クマタカ
くまたか (日本野鳥の会筑豊支部)
 ホーム風切羽次列探鳥トラバース4
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探鳥トラバース4

波多野邦彦

波多野講師による識別講座「独断と偏見の識別講座Ⅱ」別ページにて開講中。類書にない視点から識別の要諦を解説し、特徴をよく捉えた美しい野鳥イラストがフィールドに誘います。

総目次

ヒガラ

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中島リスト速報12

波多野邦彦 2024-05-25

初夏のこの時期になると英彦山など夏山シーズン開幕です。オオルリ、ツツドリ、ジュウイチ、アカショウビン、ヤイロチョウなど原色の美しい夏鳥が飛来します。
但し、いざ山に入るとなると単独行は難しい、時間がかかる、ある程度の装備が必要、安全面にも注意が必要など急にハードルが高くなるのも確か。ここで気軽にちょこっと“チョコ探鳥”できるのが、皆さんが冬の間あれだけ通った中島(中間市)です。今時期になるとカメラマンはほぼゼロ。何の気兼ねなくゆっくりと探鳥と撮影を楽しめます。
この時期の主役は勿論、オオヨシキリ!!兎に角うるさくて暑苦しい。でも、ずっと聞いていると耳が慣れて(麻痺して?)何ともなくなります。囀りに色々なバリエーションがあって面白い。識別が超難しいヨシキリ類の中で渡りの時期鳴かないオオヨシキリをどうやって識別するのか?勉強するチャンスです。
初夏の中島

をぜひ楽しんでください!
※現地は日影が少なく、アスファルト道路の照り返しも強いので熱中症対策だけはお忘れなく。

(2024-05-25掲載 第183回)

春のMF4月の渡り鳥と留鳥

波多野邦彦 2024-04

4月に入ると春の渡りが一気に本格化します。コマドリ、コルリ、ノゴマ、オオルリ、サンコウチョウ、サシバ等、美しい色彩の夏鳥が次々に渡って来ます。ヘラサギ、チュウヒ、ツリスガラ、レンジャク等、冬鳥残留組みもまだ見られ、たいへん賑やかです。
一方、春の干潟には鮮やかな夏羽に変わったシギ・チドリ類が渡って来ます。今シーズンこそヘラシギを!シギチ・フリーク全員が切望しています。
日本海側の各離島では珍鳥出現のニュースで盛り上がりを見せます♪今回ご紹介する種類もその中のごく一部です。

観察リスト:観察サイト 2024年4月 r38/r03

(2024-05-01掲載 第182回)

春のシギ・チドリがピークです!

波多野邦彦 2024-04-27

春のシギ・チドリがピークです!2024年春シーズンの東与賀干潟が賑わっている。4月27日訪問してきたのでそのご報告。春シーズンは秋と違ってほとんどの種類が赤色を基調とした夏羽に変わり干潟にたくさんの小さな花が咲いたように華やかになる。
今回の目玉種はヒメハマシギ夏羽、ヨーロッパトウネン夏羽・冬羽→夏羽、エリマキシギ夏羽など。シギ・チドリ類以外にもヘラサギ、クロツラヘラサギ、残留組のツクシガモ、ズグロカモメ、他にもコアジサシ、クロハラアジサシ等。
数年見つかっていないヘラシギ探しは、ここに来ているシギ・チフリーク全員の大目標!!5月連休明けに潮が良くなるので、その時が春の最後のチャンス。満潮時3時間ほど前から観察するのがベター。
満潮後時間に余裕のある方は対岸の白石町の水田地帯を回ると淡水生のシギ・チドリ類等が楽しめる。

(2024-04-29掲載 第181回)

中島リスト速報11

波多野邦彦 2024-04-13

4月中旬、ちょうど春の渡りの時期になり野鳥が移動していることを体感できる。
駐車場でムネアカタヒバリが特徴的な声を出しながら通過する。
北部入り口のクリーク沿いの林でセンダイムシクイの囀り。上空をムナグロ2羽が鳴きながら飛んでいく。
アマツバメ35羽は渡りの途中で溜池上空を群飛しながら虫を捕獲する。群中にヒメアマツバメ3羽を確認した。
ヒヨドリの渡りは、11回で合計約800羽+をカウントした。
晴れて日差しが強かったが、風も無く午前中だけで54種を記録した。
また、うち4種ヒメアマツバメ、ムナグロ、センダイムシクイ、ムネアカタヒバリが、新規に中島リスト追加対象種となった。

