

ヤブヨシキリ Acrocephalus Dumetorum Blyth's Reed Warbler

波多野邦彦
2022-02

中間市・中島で2022年1月中旬、岡部海都氏により発見され、2月月初に観察・撮影されました。2月連絡を受け4日、7日、11日の3回にわたり、現地(@5030-5566)での同定を兼ねた観察・撮影を行いました。以降、寒波による悪天候などで観察不能。18日、20日現地訪問するも発見できませんでした。

<特徴>

全長12.5〜14.0cmでセッカとほぼ同程度。上面は淡灰褐色、下面はバフホワイト、脇腹は灰オリーブ色。
額から頭頂にかけてなだらかにせり上がる頭の形状、PP(Primary Projection:三列風切りからの初列風切突出)が短いことが本種の大きな特徴。
淡色の明瞭な眉斑は目の僅かに後ろまでで、目の斜め上部分眉斑上部が暗褐色。暗色の過眼線は目の後方にごく僅かに伸びる。
嘴は細く直線的で長め。上嘴は暗色、下嘴は先端まで暗色部分はほとんど見えない。脚は暗褐色。P8,7に外弁欠刻。
行動は地鳴きをしながらブッシュの中を素早く移動し昆虫を捕らえる。時々ブッシュ上に姿を現し、直ぐにまた潜るの繰り返し。ブッシュ上でしばらくの間、静かに羽繕いをしている姿も観察した。早朝薄暗いうちから活発に行動していた。
地鳴きは人の舌打ちに似た「チャッ、チャッ、チャッ・・・」で僅かにしわがれた声。

しばしば声が聞こえなくなる時間帯(30〜90分程度)があったが、そこに居て声を発していないのか、別場所に移動しているのかは不明。
数度ウグイスが接近した場面では、その都度「ジリリリリリリリッ」尻下がりの大きく鋭い警戒声を発した。

<分布、国内記録>

ヤブヨシキリの繁殖地は、バイカル湖西岸から西方スウェーデン南部まで及び、そのほとんどがロシア国内に広がっています。越冬地はネパール、ブータン、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー西部等の南アジアです。日本が含まれる東アジアは本来の渡りルートからは外れています。
日本国内の記録としては、1999.10北海道、2000.5沖縄県久米島、2007.10石川県舳倉島、2011.10新潟県福島潟、2015.10佐賀県巨瀬調整池等がある。

(2022-05-10掲載 第111回)

ムシクイ類の囀り・地鳴き

波多野邦彦 2022-05-06

ゴールデンウィークも過ぎ、多くの夏鳥が渡ってきました。
2022年5月6日地元(福岡県・玄海国定公園)で5種類のムシクイ類の声を確認しましたのでお知らせします。声に興味をお持ちの方は必聴です!

  1. キマユムシクイ囀り(+コルリ囀り)


    「チーチュイチーッ」という尻上がりで非常に高く長く伸びる。
    コルリの囀りもクリアに入っていますので聞いてください。

  2. キマユムシクイ地鳴き


    「チュイッ、チュイッ」短く尻上がり。

  3. メボソムシクイ囀りと地鳴き、センダイムシクイ囀り


    「ジョリジョリジョリ」が囀りで途中三拍子から四拍子に変化。
    囀りの間に「ギュギュッ、ギュギュッ」小さく地鳴き。
    センダイムシクイ囀りはご存知の通り。

  4. アムールムシクイの囀り


    「シシシシシシシ」金属的な音質の囀り。

  5. アムールムシクイの地鳴き


    「ピッ、ピッ」非常に高く細い音質。
    次のエゾムシクイとの比較のために掲載。

  6. エゾムシクイの地鳴き


    「ヒッ、ヒッ」高く強い音質。
    前述のアムールムシクイと比較して僅かに低い。
    単体で聞いた場合に識別が非常に難しい。

(2022-05-07掲載 第110回)