(2024-04-24掲載 第180回)

ノハラツグミ Fieldfare Turdus pilaris

波多野邦彦 2024-03-25

ユーラシア大陸に広く分布する。全長22〜27cm。国産ツグミ類の中では大型の部類に属する。
通常は開けた草地、公園、農地などで見られることが多い。今シーズン名古屋で発見された個体は公園の芝生上で採餌していたようだ。
一方、今回の地元個体は常時ツグミの群れと行動を共にし、枝ぶりの繁った樹木の中や丈のある草地の中などで採餌することが多く、見つけることが極端に難しかった。昨年末頃から今年3月末頃まで断続的に観察されたが、行動の把握・特定が困難で、一時的に行方不明になることも度々あった。
灰色の頭、顔、背、腰、上尾筒、栗褐色の背、灰黒色の尾、胸は黄褐色の地に黒色斑、脇腹には黒色のうろこ状斑、白色の下雨覆等、非常に特徴的な色彩をしている。

(2024-04-17掲載 第179回)

冬のMF3月の渡り鳥と留鳥

波多野邦彦 2024-03

冬のMF3月の渡り鳥と留鳥
3月に入っても各地の冬鳥は依然好調だった。特に中島では様々な種類が確認され多様な自然環境が維持されていることを実感出来た。
地元を賑わせたチフチャフは3月3日が最終確認日となった。ただ、亜種特定に有効な「囀り」が聞けなかったことが本当に残念だった。あと少しだった。
野鳥の声「地鳴きと囀り」は野外識別(Field Identification)においてたいへん重要な要素で、チフチャフの様に撮影した画像よりもはるかに有効なケースもあることを覚えておいて欲しい。

観察リスト:観察サイト 2024年3月 r108/r73

(2024-04-05掲載 第178回)

チフチャフ SIBERIAN CHIFFCHAFF
 Phylloscopus collybita tristis

波多野邦彦 2024-01-08/03-03

観察日時・場所 2024年1月8日〜3月3日 中間市中島(遠賀川中流域にある南北約1km東西約300mの中州)

観察環境 中島南部に位置する溜池周辺。落葉広葉樹の疎林。池の縁に葦原があり低灌木が疎らに生える。

形態 全長約11cm、ツリスガラとほぼ同大。やや丸みのある体形で尾は長め。体上面は一様な灰褐色、翼羽縁、背・腰・上尾筒には僅かにオリーブ色味がある。体下面は白っぽく、翼基部、下雨覆はレモン色、下尾筒にごく僅かにレモン色味がある。尾は灰褐色で淡色の羽縁がある。特徴的な丸みのある頭、嘴は基部まで黒く細く直線的。眉斑はオフホワイトで細く明瞭、過眼線は灰褐色で僅かに暗色。虹彩は暗色。目周囲に白いアイリングがあり前後で切れる。頬から耳羽にかけてごく僅かに褐色味がある。小翼羽は黒灰色で灰褐色の雨覆と明瞭なコントラストを成す。地鳴きは「ヒー」という抑揚の無い声でルリビタキのそれに似る。弱いがよく通る声質。メジロに似た囀りは最後まで確認できなかった。
(チフチャフ地鳴きMP3・2024-02-02 @5030-5566 中間市・中島)

発見時状況、種・亜種同定基準 池周囲の高さ4m程の常緑広葉樹。目線の高さ位置でオリーブ色のムシクイ類1羽(未確認、目立つ翼帯なくキマユではない)とメジロ数羽の小群と小さな虫を採餌する。素早い行動や上記の特徴的な色彩から即時にチフチャフと同定する。同時に地鳴きも確認した。最初の遭遇は約2分ほど。直ぐに林の奥に移動し姿を見失ったが、暫くの間継続して地鳴きは聞こえていた。

また亜種について通常チフチャフは6〜7亜種に分けられるが、上記色彩の特徴、上面が一様な灰褐色、嘴・脚が黒色他からも極東に分布する亜種tristis SIBERIAN CHIFFCHAFFと考えられた。さらに、種同定について撮影した画像から翼式も確認することができた。翼全体に丸みがある。最長三列風切からの初列風切突出割合は2/3程度と短い。最長初列風切はP7,8。外弁欠刻はP5,6,7,8。

その他 チフチャフは日本海側離島秋の渡りや越冬個体として記録されることが多い。近年は越冬記録も増えている。九州では福岡県、長崎県、鹿児島県、沖縄県などで記録がある。今回囀りの録音・分析による亜種の確定まで滞在を期待したが、実現できなかった

(2024-03-25掲載 第177回)

冬のMF2月の渡り鳥

波多野邦彦 2024-02

この冬シーズン、年明け1月に入って各地で様々な種類の渡り鳥が確認され始め賑やかになってきました。
筑豊支部が保護区指定を目指している、中間市大隈にある「中島」は南北約1km・東西約300mの中にアシ原、広葉樹林、灌木、湿地、溜池、荒れ地、一級河川(遠賀川)、クリーク等、多様な環境がコンパクトに収まったまさに野鳥の楽園です。
元々はベニマシコが多数越冬することで有名でしたが、数年前にシベリアジュリン数十羽が越冬したことで、優良探鳥地として広く知られるようになりました。
今冬シーズンも様々な種類の野鳥が観察されていますので、一部ご紹介します。

観察リスト:観察サイト 2024年2月

(2024-03-12掲載 第176回)

中島リスト速報10

波多野邦彦 2024-02-11

今回追加種 キレンジャク、ヒレンジャクの2種。(@5030-5566)
九州ではヒレンジャクを観察する機会が多いが、今シーズンはキレンジャクの方が多いかもしれません。
世界的な分布で見るとヒレンジャクは日本、韓国、中国が主な越冬地で東アジアに生息地域が限られるのに比べ、キレンジャクはユーラシア大陸、北米大陸の広大な地域に分布しており、国内では主に北日本に多い。余談ですが世界にレンジャクの仲間は3種類、他にヒメレンジャクが北米、ハワイ等に分布しています。
識別では尾先端の色彩ばかり注意が行きがちですが、他の部分でも識別可能です。お腹の中央が黄色いのがヒレンジャク、黒い過眼線が冠羽の先端まで伸びるのがヒレンジャク、伸びないのがキレンジャクです。今シーズンは各地で多く観察されていますので、ぜひ確認してみて下さい。
これから春先にかけては木の実以外に昆虫も食べるようになりますので注意して観察してみると面白いと思います。

(2024-02-26掲載 第175回)

  • 調査地:中間市下大隈・中島 メッシュコード
  • 参考「中間市・中島の野鳥リスト

中島リスト速報9

波多野邦彦 2024-02-24

ヒガラ

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今回中島リスト追加種 亜種カモメ成鳥冬羽(撮影:2024-02-24 @5030-5566)
雄の大きな個体は他の大型カモメに似た印象を受けるため、本個体も確認当初は遠目にセグロカモメだと思った。
やや太めの翼、初列風切りP10,9の大きな白斑(ミラー)、先端の膨らみが少なく暗色斑のある小さな嘴、顔・後頸・胸に小さな褐色斑等。
先日のモンゴルセグロカモメに続き、どちらかと言うと少数派の亜種カモメを確認できた。
遠賀川中流域に位置する中島だが、カモメ類にも目が離せない。

(2024-02-26掲載 第174回)

  • 調査地:中間市下大隈・中島 メッシュコード
  • 参考「中間市・中島の野鳥リスト

冬のMF1月の渡り鳥他

波多野邦彦 2024-01

1月は冬鳥もほぼ出揃い、安定期に入った感じです。
今シーズンは中島*本命のベニマシコ、普段少ないツリスガラも常時多数観察できウォッチャーもカメラマンも満足いく鳥見が出来ているようです。
一方、昨シーズンまで多かったシベリアジュリンは今シーズン全く観察されていません。ここまで来ると越冬としては難しいかな?春の渡りの時期に美しい夏羽の出現を祈るばかりです。
2月に入るとホオジロ科、アトリ科の一部の種類は早くも春の渡りを開始します。季節を先取りして動き始める。自然界は既にそんな時季なんですね!