奄美大島の野鳥

波多野邦彦 2022-04-20/23

20022年4月20日〜23日奄美大島で環境調査。仕事の合間に撮りためた野鳥を紹介します。奄美大島には多くの固有種、固有亜種が生息しています。
アマミヤマシギ、オオトラツグミ、アカヒゲ、ルリカケス、オーストンオオアカゲラ等。他にもリュウキュウコノハズク、アマミコゲラ、アマミヤマガラ、アマミシジュウカラ、アマミヒヨドリ等、奄美大島特有の亜種がいます。
鳥以外にもアマミノクロウサギ、ケナガネズミ、トゲネズミ等の哺乳類。
キノボリトカゲ、バーバートカゲ、ホンハブ、ヒメハブ等の爬虫類。
イボイモリ、シリケンイモリ、アマミイシカワガエル、オットンガエル、アマミハナサキガエル等の両生類。
フェリエベニボシカミキリ、アマミシカクワガタ、アマミマルバネクワガタ等の昆虫類。
さらに多くの貴重な生物が雄大な自然の中に生息しています。
機会があれば、ぜひ一度奄美諸島の大自然を経験されることをお勧めします。

(2022-04-26掲載 第109回)

冬鳥の囀り ─ クロジ

波多野邦彦 2022-02-12

探鳥トラバース第82回「冬鳥の囀り」(2021年3月18日掲載)でミヤマホオジロについてご紹介しましたが、今回はクロジです。
雄の色彩は全身濃いグレー、雌も茶褐色といったどちらも地味な印象。さらに暗がりを好む傾向のため目立ちません。
それに対してこのクロジの囀りがとても美しいということをご存知の方は多くないと思います。基本的な囀りは「フィーチヨチヨ」でフィーの部分が尻上がりです。大きく声量のある声でゆったりと大らかな囀りです。他にも「チュチュチヨチヨ」などレパートリーがあります。録音データ内には非常に高く金属的な「チッ」という地鳴きも。
渡り直前の時期で本格的な声量ではないですが、クロジの美声を堪能できると思います。
(クロジ 2022-03-30 玄海国定公園)
ホオジロ科の冬鳥は意外と皆様の身近なところで囀っていると思います。

(2022-03-30掲載 第108回)

ヤツガシラ

波多野邦彦 2022-03-20

春の渡りで早い時期、3月下旬から4月上旬頃が渡りのピークです(秋はかなり少ない)。特徴的な羽衣と美しい色彩が映え、カメラマン垂涎の種類です。
日本海側に面した地域や離島で観察されることが多く、グラウンドや広い公園等開けた場所を好む傾向がありますが、狭い所に入り込むこともあり神出鬼没です。
非常に警戒心の強い個体がいる一方、目前で羽繕いや伸びを繰り返すものもいて、性格にはムラがあるようです。通常は単独、たまに複数で観察されます。一ヶ所に長く留まることは少ないので情報に振り回されないよう注意。
同じ時期に観察されるコマドリ・コルリの囀りやオオルリの姿などを狙いながら、ヤツガシラにアンテナを張るといった「二匹目のドジョウ的」見方が良いでしょう。
過去には筑豊支部管内で記録があり、国内での繁殖記録もあります。
撮影:宗像市・鐘崎漁港 @5030-6452

(2022-03-25掲載 第107回)

羽衣の変化

波多野邦彦 2022-03-21掲載

この時期、様々な野鳥の羽衣の変化にお気づきだと思います。冬羽から夏羽への変化です。
今回はミヤマホオジロを取り上げます。
No.01とNo.02は昨年11月19日の画像です。♂冬羽です。換羽したてのフレッシュな羽毛で頭頂、過眼線・顔、胸のエプロン斑には褐色味が強く出ます。頭と喉は淡黄色です。嘴は上が濃灰色、下はピンク色を帯びます。
一方、No.03とNo.04は今年3月20日の画像。♂夏羽です。羽毛は先端が擦り切れて粗く見えます。頭頂、過眼線・顔、胸は黒味が増しています。頭と喉も濃い黄色。嘴は上下ともに真っ黒に変化します。
季節の変わり目は様々な変化が見られますので、注意深く観察してください。

(2022-03-21掲載 第106回)