(2024-02-02掲載 第173回)

観察リスト:観察サイト 2024年01月id:49-34参照

中島*:中間市下大隈

中島リスト速報8

波多野邦彦 2024-01-04

今回中島リスト追加種 なし
林道で採餌するヤマシギ2羽が見られた。
越冬中のノゴマは今日は確認できず。最大2羽。声は中島リスト速報3を参照。
昨日、一昨日、アリスイが観察されている。
正月期間中、バス釣りボートが出るためカモ類が安定しない。近隣の木月池に多数入る事がある。
(記録日2024-01-04)

(2024-01-05掲載 第172回)

冬のMF12月の渡り鳥他

波多野邦彦 2023-12

本件2023年最後の記事になります。
本年もたいへんお世話になりました。
また、いろいろとたくさんのお手数をおかけしました。
来年は筑豊支部様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。

(2023-12-30掲載 第171回)

中島リスト速報7

波多野邦彦 2023-12-27

今回中島リスト追加種 なし
気温が上がってくると特に小鳥類の種類数が伸びる。本日ワシタカ・ハヤブサ類はほぼ出ていない。
ツリスガラの群れがアシの上にとまって採餌。至近距離で逃げず、見易かった。
ベニマシコもよく鳴き飛び回り観察個体数が増加した。
ヤマシギは久しぶりに農道に降りて採餌。

(2023-12-29掲載 第170回)

中島リスト速報6

波多野邦彦 2023-12-25

ヒガラ

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今回中島リスト追加種 なし*
※セグロカモメ = 亜種モンゴルセグロカモメ第3回or第4回冬羽
「日本鳥類目録」改訂第7版ではキアシセグロカモメ、そして第8版ではセグロカモメの一亜種としての取扱い。
成鳥羽ではセグロカモメとの識別が困難だが、今回典型的なモンゴルセグロカモメ第3回or第4回冬羽であることから敢えて掲載した。以下特徴を記す。

  • 頸の褐色斑は小さく、鋭く、後頸に集中。頭、顔、前胸はほぼ白色で無斑。褐色斑が多いセグロカモメとは対照的。
  • 嘴先端の膨らみ小さく、小さな赤斑+暗色斑がある。背の灰色はセグロカモメよりも薄く感じられた。
  • 初列風切はこの時期全て換羽済みでセグロカモメよりも早く換羽完了。黒色部分の範囲はP10からP3まで8枚。
  • 翼が長く、通常のセグロカモメと比較して、スマートに見える。

(*サイト注:「日本鳥類目録」改訂第7版に準拠し、中間市・中島の野鳥リスト」にキアシセグロカモメを追加した)

(2023-12-26掲載 第169回)

中島リスト速報5

波多野邦彦 2023-12-23

今回中島リスト追加種 サンカノゴイ。何とか1枚だけ画像を残せた。
猛烈な寒気今日まで。日中気温上がらず寒い。
アメリカヒドリ♂を昨シーズンに引き続き確認。
ハチジョウツグミは日本産量類目録改訂版第8版で種に格上げ。
フクロウ 久しぶりに確認。林縁の枯れ木にとまり、下を向いて餌を探していた。
トモエガモ 上空を250羽以上の群で飛び回る。
リストは日本産鳥類目録改定版第8版に準拠

(2023-12-23掲載 第168回)

中島リスト速報4

波多野邦彦 2023-12-18

今回中島リスト追加種無し
ベニマシコ狙いのカメラマン増加中。
ベニマシコ 個体数は二桁に入り、安定。
ヤマシギは飛翔を確認
ノゴマ 越冬している模様。
シベリアジュリン 未だ確認できず

(2023-12-07掲載 第167回)

中島リスト速報3

波多野邦彦 2023-12-06

今回中島リスト追加種 無し
ヤマシギ1羽 探餌飛翔を確認。
コミミズク 採餌飛翔

ムジセッカ 目視確認および地鳴き録音。最初から4,9,18秒の部分にタッという乾いた音質の地鳴き

ノゴマ 地鳴きを録音
ベニマシコ 7羽以上を確認。今シーズン個体数は多め。

(2023-12-07掲載 第166回)

晩秋のMF11月の渡り鳥他

波多野邦彦 2023-11-04/30

11月は秋の渡りいよいよ最終盤の月になります。この時期に特徴的な渡り鳥の小鳥はムギマキ、ヤマヒバリなどです。
予想通り11月9日MFでムギマキ2羽を確認しました。ヤマヒバリはMFでは未見種ですが、近隣の筑前相島や志賀島ではこれまで複数の記録がありますので今後に期待です。
一方、冬の九州に越冬のため渡って来る「冬鳥」はほぼ例年通り、数・種類共に増加中です。12月に入ると冬鳥はほぼ安定期に入ります。
12月9日ー17日CFB8(第8回筑豊支部フリーバードソン)が開催されます。オリンピックと同じ、参加することに意義があります。皆さま、どしどし参加しましょう!!

(2023-11-30掲載 第165回)

中島リスト速報2

波多野邦彦 2023-11-22

今回中島リスト追加種 無し。
オオタカ♀成鳥 この個体と♀幼鳥をよく見る。

ヤマシギ2羽 飛翔を確認。最近農道で採餌する姿が見られなくなった。

ケリ2羽 薄暗い時間帯に確認。

ツリスガラ 40羽強の群れ。アシ原上空に群れで飛び上っては戻る行動を繰返す。

ベニマシコ 7羽以上を確認。個体数は多く感じられた。

(2023-11-24掲載 第164回)

中島追加リスト4

波多野邦彦 2023-11-12

今回中島リスト追加種 ミコアイサ♀type
カモ類がかなり増加。ミコアイサ、カワアイサを確認。
ヤマシギ飛翔を確認。最近農道で採餌する姿が見られなくなった。
寒気が入り込み、今シーズン最も寒い一日になった。

(2023-11-12掲載 第163回)

中島リスト速報

波多野邦彦 2023-11-08

今回中島リスト追加種無し。
カモ類がかなり増加。ツリスガラ、ベニマシコ、オオジュリン等アシ原の冬鳥も入ってきた。
ヤマシギを狙ったが、今回は空振り。

(2023-11-09掲載 第162回)

定点観察

波多野邦彦 2023-10-02 ..

野鳥の生息環境調査にはバンディング、定点調査、ラインセンサスなどの方法があります。ふだんの野鳥観察にこれらの手法を取り入れると面白い観察結果が得られるかもしれません。
毎朝の散歩道、通勤途中、お昼時学校や職場の窓から見える景色の中、自宅の庭に来る野鳥などなど、皆さんも工夫して探鳥を楽しんでください。
今回ご紹介するのは10月中、MFのひとつのポイントから動かずに観察した野鳥の一部です。午前中早朝、一回2〜3時間程度の観察です。

(2023-10-30掲載 第161回)

中島追加リスト3

波多野邦彦 2023-10-26

■中間市・中島リスト

ヒガラ

【画像の見方】小画像をクリックで拡大・縮小、拡大画像は複数同時重ね表示・ドラッグで移動可能、スペースまたは矢印キーで連続閲覧

2023年10月26日(木) 05:10〜08:00 晴れ 南1m/s 10℃⇒16℃

秋の渡りシーズン期間中のため、できるだけ集中して調査を実施中。
今回はコヨシキリ3羽に加え、クロツグミ、アカハラ、シロハラ等の大型ツグミ類、カシラダカなどホオジロ類も確認した。

  • アカハラ 今回中島リスト追加種
  • コヨシキリ3羽目視。および地鳴き録音ずみ。(mp3) ウグイスに比べより乾いた音質で一声ずつが「タララララッ」という短い連続音。北側入り口付近に3羽集中。

(2023-10-27掲載 第160回)

中島追加リスト2

波多野邦彦 2023-10-21

■中間市・中島リスト

2023年10月21日(土) 08:00〜10:00 曇り時々晴れ 南1m/s 11℃⇒18℃

  • 冬鳥が増加して来た。
  • 蛇類ヒバカリを確認。
  • 別途2023年10月8日(日)コムクドリ 5羽 @5030-5566 確認済み リスト追加種
  • リストは「日本鳥類目録」改訂第7版に準拠
  • 項目「コード」55x6に5030(1次メッシュコード)を前置して3次メッシュコードとする。
  • 参考:「中間市・中島の野鳥リスト
id種類個体数備考コード
1マガモ15576
2カルガモ25+5566,5576
3コガモ35566
4キジバト11+5576,5566
5カワウ35576,5566
6アオサギ15566
7ダイサギ15566
8ヒクイナ1voice5576
9ミサゴ15576
10トビ10+5566,5576
11ノスリ1幼鳥5566
12カワセミ15566
13コゲラ25576
14チョウゲンボウ15566
15モズ65566,5576
16ハシボソガラス45576
17ハシブトガラス55566,5576
id種類個体数備考コード
18ヤマガラ65576
19シジュウカラ135566,5576
20ヒバリ105566
21ヒヨドリ15+5566,5576
22ウグイス15+5566,5576
23メジロ75576
24ムクドリ15566
25ジョウビタキ15576
26スズメ35566
27セグロセキレイ15576
28ビンズイ15576
29アトリ55576
30カワラヒワ22+5566,5576
31ホオジロ30+2266,5576
32ホオアカ45566
33カワラバト15566
34ガビチョウ15566
合計34種