九州探鳥トラバース

波多野邦彦 2022-02-02,03

2月1日〜3日鹿児島県出水市をスタートし、長崎県諫早干拓、佐賀県東与賀干潟と九州を北上しながら三大越冬地を探鳥しました。
出水のツルは今シーズンも16,000羽を越えるナベヅル、マナヅル等が越冬しています。今シーズンの目玉は何といってもソデグロヅル。9年ぶりの飛来です。大柄で純白の羽衣は遠くからでも目立ち、圧倒的な存在感です。
諫早のナベコウは今シーズン確認されていません。それでもチュウヒ、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウなどのワシタカ類の密度が高いのが諫早の特徴です。
最終目的地の佐賀県東与賀干潟では、ツクシガモ、ズグロカモメ、ヘラサギ&クロツラヘラサギ、ダイシャクシギ他シギ・チドリ類などによる圧倒的な多数の力が迫ってきます。この冬はソリハシセイタカシギが15羽に増えエレガントな群飛を見せてくれています。
それぞれ特徴的な九州の三大越冬地、皆さんもぜひ一度ゆっくりと探鳥されることをお勧めします。

(2022-02-07掲載 第105回)

亜種リュウキュウキビタキ

波多野邦彦 2022-01-31掲載*

2022年1月沖縄県名護市にて亜種リュウキュウキビタキ雌成鳥を観察しましたのでご報告いたします。
亜種リュウキュウキビタキは屋久島、種子島、トカラ列島では夏鳥として、奄美以南の南西諸島では留鳥として分布しています。
「日本鳥類目録」第7版では現在、
基亜種キビタキ Ficedula narcissina narcissina
亜種リュウキュウキビタキ Ficedula narcissina owstoni、そして
亜種キムネビタキ Ficedula narcissina elisae
の3亜種を認めていますが、また一方で3亜種をそれぞれ別種とする説もあります。
今回はバンディングで詳細なデータから同定することができましたが、野外フィールドにおける正確な識別はかなり困難な場合が多いと考えられます。

参考図書:BIRDER 2017年7月号

(2022-01-31掲載 第104回)

「ラジオdeきゅーはく!」出演

波多野邦彦 2022-01-04掲載

いつもとは違った趣向の原稿です。恥ずかしいのでだまっていましたが、新年用に面白い題材かと思いましたのでお知らせいたします。
実は昨年秋、九州国立博物館のYouTube番組「ラジオdeきゅーはく!」でバードウォッチング初心者向けにインタビュー(野外)を受けました。
ラジオdeきゅーはく第6回「神無月号」(2021年10月3日配信)>(無料)

※サイト注:「ラジオdeきゅーはく!」の新コーナー「きゅうはくでバードウォッチング」に出演されました。
参考:九州国立博物館

(2022-01-04掲載 第103回)

ツメナガホオジロ

波多野邦彦 2021-12-25掲載

ツメナガホオジロは全国的に局地的に越冬する数少ない冬鳥。九州でも少数が海岸に近い、荒地、草地、刈田などで観察されます。
独断と偏見の識別講座「第48回ツメナガホオジロ」で識別方法やその見つけ方について書きましたが、今回は実際に撮影チャレンジした時の報告です。<声は2018年12月22日録音>
カメラ初心者の私にとって困難を極めましたが、ピンボケですが何とか判別できる程度には撮影することができました。識別講座の内容と対比しながら見てください。

(2021-12-25掲載 第102回)

ニシオジロビタキ

波多野邦彦 2021-12-02

ニシオジロビタキFicedula parvaは日本産鳥類目録第6版では検討亜種、同第7版では検討種となっています。今後、オジロビタキFicedula albicillaとは別種として扱われる可能性が高い種です。
分布域はニシオジロビタキの方がより西方が中心ですが、日本国内で観察されるのはニシオジロビタキの方が圧倒的に多いと言われています。
今回観察したのはニシオジロビタキ第1回冬羽個体で大雨覆い先端に淡褐色斑があります。
オジロビタキとの違いは嘴基部が黒色ではなく基部が淡肉色、上尾筒がジェットブラック(漆黒)ではなくてマットブラック(艶消し黒)の地に灰褐色の羽毛があります。
両種の声(地鳴き)は特徴的な早口で「ヂィリリリリ、ヂィリリリリ・・・」と似ていますが、ニシオジロビタキはルリビタキのような「ヒィッ、ヒィッ」といった声も出します。
冬期は九州各地で観察されます。過去には中間市・埴生公園や春日市・春日公園などでも越冬しました。

(2021-12-22掲載 第101回)

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