(2023-10-23掲載 第159回)

中島追加リスト

波多野邦彦 2023-09-18

中間市・中島の野鳥リスト」に新たに追加する種類をピンク色で別表に表示しています。9月18日3種、9月24日2種。
新たに追加する種類の画像は無く、音声データ2件だけです。

キビタキ♀
コムシクイ

音声だけでは寂しいのでそれぞれの日に撮影したハヤブサとチョウゲンボウの画像を添付しています。

サイト注:日本野鳥の会筑豊支部(本会)および調査研究部は、中間市下大隈・中島の鳥獣保護区指定に向けて、データを収集しています。2023年3月から2024年3月まで、第1月曜日「中島調査」を実施、さらに「くまたか\観察サイト」、個人の観察報告等から中島での観察を拾い上げ、また波多野邦彦様から珍種を含む貴重なリストのご提供をいただきました。これらをまとめ観察リストを作成しました。中島の3次メッシュコードは @5030-5576(北側)、@5030-5566(南側)です。

(2023-09-30掲載 第158回)

コムシクイとセンダイムシクイ

波多野邦彦 2023-08-31,09-08.-09

9月中旬、地元ではコムシクイ秋の渡りがピークになっています。識別が難しいムシクイ類ですが、好機を逃さずにチャレンジしてください。
ムシクイ類の識別では、「声(囀り及び地鳴き)」を確認することが最重要ポイントです。極端なことを言えば、画像データよりも録音データがひとつだけあれば識別可能です。
特に秋の渡りでは派手な囀りは期待できませんが、地鳴きはよく聞くことが出来ます。コムシクイは「ジッ、ジッ」といった強く濁った地鳴き、囀りは「リョリョリョリョ・・」早口で抑揚の無い声です。
添付音声データには地鳴きと共に短い囀りも入っています。

外見上の識別については添付の画像データを参照ください。最もポピュラーなセンダイムシクイとの識別ポイントを各画像で説明しています。

(2023-09-14掲載 第157回)

秋のシギ・チドリがピークです!

波多野邦彦 2023-09-03

秋のシギ・チドリがピークです!
日中はまだ猛暑が続いていますが、野鳥の世界では秋の渡りシーズン到来です。海岸線ではシギ・チドリ類が秋の渡りピークを迎えています。
今シーズンの佐賀県東与賀干潟、トピックはカラフトアオアシシギ4羽飛来中!同種は極東のみに分布する世界的希少種です。今のところ4羽が飛来している模様ですがこの数字は増減しますので今後どこまで増えるのか楽しみです。
9月3日(日)現地に行ってきましたので、その時の報告です。シギ・チドリ類自身確認は22種類でした。対岸の白石町水田の情報エリマキシギ、ヒバリシギ、ジシギ類等を加えると、じっくり観察すれば27、28種類まで伸ばせそうです。
今月は、9月13日〜20日、9月27日〜10月4日頃が満潮時潮高が高く、後2回観察のチャンスありです。
目指せ目標30種!!

【注】シギ・チドリ類観察の留意点、ポイント、特に東与賀での時間配分や観察の仕方等についてはこれまで何度もこの探鳥トラバースでご紹介していますので、過去記事をご参考になさってください。

(2023-09-05掲載 第156回)

センダイムシクイ

波多野邦彦 2023-08-16撮影

お盆過ぎの今頃、野鳥の世界では秋の渡りシーズンが始まっています。
山の小鳥類ではセンダイムシクイ、エゾムシクイ、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、コルリ等、秋の渡りの中でも8月、9月といった早い時期に渡っていく種類です。
春の様に賑やかに囀ることはありません。地鳴きだったり、鳴かなかったり、それぞれの習性をよく考えた、春とは違ったアプローチが必要です。
今朝のセンダイムシクイは地鳴きも無しでした。エナガ、コゲラ、ヤマガラ、メジロの混群を丁寧に眺めているとその中に1羽だけ混じっていました。

参照:独断と偏見の識別講座U

(2023-08-19掲載 第155回)

コサメビタキ繁殖可能性あり

波多野邦彦 2023-07-17

コサメビタキは国内では九州以北で夏鳥となっています。ただ、福岡県内ではこれまで明確な繁殖記録が無いようです。
8月の英彦山で背中に白い斑点のある幼鳥を観察したことがありますが、ここで繁殖したものか早い秋の渡りで通過中の個体なのかはわかりませんでした。
今回も営巣を確認できた訳ではないのですが、6月下旬に成鳥を、7月中旬に巣立ち直後と思われるヒナを確認できたことから、同所で繁殖した可能性が高いと考えています。
現地は標高70m程、里山の風景を残す谷合地で、周囲は常緑広葉樹の大木や落葉広葉樹、竹林、杉植林などに囲まれています。

場所:地図2次メッシュ5030-45 宮若市

参照:第55回 Flycatchers V <エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ>/独断と偏見の識別講座U

(2023-08-08掲載 第154回)

初夏のMF6月の渡り鳥と留鳥

波多野邦彦 2023-06

5月GWが過ぎると渡り鳥も一時の賑やかさは無くなりますが、春の渡りが終わった訳ではありません。英彦山の夏鳥については筑豊支部の皆さんはよくご存じのことと思いますので、今回はそれ以外についてご紹介します。
郊外の公園や林、川沿いの並木などではオオムシクイが観察されます。この種は5月末から6月初旬が渡りのピーク。「チョチョリ、チョチョリ、チョチョリ、ジッ、ジッ」という特徴的な声で気付くことが出来ます。
里山環境の代表的な夏鳥としてはアオバズクやサシバが挙げられます。サシバは比較的人の生活環境に近い場所、例えば水田地帯周辺の杉植林などで繁殖しています。日頃から注意しているとあの特徴的な「ピッ、クイーッ」と言う声で発見することが出来ます。
同じような場所では他にヒクイナ、タマシギなどが朝夕の薄暗い時間帯に鳴いていることがあるので散歩の時など気を付けてください。
これ以外に少しニッチな探鳥にはなりますが、筑前大島、地島、筑前相島等、その他玄界灘離島への航路ではオオミズナギドリに混じって少数のハシボソミズナギドリも観察されます。国内で見られるほとんどのミズナギドリ類は太平洋側でのみ観察されますので貴重な一種です。
この時期はふだんよりも少し対象を絞り込んだワンランク上の探鳥を楽しみましょう!

参照:観察サイト 2023年06月

(2023-06-30掲載 第153回)

オオムシクイ Phylloscopus examinandus

波多野邦彦 2023-06-01記録

オオムシクイは春の遅い時期、5月中旬頃から6月上旬にかけて渡っていきます。5月末〜6月初旬のピーク時には二桁になる小群を観察することもあり、さながら囀りのシャワーを浴びている感じになります。
囀りは「チョチョリ、チョチョリ、チョチョリ」という尻上がりの3節の声とその間に入る「ジリッ、ジリッ」という声が特徴です。

このオオムシクイとコムシクイ、メボソムシクイの3種類はよく似ていて外見上の識別は極端に難しく、最終的な識別は声が決め手になります。
この声を聞くと珍鳥で盛り上がった春の渡りもそろそろ終わりかなと少し寂しさを感じます。
今回の報告は中間市下大隈・中島のリストを増やすべく、オオムシクイの声を狙って2023年(令和5年)6月1日に訪問した時のものです。

参照:独断と偏見の識別講座U

(2023-06-18掲載 第152回)

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater

波多野邦彦
2023-06-12掲載


ハシボソミズナギドリは5月〜6月時期、日本海側でも見られる数少ないミズナギドリ類です。この時期オオミズナギドリの群中に数羽から多いときで数十羽観察されることがあります。
オオミズナギドリよりもやや小さく、黒褐色で素早い羽ばたきと滑翔を交えてスピーディーに飛翔します。沖合にオオミズナギドリが群れている場合はスコープで注意して観察してください。黒いミズナギドリがいたら、まずこのハシボソミズナギドリです。
画像は筑前大島航路。6月に北海道羅臼の沖合に行くと見渡す限りの大海原を埋め尽くす無数のハシボソミズナギドリの大群に出遭うことができます。この中をシャチの群れやイワシクジラなどが悠々と回遊しています。
餌取りで大群が一気に海中に潜るときと一気に海面に浮きあがってくる時の「ザザザザ―ア」という騒音は感動ものです。国後島の爺爺(チャチャ)岳をバックに見るミニ・アリューシャンマジック、最高です!!

参照:独断と偏見の識別講座U

(2023-06-12掲載 第151回)

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